JP3824132B2 - エンジン始動制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンをスタータモータによりクランキングして始動するエンジン始動制御装置に係り、特に、エンジン停止後にクランク軸を逆方向へ所定の位置までクランキングして始動性を改善するエンジン始動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンを始動する際のクランキングトルクを低減させてエンジンの始動性を向上させるために、エンジンを始動する前にクランク軸を逆回転させて所定の位置まで戻し、当該逆転位置からエンジンを始動することによりエンジンの始動性を改善する技術が、例えば特開平6−64451号公報あるいは特開平7−71350号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術では、クランク軸が大きなクランキングトルクで逆転されるため、クランク軸は正転時に通過した圧縮上死点に至る直前まで戻される。このため、駆動(スタータ)モータへの逆転通電が断じられると、クランク軸はピストンの圧縮反力によって正転方向へ進んでしまう。
【0004】
ここで、上記した従来技術のように、クランク軸をエンジン始動時に逆転させ、その後直ちに正転させる制御方式では、前記圧縮反力とスタータモータによる正転駆動力とが同時にクランク軸へ伝わるので、前記圧縮反力によりクランク軸が正転方向へ進んでも、これにより始動性が損なわれることはない。
【0005】
これに対して、クランク軸をエンジン始動時ではなくエンジン停止直後に所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動に備えるシステムでは、クランク軸がピストンの圧縮反力によって正転方向へ進んでしまうと、次のエンジン始動時には助走距離が短くなるために所望の慣性力が得られず、エンジンの始動性を十分に改善することができないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、エンジン停止直後にクランク軸を所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動に備える逆転制御において、エンジンの始動性を十分に改善できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、エンジン停止後に、そのクランク軸を所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動に備えるエンジン始動制御装置において、クランク軸を正転および逆転させるスタータモータと、エンジン停止後にスタータモータへの逆転通電を開始する逆転制御手段と、逆転するクランク軸がピストンの上死点相当角に到達したことを検知するクランク角検知手段と、クランク軸の逆転負荷を検知する逆転負荷検知手段とを含み、前記逆転制御手段は、クランク角検知手段によりクランク軸の上死点相当角への到達が検知されたこと、および逆転負荷検知手段により逆転負荷の上昇が検知されたこと、のいずれか早い方に応答して逆転通電を終了することを特徴とする。
【0008】
上記した特徴によれば、クランク軸の逆転負荷が上昇するよりも前にクランク軸が上死点相当角へ到達すると、当該位置は排気上死点近傍と予測される。したがって、当該位置で逆転通電を停止すれば、クランク軸を慣性力でさらに逆転させて圧縮上死点の手前(逆転時)まで戻すことができる。
【0009】
一方、クランク軸が上死点相当角へ到達するよりも前にクランク軸の逆転負荷が上昇すると、当該位置は既に圧縮上死点の手前(逆転時)なので、ここで逆転通電を停止すれば、クランク軸を、圧縮上死点の手前(逆転時)であって圧縮反力の小さい位置で停止させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の車両用発電制御装置を適用したスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
【0011】
車体前部と車体後部とは低いフロア部4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とから構成される。燃料タンクおよび収納ボックス(共に図示せず)はメインパイプ7により支持され、その上方にシート8が配置されている。
【0012】
車体前部では、ステアリングヘッド5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方にフロントフォーク12が延び、その下端に前輪FWが軸支されている。ハンドル11の上部は計器板を兼ねたハンドルカバー13で覆われている。メインパイプ7の立ち上がり部下端にはブラケット15が突設され、このブラケット15には、スイングユニット2のハンガーブラケット18がリンク部材16を介して揺動自在に連結支持されている。
【0013】
スイングユニット2には、その前部に単気筒の4サイクルエンジンEが搭載されている。このエンジンEから後方にかけてベルト式無段変速機10が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設けられた減速機構9に後輪RWが軸支されている。この減速機構9の上端とメインパイプ7の上部屈曲部との間にはリヤクッション3が介装されている。スイングユニット2の前部にはエンジンEから延出した吸気管19に接続された気化器17および同気化器17に連結されるエアクリーナ14が配設されている。
【0014】
図2は、前記スイングユニット2をクランク軸201に沿って切断した断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0015】
スイングユニット2は、左右のクランクケース202L、202Rを合体して構成されるクランクケース202に覆われ、クランク軸201は、クランクケース202Rに固定された軸受け208、209により回転自在に支持されている。クランク軸201には、クランクピン213を介してコンロッド(図示せず)が連結されている。
【0016】
左クランクケース202Lは、ベルト式無段変速室ケースを兼ねており、左クランクケース202Lまで延びたクランク軸201にはベルト駆動プーリ210が回転可能に設けられている。ベルト駆動プーリ210は、固定側プーリ半体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、固定側プーリ半体210Lはクランク軸201の左端部にボス211を介して固着され、その右側に可動側プーリ半体210Rがクランク軸201にスプライン嵌合され、固定側プーリ半体210Lに接近・離反することができる。両プーリ半体210L、210R間にはVベルト212が巻き掛けられている。
【0017】
可動側プーリ半体210Rの右側ではカムプレート215がクランク軸201に固着されており、その外周端に設けたスライドピース215aが、可動側プーリ半体210Rの外周端で軸方向に形成したカムプレート摺動ボス部210Raに摺動自在に係合している。可動側プーリ半体210Rのカムプレート215は、外周寄りがカムプレート215側に傾斜したテーパ面を有しており、該テーパ面と可動プーリ半体210Rとの間の空所にドライウェイトポール216が収容されている。
【0018】
クランク軸201の回転速度が増加すると、可動側プーリ半体210Rとカムプレート215との間にあって共に回転する前記ドライウェイトボール216が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体210Rはドライウェイトボール216に押圧されて左方に移動して固定側プーリ半体210Lに接近する。その結果、両プーリ半体210L、210R間に挟まれたVベルト212は遠心方向に移動し、その巻き掛け径が大きくなる。
【0019】
車両の後部には前記ベルト駆動プーリ210に対応する被動プーリ(図示せず)が設けられ、Vベルト212はこの被動プーリに巻き掛けられている。このベルト伝達機構により、エンジンEの動力は自動調整されて遠心クラッチに伝えられ、前記減速機構9等を介して後輪RWを駆動する。
【0020】
右クランクケース202R内には、スタータモータとACジェネレータとを組み合わせたスタータ兼ジェネレータ1が配設されている。スタータ兼ジェネレータ1では、クランク軸201の先端テーパ部にアウターロータ60がネジ253により固定されている。アウターロータ60の内側に配設されるインナステータ50は、クランクケース202にボルト279により螺着されて支持される。
【0021】
ファン280は、その中央円錐部280aの裾部分をボルト246によりアウターロータ60に固着されており、ファン280はラジエタ282を介してファンカバー281により覆われている。
【0022】
クランク軸201上には、前記スタータ兼ジェネレータ1と軸受け209との間にスプロケット231が固定されており、このスプロケット231にはクランク軸201からカムシャフト(図示せず)を駆動するためのチェーンが巻き掛けられている。なお、前記スプロケット231は、潤滑オイルを循環させるポンプに動力を伝達するためのギヤ232と一体的に形成されている。
【0023】
図3は、前記スタータ兼ジェネレータ1の制御系のブロック図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0024】
ECUには、スタータ兼ジェネレータ1のジェネレータ機能が発生する三相交流を全波整流する3相全波整流ブリッジ回路400と、全波整流ブリッジ回路400の出力を予定のレギュレート電圧(レギュレータ作動電圧:例えば、14.5V)に制限するレギュレータ100と、エンジン停止後にクランク軸201を所定の位置まで逆転させるスイングバック制御部700とが設けられる。
【0025】
ECUには、ロータ角度センサ29、点火コイル21、スロットルセンサ23、フューエルセンサ24、シートスイッチ25、アイドルスイッチ26、冷却水温センサ27および点火パルサ30が接続され、各部から検出信号がECUに入力される。点火コイル21の二次側には点火プラグ22が接続されている。
【0026】
さらに、ECUには、スタータリレー34、スタータスイッチ35、ストップスイッチ36,37、スタンバイインジケータ38、フューエルインジケータ39、スピードセンサ40、オートバイスタ41、およびヘッドライト42が接続される。ヘッドライト42には、ディマースイッチ43が設けられる。
【0027】
上記の各部には、メインヒュ−ズ44およびメインスイッチ45を介してバッテリ46から電流が供給される。なお、バッテリ46は、スタータリレー34によってECUに直接接続される一方、メインスイッチ45を介さず、メインヒューズ44だけを介してECUに接続される回路を有する。
【0028】
図4は、前記ECUのスイングバック制御に係る主要部の構成を示した図であり、3相全波整流ブリッジ回路400は、直列接続された2つのFETの3組を並列接続して構成される。
【0029】
スイングバック制御部700において、ステージ判定部73は、ロータ角度センサ29の出力信号に基づいてクランク軸201の1回転をステージ#0〜#35の36ステージに分割し、点火パルサ30が発生するパルス信号の検知タイミングを基準ステージ(ステージ#0)として現在のステージを判定する。
【0030】
ステージ通過時間検知部74は、前記ステージ判定部73が新たなステージを判定してから次のステージを判定するまでの時間に基づいて当該ステージの通過時間Δtn を検知する。逆転制御部75は、前記ステージ判定部73による判定結果および前記ステージ通過時間検知部74により検知された通過時間Δtn とに基づいて逆転駆動指令を発生する。
【0031】
デューティー比設定部72は、前記ステージ判定部73による判定結果に基づいて、全波整流ブリッジ回路400の各パワーFETに供給するゲート電圧のデューティー比を動的に制御する。ドライバ71は、前記設定されたデューティー比の駆動パルスを全波整流ブリッジ回路400の各パワーFETへ供給する。
【0032】
次いで、上記したスイングバック制御部700の動作を、図5のフローチャートおよび図6の動作説明図を参照して説明する。図6(a) は、クランク軸201を逆転するのに要するクランキングトルク(逆転負荷)とクランク角度との関係を示しており、クランキングトルクは圧縮上死点に至る直前(逆転時)で急激に上昇する。同図(b) は、クランク角度とステージとの関係を示し、同図(c) は、逆転時におけるクランク軸の角速度の変化を示している。
【0033】
ステップS11でエンジン停止が検知されると、ステップS12、S13では、ステージ判定部73において既に判定されている現在のステージが参照される。ここで、現在ステージがステージ#0〜#11のいずれかであればステップS14へ進み、ステージ#12〜#32のいずれかであればステップS15へ進み、それ以外(すなわち、ステージ#33〜#35のいずれか)であればステップS16へ進む。ステップS14,S16では、デューティー比設定部77において、駆動パルスのデューティー比が70%に設定され、ステップS15では80%に設定される。
【0034】
このようなデューティー比の動的制御は、後に詳述するように、逆転時にクランク軸201の角速度を、クランキングトルクが増大する圧縮上死点相当角の手前(逆転時)で十分に低下させると共に、それ以外の角度では素早い逆転駆動を可能にするために行われる。
【0035】
ステップS17では、ドライバ71が前記設定されたデューティー比で全波整流ブリッジ回路400の各パワーFETを制御して逆転通電を開始する。ステップS18では、通過したステージ#nの通電時間Δtn が前記ステージ通過時間検知部74により計測される。
【0036】
ステップS19では、逆転制御部75において、クランク軸201がステージ#0すなわち上死点近傍を通過したか否かが判定される。ステージ#0を通過していなければ、ステップS21において、直前に通過した前記ステージ#nの通過時間Δtnと、その前に通過したステージ#(n−1)の通過時間Δtn-1との比[Δtn/Δtn-1]が基準値Rref (本実施形態では、4/3)と比較される。前記通過時間比[Δtn/Δtn-1]が基準値Rref を上回っていなければ、前記ステップS12へ戻って逆転駆動が係属され、これと平行して上記した各処理が繰り返される。
【0037】
ここで、エンジン停止位置すなわち逆転開始位置が、図6(c) に曲線Aで示したように、前回および次回の圧縮上死点の中間位置よりも次回の圧縮上死点に近い側、換言すれば、排気上死点を通過(正転時)してから圧縮上死点に至る過程であると、スタータ兼ジェネレータ1が70%のデューティー比で逆転駆動されているにもかかわらず、クランク軸はステージ#0(排気上死点)を通過できる。したがって、これがステップS19において検知されてステップS20へ進み、クランク軸201がステージ#32に到達したか否かが判定される。クランク軸201がステージ#32に到達したと判定されると、ステップS22において、前記逆転通電が停止されるので、その後、クランク軸は慣性力でさらに逆回転した後に停止する。
【0038】
一方、逆転開始位置が、図6(c) に曲線Bで示したように、前回および次回の圧縮上死点の中間位置よりも前回の圧縮上死点に近い側、換言すれば、圧縮上死点を通過(正転時)してから排気上死点に至る過程であると、スタータ兼ジェネレータ1が70%のデューティー比で逆転駆動されているので、逆転負荷が、図6(a) に示したように、ステージ#0に至る手前(逆転時)で上昇すると、クランク軸201の角速度が急激に低下する。そして、ステップS21において、前記通過時間比[Δtn/Δtn-1]が基準値の4/3以上と判定されると、ステップS22において前記逆転通電が停止され、クランク軸の逆転は、通電の停止とほぼ同時に停止する。
【0039】
このように、本実施形態ではエンジン停止後の逆転駆動時に、クランク軸が上死点相当角を通過したか否か、およびクランク軸の角速度が低下したか否かを監視し、クランク軸が逆転時に上死点を通過すると、その直後に逆転通電を終了し、クランク軸の角速度が逆転負荷の増大により低下した場合も逆転通電を終了するので、逆転開始位置にかかわらず、クランク軸を前回の圧縮上死点の手前(逆転時)であって圧縮反力の低い位置まで戻すことができる。
【0040】
さらに、本実施形態ではクランク軸201の角速度を、スタータ兼ジェネレータ1のロータ角度(すなわち、ステージ)を検知するロータ角度センサ29の出力に基づいて検知するようにしたので、クランク軸201の角度を検知するためのセンサを別途に設ける必要がない。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
【0042】
(1) クランク軸の逆転負荷の上昇が検知されるよりも前にクランク軸の上死点相当角への到達が検知されると、当該位置は排気上死点近傍と予測できるので、ここで逆転通電を停止することにより、慣性力でクランク軸を所望の位置までさらに戻すことができる。
【0043】
また、クランク軸の上死点相当角への到達が検知されるよりも前にクランク軸の逆転負荷の上昇が検知されると、当該位置は圧縮上死点の手前(逆転時)であって圧縮反力が低い位置なので、ここで逆転通電を停止することにより、クランク軸を圧縮反力の低い位置で停止させることができる。
【0044】
(2) スタータモータの逆転駆動トルクを、上死点およびその近傍ではそれ以外の位置よりも低下させたので、逆転するクランク軸の角速度を圧縮上死点の手前で減速させることができる。したがって、クランク軸が圧縮上死点相当角を越えてしまうことを防止できるのみならず、クランク軸が圧縮上死点の手前に達したことの検知が容易になる。
【0045】
(3) クランク軸が逆転時に上死点を通過すると、その直後に逆転通電を停止し、その後は慣性力を利用してクランク軸をさらに逆転させるので、スタータモータへの通電時間を短縮することができ、電力消費量の低減が可能になる。
【0046】
(4) クランク軸の角速度を、スタータモータのロータ角度を検知するセンサの出力に基づいて検知するようにしたので、クランク軸201の角度を検知するためのセンサを別途に設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
【図2】 図1のスイングユニットのクランク軸に沿った断面図である。
【図3】 スタータ兼ジェネレータの制御系のブロック図である。
【図4】 図3のECUの主要部の構成を示したブロック図である。
【図5】 スイングバック制御のフローチャートである。
【図6】 スイングバック制御の動作説明図である。
【符号の説明】
1…スタータ兼ジェネレータ,2…スイングユニット,30…点火パルサ,100…レギュレータ,201…クランク軸,400…3相全波整流ブリッジ回路,700…スイングバック制御部

Claims (5)

  1. エンジン停止後に、そのクランク軸を所定の位置まで逆転させて次のエンジン始動に備えるエンジン始動制御装置において、
    クランク軸を正転および逆転させるスタータモータと、
    エンジン停止後にスタータモータへの逆転通電を開始する逆転制御手段と、
    逆転するクランク軸がピストンの上死点相当角に到達したことを検知するクランク角検知手段と、
    前記クランク軸の逆転負荷を検知する逆転負荷検知手段とを含み、
    前記逆転制御手段は、
    前記クランク角検知手段によりクランク軸の上死点相当角への到達が検知されたこと、および前記逆転負荷検知手段により逆転負荷の上昇が検知されたこと、のいずれか早い方に応答して前記逆転通電を終了することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  2. 前記スタータモータを逆転させる際の駆動トルクを、クランク軸が前記上死点相当角およびその近傍域を通過する間は、クランク軸が他の角度域を通過する間よりも減じることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  3. 前記逆転負荷検知手段は、逆転するクランク軸の角速度の変化に基づいて逆転負荷を検知することを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  4. 前記スタータモータは、その回転角度を検知する回転角検知手段を含み、
    前記逆転負荷検知手段は、前記回転角検知手段により検知されるスタータモータの角速度の変化で前記クランク軸の角速度の変化を代表することを特徴とする請求項3に記載のエンジン始動制御装置。
  5. 前記エンジンは4サイクルエンジンであり、前記クランク角検知手段は、点火タイミングを検知する点火用パルサであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエンジン始動制御装置。
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