JP3824817B2 - 画像処理システム、サーバー、クライアント側端末、画像処理方法、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理システム、サーバー、クライアント側端末、画像処理方法、及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバーとクライアント側端末とによって構成される画像処理システム、サーバー、クライアント側端末、画像処理方法、およびコンピュータをサーバーおよびクライアント側端末として動作させるためのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図13に示すように、所定のネットワークを介して接続されたサーバーSと少なくとも一つ(ここでは複数)のクライアントC1〜Cn(以下、総称する場合には参照符号を「C」とする)とを備えた画像処理システム1が用いられている。
【0003】
このような構成の従来の画像処理システム1では、クライアントCにて受け付けた所定の原画像に対応する原画像情報が、ネットワークを通じてサーバーSに伝送され、サーバーSの画像処理部3にてその原画像情報に基づいて所定の画像処理が行われ、その処理後画像に対応する処理後画像情報が、サーバーSからクライアントCに伝送されるようになっている。このため、ユーザは、処理後画像情報がサーバーSからクライアントCに伝送されてくるまで、処理結果を確認することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来の画像処理システム1では、サーバーSでの実際の画像処理が完了して処理後画像情報がサーバーSからクライアントCに伝送されてくるまで、処理結果を確認することができないため、期待した処理結果を得られなかった場合には、実際の画像処理をもう一度行う必要があり、処理の効率が悪いという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、実際の画像処理を行う前に予備的な仮画像処理によって実際の画像処理の結果を予め予見でき、処理の効率化が図れるとともに、ユーザの負担を軽減でき、画像処理に関する専門知識を持たないユーザでも容易に画像処理を行うことができる画像処理システム、サーバー、クライアント側端末、画像処理方法及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための技術的手段は、ネットワークを介して相互に情報伝送可能に結合されたサーバーと少なくとも一つのクライアント側端末とを備え、前記クライアント側端末にて受け付けた原画像を前記ネットワークを通じて前記サーバーに伝送し、前記サーバーにて前記原画像に基づく画像処理を行う画像処理システムにおいて、前記サーバーが、前記ネットワークを介して前記クライアント側端末から伝送された原画像を記憶する第1の原画像記憶手段と、前記原画像に基づいて仮実行用画像を作成する仮実行用画像作成手段と、画像処理効果上において前記画像処理と実質的に同等な仮画像処理を前記仮実行用画像に対して実行し、それによって処理後仮実行用画像を得る複数の仮画像処理手段と、前記処理後仮実行用画像を、前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する第1の伝送処理手段と、前記クライアント側端末から伝送されてきた実処理指令に応答して能動化され、前記第1の原画像記憶手段から読出した前記原画像に対して、画像処理の種類あるいは設定条件が互いに異なる前記画像処理が割り当てられており、前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に従って前記画像処理を行う複数の実画像処理手段と、を備え、前記仮画像処理手段は、前記実画像処理手段と一対一に対応して同数備えられ、該各仮画像処理手段には、対応する前記各実画像処理手段が行う前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に対応した互いに異なる仮画像処理が割り当てられており、前記クライアント側端末が、入力を受け付ける入力受付手段と、前記原画像を記憶する第2の原画像記憶手段と、前記ネットワークを介して前記原画像を前記サーバーに伝送する第2の伝送処理手段と、前記ネットワークを介して前記サーバから伝送された処理後仮実行用画像を所定の表示手段に表示させる表示処理手段と、前記入力受付手段が受け付けた前記実処理指令を、前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第3の伝送処理手段と、前記入力受付手段によって受け付けられ、複数の前記仮画像処理手段のうちのいずれかを選択する仮処理選択指令を前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第4の伝送処理手段と、を備え、前記実処理指令は、複数の前記実画像処理手段のうちのいずれかを選択するための実処理選択指令となっており、前記各仮画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる前記仮処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記仮画像処理を行い、前記各実画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる前記実処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記画像処理を行うことを特徴とする。
【0008】
また、好ましくは、前記仮処理選択指令に応じて複数の前記仮画像処理手段のうちの2以上の仮画像処理手段が選択されることによって2以上の処理後仮実行用画像が前記サーバーにおいて得られ、前記サーバーの前記第1の伝送処理手段は、前記2以上の処理後仮実行用画像を前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する機能をさらに備え、前記クライアント側端末の前記表示処理手段は、前記ネットワークを介して前記サーバーから伝送されてきた前記2以上の処理後仮実行用画像を前記表示手段に同時に表示させる機能をさらに備えるのがよい。
【0009】
さらに、好ましくは、前記サーバーは、前記仮実行用画像を前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する第5の伝送処理手段をさらに備え、前記クライアント側端末の前記表示処理手段は、前記ネットワークを介して前記サーバーから伝送されてきた前記仮実行用画像を、前記処理後仮実行用画像と並べて前記表示手段に表示させる機能をさらに備えるのがよい。
【0010】
また、好ましくは、前記サーバーおよび前記クライアント側端末の前記第1および第2の原画像記憶手段には、複数の前記原画像情報が記憶可能であり、前記クライアント側端末の前記表示処理手段は、前記各原画像に基づいて前記サーバーにて作成されて前記ネットワークを通じて伝送されてきた前記各仮実行用画像を、前記表示手段に同時に表示させる機能をさらに備えるのがよい。
【0011】
さらに、好ましくは、前記仮実行用画像は、前記原画像の画像情報量を減少させて作成されたものであるのがよい。
【0012】
また、好ましくは、前記仮実行用画像は、前記原画像を所定の割合で縮小した縮小画像であるのがよい。
【0013】
さらに、前記目的を達成するための技術的手段は、ネットワークを介して相互に情報伝送可能に結合されたクライアント側端末と伴って画像処理システムを構成し、前記クライアント側端末にて受け付けられ、そのクライアント側端末から前記ネットワークを通じて伝送されてきた所定の原画像に基づく画像処理を行うサーバーにおいて、前記ネットワークを介して前記クライアント側端末から伝送された原画像を記憶する原画像記憶手段と、前記原画像に基づいて仮実行用画像を作成する仮実行用画像作成手段と、画像処理効果上において前記画像処理と実質的に同等な仮画像処理を前記仮実行用画像に対して実行し、それによって処理後仮実行用画像を得る複数の仮画像処理手段と、前記処理後仮実行用画像を、前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する伝送処理手段と、前記クライアント側端末から伝送されてきた実処理指令に応答して能動化され、前記原画像記憶手段から読出した前記原画像に対して、画像処理の種類あるいは設定条件が互いに異なる前記画像処理が割り当てられており、前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に従って前記画像処理を行う複数の実画像処理手段と、を備え、前記仮画像処理手段は、前記実画像処理手段と一対一に対応して同数備えられ、該各仮画像処理手段には、対応する前記各実画像処理手段が行う前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に対応した互いに異なる仮画像処理が割り当てられており、前記実処理指令は、複数の前記実画像処理手段のうちのいずれかを選択するための実処理選択指令となっており、前記各仮画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる仮処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記仮画像処理を行い、前記各実画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる前記実処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記画像処理を行うことを特徴とする。
【0014】
また、前記目的を達成するための技術的手段は、所定のネットワークを通じて相互に情報伝送可能に結合されたサーバーと伴って画像処理システムを構成し、受け付けた所定の原画像を前記ネットワークを通じて前記サーバーに伝送し、その原画像に基づいて前記サーバーに所定の画像処理を実行させるクライアント側端末において、入力を受け付ける入力受付手段と、前記原画像を記憶する原画像記憶手段と、前記ネットワークを介して前記原画像を前記サーバーに伝送する第1の伝送処理手段と、前記サーバーにて、そのサーバーに伝送された前記原画像に基づいて仮実行用画像が作成され、その作成された仮実行用画像に基づき、画像処理効果上において前記画像処理と実質的に同等な仮画像処理が前記仮実行用画像に対して行われ、その仮画像処理によって作成されて前記ネットワークを介して前記サーバーから伝送されてきた処理後仮実行用画像を、所定の表示手段に表示させる表示処理手段と、前記入力受付手段によって受け付けられ、複数の実画像処理のうちのいずれかを選択する実処理指令を、前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第2の伝送処理手段と、前記入力受付手段によって受け付けられ、複数の前記仮画像処理のうちのいずれかを選択する仮処理選択指令を、前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第3の伝送処理手段と、を備え、前記ネットワークを通じて伝送する前記仮処理選択指令により前記サーバーにおいて複数の前記仮画像処理を選択的に能動化させるとともに、前記ネットワークを通じて伝送する前記実処理選択指令により前記サーバーにおいて複数の前記実画像処理を選択的に能動化させるのがよい。
【0015】
さらに、前記目的を達成するための技術的手段は、請求項1に記載の画像処理システムを用いた画像処理方法であって、前記クライアント側端末の前記入力受付手段によって受け付けられ、前記第2の原画像記憶手段に記憶されている前記原画像を、前記クライアント側端末の前記第2の伝送処理手段によって前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する原画像伝送工程と、前記原画像伝送工程にて前記クライアント側端末から伝送され、前記サーバーにて受信されて前記第1の原画像記憶手段に記憶された前記原画像に基づき、前記サーバーの前記仮実行用画像作成手段によって前記仮実行用画像を作成する仮実行用画像作成工程と、前記クライアント側端末の前記入力受付手段によって前記仮処理選択指令が受け付けられるのに応答し、前記クライアント側端末の前記第4の伝送処理手段によって前記仮処理選択指令を前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する仮処理選択指令伝送工程と、前記仮処理選択指令伝送工程にて前記クライアント側端末から伝送されてきた前記仮処理選択指令に応答し、前記サーバーの前記仮画像処理手段によって、前記仮実行用画像作成工程にて作成された前記仮実行用画像に対して前記仮画像処理を行う仮画像処理工程と、前記仮画像処理工程の前記仮画像処理によって得られた前記処理後仮実行用画像を、前記サーバーの前記第1の伝送処理手段によって前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する処理後仮実行用画像伝送工程と、前記処理後仮実行用画像伝送工程にて前記サーバーから伝送され、前記クライアント側端末にて受信された前記処理後仮実行用画像を、前記クライアント側端末の前記表示処理手段によって前記表示手段に表示する処理後仮実行用画像表示工程と、前記クライアント側端末の前記入力受付手段によって前記実処理指令が受け付けられるのに応答し、前記クライアント側端末の前記第3の伝送処理手段によって前記実処理指令を前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する実処理指令伝送工程と、前記実処理指令伝送工程にて前記クライアント側端末から伝送されてきた前記実処理指令に応答し、前記サーバーの前記実画像処理手段によって、前記第1の原画像記憶手段に記憶されている前記原画像に対して前記画像処理を予め設定された設定条件に従って行う実画像処理工程と、を備えることを特徴とする。
【0016】
また、前記目的を達成するための技術的手段は、コンピュータを、請求項に記載のサーバーとして動作させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0017】
さらに、前記目的を達成するための技術的手段は、コンピュータを、請求項に記載のクライアント側端末として動作させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示す図であり、図2および図3は図1の画像処理システムに備えられるサーバーおよびクライアントのブロック図である。
【0019】
この画像処理システム11は、図1に示すように、所定のネットワーク13を介して接続されたサーバーSと少なくとも一つ(ここでは複数)のクライアントC1〜Cn(以下、総称する場合には参照符号を「C」とする)とを備えており、各クライアントCにて受け付けた所定の原画像に対応する原画像情報をネットワーク13を通じてサーバーSに伝送し、サーバーSにて原画像情報に基づき、所定の実画像処理(画像処理)を行うようになっている。ネットワーク13としては、サーバーSとクライアントCとの間の通信が可能なものであれば任意の形態のものを用いることができ、具体的には、インターネットやローカルエリアネットワーク等がある。
【0020】
サーバーSおよびクライアントCは、コンピュータによって構成され、図2および図3に示すように、所定のバスライン21,31によって接続されたCPU22,32、メモリ23,33、記憶ユニット24,34、表示部(表示手段)25,35、操作入力部26,36、入出力ユニット27,37および送受信部28,38を備えている。
【0021】
ここで、メモリ23,33は、RAMおよびROM等を備えて構成されている。記憶ユニット24,34は、ハードディスク等の大容量の記憶ユニットである。操作入力部26,36は、キーボードやマウス等によって構成される。入出力ユニット27,37は、フロッピーディスク等の所定の記録媒体29,39に対して書き込みおよび読み出しを行うためのものである。送受信部28,38は、ネットワーク13と接続され、そのネットワーク13を通じてサーバーSとクライアントCとの間の情報伝送を行うためのものである。なお、表示部25,35、操作入力部26,36、入出力ユニット27,37および送受信部28,38は、適宜、インターフェースを介すなどしてバスライン21,31に接続されている。
【0022】
サーバーSの記憶ユニット24には、図4に示すように、動作プログラム記憶部24a、原画像情報記憶部(第1の原画像記憶手段)24b、縮小画像情報記憶部24c、処理後縮小画像情報記憶部24d、処理後画像情報記憶部24e、処理メニュー情報記憶部24f、仮画像処理設定情報記憶部24gおよび実画像処理設定情報記憶部24hが設けられている。
【0023】
動作プログラム記憶部24aには、このサーバーSを構成するコンピュータを本実施形態に係る画像処理システム11のサーバーSとして動作させるための動作プログラムが記憶されている。その動作プログラムは、CPU22の制御により、入出力ユニット27を通じて記録媒体29から読み込まれたものである。原画像情報記憶部24b、縮小画像情報記憶部24c、処理後縮小画像記憶部24dおよび処理後画像情報記憶部24eには、後述する複数の原画像情報、縮小画像情報、処理後縮小画像情報および処理後画像情報が記憶可能となっている。
【0024】
処理メニュー情報記憶部24fには、サーバーSの後述する各実画像処理部22fおよび各仮画像処理部22eにより行われる実画像処理および仮画像処理のメニューを示す処理メニュー情報が記憶されている。仮画像処理設定情報記憶部24gには、各仮画像処理部22eに割り当てられている仮画像処理の種類および設定条件等を示す仮画像処理設定情報が記憶されている。実画像処理設定情報記憶部24hには、各実画像処理部22fに割り当てられている実画像処理の種類および設定条件等を示す実画像処理設定情報が記憶されている。
【0025】
サーバーSのCPU22には、機能要素として、図5に示すように、入出力処理部22a、表示処理部22b、伝送処理部22c、縮小画像作成部(仮実行用画像作成手段)22d、複数の仮画像処理部(仮画像処理手段)22e、複数の実画像処理部(実画像処理手段)22f、および処理内容設定処理部22gが設けられている。ここで、伝送処理部22cは、本発明に係る第1および第5の伝送処理手段としての機能を有している。
【0026】
入出力処理部22aは、操作入力受付部26を通じて入力される操作入力(各種指令)の受け付け、および入出力ユニット27を通じた記録媒体29に対する情報の入出力処理を司っている。表示処理部22bは、表示部25への表示出力を司っている。
【0027】
伝送処理部22cは、送受信部28を通じた各クライアントCとの間の伝送処理を司っており、処理メニュー情報伝送機能、原画像情報受信機能、指令受信機能、縮小画像情報伝送機能、処理後縮小画像情報伝送機能および処理後画像情報伝送機能を有している。
【0028】
処理メニュー情報伝送機能とは、記憶ユニット24の処理メニュー情報記憶部24fに記憶されている処理メニュー情報を読み出して送受信部28を通じてクライアントCに伝送する機能である。原画像情報受信機能とは、クライアントCから伝送されてきた原画像情報を送受信部28で受信し、記憶ユニット24の原画像情報記憶部24bに記憶させる機能である。指令受信機能とは、クライアントCから伝送されてきた各種の指令を送受信部28を通じて受信する機能である。縮小画像情報伝送機能、処理後縮小画像情報伝送機能および処理後画像情報伝送機能とは、縮小画像画像作成部22d、各仮画像処理部22eおよび各実画像処理部22fによって作成された縮小画像情報、処理後縮小画像情報および処理後画像情報を送受信部28を通じてクライアントCに順次伝送する機能である。
【0029】
縮小画像作成部22dは、クライアントCから伝送され、送受信部28を通じて伝送処理部22cによって受信されて記憶ユニット24の画像情報記憶部24bに記憶されている原画像情報に基づき、その原画像情報に対応する原画像を所定の割合で縮小した縮小画像(仮実行用画像)41(図11参照)に対応する縮小画像情報を作成する。縮小画像作成部22dによって、作成された縮小画像情報は、記憶ユニット24の縮小画像情報記憶部24cに記憶される。
【0030】
この縮小画像作成部22dによる縮小処理は、後述する仮画像処理部22eによる仮画像処理を有効なものとするため、原画像の特徴を損なうことなく、原画像情報に含まれる情報量を削減する必要がある。この縮小処理の具体例としては、複数の画像の画素値を加重平均(単純平均を含む)して一画素にまとめる方法や、原画像の画素を所定の割合で間引く方法や、これらの方法を組み合わせた方法等がある。
【0031】
各仮画像処理部22eは、伝送処理部22cがその各仮画像処理部22eに仮画像処理の実行を指示するクライアントCからの仮処理指示ファイル(仮画像処理部選択実行指令)を受信するのに応答し、その仮処理指示ファイルが示す縮小画像情報を記憶ユニット24の縮小画像情報記憶部24cから読み出し、その縮小画像情報に基づき、予め割り当てられた仮画像処理をその縮小画像情報が示す縮小画像に対して行う。この各仮画像処理部22eによって行われる仮画像処理の種類および設定条件は、記憶ユニット24の仮画像処理設定情報記憶部24gに各仮画像処理部22eに対応付けて記憶されている仮画像処理設定情報に基づいて決定される。ここで、仮画像処理部22eの縮小画像に対する仮画像処理によって作成された画像を、処理後縮小画像51(図12参照)と呼ぶこととし、その処理後縮小画像51に対応する画像情報を処理後縮小画像情報と呼ぶこととする。
【0032】
各実画像処理部22fは、伝送処理部22cがその各実画像処理部22fに実画像処理の実行を指示するクライアントCからの実処理指示ファイル(実画像処理部選択実行指令)を受信するのに応答し、その実処理指示ファイルが示す原画像情報を記憶ユニット24の原画像情報記憶部24bから読み出し、その原画像情報に基づき、予め割り当てられた実画像処理をその原画像情報が示す原画像に対して行う。この各実画像処理部22fによって行われる実画像処理の種類および設定条件は、記憶ユニット24の実画像処理設定情報記憶部24hに各実画像処理部22fに対応付けて記憶されている実画像処理設定情報に基づいて決定される。ここで、実画像処理部22fの原画像に対する実画像処理によって作成された画像を、処理後画像と呼ぶこととし、その処理後画像に対応する画像情報を処理後画像情報と呼ぶこととする。
【0033】
このような各仮画像処理部22eと各実画像処理部22fとは、一対一に対応して同数設けられており、各仮画像処理部22eが行う仮画像処理の種類および設定条件は、対応する各実画像処理部22fが行う実画像処理の種類および設定条件に対応して、その仮画像処理が対応する実画像処理が原画像に与える効果と実質的に同様の効果を縮小画像に対して与えるように予め設定されている。
【0034】
ここで、下記の表1および表2に基づき、各仮画像処理部22eおよび各実画像処理部22fにどのような仮画像処理および実画像処理が割り当てられているのかを説明する。
【0035】
【表1】
Figure 0003824817
【0036】
【表2】
Figure 0003824817
【0037】
本実施形態に係る画像処理システム11では、クライアントCを通じてサーバーSに実画像処理(あるいは仮画像処理)を行わせる際に、ユーザが複雑な画像処理の内容や設定条件の設定を行わなくてすむように、表1に示すように、処理対象である画像の画像特性、入力特性、出力特性、部署による特性、製品特性等に応じてグループ分けされ、所定の処理名が付された複数の実画像処理および仮画像処理が用意されている。
【0038】
その各実画像処理および各仮画像処理には、対象である画像の画像特性、入力特性、出力特性、部署による特性、製品特性等に応じて、表2に示す複数の処理要素のなかから最適な組み合わせで予め選択された少なくとも一つの処理要素が割り当てられている。また、その割り当てられた各処理要素の各種パラメータの設定条件も、処理対象の画像の前記画像特性等に応じて、最適な条件に予め設定されている。すなわち、前述の実画像処理部22fおよび仮画像処理部22eは、この用意された実画像処理および仮画像処理の数だけ設けられ、それぞれに実画像処理および仮画像処理が割り当てられている。
【0039】
これによって、ユーザは、処理対象の画像の画像特性等に応じて、実画像処理(あるいは仮画像処理)を行わせたい実画像処理部22f(あるいは仮画像処理部22e)をクライアントCを通じて選択するだけで、複雑な画像処理の内容な設定条件を設定することなしに、最適な処理をサーバーSに行わせることができるようになっている。
【0040】
表1に示すこの画像処理システム11に用意されている実画像処理部22fおよび仮画像処理部22eの名称(「晴れ」、「逆光画像」、「曇り」等)は、前述の処理メニュー情報として、記憶ユニット24の処理メニュー情報記憶部24fに記憶されている。
【0041】
ここで、表1における画像特性別のグループにおける「晴れ」、「逆光画像」、「曇り」、「夜景」の名称が付された実画像処理部22fおよび仮画像処理部22eは、晴天下で撮像された画像、逆光画像、曇天下で撮像された画像、および夜景画像にそれぞれ対応したものである。同様に、入力特性別のグループでは、カメラおよびスキャナー等の入力機器の相違に基づいて最適化された複数の実画像処理部22fおよび仮画像処理部22eが用意されている。また、同様に、出力特性別のグループは、出力機器の相違に基づいたものであり、製品特性別のグループは、画像に含まれる撮像対象の製品の色の相違に基づいたものである。
【0042】
また、表2に示す処理要素のうち、説明が必要であると思われるものについて説明すると、AIセットアップ処理とは、画像の階調特性を自動的に分析し、画像のトーンを最適なトーンに自動的に調節する処理であり、「標準」、「原稿通り」、「色被り」、「キャッチライト」および「退色原稿」等の複数の処理モードが用意されている。「標準」は、標準的なAIセットアップ処理を行うモードであり、「原稿通り」は、原稿の色調をそのまま保ちつつAIセットアップ処理を行うモードであり、「色被り」は、特定の色調に偏った画像を本来の色調に補正するようにしてAIセットアップ処理を行うモードであり、「キャッチライト」とは、被写体に光源が写り込んでしまった画像について、その光源が写り込んでしまった部分を分析等を行う面(部分)から除外して分析して補正するようにしてAIセットアップ処理を行うモードであり、「退色原稿」とは、退色原稿(セピア色に変色した写真等)を本来の色に補正するようにしてAIセットアップ処理を行うモードである。
【0043】
さらに、表2に示す処理要素のうち、いくつかの処理要素の設定条件について説明すると、例えば、シャープネスの場合では、主信号(M)にアンシャープマスク信号(M−U)を加算する際のアンシャープマスク信号(M−U)にかける係数kの値、マスクサイズ(3×3等)、およびマスク強度(30等)等が設定条件となる。また、彩度補正の場合では、補正の強度(30等)が設定条件となり、カラーコレクションの場合では、原稿の青の中の黄色成分を−20にするとか、原稿の赤の中の青色成分を−50にするとか、原稿の緑の中の黄色成分を+20にするとかの設定が設定条件となる。
【0044】
このような実画像処理部22fおよび仮画像処理部22eの追加、削除、および各実画像処理部22fおよび各仮画像処理部22eに割り当てられている実画像処理および仮画像処理の内容および設定条件の設定は、CPU22の処理内容設定処理部22gにより、入出力受付部22aが操作入力部26あるいは入出力ユニットを通じて受け付けた設定変更等のための情報入力に基づいて行われるようになっている。
【0045】
一方、クライアントCの記憶ユニット34には、図6に示すように、動作プログラム記憶部34a、原画像情報記憶部(第2の原画像記憶手段)34b、縮小画像情報記憶部34c、処理後縮小画像情報記憶部34d、処理後画像情報記憶部34e、処理メニュー情報記憶部34fが設けられている。
【0046】
動作プログラム記憶部34aには、このクライアントCを構成するコンピュータを本実施形態に係る画像処理システム11のクライアントCとして動作させるための動作プログラムが記憶されている。その動作プログラムは、CPU32の制御により、入出力ユニット37を通じて記録媒体39から読み込まれたものである。原画像情報記憶部34b、縮小画像情報記憶部34c、処理後縮小画像記憶部34dおよび処理後画像情報記憶部34eには、複数の原画像情報、縮小画像情報、処理後縮小画像情報および処理後画像情報が記憶可能となっている。処理メニュー情報記憶部34fには、サーバーSから伝送されてきた処理メニュー情報が記憶される。
【0047】
クライアントCのCPU32には、機能要素として、図7に示すように、入出力処理部(入力受付手段)32a、表示処理部(表示処理手段)32bおよび伝送処理部32cが設けられている。ここで、伝送処理部32cは、本発明に係る第2ないし第4の伝送処理手段に対応している。
【0048】
入出力処理部32aは、操作入力受付部36を通じて入力される操作入力(各種指令)の受け付け、および入出力ユニット37を通じた記録媒体39に対する情報の入出力処理を司っている。表示処理部32bは、表示部35への表示出力を司っている。画像処理の対象となる原画像の原画像情報は、例えば、所定の記録媒体(図示せず)に記録された原画像情報が、この入出力処理部32aによって、入出力ユニット37を通じて読み取られて、記憶ユニット34の原画像情報記憶34bに記憶されるようになっている。
【0049】
伝送処理部32cは、送受信部38を通じたサーバーSとの間の伝送処理を司っており、処理メニュー情報受信機能、原画像情報伝送機能、指令伝送機能、縮小画像情報受信機能、処理後縮小画像情報受信機能および処理後画像情報受信機能を有している。
【0050】
処理メニュー情報受信機能とは、サーバーSから伝送されてきた処理メニュー情報を受信する機能であり、受信された処理メニュー情報は、伝送処理部32cによって記憶ユニット34の処理メニュー情報記憶部34bに記憶されるとともに、表示処理部32aによって表示部35に表示される。
【0051】
原画像情報伝送処理機能とは、入出力処理部32aが操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じてサーバーSに伝送すべき原画像を指示する伝送原画像選択指令を受け付けるのに応答し、その伝送原画像選択指令が示す原画像に対応する原画像情報を記憶ユニット34の原画像情報記憶部34bから読み出して送受信部38を通じてサーバーSに伝送する機能である。
【0052】
指令伝送機能とは、入出力処理部32aが操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じてサーバーSに伝送すべき各種の指令を受け付けるのに応答して、その指令を送受信部38を通じてサーバーSに伝送する機能である。そのサーバーSに伝送すべき指令の代表的なものとしては、仮処理指示ファイルと実処理指示ファイルがある。仮処理指示ファイルとは、いずれの縮小画像に対してサーバーSのいずれの仮画像処理部22eに仮画像処理を行わせるべきかを示すものであり、実処理指示ファイルとは、いずれの原画像に対してサーバーSのいずれの実画像処理部22fに実画像処理を行わせるべきかを示すものである。
【0053】
縮小画像情報受信機能、処理後縮小画像情報受信機能および処理後画像情報受信機能とは、サーバーSの縮小画像画像作成部22d、各仮画像処理部22eおよび各実画像処理部22fによって作成され、サーバーSの伝送処理部22cによって伝送されてきた縮小画像情報、処理後縮小画像情報および処理後画像情報を送受信部38を通じて受信する機能である。受信された縮小画像情報、処理後縮小画像情報および処理後画像情報は、伝送処理部32cによって記憶ユニット34の縮小画像情報記憶部34c、処理後縮小画像情報記憶部34dおよび処理後画像情報記憶部34eに記憶されるとともに、その縮小画像情報、処理後縮小画像情報および処理後画像情報が示す縮小画像、処理後縮小画像および処理後画像が、表示処理部32bによって表示部35に適宜表示される。
【0054】
次に、図8および図9に基づき、本実施形態に係る画像処理システムの動作説明を行う。ステップS1で、サーバーSおよびクライアントCの伝送処理部22c,32cによって、送受信部28,38およびネットワーク13を通じてサーバーS、クライアントC間の通信接続が確立されると、ステップS2に進む。
【0055】
続く、ステップS2では、サーバーCの伝送処理部22cによって、記録ユニット24の処理メニュー情報記憶部24fに記憶されている処理メニュー情報が送受信部28を通じてサーバーSからクライアントCに伝送される。これに対応して、クライアントC側では、伝送処理部32cによって、その処理メニュー情報が送受信部38を通じて受信され、記憶ユニット34の処理メニュー情報記憶部34fに記憶される。これと同時に、クライアントCの表示処理部32bによって、その処理メニュー情報が、この画像処理システム11の他の操作メニューとともに、表示部35に表示される。
【0056】
続く、ステップS3で、クライアントCにて、操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じて、伝送原画像選択指令が入力されると、その伝送画像選択指令が入出力処理部32aによって受け付けられる。
【0057】
続く、ステップS4では、ステップS3で受け付けた伝送原画像選択指令が示す原画像に対応する原画像情報が、クライアントCの伝送処理部32cによって、予め記憶ユニット34の原画像情報記憶部34bに記憶されている複数の原画像のうちから選択されて、送受信部38を通じてサーバーSに伝送される。このとき、サーバーSに伝送される原画像情報は、一つでも複数でもよく、複数の場合は、一つずつ順に伝送される。
【0058】
続く、ステップS5では、クライアントCから伝送されてきた原画像情報が、サーバーSにて、送受信部28を通じて伝送処理部22cによって受信されて、記憶ユニット24の原画像情報記憶部24bに順次記憶される。
【0059】
続く、ステップS6では、サーバーSにて、ステップS5で受信されて原画像情報記憶部24bに記憶された原画像情報に基づき、縮小画像作成処理部22dによって、原画像を所定の割合で縮小した縮小画像に対応する縮小画像情報が順次作成されて、縮小画像情報記憶部24cに順次記憶される。
【0060】
続く、ステップS7では、サーバーSからクライアントCに、ステップS6で作成された縮小画像情報が、伝送処理部22cによって、送受信部28を通じて順次伝送される。
【0061】
続く、ステップS8では、クライアントCにて、ステップS7でサーバーSから伝送された縮小画像情報が、伝送処理部32cによって、送受信部38を通じて順次受信されるとともに、縮小画像情報記憶部34cに順次記憶される。
【0062】
続く、ステップS9では、クライアントCにて、ステップS8で受信された縮小画像情報が示す縮小画像41が、表示処理部32bによって、図11に示すように表示部35に順次表示される。ここで、図11の表示例では、互いに異なる原画像を縮小処理して得られた複数の縮小画像41が同時に表示されているととともに、この画像処理システム11を操作するための操作メニューを表示するための操作メニュー表示領域43が設けられている。その操作メニュー表示領域43には、例えば、上記の表1に示すような表示形態で、この画像処理システム11で実行可能な実画像処理および仮画像処理の名称(内容)がグループ分けされて表示される。また、この操作メニュー表示領域43には、必要に応じて他の操作情報も表示される。
【0063】
続く、ステップS10で、クライアントCにて、図11に示す操作メニュー表示領域43の表示内容を参照して、サーバーSに用意されている複数の仮画像処理部22eのうち、仮画像処理を実行させる仮画像処理部22eを選択する仮画像処理部選択指令が、操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じて入力され、その仮画像処理部選択指令が入出力処理部32aによって受け付けられると、ステップS11に進む。このとき、複数の仮画像処理部22eが同時に選択されてもよい。
【0064】
そして、ステップS11で、クライアントCにて、図11に示すように表示部35に表示されているいずれの縮小画像41に対して、ステップS10で選択した仮画像処理部22eに仮画像処理を行わせるのかを選択する縮小画像選択指令が、操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じて入力されて入出力処理部32aによって受け付けられると、ステップS12に進む。
【0065】
続く、ステップS12では、ステップS10およびS11で受け付けられた仮画像処理部選択指令および縮小画像選択指令を含む仮処理指示ファイルが、伝送処理部32cによって、送受信部38を通じてクライアントCからサーバーSに伝送され、続く、ステップS13で、その伝送された仮処理指示ファイルが、サーバーSの伝送処理部22cによって、送受信部28を通じて受信される。
【0066】
続く、ステップS14では、サーバーSにて、ステップS13で仮処理指示ファイルが受信されるのに応答して、サーバーSに用意されている複数の仮画像処理部22eのうちの受信した仮処理指示ファイルの仮処理部選択指令が示す仮画像処理部22eによって、縮小画像情報記憶部24cに記憶されている複数の縮小画像情報のうちからその仮処理指示ファイルの縮小画像選択指令が示す縮小画像情報に基づき、その仮画像処理部22eに割り当てられている仮画像処理が実行される。このとき、複数の仮画像処理部22eが選択されている場合には、各仮画像処理部22eによってそれぞれ仮画像処理が行われる。仮画像処理によって作成された処理後縮小画像情報は、各仮画像処理部22eによって処理後縮小画像情報記憶部24dに記憶される。
【0067】
続く、ステップS15では、ステップS14での各仮画像処理部22eによる仮画像処理によって作成された処理後縮小画像情報が、伝送処理部22cによって送受信部28を通じてサーバーSからクライアントCに順次伝送され、続く、ステップS16で、その伝送された処理後縮小画像情報が、クライアントCの伝送処理部32cによって送受信部38を通じて順次受信されるとともに、処理後縮小画像記憶部34dに順次記憶される。
【0068】
続く、ステップS17では、クライアントCにて、ステップS16で受信された処理後縮小画像情報に基づき、表示処理部32bによって、その処理後縮小画像情報に対応する処理後縮小画像51が、図12に示すように表示部35に表示される。ここで、図12の表示例では、所定の縮小画像41に対する各仮画像処理部22eの仮画像処理によって作成された複数の処理後縮小画像51が、縮小画像41とともにその縮小画像41の周囲に同時に表示されている。また、図12の表示例では、図11の操作メニュー表示領域43と同様な表示内容を表示する操作メニュー表示領域43が設けられている。
【0069】
このように、所定の原画像に対して、サーバーSに用意されている複数の実画像処理部22fのうちのいずれの実画像処理部22fによって実画像処理を行うべきかが予め決定できない場合には、採用すべき実画像処理部22fの候補となる実画像処理部22fに対応する仮画像処理部22eに、縮小画像に対して仮画像処理を行わせ、その結果得られる処理後縮小画像51の状態を確認することにより、採用候補となっている各実画像処理部22fの実画像処理が原画像に与える効果を予め予見することができるようになっている。
【0070】
続く、ステップS18では、クライアントCにて、図12に示す操作メニュー表示領域43の表示内容を参照して、サーバーSに用意されている複数の実画像処理部22fのうち、実画像処理を実行させる実画像処理部22fを選択する実画像処理部選択指令が、操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じて入力され、その実画像処理部選択指令が入出力処理部32aによって受け付けられると、ステップS19に進む。このとき、複数の実画像処理部22fが同時に選択されてもよい。
【0071】
そして、ステップS19で、クライアントCにて、原画像情報記憶部34bに記憶されている複数の原画像のうちのいずれかの原画像に対して、ステップS18で選択した実画像処理部22fに実画像処理を行わせるのかを選択する原画像選択指令が、操作入力部36あるいは入出力ユニット37を通じて入力されて入出力処理部32aによって受け付けられると、ステップS20に進む。
【0072】
続く、ステップS20では、ステップS18およびS19で受け付けられた実画像処理部選択指令および原画像選択指令を含む実処理指示ファイルが、伝送処理部32cによって、送受信部38を通じてクライアントCからサーバーSに伝送され、続く、ステップS21で、その伝送された実処理指示ファイルが、サーバーSの伝送処理部22cによって、送受信部28を通じて受信される。
【0073】
続く、ステップS22では、サーバーSにて、ステップS21で実処理指示ファイルが受信されるのに応答して、サーバーSに用意されている複数の実画像処理部22fのうちの受信した実処理指示ファイルの実処理部選択指令が示す実画像処理部22fによって、原画像情報記憶部24bに記憶されている複数の原画像情報のうちからその実処理指示ファイルの原画像選択指令が示す原画像情報に基づき、その実画像処理部22fに割り当てられている実画像処理が実行される。このとき、複数の実画像処理部22fが選択されている場合には、各実画像処理部22fによってそれぞれ実画像処理が行われる。各実画像処理部22fによって作成された処理後画像情報は、処理後画像情報記憶部24eに記憶される。
【0074】
続く、ステップS23では、ステップS22での各実画像処理部22fによる実画像処理によって作成された処理後画像情報が、伝送処理部22cによって送受信部28を通じてサーバーSからクライアントCに順次伝送され、続く、ステップS24で、その伝送された処理後画像情報が、クライアントCの伝送処理部32cによって送受信部38を通じて順次受信されるとともに、処理後画像記憶部34eに順次記憶される。
【0075】
なお、図8ないし図10に示すフローチャートでは、仮画像処理を行った後、実画像処理を行うようになっているが、必ずしもこの順番で処理を行わせる必要はなく、クライアントCからサーバーSに原画像情報を伝送した後、クライアントCにて前述の実画像処理部選択指令および実画像選択指令を入力することにより、仮画像処理をとばして実画像処理を行わせることができるようになっている。
【0076】
以上のように、本実施形態にれば、クライアントCからサーバーSに伝送した原画像に基づいてサーバーSにて作成された縮小画像に対し、実際の実画像処理と実質的に同様な効果を縮小画像に与える仮画像処理をサーバーSの仮画像処理部22eに行わせることができるようになっており、仮画像処理の結果を確認してから原画像に対する実際の実画像処理を行わせることができるため、予備的な仮画像処理によって実際の画像処理の結果を予め予見でき、処理の効率化が図れる。
【0077】
また、ユーザーは、クライアントCを通じて原画像の状態や用途等に応じて複数の実画像処理部22fあるいは仮画像処理部22eのうちから所望とする実画像処理部22fあるいは仮画像処理部22eを選択するだけて、原画像の状態や用途に応じた画像処理あるいは仮画像処理を行わせることができるため、ユーザの負担を軽減でき、画像処理に関する専門知識を持たないユーザでも容易に画像処理を行うことができる。
【0078】
さらに、この画像処理システム11で行われる実画像処理および仮画像処理の内容および設定条件を、サーバーSの実画像処理部22fおよび仮画像処理部22eの画像処理の内容および設定条件を管理することにより一元的に管理することができるため、システム11の管理を効率的に行うことができる。
【0079】
また、サーバーSの各仮画像処理部22eが作成した複数の処理後縮小画像51が、処理前の縮小画像41と共に、縮小画像41の周囲に同時にクライアントCの表示部35に表示されるようになっているため、各処理後縮小画像51および縮小画像41を見比べて、サーバーSのいずれの実画像処理部22fに実画像処理を行わせるべきかを容易に決定することができる。
【0080】
さらに、互いに異なる原画像を縮小した複数の縮小画像41が、図11に示すように、クライアントCの表示部35に同時に表示されるようになっているため、仮画像処理を行うべき縮小画像41を容易に決定することができる。
【0081】
また、仮実行用画像として用いられる画像が原画像の画像情報量を減少させて作成された縮小画像であるため、サーバーSの仮画像処理部22eにより仮画像処理を行う際の情報処理の負担を軽減することができ、その結果、仮画像処理の処理速度を向上させることができる。
【0082】
さらに、原画像の特徴を実質的に損なうことなく受け継いでいる縮小画像に対して仮画像処理を行うので、縮小画像に対して行われた仮画像処理の結果に基づいて、実際の実画像処理の結果を容易に予測することができる。
【0083】
なお、本実施形態では、原画像を縮小した縮小画像に対して仮画像処理を行うようにしたが、原画像を複製した複製画像(仮実行用画像)に対して仮画像処理を行うようにしてもよく、あるいは、原画像の一部分(要部等)を抜き出して得られる部分画像(仮実行用画像)に対して仮画像処理を行うようにしてもよい。
【0084】
また、本実施形態では、サーバーS側で縮小画像41を作成するようにしたが、縮小画像作成部32dをクライアントCのCPU32に設け、クライアントC側で縮小画像41を作成してサーバーSに伝送するようにしてもよい。
【0085】
【発明の効果】
請求項1ないし11に記載の発明によれば、クライアント側端末からサーバーに伝送した原画像に基づいてサーバーにて作成された仮実行用画像に対し、実際の画像処理と実質的に同様な効果を仮実行用画像に与える仮画像処理をサーバーの仮画像処理手段に行わせることができるようになっており、仮画像処理の結果を確認してから原画像に対する実際の画像処理を行わせることができるため、予備的な仮画像処理によって実際の画像処理の結果を予め予見でき、処理の効率化が図れる。
【0086】
また、サーバーの実画像処理手段および仮画像処理手段により画像処理および仮画像処理が行われる際には、実画像処理手段および仮画像処理手段が予め設定された設定条件に従って自動的に画像処理および仮画像処理を行うようになっているため、ユーザの負担を軽減でき、画像処理に関する専門知識を持たないユーザでも容易に画像処理を行うことができる。
【0087】
さらに、この画像処理システムで行われる画像処理および仮画像処理の内容および設定条件を、サーバーの実画像処理手段および仮画像処理手段の画像処理の内容および設定条件を管理することにより一元的に管理することができるため、システムの管理を効率的に行うことができる。
【0088】
また、処理対象である原画像の状態や用途等の種類に応じて、互いに対応する複数の実画像処理手段および仮画像処理手段をサーバーに備えておくことにより、ユーザーは、クライアント側端末を通じて原画像の状態や用途等に応じて複数の実画像処理手段あるいは仮画像処理手段のうちから所望とする実画像処理手段あるいは仮画像処理手段を選択するだけて、実際の画像処理あるいは仮画像処理を行わせることができるため、ユーザの負担をさらに軽減できる。
【0089】
請求項に記載の発明によれば、サーバーの各仮画像処理手段が作成した複数の処理後仮実行用画像が、クライアント側端末の表示処理手段によって表示手段に同時に表示されるようになっているため、各処理後仮実行画像を見比べて、画像処理を実行させるべきサーバーの実画像処理手段を容易に決定することができる。
【0090】
請求項に記載の発明によれば、サーバーの仮実行用画像作成手段および仮画像処理手段が作成した仮実行用画像および処理後仮実行用画像が、クライアント側端末の表示処理手段によって表示手段に並べられて同時に表示されるようになっているため、仮実行用画像と処理後実行用画像とを見比べて、実際の画像処理の効果を的確に予測することができる。
【0091】
請求項に記載の発明によれば、サーバーの仮実行用画像作成手段が作成した複数の仮実行用画像が、クライアント側端末の表示処理手段によって表示手段に同時に表示されるようになっているため、仮画像処理を行うべき仮実行用画像を容易に決定することができる。
【0092】
請求項に記載の発明によれば、仮実行用画像が原画像の画像情報量を減少させて作成されてものであるため、サーバーの仮画像処理手段により仮画像処理を行う際の情報処理の負担を軽減することができ、その結果、仮画像処理の処理速度を向上させることができる。
【0093】
請求項に記載の発明によれば、サーバーの仮実行用画像作成手段が作成する仮実行用画像が原画像を所定の割合で縮小した縮小画像であり、原画像の特徴を実質的に損なうことなく受け継いでいるので、縮小画像に対して行われた仮画像処理の結果に基づいて、実際の画像処理の結果を容易に予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1の画像処理システムに備えられるサーバーのブロック図である。
【図3】図1の画像処理システムに備えられるクライアントのブロック図である。
【図4】図2のサーバーに備えられる記憶ユニットの構成を示すブロック図である。
【図5】図2のサーバーに備えられるCPUの構成を示すブロック図である。
【図6】図3のクライアントに備えられる記憶ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】図3のクライアントに備えられるCPUの構成を示すブロック図である。
【図8】図1の画像処理システムの処理動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の画像処理システムの処理動作を示すフローチャートである。
【図10】図1の画像処理システムの画像処理動作を示すフローチャートである。
【図11】図3のクライアントに備えられる表示部の表示例を示す図である。
【図12】図3のクライアントに備えられる表示部の表示例を示す図である。
【図13】従来の画像処理システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 画像処理システム
13 ネットワーク
21,31 バスライン
22,32 CPU
22a,32a 入出力処理部
22b,32b 表示処理部
22c,32c 伝送処理部
22d 縮小画像作成部
22e 仮画像処理部
22f 実画像処理部
22g 処理内容設定処理部
23,33 メモリ
24,34 記憶ユニット
24a,34a 動作プログラム記憶部
24b,34b 原画像情報記憶部
24c,34c 縮小画像情報記憶部
24d,34d 処理後縮小画像情報記憶部
24e,34e 処理後画像情報記憶部
24f,34f 処理メニュー情報記憶部
24g 仮画像処理設定情報記憶部
24h 実画像処理設定情報記憶部
25,35 表示部
26,36 操作入力部
27,37 入出力ユニット
28,38 送受信部
29,39 記憶媒体
41 縮小画像
51 処理後縮小画像
S サーバー
C1〜Cn クライアント

Claims (11)

  1. ネットワークを介して相互に情報伝送可能に結合されたサーバーと少なくとも一つのクライアント側端末とを備え、前記クライアント側端末にて受け付けた原画像を前記ネットワークを通じて前記サーバーに伝送し、前記サーバーにて前記原画像に基づく画像処理を行う画像処理システムにおいて、
    前記サーバーが、
    前記ネットワークを介して前記クライアント側端末から伝送された原画像を記憶する第1の原画像記憶手段と、
    前記原画像に基づいて仮実行用画像を作成する仮実行用画像作成手段と、
    画像処理効果上において前記画像処理と実質的に同等な仮画像処理を前記仮実行用画像に対して実行し、それによって処理後仮実行用画像を得る複数の仮画像処理手段と、
    前記処理後仮実行用画像を、前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する第1の伝送処理手段と、
    前記クライアント側端末から伝送されてきた実処理指令に応答して能動化され、前記第1の原画像記憶手段から読出した前記原画像に対して、画像処理の種類あるいは設定条件が互いに異なる前記画像処理が割り当てられており、前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に従って前記画像処理を行う複数の実画像処理手段と、
    を備え
    前記仮画像処理手段は、前記実画像処理手段と一対一に対応して同数備えられ、該各仮画像処理手段には、対応する前記各実画像処理手段が行う前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に対応した互いに異なる仮画像処理が割り当てられており、
    前記クライアント側端末が、
    入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記原画像を記憶する第2の原画像記憶手段と、
    前記ネットワークを介して前記原画像を前記サーバーに伝送する第2の伝送処理手段と、
    前記ネットワークを介して前記サーバから伝送された前記処理後仮実行用画像を所定の表示手段に表示させる表示処理手段と、
    前記入力受付手段が受け付けた前記実処理指令を、前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第3の伝送処理手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられ、複数の前記仮画像処理手段のうちのいずれかを選択する仮処理選択指令を前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第4の伝送処理手段と、
    を備え
    前記実処理指令は、複数の前記実画像処理手段のうちのいずれかを選択するための実処理選択指令となっており、前記各仮画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる前記仮処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記仮画像処理を行い、前記各実画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる前記実処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記画像処理を行うことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記仮処理選択指令に応じて複数の前記仮画像処理手段のうちの2以上の仮画像処理手段が選択されることによって2以上の処理後仮実行用画像が前記サーバーにおいて得られ、
    前記サーバーの前記第1の伝送処理手段は、前記2以上の処理後仮実行用画像を前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する機能をさらに備え、
    前記クライアント側端末の前記表示処理手段は、前記ネットワークを介して前記サーバーから伝送されてきた前記2以上の処理後仮実行用画像を前記表示手段に同時に表示させる機能をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  3. 前記サーバーは、前記仮実行用画像を前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する第5の伝送処理手段をさらに備え、
    前記クライアント側端末の前記表示処理手段は、前記ネットワークを介して前記サーバーから伝送されてきた前記仮実行用画像を、前記処理後仮実行用画像と並べて前記表示手段に表示させる機能をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記サーバーおよび前記クライアント側端末の前記第1および第2の原画像記憶手段には、複数の前記原画像情報が記憶可能であり、
    前記クライアント側端末の前記表示処理手段は、前記各原画像に基づいて前記サーバーにて作成されて前記ネットワークを通じて伝送されてきた前記各仮実行用画像を、前記表示手段に同時に表示させる機能をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  5. 前記仮実行用画像は、前記原画像の画像情報量を減少させて作成されたものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記仮実行用画像は、前記原画像を所定の割合で縮小した縮小画像であることを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  7. ネットワークを介して相互に情報伝送可能に結合されたクライアント側端末と伴って画像処理システムを構成し、前記クライアント側端末にて受け付けられ、そのクライアント側端末から前記ネットワークを通じて伝送されてきた所定の原画像に基づく画像処理を行うサーバーにおいて、
    前記ネットワークを介して前記クライアント側端末から伝送された原画像を記憶する原画像記憶手段と、
    前記原画像に基づいて仮実行用画像を作成する仮実行用画像作成手段と、
    画像処理効果上において前記画像処理と実質的に同等な仮画像処理を前記仮実行用画像に対して実行し、それによって処理後仮実行用画像を得る複数の仮画像処理手段と、
    前記処理後仮実行用画像を、前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する伝送処理手段と、
    前記クライアント側端末から伝送されてきた実処理指令に応答して能動化され、前記原画像記憶手段から読出した前記原画像に対して、画像処理の種類あるいは設定条件が互いに異なる前記画像処理が割り当てられており、前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に従って前記画像処理を行う複数の実画像処理手段と、
    を備え
    前記仮画像処理手段は、前記実画像処理手段と一対一に対応して同数備えられ、該各仮画像処理手段には、対応する前記各実画像処理手段が行う前記画像処理の種類あるいは前記設定条件に対応した互いに異なる仮画像処理が割り当てられており、
    前記実処理指令は、複数の前記実画像処理手段のうちのいずれかを選択するための実処理選択指令となっており、前記各仮画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる仮処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記仮画像処理を行い、前記各実画像処理手段は、前記ネットワークを通じて伝送されてくる前記実処理選択指令に応じて選択的に能動化されて前記画像処理を行うことを特徴とするサーバー。
  8. 所定のネットワークを通じて相互に情報伝送可能に結合されたサーバーを伴って画像処理システムを構成し、受け付けた所定の原画像を前記ネットワークを通じて前記サーバーに伝送し、その原画像に基づいて前記サーバーに所定の画像処理を実行させるクライアント側端末において、
    入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記原画像を記憶する原画像記憶手段と、
    前記ネットワークを介して前記原画像を前記サーバーに伝送する第1の伝送処理手段と、
    前記サーバーにて、そのサーバーに伝送された前記原画像に基づいて仮実行用画像が作成され、その作成された仮実行用画像に基づき、画像処理効果上において前記画像処理と実質的に同等な仮画像処理が前記仮実行用画像に対して行われ、その仮画像処理によって作成されて前記ネットワークを介して前記サーバーから伝送されてきた処理後仮実行用画像を、所定の表示手段に表示させる表示処理手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられ、複数の実画像処理のうちのいずれかを選択する実処理指令を、前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第2の伝送処理手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられ、複数の前記仮画像処理のうちのいずれかを選択する仮処理選択指令を、前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する第3の伝送処理手段と、
    を備え
    前記ネットワークを通じて伝送する前記仮処理選択指令により前記サーバーにおいて複数の前記仮画像処理を選択的に能動化させるとともに、前記ネットワークを通じて伝送する前記実処理選択指令により前記サーバーにおいて複数の前記実画像処理を選択的に能動化させることを特徴とするクライアント側端末
  9. 請求項1に記載の画像処理システムを用いた画像処理方法であって、
    前記クライアント側端末の前記入力受付手段によって受け付けられ、前記第2の原画像記憶手段に記憶されている前記原画像を、前記クライアント側端末の前記第2の伝送処理手段によって前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する原画像伝送工程と、
    前記原画像伝送工程にて前記クライアント側端末から伝送され、前記サーバーにて受信されて前記第1の原画像記憶手段に記憶された前記原画像に基づき、前記サーバーの前記仮実行用画像作成手段によって前記仮実行用画像を作成する仮実行用画像作成工程と、
    前記クライアント側端末の前記入力受付手段によって前記仮処理選択指令が受け付けられるのに応答し、前記クライアント側端末の前記第4の伝送処理手段によって前記仮処理選択指令を前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する仮処理選択指令伝送工程と、
    前記仮処理選択指令伝送工程にて前記クライアント側端末から伝送されてきた前記仮処理選択指令に応答し、前記サーバーの前記仮画像処理手段によって、前記仮実行用画像作成工程にて作成された前記仮実行用画像に対して前記仮画像処理を行う仮画像処理工程と、
    前記仮画像処理工程の前記仮画像処理によって得られた前記処理後仮実行用画像を、前記サーバーの前記第1の伝送処理手段によって前記ネットワークを介して前記クライアント側端末に伝送する処理後仮実行用画像伝送工程と、
    前記処理後仮実行用画像伝送工程にて前記サーバーから伝送され、前記クライアント側端末にて受信された前記処理後仮実行用画像を、前記クライアント側端末の前記表示処理手段によって前記表示手段に表示する処理後仮実行用画像表示工程と、
    前記クライアント側端末の前記入力受付手段によって前記実処理指令が受け付けられるのに応答し、前記クライアント側端末の前記第3の伝送処理手段によって前記実処理指令を前記ネットワークを介して前記サーバーに伝送する実処理指令伝送工程と、
    前記実処理指令伝送工程にて前記クライアント側端末から伝送されてきた前記実処理指令に応答し、前記サーバーの前記実画像処理手段によって、前記第1の原画像記憶手段に記憶されている前記原画像に対して前記画像処理を予め設定された設定条件に従って行う実画像処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを、請求項に記載のサーバーとして動作させるためのプログラムを記録したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. コンピュータを、請求項に記載のクライアント側端末として動作させるためのプログラムを記録したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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