JP3836258B2 - 苗箱並べ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、播種された苗箱を育苗のために地面に並べる際に使用される苗箱並べ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
田植機に使用される苗は、苗箱に床土を詰めて播種し、これを室内で発芽させた後、育苗ハウス内の地面に並べ、一定大きさの苗になるまで育成される。従来、上記苗箱を地面に並べる作業は人手で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この作業は非常に重労働であるうえ、作業能率が悪かった。そこで、苗箱並べ作業を容易かつ能率的に行うことのできる装置を提供することが本発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明にかかる苗箱並べ装置は、地面に敷設したレール(2)上を走行可能で、後部にステップ(7)が設けられた走行台車(3)と、該走行台車に支持され、前記レールの両側に張出して地面に苗箱(C)を並べる際に苗箱位置決めの基準となる苗箱位置決め枠(5)と、該苗箱位置決め枠の後方でレールの左右に配置され、前記走行台車と共に移動して、走行台車の走行時には地面から浮いた状態に保持されるとともに、走行台車を停車しての苗箱並べ作業時には前工程で地面に並べられた苗箱の上に載置された状態に保持される左右一対の踏み板(6)とを備え、該一対の踏み板は、前記苗箱位置決め枠の内端部と外端部とに鎖(43)で吊られ、それぞれ個別に地面から浮いた状態と苗箱の上に載置された状態とに切り替え可能であり、該踏み板上を作業者が移動することにより、並べた苗箱を地面にめり込ませることができるように構成され、前記苗箱位置決め枠は、接地するスタンド(21)と、レールの外側近傍位置に設けられ苗箱の左右位置を決める基準となる左右位置決めディスク(36)と、苗箱の後端を位置決めするための前後位置決めプレート(35)とを備え、左右一対の苗箱位置決め枠が各々支点軸(20)を支点にして先端側が上下動可能であり、作業者がステップの上に乗ると、苗箱位置決め枠の外端部が持ち上げられるとともに、前記踏み板の内端部が引き上げられ、踏み板が地面もしくは苗箱から浮き上がるように構成したことを特徴としている。
【0006】
この苗箱並べ装置の使用に際しては、複数個の苗箱を載せた走行台車を一定距離づつ間欠的に移動させる。走行台車の移動時に、踏み板が地面から浮いた位置に保持される。走行台車の停止時に、走行台車に載せられている苗箱を、苗箱位置決め枠を位置決めの基準にしてレールと交差する方向に並列に地面に並べる。この苗箱並べ作業は、作業者が前工程で地面に並べられた苗箱の上に載置された位置にある踏み板の上を移動しながら行い、その時、作業者の体重で前工程で地面に並べられた苗箱を地面にめり込ませる。
【0007】
第一の発明では、1回の工程で並べる苗箱の個数に応じて、苗箱位置決め枠をレールと交差する方向に伸縮させて長さを調節することができる。また、第二の発明では、一対の踏み板がそれぞれ個別に地面から浮いた位置と苗箱の上に載置された位置とに切り替えられるので、地面が傾斜している場合でも、踏み板が上記両位置に適正な状態に配置させられる。
【0008】
最もレール側に並べられる苗箱のレール側の端部の位置を決めるためのゲージを設けておくことにより、レール側から外側へ順に苗箱を並べる場合に、苗箱のレールと交差する方向の位置を正確に決められる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4はポット苗用に構成された苗箱並べ装置を表し、この苗箱並べ装置1は、地面に平行に敷設された2本のレール2,2上を走行する走行台車3、該走行台車に支持されレールの両側に張出する左右の苗箱位置決め枠5,5、その後方に配置された左右の踏み板6,6、走行台車3の後部に配置された左右のステップ7,7、苗箱位置決め枠5,5に沿って移動可能な苗箱トロッコ8等を備えている。
【0010】
走行台車3は、平面視長方形の機枠10を備え、該機枠の四隅部に各左右一対の前輪11L,11Rと後輪12L,12Rが設けられている。機枠10の中央部に正・逆回転切替可能な走行用モータ13が設けられ、該モータの出力軸に取り付けたスプロケット14と後輪車軸12に取り付けたスプロケット15との間にチェーン16が掛けられている。左右の前輪及び後輪がそれぞれレール2,2に乗る状態でモータ15を正・逆方向に選択的に駆動して後輪を回転させると、走行台車3がレール2,2上を前進または後進する。走行台車3の前部と後部には、苗箱位置決め枠5,5を支持するための左右に長い支持パイプ17,17が固定して設けられている。
【0011】
左右の苗箱位置決め枠5,5は、左右方向に長い平面視方形の枠で、それぞれレール2,2の外側に張出するように設けられている。各苗箱位置決め枠5は、前記支持パイプ17,17の外端部に設けた前後方向の支点軸20,20に回動自在に取り付けられ、先端側が上下動自在になっている。苗箱位置決め枠5の外端部には、当該苗箱位置決め枠が水平な状態にあるとき接地するスタンド21が取り付けられている。また、図4に示すように、走行台車3に設けた引張りスプリング23の自由端と苗箱位置決め枠5の内端部に取り付けたフック24とが滑車25に掛けられたワイヤ26を介して連結され、苗箱位置決め枠5を先端側が上側に回動する方向に付勢している。引張りスプリング23の張力は、それだけでは苗箱位置決め枠5の先端側が持ち上がらない程度の比較的弱い力に設定されている。この引張りスプリング23の張力は、テンションボルト27によって調節することができる。
【0012】
苗箱位置決め枠5は、基部側の固定部5aに対し先端側のスライド部5bを左右にスライドさせ、全体の左右長を伸縮させられるようになっている。図5は伸縮の構造を示す図で、断面長方形の固定部5aの中に断面コ型のスライド部5bが摺動自在に嵌合しており、本体部5aに固着されたナット30,…に螺合する固定ボルト31,…でスライド部5bを締め付け固定することにより両部5a,5bを一体化する。苗箱位置決め枠5を最小に縮小した状態では、その内側に長手方向が左右を向いた苗箱Cを左右並列に3個並べる大きさとなり、最大に拡張した状態では同様に苗箱Cを4個並べる大きさとなる。
【0013】
苗箱位置決め枠5の後側フレーム部には、苗箱Cの後端を位置決めするための前後位置決めプレート35,…が下方に垂下させて設けられている。また、レール2の外側近傍には、最もレール側に並べられる苗箱のレール側の端部の位置を決めるゲージとしての左右位置決めディスク36が設けられている。この左右位置決めディスク36は、走行台車3に回動自在に支持されたアーム37に回転自在に取り付けられているため、地面に凹凸があっても、苗箱並べ作業時には左右位置決めディスク36が常時接地し、後述する苗箱の左右位置決めを確実に行える。
【0014】
踏み板6は塩化ビニール等の樹脂で作られた水平状の板材で、苗箱位置決め枠5の後側に設けた踏み板昇降パイプ40の内端部に取り付けられた回動アーム41と外端部に取り付けられた固定アーム42とに、踏み板6の内外両端がそれぞれ鎖43,43で吊られている。踏み板昇降パイプ40も基部側の固定部40aと先端側のスライド部40bとで構成され、苗箱位置決め枠5を伸縮させるのに連動して踏み板昇降パイプ40が伸縮するようになっている。固定部40aとスライド部40bはRピン44で固定する。踏み板昇降パイプ40は、内端部が走行台車3に固着のステー46に支持され、外端部は苗箱位置決め枠5に固着のステー47に支持されている。
【0015】
ステップ7は、走行台車3の後部に設けた前後方向の支持軸50に回動自在に取り付けられている。苗箱位置決め枠5の内端部後面には、ステップ7の下方に突出する棒体51が一体に取り付けられている。また、ステップ7と一体に回動するピン52が外向きに設けられ、このピン52の先端部が前記回動アーム41の中間部に形成された長穴に係合している。
【0016】
常態では、図6の右半分及び図1に示すように、苗箱位置決め枠5はスタンド21が接地する水平状態となり、踏み板6は地面もしくは苗箱の上に降りている。このとき、踏み板6に引かれて回動アーム41が前下がりとなり、ステップ7は内側が上位となる傾斜した状態になっている。ステップ7の上に作業者が乗ると、図6の左半分及び図2に示すように、ステップ7がほぼ水平になり、ステップ7が棒体51を押し下げ、苗箱位置決め枠5の外端側が持ち上げられる。また、この苗箱位置決め枠5の作動によって踏み板6の外端部が引き上げられるとともに、ピン52によって回動アーム41を上に回動させることにより踏み板6の内端部が引き上げられ、踏み板6が地面もしくは苗箱から浮き上がる。前述の如く、苗箱位置決め枠5の先端側が上側に回動する方向に付勢する引張りスプリング23が設けられているので、体重の軽い作業者がステップ7の上に乗った場合でも、苗箱位置決め枠5及び踏み板6が確実に作動する。
【0017】
苗箱トロッコ8は、四隅部に取り付けた車輪54,…によって、苗箱位置決め枠5の前後の横フレーム部をレールとしてその上を転動するように設けられている。苗箱トロッコ8の上部には、左右方向の苗箱搬送ローラ55,…が設けられており、その上にパレットPに積んだ段積み状の苗箱C,…を長手方向が前後を向く状態で載せられるようになっている。なお、苗箱位置決め枠5の内端部には、苗箱位置決め枠の外端側が持ち上げられた状態のときほぼ水平となる傾斜規制レール56が設けられている。これにより、苗箱位置決め枠5の外端側を持ち上げた時に苗箱位置決め枠5の内端部に位置する苗箱トロッコ8が水平に保たれるので、苗箱並べ装置1を安全に移動させられる。
【0018】
また、左側ステップ7の左手上方には、走行台車3の後部に基部を固定した支持フレーム57の上に支持される操作ボックス58が設けられている。この操作ボックス58には、走行台車3を一定距離づつ移動させるタイマ走行スイッチ58aと、走行台車3を前進させる前進スイッチ58bと、走行台車3を後進させる後進スイッチ58c等が設けられている。タイマー走行スイッチ58aを押した場合は、図8のフローチャートに示すように、タイマーの作用で走行モータ15が一定時間だけONし一定距離だけ移動する。タイマーの時間を設定し直すことで移動距離を変更することができる。
【0019】
ポット苗用苗箱の並べ作業には、図9に示す苗箱把持具60が使用される。この苗箱把持具60は、側面視でコ字形のメインフレーム61を備え、該メインフレームの上側の端部にグリップ62が取り付けられている。メインフレーム61の下部には長短2本の横フレーム63,64が互いに平行に固着されている。短い方の横フレーム63の両端部には、先端部が下向きに屈曲した棒材65,65が固着され、両棒材の先端部に苗箱把持棒66が固定して設けられている。また、長い方の横フレーム64の両端部には、側面視L形の位置決め用当て具67,67が固着され、両当て具の間に、側面視L形の苗箱把持板68を一体に取り付けた回動棒69が回動自在に支持されている。そして、メインフレーム61の上部に回動自在に設けたレバーアーム71と回動棒69に固着したアーム72とがリンク73で連結されている。リンク73は、引張りスプリング74によって、苗箱把持板68を上向きに回動させる側に付勢されている。
【0020】
グリップ62を握って苗箱把持棒66と苗箱把持板68が苗箱Cの長手方向を向く状態に苗箱把持具60を確保し、苗箱把持棒66を苗箱Cの一方の縁部の下側に係合させる。そして、レバーアーム71のレバー71aを指でグリップ側に引き寄せると、図10に示すように、苗箱把持板68が下方に回動して苗箱Cのもう一方の縁部の下側に係合し、苗箱が把持される。レバー71aから指を離すと、引張りスプリング74の張力で苗箱把持板68が元の位置に戻り、苗箱が解放される。
【0021】
苗箱並べ作業に際しては、予め地面に根切りネット(図示せず)を敷いておく。そして、苗箱トロッコ8の上に適当数の苗箱C,…を積載し、苗箱並べ装置1を所定の苗箱並べ作業開始位置まで移動させる。次いで、作業者が踏み板6,6の上に移動しながら、苗箱把持具60を用いて苗箱トロッコ8の苗箱を地面に並べる。この時の苗箱位置決め方法は、前後位置については、苗箱把持具60の当て具67,67を前後位置決めプレート35に当接させる(図10参照)。また、左右位置については、1個目は苗箱の左端面を左右位置決めディスク36に当接させ、2個目以降は前回並べた苗箱との間に目分量で適当間隔(例えば2〜3mm)を開けて並べる。このように苗箱位置決め枠5を位置決めの基準とすると、正確かつ迅速に苗箱を並べることができる。また、苗箱トロッコ8は苗箱位置決め枠5,5上を移動可能であるので、常に作業者の近くに苗箱トロッコ8を停車させておくことができ、苗箱トロッコ8からの苗箱取上げが容易である。
【0022】
この苗箱並べ作業中、踏み板6,6は前回の苗箱並べ作業で地面に並べられた苗箱の上に載置されている。このため、苗箱並べ作業中に作業者が踏み板6,6の上を移動することにより、自動的に苗箱を地面にめり込ませることができる。この時、根切りネットが障害とならないように、根切りネットは予め弛んだ状態に敷いておくとよい。苗が一定の大きさまで成育し苗箱を地面から取り上げるときに、苗箱を地面に対してずらせることにより、根切りネットによって苗箱から地中に伸びている根が切断される。
【0023】
横1列分の苗箱並べ作業が完了したならば、作業者がステップ7,7の上へ移動する。通常は、一人の作業者が左右のステップ7,7に片足づつを乗せる。これにより、図2に示すよう、苗箱位置決め枠5,5が正面視V字状をなす姿勢で固定されるとともに、踏み板6,6が吊り上げられ、苗箱から浮き上がる。その状態で、タイマ走行スイッチ55aを押すと、走行台車3が1ピッチだけ移動して停止する。そして、上記と同様に苗箱並べ作業を行う。
【0024】
図1乃至図3は右側の苗箱位置決め枠5を拡張した状態を表しており、左側の苗箱位置決め枠5も同様に拡張させれば、1回の工程で左右並列に8個の苗箱が並べられる。左右片方の苗箱位置決め枠5を縮小させれば、1回の工程で左右並列に7個の苗箱が並べられる。両方の苗箱位置決め枠5,5を縮小させれば、1回の工程で左右並列に6個の苗箱が並べられる。また、場合によっては、苗箱の長手方向が前後を向くように苗箱を並べてもよい。
【0025】
次に、図11乃至図14はマット苗用に構成された苗箱並べ装置を表している。このマット苗用苗箱並べ装置1′の前後位置決めプレート35′,…は苗箱位置決め枠5の前側フレーム部に取り付けられている。また、踏み板6′は、角パイプ6′aで前後幅が苗箱C′よりも若干狭い外形長方形の枠を組み、その上に作業者が乗るためのパネル6′bが敷いた構造になっている(図14参照)。マット苗用の苗箱C′は平面視長方形の外枠だけで構成されているため、前記樹脂製の踏み板6を使用すると、作業者の体重で踏み板6が撓み、踏み板6が苗箱内の土に押し付けられてしまう。踏み板6′を使用すると、苗箱C′の前後端部に角パイプ6′aが当接して苗箱C′全体に加重することができる。これら前後位置決めプレート35′と踏み板6′を交換することで、ポット苗用からマット苗用に苗箱並べ装置を構成し直せる。
【0026】
マット苗用苗箱の並べ作業には、図15に示す苗箱把持具80が使用される。この苗箱把持具80は、側面視でコ字形のメインフレーム81を備え、該メインフレームの上側の端部にグリップ82が取り付けられている。メインフレーム81の下部には固定苗箱把持板84と可動苗箱把持板85が設けられている。これら苗箱把持板84,85は、先端部が鉤状に屈曲しており、苗箱の縁に下側から係合させられるようになっている。可動苗箱把持体85が取り付けられている回動棒87は、メインフレーム81と一体の横フレーム88の両端部に固着したプレート89,89の間に回動自在に支持されている。そして、メインフレーム81の上部に回動自在に設けたレバーアーム91と回動棒87に固着したアーム92とがリンク93で連結されている。リンク93は、引張りスプリング94によって、可動苗箱把持板85を上向きに回動させる側に付勢されている。また、メインフレーム81の上下中間部には、ローラ95,95が回転自在に取り付けられている。
【0027】
グリップ82を握って固定苗箱把持棒84を苗箱C′の長手方向の縁部の下側に係合させた状態でレバーアーム91のレバー91aを指でグリップ側に引き寄せると、可動苗箱把持板85が下方に回動して苗箱の反対側縁部の下側に係合し、苗箱が把持される。
【0028】
苗箱並べ作業時には、図14に示すように、苗箱を把持した苗箱把持具80のローラ95を前後位置決めプレート35′に当接させ、その状態でレバーアーム91のレバー91aから指を離す。すると、可動苗箱把持板85が苗箱C′の縁部から外れ、ローラ95を支点にして苗箱把持具80が回動することにより、図15に示すように、固定苗箱把持板84によって苗箱C′が前方に押し出され、前工程で並べられた苗箱C′と隙間なく接するように並べられる。なお、左右方向についても、苗箱を隙間なく並べる。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明にかかる苗箱並べ装置は、苗箱位置決め枠を位置決めの基準として苗箱並べ作業を正確かつ容易に行えるようにしたものであり、苗箱位置決め枠に左右位置決めディスクと前後位置決めプレートとが設けられているので、苗箱を正確かつ迅速に並べることができる。また、作業者がステップの上に乗ると、苗箱位置決め枠の外端部が持ち上げられるとともに、前記踏み板の内端部が引き上げられ、踏み板が地面もしくは苗箱から浮き上がるように構成したので、台車の移動を能率よく行うことができる。さらに、苗箱並べ作業時に苗箱上に載置されて、作業者が乗ることのできる踏み板が設けられているので、前工程で並べた苗箱を容易に地面にめり込ませることができ、しかも一対の踏み板がそれぞれ個別に地面から浮いた位置と苗箱の上に載置された位置とに作動するので、地面が傾斜している場合でも、踏み板が上記両位置に適正な状態に作動させられるので、作業条件や作業状況に対する適応性が高まった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポット苗仕様の苗箱並べ装置の苗箱並べ作業状態を表す正面図である。
【図2】ポット苗仕様の苗箱並べ装置の走行状態を表す正面図である。
【図3】ポット苗仕様の苗箱並べ装置の平面図である。
【図4】ポット苗仕様の苗箱並べ装置の側面図である。
【図5】苗箱位置決め枠の要部の(a)平面図、(b)苗箱位置決め枠固定部の断面図、及び(c)苗箱位置決め枠スライド部の断面図である。
【図6】苗箱並べ装置の正面要部の詳細図である。
【図7】踏み板支持部の(a)平面図、及び(b)側面図である。
【図8】走行制御のフローチャートである。
【図9】ポット苗用苗箱把持具の(a)正面図、(b)平面図、及び(c)側面図である。
【図10】ポット苗用苗箱把持具の使用状態を示す側面図である。
【図11】マット苗仕様の苗箱並べ装置の苗箱並べ作業状態を表す正面図である。
【図12】マット苗仕様の苗箱並べ装置の平面図である。
【図13】マット苗用苗箱把持具の(a)平面図、及び(b)側面図である。
【図14】マット用苗箱把持具の使用状態を示す図その1である。
【図15】マット用苗箱把持具の使用状態を示す図その2である。
【符号の説明】
C 苗箱
1,1′ 苗箱並べ装置
2 レール
3 走行台車
5 苗箱位置決め枠
6 踏み板
7 ステップ
8 苗箱トロッコ
35,35′ 前後位置決めプレート
36 左右位置決めディスク(ゲージ)
60,80 苗箱把持具
Claims (1)
- 地面に敷設したレール(2)上を走行可能で、後部にステップ(7)が設けられた走行台車(3)と、該走行台車に支持され、前記レールの両側に張出して地面に苗箱(C)を並べる際に苗箱位置決めの基準となる苗箱位置決め枠(5)と、該苗箱位置決め枠の後方でレールの左右に配置され、前記走行台車と共に移動して、走行台車の走行時には地面から浮いた状態に保持されるとともに、走行台車を停車しての苗箱並べ作業時には前工程で地面に並べられた苗箱の上に載置された状態に保持される左右一対の踏み板(6)とを備え、該一対の踏み板は、前記苗箱位置決め枠の内端部と外端部とに鎖(43)で吊られ、それぞれ個別に地面から浮いた状態と苗箱の上に載置された状態とに切り替え可能であり、該踏み板上を作業者が移動することにより、並べた苗箱を地面にめり込ませることができるように構成され、前記苗箱位置決め枠は、接地するスタンド(21)と、レールの外側近傍位置に設けられ苗箱の左右位置を決める基準となる左右位置決めディスク(36)と、苗箱の後端を位置決めするための前後位置決めプレート(35)とを備え、左右一対の苗箱位置決め枠が各々支点軸(20)を支点にして先端側が上下動可能であり、作業者がステップの上に乗ると、苗箱位置決め枠の外端部が持ち上げられるとともに、前記踏み板の内端部が引き上げられ、踏み板が地面もしくは苗箱から浮き上がるように構成したことを特徴とする苗箱並べ装置。
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JP18142398A JP3836258B2 (ja) | 1998-06-13 | 1998-06-13 | 苗箱並べ装置 |
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