JP3826675B2 - 薬品管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬品管理装置に係り、より詳しくは、試薬や医薬品等の薬品の管理を簡易に行うことができる薬品管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
学校での教育、企業での研究・開発・製造時、薬局等においては、目的に応じて種々の試薬、医薬品等の薬品を適宜使用するため、薬品の在庫量や使用量等を管理することは非常に手間のかかることである。
【0003】
これを簡便にするために、従来の薬品管理システムでは、各薬品の容器に容器内の薬品を識別するためのバーコードが印刷されたラベルを貼り付けておき、これをバーコードリーダで読み取ることによって薬品を識別する手法が用いられている。しかしながら、この手法では、薬品識別用のバーコードラベルを作成しなければならず費用がかかる、バーコードラベルのバーコード部が薬品の付着等によって汚れるとバーコードを読み取ることができない、バーコードラベルを貼り付けることができる薬品しか管理することができない等の問題点があった。
【0004】
また、薬品の払出しを管理するシステムとして、薬品を収納してある収納ボックスにバーコードを形成しておき、該バーコードを読み取ることによって薬品を識別する技術(特開平8−7014号公報参照)もあるが、この技術では、収納ボックスにバーコードを形成するため、容器にバーコードラベルを貼り付けることができる薬品しか管理することができないという問題点はないものの、バーコードを形成するために費用がかかる、バーコードが汚れるとバーコードを読み取ることができない、という問題点は依然残る。
【0005】
また、最近ではIDタグを各薬品の容器に添付しておき、該IDタグに基づいて薬品を識別するシステムが実用化されている。しかしながら、このシステムでは、IDタグの単価が数十円と高価であり、多数の薬品を管理する場合にはコストが著しく高くなる、IDタグを添付することができる薬品しか管理することができない等の問題点があった。
【0006】
一方、医薬品の在庫管理を行う技術として、特開平9−34942号公報に記載の技術では、医薬品を収納する収納部の底部に予め設定した重量以下となったときにオン状態となるスイッチ信号を出力するセンサを配設しておき、該センサの状態に基づいて在庫の有無を検出して表示している。しかしながら、この技術では、多数の収納部の各々に上記センサを配設する必要があり、コストが高い、という問題点があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、低コストに薬品を管理することができる薬品管理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る薬品管理装置は、管理対象とする薬品の容器を含めた重量を当該容器内の薬品名を特定できる情報に対応付けて複数記憶した記憶手段と、検索対象とする薬品の容器を含めた重量を計測する計測手段と、前記記憶手段に記憶されている複数の重量から前記計測手段によって計測された重量と同一又は近傍の重量を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された重量に対応する薬品名を表示する表示手段と、前記検索対象とする薬品の使用を終了する際に前記計測手段によって計測された重量を前記記憶手段に記憶されている当該薬品の重量として記憶する手段と、を備えている。
【0009】
すなわち、本発明者の鋭意検討の結果、包装量が同一とされる未使用薬品の容器を含めた重量が各々異なること、また、包装量の一部が使用された薬品の容器を含めた重量も0.1%以下程度の精度で重量が一致することは希であることが確認され、これらのことによって薬品の容器を含めた重量に基づいて薬品を高精度に識別できることが見出された。
【0010】
そこで、本発明に係る薬品管理装置では、記憶手段によって、管理対象とする薬品の容器を含めた重量を当該容器内の薬品名を特定できる情報に対応付けて複数記憶しておき、計測手段によって検索対象とする薬品の容器を含めた重量を計測し、検索手段によって上記記憶手段に記憶されている複数の重量から上記計測手段によって計測された重量と同一又は近傍の重量を検索し、表示手段により、検索手段によって検索された重量に対応する薬品名を表示し、更に前記検索対象とする薬品の使用を終了する際に前記計測手段によって計測された重量を前記記憶手段に記憶されている当該薬品の重量として記憶している。ここで、上記薬品には、試薬、医薬品等の全ての薬が含まれる。また、上記計測手段としては、電子天秤等のあらゆる重量計測器を適用することができる。更に、上記表示手段としては、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ等のあらゆる表示装置を適用することができる。
【0011】
このように、請求項1に記載の薬品管理装置によれば、管理対象とする薬品の容器を含めた重量を当該容器内の薬品名を特定できる情報に対応付けて複数記憶しておき、検索対象とする薬品の容器を含めた重量を計測して、上記記憶しておいた複数の重量から、計測した重量と同一又は近傍の重量を検索し、該重量に対応する薬品名を表示し、前記検索対象とする薬品の使用を終了する際に計測した前記重量を、記憶されている当該薬品の重量として記憶しているので、バーコードラベルやIDタグ等の薬品を識別するための部材を要することなく、ユーザは表示された薬品名を参照することによって検索対象とする薬品の薬品名を得ることができ、低コストに薬品を管理することができる。
【0012】
また、請求項1に記載の薬品管理装置によれば、最低1つの計測手段によって計測される各薬品の重量に基づいて多数の薬品の在庫管理が可能となるので、各薬品の収納部の各々に重量検出用のセンサを配設する技術に比較して、低コストに薬品を管理することができる。
【0013】
なお、上述したように、一部が使用された薬品の容器を含めた重量は一致することが希にあるため、本発明の検索手段によって複数の薬品が検索される場合もある。
【0014】
この場合等に対応するために、請求項2に記載の発明のように、前記表示手段によって複数の薬品名が表示された場合に、表示された複数の薬品名から少なくとも1つを選択するための指示を入力する指示入力手段を更に備えることが好ましい。
【0015】
この発明によれば、表示手段によって複数の薬品名が表示された場合には、表示された複数の薬品名から少なくとも1つを選択するための指示が指示入力手段によって入力される。これによって、検索結果が複数存在する場合であってもユーザによる判断に基づいて確実に検索対象とする薬品を特定することができる。
なお、本発明の前記検索手段は、請求項3に記載の発明のように、前記計測手段によって時系列に計測された重量のうちの所定サンプリング数分について平均を取ることにより重量を推定して前記検索を行うものとしてもよい。
また、本発明の前記表示手段は、請求項4に記載の発明のように、複数の薬品名を表示する場合に各薬品の分子量も表示するものとしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】
〔第1実施形態〕
まず、図1及び図2を参照して、本第1実施形態に係る薬品管理システム10Aの構成について説明する。
【0018】
図1に示すように、本第1実施形態に係る薬品管理システム10Aは、本システム全体の動作を制御する制御部12A、ユーザからの各種情報等の入力に使用するキーボード14及びマウス16、本システムによる処理結果や各種メニュー、メッセージ等を表示するディスプレイ18、薬品の重量を計測する電子天秤40を含んで構成されている。
【0019】
図2に示すように、制御部12AはCPU(中央処理装置)22を備えており、CPU22には、後述する薬品管理データや薬品リスト等の各種データのデータベース等が記憶されているハードディスク20、各種制御プログラムやデータ等が記憶されたROM24、及びCPU22による各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられるRAM26が接続されている。
【0020】
また、CPU22には、インタフェース部(I/F)28を介してキーボード14、マウス16、及び電子天秤40が、表示制御部30を介してディスプレイ18が、各々接続されている。なお、電子天秤40は、電子天秤40の上部に設けられた計量板上に載置されたものの重量を計測して、該計測の結果得られた重量を示すデータ(以下、重量データという)を制御部12Aに送信するように構成されている。
【0021】
ここで、ハードディスク20に記憶されている各種データについて説明する。本実施の形態におけるハードディスク20には、薬品関係データ、薬品管理データ、及び薬品リストの3種類のデータがデータベース形式に記憶されている。まず、図3を参照して、薬品関係データについて説明する。
【0022】
同図に示すように、本実施の形態に係る薬品関係データは、管理対象とする薬品に関するデータとして、薬品毎に「日本名」、「英語名」、「CAS番号」、「劇毒物の分類」、「消防法の分類」、「物性データ」等のデータを記述したものである。なお、本実施の形態では「物性データ」として比重及び分子量を適用している。
【0023】
次に、図4を参照して、薬品管理データについて説明する。同図に示すように、本実施の形態に係る薬品管理データは管理対象とする薬品の管理に関するデータとして、「使用許可者」、及び管理対象とする薬品毎の「保管場所」を記述したものである。
【0024】
次に、図5を参照して、薬品リストについて説明する。同図に示すように、本実施の形態に係る薬品リストは、薬品毎に、「購入日」、「含有量」、「重量」、及び「使用状態」を記述したものである。なお、本実施の形態では「使用状態」として、現在使用中であるか否かを示す「使用/不使用」情報と、当該薬品の使用履歴として使用時毎に「使用日付」、「使用量」、及び「使用者」の各情報が記録されるように構成されている。
【0025】
薬品管理システム10Aが本発明の薬品管理装置に、制御部12Aが本発明の検索手段に、キーボード14及びマウス16が本発明の指示入力手段に、ディスプレイ18が本発明の表示手段に、ハードディスク20が本発明の記憶手段に、電子天秤40が本発明の計測手段に、各々相当する。
【0026】
次に、図6〜図9を参照して、本第1実施形態に係る薬品管理システム10Aの作用を説明する。まず、図6を参照して、薬品管理システム10Aによって実行される薬品リスト登録処理について説明する。なお、図6は新規に薬品を薬品リストに登録する際にCPU22によって実行される薬品リスト登録処理プログラムの流れを示すフローチャートであり、該プログラムは予めROM24の所定領域に記憶されている。
【0027】
まず、同図のステップ200では登録すべき薬品の容器に収容された状態での電子天秤40の計量板への載置を指示する旨の表示をディスプレイ18に行う。ユーザは、この表示がなされた場合、登録すべき薬品を容器ごと電子天秤40の計量板上に載置する。すると、電子天秤40は当該薬品の重量を計測し、該計測の結果得られた重量データを制御部12Aに対して送信する。
【0028】
そこで、次のステップ202では電子天秤40からの重量データの受信待ちを行い、受信された時点(肯定判定された時点)でステップ204へ移行する。
【0029】
なお、計測対象とする薬品が液体である場合、ユーザによって当該薬品が電子天秤40に載置された際に薬品の液面が揺れてしまうため、電子天秤40から受信される重量データも時系列に徐々に減衰する振動を持った状態で受信されることになる。この場合、上記振動が終了するまで当該薬品の正確な重量を計測することができず、このために重量計測に長時間を要することになってしまう。
【0030】
本実施の形態では、この場合に対応するために電子天秤40から時系列に受信される重量データのうちの所定サンプリング数分について平均を取ることにより重量を推定することによって重量計測時間を短縮している。
【0031】
ステップ204では上記登録すべき薬品の薬品名、購入日、及び含有量の入力を促す旨のメッセージをディスプレイ18に表示し、次のステップ206ではこれらのデータのユーザからの入力待ちを行ない、入力された時点(肯定判定された時点)で次のステップ208へ移行する。
【0032】
ステップ208では薬品リスト(図5も参照)に対して、上記ステップ206において入力された薬品名を登録すると共に、上記ステップ206において入力された購入日及び含有量と、上記ステップ202で受信された重量データに基づいて得られた重量とを当該薬品名に対応付けて記録する。
【0033】
その後、ステップ210では本薬品リスト登録処理を終了するか否かをユーザからのキーボード14やマウス16を用いた指示入力に基づいて判定し、終了しない場合(否定判定の場合)は上記ステップ200へ戻り、終了すると判定された時点(肯定判定された時点)で本薬品リスト登録処理を終了する。
【0034】
次に、図7を参照して、薬品管理システム10Aによって実行される薬品使用開始処理について説明する。なお、図7は薬品の使用を開始する際にユーザからの指示入力に応じてCPU22によって実行される薬品使用開始処理プログラムの流れを示すフローチャートであり、該プログラムは予めROM24の所定領域に記憶されている。
【0035】
まず、同図のステップ250では使用者名(ユーザ名)の入力を促す旨のメッセージをディスプレイ18に表示する。この表示が行われるとユーザは使用者名をキーボード14を介して入力する。
【0036】
そこで、次のステップ252では使用者名の入力待ちを行い、ユーザにより使用者名の入力が行われると(ステップ252が肯定判定されると)ステップ254へ移行する。
【0037】
ステップ254では、上記ステップ252で入力された使用者名が薬品管理データ(図4も参照)に記憶されている使用許可者に含まれているか否かを判定することによって使用者が使用許可者であるか否かを判定し、使用許可者でない場合(否定判定の場合)はステップ256へ移行して使用不可である旨をディスプレイ18に表示した後に本薬品使用開始処理を終了する。
【0038】
一方、上記ステップ254で使用者が使用許可者であると判定された場合(肯定判定された場合)にはステップ300に移行し、ユーザが使用しようとしている薬品の電子天秤40の計量板への載置を指示する旨の表示をディスプレイ18に行う。ユーザは、この表示がなされると、持ち出してきた薬品のうちの1つを容器ごと電子天秤40の計量板上に載置する。すると、電子天秤40は当該薬品の重量を計測し、該計測の結果得られた重量データを制御部12Aに対して送信する。
【0039】
そこで、次のステップ302では電子天秤40からの重量データの受信待ちを行い、受信された時点(肯定判定された時点)でステップ304へ移行する。
【0040】
ステップ304では受信した重量データが示す重量により薬品リスト(図5も参照)を検索し、次のステップ306で検索結果をディスプレイ18に表示する。
【0041】
図8には、受信した重量が1.234kgであった場合のステップ306による表示結果の一例が示されている。同図に示すように、この場合は「XXXXX」、「NNNNN」、「YYYYY」、「UUUUU」の4種類の薬品名が表示されると共に、分子量が表示されている。ここで、各薬品の分子量は薬品リストから得られた薬品名に対応する分子量を薬品関係データ(図3も参照)から読み出すことによって得ることができる。
【0042】
次のステップ308では上記ステップ306によって表示された各薬品から何れか1つの選択を指示する旨のメッセージをディスプレイ18に表示する。図8では、「1つを選択して下さい。」というメッセージを表示した場合が示されている。ユーザは、このメッセージがディスプレイ18に表示されると、キーボード14によるNo.の指定や、マウス16によるディスプレイ18上の表示領域のポインティング指定によって目的とする薬品の選択結果を入力する。
【0043】
そこで、次のステップ310ではユーザによる選択結果の入力待ちを行い、選択結果が入力された時点(肯定判定された時点)でステップ312へ移行する。なお、このとき、ユーザによって選択された薬品を示す情報(本実施の形態では薬品管理データ(図4も参照)に記憶されている保管場所)をRAM26の所定領域に記憶しておく。
【0044】
ステップ312では上記ステップ310で入力された選択結果が示す薬品が使用中である旨を当該薬品の薬品リストにおける「使用/不使用」領域に記憶し、次のステップ314では本薬品使用開始処理を終了するか否かをユーザからのキーボード14やマウス16を用いた指示入力に基づいて判定し、終了しない場合(否定判定の場合)は上記ステップ300へ戻り、終了すると判定された時点(肯定判定された時点)で本薬品使用開始処理を終了する。
【0045】
次に、図9を参照して、薬品管理システム10Aによって実行される薬品使用終了処理について説明する。なお、図9は薬品の使用を終了する際にユーザからの指示入力に応じてCPU22によって実行される薬品使用終了処理プログラムの流れを示すフローチャートであり、該プログラムは予めROM24の所定領域に記憶されている。
【0046】
まず、同図のステップ350では使用者名(ユーザ名)の入力を促す旨のメッセージをディスプレイ18に表示する。この表示が行われるとユーザは使用者名をキーボード14を介して入力する。
【0047】
そこで、次のステップ352では使用者名の入力待ちを行い、ユーザにより使用者名の入力が行われると(ステップ352が肯定判定されると)ステップ354へ移行する。
【0048】
ステップ354では、上記ステップ352で入力された使用者名が薬品管理データ(図4も参照)に記憶されている使用許可者に含まれているか否かを判定することによって使用者が使用許可者であるか否かを判定し、使用許可者でない場合(否定判定の場合)はステップ356へ移行して使用不可である旨をディスプレイ18に表示した後に本薬品使用終了処理を終了する。
【0049】
一方、上記ステップ354で使用者が使用許可者であると判定された場合(肯定判定された場合)にはステップ358に移行し、使用を終了する薬品の容器に収容された状態での電子天秤40の計量板への載置を指示する旨の表示をディスプレイ18に行う。ユーザは、この表示がなされた場合、使用を終了する薬品を容器ごと電子天秤40の計量板上に載置する。すると、電子天秤40は当該薬品の重量を計測し、該計測の結果得られた重量データを制御部12Aに対して送信する。
【0050】
そこで、次のステップ360では電子天秤40からの重量データの受信待ちを行い、受信された時点(肯定判定された時点)でステップ362へ移行する。
【0051】
ステップ362では使用開始時の重量、すなわち、当該薬品に対応する薬品リストに記憶されている重量から上記ステップ360で受信した重量データが示す重量を減じることによって使用量を演算する。なお、この演算で得られる使用量はg(グラム)単位であるが、ここでは当該薬品が液体の場合には対応する薬品関係データ(図3も参照)の物性データの比重を用いてL(リットル)単位に換算したものを使用量として適用する。
【0052】
次のステップ364では当該薬品に対応する薬品リストの含有量から、それまでの総使用量を減じることによって当該薬品の残量を演算する。なお、上記総使用量は、当該薬品に対応する薬品リストの使用状態領域に記憶されている、それまでの使用量の総和に上記ステップ362において演算された今回の使用量を加算することによって得ることができる。
【0053】
次のステップ365では上記ステップ364において得られた残量が5%以下であるか否かを判定し、5%以下である場合(肯定判定の場合)はステップ366へ移行し、5%以下でない場合(否定判定の場合)にはステップ370へ移行する。
【0054】
ステップ366では残量があるか否かをユーザからのキーボード14やマウス16を用いた指示入力に基づいて判定し、残量がない場合(否定判定の場合)はステップ368へ移行して当該薬品に対応するデータを薬品リストから削除した後にステップ374へ移行する。
【0055】
一方、上記ステップ366において残量があると判定された場合(肯定判定された場合)にはステップ370へ移行して、上記ステップ362によって得られた使用量、上記ステップ360によって受信された重量データが示す重量、日付け、及び使用者名を当該薬品の薬品リストの所定領域に記憶し、更に次のステップ372において薬品リストの使用/不使用領域に当該薬品が使用されていない旨を記憶した後にステップ374へ移行する。
【0056】
ステップ374では本薬品使用終了処理を終了するか否かをユーザからのキーボード14やマウス16を用いた指示入力に基づいて判定し、終了しない場合(否定判定の場合)は上記ステップ358へ戻り、終了すると判定された時点(肯定判定された時点)で本薬品使用終了処理を終了する。
【0057】
以上のような、薬品リスト登録処理、薬品使用開始処理、及び薬品使用終了処理を各処理発生時に実行することによって、在庫量や使用量等のデータを正確に記録することができる。そして、これらのデータを利用することによって、一例として次のような処理を行うことができる。
・定期的な劇毒物の在庫量の調査。
・定期的な危険物保有量の調査。
・未使用状態の薬品の検索による棚卸し。
・在庫薬品の一覧表示。
・消防法分類による在庫量の調査。
【0058】
なお、本発明者らによって本第1実施形態に係る薬品管理システム10Aを用いて3L(リットル)瓶から10g(10mL)瓶まで約500本の薬品の管理を、在庫量及び使用量を0.1g単位として行ったところ、毒劇物の在庫量管理、消防法の可燃性物質量管理、及び棚卸しを支障なく実施することができた。なお、ここでは、電子天秤40としてメトラー・トレド株式会社製のPM6000型電子天秤を用いた。
【0059】
以上詳細に説明したように、本第1実施形態に係る薬品管理システムでは、管理対象とする薬品の容器を含めた重量を当該容器内の薬品名を特定できる情報に対応付けて複数記憶しておき、検索対象とする薬品の容器を含めた重量を計測して、上記記憶しておいた複数の重量から、計測した重量と同一又は近傍の重量を検索し、該重量に対応する薬品名を表示しているので、バーコードラベルやIDタグ等の薬品を識別するための部材を要することなく、ユーザは表示された薬品名を参照することによって検索対象とする薬品の薬品名を得ることができ、低コストに薬品を管理することができる。
【0060】
また、本第1実施形態に係る薬品管理システムでは、1つの電子天秤によって計測される各薬品の重量に基づいて多数の薬品の在庫管理が可能となるので、各薬品の収納部の各々に重量検出用のセンサを配設する技術に比較して、低コストに薬品を管理することができる。
【0061】
更に、本第1実施形態に係る薬品管理システムでは、複数の薬品名がディスプレイに表示された場合には、表示された複数の薬品名から少なくとも1つを選択するための指示がキーボード14、マウス16等によって入力されるので、検索結果が複数存在する場合であってもユーザによる判断に基づいて確実に検索対象とする薬品を特定することができる。
【0062】
〔第2実施形態〕
まず、図10及び図11を参照して、本第2実施形態に係る薬品管理システム10Bの構成について説明する。なお、図10及び図11における図1及び図2と同様の部分については図1及び図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0063】
図10及び図11に示すように、本第2実施形態に係る薬品管理システム10Bは、上記第1実施形態に係る薬品管理システム10Aの電子天秤40に代えて重量用電子天秤40A及び軽量用電子天秤40Bを用いると共に、薬品保管庫(図示省略)の鍵を保管するキーボックス50を用いた点が上記第1実施形態と異なっている。
【0064】
図11に示すように、キーボックス50はI/F28に接続されており、CPU22は必要に応じてキーボックス50の施錠/解錠を制御することができる。
【0065】
薬品管理システム10Bが本発明の薬品管理装置に、制御部12Bが本発明の検索手段に、重量用電子天秤40A及び軽量用電子天秤40Bが本発明の計測手段に、各々相当する。
【0066】
以上のように構成された本第2実施形態に係る薬品管理システム10Bでは、上記第1実施形態における薬品リスト登録処理、薬品使用開始処理、及び薬品使用終了処理の各処理において電子天秤への載置指示の表示を行う(ステップ200、ステップ300、ステップ358)際に、所定重量(本第2実施形態では500g)を超える薬品については重量用電子天秤40Aに載置し、上記所定重量以下である薬品については軽量用電子天秤40Bに載置することを指示する旨の表示を行う。これによって、薬品の重量に応じた適切な精度で重量を計測することを可能としている。
【0067】
また、本第2実施形態に係る薬品管理システム10Bでは、上記第1実施形態における薬品使用開始処理及び薬品使用終了処理の各処理における使用者が使用許可者であるか否かの判定処理(ステップ254、ステップ354)の結果、使用許可者である場合のみキーボックス50の錠を解錠する制御を行う。これによって、使用許可者以外の薬品の薬品保管庫からの持ち出しを防止することができる。
【0068】
なお、本発明者らによって本第2実施形態に係る薬品管理システム10Bを用いて薬品の管理を、一斗缶等重量のある薬品の重量を重量用電子天秤40Aを用いて1g単位で測定し、500g(又は500mL)以下の薬品については軽量用電子天秤40Bを用いて0.01g単位で測定して行ったところ、在庫量管理及び使用量管理を支障なく行うことができた。なお、ここでは、重量用電子天秤40A及び軽量用電子天秤40Bとして各々メトラー・トレド株式会社製のPK30K型電子天秤及びPM2000型電子天秤を用いた。
【0069】
以上説明したように、本第2実施形態に係る薬品管理システムでは、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、電子天秤として計測すべき薬品の重量に応じた2つの電子天秤を適用しているので、適切な精度で重量を計測することができ、かつ使用許可者以外には薬品保管庫の鍵を解錠することができないように構成しているので、薬品に対するセキュリティーを向上することができる。
【0070】
なお、本第2実施形態では、本発明の計測手段として重量用電子天秤40A及び軽量用電子天秤40Bの2台の電子天秤を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3台以上の電子天秤(例えば、軽量用、中量用、重量用の3台の電子天秤)を適用する形態とすることもできる。この場合は、薬品の重量を、より適切な精度で計測することが可能となる。
【0071】
〔第3実施形態〕
まず、図12及び図13を参照して、本第3実施形態に係る薬品管理システム10Cの構成について説明する。なお、図12及び図13における図1及び図2と同様の部分については図1及び図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0072】
図12及び図13に示すように、本第3実施形態に係る薬品管理システム10Cは、磁気カードリーダ42を用いると共に、施錠型の薬品保管庫52を用いた点が上記第1実施形態と異なっている。
【0073】
図13に示すように、磁気カードリーダ42はI/F28に接続されており、CPU22は磁気カードリーダ42によって読み取られた磁気カードの情報を受信することができる。また、薬品保管庫52もまたI/F28に接続されており、CPU22は必要に応じて薬品保管庫52の施錠/解錠を制御することができる。
【0074】
薬品管理システム10Cが本発明の薬品管理装置に、制御部12Cが本発明の検索手段に、各々相当する。
【0075】
以上のように構成された本第3実施形態に係る薬品管理システム10Cでは、上記第1実施形態における薬品使用開始処理及び薬品使用終了処理の各処理における使用者名の入力指示表示処理(ステップ250、ステップ350)を、使用者が所持しているIDカードとして機能する磁気カードの磁気カードリーダ42へのパスの指示及び予め定められたパスワードの入力の指示の各指示を示す旨の表示を行う処理とし、磁気カードの磁気カードリーダ42へのパスによって磁気カードリーダ42から送信される磁気カードの情報の受信待ち、及び上記パスワードの入力待ちを行う。
【0076】
そして、使用許可者か否かの判定処理(ステップ254、ステップ354)では、磁気カードリーダ42から受信された情報に基いて特定される使用者名が、薬品管理データに記憶されている使用許可者に含まれると共に、入力されたパスワードが予め定められたパスワードと一致する場合に使用許可すべきものと判定し、この場合にのみ薬品保管庫52の鍵を解錠する制御を行う。これによって、使用許可者以外の薬品の薬品保管庫からの持ち出しを防止することができる。
【0077】
以上説明したように、本第3実施形態に係る薬品管理システムでは、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、使用許可者以外には薬品保管庫の鍵を解錠することができないように構成しているので、薬品に対するセキュリティーを向上することができる。
【0078】
なお、上記各実施形態における薬品関係データ、薬品管理データ、薬品リストの構造は、図3〜図5に示すものに限定されるものではないことは言うまでもない。例えば、図4の薬品管理データにおける使用許可者は全ての薬品について同一人物が適用されているが、各薬品毎に使用許可者を設定する形態とすることもできる。また、薬品管理データを薬品リストに含めて記録する形態とすることもできる。
【0079】
また、上記各実施形態では、各々薬品管理装置を単独で構成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図14(A)に示すように、各実施形態に係る薬品管理システムを薬品を使用かつ保管する個別の実験室等に配置すると共に、各薬品管理システムをファイルサーバーが接続されたローカル・エリア・ネットワークに接続する形態とすることもできる。この場合、薬品リストをファイルサーバーにも記録することにより、各薬品管理システムによって全体の薬品の使用量等を確認することができる。また、このような形態において、ファイルサーバーによって使用許可者のデータや薬品に関する基礎データを集中管理することにより、各データの変更や追加を簡易に行うことができる。また、このようにネットワーク接続することによって広範なエリア内での在庫量管理、使用量管理、使用者の管理等の各種管理を効率よく行うことができる。更に、図14(B)に示すように、図14(A)に示す形態に対して薬品購入システムを付加する形態とすることもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、発明に係る薬品管理装置によれば、管理対象とする薬品の容器を含めた重量を当該容器内の薬品名を特定できる情報に対応付けて複数記憶しておき、検索対象とする薬品の容器を含めた重量を計測して、上記記憶しておいた複数の重量から、計測した重量と同一又は近傍の重量を検索し、該重量に対応する薬品名を表示し、前記検索対象とする薬品の使用を終了する際に計測した前記重量を、記憶されている当該薬品の重量として記憶しているので、バーコードラベルやIDタグ等の薬品を識別するための部材を要することなく、ユーザは表示された薬品名を参照することによって検索対象とする薬品の薬品名を得ることができ、低コストに薬品を管理することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る薬品管理システムの外観を示す斜視図である。
【図2】 第1実施形態に係る薬品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態に係る薬品関係データの構成例を示す概略図である。
【図4】 実施の形態に係る薬品管理データの構成例を示す概略図である。
【図5】 実施の形態に係る薬品リストの構成例を示す概略図である。
【図6】 実施の形態に係る薬品管理システムによって実行される薬品リスト登録処理プログラムの流れを示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態に係る薬品管理システムによって実行される薬品使用開始処理プログラムの流れを示すフローチャートである。
【図8】 薬品使用開始処理プログラムによる検索結果の表示例を示す概略図である。
【図9】 実施の形態に係る薬品管理システムによって実行される薬品使用終了処理プログラムの流れを示すフローチャートである。
【図10】 第2実施形態に係る薬品管理システムの外観を示す斜視図である。
【図11】 第2実施形態に係る薬品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図12】 第3実施形態に係る薬品管理システムの外観を示す斜視図である。
【図13】 第3実施形態に係る薬品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図14】 その他の実施形態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10A、10B、10C 薬品管理システム(薬品管理装置)
12A、12B、12C 制御部(検索手段)
14 キーボード(指示入力手段)
16 マウス(指示入力手段)
18 ディスプレイ(表示手段)
20 ハードディスク(記憶手段)
22 CPU
40 電子天秤(計測手段)
40A 重量用電子天秤(計測手段)
40B 軽量用電子天秤(計測手段)
42 磁気カードリーダ
50 キーボックス
52 薬品保管庫
Claims (4)
- 管理対象とする薬品の容器を含めた重量を当該容器内の薬品名を特定できる情報に対応付けて複数記憶した記憶手段と、
検索対象とする薬品の容器を含めた重量を計測する計測手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の重量から前記計測手段によって計測された重量と同一又は近傍の重量を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された重量に対応する薬品名を表示する表示手段と、
前記検索対象とする薬品の使用を終了する際に前記計測手段によって計測された重量を前記記憶手段に記憶されている当該薬品の重量として記憶する手段と、
を備えた薬品管理装置。 - 前記表示手段によって複数の薬品名が表示された場合に、表示された複数の薬品名から少なくとも1つを選択するための指示を入力する指示入力手段
を更に備えた請求項1記載の薬品管理装置。 - 前記検索手段は、前記計測手段によって時系列に計測された重量のうちの所定サンプリング数分について平均を取ることにより重量を推定して前記検索を行う
請求項1又は請求項2記載の薬品管理装置。 - 前記表示手段は、複数の薬品名を表示する場合に各薬品の分子量も表示する
請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の薬品管理装置。
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