JP3823006B2 - 加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理物を入れた食器(容器)をヒーターで加熱する加熱装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の病院給食用等に使用されていた給食配膳車の大半は保温加熱機能を有していなかった。これは、給食の内容によって、保温加熱を行った方が良いもの、または保温加熱をしてはいけないもの等が混在しているからである。例えば、一人の患者に給食を供給する場合において、一つのトレイ上に載せられた調理品には、保温加熱を必要とするもの、保温加熱不要なものが混在している。また、メニューの変化によっても保温加熱の要、不要があるため配膳車に載せてあるものの保温加熱は難しく行われていないのが現状である。また、一台の配膳車を見ても何人もの患者の給食が載せてあり患者によって異なる調理の場合もあるため、トレイ毎に保温加熱の要、不要がある。
【0003】
更に、患者数あるいは入所者の多い施設では、大量の食事が用意されるため給食の配膳時間よりかなり早い時間に調理が行われ順次仕上げられるため、調理済みのものが食器に盛りつけられ配膳車に載せられた状態で放置される。そのために、温かい状態で食べるべきものが冷えてしまうことが多く、一般的に病院給食は美味しさに欠けるものであった。
【0004】
近年、病院や老人ホーム及び老人保健施設等、大量の給食を提供する施設において、集団食中毒や院内感染を防止するためにHACCP対応の動きがあり、大量の給食を提供する施設においては、雑菌の繁殖を防止するために、調理終了から患者等に提供するまでの放置時間の長いものは、食器に盛りつけ配膳車に載せた状態で、カートイン冷蔵庫内に保管して給食提供時にここから取り出して個人へ配膳するものであった。
【0005】
この方式では盛りつけられたもの全てが冷やされているため、このまま個人へ配膳することはできないものである。調理品の中には冷やすのに適するものと、適温に保温加熱すべきものが混在するため保温加熱を必要とするものは、食器毎に加熱する必要がある。この加熱方法としては、加熱を必要とする食器の下側に小電力の電熱ヒータを配備した配膳車を用いて、食器に盛りつけ配膳車に載せた状態で、かつカートイン冷蔵庫内に保冷してある状態で、給食提供時間の数十分前に小電力ヒータに通電を行い、保温加熱を必要とする食器の加熱を行うものであった。
【0006】
しかし、配膳車を冷蔵庫内に入れて使用するため、ヒーター取り付け面に取り付けられた温度センサーが室温の影響を受けてヒーターの通電率が変化してしまうため、本体内部の温度センサーが取り付けられたヒーター取り付け面に、グラスウール等の断熱材を入れて室温の影響を受けないように対処していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術では、本体内部の温度センサーが取り付けられたヒーター取り付け面に、グラスウール等の断熱材を入れて室温の影響を受けないように対処していたため、配膳車を冷蔵室から出し入れする際に、断熱材に結露が生じて断熱材が水分を吸収するという問題があった。そのため配線処理部等に断熱材が接触しないようにシートを間に入れる等の配慮をし絶縁不良を起こさないようにしたり、製品内部を完全に密閉状態にする等の処理をする必要があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ヒーターの全周を囲むことにより、ヒーター取り付け部分の空気層を他の空気層との対流を遮断して、ヒーター取り付け部の空気層を断熱層としたものである。
【0009】
このような構成によれば、空気(200℃: 約 0.03kcal/mhdeg)はグラスウール等の断熱材(200℃: 約 0.06kcal/mhdeg)と比べても熱伝導率が比較的小さくヒーター取り付け部分の空気層を断熱層として用いることで、室温の影響を受けることなく制御することができ、冷蔵室からの出し入れの際の結露による絶縁不良の心配もなくなることから、絶縁不良に対する配慮や、製品内部を完全に密閉状態にする等の処理をする必要がなくなり、信頼性の高い加熱装置を低価格で提供できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、ケース上と、ケース下とからなり、ケース上には加熱プレートが取り付けられ、この加熱プレートの内面側にヒーター及びヒーターの中心部に温度センサーが取り付けられ、温度センサーの出力によりヒーターを制御する制御手段を備えてなり、さらに、ヒーターの全周を囲うようにケース上又はケース下あるいはこれらの両者にリブを設け、ヒーター取り付け部分の空間を他の空間と隔離状態とし、空気の対流を遮断して空気の断熱層としたものである。
【0011】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は給食用のトレイ上に載せられた食器を上面から見た図であり、図2は図1のA−A断面図を含む加熱装置の要部断面図である。図3は食器と加熱装置の詳細断面図であり、図4は本発明の加熱装置を搭載した給食配膳車の構造概略図である。
【0013】
図において、1は病院や老人ホーム等で給食時に各人へ食器等を載せて配膳するトレイである。2、3、4、5、6、7は調理品を入れる食器であり、このうち食器2、3は耐熱性を有する容器であり加熱を要する調理物を入れ、加熱を必要としないものは他の食器4、5、6、7へ盛りつける。また、食器2、3の下部のトレイ1には食器2、3の底面よりも大きい開口部が設けられており、この開口部に食器2、3がセットされる。
【0014】
8は加熱装置の本体であり、トレイ1の下部に設けられており、前記した食器2、3を加熱するものである。この本体8はケース上9とケース下10とで形成され、ケース上9には加熱プレート11、12が取り付けられている。加熱プレート11には食器2、加熱プレート12には食器3が各々当接して載置されており、また加熱プレート11、加熱プレート12には夫々内面側にヒーター13、ヒーター14が取り付けられている。ヒーター13、ヒーター14取り付け面中心部には各々温度センサー15、温度センサー16が取り付けられ、温度センサー15、温度センサー16の出力からヒーター13、ヒーター14を制御する制御手段17が本体8内部に備えられている。
【0015】
さらに、ケース上9にはヒーター13、ヒーター14の夫々の全周を囲うようにリブ18が設けられていて、このリブ18は組立上問題にならない程度までケース下10に接近させるものである。なお、本実施例ではリブ18はケース上9に設けたが、ケース下10に上向きに設けてもよくあるいはケース上9とケース下10の両方に設けてもよい。
【0016】
このような構成としたことにより、ヒーター取り付け部分の下部の空間を、他の空間と隔離状態としたことで、ヒーター取り付け部分の空気層を他の空間空気層との対流を遮断して、ヒーター取り付け部分下部の空気層を断熱層19として設けたものである。
【0017】
図4において、20は配膳車であり、配膳車20には加熱装置が多数組み込まれておりこの上に食器2、3、4を載せたトレイ1を必要数セットするようになっている。この時加熱を必要とする食材は食器2、3に入れられ、加熱を必要としない食材はその他の食器4等に盛りつけられている。そして加熱を必要とする食器2、3は加熱装置本体8に当接して載置されるものである。
【0018】
盛りつけが済んだ配膳車20はこのまま冷蔵室内に運び込まれ低温で保管される。その後給食提供時には加熱されるべきものが適温になっているべく予めセットしてあるタイマーで通電が開始され、加熱装置本体8内のヒーター13、14が加熱を開始する。
【0019】
加熱が開始されると、本体8内部の温度センサー15、16により加熱プレート11、12の表面温度が制御される。このときヒーター13、14の全周を囲むようにケース下10ぎりぎりまで接近させたリブ18が設けられているため、ヒーター取り付け部分の下部空間は断熱層19となり、室温の影響を受けることなく加熱プレート11、12表面温度を一定にすることができる。このため、多種多様な食材を適温に焦げることなく加熱することができるものである。
【0020】
給食提供時間となったときには加熱が終了し食材は適温となっており、冷蔵庫から配膳車20を引き出し各々の部屋の前まで配膳車20が搬送され、そこから各々個人にトレイ1毎配膳される。このとき配膳車20は低温から急に常温に出されるため結露するが、本体8内部のヒーター取り付け部の下部空気層を断熱層19としており、グラスウール等の断熱材を使用していないことから絶縁不良などを起こすことがなくなるものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、ヒーター取り付け部の下部空気層を断熱層としたことにより、空気はグラスウール等の断熱材と比べても熱伝導率が比較的小さくヒーター取り付け部分の空気層を他の空間と隔離状態とし、空気の対流を遮断することで、室温の影響を受けることなく制御することができ、冷蔵室からの出し入れの際の結露による絶縁不良の心配もなくなることから、絶縁不良に対する配慮や製品内部を完全に密閉状態にする等の処理をする必要がなくなり、信頼性の高い加熱装置を低価格で提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、給食用のトレイ上に載せられた食器を上面から見た図である。
【図2】図1のA−A断面図を含む加熱装置の要部断面図である。
【図3】食器と加熱装置の詳細断面図である。
【図4】本発明の加熱装置を搭載した給食配膳車の構造概略図である。
【符号の説明】
8:加熱装置本体、9:ケース上、10:ケース下、11、12:加熱プレート、13、14:ヒーター、15、16:温度センサー、17:制御手段、18:リブ、19:断熱層。

Claims (1)

  1. 食器を載せたトレーの下方に設けられ、そのトレーの開口部にセットされ加熱を必要とする食材が入れられる食器と当接する加熱プレートを有するケース上と、ケース下とを有する本体は、前記加熱プレートの内面側に設けられたヒーターと、そのヒーターが取り付けられた前記加熱プレートの内面に設けられた温度センサーと、前記ケース上又はケース下あるいはこれらの両方に設けられ、前記ヒーターが取り付けられた本体内であって前記ヒーター及び温度センサーの前記加熱プレートにおける取付け部分の下部の空間を他の空間と隔離して空気の対流を遮断して空気の断熱層とする前記ヒーターの全周を囲うリブと、を設けた加熱装置。
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