JP3826657B2 - ヒューズボックスユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒューズ体とそのヒューズ体を収容するヒューズボックスとを備えるヒューズボックスユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用内に搭載されるヒューズボックスユニットとして、バッテリに直付けされるものが知られている。ここで、その従来例を図3に示す。
【0003】
ヒューズボックスユニット51は、ヒューズボックス52とヒューズ体53とを備えている。ヒューズ体53は導電性金属板からなり、所定の形状に形成されている。この金属板には、バッテリ50の端子に接続される第1バスバー部54、所定の配電線が接続される第2バスバー部55、及び両バスバー部54,55間を連結するヒューズエレメント部56aが一体的に形成されている。また、第2バスバー部55には、それぞれ貫通孔57aを有する3つの出力端子部57が、それぞれヒューズエレメント部56bを介して一体的に形成されている。
【0004】
第1バスバー部54は、基部54aと、その基部54aの上端部分が直角に屈曲されて形成されたバッテリ取付部54bとを備えている。バッテリ取付部54bには貫通孔58が透設され、基部54aの上縁には貫通孔59が透設されている。第2バスバー部55は、基部54aと同一面上に形成され、その上縁には貫通孔60が透設されている。
【0005】
ヒューズボックス52は、ヒューズ体53を収容可能な内部空間52aを有している。ヒューズボックス52の内面においてボルト挿通部59,60と対応する箇所には、開口部に向かって突出する雄ねじ部61,62がそれぞれ形成されている。また、ヒューズボックス52の奥壁52bにおいてバッテリ取付部54bと対応する箇所には、同バッテリ取付部54bを挿入可能な挿通孔63が透設されている。そして、ヒューズ体53は、各貫通孔59,60に各雄ねじ部61,62を挿通させるとともに、バッテリ取付部54bを挿通孔63に挿通させた状態でヒューズボックス52内に収容される。
【0006】
図4に示すように、バッテリ取付部54bの貫通孔58には、導電性材料からなるバッテリポスト64の雄ねじ部64aが挿通される。そして、その雄ねじ部64aにナット65が螺着されることによって、バッテリ取付部54bとバッテリポスト64とが接続される。バッテリポスト64は、バッテリ50の給電端子50aに固定される。これにより、給電端子50aとヒューズ体53とが電気的に接続され、ヒューズボックスユニット51はバッテリ50の側面に沿った状態で配置される。換言すれば、ヒューズボックスユニット51は、バッテリ取付部54bがバッテリ50の上面に引っかけられた状態で配置される。よって、ヒューズボックスユニット51は、バッテリ50に直付けされた状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図4に示すように、ヒューズボックスユニット51は、バッテリ取付部54bだけがバッテリ50の上面に引っかけられた状態で支持されている。
このため、ヒューズボックスユニット51の重量は、バッテリ取付部54bだけで支えられている。図3に示すように、各出力端子部57には、種々の電装品への電力供給を行うための配電線66がそれぞれ装着される。また、各雄ねじ部60,61には、スタータやオルタネータなどの大電流を必要とする電装品への電力供給を行うための配電線(図示略)がそれぞれ装着される。このため、ヒューズボックスユニット51の重量が増大する。よって、こうしたヒューズボックスユニット51の重量による負荷や車両走行時の振動による負荷などにより、バッテリ取付部54bが破損してしまうおそれがある。特に、各雄ねじ部61,62に装着される配電線には大電流が流れるため、太くて重いものが用いられる。よって、バッテリ取付部54bに加わる負荷が大きく、同バッテリ取付部54bが破損しやすい。
【0008】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性を向上させることができるヒューズボックスユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、板状のヒューズ体と、そのヒューズ体を収容可能なヒューズボックスとを備えるヒューズボックスユニットにおいて、前記ヒューズボックスは、バッテリの側面に沿って延びる基部と、その基部の上方において該バッテリの上面に沿って延びる延設部とを備えた鉤形状をなし、前記ヒューズ体は、バッテリの端子に対して直付け可能なバッテリ取付部を有する第1バスバー部と、種々の電装品に対して電力を供給する配電線が装着される第2バスバー部と、それらバスバー部同士を連結するべく両バスバー部に一体的に設けられたヒューズエレメント部とを備え、前記両バスバー部には、前記基部内に収容されて前記バッテリの側面に沿って延びる基板の上端から前記延設部に収容されて該バッテリの上面に沿って延びるように屈曲された屈曲片が、前記バッテリ取付部を中心として対称となるように形成され、その屈曲片には、前記延設部から上方に突出して特定の電装品に対して電力を供給する配電線を装着可能なボルトに電気的に接続され、該屈曲片及び該ボルトにおける屈曲片との接続箇所が、前記延設部とともに樹脂材によってモールドされていることを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、各バスバー部には、ヒューズボックスの延設部に収容される屈曲片が屈曲形成されている。このため、ヒューズボックスユニットは、延設部をバッテリの上面に引っかけた状態で配置した際にはバッテリ取付部と屈曲片とによって支持された状態となり、その支持箇所の強度が高くなる。よって、その支持箇所に同ユニットの重量による負荷や振動による負荷などが加わっても、その支持箇所は破損しにくくなる。
【0013】
しかも、特定の電装品に接続される配電線は、屈曲片に設けられた電線装着部に装着される。屈曲片はバッテリの上面に配置されるため、その配電線の重量はバッテリによって支持される。したがって、ヒューズボックスユニットの支持箇所に加わる負荷を低減することができる。特に、大電流の通電が必要な電装品に接続される太くて重い配電線を電線装着部に装着させるようにすれば、ヒューズボックスユニットの支持箇所に加わる負荷を大幅に低減することができる。したがって、バッテリ取付部及び屈曲片が破損しにくくなり、ヒューズボックスユニットの耐久性が向上する。
【0014】
また、屈曲片は、両バスバー部に設けられている。そして、それら屈曲片は、バッテリ取付部を中心として対称となる位置に設けられている。このため、バッテリ取付部に偏った荷重が加わることを防止することができる。よって、特にバッテリ取付部の破損が防止され、ヒューズボックスユニットの耐久性がより向上する。
【0015】
さらに、屈曲片は、ヒューズボックスと一体的に形成された樹脂材によってモールドされている。このため、屈曲片の強度が向上し、バッテリ取付部及び屈曲片の破損をより一層確実に抑制することができる。よって、ヒューズボックスユニットの耐久性を一層向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車用ヒューズボックスユニットに具体化した一実施形態を図1及び図2に基づき詳細に説明する。
【0017】
図1(a)に示すように、ヒューズボックスユニット11は、ヒューズボックス12、ヒューズ体13、及びカバー14を備えている。図1(b)に示すように、ヒューズ体13は、一枚の導電性金属板を用いて形成されている。導電性金属板の形成材料としては、銀、銅、亜鉛、スズ、鉛及びこれらの合金などが通常よく使用される。ヒューズ体13は、この金属板を所定の形状に打ち抜き加工することによって形成されている。これにより、ヒューズ体13には、第1バスバー部21、第2バスバー部22及びそれらバスバー部21,22を連結するヒューズエレメント部23が一体的に形成されている。ヒューズエレメント部23は略「S」字状に形成されている。ヒューズエレメント部23の一端は第1バスバー部21に連結され、他端は第2バスバー部22に連結されている。
【0018】
第1バスバー部21は、垂直方向に延びる第1基板21aと、その第1基板21aの上部が屈曲されて水平方向に延びるバッテリ取付部21b及び第1屈曲片21cとから構成されている。バッテリ取付部21bの略中央には円形の貫通孔24が透設され、第1屈曲片21cの略中央には円形の貫通孔25が透設されている。
【0019】
第2バスバー部22は、垂直方向に延びる第2基板22aと、その第2基板22aの上部が屈曲されて水平方向に延びる第2屈曲片22bと、複数(本実施形態では3つ)のヒューズエレメント部26及び出力端子部27とから構成されている。第2基板22aは略「L」字状をなしており、第2屈曲片22bはその最上部に屈曲形成されている。第2屈曲片22bの略中央には円形の貫通孔28が透設されている。この第2屈曲片22bは、第1屈曲片21cと同一平面上に位置するとともに、バッテリ取付部21bを中心として第1屈曲片21cと対称となる位置に形成されている。よって、図1(b)に示すように、貫通孔25の中心からバッテリ取付部21bの貫通孔24までの距離と、貫通孔28の中心から貫通孔24までの距離とが、等しくなっている。
【0020】
また、各ヒューズエレメント部26は略「S」字状に形成されている。各ヒューズエレメント部26の一端は第2基板22aの下端縁にそれぞれ並列に並んだ状態で一体形成され、他端はそれぞれ出力端子部27に一体形成されている。各出力端子部27には、それぞれ貫通孔29が透設されている。なお、各ヒューズエレメント部26は、前記ヒューズエレメント部23よりも細く形成されている。
【0021】
このように構成されたヒューズ体13は、図1(a)に示すように、合成樹脂によってモールドされている。詳しくは、ヒューズ体13は、バッテリ取付部21b、第1及び第2屈曲片21c,22bの表面、各ヒューズエレメント部23,26、及び各出力端子部27の表面が露出するように樹脂モールドされている。そして、このモールド樹脂材によってヒューズボックス12が構成されている。よって、ヒューズ体13は、ヒューズボックス12内に収容された状態となっている。図2に併せ示すように、ヒューズボックス12は、バッテリ41の側面に沿って延びる基部12aと、その基部12aの上部において前記バッテリの上面に沿って延びる延設部12bとを備えた側面視で上部が側方に張り出した略鉤状をなしており、各屈曲片21c,22bを補強するように形成されている。そして、各屈曲片21c,22bは、延設部12b内に収容された状態で樹脂モールドされている。すなわち、各屈曲片21c,22bをモールドする樹脂部が補強手段となっている。
【0022】
各屈曲片21c,22bの各貫通孔25,28には、下方からボルト31,32が挿通されている。そして、各ボルト31,32の座面と各屈曲片21c,22bの裏面とが当接した状態で、各ボルト31,32の頭部が屈曲片21c,22bとともにモールドされている。このため、各ボルト31,32は、各屈曲片21c,22bと電気的に接触した状態で上方に向かって延びている。
【0023】
図2に示すように、ボルト31には、それぞれ特定の電装品への電力供給を行うための配電線33が装着されている。詳しくは、配電線33は、先端に取着された端子部33aにボルト31を挿通させ、ボルト31にナット34を螺着することによって装着されている。また、ボルト32にも、配電線33が装着されている(図示略)。このため、ボルト31に装着された配電線33と第1バスバー部21の屈曲片21cとが電気的に接続され、ボルト32に装着された配電線33と第2バスバー部22の屈曲片22bとが電気的に接続されている。すなわち、各屈曲片21c,22bは電線装着部となっている。また、各配電線33は、水平方向に引き出されている。
【0024】
なお、本実施形態において、ボルト31にはスタータへの電力供給を行うための配電線33が接続され、ボルト32にはオルタネータへの電力供給を行うための配電線33が接続されている。すなわち、各ボルト31,32には大電流の通電が必要な電装品への電力供給を行うための配電線33が接続されている。そして、配電線33として芯線の断面積が20〜30mm2 のものが用いられている。
【0025】
図1に示すように、各出力端子部27には、種々の電装品への電力供給を行うための配電線35がそれぞれ装着される。各出力端子部27の裏面側には、図示しないナット部が各出力端子部27と当接した状態でモールドされている。そして、各配電線35は、先端に取着された端子部を介してボルトをナット部に螺着することによって装着される。
【0026】
バッテリ取付部21bの貫通孔24には、導電性材料からなるバッテリポスト36の雄ねじ部36aが挿通されている。そして、その雄ねじ部36aにナット37が螺着されることによって、バッテリ取付部21bとバッテリポスト36とが接続されている。図2に示すように、バッテリポスト36は、バッテリ41の給電端子42に固定されている。これにより、給電端子42とヒューズ体13とが電気的に接続され、ヒューズボックスユニット11はバッテリ41の側面に沿った状態で配置される。換言すれば、ヒューズボックスユニット11は、バッテリ取付部21bがバッテリ41の上面に引っかけられた状態で配置される。
よって、ヒューズボックスユニット11は、バッテリ41に直付けされた状態となっている。また、この状態においては、ヒューズボックス12において側方に張り出した部分、すなわち各屈曲片21c,22bをモールドしている部分の下面がバッテリ41の上面に当接するようになっている。このため、バッテリ取付部21b及び各屈曲片21c,22bがバッテリ41の上面に引っかかった状態となっている。つまり、ヒューズボックスユニット11は、バッテリ取付部21bと各屈曲片21c,22bとによって支持された状態となっている。
【0027】
そして、こうしたヒューズボックス12には、カバー14が取着される。このカバー14は、ボックスカバー部14aと蓋部14bとから構成されている。ボックスカバー部14aはヒューズボックス12の開口部に取り付けられ、蓋部14bはヒューズボックス12上部に取り付けられる。
【0028】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)ヒューズボックスユニット11をバッテリ41に取り付けたとき、同ユニット11は、バッテリ取付部21bと各屈曲片21c,22bとによって支持された状態となる。このため、ヒューズボックスユニット11の支持箇所の強度が高くなり、その支持箇所に同ユニット11の重量による負荷や振動による負荷などが加わっても、その支持箇所は破損しにくくなる。
【0029】
しかも、各配電線33は、両屈曲片21c,22bに装着される。両屈曲片21c,22bはバッテリ41の上面に配置されるため、それら配電線33の重量はバッテリ41によって支持される。したがって、バッテリ取付部21b及び各屈曲片21c,22bに加わる負荷を低減することができる。特に、配電線33は、大電流の通電が必要な電装品に接続される太くて重いものであるため、バッテリ取付部21b及び屈曲片21c,22bに加わる負荷を大幅に低減することができる。よって、バッテリ取付部21b及び各屈曲片21c,22bの破損をより確実に抑制することができる。したがって、ヒューズボックスユニット11の耐久性を向上させることができる。
【0030】
(2)各屈曲片21c,22bは、各バスバー部21,22にそれぞれ1個ずつ形成されている。そして、それら屈曲片21c,22bは、バッテリ取付部21bを中心として対称となる位置に設けられている。このため、バッテリ取付部21bに偏った荷重が加わることを防止することができる。よって、特にバッテリ取付部21bの破損を抑制することができ、ヒューズボックスユニット11の耐久性をより向上させることができる。
【0031】
(3)各屈曲片21c,22bは、ヒューズボックスユニット11と一体的に形成された樹脂材によってモールドされている。このため、各屈曲片21c,22bの強度を向上させることができ、バッテリ取付部21b及び各屈曲片21c,22bの破損をより一層確実に抑制することができる。よって、ヒューズボックスユニット11の耐久性を一層向上させることができる。
【0032】
(4)各屈曲片21c,22bは樹脂モールドされているため、各屈曲片21c、22bが他の導電性部材と接触してしまうことを防止することができる。よって、ヒューズボックスユニット11の信頼性低下を防止することができる。
【0033】
(5)各屈曲片21c,22bには、上方に延びるボルト31,32がそれぞれ電気的に接続されている。このため、各屈曲片21c,22bに対して、配電線33を簡単かつ確実に装着させることができる。
【0034】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 各屈曲片21c,22bは、バッテリ取付部21bを中心として対称に配置されていなくてもよい。例えば、各屈曲片21c,22b同士を隣り合った状態に並べて配置し、バッテリ取付部21bが端に位置するようにしてもよい。
【0035】
・ 前記実施形態では、ヒューズ体13に2つの屈曲片21c,22bを設け、それら屈曲片21c,22bをバッテリ41の上面に配置している。しかし、ヒューズ体13に3つ以上の屈曲片を設け、それら屈曲片の全てをバッテリ41の上面に配置するようにしてもよい。このようにすれば、ヒューズボックスユニット11を支持する箇所の強度をさらに高めることができ、同ユニット11の耐久性をより向上させることができる。
【0036】
また、屈曲片の個数が偶数個の場合には、それら屈曲片をバッテリ取付部21bを中心として対称となる位置に設ければ、バッテリ取付部21bに偏った荷重が加わることも防止することができる。
【0037】
・ 前記実施形態では、ヒューズ体13に2つの屈曲片21c,22bを設け、それら屈曲片21c,22bをバッテリ41の上面に配置している。しかし、屈曲片21c,22bのうちのどちらか一方を省略してもよい。このようにしても、バッテリ取付部21bと屈曲片21c,22bのうちの一方とによってヒューズボックスユニット11を支持することができる。このため、ヒューズボックスユニット11の耐久性を向上させることができる。しかも、ヒューズ体13を単純な構成にすることができる。
【0038】
・ 前記実施形態では、各屈曲片21c,22bが樹脂モールドされ、ヒューズボックス12は、側方に張り出した形状をなしている。しかし、各屈曲片21c,22bはモールドされていなくてもよい。このようにしても、バッテリ取付部21bと各屈曲片21c,22bとによってヒューズボックスユニット11を支持することができるため、同ユニット11の耐久性を向上させることができる。しかも、ヒューズボックス12を単純な構成にすることができる。
【0039】
・ 各屈曲片21c,22bに接続される配電線33は、スタータやオルタネータなどの大電流が流れる電装品に接続されるものに限らず、他の自動車用電装品に接続されるものであってもよい。換言すれば、配電線33は、細いものであってもよい。
【0040】
・ 前記実施形態において第2バスバー部22は、複数(3つ)のヒューズエレメント部26を備えている。しかし、第2バスバー部22は、これらヒューズエレメント部26を備えていないものであってもよい。すなわち、第2バスバー部22は、ヒューズエレメント部23によって第1バスバー部21に連結されたものであれば、どのような構成をなしていてもよい。
【0041】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1に記載のヒューズボックスユニットにおいて、前記屈曲片には、補強手段が設けられていること。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、ヒューズボックスユニットの耐久性を一層向上させることができる。
【0042】
(2) 請求項1または技術的思想(1)のいずれか1項に記載のヒューズボックスユニットにおいて、前記屈曲片は、前記各バスバー部にそれぞれ一つずつ設けられていること。
【0043】
(3) 請求項1、技術的思想(1),(2)のいずれか1項に記載のヒューズボックスユニットにおいて、前記電線装着部には、前記屈曲片と電気的に接続された状態で上方に延びる雄ねじ部が設けられていること。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、電線装着部に対して、特定の電装品へ電力供給を行う配電線を簡単かつ確実に装着させることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、ヒューズボックスユニットの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明を自動車用ヒューズボックスユニットに具体化した一実施形態を示す分解斜視図、(b)は、同実施形態のヒューズボックスユニットに使用されるヒューズ体13を示す斜視図。
【図2】同実施形態のヒューズボックスユニットの側面図。
【図3】従来のヒューズボックスユニットを示す分解斜視図。
【図4】従来のヒューズボックスユニットの側面図。
【符号の説明】
11…ヒューズボックスユニット、12…ヒューズボックス、13…ヒューズ体、14…カバー、21…第1バスバー部、21a…第1基板、21b…バッテリ取付部、21c…屈曲片、22…第2バスバー部、22a…第2基板、22b…屈曲片、23…ヒューズエレメント部、33,35…配電線、41…バッテリ、41a…給電端子。
Claims (1)
- 板状のヒューズ体と、そのヒューズ体を収容可能なヒューズボックスとを備えるヒューズボックスユニットにおいて、
前記ヒューズボックスは、バッテリの側面に沿って延びる基部と、その基部の上方において該バッテリの上面に沿って延びる延設部とを備えた鉤形状をなし、
前記ヒューズ体は、バッテリの端子に対して直付け可能なバッテリ取付部を有する第1バスバー部と、種々の電装品に対して電力を供給する配電線が装着される第2バスバー部と、それらバスバー部同士を連結するべく両バスバー部に一体的に設けられたヒューズエレメント部とを備え、
前記両バスバー部には、前記基部内に収容されて前記バッテリの側面に沿って延びる基板の上端から前記延設部に収容されて該バッテリの上面に沿って延びるように屈曲された屈曲片が、前記バッテリ取付部を中心として対称となるように形成され、その屈曲片には、前記延設部から上方に突出して特定の電装品に対して電力を供給する配電線を装着可能なボルトに電気的に接続され、該屈曲片及び該ボルトにおける屈曲片との接続箇所が、前記延設部とともに樹脂材によってモールドされていることを特徴とするヒューズボックスユニット。
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