JP3818127B2 - タクシー予約システム,予約端末,車載器 - Google Patents

タクシー予約システム,予約端末,車載器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め設置された予約端末からタクシーを予約するタクシー予約システム、及びそのシステムで使用する予約端末、車載器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、タクシー乗り場にて行列することなく、タクシーの順番を待つことを可能とするためのタクシー予約システムが提案されている。その一例として、特開平2−83661号公報に開示されているタクシー予約システムでは、タクシーの乗車を希望する顧客は、タクシー乗り場等に設置された予約端末により、顧客を特定するための予約カードを用いて、予約時間、行き先等の予約情報を入力する。すると、この予約端末からの予約情報が集中される管理センタが、その予約情報に基づいて配車処理を実行して、タクシーに搭載された車載器に配車先、配車時刻等の配車情報を送信する。なお、車載器でも予約カードの情報を読み取ることが可能なように構成されており、タクシーが配車先に到着すると、顧客が提示する予約カードから読み取った情報を照合する。これにより、その予約カードを提示した者が予約を行った顧客であることが確認されると、その顧客を乗車させるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなシステムでは、タクシー待ちの行列に並ぶ必要はなくなるものの、予約時刻に近付けば、タクシーの到着場所付近で待機して、タクシーの到着を待たなければならない。特に、何らかの理由でタクシーの到着が予約時刻より大幅に遅れる場合、予約者は、タクシーの到着場所付近で、いつになるかわからないタクシーの到着を長時間に渡って待たされるという問題があった。
【0004】
また、逆に予約時刻より早くタクシーが到着すると、予約者が到着場所に来ていない場合があり、せっかく早く到着しても、無駄な待ち時間が生じてしまうという問題もあった。
そこで本発明は、上記問題点を解決するために、タクシー予約システムにおいて、予約車両の到着をその到着場所付近に待機することなく待つことができ、しかも、予約車両を効率良く運行できるようにすることを第1の目的とする。
【0005】
また、タクシーを利用する場合、特に言葉の通じない外国では、タクシーを予約すること自体が困難であったり、タクシーへの乗車後も、自分が希望する目的地に向かっているのかさえわからず、乗務員に目的地が正しく伝えることができたのか、故意に遠回りされてはいないか、不正な料金を請求されるのではないかといった様々な不安がある。
【0006】
そこで本発明は、タクシーを簡単かつ確実に予約でき安心して利用できるタクシー予約システム、及び予約端末、車載器を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための発明である請求項1記載のタクシー予約システムでは、予約端末が、外部から入力された配車の依頼に必要な依頼情報に、該依頼情報を特定するための予約識別情報を少なくとも付加してなる予約情報を生成して記憶し、予約した顧客が持つ記録媒体に前記予約識別情報を書き込むと共に、前記予約情報を通信網を介して送信する。そして、管理センタが、通信網を介して予約端末から受信した予約情報と車両の運行状況とに基づいて車両を選択し、その車両に予約情報を転送することで配車依頼を行う。
【0008】
すると、その配車依頼を受けた車両に搭載されている車載器は、配車依頼を受け付ける場合には、管理センタから転送されてくる予約情報を記憶する。
なお、車載器と予約端末とは、予約端末毎に予め設定された到着エリア内では直に無線通信が可能であり、車載器は、予約情報から特定される該予約情報を生成した予約端末の到着エリアに進入すると、その予約情報の一部を予約端末に対して送信する。
【0009】
すると予約端末は、車載器から受信した予約情報の一部が当該予約端末にて生成されたものであることを確認すると、予約した顧客の呼び出しを行うことにより、管理センタにより配車された予約車両の到着を周囲に報知する。
従って、本発明のタクシー予約システムによれば、報知手段による報知を認識可能な範囲内であれば、例え、タクシーの到着場所から離れていても、予約したタクシーの到着を確実に知ることがきる。
つまり、予約車両の到着を待つために、到着エリアの近くで待機している必要がないため、予約車両の到着が予約時刻より大幅に遅れたとしても、例えば、快適な待合い室などで待ち続けることができる。また、予約車両が予約時刻より早く到着した時には、予約者を確実に呼び出すことができるため、車両の運行を効率よく行うことができる。
【0010】
更に、本発明のタクシー予約システムにおいて、車載器は、記憶した予約情報に含まれる予約識別情報と、記録媒体から読み取った予約識別情報とを照合し、両予約情報の一致が確認されると、当該車載器を搭載する車両の扉のロックの解除を指令する。
従って、本発明のタクシー予約システムによれば、予約識別情報の照合結果から、車両の乗務員は、記憶媒体の所有者が予約をした顧客であるか否かを確認することができるだけでなく、予約者以外の者を誤って乗車させてしまうことを確実に防止できる。
次に、請求項2に記載のタクシー予約システムでは、記憶媒体には、該記憶媒体の所有者が指定した言語に関する言語情報が少なくとも記録されており、車載器は、乗車した顧客に対する情報提供のために設置された情報表示手段での表示に使用する言語を、前記記憶媒体から読み取った言語情報に従って切り換える。
従って、本発明のタクシー予約システムによれば、情報表示手段を介した乗客への各種情報の提示が、乗客の理解できる言語にて行われることになるため、必要な情報を乗客へ確実に伝えることができると共に、乗客に安心感を与えることができる。
なお、記憶媒体に記録されている言語情報は、予め設定された固定的な情報であってもよいし、予約端末で依頼情報を入力する際に使用された言語が、適宜設定されるものであってもよい。
【0011】
次に、請求項記載の予約端末では、依頼情報入力手段から配車依頼に必要な依頼情報が入力されると、予約情報生成手段が、その依頼情報に該依頼情報を特定するための予約識別情報を少なくとも付加してなる予約情報を生成する。すると、その予約情報を、予約情報送信手段が、対センタ通信手段を介して管理センタに送信し、予約情報記憶手段が記憶すると共に、識別情報書込手段が、予約した顧客が持つ記憶媒体に予約識別情報を書き込む
【0012】
そして、対車両通信手段を介して受信した情報に予約識別情報が含まれ、且つその予約識別情報が予約情報記憶手段に記憶された予約情報のいずれかを特定するものである場合に、到着報知手段が、予約した顧客の呼び出しを行うことにより、管理センタから配車された予約車両の到着を周囲に報知する。
【0013】
つまり、本発明の予約端末は、請求項1記載のタクシー予約システムを構成する際に、好適に用いることができる。
なお、到着報知手段は、請求項記載のように、予約識別情報或いはこの予約識別情報から特定される予約情報の一部を、画像及び音声のうち少なくともいずれか一方を用いて報知することが望ましい。
【0014】
この場合、予約識別情報は、依頼情報の入力時に自動的に付与される一連の番号であってもよいし、依頼情報と共に予約者が入力する任意の呼出番号や呼出名であってもよい。また、予約情報の一部として氏名や住所が含まれていれば、これらを報知するようにしてもよい。また、例えば、依頼情報と共に予約者が所持する携帯電話の電話番号も入力させ、到着報知手段は、携帯電話を介して予約車両の到着を報知するように構成してもよい。
【0015】
次に、請求項記載の予約端末では、位置情報取得手段が、予約情報記憶手段に記憶されたものの中から外部操作によって指定された予約情報について、その予約情報に対応する予約車両の現在位置に関する位置情報を、対センタ通信手段を介して取得し、予約車両位置表示手段が、その取得した位置情報に基づいて、予約車両の現在位置を表示する。
【0016】
つまり、本発明の予約端末では、必要に応じて予約車両の状況を確認することができる。このため、例えば、予約車両が指定した時間に到着しない時に、その現在位置を確認すれば、あとどの程度待てばよいのか予測できるため、顧客は必要以上に苛立たつことがなく、タクシー利用の快適性を向上させることができる。なお、予約車両の現在位置の表示には、渋滞箇所などの道路交通情報も一緒に表示するようにしてもよい。
【0017】
また、請求項記載の予約端末では、対車両通信手段を介して、到着エリアを通過する車両から該車両を識別するための車両識別情報を受信すると、通過車両情報転送手段が、その車両識別情報を対センタ通信手段を介して管理センタに転送する。従って、本発明の予約端末によれば、管理センターに対して、車両の運行状況を把握するのに有効な情報を提供することができる。
【0018】
なお、対センタ通信手段としては、請求項記載のように、パケット通信方式の通信機を用いることが望ましい。即ち、管理センタとの通信は、運行状況の把握のための車両位置の定期的な報告等、個々の通信は短いが通信機会は多いため、時間で課金されるより、送信したデータ量に応じて課金されるパケット通信方式の方が、通信料金を低く抑えることができるからである。
【0019】
また、対車両通信手段としては、請求項記載のように、DSRC方式の通信機を用いることが望ましい。即ち、DSRC方式では通信エリアを十分に小さくでき、到着エリア同士での干渉がないように設定できるため、どの到着エリアでも同一の周波数帯を用いて通信を行うことができ、対車両通信手段の構成を簡略化できる。
【0020】
次に、請求項記載の予約端末では、情報読取手段が、各種情報が予め記録された記憶媒体から情報を読み取り、依頼情報入力手段が、その読み取った情報を依頼情報として用いている。
この場合、使用したことのない言語や文字にて依頼情報を入力することが要求される場合でも、予め記憶媒体に記憶させておいたものを読み取らせるだけでよいため、入力ミスをすることがなく、簡単かつ確実に依頼情報を入力できる。なお、記憶媒体としては、ICカード,メモリカード,磁気カード等を用いることができる。
【0021】
また、この場合、請求項10記載のように、依頼情報入力手段は、情報読取手段が読み取った情報を画面に表示させ、外部操作によって画面上で選択された情報のみを依頼情報とするように構成することが望ましい。
また、請求項11記載の予約端末では、記憶媒体に、その記憶媒体の所有者が指定した言語についての言語情報が記録されている場合に、使用言語切替手段が、この言語情報に応じて、画面表示及び音声案内に使用する言語を切り換える。
【0022】
従って、本発明によれば、予約端末の利用者が余計な操作を行わなくても、予約端末の表示や音声案内が、直ちに顧客(予約者)の理解できる言語で行われることになるため、予約端末の使い勝手を向上させることができる。
【0023】
次に、請求項12記載の車載器では、依頼受付入力手段を介して、管理センタからの配車依頼を受け付ける旨の入力があると、第2通信手段を介して管理センタから受信した予約情報を記憶手段が記憶する。すると、識別情報送信手段は、第1通信手段を介して、記憶手段に記憶された予約情報の生成元である予約端末との通信が可能である場合、予約情報に含まれる予約識別情報を送信する。
【0024】
また、情報読取手段が、記憶媒体から予約識別情報を読み取ると、照合手段が、その読み取った予約識別情報と、記憶手段に記憶された予約情報に含まれる予約識別情報とを照合する。
【0025】
そして、照合手段にて両予約識別情報の一致が確認されると、ロック解除指令手段が、当該車載器を搭載する車両の扉のロックの解除を指令する。
【0026】
従って、本発明の車載器によれば、記憶媒体に記憶された予約識別情報の照合結果から、車両の乗務員は、記憶媒体の所有者が予約をした顧客であるか否かを確認することができるだけでなく、予約者以外の者を誤って乗車させてしまうことを確実に防止できる。
つまり、本発明の車載器は、請求項1記載のタクシー予約システムを構成する際に、好適に用いることができる。
【0027】
また、請求項13記載のように、照合手段にて両予約識別情報の一致が確認されると、乗車完了通知手段が、第1通信手段を介して顧客の乗車完了を通知するように構成してもよい。この場合、予約端末、ひいては管理センタでは、その顧客が行った配車依頼に対する一連の業務の完了を確認することができる。
【0028】
次に、請求項14記載の車載器では、乗車した顧客に対する情報提供のために情報表示手段が設置されており、その表示手段での表示形式を、表示変更手段が、情報読取手段により記憶媒体から読み取られた情報に従って変更する。
具体的には、請求項15記載のように、記憶媒体に、その所有者が指定した言語に関する言語情報が記録されている場合、表示変更手段は、その言語情報に応じて情報表示手段での表示に使用する言語を切り換えるように構成することができる。
【0029】
この場合、情報表示手段を介した乗客への各種情報の提示が、乗客の理解できる言語にて行われることになるため、必要な情報を乗客へ確実に伝えることができると共に、乗客に安心感を与えることができる。
なお、記憶媒体に記録されている言語情報は、予め設定された固定的な情報であってもよいし、予約端末で依頼情報を入力する際に使用された言語が、適宜設定されるものであってもよい。
【0030】
また、請求項16記載のように、記憶媒体に、その所有者が指定した通貨に関する通貨情報が記録されている場合、表示切替手段は、情報表示手段にて料金表示を行う際に、通貨情報に示された設定通貨が支払通貨と異なる時には、支払通貨での料金表示と合わせて、設定通貨に換算した料金表示を行う。
【0031】
つまり、本発明によれば、顧客の使い慣れた通貨での料金表示もされるため、支払いの際に顧客に安心感を与えることができる。
次に請求項17記載の車載器では、乗務員が目視可能な位置に設置された乗員側表示手段と、乗客が目視可能な位置に設置された客側表示手段とを備え、それぞれが指定された乗員側使用言語或いは客側使用言語にて言語表示を行うようにされている。これと共に、乗務員が操作可能な位置には、文章入力が可能な乗員側入力手段が設置され、乗客が操作可能な位置には、文章入力が可能な客側入力手段が設置されている。
【0032】
そして、翻訳手段が、乗員側入力手段からの入力文章を、客側使用言語に翻訳して客側表示手段に表示させると共に、客側入力手段からの入力文章を、乗員側使用言語に翻訳して乗員側表示手段に表示させる。
つまり、本発明の車載器によれば、乗務員と乗客とはいずれも自分が理解できる言語にて相手とのコミュニケーションを図ることができ、互いに要求や回答を正しく伝え合うことができる。
【0033】
なお、客側使用言語は、何らかの選択手段により乗客が自分で選択することにより指定してもよいし、乗客の言葉から乗務員が判断して指定してもよい。また、乗客が所持する記憶媒体から言語情報を読み込むことで指定してもよい。
次に請求項18記載の車載器では、第1或いは第2通信手段を介して、当該車載器を搭載する車両に設置された機器を制御するための制御情報を受信すると、その受信した制御情報に基づいて、指令出力手段が、その制御情報に対応する機器を制御するための指令を出力する。この場合、管理センタや予約端末を介して、外部から車両を遠隔制御することが可能となる。
【0034】
また、請求項19記載の車載器では、データ収集手段が、当該車載器を搭載する車両の各部から予め設定された監視データを収集し、その収集した監視データを、収集データ送信手段が、第1或いは第2通信手段を介して、定期的に或いは管理センタからの要求に応じて送信する。
【0035】
この場合、例えば、車両の異常等を速やかに検出でき、事故の発生を未然に防ぐことができる。その結果、当該車載器を用いて構成されるタクシー予約システムの安全性,信頼性を向上させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、実施形態のタクシー予約システムの全体構成を表す説明図である。
本実施形態のタクシー予約システムは、タクシーの乗り場の付近等に設置され、IDカードC(後述する)を用いてタクシーの配車依頼に必要な依頼情報が入力されると、その依頼情報に基づいて予約情報を生成する予約端末としての予約ステーション1と、各タクシー(以下単に「車両」という)の運行状況の把握を行うと共に、各予約ステーション1からの予約情報を受け付け、これら運行状況と予約情報とに基づいて車両を選択し、その選択した車両に対して配車依頼を行う管理センタ3と、各車両に搭載され、管理センタ3からの配車依頼の受付等を行うと共に、予約ステーション1毎に設定された到着エリアA内では、予約ステーション1と直に通信が可能な車載器5とからなる。
【0037】
なお、各予約ステーション1と管理センタ3とは、所定の通信網N(本実施形態では、携帯電話の基地局Bを含む電話回線網及びパケット通信網)を介して相互接続されている。また、予約ステーション1と車載器5との通信には、マイクロ波(5.8GHz)帯の電波を利用して双方向狭域無線通信を可能とするDSRC(Dedicated Sort-Range Communication:電波産業会の標準規格「ARIBSTD−T55」)方式が用いられている。なお、到着エリアAは、予約ステーション1の近くにある車両の到着場所に設置されたアンテナ11aを介して通信が可能な範囲であり、半径数m〜十数mの大きさに設定されている。
【0038】
更に、車載器5と管理センタ3とは、携帯電話或いは独自の無線通信網を利用して通信することができるようにされている。
以下、本実施形態のタクシー予約システムを構成する予約ステーション1、管理センタ3、車載器5の詳細について、個別に説明する。
[予約ステーション]
図2は屋外用、図3は屋内用の予約ステーション1の外観を表す説明図である。
【0039】
図2(a)に示すように、屋外用の予約ステーション1は、その本体が到着エリアAの近くに設置され、その上部には、通信網Nを介した通信のための携帯電話用のアンテナ10a及び車載器5との通信のためのDSRC通信用のアンテナ11aが設けられている。
【0040】
また、図3に示すように、屋内用の予約ステーション1は、到着エリアAの近くには、DSRC通信用のアンテナ11aのみが設置され、その本体は、例えば待合い室等の屋内に設置されている。また、屋内用の予約ステーション1は、有線により通信網Nと接続されており、携帯電話用のアンテナ10aは省略されている。なお、屋外用の予約ステーション1の場合も、携帯電話用のアンテナ10aを省略して、有線により通信網Nと接続されていてもよい。
【0041】
そして、屋外用の予約ステーション1の本体の正面には、図2(b)に示すように、タッチパネル機能を有し操作案内や操作結果等を表示するための表示画面15と、音声案内等を行うためのスピーカ16と、音声入力するためのマイク17と、表示画面15の内容を点字にて案内する点字ボタン18と、IDカードCから情報を読み取るためのカード読取部12aとが設けられている。なお、屋内用の予約ステーション1の本体にも、配置は異なるものの、屋外用予約ステーション1と同様のものが設けられている。
【0042】
つまり、予約ステーション1では、表示画面15上の表示内容に従って、表示画面15をタッチすることにより、各種操作を行うことが可能なようにされている。また、表示画面15中に表示される音声ガイドボタンを操作した時には、スピーカ16から流れてくる音声ガイドに対して、音声で答えることにより、所望の入力を行うことが可能なようにされている。
【0043】
次に、図4は、予約ステーション1の内部構成を表すブロック図である。この内部構成は、屋外用及び屋内用に関わらず共通である。
図4に示すように、予約ステーション1は、直接或いはアンテナ10aを介して通信網Nに接続され、管理センタ3との通信を行う対センタ通信機10と、アンテナ11aを介して車載器5との通信を行う対車両通信機11と、カード読取部12aを介してIDカードCからのデータの読取やIDカードCへのデータの書込を行うICカードリーダライタ12と、各種入出力装置(上述の表示画面15,スピーカ16,マイク17,点字ボタン18など)からなる各ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)部13と、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピュータを中心にして構成され、両通信機10,11やHMI部13を介して入力される指令やデータに基づいて各種処理を実行する制御部14とを備えている。
【0044】
ここで、IDカードCとは、そのIDカードCを所有する顧客を識別するための顧客IDが少なくとも記録された会員カードの一種であり、ICカードリーダライタ12により、記憶されたデータに対して非接触でアクセスが可能な周知のICカードからなる。このIDカードCには、上述の顧客IDの他、各種情報を記録することが可能であり、例えば、旅行者に発行する場合、宿泊先の情報(名前、位置、宿泊条件)や、旅行中の立ち寄り先(観光地、駅や空港)、交通機関情報、移動マップ、観光地の情報を得るためのリンクアドレス等が記録される。また、特に顧客が自国以外でも使用するものには、その顧客が指定する言語や通貨(通常は、普段使用している言語や通貨)に関する言語情報,通貨情報なども記録できるようにされている。
【0045】
つまり、予約ステーション1は、このIDカードCに記録された情報を、ICカードリーダライタ12を介して読み取って、様々なアプリケーションに利用できるように構成されている。
なお、対センタ通信機10による管理センタ3との通信には、通信網Nとの接続が直接又はアンテナ10aを介しているに関わらず、パケット通信が用いられている。
【0046】
また、対車両通信機11は、到着エリアAに進入した車両の車載器5と、予め規定された通信手順に従って通信を行う。この通信手順の概要を、図5に示すシーケンス図に沿って説明する。なお、この通信を利用して提供される各アプリケーションには、アプリケーションID(以下「アプリID」という)が予め割り当てられており、このアプリIDによりアプリケーションの種別を識別できるようにされている。
【0047】
図5に示すように、対車両通信機11は、到着エリアAに向けてポーリング信号を繰り返し送信しており、到着エリアAに進入することで、このポーリング信号を受信した車載器5が応答を返すと、両者間の通信が開始される。
この時、対車両通信機11が送信するポーリング信号には、その予約ステーション1にて対応可能なアプリIDが示されており、一方、このポーリング信号に対する車載器5からの応答には、その車載器5又は車載器5を搭載する車両を識別する車両識別IDが示されている。
【0048】
この応答を受信した対車両通信機11は、応答に示された車両識別IDを制御部14に転送し、制御部14から、その車載器5との通信が許可されると、要求問い合わせ信号を送信する。この要求問い合わせ信号に対する車載器5からの応答には、車載器5が希望するアプリケーションのアプリIDが示されている。
【0049】
この応答を受信した対車両通信機11は、応答に示されたアプリIDを制御部14に転送し、制御部14からそのアプリIDに対応可能であるか否かの回答があると、これを要求対応可否通知として送信する。
この時、要求対応可否通知として対応可能である旨を通知した場合には、その応答を受信すると、以後、制御部14からの送信要求に従ったデータの送信と、その応答として受信したデータの制御部14への転送を繰り返す。その後、制御部14からアプリIDに対応した処理(以下「アプリ対応処理」という)の終了が通知されると、到着エリアAに向けたポーリング信号の送信を再開する。
【0050】
一方、要求対応可否通知として対応不能である旨を通知した場合には、その応答を受信すると、直ちに、到着エリアAに向けたポーリング信号の送信を再開する。
なお、要求問い合わせ信号に対する応答に、アプリIDが示されていない場合には、通信相手の車載器5を搭載する車両は、到着エリアAを単に通過する通過車両であるものとして、また、制御部14からの通信許可がない場合にも、直ちに、到着エリアAに向けたポーリング信号の送信を再開する。
【0051】
次に、予約ステーション1の制御部14が実行するメイン処理を図6に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、予約ステーション1に電源が投入され、予約ステーション1各部の機能診断等を行う初期化処理の実行後に、起動される。
【0052】
但し、初期化処理では、機能診断の結果(以下「ステータス」という)を、対センタ通信機10を介して管理センタ3に通知する。このステータスに何らかの異常がある場合には、HMI部13を介した入力の受付を禁止して、動作停止中であることを表示画面15に表示する。但し、対センタ通信機10の異常により管理センタ3への通知ができない時には、対車両通信機11が動作可能であれば、これを介して到着エリアAに進入した車載器5に、管理センタ3へのステータスの送信を依頼する。
【0053】
この初期化処理が正常に終了し、メイン処理が起動すると、図6に示すように、まず表示画面15に初期画面を表示する(S11)。この初期画面には、図7(a)に示すように、IDカードCの提示を促す説明文が、複数種類の言語で表示される。
【0054】
そして、ICカードリーダライタ12により、IDカードCが読み取り可能な位置にあることが検出されると(S12)、ICカードリーダライタ12を介してIDカードCとの間で相互認証処理を実行する(S13)。その結果、相互認証に成功したか否かを判断し(S14)、相互認証に失敗したのであれば、その旨を表すエラー表示を表示画面15に所定時間(例えば5秒)だけ表示させた後(S15)、S11に戻る。
【0055】
一方、相互認証に成功したのであれば、IDカードCに記録されているデータを読み出す(S16)。そして、その読み出したデータの中に言語情報が含まれていれば、その言語情報により指定された言語(以下「カード指定言語」という)による画面表示が可能であるか否かを判断し(S17)、そのカード指定言語での画面表示が可能であれば、これを画面表示に用いる使用言語として設定する(S18)。一方、IDカードCから読み出したデータに言語情報が含まれていないか、或いはカード指定言語での画面表示が不可能である場合には、使用言語として予め設定されているデフォルト言語(例えば、日本国内であれば日本語)を設定する(S19)。
【0056】
これらS18又はS19にて使用言語が設定されると、その使用言語によるカード処理メニュー画面を表示する(S20)。このカード処理メニュー画面は、例えば、設定言語が日本語である場合には、図7(b)に示すようなものとなり、設定言語が英語である場合には、図7(c)に示すようなものとなる。以下では、設定言語が日本語であるものとして説明する。また、カード処理メニュー画面では、画面中央部に位置し、「タクシ予約」「予約変更」「ヘルプ」「予約車両位置確認」「情報閲覧」といったメニューを選択するためのメニューボタンからなるメニュー表示部DS1と、画面上部に位置し、到着エリアAに到着した車両に関する情報が表示される到着情報表示部DS2と、画面下部に位置し、使用言語の表示,切替のための言語選択ボタン、及び視聴覚障害者用の音声ガイドを提供する設定に切り替えるための音声ガイド切替ボタンからなる設定表示部DS3とが設けられている。
【0057】
つまり、予約ステーション1では、表示画面15上に表示されたボタン等に触れることで、メニューの選択や設定の切り替え等の操作ができるようにされている。
そして、このカード処理メニュー画面上で、メニュー表示部DS1に示されたメニューを選択する操作が行われたか否かを判断し(S21)、操作が行われた場合には、その操作に対応するメニュー対応処理を実行し(S22)、その処理が終了すると、S11に戻る。
【0058】
但し、設定表示部DS3の言語選択ボタンが操作された時には、使用言語の設定をその操作に対応する言語に切り換えて現画面の再表示を行い、また、音声ガイド切替ボタンが操作された時には、その時に設定されている使用言語にて音声ガイドを行うものとする。また、初期画面以外の画面が表示されている状態で、予め設定された制限時間の間、何の操作もなされることなく放置された時には、S11に戻り初期画面を表示するものとする。なお、到着情報表示部DS2、設定表示部DS3は、カード処理メニュー選択画面に限らず、初期画面以外の様々な画面にて表示されるものでり、設定表示部DS2が操作された時、及び制限時間の間放置された時の動作は、その他の画面でも同様であるため、以下ではその説明を省略する。
【0059】
次に、メニュー対応処理のうち、「タクシー予約」が操作された時に起動する処理を、図8に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、表示画面15にタクシー予約画面を表示し(S100)、情報入力を受け付ける入力受付処理を実行する(S110)。
【0060】
この時、表示されるタクシー予約画面では、図9(a)に示すように、メニュー表示部DS1に、入力方法選択用のメニューボタンである「カード選択入力」「キーボード入力」と、入力された行先住所、場所名、時刻を表示する表示エリアとが設定される。
【0061】
そして、S110の入力受付処理では、「カード選択入力」が操作された時には、図9(b)に示すように、先のS16にて読み込んだデータの中から行き先情報を抽出し、これをポップアップ画面DS11にてリスト表示する。このリスト表示には、各項目に対応して項目選択用のボタンが設けられており、いずれかのボタンが操作されると、ポップアップ画面DS11を消去して、その操作により選択された項目の内容を表示エリアに表示する。一方、「キーボード入力」が操作された時には、図9(c)に示すように、ポップアップ画面DS12にてキーボードを表示し、そのキーボードの操作により入力された情報を表示エリアに表示する。そして、入力を終了する操作が行われると、図10(a)に示すように、ポップアップ画面DS13にて確認画面を表示する。なお、確認画面には、予約のキャンセルについての案内と、「OK」「取りやめ」「修正」からなる確認用のメニューボタンが表示されている。
【0062】
この確認画面上で、「OK」が操作されたか否か(S120)、「取りやめ」が操作されたか否か(S125)、「修正」が操作されたか否か(S130)を繰り返し判断する。「取りやめ」が操作された場合には、そのまま本処理を終了し、「修正」が操作された場合には、S110に戻って、入力受付処理を再度実行する。一方、「OK」が操作された場合には、予約内容が確定したものとして、その予約を識別する予約識別情報としての予約IDの割り当てを行う(S140)。
【0063】
そして、先のS110にて入力された情報(以下「依頼情報」という)に予約ID及び当該予約ステーション1の位置情報等を付加してなる予約情報を生成し、この予約情報を対センタ通信機10を介して管理センタ3に送信する(S150)と共に、予約確定画面を表示画面15に表示する(S160)。
【0064】
この予約確定画面では、図10(b)に示すように、メニュー表示部DS1に先のS140にて割り当てられた予約ID、先のS16にて読み出されたデータに含まれる顧客ID(予約者ID)、先のS110にて入力された行先住所及び予約時刻と共に、予約を完了させるための操作ボタンである「予約完了」が表示される。
【0065】
そして、「予約完了」が操作されると(S170)、図10(c)に示すように、ポップアップ画面DS14にてIDカードCをカード読取部12aに近づけることを促す表示を行い、IDカードCがICカードリーダライタ12からのアクセスが可能な位置にあることが検出されると、IDカードCに予約IDの書込を行う(S180)と共に、S150にて生成された予約情報の内容を、予約リストに記録して(S190)、本処理を終了する。
【0066】
つまり、「タクシー予約」のメニュー対応処理が実行されると、顧客が入力した配車情報に基づいて予約情報が作成され、この予約情報が、管理センタ3に送信されると共に、予約ステーション1の予約リストにも記録され、更に、予約情報のうち、予約IDに関しては、予約をした顧客のIDカードCにも記録されることになる。
【0067】
次に、メニュー対応処理のうち、「予約車両位置確認」が操作された時に起動する処理を、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず表示画面15に予約確認画面を表示する(S210)。
【0068】
この予約確認画面では、図12(a)に示すように、メニュー表示部DS1に、先のS190にて記録された予約情報からなる予約リストが表示されると共に、予約リストを構成する各予約情報に対応して選択ボタンが設けられている。
そして、予約確認画面上の選択ボタンが操作されると(S220)、その操作により選択された予約情報に対応する予約車両の状況を問い合わせる指定情報要求コマンドを生成し、これを対センタ通信機10を介して管理センタ3に送信する(S230)。その後、対センタ通信機10を介して管理センタ3からの応答を受信すると(S240)、その応答に示された情報に基づいて、車両位置表示画面を、予め設定された制限時間の間表示して(S250)、本処理を終了する。
【0069】
この位置表示用画面では、メニュー表示部DS1に、予約ステーション1の位置を含む地図上に、予約車両の現在位置を示したものが表示される。また、管理センタ3からの応答に、渋滞や工事中などの道路交通情報が含まれている時には、これらも一緒に表示される。
【0070】
つまり、予約ステーション1にて「タクシー予約」を行った顧客は、同じく予約ステーション1にて「予約車両位置確認」を行うことにより、自身の行った予約内容、及びその予約に対して管理センタ3から配車される予約車両の現在位置を確認できるようにされている。
【0071】
次に、予約ステーションメイン処理と共に並列実行される対車両通信処理を、図13に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、対車両通信機11がポーリング信号に対する応答を受信するまで待機し(S30)、応答を受信すると、その応答に示されている車両識別IDが、当該タクシー予約システムに適合したものであるか否かを判断し(S31)、適合したものでなければS30に戻る。一方、車両識別IDがシステムに適合したものであれば、その車両識別IDを記憶し(S32)、対車両通信機11に対して通信許可を通知する(S33)。
【0072】
この通信許可の通知を受けた対車両通信機11が要求問い合わせ信号を送信し、その応答を対車両通信機11が受信すると、その応答にアプリIDが示されているか否かを判断し(S34)、アプリIDが示されていなければ、通信相手の車載器5を搭載する車両は、到着エリアAを通過する通過車両であるとして、先のS32にて記憶した車両識別IDに、現在の時刻を通過時刻として付加してなる通過情報を作成し、これを対センタ通信機10を介して管理センタ3に送信して(S35)、S30に戻る。
【0073】
一方、要求問い合わせ信号に対する応答に、アプリIDが示されていれば、そのアプリIDにて特定されるアプリケーションが当該予約ステーション1にて対応可能なものであるか否かを判断し(S36)、対応可能なものでなければ、対車両通信機11に対して対応不能を通知して(S37)、S30に戻る。
【0074】
この時、対応不能の通知を受けた対車両通信機11は、その旨を表す対応可否通知を送信し、その応答を受信した後、ポーリング信号の送信を再開する。
一方、アプリIDにて特定されるアプリケーションが当該予約ステーション1にて対応可能なものであれば、対車両通信機11に対して対応可能を通知する(S38)と共に、そのアプリIDに対応するアプリケーションを実行するアプリID対応処理を実行し(S39)、そのアプリ対応処理が終了すると、対車両通信機11に対して処理終了通知を出力し(S40)、S30に戻る。
【0075】
この時、対応可能の通知を受けた対車両通信機11は、その旨を表す対応可否通知を送信し、その応答を受信した後、制御部14から処理終了通知を受けるまでの間、アプリID対応処理の実行のために制御部14と車載器5との間でやり取りされる信号を、そのまま転送する。
【0076】
次に、アプリID対応処理の一つである、車載器5が到着エリアAへの到着を通知するアプリIDを送信した時に実行される処理を、図14に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、対車両通信機11を介して車載器5から予約IDを取得し(S300)、取得した予約IDに対応する予約情報が予約リストに登録されているか否かを判断する(S310)。そして、予約IDが予約リストに登録されていれば顧客呼出処理を行う(S320)。
【0077】
この顧客呼出処理では、表示画面15の到着情報表示部DS2に、例えば図7(b)に示すように、予約IDと車両識別ID(タクシーID)とを表示すると共に、その内容をスピーカ16を介して音声により案内する。
次に、車載器5から顧客の乗車が完了したことを示す乗車完了通知を受信したか否かを判断し(S330)、乗車完了通知を受信していなければ、車両の到着から所定の設定待ち時間(本実施形態では2分)が経過したか否かを判断する(S340)。設定待ち時間が未だ経過していなければS330に戻り、一方、設定待ち時間を経過していれば、表示画面15の到着情報表示部DS2に、警告表示(図9(a)を参照)を行う(S350)。
【0078】
その後、車載器5から乗車完了通知を受信したか否かを判断し(S360)、乗車完了通知を受信していなければ、車両の到着から所定の限度待ち時間(本実施形態では5分)が経過したか否かを判断する(S370)。限度待ち時間が未だ経過していなければS360に戻り、一方、限度待ち時間を経過していれば、予約はキャンセルされたものとして、予約リストから対応する予約情報を削除すると共に、予約のキャンセルを、対センタ通信機10及び対車両通信機11を介して、管理センタ3及び車載器5のそれぞれに通知して(S380)、本処理を終了する。
【0079】
先のS310にて、予約IDを取得できないか或いは取得した予約IDに対応する予約情報が予約リストに登録されていない判断された場合には、予約車両の到着ではないものとして、表示画面15の到着情報表示部DS2に顧客待ち表示(図9(b)参照)を行う(S390)。これと共に、S32にて記憶された車両識別IDにて特定される車両が、予約ステーション1の到着エリアAにて、顧客待ち状態になったことを、対センタ通信機10を介して管理センタ3に通知すし(S400)、その後、車載器5から乗車完了通知を受信するまで待機する(S410)。そして、S330,S360,S410のいずれかにて、車載器5から乗車完了通知を受信したと判断された場合、顧客の乗車が完了したことを対センタ通信機10を介して管理センタ3に通知する(S420)。その後、車載器5から車両の出発を示す出発通知を受信するまで待機し(S430)、出発通知を受信すると、その旨を対センタ通信機10を介して管理センタ3に通知して(S440)、本処理を終了する。
【0080】
なお、先のS380にて予約のキャンセルを通知された車載器5が、対車両通信機11との通信を再実行すると、予約なし車両(S310:NO)として処理されることになる。
即ち、予約ステーション1は、顧客によりタクシーを予約する操作がなされると、IDカードCや表示画面15を介して入力される依頼情報(行き先、予約時間、顧客IDなど)に、予約IDや配車先(予約ステーション1の位置)等を加えた予約情報を生成し、これを管理センタ3に送信することで、車両の配車依頼を行う。そして、到着エリアAに車両が到着した時には、その車両に搭載された車載器5から受信する予約情報(特に予約ID)と、予約ステーション1の予約リストに登録されている予約情報とに基づき、その車両が予約車両であるか否かを判断し、予約車両である場合には、その予約IDに基づいて、予約した顧客の呼び出しを行うようにされている。
【0081】
また、予約ステーション1は、対車両通信機11を介して到着エリアA内にある車両の状態(顧客の乗客待ち,顧客の乗車が完了,到着エリアAからの出発,通過等)を得た場合には、これを管理センタ3に通知するようにされている。
更に、予約ステーション1は、顧客により情報(予約車両位置,観光案内,ショッピング情報,ニュースなど)の閲覧要求が入力されると、管理センタ3に対して情報を要求し、必要な情報を取得するようにされている。
【0082】
なお、予約ステーション1において、対センタ通信機10が対センタ通信手段、対車両通信機11が対車両通信手段、S110が依頼情報入力手段、S150が予約情報生成手段及び予約情報送信手段、S180が識別情報書込手段、S190が予約情報記憶手段、ICカードリーダライタ12及びS110の処理のうち特に図9(b)を参照して説明した処理が情報読取手段に相当する。また、S320が到着報知手段、S210〜S240が位置情報取得手段、S250が予約車両位置表示手段、S35が通過車両情報転送手段、S17〜S19が使用言語切替手段に相当する。
[管理センタ]
次に、管理センタ3について説明する。
【0083】
管理センタ3は、図15に示すように、通信網Nを介して予約ステーション1との通信を行う対ステーション通信機30と、車載器5との通信を行う対車両通信機31と、各車両の位置及び運行状況(予約客有り走行,予約客無し走行,客待ち駐車,休憩等)を記憶するデータベース32と、対ステーション通信機30及び対車両通信機31を介して予約ステーション1や各車両に搭載された車載器5との通信を行うことにより、各種処理を実行する制御装置33とを備えている。
【0084】
ここで、制御装置33が実行する処理の概要を、図16に示すシーケンス図に沿って説明する。
図16(a)に示すように、管理センタ3では、各車両から定期的に送信されてくる運行情報(車両の現在位置や業務状態等)を対車両通信機31を介して受信したり、予約ステーション1から到着エリアA内にある車両の状態(顧客の乗客待ち,顧客の乗車が完了,到着エリアAからの出発,通過等)を表す提供情報を対ステーション通信機30を介して受信すると、制御装置33が、これら位置情報や提供情報に基づいてデータベース32の内容を逐次更新するデータベース更新処理を実行する。
【0085】
つまり、管理センタ3では、このデータベース32を検索することにより、各タクシーの運行状況を把握できるようにされている。
次に、図16(b)に示すように、管理センタ3では、対ステーション通信機30を介して予約ステーション1から配車依頼のための予約情報を受信すると、制御装置33が、この予約情報とデータベース32に記憶内容に基づいて、配車候補となる車両を選択する車両選択処理を実行する。なお、予約情報には、配車依頼に最低限必要な情報、例えば、配車先(通常は、予約情報の送信元となった予約ステーション1の位置),配車時刻,乗車人数の他、その予約情報を識別するための予約ID,予約者を識別するための顧客ID等が含まれている。
【0086】
そして、車両選択処理では、まず、その予約情報に含まれる配車先の地点を中心として、所定の探索半径(例えば300m)内の範囲を走行中或いは停車中であり、且つ空車である車両を配車候補として抽出する。この時、配車候補として抽出された車両が1台もなければ、探索半径を順次拡大し、配車候補となる車両が抽出されるまで、同様の探索を繰り返す。
【0087】
このようにして配車候補が抽出されると、次に制御装置33は配車依頼処理を実行する。この配車依頼処理では、車両選択処理により配車候補として選択された車両の車載器5に対して予約情報を転送することにより配車を依頼し、その車載器5から応答があるまで待機する。
【0088】
但し、車両選択処理にて配車候補として抽出された車両が複数ある場合には、その中から任意に選択したもの、或いはその他の予約条件や車両の走行方向などを考慮して優先順位を設定し、その優先順位の最も高いものに対してのみ予約情報を転送する。
【0089】
そして、予約情報を転送した車載器5から配車依頼を受け付ける旨の応答があった場合には、その車両を予約車両として、データベース32の内容を更新すると共に、予約ステーション1へも、その予約車両についての情報(配車情報通知)を提供する。
【0090】
一方、車載器5から配車依頼を拒否する旨の応答があった場合、或いは予め設定された時間を経過しても応答がなかった場合には、先の車両選択処理にて抽出された車両が複数ある場合には、その中から別の車両を配車候補として選択して、同様の配車依頼処理を実行する。
【0091】
但し、先の車両選択処理にて抽出された車両の中に配車依頼を受け付ける車両が1台も存在しなかった場合には、更に探索半径を拡大して、上述の車両選択処理及び配車依頼処理を、配車依頼を受け付ける車両が現れるまで繰り返す。
なお、配車依頼処理では、車両選択処理において配車候補として抽出された車両が複数ある場合に、車両順位を設定することなく、抽出された全ての車両の車載器5に対して同報通信を行い、最も早く配車依頼を受け付ける旨の応答をしたものを、予約車両とするようにしてもよい。
【0092】
次に、図16(c)に示すように、管理センタ3では、対ステーション通信機30を介して予約ステーション1から、何らかの情報要求を受信した場合、制御装置33がデータベース32を検索する等して、その要求に応じた情報の収集,作成を行い、これを予約ステーション1に返送(情報通知)する。また、対車両通信機31を介して車載器5から、何らかの情報要求を受信した場合も全く同様に、その応答を車載器5に返送する。
【0093】
この時、制御装置33が提供可能な情報としては、例えば、予約IDにて識別される予約の予約内容についての情報、各車両の運行状況についての情報等、タクシーの予約に関する情報の他、観光地,各種店舗,交通機関,宿泊場所等がある。また、指定情報要求にてURLが指定されている時には、そのURLで特定されるサイトの情報が閲覧できるようにされており、インターネット等のネットワークを介して入手可能な様々な情報を提供できるようにされている。
【0094】
なお、ここでは、管理センタ3がタクシーに対する配車依頼を直接行う場合について説明したが、タクシー会社別に配車センタ7(図1参照)が設置されている場合には、配車候補の車両が属するタクシー会社の配車センタ7に対して、予約ステーション1からの予約情報と車両選択処理により選択した配車候補の情報とを転送し、各配車センタ7が、独自の通信網等を介して自社の車両に対する配車依頼を実行するようにしてもよい。但し以下では、説明を簡単にするため管理センタ3が各車両に対して配車依頼を直接行うものとして説明する。
[車載器]
次に、車載器5について説明する。
【0095】
車載器5は、図17に示すように、GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ50と、DSRC方式の通信機からなり予約ステーション1との通信を行う対ステーション通信機51と、携帯電話からなり通信網Nに接続された基地局Bを介して管理センタ3との通信を行う対センタ通信機52と、乗務員が利用可能な位置に設置されたフロントHMI部53と、リアシートの乗客が利用可能な位置に設置されたリアHMI部54と、これら各部を制御する本体55とを備えている。
【0096】
このうち、フロントHMI部53は、タッチパネル機能を有するフロントシートディスプレイ(FSD)56と、音声入出力用のマイク57及びスピーカ58と、レシートなどを出力するためのプリンタ59と、乗務員用のICカードリーダライタ60とを備えている。
【0097】
一方、リアHMI部54は、タッチパネル機能を有するリアシートディスプレイ(RSD)61と、乗客用のICカードリーダライタ62とを備えている。但し、乗客用のICカードリーダライタ62は、乗客用の扉付近に設置され、車両外部にて提示されたIDカードCから、情報を読み取ることが可能なようにされている。
【0098】
また、本体55は、CPU,ROM,RAM,I/Oを備えた周知のマイクロコンピュータからなるデータ処理部63を中心に構成され、GPSアンテナ50からの受信信号に基づいて測位データ(自車両の位置,走行方向,速度)を算出するGPSレシーバ64、両ディスプレイ56,61での表示を制御するディスプレイモジュール65、マイク57及びスピーカ58を介して入出力される音声信号を制御するサウンドモジュール66、各種情報を記憶するためのハードディスクドライブ(HDD)67、車内LANと接続するためのLANインターフェイス68を備えている。
【0099】
なお、車内LANには、車両各部のECUやタクシーメータ等の機器が接続されており、本体55は、LANインターフェイス68を介して、これらのECUや機器と相互に通信可能なように構成されている。また、本体55は、外部より、車速センサを始めとする各種センサからの出力、イグニションスイッチやテール信号の状態等が入力されるように構成されている。
【0100】
ここで、データ処理部63が実行する処理のうち、乗務員がフロントHMI部53を介して行う業務に関する乗務員側処理を、図18に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、イグニションスイッチがオンにされることにより車載器5に電源が投入され、車載器5各部の機能診断等を行う初期化処理が終了した後に起動する。
【0101】
本処理が起動すると、まず、ICカードリーダライタ60により、乗務員IDカードが読み取り可能な位置にあることが検出されると(S50)、相互認証を行ったあと、乗務員IDカードに記録されている情報を読み取り、その情報に基づいて、乗務員の登録、及び画面表示等に用いる使用言語の登録等を行う(S51)。以下、FSD56のでの画面表示は、この使用言語にて行われることになる。
【0102】
そして、管理センタ3に対して各種情報の通知等を行うための情報通知処理(後述する)を起動(S52)した後、FSD56に、業務用メニュー画面を表示する(S53)。
この業務用メニュー画面は、図20(a)に示すように(但し、使用言語の登録は日本語とする)、「センタ依頼応答」「業務確認」「顧客乗車確認」「緊急連絡」「顧客位置確認」「地図編集」「交通情報」「ローカル情報」「お気に入り」「リアシート画面」といった業務メニューを選択するためのメニューボタンが表示された業務メニュー表示部DF1と、メニューボタンの操作に応じて、各種情報等が表示される可変表示部DF2とが設けられている。つまり、タッチパネルからなるFSD56上に表示されたメニューボタンに触れることで、所望のメニューを選択できるようにされている。
【0103】
この業務用メニュー画面上でメニューボタン表示部DF1に示されたメニューを選択する操作が行われたか否か(S54)、対センタ通信機52を介して業務依頼(配車依頼)を受信したか否か(S56)、リアHMI部54を介して乗務員との会話のための入力が行われたか否か(S58)を繰り返し判断する。
【0104】
そして、メニューを選択する操作が行われた場合には、その操作に対応するメニュー対応処理を実行し(S55)、また、業務依頼を受信した場合には、これに応答するための依頼応答処理を実行し(S57)、会話のための入力が行われている場合には、これに応答するための会話応答処理を実行(S59)した後、S53に戻る。
【0105】
なお、S55,S57,S59での処理の実行中に、予め設定された制限時間の間、何の操作もなされることなく放置された時には、S53に戻り業務用メニュー画面を表示するようにされている。
次に、S57の依頼応答処理の詳細を、図19に示すフローチャートに沿って説明する。
【0106】
本処理が起動すると、まず、FSD56の可変表示部DF2に、その業務依頼に応答するための依頼応答画面を表示する(S500)。この依頼応答画面では、図20(b)に示すように、管理センタ3から受信した予約情報に基づいて、客待場所、予約時刻、顧客ID、行き先を表示する情報表示部DF21、及びこの業務依頼を受け付ける際に操作する「対応可」ボタン、この業務依頼を拒否する際に操作する「対応不可」ボタンからなる対応可否入力部DF22が設けられている。また、情報表示部DF21の下部には、任意の地図を表示させる「地図」、車両の現在位置を地図上に表示する「現在位置」、予約情報に示された客待場所,行き先を地図上に表示する「客待場所」「行き先」からなる地図メニューボタンを表示する地図メニュー表示部DF23が設けられている。
【0107】
そして、この依頼応答画面上の「対応可」が操作されたか否か(S510)、「対応不可」が操作されたか否か(S550)、地図メニュー表示部DF23に示された地図メニューを選択する操作が行われたか否か(S570)を繰り返し判断する。
【0108】
このうち「対応可」が操作された場合には、対センタ通信機52を介して管理センタ3に対応可能である旨を表す応答を送信し(S520)、予約情報をHDD67の予め設定された記憶エリアに記憶する(S530)と共に、対ステーション通信機51を、予約情報の入力元である予約ステーション1の到着エリアAに進入した際に、予約IDを送信する設定を行って(S540)、本処理を終了する。
【0109】
また、「対応不可」ボタンが操作された場合には、対センタ通信機52を介して管理センタ3に対応不可である旨を表す応答を送信して(S560)、本処理を終了する。
一方、地図メニュー表示部DF23の地図メニューを選択する操作が行われた場合には、その操作された地図メニューに対応した処理を実行する地図メニュー対応処理(S580)を行った後、S510に戻る。
【0110】
なお、業務依頼を受け付けた後、業務メニュー表示部DF1の「業務確認」を操作すると、可変表示部DF2には、業務確認画面が表示される。この業務確認画面は、図21(a)に示すように、依頼応答画面から対応可否入力部DF22を除いた構成を有している。この業務確認画面(依頼応答画面でも同様)にて、地図メニュー表示部DF23の地図メニューを選択する操作が行われると、予約情報に示された客待場所や目的地の情報、GPSレシーバ64から得られる現在位置、HDD67に格納された地図データ、対センタ通信機52等を介して外部より取得される道路交通情報等に基づき地図表示が行われる。例えば、「客待場所」が操作されると、図21(b)に示すように、現在位置及び客待場所が示された地図が、渋滞情報等と共に表示される。また、「行先確認」が操作されると、図21(c)に示すように、現在位置及び行き先が示された地図が表示される。なお、地図表示の際には、いずれの場合も、両地点間の距離に応じたスケールが適宜選択される。
【0111】
次に、S55のメニュー対応処理のうち、「顧客乗車確認」の操作時に起動する処理を、図22に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、FSD56の可変表示部DF2に、顧客乗車確認画面を表示し(S600)、リアHMI54を介して顧客に各種サービスを提供するための顧客側処理を起動する(S610)。
【0112】
ここで、図23は顧客側処理の内容を表すフローチャートであり、本処理が起動すると、まず、RSD61に初期画面を表示する(S71)。
この時、FSD56に表示される顧客乗車確認画面は、図24(a)の上段に示すように、確認すべき顧客IDと行き先とを表示する確認情報表示部DF24が設けられている。一方、RSD61に表示される初期画面は、図22(a)の下段に示すように、IDカードCの提示を促す説明文が、複数種類の言語で表示されている。
【0113】
そして、車両に乗車しようとする顧客が、IDカードをICカードリーダライタ62にかざすことにより、ICカードリーダライタ62によりIDカードが読み取り可能な位置にあることが検出されると(S72)、ICカードリーダライタ62を介してIDカードCとの間で相互認証処理を実行する(S73)。その結果、相互認証に成功したか否かを判断し(S74)、相互認証に失敗したのであれば、その旨を表すエラー表示をRSD61に所定時間(例えば5秒)だけ表示させた後(S75)、S71に戻る。
【0114】
一方、相互認証に成功したのであれば、IDカードCに記録されているデータを読み出す(S76)。この時、IDカードCに予約IDが記録されていればこれも読み出す。
そして、その読み出したデータの中に言語情報が含まれていれば、その言語情報にて指定された言語(カード指定言語)による画面表示が可能であるか否かを判断し(S77)、そのカード指定言語での画面表示が可能であれば、これをRSD61の画面表示に用いる顧客側使用言語として設定する(S78)。一方、言語情報が含まれていないか、或いはカード指定言語での画面表示が不可能である場合には、顧客側使用言語として予め設定されているデフォルト言語(例えば、日本国内であれば日本語)を設定する(S79)。
【0115】
これらS78又はS79にて顧客側使用言語が設定されると、その顧客側使用言語による顧客用メニュー画面をRSD61に表示する(S80)。この顧客用メニュー画面は、図24(b)の下段に示すように、「周辺情報案内」「目的地確認」「観光案内」「乗務員との会話」「料金情報」「ヘルプ」といったメニューを選択するためのメニューボタンが表示されたメニューボタン表示部DR1が設けられ、その下部に、ニュースや広告等を表示するための広告表示部DR2が設けられている。つまり、タッチパネルからなるRSD61は、これら画面上に表示されたボタンに触れることで、所望のメニューを選択できるようにされている。なお、ここでは、顧客側使用言語が日本語である場合を例示する。
【0116】
そして、この顧客用メニュー画面上で、メニューボタン表示部DR1に示されたメニューを選択する操作が行われたか否かを判断し(S81)、操作が行われた場合には、その操作に対応するメニュー対応処理を実行し(S82)、その処理が終了すると、S80に戻る。なお、初期画面以外の画面が表示されている状態で、予め設定された制限時間の間、何の操作もなされることなく放置された時には、S71に戻り初期画面を表示するようにされている。
【0117】
図22に戻り、顧客側処理が起動された後、リアHMI部54のICカードリーダライタ62によるIDカードCのデータ読み出しが完了するまで待機し(S620)、その読み出しが完了すると、読み出されたデータに含まれる予約IDが、業務依頼を受け付けた時に記憶した予約情報に含まれる予約IDと一致するか否かを判断する(S630)。そして、一致しなければ、顧客が依頼した予約車両ではない旨を案内する車両違い案内処理を実行して(S640)、S630に戻る。
【0118】
一方、予約IDが一致した場合には、LANインターフェイス68を介してドア制御ECUに、ドアロックを解除する指令を出力し(S650)、FSD56の可変表示部DF2に業務内容確認画面を表示する(S660)。この業務内容確認画面は、図22(b)の上段に示すように、確認された顧客ID及び行き先を表示する確認情報表示部DF25と、確認完了を入力する「確認」ボタンDF26とが設けられている。
【0119】
そして、この「確認」ボタンが操作されると(S670)、対ステーション通信機51を介して顧客乗車を知らせる乗車完了通知を予約ステーション1に対して送信して(S680)、本処理を終了する。
つまり、車両が到着エリアAに到着し、予約した顧客の乗車待ちをする際に、乗務員がFSD56に表示された業務メニューの中の「顧客乗車確認」を操作すると、図24(a)に示すように、FSD56には上段、RSD61には下段に示す画面が表示される。その後、予約した顧客が、予約IDの記録されたIDカードCを、ICカードリーダライタ62にかざすことにより、予約した顧客であることが確認されると、ドアのロックが解除され、顧客の乗車が可能となると共に、図24(b)に示すように、FSD56には上段、RSD61には下段に示す画面が表示される。以後、顧客がRSD61の画面上で行う操作に従い、リアHMI部54を介した各種サービスの提供が可能となる。また、乗車完了通知を受信した予約ステーション1は、これを管理センタ3に転送する(図14のS420参照)。
【0120】
次に、顧客側メニュー画面の「乗務員との対話」の操作時に起動するメニュー対応処理を、図25に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、RSD61に会話画面を表示する(S700)。この会話画面では、図26(a)の上段に示すように、メニューボタン表示部DR1の代わりに、入力された文字や記号を表示する表示部DR3が設けられていると共に、ポップアップ画面DR4に入力操作用のキーボードが表示される。
【0121】
なお、キーボードは、顧客側使用言語に応じた機能を有するものが表示され、顧客側使用言語が日本語であれば、自動的に仮名入力が可能なキーボードが表示される。顧客側使用言語が英語である場合には、図26(a)の下段に示すようなものとなる。このとき、図18に示す乗務員側処理のS58が肯定判定され、会話判定処理(S59)が開始されることにより、FSD56も、図26(b)に示す会話画面に切り替わる。
【0122】
図25に戻り、RSD61に会話画面が表示されると、この画面上で本処理を終了する操作が行われたか否か(S710)、キー入力がされたか否か(S720)、乗務員からの応答があったか否か(S760)を繰り返し判断する。
そして、終了操作が行われた場合には、そのまま本処理を終了する。また、キー入力があった場合には、その入力を受け付けるキー入力受付処理を実行し(S720)、続けて、入力した文章を確定する確定操作が行われたか否かを判断する(S740)。確定操作が行われていない時には、そのままS710に戻り、一方、確定操作が行われた場合には、その操作により確定した確定文章を、乗務員側使用言語に翻訳して、FSD56に表示した後(S750)、S710に戻る。
【0123】
例えば、顧客側使用言語が英語で乗務員側使用言語が日本語である場合、図26(a)の下段に示すように、RSD61から入力された英文は、図26(b)に示すように、日本文に翻訳されてFSD56に表示される。但し、乗務員側使用言語が顧客側使用言語と同じである場合には、確定文章の翻訳は行われず、図26(a)の上段および(b)に示すように、RSD61から入力された文章が、そのままFSD56に表示される。
【0124】
なお、FSD56の会話画面には、表示された文章に対する回答方法のメニュー(「すぐ回答」「あとで回答」「URL提示」)が表示されており、いずれかを操作することにより、ワンタッチ操作で簡易な回答を行い、例えば、信号待ち等で停車した時に、詳細な回答を行うことができるようにされている。
【0125】
このようにして、乗務員からの応答があった場合には、その応答内容が文章である場合には、これを顧客側使用言語に翻訳してRSD61の表示部に表示して(S760)、S710に戻る。
即ち、「乗務員との会話」を利用することにより、乗務員と顧客とで使用言語が異なっている場合でも、互いに質問や回答を正しく伝え合うことが可能となる。
【0126】
次に、顧客側処理にて実行されるメニュー対応処理のうち、「観光案内」の操作時に起動する処理を、図27に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、RSD61に観光案内画面を表示する(S800)。
【0127】
この観光案内画面では、図28(a)に示すように、現在位置及び目的地と、その間の予定走行経路と、名所の名称,及びその所在地とが示された地図DR5が表示される。また、地図DR5上には、地図操作用のアイコンDR51や終了操作用の「地図閉じる」ボタンDR52も表示される。
【0128】
この観光案内画面がRSD61に表示されると、画面上で「地図閉じる」ボタンDR52を操作する終了操作が行われたか否か(S810)、名所の名称を指定する操作が行われたか否か(S820)、地図操作用アイコンDR51の操作が行われたか否か(S830)を繰り返し判断する。
【0129】
そして、終了操作が行われた場合には、そのまま本処理を終了する。また、アイコンDR51の操作が行われた場合には、その操作に対応して、例えば地図拡大や中心位置移動などを行う地図操作処理を実行して(S840)、S810に戻る。
【0130】
一方、名所を指定する操作が行われた場合には、その名所についての詳細説明画面を表示する(S850)。この詳細説明画面では、図28(b)に示すように、指定された名所についての情報を表示する情報表示部DR6が設けられ、その情報表示部DR6上に、「カードに記憶」ボタンDR61,「説明閉じる」ボタンDR62が設けられている。なお、情報は予めHDD67に記憶されているものを読み出して表示してもよいが、HDD67に必要な情報が記憶されていない時には、対センタ通信機52を介して管理センタ3に情報要求(図16(c)参照)を送信することにより、管理センタ3から取得して表示してもよい。
【0131】
そして、本処理では、この詳細説明画面を表示している間は、「説明を閉じる」ボタンDR62が操作されたか否か(S860)、「カードに記憶」ボタンDR61が操作されたか否か(S870)を繰り返し判断し、「説明を閉じる」ボタンDR62が操作された場合には、そのままS800に戻る。この場合、再び観光案内画面が表示されることになる。また、「カードに記憶」ボタンDR61が操作された場合には、詳細説明画面の表示に関する情報をIDカードCに記憶する処理(S880)を実行した後、S860に戻る。この時、IDカードCに記憶する情報としては、表示内容そのものであってもよいし、その情報を閲覧できるWebページのURLなどであってもよい。
【0132】
また、情報をカードに記憶する際には、先に予約ステーションにて予約IDをIDカードCに記憶させる時と同様の処理を行えばよい。なお、複数の情報をIDカードCに記憶させる時には、その都度IDカードCに記憶するのではなく、データ処理部63又はHDD67に予め設定された記憶エリアに、必要な情報を一時的に格納し、別途起動される処理により、記憶エリアに格納されたデータを編集等した後、IDカードCへ記憶するようにしてもよい。
【0133】
次に、顧客側メニュー画面の「料金情報」の操作時に表示されるサブメニュー(図30(a)参照)のうち、「タクシー運賃」の操作時に起動するメニュー対応処理を、図29に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、LANインターフェイス68を介して、タクシーメータから料金情報を取得する(S900)と共に、先のS76でIDカードCから読み出した情報のうち通貨情報を取得する(S910)。そして、通貨情報に示された通貨が外国通貨であるか否かを判断し(S920)、外国通貨でなければ、通常のタクシー運賃画面を表示する(S930)。一方、通貨情報に示された通貨が外国通貨である場合、S900にて取得した料金情報を、その外国通貨での料金に換算し(S940)、この換算料金情報を含むタクシー運賃画面を表示する(S950)。
【0134】
なお、通常のタクシー運賃画面では、図30(b)に示すように、国内通貨での料金(図中「XXX」にて示す)の表示のみが行われ、一方、換算料金情報を含むタクシー運賃画面では、図30(c)に示すように、国内通貨での料金の表示と合わせて、外国通貨での換算料金(図中「YYY」にて示す)の表示が行われる。
【0135】
その後、図示しない確認操作用のボタンが操作されるか、予め設定された表示制限時間が経過すると(S960)、本処理を終了する。
これにより、外国人が慣れない通貨にて支払いを行う時に、使い慣れた通貨に換算した金額がわかるため、安心して支払いを行うことができる。
【0136】
次に、先に説明した乗務員側処理のS52にて起動される情報通知処理を、図31に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず予め設定された運行情報通知タイミング(例えば60秒周期)であるか否かを判断し(S90)、運行情報通知タイミングであれば、GPSレシーバ64から測位データを取得する(S91)。そして、この測位データに、現在時刻、業務状況(空車走行:予約客あり/なし、客待ち駐車、休憩中など)、車両や乗務員の識別情報などを付加した運行情報を作成し(S92)、これを対センタ通信機52を介して管理センタ3に送信して(S93)、S90に戻る(図16(a)参照)。
【0137】
一方、運行情報通知タイミングでなければ、対ステーション通信機51或いは対センタ通信機52を介して車両管理コマンドを受信したか否かを判断し(S94)、これを受信した場合には、受信したコマンドに対応したコマンド対応処理(S95)を実行して、S90に戻る。
【0138】
また、車両管理コマンドも受信していなければ、管理情報送信タイミングであるか否かを判断し(S96)、管理情報送信タイミングでなければ、予め指定された管理情報の収集,記録を行って(S97)、S90に戻る。
一方、管理情報送信タイミングであれば、S97にて収集,記録された管理情報を、対センタ通信機52を介して管理センタ3に送信し(S78)、S90に戻る。
【0139】
なお、S98にて送信される管理情報としては、例えば、車速、加速度、冷却水温等、車両の走行状態や車両各部の動作状態を検出する各種センサからの出力が考えられる。また、車両管理コマンドとしては、例えば、指定した情報の収集を依頼する情報収集コマンドや、車両に搭載された各種機器の動作を制限する機器制御コマンド等が考えられる。そして、コマンド対応処理では、LANインターフェイス68を介して、制御対象の機器と通信することにより、各種制御を実行する。
【0140】
また、車載器5において、対センタ通信機52が第1通信手段、対ステーション通信機51が第2通信手段、図20(b)のDF22が依頼受付入力手段、S530が記憶手段、S540が識別情報送信手段に相当する。また、ICカードリーダライタ62及びS76が情報読取手段、S630が照合手段、S650がロック解除指令手段、S680が乗車完了通知手段、RSD61が情報表示手段、S77〜S80及びS920〜S950が表示変更手段、フロントHMI部53が乗員側表示手段及び乗員側入力手段、リアHMI部54が客側表示手段及び客側入力手段、S720〜S760が翻訳手段、S95が指令出力手段、S97がデータ収集手段、S98が収集データ送信手段に相当する。
【0141】
以上詳述したように、本実施形態のタクシー予約システムでは、予約ステーション1は、その到着エリアAに進入した車両の車載器5と直に通信でき、その通信により進入車両が予約車両であることが確認されると、予約車両が到着した旨を周囲に報知するようにされている。
【0142】
従って、本実施形態のタクシー予約システムによれば、予約ステーション1による報知を認識可能な範囲内であれば、例え、到着エリアAから離れていても、予約車両の到着を確実に知ることがきる。つまり、予約車両の到着を待つために、到着エリアAの近くで待機している必要がないため、予約車両の到着が予約時刻より大幅に遅れたとしても、快適な待合い室などで待ち続けることができる。また、予約車両が予約時刻より早く到着した時には、予約者を確実に呼び出すことができるため、無駄な客の乗車待ち時間を短縮でき、車両の運行を効率よく行うことができる。
【0143】
また、本実施形態では、予約ステーション1と車載器5との通信により、到着エリアA内の車両の状況を、管理センタ3に通知するようにされているので、管理センタ3では、各車両の業務状況を詳細に把握することができる。
更に、本実施形態では、予約ステーション1を介して行った配車依頼に対して、管理センタ3が配車した予約車両の現在位置を、予約ステーション1の表示画面15に表示できるようにされている。従って、予約した顧客は、車両の到着が予約時刻より遅れている場合等に、この機能を利用して予約車両の状況を確認することができるため、顧客を必要以上に苛立たせてしまうことを防止できる。
【0144】
また、本実施形態では、予約ステーション1が、顧客の持つIDカードCに記憶された情報を利用して各種アプリケーションを実行できるようにされている。そして、特に、顧客が指定した言語である言語情報に基づいて、画面表示に使用される言語が自動的に切り換わるようにされているため、外国人であっても、使い慣れた言語によって操作案内を受けることがで、簡単に予約操作を行うことができる。
【0145】
しかも、IDカードCに予め記憶された目的地の候補を読み出して、それを予約ステーション1の表示画面にリスト表示し、そのリストから選択することで目的地等を入力できるようにされており、外国人であれば、使い慣れていない文字の入力を行う必要がないため、簡単かつ正確に必要な事項の入力を行うことができる。
【0146】
更に、本実施形態では、タクシー予約の操作時に予約ステーション1にて割り当てられる予約IDを、その予約操作をした顧客のIDカードCに記憶させ、タクシーへの乗車の際に、車載器5にて、このIDカードCに記録された予約IDを照合することにより、乗車させるべき顧客であるか否かを判定し、乗車させるべき顧客であることが確認された場合にのみ、車両のドアのロックを解除するようにされている。
【0147】
従って、本実施形態によれば、乗車させるべきでない(予約をしていない)顧客を、誤って乗車させてしまうことを確実に防止できる。
また、本実施形態では、予約ステーション1の場合と同様に、車載器5でも、顧客の持つIDカードCに記憶された言語情報に基づいて、乗車した顧客が利用するRSD61の画面表示に用いる言語(文字)を、自動的に切り換えるようにされているため、車載器5を利用して提供される各種アプリケーションを簡単に利用することができる。
【0148】
そして、RSD61に表示される顧客側メニューの一つである「乗務員との会話」を選択した場合には、ディスプレイを介したいわゆる筆談にて会話を楽しむことができ、特に、IDカードCの言語情報に基づいて設定される顧客側使用言語が、乗務員側使用言語と異なっている時には、入力された文章を自動的に翻訳して表示し合うようにされているため、容易かつ確実に意志の疎通を図ることができる。
【0149】
また、顧客側メニューの一つである「料金情報」の中の「タクシー運賃」を選択した場合には、運賃の詳細が表示され、しかもIDカードCに記憶された通貨情報が外国通貨である場合、通常の料金表示と合わせて、通貨情報に示された通過に換算した換算料金の表示が行われるため、安心して料金の支払いを行うことがない。
【0150】
このように、本実施形態の車載器5を利用した場合には、顧客は乗務員と簡単にコミュニケーションを図ることができるため、安心してタクシーを利用することができる。
更に、本実施形態では、顧客側メニューの一つである「観光案内」を選択した場合には、RSD61を操作することにより、地図上で指定した名所についての詳細な情報を得ることができるようにされており、しかも、その情報をIDカードCに記録できるようにされている。このため、タクシーの乗車中に必要な情報を収集し、後から、予約ステーション1やその他パーソナルコンピュータ等の端末装置により、収集した情報を確認することができる。
【0151】
また更に、本実施形態において、車載器5は、対ステーション通信51又は対センタ通信機52を介して車両管理コマンドを受信すると、そのコマンドに応じて車載機器を操作するようにされているため、車両各部の状況を簡単に把握することができ、故障や故障に基づく事故等を未然に防ぐことができる。また、車両管理コマンドにより、車載機器を遠隔制御することにより、例えば、事故の起こりやすい区間では強制的に速度制限をする等、システム全体の安全性や信頼性を向上させることができる。
【0152】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の車載器5では、IDカードCから読み出した言語情報に基づいて顧客側使用言語を設定するようにされているが、予約ステーション1にてタクシー予約を行う際に選択された言語を、予約IDと共にIDカードCに記憶し、その情報を用いて顧客側使用言語を設定したり、RSD61の画面上に国旗等を表示させ、顧客に選択させたり、或いは、乗務員が状況を判断して、顧客側使用言語を設定するように構成してもよい。
【0153】
また、予約ステーション1は、IDカードC発行機を兼ねていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のタクシー予約システムの全体構成図である。
【図2】 予約ステーションの外観を表す説明図である。
【図3】 予約ステーションの外観を表す説明図である。
【図4】 予約ステーションの内部構成を表すブロック図である。
【図5】 予約ステーションと車載器との間の通信手順を表すシーケンス図である。
【図6】 予約ステーションの制御部が実行するメイン処理の内容を表すフローチャートである。
【図7】 初期画面、カード処理メニュー画面を表す説明図である。
【図8】 予約ステーションにおけるメニュー対応処理の一つであるタクシー予約の処理内容を表すフローチャートである。
【図9】 タクシー予約画面の構成を表す説明図である。
【図10】 タクシー予約画面及び予約確定画面を表す説明図である。
【図11】 予約ステーションにおけるメニュー対応処理の一つである予約車両位置確認の処理内容を表すフローチャートである。
【図12】 タクシー予約確認画面を表す説明図である。
【図13】 予約ステーションの制御部が実行する対車両通信処理の内容を表すフローチャートである。
【図14】 アプリID対応処理の一つである車両到着の処理内容を表すフローチャートである。
【図15】 管理センタの構成を表すブロック図である。
【図16】 管理センタが実行する処理の概要を表すシーケンス図である。
【図17】 車載器の構成を表すブロック図である。
【図18】 車載器のデータ処理部が実行する乗務員側処理の内容を表すフローチャートである。
【図19】 乗務員側処理中で実行される業務依頼応答処理の詳細を表すフローチャートである。
【図20】 業務用メニュー画面及び依頼応答画面を表す説明図である。
【図21】 業務確認画面の構成を表す説明図である。
【図22】 車載器における乗務員側メニュー対応処理の一つである顧客乗車確認の処理内容を表すフローチャートである。
【図23】 車載器のデータ処理部が実行する顧客側処理の内容を表すフローチャートである。
【図24】 顧客乗車確認画面、顧客側初期画面、顧客用メニュー画面を表す説明図である。
【図25】 車載器における顧客側メニュー対応処理の一つである乗務員との会話の処理内容を表すフローチャートである。
【図26】 顧客側及び乗務員側の会話画面を表す説明図である。
【図27】 車載器における顧客側メニュー対応処理の一つである観光案内の処理内容を表すフローチャートである。
【図28】 観光案内画面及び詳細説明画面を表す説明図である。
【図29】 車載器における顧客側メニュー対応処理の一つであるタクシー運賃の処理内容を表すフローチャートである。
【図30】 タクシー運賃画面を表す説明図である。
【図31】 車載器のデータ処理部が実行する情報通知処理の内容を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…予約ステーション、3…管理センタ、5…車載器、7…配車センタ、10,52…対センタ通信機、11,31…対車両通信機、12,60,62…ICカードリーダライタ、12a…カード読取部、13…ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)部、14…制御部、15…表示画面、16,58…スピーカ、17,57…マイク、18…点字ボタン、30,51…対ステーション通信機、32…データベース、33…制御装置、50…GPSアンテナ、53…フロントHMI部、54…リアHMI部、55…本体、56…フロントシートディスプレイ(FSD)、67…ハードディスクドライブ(HDD)、59…プリンタ、61…リアシートディスプレイ(RSD)、63…データ処理部、64…GPSレシーバ、65…ディスプレイモジュール、66…サウンドモジュール、68…LANインターフェイス、A…到着エリア、B…基地局、C…IDカード、N…通信網。

Claims (19)

  1. 外部から入力された配車の依頼に必要な依頼情報に、該依頼情報を特定するための予約識別情報を少なくとも付加してなる予約情報を生成して記憶し、予約した顧客が持つ記録媒体に前記予約識別情報を書き込むと共に、前記予約情報を通信網を介して送信する予約端末と、
    該予約端末とは通信網を介して接続され、前記予約端末から受信した予約情報と車両の運行状況とに基づいて車両を選択し、該車両に前記予約情報を転送することで配車依頼を行う管理センタと、
    車両に搭載され、前記配車依頼を受け付ける時には、前記管理センタから転送されてくる予約情報を記憶する車載器と、
    からなるタクシー予約システムにおいて、
    前記車載器と前記予約端末とは、前記予約端末毎に予め設定された到着エリア内では直に無線通信が可能であり、
    前記車載器は、前記予約情報から特定される該予約情報を生成した予約端末の到着エリアに進入すると、前記予約情報の一部を前記予約端末に対して送信し、
    前記予約端末は、前記車載器から受信した予約情報の一部が当該予約端末にて生成されたものであることを確認すると、予約した顧客の呼び出しを行うことにより、前記管理センタにより配車された予約車両の到着を周囲に報知し、
    更に、前記車載器は、記憶した予約情報に含まれる予約識別情報と、記録媒体から読み取った予約識別情報とを照合し、両予約情報の一致が確認されると、当該車載器を搭載する車両の扉のロックの解除を指令すること
    を特徴とするタクシー予約システム。
  2. 前記記憶媒体には、該記憶媒体の所有者が指定した言語に関する言語情報が少なくとも記録されており、
    前記車載器は、乗車した顧客に対する情報提供のために設置された情報表示手段での表示に使用する言語を、前記記憶媒体から読み取った言語情報に従って切り換えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー予約システム。
  3. 配車依頼に必要な依頼情報を入力するための依頼情報入力手段と、
    配車可能な車両に対して配車依頼を実行する管理センタとの通信を行う対センタ通信手段と、
    予め設定された到着エリア内に進入した車両の車載器と無線通信を行う対車両通信手段と、
    前記依頼情報入力手段から入力された依頼情報に、該依頼情報を特定するための予約識別情報を少なくとも付加してなる予約情報を生成する予約情報生成手段と、
    該予約情報生成手段が生成した予約情報を、前記対センタ通信手段を介して前記管理センタに送信する予約情報送信手段と、
    該予約情報生成手段が生成した予約情報を記憶する予約情報記憶手段と、
    前記予約情報生成手段が前記予約識別情報を、予約した顧客が持つ記憶媒体に書き込む識別情報書込手段と、
    前記対車両通信手段を介して受信した情報に前記予約識別情報が含まれ、且つ該予約識別情報が前記予約情報記憶手段に記憶された予約情報のいずれかを特定するものである場合に、予約した顧客の呼び出しを行うことにより、前記管理センタにより配車された予約車両の到着を周囲に報知する到着報知手段と、
    を備えることを特徴とする予約端末。
  4. 前記到着報知手段は、前記予約識別情報或いは該予約識別情報から特定される前記予約情報の一部を、画像及び音声のうち少なくともいずれか一方によって報知すること特徴とする請求項記載の予約端末。
  5. 前記予約情報記憶手段に記憶されたものの中から外部操作によって指定された予約情報について、該予約情報に対応する予約車両の現在位置に関する位置情報を、前記対センタ通信手段を介して取得する位置情報取得手段と、
    該位置情報取得手段が取得した位置情報に基づいて、前記予約車両の現在位置を表示する予約車両位置表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項又は請求項記載の予約端末。
  6. 前記対車両通信手段を介して、前記到着エリアを通過する車両から該車両を識別するための車両識別情報を受信すると、該車両識別情報を前記対センタ通信手段を介して前記管理センタに転送する通過車両情報転送手段を備えることを特徴とする請求項乃至請求項いずれか記載の予約端末。
  7. 前記対センタ通信手段は、パケット通信方式の通信機からなることを特徴とする請求項乃至請求項いずれか記載の予約端末。
  8. 前記対車両通信手段は、DSRC(Dedicated Short Range Communications)方式の通信機からなることを特徴とする請求項乃至請求項いずれか記載の予約端末。
  9. 各種情報が予め記録された記憶媒体から情報を読み取る情報読取手段を備え、
    前記依頼情報入力手段は、該情報読取手段が前記記憶媒体から読み込んだ情報を、前記依頼情報として用いることを特徴とする請求項乃至請求項いずれか記載の予約端末。
  10. 前記依頼情報入力手段は、前記情報読取手段が読み取った情報を画面表示し、外部操作によって画面上で選択された情報を前記依頼情報とすることを特徴とする請求項記載の予約端末。
  11. 前記記憶媒体には、該記憶媒体の所有者が指定した言語についての言語情報が少なくとも記録されており、
    該言語情報に応じて、画面表示及び音声案内に使用する言語を切り換える使用言語切替手段を備えることを特徴とする請求項又は請求項10記載の予約端末。
  12. 外部からの入力に基づいて配車依頼に必要な予約情報を生成する予約端末との無線通信を、前記予約端末毎に設定された到着エリア内でのみ行う第1通信手段と、
    前記予約端末からの予約情報に基づき、配車可能な車両に対して配車依頼を実行する管理センタとの無線通信を行う第2通信手段と
    前記管理センタからの配車依頼の受付の可否を入力する依頼受付入力手段と、
    該依頼受付入力手段により配車依頼を受け付ける入力があった場合、前記第2通信手段を介して受信した予約情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1通信手段を介して、前記記憶手段に記憶された予約情報の生成元である予約端末との通信が可能である場合、該予約情報に含まれる予約識別情報を送信する識別情報送信手段と、
    前記予約識別情報が少なくとも記録された記憶媒体から情報を読み取る情報読取手段と、
    該情報読取手段が読み取った予約識別情報と、前記記憶手段に記憶された予約情報に含まれる予約識別情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段により両予約識別情報の一致が確認されると、当該車載器を搭載する車両の扉のロックの解除を指令するロック解除指令手段と
    を備えることを特徴とする車載器。
  13. 前記照合手段にて両予約識別情報の一致が確認されると、前記第1通信手段を介して顧客の乗車完了を通知する乗車完了通知手段を備えたことを特徴とする請求項12記載の車載器。
  14. 乗車した顧客に対する情報提供のために設置された情報表示手段と、
    該情報表示手段での表示形式を、前記情報読取手段が前記記憶媒体から読み取った情報に従って変更する表示変更手段と、
    を備えることを特徴とする請求項12又は請求項13記載の車載器。
  15. 前記記憶媒体には、該記憶媒体の所有者が指定した言語に関する言語情報が少なくとも記録されており、
    前記表示変更手段は、前記言語情報に応じて前記情報表示手段での表示に使用する言語を切り換えることを特徴とする請求項14記載の車載器。
  16. 前記記憶媒体には、該記憶媒体の所有者が指定した通貨に関する通貨情報が少なくとも記録されており、
    前記表示切替手段は、前記情報表示手段にて料金表示を行う際に、前記通貨情報に示された設定通貨が支払通貨と異なる場合に、前記支払通貨での料金表示と合わせて、前記設定通貨に換算した料金表示を行うことを特徴とする請求項14又は請求項15記載の車載器。
  17. 乗務員が目視可能な位置に設置され、指定された乗員側使用言語にて言語表示を行う乗員側表示手段と、
    乗務員が操作可能な位置に設置され、文章入力が可能な乗員側入力手段と、
    乗客が目視可能な位置に設置され、指定された客側使用言語にて言語表示を行う客側表示手段と、
    乗客が操作可能な位置に設置され、文章入力が可能な客側入力手段と、
    前記乗員側入力手段からの入力文章を、前記客側使用言語に翻訳して前記客側表示手段に表示させると共に、前記客側入力手段からの入力文章を、前記乗員側使用言語に翻訳して前記乗員側表示手段に表示させる翻訳手段と、
    を備えることを特徴とする請求項12乃至請求項16いずれか記載の車載器。
  18. 前記第1或いは第2通信手段を介して、当該車載器を搭載する車両に設置された機器を制御するための制御情報を受信すると、該制御情報に基づいて対応する機器を制御するための指令を出力する指令出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項12乃至請求項17いずれか記載の車載器。
  19. 当該車載器を搭載する車両の各部から予め設定された監視データを収集するデータ収集手段と、
    該データ収集手段が収集した監視データを、前記第1或いは第2通信手段を介して、定期的に或いは前記管理センタからの要求に応じて送信する収集データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項12乃至請求項18いずれか記載の車載器。
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