JP3825676B2 - インターホン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインターホン装置に係り、特に、玄関子機からの呼び出しを、予め設定しておいた電話番号に該当する電話機にて報知させ、この電話機と玄関子機との間で通話を成立させることができるインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のインターホン装置として、図2のブロック図に示す構成のインターホン装置が提案されている。
【0003】
同図に示すインターホン装置は、通常、住戸外、例えば、玄関先に設置されており、呼出機能、通話機能等を有する玄関子機51と、通常、住戸内に設置されており、呼出報知機能、通話機能、電源機能(子機電源供給機能、親機電源供給機能)、計時機能等を有するインターホン親機52と、伝送線路L51を介して接続された玄関子機51と伝送線路L52を介して接続されたインターホン親機52との間に介在されるインターホン電話転送装置53と、電話回線L53を介してインターホン電話転送装置53に接続された電話局54と、電話局54との間で有線通信、または無線通信を行なうために用いられ、呼出機能、呼出報知機能、通話機能等を有する電話機55とで構成されている。
【0004】
同図に示すインターホン電話転送装置53において、CPU60には、呼出検出回路61、転送設定ボタン62、ダイアルアップ回路64、通話回路65、インターフェース(以下、子機側I/Fと称す)66、インターフェース(以下、親機側I/Fと称す)67、電話線コネクタ68がそれぞれ接続されている。また、転送設定ボタン62には、転送設定表示灯63が接続されている。また、ダイアルアップ回路64には、電話線コネクタ68、電話回線L53を介して電話局54が接続されている。さらに、通話回路65には、子機側I/F66、親機側I/F67、電話線コネクタ68がそれぞれ接続されており、子機側I/F66には、伝送線路L51を介して玄関子機51が接続され、親機側I/F67には、伝送線路L52を介してインターホン親機52が接続されている。
【0005】
なお、玄関子機51、インターホン親機52、電話局54、電話機55の具体的な構成の図示および説明はそれぞれ省略する。
【0006】
このように構成された従来例のインターホン装置において、図2のブロック図に示すインターホン親機52が設置された住戸内に居住者が不在であり、住戸内を不在とする前においてインターホン電話転送装置53の転送設定ボタン62が居住者により予め押下操作されている場合、転送設定ボタン62の押下操作に連動して転送設定表示灯63は点灯、または点滅されており、CPU60にて設定される玄関子機51からの呼び出しの報知を行なう当該端末は、通常設定とされるインターホン親機52のみの設定から電話転送設定とされるインターホン親機52のみならずダイアルアップ回路64に予め設定しておいた電話番号に該当する電話機55にて行なう設定に移行されている。
【0007】
ここで、玄関先の来訪者により玄関子機51の呼出機能が能動となると、伝送線路L51、インターホン電話転送装置53の子機側I/F66を介して呼出検出回路61に呼出信号が伝送される。また、インターホン電話転送装置53の呼出検出回路61は、玄関子機51からの呼出信号を検出した呼出検出信号を、CPU60と、親機側I/F67、伝送線路L52を介してインターホン親機52とにそれぞれ出力する。また、インターホン電話転送装置53の呼出検出回路61からの呼出検出信号を検出したCPU60は、ダイアルアップ回路63を制御し、当該ダイアルアップ回路に予め設定しておいた電話番号にダイアルさせることにより、この電話番号を付加した呼出転送信号が電話線コネクタ68、電話回線L53を介して電話局54に伝送される。さらに、電話局54は、インターホン電話転送装置53からの呼出転送信号に付加されている電話番号に該当した電話機55の呼出報知機能を能動とすることにより、玄関子機51からの呼び出しが電話機55にて報知される。
【0008】
インターホン電話転送装置53からの呼出検出信号を検出したインターホン親機52では、計時機能が能動とされている所定の時間内において、電源供給機能からの直流電源の給電が当該インターホン親機にて呼出報知、通話を行なうための動作電源となるばかりでなく、伝送線路L52、インターホン電話転送装置53の親機側I/F67、CPU60、子機側I/F66、伝送線路L51を介して玄関子機51に給電され、玄関子機51にて通話を行なうための動作電源となる。また、インターホン親機52では、呼出報知機能が能動となり玄関子機51からの呼び出しが報知される。
【0009】
また、玄関子機51からの呼び出しを確認した電話機55の使用者が、適宜、応答すると、電話局54、電話回線L53、インターホン電話転送装置53の電話線コネクタ68を介して電話機55からの呼出応答信号を検出したCPU60により通話回路65が制御され、子機側I/F66と電話線コネクタ68との間の信号伝送ラインが形成するとともに、CPU60、子機側I/F66、伝送線路L51を介して電話機55からの呼出応答信号が玄関子機51に伝送され、これを検出した玄関子機51の通話機能が能動となる。これにより、玄関子機51の通話機能と、伝送線路L51、インターホン電話転送装置53の子機側I/F66、通話回路65、電話線コネクタ68、電話回線L53、電話局54を介して電話機55の通話機能との間の通話ラインが形成され、この通話ラインを介して音声信号を送受信させることにより通話が成立する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例のインターホン装置をなす玄関子機51からの呼出時において、玄関子機51およびインターホン親機52にて通話を行なうための動作電源の給電、すなわち、玄関子機51からの呼び出しを継続するための動作電源の給電は、インターホン親機52の計時機能が能動とされている所定の時間内に限定され、この計時機能がタイムアップして非能動となると、玄関子機51にて通話を行なうための動作電源の給電が遮断されることにより、玄関子機51と電話転送先の電話機55との間で成立される通話の通話時間もインターホン親機52の計時機能に連動する難点があった。
【0011】
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、インターホン親機の計時機能による計時を解除、または延長させ、この計時機能に連動してインターホン親機から玄関子機への給電時間を制御することにより、玄関子機と電話転送先の電話機との間で成立される通話の通話時間を無制限とする、または延長させたインターホン装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明によるインターホン装置は、玄関子機からの呼び出しに応答して通話を行なうためのインターホン親機を備え、インターホン親機は、玄関子機からの呼出時に、インターホン親機と玄関子機に電源回路からの電源が供給されて呼び出しを継続するための呼出タイマを有し、玄関子機とインターホン親機との間にインターホン電話転送装置を介在させたインターホン装置であって、インターホン電話転送装置は、電話局からの電話回線を接続するための電話線コネクタと、玄関子機からの呼び出しを予め設定しておいた電話番号にダイアルし、ダイアルして電話転送された電話機にて玄関子機と通話を行なうためのダイアルアップ回路と、電話転送をインターホン親機に通知してインターホン親機の呼出タイマを解除、または延長するための転送信号出力回路とを有することを特徴としている。
【0013】
このようなインターホン装置によれば、インターホン電話転送装置の転送設定ボタンの押下操作に起因して、ダイアルアップ回路に予め設定しておいた電話番号に該当する電話機にて玄関子機からの呼び出しを報知させるように電話転送が設定されている場合、玄関子機からの呼び出しと電話機への電話転送とをそれぞれ確認したインターホン親機では、呼出タイマが解除、または延長され、これに連動して電源回路から玄関子機への給電時間も制御されることにより、玄関子機と電話転送先の電話機との間で成立される通話の通話時間を無制限とする、または延長させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるインターホン装置を適用した好ましい形態の実施例について、図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施例によるインターホン装置の構成を示すブロック図であり、通常、住戸外、例えば、玄関先に設置される玄関子機1と、通常、住戸内に設置されており、玄関子機1からの呼び出しに応答して通話を行なうとともに、商用電源(AC100V)より生成した直流電源を自端末の動作電源および当該玄関子機の動作電源として給電するためのインターホン親機2と、伝送線路L1を介して接続された玄関子機1と伝送線路L2を介して接続されたインターホン親機2との間に介在されるインターホン電話転送装置3と、電話回線L3を介してインターホン電話転送装置3に接続された電話局4と、電話局4との間で有線通信、または無線通信を行なうために用いられ、玄関子機1からの呼び出しに応答して通話を行なう、または他の電話機(図示せず)との間で呼び出し、通話を行なうための電話機5とで構成されている。
【0016】
同図に示す玄関子機1は、当該玄関子機を構成する各回路(各部)を制御するためのCPU10と、呼び出しのために玄関先の来訪者が押下操作する呼出ボタン11と、来訪者が通話を成立させるために使用するマイク12およびスピーカ13と、CPU10により制御され、マイク12を介して入力された送話音をなす音声信号、スピーカ13にて鳴動される受話音をなす音声信号を信号処理、例えば、A/D、D/A変換するための通話回路14と、インターホン親機2からの直流電源を、当該玄関子機にて通話を行なうための動作電源として各回路(各部)に給電するための電源回路15と、CPU10、通話回路14、電源回路15と伝送線路L1との間の各種信号伝送ライン、電源供給ラインをそれぞれ形成するためのインターフェース(以下、子機I/Fと称す)16とを有する。
【0017】
同図に示すインターホン親機2は、当該インターホン親機を構成する各回路(各部)を制御するためのCPU20と、玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを、呼出音の鳴動に基づき報知するためのスピーカ21と、CPU20により制御され、スピーカ21にて呼出音を鳴動させるための呼出音信号を出力する呼出音生成回路22と、スピーカ21からの呼出音を確認した住戸内の居住者が通話を成立させるために使用する送受話器23と、CPU20により制御され、送受話器23をなすマイク(図示せず)を介して入力された送話音をなす音声信号、レシーバ(図示せず)にて鳴動される受話音をなす音声信号を信号処理、例えば、A/D、D/A変換するための通話回路24と、CPU20により制御され、商用電源(AC100V)より生成した直流電源を、当該インターホン親機にて呼出報知および通話を行なうための動作電源として各回路(各部)に給電するとともに、玄関子機1にて通話を行なうための動作電源として当該玄関子機の電源回路15に給電する電源回路25と、CPU20により制御され、玄関子機1からの呼出時における当該呼び出しを継続、すなわち、電源回路25からの給電を継続させるために予め設定されている所定の時間(以下、通常呼出時間と称す)を計時するための呼出タイマ26と、CPU20、通話回路24、電源回路25と伝送線路L2との間の各種信号伝送ライン、電源供給ラインをそれぞれ形成するためのインターフェース(以下、親機I/Fと称す)27とを有する。
【0018】
同図に示すインターホン電話転送装置3は、当該インターホン電話転送装置を構成する各回路(各部)を制御するためのCPU30と、玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを検出するための呼出検出回路31と、玄関子機1からの呼び出しに応答して通話を行なう当該端末を、後述するダイアルアップ回路34に予め設定しておいた電話番号に該当する電話転送先の電話機5とするために住戸内の居住者が押下操作する転送設定ボタン32と、転送設定ボタン32の押下操作に連動して点灯、または点滅される転送設定表示灯33と、CPU30により制御され、玄関子機1からの呼び出しを予め設定しておいた電話番号にダイアルするためのダイアルアップ回路34と、CPU30により制御され、玄関子機1からの呼び出しに応答して通話を行なう当該端末が、ダイアルアップ回路34に予め設定しておいた電話番号に該当する電話機5であり電話転送されていることをインターホン親機2のCPU20に通知し、これを検出したCPU20の制御により呼出タイマ26の計時を解除、または延長させるための転送信号を出力する転送信号出力回路35と、CPU30により制御され、玄関子機1からの呼び出しに応答したインターホン親機2と当該玄関子機、または電話機5と当該玄関子機との間で通話を成立させるための音声信号の信号伝送ラインを形成する通話回路36と、CPU30、呼出検出回路31、通話回路36と伝送線路L1との間の各種信号伝送ライン、電源供給ラインをそれぞれ形成するためのインターフェース(以下、子機側I/Fと称す)37と、CPU30、呼出検出回路31、転送信号出力回路35、通話回路36と伝送線路L2との間の各種信号伝送ライン、電源供給ラインをそれぞれ形成するためのインターフェース(以下、親機側I/Fと称す)38と、CPU30、ダイアルアップ回路34、通話回路36と電話回線L3との間の各種信号伝送ラインを形成するための電話線コネクタ39とを有する。
【0019】
なお、電話局4、電話機5の具体的な構成の図示および説明はそれぞれ省略する。
【0020】
このように構成された本発明の一実施例によるインターホン装置において、以下、その動作を具体的に説明する。
【0021】
第1の動作として、図1のブロック図に示すインターホン親機2が設置された住戸内に居住者が在室中であり、インターホン電話転送装置3の転送設定ボタン32が居住者により予め押下操作されていない場合、転送設定表示灯33は消灯されており、CPU30にて設定される玄関子機1からの呼び出しの報知を行なう当該端末は、通常設定とされるインターホン親機2のみである。
【0022】
ここで、玄関先の来訪者により玄関子機1の呼出ボタン11が押下操作されると、来訪者による呼出操作を検出したCPU10から呼出信号S1が出力され、この呼出信号S1は、子機I/F16、伝送線路L1、インターホン電話転送装置3の子機側I/F37を介して呼出検出回路31に伝送される。また、インターホン電話転送装置3の呼出検出回路31は、玄関子機1からの呼出信号S1に基づき玄関先の来訪者による呼出操作を検出した呼出検出信号S2を、CPU30と、親機側I/F38、伝送線路L2、インターホン親機2の親機I/F27を介してCPU20とにそれぞれ出力する。
【0023】
なお、インターホン電話転送装置3において、呼出検出回路31からの呼出検出信号S2を検出したCPU30では、転送設定ボタン32が予め押下操作されていないと判断することにより、ダイアルアップ回路34、転送信号出力回路35はそれぞれ非能動のまま保持される。
【0024】
インターホン親機2において、インターホン電話転送装置3からの呼出検出信号S2を検出したCPU20は、電源回路25、呼出タイマ26をそれぞれ制御し、商用電源(AC100V)より生成した電源回路25からの直流電源を、呼出タイマ26に予め設定されている通常呼出時間内、当該インターホン親機にて呼出報知および通話を行なうための動作電源として各回路(各部)に給電させるとともに、この直流電源を、親機I/F27、伝送線路L2、インターホン電話転送装置3の親機側I/F38、CPU30、子機側I/F37、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F16、電源回路15を介して当該玄関子機にて通話を行なうための動作電源として上述の通常呼出時間内、各回路(各部)に給電させる。これにより、玄関子機1からの呼び出しは、インターホン親機2の呼出タイマ26にて計時中の通常呼出時間内、継続されることになる。また、インターホン親機2のCPU20は、電源回路25および呼出タイマ26の制御と併せて呼出音生成回路22を制御し、呼出音生成回路22からの呼出音信号S3に基づきスピーカ21にて呼出音を鳴動させ、玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを住戸内の居住者に報知することができる。
【0025】
また、インターホン親機2のスピーカ21にて鳴動された呼出音に基づき玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを確認した住戸内の居住者が、送受話器23を取り上げて応答すると、居住者による応答操作を検出したCPU20により通話回路24が制御され送受話器23と親機I/F27との間の信号伝送ラインが形成されるとともに、CPU20から呼出応答信号S4が出力され、この呼出応答信号S4は、親機I/F27、伝送線路L2、インターホン電話転送装置3の親機側I/F38を介してCPU30に伝送される。
【0026】
インターホン電話転送装置3において、インターホン親機2からの呼出応答信号S4に基づき住戸内の居住者による応答操作を検出したCPU30は、子機側I/F37と親機側I/F38との間の信号伝送ラインが形成されるように通話回路36を制御するとともに、この呼出応答信号S4を、子機側I/F37、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F16を介してCPU10に出力する。また、玄関子機1のCPU10は、インターホン親機2からの呼出応答信号S4に基づき住戸内の居住者による応答操作を検出し、マイク12およびスピーカ13と子機I/F16との間の信号伝送ラインが形成されるように通話回路14を制御することにより、玄関先の来訪者が使用するマイク12およびスピーカ13と、通話回路14、子機I/F16、伝送線路L1、インターホン電話転送装置3の子機側I/F37、通話回路36、親機側I/F38、伝送線路L2、伝送線路L2、インターホン親機2の親機I/F27、通話回路24を介して住戸内の居住者が使用する送受話器23をなすマイクおよびレシーバ(図示せず)との間の通話ラインが形成され、この通話ラインを介して音声信号を送受信させることにより通話が成立する。
【0027】
さらに、住戸内の居住者が、玄関先の来訪者との通話を終了させるためにインターホン親機2の送受話器23を元の位置に戻す、或いは、呼出タイマ26にて計時中の通常呼出時間がタイムアップとなった場合には、これらを検出したCPU20の制御により電源回路25からの直流電源の給電は遮断され、ゆえに、インターホン親機2にて通話を行なうための動作電源の給電および玄関子機1ににて通話を行なうための動作電源の給電も遮断される。これにより、当該インターホン装置は、玄関子機1とインターホン親機2との間で成立されている通話状態から待受状態に復旧する。
【0028】
次に、第2の動作として、図1のブロック図に示すインターホン親機2が設置された住戸内に居住者が不在であり、住戸内を不在とする前においてインターホン電話転送装置3の転送設定ボタン32が居住者により予め押下操作されている場合、転送設定ボタン32の押下操作に連動して転送設定表示灯33は点灯、または点滅されており、CPU30にて設定される玄関子機1からの呼び出しの報知を行なう当該端末は、通常設定とされるインターホン親機2のみの設定から電話転送設定とされるインターホン親機2のみならずダイアルアップ回路34に予め設定しておいた電話番号に該当する電話機5にて行なう設定に移行されている。
【0029】
ここで、玄関先の来訪者により玄関子機1の呼出ボタン11が押下操作されると、来訪者による呼出操作を検出したCPU10から呼出信号S1が出力され、この呼出信号S1は、上述の第1の動作と同様な経路を介してインターホン電話転送装置3の呼出検出回路31に伝送される。また、インターホン電話転送装置3の呼出検出回路31は、玄関子機1からの呼出信号S1に基づき玄関先の来訪者による呼出操作を検出した呼出検出信号S2を、CPU30と、上述の第1の動作と同様な経路を介してインターホン親機2のCPU20とにそれぞれ出力する。
【0030】
インターホン電話転送装置3において、呼出検出回路31からの呼出検出信号S2を検出したCPU30は、ダイアルアップ回路34を制御し、当該ダイアルアップ回路に予め設定しておいた電話番号にダイアルさせるとともに、転送信号出力回路35を制御し、玄関子機1からの呼び出しに応答して通話を行なう当該端末が、ダイアルアップ回路34に予め設定していた電話番号に該当する電話機5であり電話転送されていることをインターホン親機2のCPU20に通知するための転送信号S5を出力させ、この転送信号S5は、親機側I/F38、伝送線路L2、インターホン親機2の親機I/F27を介してCPU20に伝送される。また、インターホン電話転送装置3のCPU30により制御されたダイアルアップ回路34は、予め設定しておいた電話番号を付加させた呼出転送信号S6を、電話線コネクタ39、電話回線L3を介して電話局4に出力し、電話局4では、インターホン電話転送装置3からの呼出転送信号S6に付加されている電話番号に該当した電話機5の呼出報知機能を能動、例えば、図示しないスピーカにて呼出音を鳴動させることにより、玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを電話機5の使用者に報知することができる。
【0031】
インターホン親機2において、インターホン電話転送装置3からの呼出検出信号S2、転送信号S5をそれぞれ検出したCPU20は、電源回路25、呼出タイマ26をそれぞれ制御し、商用電源(AC100V)より生成した電源回路25からの直流電源を、呼出タイマ26に予め設定されている通常呼出時間を無制限、すなわち、計時機能を解除して玄関先の来訪者との間で成立されている通話を電話機5の使用者が終了させるまでの時間内(以下、計時解除時間内と称す)、または当該呼出タイマに予め設定されている通常呼出時間を延長させた延長呼出時間内、当該インターホン親機にて呼出報知および通話を行なうための動作電源として各回路(各部)に給電させるとともに、この直流電源を、親機I/F27、伝送線路L2、インターホン電話転送装置3の親機側I/F38、CPU30、子機側I/F37、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F16、電源回路15を介して当該玄関子機にて通話を行なうための動作電源として上述の計時解除時間内、または延長呼出時間内、各回路(各部)に給電させる。これにより、玄関子機1からの呼び出しは、電話機5の使用者による通話終了の操作が行なわれるまで、またはインターホン親機2の呼出タイマ26にて計時中の延長呼出時間内、継続されることになる。また、インターホン親機2のCPU20は、電源回路25および呼出タイマ26の制御と併せて呼出音生成回路22を制御し、呼出音生成回路22からの呼出音信号S3に基づきスピーカ21にて呼出音を鳴動させ、玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを住戸内に報知することができる。
【0032】
なお、第2の動作では、居住者が住戸内に不在であり、玄関子機1とインターホン親機2との間で通話が成立されることはないものとする。
【0033】
また、能動とされた呼出報知機能、例えば、図示しないスピーカにて鳴動された呼出音に基づき玄関先の来訪者により呼出ボタン11が押下操作された玄関子機1からの呼び出しを確認した電話機5の使用者が、適宜、応答操作を行なう、例えば、図示しない応答ボタンを押下操作する、或いは、図示しない送受話器を取り上げると、電話機5から呼出応答信号S7が出力され、この呼出応答信号S7は、電話局4、電話回線L3、インターホン電話転送装置3の電話線コネクタ39を介してCPU30に伝送される。
【0034】
インターホン電話転送装置3において、電話機5からの呼出応答信号S7に基づき当該電話機の使用者による応答操作を検出したCPU30は、子機側I/F37と電話線コネクタ39との間の信号伝送ラインが形成されるように通話回路36を制御するとともに、この呼出応答信号S7を、子機側I/F37、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F16を介してCPU10に出力する。また、玄関子機1のCPU10は、電話機5からの呼出応答信号S7に基づき当該電話機の使用者による応答操作を検出し、マイク12およびスピーカ13と子機I/F16との間の信号伝送ラインが形成されるように通話回路14を制御することにより、玄関先の居住者が使用するマイク12およびスピーカ13と、通話回路14、子機I/F16、伝送線路L1、インターホン電話転送装置3の子機側I/F37、通話回路36、電話局コネクタ39、電話回線L3、電話局4を介して電話機5の通話機能、例えば、図示しないマイクおよびスピーカ、或いは、図示しない送受話器との間の通話ラインが形成され、この通話ラインを介して音声信号を送受信させることにより通話が成立する。
【0035】
さらに、電話機5の使用者が、玄関先の来訪者との通話を終了させるために通話機能を非能動とした場合、例えば、図示しない通話終了ボタンを押下操作する、或いは、図示しない送受話器を元の位置に戻した場合、または、インターホン親機2の呼出タイマ26にて計時中の延長呼出時間がタイムアップとなった場合には、これらを検出したCPU20の制御により電源回路25からの直流電源の給電は遮断され、ゆえに、当該インターホン親機にて通話を行なうための動作電源の給電および玄関子機1ににて通話を行なうための動作電源の給電も遮断される。これにより、当該インターホン装置は、玄関子機1と電話機5との間で成立されている通話状態から待受状態に復旧する。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のインターホン装置によれば、玄関子機とインターホン親機との間に介在されるインターホン電話転送装置の転送設定ボタンの押下操作に起因して、ダイアルアップ回路に予め設定しておいた電話番号に該当する電話機にて玄関先の来訪者により呼出ボタンが押下操作された玄関子機からの呼び出しを報知させるように電話転送が設定されている場合、玄関子機からの呼び出しと電話機への電話転送とをそれぞれ確認したインターホン親機では、呼出タイマが解除、または延長され、これに連動して電源回路から玄関子機への給電時間も制御されることにより、玄関子機と電話転送先の電話機との間で成立される通話の通話時間を無制限とする、または延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインターホン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来例のインターホン装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・・・玄関子機
2・・・・・インターホン親機
3・・・・・インターホン電話転送装置
4・・・・・電話局
5・・・・・電話機
25・・・・・電源回路
26・・・・・呼出タイマ
34・・・・・ダイアルアップ回路
35・・・・・転送信号出力回路
39・・・・・電話線コネクタ

Claims (1)

  1. 玄関子機(1)からの呼び出しに応答して通話を行なうためのインターホン親機(2)を備え、前記インターホン親機は、前記玄関子機からの呼出時に、前記インターホン親機と前記玄関子機に電源回路(25)からの電源が給電されて前記呼び出しを継続するための呼出タイマ(26)を有し、前記玄関子機と前記インターホン親機との間にインターホン電話転送装置(3)を介在させたインターホン装置であって、
    前記インターホン電話転送装置は、電話局(4)からの電話回線(L3)を接続するための電話線コネクタ(39)と、前記玄関子機からの呼び出しを予め設定しておいた電話番号にダイアルし、前記ダイアルして電話転送された電話機(5)にて前記玄関子機と通話を行なうためのダイアルアップ回路(34)と、前記電話転送を前記インターホン親機に通知して前記インターホン親機の前記呼出タイマを解除、または延長するための転送信号出力回路(35)とを有することを特徴とするインターホン装置。
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