JP3835921B2 - シュー・リンクベルト仮締結用締結装置 - Google Patents

シュー・リンクベルト仮締結用締結装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シューとリンクベルトの仮締結用締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械足廻りに多用されている履帯(無限軌道帯)の組立において、シューとリンクベルトの締結はボルトとナットにより行われている。この作業は、リンクベルトの上にシューを載置して双方のボルト穴を一致させ、上方からシューのボルト穴へボルトを挿入し、リンクベルトの窓からナットを供給し、両者を締結することにより行われている。しかしながら、リンクベルトの窓はナットの大きさに比して小さいため作業性が悪く、これまでも自動化が検討されてきたが、シューとリンクベルトの穴位置を合致させることが難しいためにボルトの挿入さえも実現できなかった。
自動化できなかった理由は、次のとおりである。
a、上工程でリンクベルトにシューを載置して両者の穴位置を合わせた後、両者を固定しない状態で締結位置へ移送するため、移送時にシューがリンクベルトの上を滑り両者の穴位置がずれる。
b、リンクベルトの長さ方向に「うねり」と呼ばれる左右方向のずれがあるためにボルト穴位置が一定せず、ボルト、ナットの供給位置が特定できない。
c、ボルトの挿入に当たりリンクベルトのボルト穴位置精度、組立精度およびシューのセット位置の精度等の悪さが原因でリンクベルトとシューの穴の位置が合わない。
d、リンクベルトの窓がナットの大きさに比して小さいため、ナットの自動供給ができない。
e、シュー1枚当たり通常4組のボルト、ナットの自動締結に時間を要し、前後工程により制約される時間内に終了できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
履帯の製造において、シューとリンクベルトは人手によりボルトとナットをセットし仮締結されている。この作業の自動化は、従来から検討されてきたが、上述のとおり制約が多く成功しなかった。
本発明の目的は、仮締結を自動化できるシューとリンクベルトの仮締結用締結装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成する本発明は次のとおりである。
(1) 搬送経路の途中に設定されたロケートピン挿入位置および前記ロケートピン挿入位置の下手に設定されたボルト・ナット締結位置とを有するシューおよびリンクベルトを搬送するためのコンベアと、
前記コンベアの上方で前記ボルト・ナット締結位置とロケートピン退避位置の間に移動可能に配置されたロケートピンと、ロケートピン位置センサと、ロケートピン横行装置と、ロケートピン昇降装置を備えたロケートピンユニットと、
前記ボルト・ナット締結位置においてリンクベルトの窓位置に対してコンベア搬送方向と直交方向に移動可能なナットガイドをコンベア搬送方向と直交方向に移動させるナットガイド駆動装置を備えたナット供給装置と、
前記ナット供給装置の上方にありボルトを整列させて送るガイド溝を持つボルト受けガイド、および前記ボルト受けガイドの一端に接続され互いに直交する2方向に移動可能なボルト供給スライド、および前記ボルト供給スライドを移動させるスライド駆動装置を備えたボルト供給装置と、
前記ボルト供給装置上方にあり開閉可能な爪を有するボルトチャックユニットと、
上記ボルトチャックユニットの下方にありボルト頭部に嵌合可能かつ昇降可能なボルトソケット、および前記ボルトソケットを回転駆動する回転装置を備えたボルトランナユニットと、
からなるシュー・リンクベルト仮締結用締結装置。
(2) 前記ボルトチャックユニットと前記ボルトランナユニットとを、共通基板上に取り付けた(1)記載のシュー・リンクベルト仮締結用締結装置。
【0005】
上記(1)、(2)の仮締結用締結装置は、予めボルト穴を合わせた状態のシューとリンクベルトをボルト穴を貫通させた状態で保持するロケートピンユニットを設けたこと、ボルト・ナット締結位置と基準位置とのずれをセンサにより計測し、その情報に基づきナット供給装置、ボルトチャックユニットの位置補正を行わせることにより、仮締結を自動化した。
また、ボルトチャックユニットとボルトランナユニットを共通基板上に設置して一体構造化としたために作業性が向上した。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図10は本発明実施例を示している。また、図11は本発明の仮締結の対象であるシュー5がリンクベルト6に載置され、仮締結のためコンベア2に載せられている状態を示す。また右端はその一部が仮締結されている状態を示す。図12はシュー5と1組2枚のリンク(単体)の組み付け状態であり(ただしボルトは省略されている)、リンクベルト6は、右端に見られるリンク(単体)が平行して一定間隔を保ちピンにより長手方向に連結されて帯状をなし、その上に1組のリンクに対して1枚のシュー5がさし渡されて、1枚のシュー5について通常2本、計4本のボルトで締結される。
本発明の仮締結用締結装置1は、総じて、仮締結の対象であるシュー5およびリンクベルト6を搬送するコンベア2の搬送経路の途中に設定されたロケートピン挿入位置X、ボルト・ナット締結位置Y、ロケートピンユニット10、ナット供給装置90、ボルト供給装置80、ボルトチャックユニット40、ボルトランナユニット50、およびこれらの装置の駆動装置からなる。
さらに、仮締結用締結装置1の作動を充分なものとするために、1ピッチ送り装置3、ロケートピン位置センサ、シュー押さえ機構16等がある。
【0007】
シュー5およびリンクベルト6を搬送するためのコンベア2は、互いに並列な複数のローラからなり、少なくとも一部ローラはモータ等により駆動される駆動ローラとなっている。コンベア2の下部にはリンクベルト6と係合して、シュー5およびリンクベルト6をコンベア2の下手へ1ピッチ移動させる1ピッチ送り装置3があり、1ピッチ送り装置3の移動範囲においてコンベア2の幅方向中央部のローラが2分されて、1ピッチ送り装置3がコンベア2の搬送方向に移動可能となっている。
ここに1ピッチとは、コンベア2搬送方向(以下これをx方向という)であって、連続する2枚のシューの対応するボルト穴の距離をいう。
コンベア2の搬送経路の途中には、固定位置として設定されているボルト・ナット締結位置Yと、ボルト・ナット締結位置Yの1ピッチ上手にシュー5およびリンクベルト6のサイズに応じて設定されるロケートピン挿入位置Xがある。ボルト・ナット締結位置Yは、また後述するナット供給位置でもある。
【0008】
コンベア2の上方には搬送方向ならびにそれに垂直な上下方向に移動可能なロケートピンユニット10がある。
ロケートピンユニット10のロケートピン15は、同一長さのたとえば鋼の丸棒で構成され、コンベア2の搬送面(以下x−y平面という)に対して垂直かつ互いに平行で、ロケートピン基板16上に一端が固定され、他端はピン断面の円心を先端とするテーパを持ってx−y平面に対して垂直に延びている。その直径はシュー5およびリンクベルト6が有するボルト穴よりも小さいが、ボルト穴位置調整のためにボルト穴に挿入しても曲がらない太さを持つ。ロケートピン15の本数とその相互の位置関係は、シュー5およびリンクベルト6が有するボルト穴数および穴の位置と合致している。
シュー5およびリンクベルト6のサイズの変更に対しては、ロケートピン15とロケートピン基板16等を一体化した治具をシュー5およびリンクベルト6のサイズ毎に準備し、相応する治具と交換する。
ロケートピン位置センサは、ロケートピン15の上方でロケートピンユニット10のブラケットに設けられているx方向センサ12と、同じくブラケットに設けられx方向と直交するy方向に対するy方向センサ13と、ロケートピン基板16のロケートピン固定面の裏側に設けられx−y平面の捩れ角θを検出するθセンサ14から構成される。
【0009】
ロケートピンユニット10には、図4に示すシュー押さえ機構17が併設されている。シュー押さえ機構17は、シュー押さえ19と、シュー押さえ駆動装置18からなる。シュー押さえ19は、x−y平面に対して垂直に延び互いに平行で、シュー5との接触端に軟質材からなるシュー押さえ部を有する複数本の硬質材、たとえば2本の鋼の丸棒からなり、シュー5のボルト穴を跨ぎy方向に並列に設けられている。
【0010】
ナット供給装置90はコンベア2の上方にあって、図5に示すようにナットガイド91、ナット押し駆動装置92、ナットガイド駆動装置93、共通板94、x軸駆動モータ、y軸駆動モータ、x−yクロスレールからなる。
ナットガイド91は、共通板94上に固定され、複数個のナット9を収容できるL字形状を有し、単体リンクのx方向の2個のボルト穴に対応して全長の異なる2つのナットガイド91が1組となっていて、リンクベルト6の他側に位置する他の1組とリンクベルト6を挟みリンクベルト6の窓7の方向(y方向)へ進退可能に対向している。ナットガイド91の高さは、ナットガイド91上のナット9の上面位置とリンクベルト6の窓7の上辺位置が、ほぼ同じ高さとなる構造を有している。L字形状の各ナットガイド91の角部には、ナット9をリンクベルト6に進退させる方向へ1個づつ送るナット押し駆動装置92がある。
リンクベルト6のサイズに応じて一体化したナットガイド91と共通板94のセットを準備し、リンクベルト6のサイズに適合するセットと交換する。
【0011】
ボルト供給装置80は、図6に示すようにボルト受けガイド81、ボルト供給スライド82a、82b、82c、82d、スライド駆動装置83a、83b、83c、83d、85、基板88を備え、ナット供給装置90の上方でかつシュー5の上方に位置し、ボルト・ナット締結位置Yの下手の本発明の仮締結用締結装置1のフレイムの支柱に片持ちで固定されている。
ボルト受けガイド81は、パーツフィーダ(図示しない)に接続され、パーツフィーダから受けた複数のボルトを整列させる。ボルト受けガイド81は、2本の平行なガイド溝を有する。2本のガイド溝は、ボルト受けガイド81の一端で2本のガイド溝に直交するボルト供給スライド82a、82b、82c、82dと接続する。
ボルト供給スライド82aと82b、および82cと82dとは、それぞれが一直線上にあって、ボルト受けガイド81と交差する位置で分割され、そこから対称的にy方向に進退可能になっている。またボルト供給スライド82aと82b、および82cと82dは、互いに平行である。
スライド駆動装置83a、83b、83c、83dは、それぞれボルト供給スライド82a、82b、82c、82dに係属して、それぞれのボルト供給スライドをy方向へ駆動し、またスライド駆動装置85は、ボルト供給スライド82cと82dに係属して、それぞれをx方向へも駆動する。それぞれのボルト供給スライドは、この機構により、シュー5とリンクベルト6のボルト穴位置に相応する位置にそれぞれ位置決めされる。
ボルト供給装置80の基板88の下には、後に述べるボルトチャックユニット40によってボルト8がチャックされる時に、ボルト8を下から押し上げるボルト押し上げピン87が植え込まれた別の基板89が設けられており、基板89はボルト押し上げピン駆動装置86に連結されて上下動可能とされている。ボルト押し上げピン駆動装置86により、ボルトチャックユニット40の爪45がボルト頭部とボルト供給スライドとの間に入る高さにボルト8を押し上げ、ボルト8の胴部をボルトチャックユニット40の爪45で把持するのに充分な距離を確保させ得るよう構成されている。ボルト押し上げピン87は、締結するボルトの本数、通常4本あり、ボルト穴の径よりも小さく、ボルトを押し上げても変形しない太さと強度を有している。
ボルト押し上げピン87は、シュー5およびリンクベルト6のサイズに応じた配置を持つ治具が準備され、仮締結対象のシュー5およびリンクベルト6のサイズに適合したサイズの治具を装着する。
【0012】
ボルトチャックユニット40は、ボルト供給装置80の上方にあって、x方向に移動可能である。ボルトチャックユニット40は、図8に示すように、ラック42、ピニオン43、ラックガイド44、爪45およびモータから構成される。爪45は、コンベア2に向かって平行して垂直に延びる垂直部と、先端部に切れ込みを有して垂直部に対し直角に延び互いに向き合う2本のL字形状の硬質材からなる把持部45aからなる。それぞれの爪45は、ピニオン43が係合するそれぞれのラック42に係合し、ピニオン43が回転すると爪45が開閉する。この爪45の先端部の開閉により、ボルト押し上げピン87で押し上げられたボルト8の胴部を把持する。
爪45は、シュー5およびリンクベルト6のサイズに応じた配列となるようシュー5およびリンクベルト6のサイズ変更を入力することにより自動的に調整される。
本発明の仮締結用締結装置1には、仮締結するボルト・ナットの本数に相当する通常4基のボルトチャックユニット40が必要である。
【0013】
ボルトランナユニット50は、ボルトチャックユニット40の下方にあり、ボルト頭部に嵌合可能でかつ昇降可能なボルトソケット54、ボルトソケット54を回転駆動する回転装置51、およびボルトランナユニット50を昇降させるボルトランナユニット昇降シリンダ55を備えている。回転装置51の出力トルクは、Vプーリ52a、Vベルト53、Vプーリ52bの経路を経てソケット54に伝達される。
締結するボルト8のサイズに対応するサイズを有し、シュー5とリンクベルト6のボルト穴位置に対応するピッチを有するボルトソケット54を準備して、サイズ変更時には適合したボルトソケット54を装着する。
本発明の仮締結用締結装置1には、仮締結するボルト・ナットの本数に相当する通常4基のボルトランナユニット50が必要である。
【0014】
本発明の第2の実施例は、図10に示すボルトチャックユニット40とボルトランナユニット50とを、共通基板56上に取り付けたシューとリンクベルトの仮締結用締結装置1である。
この態様においては、ボルトチャックユニット40の爪45の中心線と、ボルトランナユニット50のボルトソケット54の中心線とが同一線上にある。
【0015】
以下に、本発明の作動を説明する。
ロケートピン15は、たとえばサーボモータであるロケートピン横行装置20によってロケートピン挿入位置Xよりも上手のロケートピン退避位置とボルト・ナット締結位置Yとの間でx方向へ移動可能であるとともに、ロケートピン昇降装置30によりx−y平面に対する垂直方向へも移動可能で、さらにx−y平面と平行な面内で揺動可能である。
上工程でボルト穴を合わせてシュー5がリンクベルト6に載置され、コンベア2上を搬送されてくると、シュー5とリンクベルト6のサイズに応じて決められたロケートピン挿入位置Xで、ロケートピン昇降装置30によりロケートピンユニット10が下降してシュー5とリンクベルト6のボルト穴を貫通し、両者の相対位置を決める。その後ロケートピンユニット10は、シュー5とリンクベルト6のボルト穴に貫通したまま、1ピッチ送り装置3によりコンベア2の1ピッチ下手のボルト・ナット締結位置Yへ送られる。この移送は、送り爪4がリンクベルト6のブッシュ部と係合することにより行われる。
【0016】
ボルト・ナット締結位置Yとx方向基準位置23のx方向のずれは、ロケートピン横行装置20によりベースプレート21のロケートピン横行装置20と反対側の端部をx方向基準位置23に押し付けることにより計測する。
y方向、θ方向のずれは、ロケートピン15によりボルト・ナット締結位置Yにおいて拘束されているシュー5とリンクベルト6の位置と、基準測定治具を用いて作業開始時に予め検出したコンベア2の機械的絶対原点とのずれを検出することにより計測する。計測した値をナット供給装置90、ボルトチャックユニット40へ与え、それぞれの装置の位置補正に用いる。
ずれ計測後ロケートピンユニット10は、ロケートピン昇降装置30により上昇し、ロケートピン横行装置20によりコンベア2の搬送方向上手のロケートピン退避位置へ移動する。
ロケートピンユニット10の上昇時、シュー5の持ち上がりによるシュー5とリンクベルト6のボルト穴のずれを防ぐため、ロケートピン15がシューから離れるまでシュー押さえ機構17のシュー押さえ19でシュー5を拘束する。
【0017】
ボルト・ナット締結位置Yにおいて、ロケートピン位置センサの計測値に基づき共通板94の下部に設けられているx軸駆動モータ、y軸駆動モータ、x−yクロスレールによってボルト・ナットの挿入位置が補正される。その後、ナット供給装置90のナット供給駆動装置93により、ナット9が載っているナットガイド91をリンクベルト6の他側のナットガイド91と同時にリンクベルト6の窓7へ挿入する。ナット9は、ボルト8と仮締結されるまで下方からナットガイド91に把持される。
ナットガイド91がリンクベルトの窓7へ挿入されると同時に、ボルト供給装置80のボルト供給スライド82a、82b、82c、82dにより、ボルト8はシュー5とリンクベルト6のボルト穴の配置に合わせて配列される。その後、ボルトチャック・ボルトランナ昇降装置60により降下したボルトチャックユニット40によりクランプされる。
しかる後、ボルトチャックユニット40は、ボルトチャック・ボルトランナ昇降装置60により上昇、ボルトチャック・ボルトランナ横行シリンダ70により横行して、ボルト・ナット締結位置Yに至る。ボルトチャックユニット40は、ボルト・ナット締結位置Yにおいて、ロケートピン位置センサの計測値に基づき位置補正後、シュー5のボルト穴の上方で降下し、ボルト8を解放、ボルト穴へ挿入する。ボルト8はボルト穴へ挿入された後、ボルト頭部がボルトランナユニット50のボルトソケット54と係合して回転トルク力が与えられナット9と仮締結する。
ボルト8とナット9が仮締結した後、ナットガイド91は退行し、つぎの仮締結準備のために、ナット押し駆動装置92は、ナット9を1個ナットガイド91の先端まで押し出す。
【0018】
以上、本発明の締結装置について説明したが、本装置は、ボルト・ナットを用いる締結、特にボルト穴位置がずれやすい締結に対し、広く適用が可能であって極めて有用である。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の仮締結用締結装置によれば、ロケートピンユニットにより、シューとリンクベルトのボルト穴を貫通させた状態をボルト・ナットを仮締結位置まで保持できること、ロケートピン位置センサにより計測した基準位置とのずれを、ナット供給装置、ボルトチャックユニットへ与え作業位置補正を行わせることにより仮締結を自動化できる。
請求項2の仮締結用締結装置によれば、ボルトチャックユニットとボルトランナユニットを共通基板上に取付け一体化したために作業能率向上に繋がった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体図の側面図である。
【図2】ロケートピンと基板の結合状態およびθセンサの取付け状態を示す斜視図である。
【図3】1ピッチ駆動装置の側面図である。
【図4】シュー押さえ機構の正面図である。
【図5】ナット供給装置の平面図である。
【図6】ボルト供給装置の平面図である。
【図7】ボルト押し上げ機構の側面図である。
【図8】ボルトチャックユニットの側面図である。
【図9】ボルトランナユニットの側面図である。
【図10】ボルトチャックユニットとボルトランナユニットとを一体化した装置の側面図である。
【図11】シュー、リンクベルト、コンベアの関係を示す側面図である。
【図12】シューとリンクベルトの一部の関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1 仮締結用締結装置
2 コンベア
5 シュー
6 リンクベルト
7 リンクベルトの窓
8 ボルト
9 ナット
10 ロケートピンユニット
15 ロケートピン
20 ロケートピン横行装置
30 ロケートピン昇降装置
40 ボルトチャックユニット
50 ボルトランナユニット
51 回転装置
54 ボルトソケット
56 共通基板
80 ボルト供給装置
81 ボルト受けガイド
82a、82b、82c、82d ボルト供給スライド
83a、83b、83c、83d、85 スライド駆動装置
90 ナット供給装置
91 ナットガイド
93 ナットガイド駆動装置

Claims (2)

  1. 搬送経路の途中に設定されたロケートピン挿入位置および前記ロケートピン挿入位置の下手に設定されたボルト・ナット締結位置とを有するシューおよびリンクベルトを搬送するためのコンベアと、
    前記コンベアの上方で前記ボルト・ナット締結位置とロケートピン退避位置の間に移動可能に配置されたロケートピンと、ロケートピン位置センサと、ロケートピン横行装置と、ロケートピン昇降装置を備えたロケートピンユニットと、
    前記ボルト・ナット締結位置においてリンクベルトの窓位置に対してコンベア搬送方向と直交方向に移動可能なナットガイドをコンベア搬送方向と直交方向に移動させるナットガイド駆動装置を備えたナット供給装置と、
    前記ナット供給装置の上方にありボルトを整列させて送るガイド溝を持つボルト受けガイド、および前記ボルト受けガイドの一端に接続され互いに直交する2方向に移動可能なボルト供給スライド、および前記ボルト供給スライドを移動させるスライド駆動装置を備えたボルト供給装置と、
    前記ボルト供給装置上方にあり開閉可能な爪を有するボルトチャックユニットと、
    上記ボルトチャックユニットの下方にありボルト頭部に嵌合可能かつ昇降可能なボルトソケット、および前記ボルトソケットを回転駆動する回転装置を備えたボルトランナユニットと、
    からなるシュー・リンクベルト仮締結用締結装置。
  2. 前記ボルトチャックユニットと前記ボルトランナユニットとを、共通基板上に取り付けた請求項1記載のシュー・リンクベルト仮締結用締結装置。
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