JP3827405B2

JP3827405B2 - Flat belt meandering prevention device

Info

Publication number: JP3827405B2
Application number: JP16480397A
Authority: JP
Inventors: 康弘青木
Original assignee: Nitta Corp
Current assignee: Nitta Corp
Priority date: 1997-06-20
Filing date: 1997-06-20
Publication date: 2006-09-27
Anticipated expiration: 2017-06-20
Also published as: JPH1111625A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平ベルトの走行を制御するための装置に関し、より詳細には、例えば、一般的な工場に配置されるコンベアラインの搬送系に使用される、平ベルトの蛇行偏行を防止するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、平ベルトを駆動プーリおよび被動プーリ間に巻き掛けてこれらの物品を搬送させる際、平ベルトの蛇行または偏行を生じることが知られている。このような平ベルトの蛇行および偏行を防止または制御するために、一般にいくつかの制御装置が知られている。
【０００３】
例えば、プーリ表面に所定の曲率を有するクラウンを設けた装置が挙げられる。幅広の平ベルトを使用する場合には、大きなクラウンがプーリに設けられる。
【０００４】
しかし、このような大きなクラウンを有するプーリは、平ベルトの中央部分のみと接触して、平ベルトの中央部分に無理な力を加える一方で、平ベルトの両端部には力が加わらず、走行時に平ベルトの両端部が反り返るという問題がある。その結果、平ベルトの幅に対する、プーリに設けられ得るクラウンの大きさは限定されており、平ベルトの蛇行および偏行の発生を常に防止することができない。さらに、この装置では、平ベルトの特定の部分で起こった蛇行および偏行（すなわち、平ベルト自体が有するくせにより生じた蛇行および偏行）の発生を、ほとんど防止することができない。
【０００５】
他の例として、平ベルトとプーリとの接触面において平ベルトの接触面側に凸状のレールを設け、かつプーリの接触面に溝を設けて、これらをかみ合わせることにより、平ベルトの走行時の蛇行および偏行を防止する装置が知られている。しかし、このような装置には以下の問題が存在する：この装置において、レールを有する平ベルトは、製法上の都合により、レールが平ベルトに後から貼り付けられる。それ故、走行時においてプーリ上で屈曲すると、平ベルトからレールが剥離し易い。さらに、この装置においては、平ベルトは、レールを貼り付けた部分と貼り付けていない部分との間の剛性差により、搬送面に段またはしわを形成し易い。さらに、幅広の平ベルトを使用する際には、蛇行および偏行を制御する力も大きくする必要があるので、レールの高さを高くするか、または設けるレールの本数を増やす必要がある。しかし、レールの高さを高くする場合は、使用するプーリの外径を大きくする必要がある。レールの本数を増やす場合には、レールとプーリ上の溝とのかみ合わせを確実にするための精度を向上させる必要があり、かつ製造コストが上昇する。
【０００６】
上記のように、平ベルト走行時における蛇行および偏行の問題は未だ完全に解決されていない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、平ベルト自体に特別な加工を施すことなく、幅広の平ベルトも使用し得る、平ベルトの蛇行偏行防止装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シャフトと；該平ベルトが巻き掛けされ、かつ該シャフトの軸周りに回転可能な、主要プーリと；該主要プーリの両端部に設けられ、該シャフトの軸周りに回転可能であり、該平ベルトが巻き掛けされ、そして該シャフトの軸方向に転舵可能な、操舵プーリと；該操舵プーリを軸受けする軸部から延設されており、該平ベルトの端部に接触可能な摺接部を有するロッドと；を備える、平ベルトの蛇行偏行防止装置である。そのことにより上記が達成される。
【０００９】
１つの実施態様では、上記軸部から延設されたロッドは、互いに連結ロッドで連結されている。
【００１０】
１つの実施態様では、上記操舵プーリはその外周にクラウンを有し、該クラウンの曲率は上記主要プーリの外径の曲率に等しい。
【００１１】
１つの実施態様では、上記摺接部はローラーである。
【００１２】
本発明はまた、平ベルトが巻き掛けされる主要プーリのシャフトの軸方向の両端部に設けられた操舵プーリを有する平ベルトの蛇行偏行防止装置であって、該操舵プーリに巻き掛けされる該平ベルトは、該主要プーリ側に移動するように、該操舵プーリが該シャフトに対して傾斜している。
【００１３】
以下に本発明の作用について説明する。
【００１４】
本発明の蛇行偏行防止装置においては、蛇行および偏行の発生により正常な走行から逸脱しようとする平ベルトの端部がロッドに設けられた摺接部と接触すると、平ベルトの端部に押されてロッドが外側へ移動することにより、このロッドと連結された操舵プーリの軸部の傾きを傾斜させるために、操舵プーリが転舵し、平ベルトを自動的に正常な走行位置に押し戻す。平ベルトが正常な走行位置に戻ると、転舵した操舵プーリは元の位置に戻る。これにより、蛇行および偏行を発生するくせを有する平ベルトを使用する場合であっても、常に正常な走行安定性が得られる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面を参照しながら説明する。これによって本発明が限定されるものではない。また、以下の図において、同一の機能を有する部分には、同一の番号を付した。
【００１６】
図１は、本発明の蛇行偏行防止装置１００の部分切欠下面図を示す。図１は、見やすさのため平ベルト１１０の一部を省略している。蛇行偏行防止装置１００は、シャフト１１６の軸方向に対して順に操舵プーリ１２０、主要プーリ１１２および操舵プーリ１２０’を備える。主要プーリおよび２つの操舵プーリ１２０、１２０’には、平ベルト１１０が巻き掛けられている。平ベルト１１０は、操舵プーリ１２０、１２０’を軸受けする軸部１２３、１２３’から延設されたロッド１２４、１２４’に設けられた摺接部１３０、１３０’と接触するように、または適切な間隔をあけて配置されている（図示しない）。摺接部１３０、１３０’の形状は、平ベルト１１０の走行を妨害しない形状であれば特に限定されない。摺接部１３０、１３０’の例としては、平ベルトの移動方向に回転可能なローラーが挙げられる。
【００１７】
図２は、本発明の蛇行偏行防止装置１００の断面図である。蛇行偏行防止装置１００中の主要プーリ１１２は、シャフト１１６の軸周りに回転可能に設けられている。主要プーリ１１２は、駆動プーリまたは被動プーリのいずれであってもよい。主要プーリ１１２が被動プーリである場合、主要プーリ１１２は、ベアリング１１４により、シャフト１１６に対して回転可能に取り付けられている。主要プーリが駆動プーリである場合は、主要プーリがシャフトに固定されている。主要プーリ１１２にはまた、その外周にクラウン（図示せず）が設けられていてもよい。
【００１８】
操舵プーリ１２０、１２０’は、主要プーリ１１２の両端部においてシャフト１１６の軸周りに回転可能に設けられている。操舵プーリ１２０、１２０’は、互いに等しい外径および幅を有する。操舵プーリ１２０、１２０’の外径は、主要プーリ１１２の外径とほぼ等しくなるように設定されている。操舵プーリ１２０、１２０’はまた、図３に示されるように、その外周にクラウン１３４を有することが好ましい。図４に示されるように、操舵プーリ１２０、１２０’に設けられるクラウン１３４は、好ましくは主要プーリ１１２の外径Ｌの曲率に等しくなるように設計されている。操舵プーリ１２０、１２０’の幅Ｗは、特に限定されないが、平ベルトの総幅に対して５％〜２０％の幅であることが好ましい。
【００１９】
図２をさらに参照すると、操舵プーリ１２０、１２０’は、ベアリング１２２を介してロッド１２４、１２４’に設けられた軸部１２３、１２３’にそれぞれ軸受けされている。軸部１２３、１２３’はまた、シャフト管１２８、１２８’に設けられた球面軸受け１２６、１２６’を介してシャフト１１６に転舵可能に取り付けられている。軸部１２３、１２３’の転舵により、操舵プーリ１２０、１２０’もまた、シャフト１１６の軸方向に対して転舵可能となる。シャフト管１２８、１２８’の端部には、それぞれＣ型金具のような軸止め１３４、１３４’が設けられている。これにより、主要プーリ１１２、操舵プーリ１２０、１２０’、軸部１２３、１２３’およびシャフト管１２８、１２８’のそれぞれがシャフト１１６から脱落しない。
【００２０】
ロッド１２４および１２４’は、互いに連結ロッド１３２により連結されていることが好ましい。連結ロッド１２４は、必要に応じて通孔（図示せず）を有する固定具１３８を備えている。連結ロッド１２４は、固定具１３８の通孔内にて一軸方向に移動可能である。固定具１３８は、蛇行偏行装置１００の周りに設けられるハウジング（図示せず）内の適切な場所に固定される。
【００２１】
あるいは、連結ロッドの代わりに、ロッド１２４および１２４’の、それぞれ操舵プーリ１２０、１２０’が取り付けられた側とは反対の側にバネのような弾性部材（図示せず）が取り付けられ得る。この場合、弾性部材の他方の端部は、蛇行偏行防止装置１００のハウジング（図示せず）の内壁に取り付けられ得る。
【００２２】
操舵プーリ１２０、１２０’はまた、操舵プーリに巻き掛けされる平ベルト１１０が走行時において主要プーリ１１２側に移動するように、シャフト１１６に対して傾斜していることが好ましい。より具体的には、図２に示される方向Ｘに対し、平面的にハの字の状態となる（すなわち、方向Ｘに向かって先細りする）ように取り付けられることが好ましい。このような操舵プーリ１２０、１２０’の配置は、例えば、連結ロッド１３２の長さを調節して、ロッド１２４および１２４’が、図２に示される方向Ｘに対し、平面的にハの字の状態となるように取り付けられることにより達成される。
【００２３】
本発明の蛇行偏行防止装置１００は、例えば、２つを組み合わせて、または従来のプーリと組み合わせて使用され得る。本発明の蛇行偏行防止装置１００の配置の例を図５に示す。
【００２４】
図５において、平ベルト１１０が走行時に蛇行または偏行を生じようとすると、本発明の蛇行偏行防止装置１００は、以下のようにしてその蛇行および偏行を修正かつ防止する。
【００２５】
まず、走行中の平ベルトに蛇行または偏行が生じていない場合、図６の（ａ）に示されるように、蛇行偏行防止装置１００の操舵プーリ１２０、１２０’は、操舵プーリ１２０、１２０’の回転軸が主要プーリ１１２の回転軸と一致する位置で回転する。
【００２６】
平ベルトが蛇行または偏行して、図６の（ｂ）に示されるように、平ベルトの端部が摺接部１３０’に接触すると、摺接部１３０’を備えるロッド１２４’が傾斜し、それにより操舵プーリ１２０’の回転軸が主要プーリ１１２の回転軸に対して角度θで傾く。他方、連結ロッド１３２によりロッド１２４が傾斜し、操舵プーリ１２０の回転軸もまた、主要プーリ１１２の回転軸に対してθ傾く。この状態で、操舵プーリ１２０の周りを走行する平ベルトはＤ₁の方向へ移動して、徐々にもとの正常な位置で走行する。このとき、θだけ傾斜した操舵プーリ１２０、１２０’もまた、図６の（ａ）に示される位置に移動する。
【００２７】
あるいは、平ベルトが蛇行または偏行して、図６の（ｃ）に示されるように、平ベルトの端部が摺接部１３０に接触すると、摺接部１３０を備えるロッド１２４が傾斜し、それにより操舵プーリ１２０の回転軸が主要プーリ１１２の回転軸に対してが角度θ’で傾く。他方、連結ロッド１３２によりロッド１２４’が傾斜し、操舵プーリ１２０’の回転軸もまた、主要プーリ１１２の回転軸に対してθ’傾く。この状態で操舵プーリ１２０’の周りを走行する平ベルトはＤ₂の方向に移動して、徐々にもとの正常な位置で走行する。このとき、θ’だけ傾斜した操舵プーリ１２０、１２０’もまた、図６の（ａ）に示される位置に移動する。
【００２８】
このようにして、本発明の蛇行偏行防止装置は、走行時の平ベルトに生じる蛇行および偏行を防止し、平ベルトを常に正常な走行位置に保ち得る。
【００２９】
本発明の平ベルトの蛇行偏行装置は、例えば、幅広の平ベルトを使用する搬送用コンベアにおいて有用である。
【００３０】
【発明の効果】
本発明によれば、幅広の平ベルトを用いてもベルトの寿命を低下させることなく、高い走行安定性を保持し得る。さらに、本発明の平ベルトの蛇行偏行防止装置は、平ベルトにレールを設ける、プーリに高いクラウンを設けるなどの特別の加工を施す必要がないので、プーリに設けられるクラウンの大きさを限定することなく、比較的低いクラウンで平ベルトの走行時の蛇行および偏行の発生を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の平ベルトの蛇行偏行防止装置の部分切欠下面図を示す。
【図２】本発明の平ベルトの蛇行偏行防止装置の断面図である。
【図３】本発明に用いられる操舵プーリの一例を示す模式図である。
【図４】本発明に用いられる操舵プーリに設けられたクラウンの曲率を説明するための、操舵プーリの模式図である。
【図５】本発明の蛇行偏行防止装置を使用する際の、蛇行偏行防止装置の配置を説明するための斜視図である。
【図６】本発明の蛇行偏行防止装置を用いて、走行時の平ベルトに生じる蛇行および偏行が防止されるメカニズムを説明するための模式図であって、（ａ）は、平ベルトに蛇行または偏行が生じていないときの、操舵プーリの位置を説明する図であり、そして（ｂ）および（ｃ）は、平ベルトに蛇行または偏行が生じて、平ベルトの端部が摺接部に接触したときの操舵プーリの位置を説明するための図である。
【符号の説明】
１００蛇行偏行防止装置
１１０平ベルト
１１２主要プーリ
１１４、１２２ベアリング
１１６シャフト
１２０、１２０’ 操舵プーリ
１２３、１２３’ 軸部
１２４、１２４’ ロッド
１２６、１２６’ 球面軸受け
１２８、１２８’ シャフト管
１３０、１３０’ 摺接部
１３２連結ロッド
１３４クラウン
１３６、１３６’ 軸止め
１３８固定具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for controlling the running of a flat belt, and more particularly, to prevent meandering deviation of a flat belt used in, for example, a conveying system of a conveyor line arranged in a general factory. Relates to a device for
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it has been known that when a flat belt is wound between a driving pulley and a driven pulley and these articles are conveyed, the flat belt meanders or deflects. In order to prevent or control such meandering and deflection of the flat belt, several control devices are generally known.
[0003]
For example, the apparatus which provided the crown which has a predetermined curvature on the pulley surface is mentioned. When a wide flat belt is used, a large crown is provided on the pulley.
[0004]
However, a pulley having such a large crown makes contact with only the central portion of the flat belt and applies an excessive force to the central portion of the flat belt, while no force is applied to both ends of the flat belt. There is a problem that both ends of the flat belt sometimes warp. As a result, the size of the crown that can be provided on the pulley with respect to the width of the flat belt is limited, and the occurrence of meandering and deflection of the flat belt cannot always be prevented. Furthermore, this apparatus can hardly prevent the occurrence of meandering and skewing (that is, meandering and skewing caused by the habit of the flat belt itself) occurring in a specific portion of the flat belt.
[0005]
As another example, a flat rail is provided on the contact surface of the flat belt on the contact surface side of the flat belt, and a groove is formed on the contact surface of the pulley, and these are engaged, thereby driving the flat belt. Devices for preventing meandering and skewing of time are known. However, such a device has the following problems: In this device, a flat belt having rails is later attached to the flat belt due to manufacturing reasons. Therefore, the rail is easily peeled off from the flat belt when bent on the pulley during traveling. Further, in this apparatus, the flat belt easily forms a step or a wrinkle on the conveyance surface due to a difference in rigidity between a portion where the rail is attached and a portion where the rail is not attached. Furthermore, when a wide flat belt is used, it is necessary to increase the force for controlling meandering and skewing. Therefore, it is necessary to increase the height of the rails or increase the number of rails to be provided. However, when increasing the height of the rail, it is necessary to increase the outer diameter of the pulley to be used. When the number of rails is increased, it is necessary to improve the accuracy for ensuring the engagement between the rails and the grooves on the pulleys, and the manufacturing cost increases.
[0006]
As described above, the problem of meandering and skew during flat belt running has not been completely solved.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems. The object of the present invention is to provide a meandering deflection of a flat belt, which can be used for a wide flat belt without special processing. It is to provide a prevention device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a shaft; a main pulley on which the flat belt is wound and rotatable around the axis of the shaft; and provided at both ends of the main pulley and rotatable around the axis of the shaft A steering pulley on which the flat belt is wound and steered in the axial direction of the shaft; and extends from a shaft portion that supports the steering pulley, and is capable of contacting an end portion of the flat belt A meandering deflection preventing device for a flat belt, comprising: a rod having a sliding contact portion; This achieves the above.
[0009]
In one embodiment, the rods extended from the shaft portion are connected to each other by a connecting rod.
[0010]
In one embodiment, the steering pulley has a crown on its outer periphery, and the curvature of the crown is equal to the curvature of the outer diameter of the main pulley.
[0011]
In one embodiment, the sliding contact portion is a roller.
[0012]
The present invention is also a meandering deflection preventing device for a flat belt having steering pulleys provided at both axial ends of a main pulley shaft around which the flat belt is wound, which is wound around the steering pulley. The steering pulley is inclined with respect to the shaft so that the flat belt moves toward the main pulley.
[0013]
The operation of the present invention will be described below.
[0014]
In the meandering deviation prevention device of the present invention, when the end of the flat belt that is about to deviate from normal running due to the occurrence of meandering and deviation comes into contact with the sliding contact part provided on the rod, When the rod is pushed and moved outward, the steering pulley is steered in order to incline the inclination of the shaft portion of the steering pulley connected to the rod, and the flat belt is automatically pushed back to the normal traveling position. . When the flat belt returns to the normal traveling position, the steered steering pulley returns to the original position. Thereby, even when a flat belt having a habit of generating meandering and skewing is used, normal running stability can always be obtained.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below with reference to the drawings. This does not limit the present invention. Moreover, in the following figures, the same number was attached | subjected to the part which has the same function.
[0016]
FIG. 1 shows a partially cutaway bottom view of a meandering deflection preventing apparatus 100 of the present invention. In FIG. 1, a part of the flat belt 110 is omitted for easy viewing. The meandering prevention apparatus 100 includes a steering pulley 120, a main pulley 112, and a steering pulley 120 ′ in order with respect to the axial direction of the shaft 116. A flat belt 110 is wound around the main pulley and the two steering pulleys 120 and 120 ′. The flat belt 110 is in contact with the sliding contact portions 130, 130 'provided on the rods 124, 124' extending from the shaft portions 123, 123 'for bearing the steering pulleys 120, 120', or appropriate. They are arranged at intervals (not shown). The shape of the sliding contact portions 130 and 130 ′ is not particularly limited as long as it does not interfere with the running of the flat belt 110. Examples of the sliding contact portions 130 and 130 ′ include rollers that can rotate in the moving direction of the flat belt.
[0017]
FIG. 2 is a sectional view of the meandering deflection preventing apparatus 100 of the present invention. The main pulley 112 in the meandering deflection preventing apparatus 100 is provided to be rotatable around the shaft 116. The main pulley 112 may be either a driving pulley or a driven pulley. When the main pulley 112 is a driven pulley, the main pulley 112 is rotatably attached to the shaft 116 by a bearing 114. When the main pulley is a drive pulley, the main pulley is fixed to the shaft. The main pulley 112 may also be provided with a crown (not shown) on its outer periphery.
[0018]
The steering pulleys 120 and 120 ′ are rotatably provided around the shaft 116 at both ends of the main pulley 112. The steering pulleys 120 and 120 ′ have the same outer diameter and width. The outer diameters of the steering pulleys 120 and 120 ′ are set to be substantially equal to the outer diameter of the main pulley 112. The steering pulleys 120, 120 ′ also preferably have a crown 134 on the outer periphery thereof as shown in FIG. As shown in FIG. 4, the crown 134 provided on the steering pulleys 120, 120 ′ is preferably designed to be equal to the curvature of the outer diameter L of the main pulley 112. The width W of the steering pulleys 120 and 120 ′ is not particularly limited, but is preferably 5% to 20% of the total width of the flat belt.
[0019]
Still referring to FIG. 2, the steering pulleys 120 and 120 ′ are respectively supported by shafts 123 and 123 ′ provided on the rods 124 and 124 ′ via bearings 122. The shaft portions 123 and 123 ′ are also attached to the shaft 116 via spherical bearings 126 and 126 ′ provided on the shaft pipes 128 and 128 ′ so as to be steerable. By turning the shaft portions 123 and 123 ′, the steering pulleys 120 and 120 ′ can also be steered with respect to the axial direction of the shaft 116. At the ends of the shaft tubes 128 and 128 ′, shaft stoppers 134 and 134 ′ such as C-shaped metal fittings are provided, respectively. Accordingly, the main pulley 112, the steering pulleys 120 and 120 ′, the shaft portions 123 and 123 ′, and the shaft pipes 128 and 128 ′ do not fall off from the shaft 116.
[0020]
The rods 124 and 124 ′ are preferably connected to each other by a connecting rod 132. The connecting rod 124 includes a fixture 138 having a through hole (not shown) as necessary. The connecting rod 124 is movable in the uniaxial direction within the through hole of the fixture 138. The fixture 138 is fixed at a suitable place in a housing (not shown) provided around the meandering deflection device 100.
[0021]
Alternatively, instead of the connecting rod, a spring-like elastic member (not shown) may be attached to the opposite side of the rods 124 and 124 ′ to the side where the steering pulleys 120 and 120 ′ are attached. In this case, the other end of the elastic member can be attached to the inner wall of the housing (not shown) of the meandering deflection preventing apparatus 100.
[0022]
The steering pulleys 120 and 120 ′ are also preferably inclined with respect to the shaft 116 so that the flat belt 110 wound around the steering pulley moves toward the main pulley 112 during traveling. More specifically, it is preferably attached so as to have a square shape in a plane (that is, taper toward the direction X) with respect to the direction X shown in FIG. Such an arrangement of the steering pulleys 120, 120 ′ is such that, for example, the length of the connecting rod 132 is adjusted so that the rods 124 and 124 ′ have a square C shape in a plane with respect to the direction X shown in FIG. This is achieved by being attached in a state.
[0023]
The meandering deflection preventing apparatus 100 of the present invention can be used, for example, in combination of two or in combination with a conventional pulley. The example of arrangement | positioning of the meandering deviation prevention apparatus 100 of this invention is shown in FIG.
[0024]
In FIG. 5, when the flat belt 110 tries to meander or deviate during traveling, the meandering deviating prevention apparatus 100 of the present invention corrects and prevents the meandering and deviation as follows.
[0025]
First, when meandering or deviation does not occur in the traveling flat belt, as shown in FIG. 6A, the steering pulleys 120 and 120 ′ of the meandering deviation prevention apparatus 100 are provided with the steering pulleys 120 and 120, respectively. The rotation axis of 'is rotated at a position where it coincides with the rotation axis of the main pulley 112.
[0026]
When the flat belt meanders or skews and the end of the flat belt comes into contact with the sliding contact portion 130 ′ as shown in FIG. 6B, the rod 124 ′ including the sliding contact portion 130 ′ is inclined. As a result, the rotation shaft of the steering pulley 120 ′ is inclined at an angle θ with respect to the rotation shaft of the main pulley 112. On the other hand, the rod 124 is inclined by the connecting rod 132, and the rotation axis of the steering pulley 120 is also inclined by θ with respect to the rotation axis of the main pulley 112. In this state, the flat belt traveling around the steering pulley 120 moves in the direction D ₁ and gradually travels at the original normal position. At this time, the steering pulleys 120 and 120 ′ inclined by θ also move to the positions shown in FIG.
[0027]
Alternatively, when the flat belt meanders or skews and the end of the flat belt comes into contact with the sliding contact portion 130 as shown in FIG. 6C, the rod 124 including the sliding contact portion 130 is inclined, As a result, the rotation axis of the steering pulley 120 is inclined at an angle θ ′ with respect to the rotation axis of the main pulley 112. On the other hand, the rod 124 ′ is inclined by the connecting rod 132, and the rotation axis of the steering pulley 120 ′ is also inclined by θ ′ with respect to the rotation axis of the main pulley 112. Flat belt which runs around the steering pulley 120 'in this state is moved in the direction of D _2, and gradually travels at the normal position of the original. At this time, the steering pulleys 120 and 120 ′ inclined by θ ′ also move to the positions shown in FIG.
[0028]
In this manner, the meandering and deflection preventing device of the present invention prevents meandering and deflection occurring in the flat belt during traveling, and can always keep the flat belt in a normal traveling position.
[0029]
The flat belt meandering deflection apparatus of the present invention is useful, for example, in a conveyor for conveyance using a wide flat belt.
[0030]
【The invention's effect】
According to the present invention, even if a wide flat belt is used, high running stability can be maintained without reducing the life of the belt. Further, the meandering prevention device for the flat belt of the present invention does not require any special processing such as providing a rail on the flat belt or a high crown on the pulley, so the size of the crown provided on the pulley is limited. Therefore, meandering and skewing during the running of the flat belt can be prevented with a relatively low crown.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a partially cut-out bottom view of a flat belt meandering deflection preventing apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the flat belt meandering prevention apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram showing an example of a steering pulley used in the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram of a steering pulley for explaining a curvature of a crown provided in the steering pulley used in the present invention.
FIG. 5 is a perspective view for explaining an arrangement of the meandering prevention device when the meandering prevention device of the present invention is used.
6A and 6B are schematic diagrams for explaining a mechanism for preventing meandering and skewing that occurs in a flat belt during traveling using the meandering and skew prevention device of the present invention, and FIG. FIG. 6B is a diagram for explaining the position of the steering pulley when no meandering or deflection occurs, and FIGS. 7B and 7C are diagrams showing meandering or skewing of the flat belt, and the end of the flat belt is It is a figure for demonstrating the position of the steering pulley when it contacts a sliding contact part.
[Explanation of symbols]
100 meandering deflection preventing device 110 flat belt 112 main pulley 114, 122 bearing 116 shaft 120, 120 'steering pulley 123, 123' shaft portion 124, 124 'rod 126, 126' spherical bearing 128, 128 'shaft tube 130, 130 'Sliding contact portion 132 Connecting rod 134 Crown 136, 136' Shaft stopper 138 Fixing tool

Claims

平ベルトの蛇行偏行防止装置であって、
シャフトと；
該平ベルトが巻き掛けされ、かつ該シャフトの軸周りに回転可能な、主要プーリと；
該主要プーリの両端部に設けられ、該シャフトの軸周りに回転可能であり、該平ベルトが巻き掛けされ、そして該シャフトの軸方向に転舵可能な、操舵プーリと；
該操舵プーリを軸受けする軸部から延設されており、該平ベルトの端部に接触可能な摺接部を有するロッドと；
を備える、平ベルトの蛇行偏行防止装置。A flat belt meandering prevention device,
A shaft;
A main pulley around which the flat belt is wound and rotatable about the axis of the shaft;
A steering pulley provided at both ends of the main pulley, rotatable around the axis of the shaft, wound around the flat belt, and steerable in the axial direction of the shaft;
A rod extending from a shaft portion that receives the steering pulley and having a sliding contact portion that can come into contact with an end portion of the flat belt;
An apparatus for preventing meandering deviation of a flat belt.

前記軸部から延設されたロッドが、互いに連結ロッドで連結されている、請求項１に記載の平ベルトの蛇行偏行防止装置。The meandering deflection preventing device for a flat belt according to claim 1, wherein the rods extending from the shaft portion are connected to each other by a connecting rod.

前記操舵プーリがその外周にクラウンを有し、該クラウンの曲率が前記主要プーリの外径の曲率に等しい、請求項１に記載の平ベルトの蛇行偏行防止装置。The meandering deflection preventing device for a flat belt according to claim 1, wherein the steering pulley has a crown on an outer periphery thereof, and a curvature of the crown is equal to a curvature of an outer diameter of the main pulley.

前記摺接部がローラーである、請求項１に記載の平ベルトの蛇行偏行防止装置。The meandering deflection preventing device for a flat belt according to claim 1, wherein the sliding contact portion is a roller.

平ベルトが巻き掛けされる主要プーリのシャフトの軸方向の両端部に設けられた操舵プーリを有する平ベルトの蛇行偏行防止装置であって、
該操舵プーリに巻き掛けされる該平ベルトが、該主要プーリ側に移動するように、該操舵プーリが該シャフトに対して傾斜している、平ベルトの蛇行偏行防止装置。A flat belt meandering prevention device having steering pulleys provided at both ends in the axial direction of a shaft of a main pulley around which a flat belt is wound,
A flat belt meandering prevention device in which the steering pulley is inclined with respect to the shaft such that the flat belt wound around the steering pulley moves toward the main pulley.