JP3821567B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像記録装置に係るもので、詳しくは、色剤粒子を断続的に吐出させて選択的に記録媒体上に付着又は浸透させることにより画像を形成する画像記録方法及び画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本願発明者は、色剤を気化させた後イオン化し、記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて断続的に吐出させ、記録媒体上に付着もしくは浸透させて、該画像を得る新たな方法及び装置を提案している。該手法は特開平8−300803号公報に開示されており、以下にその構成を説明する。
【0003】
図6は、画像記録装置の一実施例を示した構成図である。この画像記録装置は、色剤を加熱し気化する加熱装置10、前記気化された色剤を帯電する帯電装置30、前記帯電された色剤を記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて断続的に吐出する吐出装置50が一体化されて構成された印字ヘッド1からなる。前記加熱装置10は加熱用の電気ヒータ10bを含み、前記帯電装置30は針形状等の放電電極部30aとプレート形状の対向電極部30bからなる。さらに前記吐出装置50は記録媒体RM上に吐出孔90を介して帯電した色剤を吐出誘導するために、記録媒体RMの背面には背面電極部50cを配置し、吐出孔90の周囲には物理的もしくは電気的に前記色剤の吐出を制御する、いわゆるシャッター機能を有する中間電極部50a(50a1、50a2、50a3)を配置し、画像データに対応した電気信号の入力に対して対応する信号を出力して前記中間電極部50a(50a1、50a2、50a3)をシャッター機能的に制御を行なう中間電極駆動制御部50eとから構成されている。また前記中間電極部50a(50a1、50a2、50a3)の周囲は絶縁板50dから構成されている。
【0004】
印字ヘッド1の内部には、粉体インクIpが蓄えられている。印字ヘッド1の下部には、インクIpを加熱するための加熱装置10が備えられている。印字ヘッド1の上半分の部分には、加熱され気化したインクIpgを帯電する帯電電極30として、50〜80μmのワイヤー電極が備えられている。印字ヘッド1の上部には、気化したインクIpgを吐出するための吐出孔90としてφ300μmの孔が設けられ、さらにその吐出孔90の周囲を囲むように内径φ300μmの中間電極50a(50a1、50a2、50a3)が設けられている。
【0005】
次に、上記のように構成された画像記録装置の動作について説明する。
【0006】
印字時には、加熱装置10によりインクIpが200℃に加熱され、気化される。インクの色材としては、有色のインクを用いる場合、イエローでは、アントライソチヤアゾール系、キノフタロン系、ピラゾロナゾ系、ピリドンアゾ系、スチリル系等を用い、マゼンタでは、アントラキノン系、ジシアノイミダゾール系、チアジアゾールアゾ系、トリシアノビニル系等を用い、シアンでは、アゾ系、アントラキノン系、ナフトキノン系、インドアニリン系等を用いることができる。気体のインクIpgは、帯電電極30に+5kVの電圧を印加することによりイオン化する。イオン化した気体のインクIpgは、背面電極50cと中間電極50a(50a1、50a2、50a3)に所定の電圧を印加することにより吐出孔90より記録媒体RMに吐出制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記画像記録装置には以下のような問題があった。針電極30a近傍の強電界により色剤をイオン化する際、イオン化が起こり得るエリアに気体色剤Ipgが搬送される効率とそのようなエリアに搬送された気体色剤Ipgがイオン化される効率を合わせたイオン化効率が低いため、気化した色剤Ipgに対して吐出制御が可能となる有効な色剤の割合が低く、記録速度が遅い。また、色剤がイオン化されるような電界を形成した場合、針電極30aの近傍の空気もイオン化され、これらのイオンが駆動力となってイオン風が発生し、イオン風が移動しているエリアに存在する色剤はイオン風に運ばれ対向電極30bに付着してしまい、結果として気化した色剤Ipgに対して記録に使用することのできる色剤の使用効率が低い。
【0008】
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、帯電効率、帯電量、生成した色剤粒子の使用効率、記録速度の向上が図れ、良好な画質が実現できる画像記録方法及び画像記録装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像記録方法は、色剤粒子を生成するステップと、前記ステップで生成された色剤粒子を帯電するステップと、前記ステップで帯電された色剤粒子を記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて断続的に吐出するステップとを含み、前記色剤粒子を前記各ステップへ順次搬送することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2に係る画像記録方法は、請求項1記載の画像記録方法において、色剤粒子を生成するステップは、色剤を加熱し気化するステップと、その後前記気化された色剤を冷却固化、凝集することで造粒するステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項3に係る画像記録方法は、請求項1記載の画像記録方法において、色剤粒子の前記各ステップへの搬送は、空気を送り出し、前記色剤粒子を含む空気の流れの調整により行われることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項4に係る画像記録装置は、色剤粒子を生成する手段と、前記生成された色剤粒子を帯電する帯電手段と、前記帯電された色剤粒子を記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて断続的に吐出する吐出手段と、色剤粒子を前記各手段へ順次搬送する搬送手段とからなることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5に係る画像記録装置は、請求項4記載の画像記録装置において、色剤粒子を生成する手段は、色剤を加熱し気化する加熱手段と、前記気化された色剤を冷却固化、凝集することで造粒する造粒手段とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項6に係る画像記録装置は、請求項4記載の画像記録装置において、色剤粒子の前記各手段へ順次搬送する搬送手段は、空気を送り出す送風手段と、前記色剤粒子を含む空気の流れを調整する整流手段とを有することを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
【0015】
本発明の請求項7に係る画像記録装置は、請求項4記載の画像記録装置において、色剤粒子を帯電する帯電手段は、該色剤粒子の搬送方向に長軸を持ち、搬送方向に対する断面方向に軸対称に構成されるコロナ放電手段を具備しており、該コロナ放電手段により生成される空気イオンの付着により色剤粒子を帯電することを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項8に係る画像記録装置は、請求項4乃至7のいずれか記載の画像記録装置において、前記色剤粒子が前記各手段を循環する流路構造を形成してなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における画像記録方法及び画像記録装置について図面を参照しながら説明する。
【0018】
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例の画像記録装置の構成図である。
【0019】
画像記録装置は、電気ヒータ10bを含む加熱装置10、造粒装置20、2種類の電極30a、30bからなる帯電装置30、整流装置40、シャッター機能をつかさどる中間電極50a(50a1、50a2)と背面電極50cとを含む吐出装置50、搬送装置60、フィルタ70aから構成されている。
【0020】
インクポット10aの内部には、粉体色剤Cpが蓄えられている。インクポット10aの下部には、粉体色剤Cpを加熱するための電気ヒータ10bを含む加熱装置10が備えられている。加熱装置10に続くところには、加熱され気化した色剤Cpgを凝集、造粒する造粒装置20が備えられており、造粒装置20の流路壁面には例えば高耐熱樹脂フィルムに若干の導電性を付与しジュール熱により発熱する面状発熱体20aが備えられている。造粒装置20に続くところには、色剤粒子Cpsを帯電するための帯電装置30が備えられており、例えばイオンを発生させるためにコロナ放電用の電界を形成ための電極30aと電極30bが配置されている。帯電装置30に続くところには整流部40が備えられ、例えば複数の整流板40aが配置されている。整流部40に続くところには吐出装置50が備えられ、吐出装置50には、色剤粒子Cpsを吐出するための吐出孔90としてφ300μmの孔が設けられ、さらにその吐出孔90の周囲を囲むように内径φ300μmの中間電極50a(50a1、50a2)が絶縁板50dの両面に設けられている。さらに記録媒体RMが搬送できるように絶縁板50dからギャップをおいて背面電極50cが設けられている。吐出装置50に続くところには、フィルタ70aが備えられており、これは未使用の色剤粒子Cpsを回収するために設けられたものである。さらに加熱され気化された色剤及び該色剤を凝集、造粒することで生成された色剤粒子を上記一連の装置に順次搬送するために加熱装置10の上流側には、例えばDCマイクロファンのような搬送装置60が設けられている。
【0021】
次に、上記のように構成された画像記録装置の動作について説明する。
【0022】
スタンバイ時にDCマイクロファン60aを始動させることにより、チャンバ内の空気を矢印方向に移動させる。印字時には、加熱装置10により粉体色剤Cpが200℃に加熱され、気化される。色材としては、有色のインクを用いる場合、イエローでは、アントライソチヤアゾール系、キノフタロン系、ピラゾロナゾ系、ピリドンアゾ系、スチリル系等を用い、マゼンタでは、アントラキノン系、ジシアノイミダゾール系、チアジアゾールアゾ系、トリシアノビニル系等を用い、シアンでは、アゾ系、アントラキノン系、ナフトキノン系、インドアニリン系等を用いることができる。
【0023】
色剤Cpが気化し造粒装置20に搬送されると、冷却され固化、凝集し色剤粒子Cpsとなる。面状発熱体20aを用いずに自然に冷却される場合には、平均粒径0.8μmの色剤粒子Cpsが生成された。一方、面状発熱体20aにより造粒装置20を加熱し、色剤を徐冷する場合には色剤粒子Cpsの粒径を制御することが可能となる。次に色剤粒子Cpsは帯電装置30に搬送される。電極30aは先端がシャープな形状をしており、一方の電極30bはプレート状の電極である。ここで電極30aは針電極であってもよいし、先端がシャープな形状で流路方向とは垂直方向に断面径サイズ分伸びたものであってもよいし、これらに限定されるものでなくてもよい。また、電極30bは平板状の電極が帯電装置30の上面いっぱいに広がったものであってもよい。このように、電極30aの周囲で空気のイオン化が起こる程度の電位差をこの2つの電極間に持たせることにより、電極30a近傍でイオンが発生し、電気力線に従ってイオンは電極30bに移動する。このとき色剤粒子Cpsと衝突、付着し、色剤粒子Cpsは帯電する。具体的には例えば電極30aに+5kv、電極30bに0vを印加すると、−イオンが電極30aから電極30bに移動するので色剤粒子Cpsは−に帯電する。帯電した色剤粒子Cpsを含む空気の流れは整流部40に設けられた整流板40aにより整流され吐出装置50に搬送される。吐出装置50では中間電極50a(50a1、50a2)と背面電極50cに所定の電圧を印加することにより、吐出孔90を介して記録媒体RMに吐出制御される。具体的には例えば中間電極50a(50a1、50a2)には記録すべき画像データの電気信号に対応した中間電極駆動制御を有したコントロール部50eの出力信号により、0vまたは−500vの電圧を印加し、背面電極50cには+1.0〜+2kVの電圧を印加する。ここで、吐出孔90に形成される電界により、中間電極50a1、50a2の両方の電圧が0vの時のみ帯電した色剤粒子Cpsが吐出され、記録媒体RMに記録される。
【0024】
本実施例のように、色剤粒子Cpsを生成(加熱、造粒)、帯電、吐出する手段10、20、30、50と前記各手段に色剤粒子Cpsを順次搬送する手段60を設けたことにより、生成された色剤粒子Cpsは確実に各手段を経るため、色剤の利用効率の向上や帯電量の均一化が図られる。特に帯電手段30では、色剤粒子Cpsは空気の流れに乗って搬送されているため、イオン風に引きずられて電極30bに付着する量をかなり低減することができる。また、造粒する手段20を設けたことにより、帯電時には固体の粒子となり、帯電手段30で発生させた空気イオンが電気力線に従って移動し色剤粒子Cpsに衝突することによって帯電させることが可能なため、気化した色剤Cpのほぼ全量を帯電することができ帯電効率を非常に向上することができる。粒子の帯電には時定数と帯電量の有利さから接触帯電がしばしば用いられるが、本実施例のような1μmオーダーの粒子では接触したものと再度分離することが困難なため、イオンを付着させて帯電させることにより帯電粒子を有効に使うことが可能になる。
【0025】
帯電効率を測定したところ、図2に示すように前記従来例の構成における測定結果bにおいては帯電されない色剤粒子Cpsが多く存在するが、本実施例の構成における測定結果aにおいては帯電量のばらつきはあるものの全く帯電されない色剤粒子Cpsはほとんどなかった。
【0026】
さらに、造粒する手段20において温度勾配と搬送速度をコントロールすることにより、図3に示すように色剤粒子Cpsの粒子径を任意にコントロールすることが可能になる。例えば、図3(a)に示すように徐々に冷却することにより粒子径は大きくできる。また、図3(b)に示すように搬送速度を遅くすることによっても粒子径は大きくできる。
【0027】
本実施例において色剤粒子Cpsの搬送は、直接的には空気、間接的にはファンを用いた。しかし、1μm程度の微粒子では動きのある媒質中では重力は無視し得るため、色剤粒子Cpsの搬送のために、構成が複雑で、色剤粒子Cpsの沈着などの問題を抱えるベルトやローラに比べて、それらの問題がない空気の流れによって搬送する方がよい。また加熱装置10内の電気ヒータ10b面上の空気が流れて入れ替わることにより、色剤Cpの蒸発面直上の飽和蒸気圧が低下し、蒸発量を増加できる効果も併せて持つ。しかし、その流れが大きく乱れている場合、色剤粒子Cpsが流路中の不所望なところに付着したり、吐出量にムラができてしまったが、整流板40aによって流れを整流することにより、上記の問題をかなり改善することができた。この整流方法は、速度を一つのパラメータとして取り扱うことから流れを乱流または層流のいずれにもすることができる。測定によると層流では不所望なところへの付着はかなり低減でき、さらに吐出口90近傍の流線に色剤粒子Cpsを乗せることにより、色剤の粒子密度を向上させることができ、結果的に記録速度を向上することができた。流路断面20×20mm、全周200mmとした装置では、空気の流速が0.35m/s以下において層流を実現することができた。このことから、レイノルズ数Re=v・d/ν(v:速度、d:流路径、ν:空気動粘度)において、Re<500を満たすように、流路と流速を設定すればよい。この設定には流速がかなりの感度で効くので、この微調整が可能なDCマイクロファンを用いれば比較的簡単にこれらの調整をすることができる。
【0028】
(第2の実施例)
次に帯電装置30の別の実施例について説明する。
【0029】
図4はその要部を示しており、図4(a)は側面図、図4(b)は正面図で矢印は色剤粒子Cpsの搬送方向を表している。帯電装置30の長軸は空気の流れの方向となり、流れの方向に対する断面方向には軸対称な構成になっている。電極30aは数十μmのタングステンワイヤ、電極30bは外径20mm厚さ1mmのアルミ製の筒であり、例えば電極30aに0v、電極30bに−5kv印加することにより、電極30aの周囲で発生した+イオンが電極30bに移動する。この構成では流れの断面方向は軸対称なのでイオンが全方向に移動するため、帯電装置30内に搬送されてきた全ての色剤粒子Cpsに空気イオンが衝突、帯電し、未帯電色剤粒子を作らないばかりか、帯電量のばらつきが小さくなる。さらに流れの方向が帯電装置30の長軸となるため、帯電時間を長くとることができ、これによって帯電量を増大することができる。また軸長さの調整により帯電量を制御することも可能である。
【0030】
尚、色剤粒子Cpsの搬送には、前記第1の実施例と同じものを用いることができた。
【0031】
(第3の実施例)
次に図5は本発明の第3の実施例の画像形成装置の構成図を示している。
【0032】
図5において図1と同一符号を付与した箇所については、構成及び動作が第1の実施例と同様であることから本実施例での説明は省略し、異なる箇所のみを説明する。第1の実施例と異なるところは、生成(加熱、造粒)、帯電、整流、吐出の各手段10、20、30、40、50を経た色剤粒子Cpsを含む空気流が再度前記各手段を循環するところである。チャンバの見かけ上の密閉性は高いため、チャンバ内の空気は流速ばらつきの小さい状態でチャンバ内を循環する。そして、前記一連の各手段10、20、30、40、50を循環させることにより、記録に使用されなかった色剤粒子Cpsを再度利用できる。さらに記録に使用されなかった色剤粒子Cpsは帯電量が少ない割合が高いので、これらの色剤粒子Cpsは再度帯電装置30に搬送されることにより帯電量が増加される。その後記録に使用されことから使用効率が向上される。また帯電量も大きくなるので、吐出速度が向上し、結果的には記録速度の向上につながる。
【0033】
上記帯電装置30はイオンの発生にコロナ放電を用いたが、光電子効果などを用いることは可能である。また上記色剤Cpしては常温で粉体のインクを用いたが、常温で液体のインクを用いてもよい。この場合、加熱にかかる時間及び熱エネルギーが少なくて済むといった利点がある。
【0034】
尚、ここまで挙げた各実施例は本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】
本発明の画像記録方法及び画像記録装置では、各請求項において以下の効果が得られる。
【0036】
本発明の請求項1、2、4、5においては、生成された色剤粒子は確実に各手段におけるステップを経るため、色剤の利用効率の向上や帯電量の均一化が図られる。さらに造粒手段を設けたことにより、色剤は帯電時には固体の粒子であるため、帯電手段で発生させた空気イオンが電気力線に従って移動し色剤粒子に衝突することによって色剤粒子を帯電させることが可能なため、気化した色剤のほぼ全量を帯電することができ、帯電効率を非常に向上することができる。この結果、吐出速度が向上し、記録速度の向上が図れ、安定して良好な記録画像が得られる。
【0037】
本発明の請求項3、6においては、搬送手段によって生成された色剤粒子は空気の流れに乗って確実に各手段に搬送される。特に帯電手段では、色剤粒子のイオン風に引きずられて対抗電極に付着する量を低減することができる。さらに、整流手段を設けたことにより、空気の流れを制御でき、色剤粒子が流路中の不所望なところに付着したり、吐出量にムラができていたのが、改善することができる。これにより色剤の粒子密度を向上させることができ、結果的に記録速度を向上することができる。
【0038】
本発明の請求項7においては、帯電手段に搬送されてきた全ての色剤粒子に空気イオンが衝突、帯電し、未帯電色剤粒子を作らないばかりか、帯電量のばらつきが小さくできる。さらに帯電時間を長くとることができるため、帯電量を増大することができる。
【0039】
本発明の請求項8においては、循環させることにより、記録に使用されなかった色剤粒子を再度利用できる。これら未使用の色剤粒子は再度帯電手段に搬送されることにより帯電量が増加され、その後記録に使用されることから、使用効率が向上される。また帯電量も大きくなるので、吐出速度が向上し、結果的には記録速度の向上につながる。
【0040】
以上のことから本発明においては、生成された色剤粒子の帯電効率、利用効率を非常に向上することができ、さらに帯電装置の改良、搬送条件を調整することにより、帯電量、色剤粒子の密度を向上させることができる。その結果として記録速度の向上を図ることができたため、安定して良好な記録画像が得られる画像記録方法及び画像記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置の第1の実施例を説明するための構成図である。
【図2】本発明及び従来技術での色剤粒子の帯電量分布を示した図である。
【図3】本発明による画像記録装置の第1の実施例における造粒条件と粒子径の相関関係を示した説明図である。
【図4】本発明による画像記録装置の第2の実施例を説明するための構成図である。
【図5】本発明による画像記録装置の第3の実施例を説明するための構成図である。
【図6】従来例による画像記録装置の構成を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10 加熱装置
20 造粒装置
30 帯電装置
40 整流装置
50 吐出装置
60 搬送装置

Claims (5)

  1. 色剤を加熱して気化する加熱手段と、
    気化された前記色剤を冷却固化、凝集することによって色剤粒子を生成する造粒手段と、
    成された前記色剤粒子を帯電する帯電手段と、
    帯電された前記色剤粒子を記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて断続的に吐出する吐出手段と、
    前記色剤粒子を前記各手段へ順次搬送する搬送手段とを備え、
    前記造粒手段が、前記色剤を冷却するときの温度勾配を制御する手段を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 色剤粒子を生成する手段と、
    生成された前記色剤粒子を帯電する帯電手段と、
    帯電された前記色剤粒子を記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて断続的に吐出する吐出手段と、
    前記色剤粒子を前記各手段へ順次搬送する搬送手段とを備え、
    前記搬送手段は、送り出す空気の量を調整し得る送風手段および、色剤粒子を生成する手段と前記吐出手段との間にあって色剤粒子を含む空気の搬送方向に略平行に設けられた板状の部材で構成される整流手段を有し、前記送風手段から送り出す空気の量を調整することによって前記整流手段の下流側における色剤粒子を含む空気の流れを層流とするように調整することを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記色剤粒子を前記各手段へ順次搬送する搬送手段は、送り出す空気の量を調整し得る送風手段および、前記造粒手段と前記吐出手段との間にあって色剤粒子を含む空気の搬送方向に略平行に設けられた板状の部材で構成される整流手段を有し、前記送風手段から送り出す空気の量を調整することによって前記整流手段の下流側における色剤粒子を含む空気の流れを層流とするように調整することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 前記色剤粒子を帯電する帯電手段は、該色剤粒子の搬送方向に長軸を持ち、搬送方向に対する断面方向に軸対称に構成されるコロナ放電手段を具備しており、該コロナ放電手段により生成される空気イオンの付着により色剤粒子を帯電することを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像記録装置。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像記録装置において、前記色剤粒子が前記
    各手段を循環する流路構造を形成してなることを特徴とする画像記録装置。
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