JP3823067B2 - キャリーカート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型店舗などにおいて商品を運搬、陳列、保管する際に使用され、不使用時にはネスティングが可能なキャリーカートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平11−334602号公報に記載のキャリーカートが知られている。このキャリーカートは、H字型の台車フレームの上に一枚の台板を載置し、ネスティングの際、台板を長手方向(前後方向)の一端を支点として垂直状態に起立させる操作と連動させて、梃子の作用で支点側の自在キャスターを押し下げ、この自在キャスターの下降によって固定キャスターを床面から浮かせた状態にし、前後の自在キャスターを利用してキャリーカートを横方向(左右方向)へも移動可能とし、ネスティングを可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のキャリーカートによると、前後一方の自在キャスターのみを下降させる構成であることから、前後の自在キャスターを床面に接地させたときの台車フレームは、それまで床面に対し平行状態であったにもかかわらず傾斜状態となる。このため、すべてのキャリーカートの台車フレームの傾斜状態を一致させないとネスティングが不可能となり、キャリーカートの前後方向の向きを考慮した煩雑な作業が要求されるという問題があった。
【0004】
また、前後一方の自在キャスターのみを下降させる構成であることから、この自在キャスターの下降ストローク量を大きな値に設定する必要があり、さらに、この自在キャスターを下降させる機構が比較的複雑であるという問題がある。さらに、一枚の台板を起立状態にしていることから、ネスティングした複数台のキャリーカートを保管場所などに移動させる際に、起立状態の台板が視界の妨げとなって前方が見づらいという問題もある。
【0005】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、ネスティング作業の際にキャリーカートの前後方向の向きを考慮しなくて済み、しかも、自在キャスターの下降ストローク量を半減できるキャリーカートを提供することを主な目的とする。なお、本発明は、ネスティング可能なキャリーカート全般に適用可能であり、上記のようなH字型の台車フレームを有するキャリーカートのみに限定されるものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るキャリーカートは、ネスティング可能な形状を有する台車フレームと、前記台車フレームの前後方向のほぼ中央部底面に装着された固定キャスターと、前記台車フレームの前端部底面及び後端部底面に、それぞれ自在キャスター昇降機構を介して取り付けられた自在キャスターと、前記台車フレーム上に起伏可能に載置され、前後方向に2分割された観音開き式台板と、各々の台板に対して1対1に設けられ、台板を起立させるとき、台板の回転軸を回動させながらこの回転軸自体を下降させ、この回転軸の下降に連動して自在キャスターを下降させ、また、台板を倒伏させるとき、台板の回転軸を回動させながらこの回転軸自体を上昇させ、この回転軸の上昇に連動して自在キャスターを上昇させる自在キャスター昇降機構とを備え、前記2つの台板が倒伏状態のとき、固定キャスターが常時床面に接地した状態となり、また、前記2つの台板が起立状態のとき、各々の自在キャスターが常時床面に接地することにより固定キャスターが床面から浮いた状態となり、かつ、前記台車フレームが床面に対して平行な状態に保たれるよう構成されることを特徴とする。
【0007】
請求項1に係るキャリーカートによると、台板が前後方向(長手方向)に2分割されており、かつ、各々の台板を起立させたとき、自在キャスターが下降して固定キャスターが床面から浮いた状態になることから、台板が起立状態のときも台車フレームを床面に対して平行な状態に保つことができ、キャリーカートの前後方向を考慮しなくてもネスティングを行なうことができ、ネスティング作業がきわめて簡単になる。また、自在キャスターの下降ストローク量は、従来の半分で済む。また、台板を2分割したため、起立状態の台板の背丈(高さ)が従来の半分になり、このため、ネスティングした複数台のキャリーカートを保管場所などに移動させる際に、起立状態の台板が視界の妨げにならず前方が見やすくなる。
【0008】
請求項2に係るキャリーカートは、請求項1において、前記自在キャスター昇降機構は、台車フレーム側に設けられた鉛直筒状部と、自在キャスターを保持する自在キャスター保持部材に設けられ、前記鉛直筒状部の内壁面により案内されながら上下方向のみ移動可能に該鉛直筒状部に収容される昇降部と、前記昇降部の側壁部から突出した水平昇降軸部と、前記鉛直筒状部の側壁部に形成され、前記水平昇降軸部が挿通される上下方向の長孔と、前記鉛直筒状部の側壁部に設けられ、前記長孔の近傍真上に位置する水平固定軸部と、前記水平昇降軸部に回転自在に外嵌された回転軸部、及び、前記回転軸部と前記台板との間に設けられた湾曲プレート部を有する回動アームとを備え、前記湾曲プレート部は、前記回転軸部から水平に伸びた水平部と、前記水平部から下方へ略直角に曲折した湾曲部と、前記湾曲部から垂直に伸びた垂直部と、前記垂直部から水平に伸び前記台板の下面に取り付けられる台板取付部とを有し、前記台板を起立させるとき、前記湾曲プレート部の前記水平部が前記水平固定軸部から押下力を受け、引き続いて前記湾曲部が前記水平固定軸部から押下力を受け、この連続した押下力により前記回転軸部は前記長孔内を下降してゆき、前記垂直部が前記水平固定軸部と当接を開始した後、前記回転軸部は下降しなくなり、前記自在キャスターは下降位置に保持されることを特徴とする。
【0009】
請求項2に係るキャリーカートによると、台板を起伏させるとき、自在キャスター保持部材に設けられた昇降部は鉛直筒状部の内壁面に案内されながら昇降するため、外部に露出して突設した特別のガイドポスト(上記従来公報参照)を設けなくて済み、構造が簡単で意匠面及び安全面からも優れる。
【0010】
請求項3に係るキャリーカートは、請求項1又は2において、前記台板に、通常はばねの付勢力によって格納状態とされ、台板が起立状態のとき、ばねの付勢力に抗して引き出されて棚枠に引っ掛けられ、台板を起立状態に保持するフックが設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係るキャリーカートによると、台板に備えられたフックを利用して台板を棚枠に係止させることができるため、台板を棚枠に係止させるために、キャリーカートと別体のバンドなど特別の道具を用意しておかなくて済む。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係るキャリーカートの台板倒伏時の斜視図、図2は、同キャリーカートの台板起立時の斜視図、図3は、自在キャスター昇降機構の分解斜視図、図4は、台板倒伏時の自在キャスター昇降機構の斜視図、図5は、台板起立時の自在キャスター昇降機構の斜視図、図6は、台板倒伏時の自在キャスター昇降機構の側面図、図7は、台板起立時の自在キャスター昇降機構の側面図、図8(A)は、台板倒伏時のフックの格納状態を示す概略断面図、図8(B)は、台板起立時のフックの使用状態を示す概略断面図、図9(A)は、本実施形態における台車フレーム、固定キャスター、自在キャスター及び床面の位置関係を示す説明図、図9(B)は、従来技術における台車フレーム、固定キャスター、自在キャスター及び床面の位置関係を示す説明図、図10は、本実施形態におけるネスティングについての説明図である。
【0014】
図1〜図8において、キャリーカートは、平面視H字型の台車フレーム10を備え、台車フレーム10の前後方向のほぼ中央部底面に固定キャスター20が装着され、また、台車フレーム10の前端部底面及び後端部底面に、それぞれ自在キャスター30が装着されている。台車フレーム10は、前後及び中央に3つの横フレーム11を有する。前後の横フレーム11は、図3〜図5に示すように、下方へ開口した長方形箱型に形成されている。横フレーム11の上面中央には筒状の棚枠保持部12が固着されており、この棚枠保持部12の内部に上方から棚枠40の基部71が挿入されねじ50によって固定されている。また、棚枠保持部12には、横フレーム11の上面から離れて縦フレーム13の端部が固着されている。縦フレーム13の中央部は、中央の横フレーム11の上面側に固着されている。このように台車フレーム10は、横フレーム11の上方に縦フレーム13が位置する構成であることから、台車フレーム10の横方向(左右方向)から他のキャリーカートの台車フレーム10を重ね合わせてネスティングを行なうことができる。
【0015】
台車フレーム10の上には、前後方向に2分割された観音開き式の台板60が起伏可能に載置されている。各台板60の底面には前後方向の凹部61が形成されており、倒伏時、この凹部61に縦フレーム13が収容され、各台板60の左右端部が横フレーム11の上面に乗っている。
【0016】
各台板60の棚枠40側の端部と自在キャスター30との間に自在キャスター昇降機構70が設けられている。
【0017】
自在キャスター昇降機構70は、台車フレーム10側に設けられた鉛直筒状部71を備える。この鉛直筒状部71は、本実施形態の場合、棚枠40の基部により構成される。鉛直筒状部71の内部には、鉛直筒状部71の内壁面に案内されながら上下方向のみ移動可能に昇降部72が収容されている。この昇降部72は、本実施形態の場合、断面略コ字状の昇降部材により構成される。昇降部72の下端は、上方へ開口した長方形箱型の自在キャスター保持部材73の上面に溶接等により固着されている。自在キャスター保持部材73は、下方へ開口した長方形箱型の横フレーム11の内部に、下方から部分的に挿入されており、自在キャスター保持部材73は、横フレーム11に対して昇降可能である。昇降部72の側壁部から水平昇降軸部74が突出している。この水平昇降軸部74は、本実施形態の場合、昇降部72の左右側壁部に形成された貫通穴72aに挿通され、止め金74aで固定されたロッドによって構成されている。鉛直筒状部71の左右側壁部には、上下方向の長孔75が形成されており、この長孔75に昇降水平軸部74が挿通されている。鉛直筒状部71の左右側壁部には、長孔75の近傍上方位置に水平固定軸部76が設けられている。この水平固定軸部76は、本実施形態の場合、鉛直筒状部71の左右側壁部に形成された貫通穴71aに挿通され、止め金76aで固定されたロッドによって構成されている。水平昇降軸部74と台板60との間に、回動アーム77が設けられている。回動アーム77は、水平昇降軸部74に回転自在に外嵌された回転軸部78を備える。回転軸部78は、本実施形態の場合、円筒部材により構成される。回転軸部78の上端には、湾曲プレート部79の一端が溶接等により固着されている。湾曲プレート部79は、回転軸部78から水平に伸びた水平部79aと、この水平部79aから下方へ略直角に曲折した湾曲部79bと、この湾曲部79bから垂直に伸びた垂直部79cと、この垂直部79cから水平に伸び台板60の下面に取り付けられる台板取付部79dとを有する。なお、図1及び図2における符号90は、固定キャスター20に対するブレーキ部材、91は、ブレーキをかける際に踏まれるブレーキペダル、92は、ブレーキを解除する際に踏まれる解除ペダルを表している。
【0018】
次に、上記のように構成されたキャリーカートの動作を場合分けして説明する。
【0019】
(1)台板60が倒伏状態にあるとき(図1、図4、図6)
昇降部72は、横フレーム11、棚枠40などの荷重により床面から上昇方向の力を受け、水平昇降軸部74は長孔75の上端に位置している。つまり、自在キャスター30は、上昇位置にある。このとき、固定キャスター20は、常に床面に接地しており、上記のように自在キャスター30が上昇位置にあることから、キャリーカートは、前後いずれかの自在キャスター30を接地させることにより固定キャスター20とともに4輪車となって移動可能となる。
【0020】
(2)台板60を起立させるとき
台板60を持ち上げ棚枠40に向けて略90度回転させる操作を開始すると、回動アーム77の回転軸部78が水平昇降軸部74周りに回動を開始し、湾曲プレート部79の水平部79aが水平固定軸部76と当接するようになる。水平部79aが水平固定軸部76と当接した後は、まずは水平部79aが水平固定軸部76から押下力を受け、引き続いて湾曲部79bが水平固定軸部76から押下力を受け、この連続した押下力により回転軸部78は長孔75内を下降してゆき、垂直部79cが水平固定軸部76と当接を開始した後は、水平固定軸部76からの押下力は消失し、回転軸部78は下降しなくなる。このような回転軸部78の下降に伴い、水平昇降軸部74を介して昇降部72が鉛直筒状部71の内壁面によって案内されながら下降し、自在キャスター30は下降位置に達する。
【0021】
(3)台板60が起立状態にあるとき(図2、図5、図7)
湾曲プレート部79の垂直部79cが水平固定軸部76と圧接状態にあり、水平昇降軸部74は長孔75の下端に位置している。また、自在キャスター30は下降位置にあり、固定キャスター20は床面から浮いた状態にある。従って、キャリーカートは、自在キャスター30のみによる4輪車となり、前後左右いずれの方向へも移動可能である。
【0022】
また、この起立状態のとき、図8(A)に示すように台板60の上面側にばね95によって格納状態とされているフック96を引き出し、図8(B)に示すように棚枠40に係止させるようにすると、外部からなんらかの力が台板60に作用しても台板60の起立状態を保持することができる。
【0023】
(4)台板60を倒伏させるとき
この場合は、上述したような台板を起立させるときの動作とは逆の動作となる。
【0024】
以上説明したように、本実施形態に係るキャリーカートは、ネスティング可能な形状を有する台車フレーム10と、台車フレーム10の前後方向のほぼ中央部底面に装着された固定キャスター20と、台車フレーム10の前端部底面及び後端部底面に、それぞれ自在キャスター昇降機構70を介して取り付けられた自在キャスター30と、台車フレーム10上に起伏可能に載置され、前後方向に2分割された観音開き式台板60と、各々の台板60に対して1対1に設けられ、台板60を起立させるとき、台板60の回転軸(回転軸部78)を回動させながら下降させ、この回転軸(回転軸部78)の下降に連動して自在キャスター30を下降させ、また、台板60を倒伏させるとき、台板60の回転軸(回転軸部78)を回動させながら上昇させ、この回転軸(回転軸部78)の上昇に連動して自在キャスター30を上昇させる自在キャスター昇降機構70とを備え、2つの台板60が倒伏状態のとき、固定キャスター20が常時床面に接地した状態となり、また、2つの台板60が起立状態のとき、各々の自在キャスター30が常時床面に接地した状態となり固定キャスター20が床面から浮いた状態となるよう構成される。
【0025】
このため、本実施形態に係るキャリーカートによると、台板60が前後方向(長手方向)に2分割されており、かつ、図9(A)に示すように、各々の台板60を起立させたとき、自在キャスター30が下降して固定キャスター20が床面100から浮いた状態になることから、台板60が起立状態のときも台車フレーム10を床面100に対して平行な状態に保つことができる(図9(B)の従来技術と比較されたい。)。従って、図10に一点鎖線及び二点鎖線で示すように、キャリーカートの前後方向を考慮しなくてもネスティングを行なうことができ、ネスティング作業がきわめて簡単になる。また、図9(A)に示すように、自在キャスター30の下降ストローク量S1は、図9(B)に示す従来の下降ストローク量S2の半分で済む。また、台板60を2分割したため、起立状態の台板60の背丈(高さ)が従来の半分になり、このため、ネスティングした複数台のキャリーカートを保管場所などに移動させる際に、起立状態の台板60が視界の妨げにならず前方が見やすくなる。
【0026】
また、本実施形態に係るキャリーカートにおいて、自在キャスター昇降機構70は、台車フレーム10側に設けられた鉛直筒状部71と、自在キャスター30を保持する自在キャスター保持部材73に設けられ、鉛直筒状部71の内壁面により案内されながら上下方向のみ移動可能に鉛直筒状部71に収容される昇降部72と、昇降部72の側壁部から突出した水平昇降軸部74と、鉛直筒状部71の側壁部に形成され、水平昇降軸部74が挿通される上下方向の長孔75と、鉛直筒状部71の側壁部に設けられ、長孔75の近傍上方に位置する水平固定軸部76と、水平昇降軸部74に回転自在に外嵌された回転軸部78、及び、回転軸部78と台板60との間に設けられた湾曲プレート部79を有する回動アーム77とを備え、台板60を起伏させるとき、湾曲プレート部79が水平固定軸部76と当接しながら回動することによって水平昇降軸部74が長孔75内を下方及び上方へ移動し、自在キャスター30が下降及び上昇する。このため、台板60を起伏させるとき、自在キャスター保持部材73に設けられた昇降部72は鉛直筒状部71の内壁面に案内されながら昇降するため、外部に露出して突設した特別のガイドポスト(上記従来公報参照)を設けなくて済み、構造が簡単で意匠面及び安全面からも優れる。
【0027】
また、本実施形態に係るキャリーカートは、台板60に、通常はばね95の付勢力によって格納状態とされ、台板60が起立状態のとき、ばね95の付勢力に抗して引き出されて棚枠40に引っ掛けられ、台板60を起立状態に保持するフック96が設けられている。このため、フック96を利用して台板60を棚枠40に係止させることができるため、台板60を棚枠40に係止させるために、キャリーカートと別体のバンドなど特別の道具を用意しておかなくて済む。
【0028】
【発明の効果】
本発明のキャリーカートによると、ネスティング作業の際にキャリーカートの前後方向の向きを考慮しなくて済み、しかも、自在キャスターの下降ストローク量を半減できる。なお、本発明は、ネスティング可能なキャリーカート全般に適用可能であり、上記のようなH字型の台車フレームを有するキャリーカートのみに限定されるものではなく、例えばZ字型の台車フレームを有するキャリーカートにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキャリーカートの台板倒伏時の斜視図である。
【図2】同キャリーカートの台板起立時の斜視図である。
【図3】自在キャスター昇降機構の分解斜視図である。
【図4】台板倒伏時の自在キャスター昇降機構の斜視図である。
【図5】台板起立時の自在キャスター昇降機構の斜視図である。
【図6】台板倒伏時の自在キャスター昇降機構の側面図である。
【図7】台板起立時の自在キャスター昇降機構の側面図である。
【図8】(A)は、台板倒伏時のフックの格納状態を示す概略断面図、(B)は、台板起立時のフックの使用状態を示す概略断面図である。
【図9】(A)は、本実施形態における台車フレーム、固定キャスター、自在キャスター及び床面の位置関係を示す説明図、(B)は、従来技術における台車フレーム、固定キャスター、自在キャスター及び床面の位置関係を示す説明図である。
【図10】本実施形態におけるネスティングについての説明図である。
【符号の説明】
10 台車フレーム
20 固定キャスター
30 自在キャスター
40 棚枠
60 台板
70 自在キャスター昇降機構
71 鉛直筒状部
72 昇降部
73 自在キャスター保持部材
74 水平昇降軸部
75 長孔
76 水平固定軸部
77 回動アーム
78 回転軸部(回転軸)
79 湾曲プレート部
95 ばね
96 フック

Claims (3)

  1. ネスティング可能な形状を有する台車フレームと、
    前記台車フレームの前後方向のほぼ中央部底面に装着された固定キャスターと、
    前記台車フレームの前端部底面及び後端部底面に、それぞれ自在キャスター昇降機構を介して取り付けられた自在キャスターと、
    前記台車フレーム上に起伏可能に載置され、前後方向に2分割された観音開き式台板と、
    各々の台板に対して1対1に設けられ、台板を起立させるとき、台板の回転軸を回動させながらこの回転軸自体を下降させ、この回転軸の下降に連動して自在キャスターを下降させ、また、台板を倒伏させるとき、台板の回転軸を回動させながらこの回転軸自体を上昇させ、この回転軸の上昇に連動して自在キャスターを上昇させる自在キャスター昇降機構と
    を備え、前記2つの台板が倒伏状態のとき、固定キャスターが常時床面に接地した状態となり、また、前記2つの台板が起立状態のとき、各々の自在キャスターが常時床面に接地することにより固定キャスターが床面から浮いた状態となり、かつ、前記台車フレームが床面に対して平行な状態に保たれるよう構成される
    ことを特徴とするキャリーカート。
  2. 前記自在キャスター昇降機構は、
    台車フレーム側に設けられた鉛直筒状部と、
    自在キャスターを保持する自在キャスター保持部材に設けられ、前記鉛直筒状部の内壁面により案内されながら上下方向のみ移動可能に該鉛直筒状部に収容される昇降部と、
    前記昇降部の側壁部から突出した水平昇降軸部と、
    前記鉛直筒状部の側壁部に形成され、前記水平昇降軸部が挿通される上下方向の長孔と、
    前記鉛直筒状部の側壁部に設けられ、前記長孔の近傍真上に位置する水平固定軸部と、
    前記水平昇降軸部に回転自在に外嵌された回転軸部、及び、前記回転軸部と前記台板との間に設けられた湾曲プレート部を有する回動アームと
    を備え、
    前記湾曲プレート部は、前記回転軸部から水平に伸びた水平部と、前記水平部から下方へ略直角に曲折した湾曲部と、前記湾曲部から垂直に伸びた垂直部と、前記垂直部から水平に伸び前記台板の下面に取り付けられる台板取付部とを有し、
    前記台板を起立させるとき、前記湾曲プレート部の前記水平部が前記水平固定軸部から押下力を受け、引き続いて前記湾曲部が前記水平固定軸部から押下力を受け、この連続した押下力により前記回転軸部は前記長孔内を下降してゆき、前記垂直部が前記水平固定軸部と当接を開始した後、前記回転軸部は下降しなくなり、前記自在キャスターは下降位置に保持される
    ことを特徴とする請求項1記載のキャリーカート。
  3. 前記台板に、通常はばねの付勢力によって格納状態とされ、台板が起立状態のとき、ばねの付勢力に抗して引き出されて棚枠に引っ掛けられ、台板を起立状態に保持するフックが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のキャリーカート。
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