JP3835537B2 - 車両用故障診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、故障診断装置に関し、特に車両の故障の診断に用いられる車両用故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジンや自動変速機等の診断のために、これらを制御する車載の各電子制御装置と接続し、車両側のデータの取得、記録、表示を行う車両用故障診断装置が車両の修理工場などで使用されている。車両の診断の際には、この車両用故障診断装置を車両に接続し、車載の各電子制御装置との通信リンクを確立し、車載の電子制御装置の記憶部に記憶されている自己診断情報や各種制御データを読み出して表示することにより行われる。
【0003】
このような車両用故障診断装置2は、図5に示すように、車両用故障診断装置2を車両1に接続する際、故障診断装置2と車室内通信線8とを車両コネクタ4を介して有線にて接続しているため、作業可能な範囲が限定される等により、作業性が悪いものとなっている。
【0004】
この問題を解決するために、特開平9−311093号では、図6に示すように車両用故障診断装置2を故障診断部2bと操作部2aとに分割し、これらの間をアンテナ9、10を用いて無線で通信するように構成し、故障診断部2bを車両1の車両コネクタ4に取り付け、故障診断作業を行っている者(例えば修理作業者。以下、故障診断作業者ともいう。)が操作部2aを操作する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術では、無線通信を用いて故障診断部2bと操作部2aとを分割したために、車両の故障診断終了後、車両1に故障診断部2bを接続し、放置したまま車両を、当該車両の所有者(以下単に、所有者ともいう。)に返却する可能性がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、故障診断終了後に車両への放置の防止が考慮された車両用故障診断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために本発明によれば、車両に接続されて前記車両に設けられた電子制御装置から故障診断に必要なデータを取得し、前記データに基づいて前記車両の故障診断を行う車両用故障診断装置であって、前記車両用故障診断装置が故障診断終了後に前記車両に放置されていることを検出する放置検出手段と、前記放置検出手段により前記車両用故障診断装置の前記車両への放置が検出された場合に第1の報知内容の出力を行う報知手段と、を備え、前記放置検出手段は、前記車両用故障診断装置の前記車両に対する接続状態を検出する接続状態検出部と、故障診断終了から所定時間以上の時間の経過を検出する経過時間検出部と、を有し、前記接続状態検出部により前記車両用故障診断装置が前記車両に対して接続状態であることを検出し、且つ、前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間の経過を検出した場合に、前記車両用故障診断装置が前記車両に放置されていると判断する車両用故障診断装置が提供される。
【0008】
車両用故障診断装置が、放置検出手段と報知手段とを具備し、放置検出手段が、故障診断後に当該車両用故障診断装置が車両に放置されていることを検出し、報知手段が、当該検出結果に基づき当該車両用故障診断装置の車両への放置を知らせる第1の報知内容の出力を行う。また、放置検出手段が、接続状態検出部と経過時間検出部とを具備し、接続状態検出部により車両用故障診断装置が車両に接続されていることを検出し、且つ前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間が経過していることを検出した場合に、放置検出手段は、車両用故障診断装置が車両に放置されていると判断する。
【0009】
(2)上記発明においては特に限定されないが、前記電子制御装置から故障診断に必要なデータを取得し、前記データを無線送信する送受信手段と、前記無線送信されたデータに基づいて、前記車両の故障診断を行う故障診断手段と、を有することがより好ましい。
【0010】
上記放置検出手段及び報知手段を具備した車両用故障診断装置を、無線通信を用いて、送受信手段と故障診断手段とに分割し、送受信手段を車両に接続し、当該送受信手段が、故障診断に必要なデータを車両の電子制御装置から取得し、当該データを故障診断手段に無線通信により送信し、故障診断手段が無線通信により受信したデータに基づいて故障診断を行う。
【0011】
(3)上記発明においては、特に限定されないが、前記接続状態検出部は、前記送受信手段の前記車両に対する接続状態を検出する送受信手段接続状態検出部であり、前記放置検出手段は、前記送受信手段接続状態検出部により前記送受信手段が前記車両に対して接続状態であることを検出し、且つ前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間の経過を検出した場合に、前記送受信手段が前記車両に放置されていると判断すると判断することがより好ましい。
【0012】
放置検出手段が、送受信手段接続状態検出部と経過時間検出部とを具備し、送受信手段接続状態検出部により送受信手段が車両に接続されていることを検出し、且つ前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間が経過していることを検出した場合に、放置検出手段は、送受信手段が車両に放置されていると判断する。
【0013】
(4)上記発明においては、特に限定されないが、前記放置検出手段が、前記故障診断手段と前記送受信手段とが通信状態にあることを検出する通信検出部を有し、前記通信検出部が、前記故障診断手段と前記送受信手段とが通信状態でないことを検出することにより、前記経過時間検出部が計時を開始することがより好ましい。
【0014】
さらに、放置検出手段が通信検出部を具備し、当該通信検出部が故障診断手段と送受信手段との間で通信が行われていないことを検出することにより、経過時間検出部が計時の開始を行う。
【0015】
(5)上記発明においては、特に限定されないが、前記放置検出手段が、前記故障診断手段に設けられていることが好ましい。
【0016】
車両用故障診断装置の故障診断手段に放置検出手段を設け、当該放置検出手段が、当該故障診断手段に生ずる変化を検出し、当該検出に基づいて送受信手段の車両への放置の判断を行う。
【0017】
(6)上記発明においては、特に限定されないが、前記送受信手段が前記故障診断手段に取り付け可能であり、前記放置検出手段の前記送受信手段接続状態検出部は、前記送受信手段の前記故障診断手段への取り付けを検出する送受信手段取付検出部であり、前記送受信手段取付検出部は、前記送受信手段の前記故障診断手段への取り付けが検出出来ないことにより、前記送受信手段が前記車両に対して接続状態であると判断することがより好ましい。
【0018】
送受信手段接続状態検出部として送受信手段取付検出部が、送受信手段が故障診断手段に取り付けられていないことを検出することにより、送受信手段が車両に接続されていると判断する。
【0019】
(7)上記発明においては、特に限定されないが、前記送受信手段が、対応する前記故障診断手段に予め定められており、前記放置検出手段が、前記送受信手段取付検出手段により前記送受信手段の前記故障診断手段への取り付けが検出された際に前記送受信手段が予め定められた前記送受信手段であるか否かの照合を行う照合部を有し、前記照合部により取り付けられた際に前記送受信手段が予め定められた送受信手段を照合出来ない場合に、前記報知手段が第2の報知内容を出力することがより好ましい。
【0020】
送受信手段取付検出手段により送受信手段の故障診断手段への取り付けが検出された場合に、照合部が、対応する故障診断手段に予め定められた送受信手段であるか否かの照合を行い、当該照合部により取り付けられた送受信手段が予め定められた送受信手段を照合出来ない場合に、即ち正規の送受信手段を照合出来ない場合に、報知手段が第2の報知内容の出力を行う。
【0021】
(8)上記発明においては、特に限定されないが、前記放置検出手段が、前記送受信手段に備えられていることが好ましい。
【0022】
車両用故障診断装置の送受信手段に放置検出手段を設け、当該放置検出手段が、当該送受信手段に生ずる変化を検出し、当該検出に基づいて送受信手段の車両への放置の判断を行う。
【0023】
(9)上記発明においては、特に限定されないが、前記放置検出手段の前記送受信手段接続状態検出部は、前記車両の電源から前記送受信手段へ供給される電力の電圧を検出する電源電圧検出部であり、前記電源電圧検出部は、前記車両の電源から前記送受信手段に供給される電力の電圧を検出することにより、前記送受信手段が前記車両に対して接続状態であると判断することがより好ましい。
【0024】
送受信手段接続状態検出部として電源電圧検出部が、車両の電源から送受信手段に供給されている電力の電圧を検出することにより、送受信手段が車両に接続されていると判断する。
【0025】
(10)上記発明においては、特に限定されないが、前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第2の所定時間以上の経過が検出された場合に、前記故障診断手段と前記送受信手段とが通信を行い、前記故障診断手段と前記送受信手段との間で通信が不可能であった場合に、前記放置検出手段が前記送受信手段が前記車両に放置されていると判断することがより好ましい。
【0026】
経過時間検出部により故障診断終了から第2の所定時間以上の経過が検出された際に、故障診断手段と送受信手段とが通信を行い、当該通信が不可能であった場合に、前記放置検出手段は、送受信手段が車両に放置されたままであるとの判断を行う。
【0027】
(11)上記発明においては、特に限定されないが、前記報知手段は、前記故障診断手段に設けられていることがより好ましい。
【0028】
報知手段を故障診断手段側に設け、送受信手段の車両への放置を故障診断作業者に報知する。
【0029】
(12)上記発明においては、特に限定されないが、前記報知手段は、前記送受信手段に設けられていることがより好ましい。
【0030】
報知手段を送受信手段に設け、送受信手段の車両への報知を車両の所有者に報知する。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、車両用故障診断装置が放置検出手段と報知手段とを具備し、放置検出手段により車両用故障診断装置の車両への放置を検出し、報知手段により当該車両への放置を知らせる第1の報知内容を出力することにより、故障診断終了後の車両への車両用故障診断装置の放置を防止することが可能となる。また、接続状態検出部と経過時間検出部とを具備した放置検出手段が、接続状態検出部により車両用故障診断装置が車両に接続されていることを検出し、且つ経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間が経過していることを検出した場合に、放置検出手段が、車両用故障診断装置の車両への放置を判断することにより、故障診断が終了したにも関わらず、車両用故障診断装置が車両に放置されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0032】
請求項2記載の発明によれば、放置検出手段と報知手段とを具備した車両用故障診断装置を、無線通信を用いて送受信手段と故障診断手段とに分割することにより、当該車両用故障診断装置の作業性が向上すると共に、故障診断終了後の送受信手段の当該車両への放置を防止することが可能となる。
【0033】
請求項3記載の発明によれば、送受信手段接続状態検出部と経過時間検出部とを具備した放置検出手段が、送受信手段接続状態検出部により送受信手段が車両に接続されていることを検出し、且つ経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間が経過していることを検出した場合に、放置検出手段が、送受信手段の車両への放置を判断することにより、故障診断が終了したにも関わらず、送受信手段が車両に放置されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0034】
請求項4記載の発明によれば、放置検出手段に具備された通信検出部が、故障診断手段と送受信手段との間で通信が行われていないことを検出し、当該検出に基づいて経過時間検出部が計時を開始することにより、故障診断の終了時を的確に検出することが可能となり、経過時間検出部による故障診断終了からの経過時間の検出も的確になる。
【0035】
請求項5記載の発明によれば、放置検出手段が当該故障診断手段に生ずる変化の検出を行い、当該検出に基づいて送受信手段の車両への放置の判断を行うことにより、送受信手段を小型で安価な構成とすることが可能となり、送受信手段を小型化が要求されるような場合に有効である。
【0036】
請求項6記載の発明によれば、送受信手段取付検出部が送受信手段を故障診断手段に取り付けられていないことを検出することにより、送受信手段が車両に接続されていると判断することが可能となり、故障診断が終了したにも関わらず、送受信手段が車両に放置されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0037】
請求項7記載の発明によれば、照合部が、対応する故障診断手段に予め定められた送受信手段を照合出来ない場合に、報知手段が第2の報知内容の出力を行うことにより、複数の車両用故障診断装置が存在するような場合に、各故障診断手段20aと送受信手段20bとが混在することなく、対応する故障診断手段20aに送受信手段20bを取り付けることが可能となる。
【0038】
請求項8記載の発明によれば、放置検出手段が当該送受信手段に生ずる変化の検出を行い、当該検出に基づいて送受信手段の車両への放置の判断を行うことにより、故障診断手段を安価で作業性の良い構成とすることが可能となる。
【0039】
請求項9記載の発明によれば、電源電圧検出部が車両の電源から送受信手段に供給されている電力の電圧を検出し、送受信手段が車両に接続されていると判断することにより、安価な構成により送受信手段が車両に接続されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0040】
請求項10記載の発明によれば、経過時間検出部により故障診断終了から第2の所定時間以上の経過が検出された際に故障診断手段と送受信手段とが通信を行い、当該通信が不可能であった場合に、前記放置検出手段が送受信手段の車両への放置の判断を行うことにより、送受信手段が車両に放置されたまま当該車両が移動されたことを検出することが可能となる。
【0041】
請求項11記載の発明によれば、報知手段を故障診断手段側に設けることにより、送受信手段の車両への放置を故障診断作業者に報知することが可能となる。
【0042】
請求項12記載の発明によれば、報知手段を送受信手段に設けることにより、送受信手段の車両への報知を車両の所有者に報知することが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0044】
[第1実施形態]
【0045】
図1は、本発明の第1実施形態における車両用故障診断装置2のブロック図であり、図2は、本発明の第1実施形態における車両用故障診断装置2の車両1への放置防止のための処理を示すフローチャートである。
【0046】
図1に示すように、本発明の第1実施形態における車両用故障診断装置2は、故障診断手段20aと、送受信手段20bとから構成され、次のように使用される。例えば、故障診断作業者が故障診断手段20aを入力操作をし、当該故障診断手段20aがその入力に基づいて送信部20bに必要な各種データの抽出の指示を送信する。当該指示を受信した送受信手段20bが車両1に備えられた電子制御装置5、6、7から必要な各種データの抽出を行い、当該データを故障診断手段20aに送信する。そして、当該データを受信した故障診断手段20aは当該データに基づいて車両1の診断を行い、診断結果を不図示のディスプレイに表示して故障診断作業者に診断結果を出力する。
【0047】
当該故障診断手段20aにはアンテナ21aが具備され、同様に送受信手段20bにもアンテナ21bが具備されており、故障診断手段20aと送受信手段20bとはこれらのアンテナ21a、21bを用いて無線通信可能となっている。また、図1の点線部20b’で示されるように、車両1から取り外した後の送受信手段20bを収容するために、当該送受信手段20bは故障診断手段20aの一部に取り付けることが可能となっている。
【0048】
車両1の車室内には、エンジンの電子制御装置5(以下、エンジンECU5ともいう。)や自動変速機の電子制御6(以下、A/T ECU6ともいう。)やアンチロックブレーキシステムの電子制御装置7(以下、ABS ECU7ともいう。)等の各電子制御装置と、車両1外部との通信を行うための車両コネクタ4と、の間に車室内通信線8が設けられており、当該車両コネクタ4に送受信手段20bが接続されると、車両用故障診断装置2は各電子制御装置5、6、7と通信可能となる。
【0049】
故障診断手段20aは、例えば、故障診断作業者が入力操作を行い、取得されたデータに基づいて車両1の故障診断を行い、故障診断の結果を表示するための手段であり、図1に示すように、後述する放置検出手段22と報知手段23とを有する。このように故障診断手段20aに放置検出手段22と報知手段23とを具備させることにより、送受信手段を小型で安価な構成とすることが可能となる。
【0050】
放置検出手段22は、車両1の故障診断の終了後、送受信手段20bの車両1への放置を検出する手段であり、当該放置検出手段22にはさらに、送受信手段取付検出部221と、通信検出部222と、タイマ223が具備されている。
【0051】
放置検出手段22の送受信手段取付検出部221は、例えば図1の点線部20b’に示すように、送受信手段20bが故障診断手段20aに取り付けられたか否かを検出する手段であり、例えば、故障診断手段20aの送受信手段20bを取り付ける部位にスイッチを設け、送受信手段20bが取り付けられた際に当該スイッチがONになるように構成される。当該検出により送受信手段20bの車両1への接続状態が判断される。
【0052】
放置検出手段22の通信検出部222は、故障診断手段20a内の図示しない無線通信回路が駆動しているか否かを検出する手段であり、当該検出結果に基づいて故障診断手段20aと送受信手段20bとが無線通信中(故障診断中)であるか否かを判断する。
【0053】
タイマ223(経過時間検出部)は、故障診断手段20aと送受信手段20bとの無線通信の終了時点からの経過時間を計時し、当該経過時間が所定の時間以上になったことを検出する手段である。
【0054】
報知手段23は、放置検出手段22により送受信手段20bの車両1への放置が検出された場合に、故障診断作業者に報知を行う手段であり、例えば、点滅或いは点灯のような視覚的手段、又は、警告音或いは音声のような聴覚的手段である。なお、報知手段23を送受信手段20bに設け、放置検出手段22によって放置が検出された場合、故障診断手段20aが、具備された無線通信を用いて、送受信手段22bへ報知手段23を作動させるコマンドを送信して車両1への放置を車両1の所有者に報知するようにしても良い。
【0055】
次に作用について説明する。
【0056】
まず、車両1の故障診断を行う場合について説明する。
【0057】
車両1の故障診断を行う際には、まず、送受信手段20bを車両コネクタ4に接続する。その後、車両1の図示しないイグニッションスイッチをONにし、各電子制御装置5、6、7等に電力を供給し、故障診断手段20aの電源(不図示)を入れる。その後、故障診断手段20aを入力操作することにより、通信を開始して診断対象である各電子制御装置5、6、7等と通信リンクが確立し、故障診断が実行される。なお、車両コネクタ4は、車両の電源に直接接続された不図示の電源端子を備え、送受信手段20bにはこの電源端子からイグニッションスイッチのON/OFFに関わらず、電力が供給される。
【0058】
次に、故障診断が終了した場合について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0059】
故障診断が終了したら、車両1のイグニッションスイッチ及び故障診断手段20aの電源をOFFにする。なお、故障診断手段20aの電源をOFFにしても以下の処理に関連する手段については、図示しない独立した電源により稼働可能となっている。
【0060】
次に、図2のステップS21において、放置検出手段22の送受信手段取付検出部221は、送受信手段20bの故障診断手段20aの所定の位置への取り付けの検出を行う。ここで、送受信手段20bが故障診断手段20aに接続されており、送受信手段取付検出部221が送受信手段20bの故障診断手段20aへの取り付けを検出したら(ステップS21においてYES)、放置検出手段22は、送受信手段20bが車両1に放置されていないと判断し、故障診断作業者への報知は行わず、放置防止のための処理は終了する。
【0061】
なお、特定の故障診断手段20aに対応する送受信手段20bがID等により予め定められている場合には、例えば、放置検出手段22にID照合部(不図示)を具備させ、上述の送受信手段取付検出部221により送受信手段20bの故障診断手段20aへの取り付けが検出されるのと同時に、当該取り付けられた送受信手段20bに対してID照合を行い、対応するIDを照合出来ない場合には、放置検出手段22が報知手段23に対して、対応するIDを有しない送受信手段20bが取り付けられた内容の第2の報知内容を出力するように指示し、報知手段23が当該第2の報知内容を出力しても良い。これにより、例えば複数の車両用故障診断装置2が存在するような場合に、各故障診断手段20aと送受信手段20bとが混在することなく、対応する故障診断手段20aに送受信手段20bを取り付けることが可能となる。
【0062】
図2のステップS21において、送受信手段20bが車両コネクタ4に接続されたままになっており、送受信手段取付検出部221が送受信手段20bの故障診断手段20aへの取り付けを検出することが出来ない場合には(ステップS21においてNO)、次のステップS22に進む。このように、送受信手段取付検出部221が送受信手段20bを故障診断手段20aに取り付けられていないことを検出することにより、送受信手段20bが車両1に接続されていると判断することが可能となり、故障診断が終了したにも関わらず、送受信手段20bが車両1に放置されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0063】
次に、ステップS22において、放置検出手段22の通信検出部222は、故障診断手段20a内の無線通信回路が駆動しているか否かを検出し、この検出により、放置検出手段22が、当該無線通信回路が駆動していると判断した場合には、故障診断手段20aと送受信手段20bとは無線通信中(故障診断中)であると判断し(ステップS22においてYES)、再度ステップS22の検出を行う。
【0064】
ステップS22において、通信検出部222が、故障診断手段20a内の無線通信回路が駆動していないと検出した場合は、放置検出手段22は、故障診断手段20aと送受信手段20bとが無線通信を行っていない(故障診断を行っていない)と判断し(ステップS22においてNO)、放置検出手段22のタイマ223による計時を開始し、次のステップS23に進む。このように、通信検出部222が、故障診断手段20aと送受信手段20bとの間で無線通信が行われていないことを検出し、その検出に基づいてタイマ223が計時を開始することにより、故障診断の終了時を的確に検出することが可能となり、タイマ223による故障診断終了からの経過時間の検出も的確になる。
【0065】
なお、故障診断中であるか否かの判断は、上記の方法に限定されず、例えば、故障診断手段20bの電源がONで有る場合は、故障診断中であると判断し、電源がOFFとなった場合に故障診断中が終了したと判断しても良い。
【0066】
次に、ステップS23において、放置検出手段22のタイマ223にて計時された時間、即ち通信終了からの経過時間が、第1の所定時間T1(例えば、10sec)以上経過したか否かの判断を行い、当該計時された時間が第1の所定時間T1未満である場合は(ステップS23においてNO)、ステップS21に戻り、送受信手段取付検出部221が送受信手段20bの故障診断手段20aへの取り付けの検出を再度行う。
【0067】
ステップS23において、タイマ223が計時した時間が、第1の所定時間T1以上経過していると判断した場合は(ステップS23においてYES)、放置検出手段22は、報知手段23に第1の報知内容の出力の指示を行い、次のステップS24に進む。
【0068】
以上のように、送受信手段取付検出部221が送受信手段20bの故障診断手段20aへの取り付けを検出出来ず、且つ故障診断が終了してから第1の所定時間T1以上の時間が経過していることを検出した場合に、送受信手段20bが車両1に放置されていると判断することにより、故障診断が終了したにも関わらず、送受信手段20bが車両1に放置されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0069】
次に、ステップS24において、報知手段23は、放置検出手段22の第1の報知内容の出力の指示に基づき、当該車両用故障診断装置2の故障診断作業者に対して、送受信手段20bの車両1への放置を知らせる第1の報知内容を出力し、当該放置防止のための処理は終了する。
【0070】
以上のように、車両用故障診断装置2を無線通信を用いて故障診断手段20aと送受信手段20bとに分割し、故障診断手段20aに放置検出手段22と報知手段23とを具備させることにより、当該車両用故障診断装置2の作業性が向上すると共に、故障診断終了時の車両1に接続した送受信手段20bの当該車両1への放置を防止することが可能となる。
【0071】
さらに、以上のステップに加えて、タイマ223が故障診断終了からの経過時間の計時を行い、十分に長い第2の所定時間T2(例えば、10分間)が経過したことを検出したら、故障診断手段20aと送受信手段20bとが通信を行い、車両1の移動等により通信出来なかった場合に、放置検出手段22が送受信手段20bを放置したまま車両1を所有者に返却したと判断し、報知手段23に第1の報知内容を出力する指示を行い、報知手段23が当該第1の報知内容を出力するようにしても良い。これにより、送受信手段が車両に放置されたまま当該車両が移動されたことを検出することが可能となる。なお、第1の所定時間T1と第2の所定時間T2との時間値は、同値或いはどちらかが大きくても良く、適宜設定することが出来るが、一般的にはT1<T2の関係が良い。
【0072】
第1実施形態においては、放置検出手段及び報知手段を操作側である故障診断手段に設け、故障診断作業者に報知を行う車両用故障診断装置について説明したが、以下に第2実施形態として、放置検出手段及び報知手段を送受信手段側に設け、車両の所有者に報知を行う車両用故障診断装置について説明する。
【0073】
[第2実施形態]
【0074】
図3は、本発明の第2実施形態における車両用故障診断装置2のブロック図であり、図4は、本発明の第2実施形態における車両用故障診断装置2の車両1への放置防止の処理を示すフローチャートである。
【0075】
図3に示すように、本発明の第2実施形態における車両用故障診断装置2は、故障診断手段20aと、送受信手段20bとから構成され、例えば、第1実施形態と同様の方法で使用される。
【0076】
また、第1実施形態と同様に、当該故障診断手段20aにはアンテナ21aが具備され、同様に送受信手段20bにもアンテナ21bが具備されており、故障診断手段20aと送受信手段20bとはこれらのアンテナ21a、21bを用いて無線通信可能となっている。
【0077】
車両1の車室内には、エンジンECU5、A/T ECU6、ABS ECU7等の各電子制御装置と、車両1外部との通信を行うための車両コネクタ4と、の間に車室内通信線8が設けられており、当該車両コネクタ4に送受信手段20bが接続されると、車両用故障診断装置2は各電子制御装置5、6、7と通信可能となる。また、第1実施形態と同様に、車両コネクタ4は車両1の電源に直接接続された不図示の電源端子を備え、送受信手段20bには、この電源端子から、イグニッションスイッチのON/OFFに関わらず電力が供給される。
【0078】
故障診断手段20aは、第1実施形態と同様に、例えば、故障診断作業者が入力操作を行い、取得されたデータに基づいて車両1の故障診断を行い、故障診断の結果を表示するための手段である。
【0079】
送受信手段20bは、車両コネクタ4に接続されて車室内通信線8を介して車両1内の各電子制御装置5、6、7との通信リンクを確立する手段である。
【0080】
第2実施形態において、送受信手段20bの車両1への放置の防止のための放置検出部22及び報知手段23が故障診断手段20aに具備されずに、送受信手段20bに具備されている点が、第1実施形態と相違する。このように、送受信手段20bに放置検出手段22と報知手段23とを具備させることにより、故障診断手段20aを安価で作業性の良い構成とすることが可能となる。
【0081】
本発明の第2実施形態における送受信手段20bに具備された放置検出手段22は、さらに電源電圧検出部224と、通信検出部222と、タイマ223とを有している。
【0082】
放置検出手段22の電源電圧検出部224は、車両1の電源から車室内通信線8及び車両コネクタ4を介して送受信手段20bに供給される電力の電圧を検出する手段であり、当該検出により送受信手段20bの車両1への接続状態が判断される。なお、送受信手段20bの車両1への接続状態の判断は、この方法に限定されず、例えば、送受信手段20bの車両コネクタ4との接続部にスイッチを設け、当該スイッチにより車両コネクタ4への接続状態を検出しても良い。
【0083】
放置検出手段22の通信検出部222は、送受信手段20b内の図示しない無線通信回路が駆動しているか否かを検出する手段であり、当該検出結果に基づいて故障診断手段20aと送受信手段20bとが無線通信中(故障診断中)であるか否かを判断する。
【0084】
タイマ223(経過時間検出部)は、故障診断手段20aと送受信手段20bとの無線通信の終了時点からの経過時間を計時し、当該経過時間が所定の時間以上になったことを検出する手段である。
【0085】
報知手段23は、放置検出手段22により送受信手段20bの車両1への放置が検出された場合に、運転者に報知を行う手段であり、例えば、点滅或いは点灯のような視覚的手段、又は、警告音或いは音声のような聴覚的手段である。なお、報知手段23を故障診断手段20aに設けることによって、放置検出手段22によって放置が検出された場合、送受信手段20bが、無線通信を用いて、故障診断手段20aへ報知手段23を作動させるコマンドを送信して、送受信部20bを車両1に放置したことを故障診断作業者に報知しても良い。
【0086】
次に作用について説明する。
【0087】
まず、車両1の故障診断を行う場合について説明する。
【0088】
車両1の故障診断を行う際には、送受信手段20bを車両コネクタ4に接続する。その後、車両1のイグニッションスイッチ(不図示)をONにし、車両1内の各電子制御装置5、6、7に電力を供給し、故障診断手段20aの電源(不図示)を入れる。その後、故障診断手段20aを入力操作することにより、通信を開始して診断対象である各電子制御装置5、6、7等と通信リンクが確立し、故障診断が実行される。
【0089】
次に、故障診断が終了した場合について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0090】
故障診断が終了したら、車両1のイグニッションスイッチ及び故障診断手段20aの電源をOFFにする。なお、車両1のイグニッションスイッチをOFFにしても以下の処理に関連する手段については、図示しない独立した電源により稼働可能となっている。
【0091】
次に、図4のステップS41において、放置検出手段22の電源電圧検出部224は、車両1の電源から車両コネクタ4を介して供給される電力の電圧を検出する。ここで、送受信手段20bが車両1の車両コネクタ4に接続されておらず、車両1から車両コネクタ4を介して送受信手段20bへ供給される電力の電圧が検出されない場合には(ステップS41においてNO)、放置検出手段22は、送受信手段20bが車両1に放置されていないと判断し、所有者への報知は行わず、放置防止のための処理は終了する。
【0092】
ステップS41において、送受信手段20bが車両1の車両コネクタ4に接続されており、車両1の電源から車両コネクタ4を介して送受信手段20bへ電力が供給され、電源電圧検出部224により電圧が検出された場合には(ステップS41においてYES)、次のステップS42に進む。このように、電源電圧検出部224が車両1の電源から送受信手段20bに供給されている電力の電圧を検出し、送受信手段20bが車両1に接続されていると判断することにより、安価な構成により送受信手段20bが車両1に接続されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0093】
次に、ステップS42において、放置検出手段22の通信検出部222は、送受信手段20b内の無線通信回路が駆動しているか否かを検出し、この検出により、放置検出手段22が、無線通信回路が駆動していると判断した場合には、故障診断手段20aと送受信手段20bとは無線通信中(故障診断中)であると判断し(ステップS42においてYES)、再度ステップS42の検出を行う。
【0094】
ステップS42において、通信検出部222が、送受信手段20b内の無線通信回路が駆動していないと検出した場合は、放置検出手段22は、故障診断手段20aと送受信手段20bとが無線通信を行っていない(故障診断を行っていない)と判断し(ステップS42においてNO)、放置検出手段22のタイマ223による計時を開始し、次のステップS43に進む。
【0095】
次に、ステップS43において、放置検出手段22のタイマ223にて計時された時間、即ち無線通信終了からの経過時間が、第1の所定時間T1(例えば、10sec)以上経過したか否かの判断を行い、当該計時された時間が第1の所定時間T1未満である場合は(ステップS43においてNO)、ステップS41に戻り、放置検出手段22の電源電圧検出部224が、車両1の電源から車両コネクタ4を介して送受信手段20bへ供給される電力の電圧の検出を再度行う。
【0096】
ステップS43において、タイマ223が計時した時間が、第1の所定時間T1以上経過していると判断した場合は(ステップS43においてYES)、放置検出手段22は、報知手段23に第1の報知内容の出力の指示を行い、次のステップS44に進む。
【0097】
以上のように、電源電圧検出部224が車両1の電源から送受信手段20bに供給される電力の電圧を検出し、且つ故障診断が終了してから第1の所定時間T1以上の時間が経過していることを検出した場合に、送受信手段20bが車両1に放置されていると判断することにより、故障診断が終了したにも関わらず、送受信手段20bが車両1に放置されたままであることを確実に検出することが可能となる。
【0098】
次に、ステップS44において、報知手段23は、放置検出手段22の第1の報知内容の出力の指示に基づき、車両1の所有者に対して、送受信手段20bを車両1に放置したことを知らせる第1の報知内容の出力を行い、当該放置防止のための処理は終了する。
【0099】
以上のように、車両用故障診断装置2を無線通信を用いて故障診断手段20aと送受信手段20bとに分割し、送受信手段20bに放置検出手段22と報知手段23とを具備させることにより、当該車両用故障診断装置2の作業性が向上すると共に、故障診断終了時の車両1に接続した送受信手段20bの当該車両1への放置を防止することが可能となる。
【0100】
さらに、以上のステップに加えて、タイマ223が故障診断終了からの経過時間の計時を行い、十分に長い第2の所定時間T2(例えば、10分間)が経過したことを検出したら、故障診断手段20aと送受信手段20bとが通信を行い、車両1の移動等により通信出来なかった場合に、放置検出手段22が送受信手段20bを放置したまま車両1を所有者に返却したと判断し、報知手段23に第1の報知内容を出力する指示を行い、報知手段23が当該第1の報知内容を出力するようにしても良い。これにより、送受信手段が車両に放置されたまま当該車両が移動されたことを検出することが可能となる。
【0101】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における車両用故障診断装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態における車両用故障診断装置の車両への放置防止の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態における車両用故障診断装置のブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態における車両用故障診断装置の車両への放置防止の処理を示すフローチャートである。
【図5】従来の故障診断装置の例を示すブロック図である。
【図6】従来の故障診断装置の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…車両
2…車両用故障診断装置
2a…操作部
2b…故障診断部
3…ハーネス
4…車両コネクタ
5…エンジンECU
6…A/T ECU
7…ABS ECU
8…車室内通信線
9、10…アンテナ
20a…故障診断手段
20b、20b’…送受信手段
21a、21b…アンテナ
22…放置検出手段
221…送受信手段取付検出部
222…通信検出部
223…タイマ
224…電源電圧検出部
23…報知手段
T1…第1の所定時間
T2…第2の所定時間

Claims (12)

  1. 車両に接続されて前記車両に設けられた電子制御装置から故障診断に必要なデータを取得し、前記データに基づいて前記車両の故障診断を行う車両用故障診断装置であって、
    前記車両用故障診断装置が故障診断終了後に前記車両に放置されていることを検出する放置検出手段と、
    前記放置検出手段により前記車両用故障診断装置の前記車両への放置が検出された場合に第1の報知内容の出力を行う報知手段と、を備え、
    前記放置検出手段は、
    前記車両用故障診断装置の前記車両に対する接続状態を検出する接続状態検出部と、
    故障診断終了から所定時間以上の時間の経過を検出する経過時間検出部と、
    を有し、前記接続状態検出部により前記車両用故障診断装置が前記車両に対して接続状態であることを検出し、且つ、前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間の経過を検出した場合に、前記車両用故障診断装置が前記車両に放置されていると判断する車両用故障診断装置。
  2. 前記電子制御装置から故障診断に必要なデータを取得し、前記データを無線送信する送受信手段と、
    前記無線送信されたデータに基づいて、前記車両の故障診断を行う故障診断手段と、を有する請求項1記載の車両用故障診断装置。
  3. 前記接続状態検出部は、前記送受信手段の前記車両に対する接続状態を検出する送受信手段接続状態検出手段であり、
    前記放置検出手段は、前記送受信手段接続状態検出部により前記送受信手段が前記車両に対して接続状態であることを検出し、且つ前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第1の所定時間以上の時間の経過を検出した場合に、前記送受信手段が前記車両に放置されていると判断する請求項2記載の車両用故障診断装置。
  4. 前記放置検出手段が、前記故障診断手段と前記送受信手段とが通信状態にあることを検出する通信検出部を有し、
    前記通信検出部が、前記故障診断手段と前記送受信手段とが通信状態でないことを検出することにより、前記経過時間検出部が計時を開始する請求項3記載の車両用故障診断装置。
  5. 前記放置検出手段が、前記故障診断手段に設けられている請求項3又は4記載の車両用故障診断装置。
  6. 前記送受信手段が前記故障診断手段に取り付け可能であり、前記放置検出手段の前記送受信手段接続状態検出部は、前記送受信手段の前記故障診断手段への取り付けを検出する送受信手段取付検出部であり、
    前記送受信手段取付検出部は、前記送受信手段の前記故障診断手段への取り付けが検出出来ないことにより、前記送受信手段が前記車両に対して接続状態であると判断する請求項5記載の車両用故障診断装置。
  7. 前記送受信手段が、対応する前記故障診断手段に予め定められており、
    前記放置検出手段が、前記送受信手段取付検出手段により前記送受信手段の前記故障診断手段への取り付けが検出された際に前記送受信手段が予め定められた前記送受信手段であるか否かの照合を行う照合部を有し、
    前記照合部により取り付けられた際に前記送受信手段が予め定められた送受信手段を照合出来ない場合に、前記報知手段が第2の報知内容を出力する請求項6記載の車両用故障診断装置。
  8. 前記放置検出手段が、前記送受信手段に備えられている請求項3又は4記載の車両用故障診断装置。
  9. 前記放置検出手段の前記送受信手段接続状態検出部は、前記車両の電源から前記送受信手段へ供給される電力の電圧を検出する電源電圧検出部であり、
    前記電源電圧検出部は、前記車両の電源から前記送受信手段に供給される電力の電圧を検出することにより、前記送受信手段が前記車両に対して接続状態であると判断する請求項8記載の車両用故障診断装置。
  10. 前記経過時間検出部により故障診断が終了してから第2の所定時間以上の経過が検出された場合に、前記故障診断手段と前記送受信手段とが通信を行い、前記故障診断手段と前記送受信手段との間で通信が不可能であった場合に、前記放置検出手段が前記送受信手段が前記車両に放置されていると判断する請求項3〜9の何れかに記載の車両用故障診断装置。
  11. 前記報知手段は、前記故障診断手段に設けられている請求項2から10の何れかに記載の車両用故障診断装置。
  12. 前記報知手段は、前記送受信手段に設けられている請求項2から11の何れかに記載の車両用故障診断装置。
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