JP3817963B2 - リクローズ可能な開口維持部材付パウチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体洗剤、トイレタリー、果汁飲料及び調味料などの詰替え用パウチに関するもので、詳しくは、内容物を注出し易く、リクローズ可能な開口維持部材付パウチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境保全や省資源の立場から、各種の液体内容物に詰替え用容器が広く使用されるようになってきた。この詰替え用容器としては、使用時に注出口部の先端を切断して開口し、内容物を注出する合成樹脂フィルムからなる柔軟な注出口部付パウチがあるが、他の容器へ内容物を詰め替えるときに、注出口部の内容物の注出のし易さを改善するために、例えば、特開平8−2538号公報に記載されいる注出口部の注出孔を中空円筒状又は中空半円筒状に成形したものや、特開平9−24956号公報に記載されている注出口部の注出孔に半硬質ないし硬質パイプを埋没したものなどが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、さらに、環境保全や省資源の立場から、詰替え容器の容量を増やして、一本で数回の詰替えが可能な詰替え用パウチが求められるようになってきた。このため、詰替え用パウチにリクローズ機能が必要となってきた。また、リクローズ機能のある詰替え用パウチは、本品としての使用も可能となる。しかしながら、前述した従来の内容物の注出性を改善した注出口部付パウチは、リクローズ機能がなく、これらの要望に応えることができなかった。
【0004】
本発明は、上述の従来の注出口部付パウチの問題を解決したものであり、内容物の注出口部からの注出がし易く、また、リクローズ可能な開口維持部材付パウチを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向を上端から下端にわたる平行な2本の縦の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設けて二分し、該横の線状折り曲げ部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【000
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向のほぼ中央位置に上端から下端にわたる1本の縦の線状折り曲げ部を設けて二分し、該縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設けて二分し、該横の線状折り曲げ部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【000
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向を上端から下端にわたる平行な2本の縦の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる平行な2本の横の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【000
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向のほぼ中央位置に上端から下端にわたる1本の縦の線状折り曲げ部を設けて二分し、該縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる平行な2本の横の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0009
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上方部と中央部と下方部とからなり、前記上方部は左右周縁部に2個の側板を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、前記中央部は平板状でその中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の左右周縁部の側板の内面と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な2個の嵌合部を下方部に対応させて設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0010
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上方部と中央部と下方部とからなり、前記上方部が左右周縁部に外面にそれぞれ嵌合部をもつ2個の側板を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、前記中央部は平板状でその中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の2個の側板の外面の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能なそれぞれ嵌合部をもつ2個の側板を下方部に対応させて設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0011
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上方部と中央部と下方部とからなり、前記上方部は平板で、前記中央部の左右周縁部に外側へ突設する嵌合部を先端のそれぞれにもつ2個の側板を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、前記側板の近接下方位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設け、前記下方部の左右周縁部に、横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記中央部の2個の側板の先端の嵌合部と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な嵌合部をそれぞれ先端に内側へ突設する2個の側板を対応させて設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0012
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設けて二分し、上方部の左右方向のほぼ中央位置に切り欠き状の嵌合部を設け、下方部の内面の左右方向のほぼ中央位置に、横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の切り欠き状の嵌合部と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な突起状の嵌合部を先端にもつ垂直板を突設したことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0013
次に、本発明の第の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、平板状の上方部と立体構造の中央部と下方部とからなり、前記中央部の左右周縁部のそれぞれに、外側へ突設する突起状の嵌合部を先端にもつ側板を対応させて内側面に設け、該側板の下方近接位置に、左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設け、該横の線状折り曲げ部より下方の前記下方部の下方位置に、左端から右端にわたる横の突起状の嵌合部を設け、左右両側に縦の線状折り曲げ部を介して側板を連設し、該左右の側板のそれぞれの縦の線状折り曲げ部の隣接内側縁部に、前記縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、前記下方部の横の突起状の嵌合部の両端に嵌脱可能に嵌合する切り欠き状の嵌合部を設け、且つ、前記縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて嵌合係止して断面形状を匚字状にし、さらに、前記横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記中央部の側板の先端の突起状の嵌合部と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する突起状の嵌合部を、前記左右の側板の上端内面縁部に設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0014
次に、本発明の第10の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、ほぼ中央位置に切り欠き状の嵌合部をもつ前板と左右の側板とからなる断面形状がコ字状の上方部と、左右に平行する折り曲げ板からなる前記前板に連続する中央部と、該中央部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の切り欠き状の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する突起状の嵌合部を内側面のほぼ中央位置に設けた下方部とからなることを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチある。
【0015
次に、本発明の第11の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、ほぼ中央位置の内側面に板状の嵌合部を突設する半円筒状の上方部と、折り曲げ板からなる前記上方部に連続する中央部と、該中央部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の板状の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する嵌合溝をもつ嵌合部を内側面に突設する下方部とからなることを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチある。
【0016
次に、本発明の第12の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、下端部外側面に回転軸を突設する側板を左右に設けた断面形状が匚字状の上方部と、前記上方部の回転軸を枢着する軸受け部を左右上端部に内側へ突設し、前記上方部を内側へほぼ180°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の側板内面と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する左右平行の板状の嵌合部を下方内面に突設する下方部とからなることを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0017
次に、本発明の第13の発明は、使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、四角形状の平板と、該平板の中央位置に垂直に枢着する半円状の開閉板とからなり、該開閉板を前記パウチの注出口部の内面と外周を摺接させて90°回転させたときに、水平位置で嵌脱可能に開閉板を嵌合係止する突起状の嵌合部を開閉板に設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0018
そして、本発明の第14の発明は、前記注出口部の表裏の合成樹脂フィルムの少なくとも片側を透明又は半透明にして、挿着した前記開口維持部材をパウチ外側から目視可能にしたことを特徴とする第1乃至第13の発明に記載のリクローズ可能な開口維持部材付パウチである。
【0019
【作用】
本発明の第1乃至第4の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、注出口部の先端を切断し、注出口部内に挿着する開口維持部材の縦の線状折り曲げ部をパウチの外側から指で内側へほぼ90°折り曲げて嵌合係止すると、内容物の流路をもつ立体構造となり流路が確保されるため、内容物を注出口部から安定して注出し易い。
【0020
また、本発明の第5乃至第13の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、注出口部の先端を切断すると、注出口部内に内容物の流路をもつ立体構造の開口維持部材が挿着されているため、内容物を注出口部から安定して注出し易い。
【0021
そして、本発明の第1乃至第4の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で縦の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して開口維持部材を平板状にし、横の線状折り曲げ部を内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部を下方部に嵌合係止すると、パウチの注出口部をリクローズすることができる。なお、再度、内容物を注出するときには、嵌合を外し横の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して、縦の線状折り曲げ部を折り曲げて開口維持部材を内容物の流路をもつ立体構造にし、注出口部を開口する。
【0022
また、本発明の第5、第6、第10乃至第12の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で上下方向のほぼ中央部を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部を下方部に嵌合係止すると、パウチの注出口部をリクローズすることができる。なお、再度、内容物を注出するときには、嵌合を外して中央部を元の平らな状態に戻して、注出口部を開口する。
【0023
また、本発明の第7乃至第9の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部を下方部に嵌合係止すると、パウチの注出口部をリクローズすることができる。なお、再度、内容物を注出するときには、嵌合を外して縦の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して、注出口部を開口する。
【0024
また、本発明の第13の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、パウチの外側から指で平板の中央位置に垂直に枢着する半円状の開閉板を水平位置に回転させて嵌合係止すると、開閉板の外周縁部がパウチの注出口部の内面に密接して、パウチの注出口部をリクローズすることができる。なお、再度、内容物を注出するときには、嵌合を外して開閉板を垂直位置に回転させて、注出口部を開口する。
【0025
また、注出口部の表裏の合成樹脂フィルムの少なくとも片側を透明又は半透明にした本発明の第14の発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、注出口部の透明又は半透明側のパウチ外側から注出口部に挿着する開口維持部材を目視することができるため、開口維持部材を内容物の流路をもつ立体構造にする操作やリクローズする操作を、パウチの外側から指で容易に確実にすることができる。
【0026
【発明の実施の形態】
本発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチ(10)は、図14に示すように、使用時に先端を切断して開口する注出口部(210)をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシール(201)してなる柔軟なパウチ(200)の注出口部内に、リクローズ可能な開口維持部材(100)を上下方向を注出方向に平行させて挿着し、内容物を注出したのちに、開口維持部材付パウチを上下方向のほぼ中央位置で折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げ、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合係止してパウチをリクローズするものである。この開口維持部材は、使用目的に適応した特性をもつポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作製するものであり、パウチの注出口部の内面に、部分的に接着剤で接着するか又は熱融着して、パウチの注出口部内に挿着するものである。
【0027
そして、上述のパウチは、通常では、延伸ポリエステルフィルム層/ポリエチレン層構成、延伸ポリエステルフィルム層/無延伸ポリプロピレンフィルム層構成、ナイロンフィルム層/ポリエチレン層構成、ナイロンフィルム層/無延伸ポリプロピレンフィルム層構成、ナイロンフィルム層/アルミニウム箔層/ポリエチレン層構成、ナイロンフィルム層/アルミニウム箔層/無延伸ポリプロピレンフィルム層構成、延伸ポリエステルフィルム層/延伸ナイロンフィルム層/ポリエチレン層構成、延伸ポリエステルフィルム層/延伸ナイロンフィルム層/無延伸ポリプロピレンフィルム層、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(蒸着層)/延伸ナイロンフィルム層/線状低密度ポリエチレンフィルム層構成などの透明又は不透明の積層フィルムを表裏重ね合わせて、その周縁部を、図14に示すように、ヒートシール法などの熱融着法によりシール(201)して作製するものである。上述の蒸着層とは、アルミニウムなどの金属蒸着層、酸化ケイ素、アルミナなどの無機化合物蒸着層である。また、使用目的によっては、積層フィルムに限ることなく単層フィルムを使用してもよい。なお、注出口部(210)には、通常、開封のためのノッチ(211)を形成するものであり、パウチの形態は、通常周知の自立しない平パウチでも、底部に底部材を設けて自立するスタンディングパウチでもよい。
【0028
本発明の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチ(10)は、例えば図1(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、四角形状で平板状の開口維持部材(100)を縦の線状折り曲げ部(101,102)を注出方向に平行にして挿着するものである。この開口維持部材は、図1(a)に示すように、左右方向を2本の上端から下端にわたる平行な2本の縦の線状折り曲げ部(101,102)を設けて三分し、この2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して図1(b)に示す内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、図1(a)に示すように、上方部(110)には3個の嵌合部(111,112,113)を、下方部(130)にも3個の嵌合部(131,132,133)を設けるものである。このときの嵌合は、切り欠き状の嵌合部(111)と突起状の嵌合部(112)、突起状の嵌合部(112)と切り欠き状の嵌合部(113)、突起状の嵌合部(131)と切り欠き状の嵌合部(132)、切り欠き状の嵌合部(132)と突起状の嵌合部(133)とが嵌合するものである。また、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部(103)を設けて二分し、この横の線状折り曲げ部(103)を、図1(c)に示すように、内側へほぼ180°折り曲げてパウチの注出口部(210)を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、このときの嵌合は、嵌合部(111)と嵌合部(131)、嵌合部(112)と嵌合部(132)、嵌合部(113)と嵌合部(133)とが嵌合するものである。なお、線状折り曲げ部は、例えば裏面に図1(a)に示す切込み(105)を設けて線状の薄肉部を形成して設けるものである。
【0029
そして、内容物を注出するときに、図1(b)に示すように、注出口部(210)の先端を切断して開口し、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の2本の縦の線状折り曲げ部(101,102)を内側へほぼ90°折り曲げて嵌着し、内容物の流路(140)をもつ立体構造にして内容物の流路を確保する。また、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で縦の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して開口維持部材を平板状にし、図1(c)に示すように、横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0030
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチ(10)は、例えば図2(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、四角形状で平板状の開口維持部材(100)を縦の線状折り曲げ部(101)を注出方向に平行にして挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図2(a)に示すように、左右方向をほぼ中央位置に上端から下端にわたる1本の縦の線状折り曲げ部(101)を設けて二分し、この縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して図2(b)に示す内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、図2(a)に示すように、上方部(110)には2個の嵌合部(111,112)を、下方部(130)にも2個の嵌合部(131,132)を設けるものである。このときの嵌合は、切り欠き状の嵌合部(111)と突起状の嵌合部(112)、突起状の嵌合部(131)と切り欠き状の嵌合部(132)とが嵌合するものである。また、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部(103)を設けて上方部(110)と下方部(130)とに二分し、この横の線状折り曲げ部(103)を、図2(c)に示すように、内側へほぼ180°折り曲げてパウチの注出口部(210)を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、このときの嵌合は、嵌合部(111)と嵌合部(131)、嵌合部(112)と嵌合部(132)とが嵌合するものである。
【0031
そして、内容物を注出するときに、図2(b)に示すように、注出口部(210)の先端を切断して開口し、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の縦の線状折り曲げ部(101)を内側へほぼ90°折り曲げて嵌着し、内容物の流路(140)をもつ立体構造にして内容物の流路を確保する。また、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で縦の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して開口維持部材を平板状にし、図1(c)に示すように、横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0032
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチ(10)は、例えば図3(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、四角形状で平板状の開口維持部材(100)を縦の線状折り曲げ部(101)を注出方向に平行にして挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図3(a)に示すように、左右方向を2本の上端から下端にわたる平行な2本の縦の線状折り曲げ部(101,102)を設けて三分し、この2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して図2(b)に示す内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、図3(a)に示すように、上方部には3個の嵌合部(111,112,113)を、下方部にも3個の嵌合部(131,132,133)を設けるものである。このときの嵌合は、溝状の嵌合部(111)と突起状の嵌合部(112)、突起状の嵌合部(112)と溝状の嵌合部(113)、突起状の嵌合部(131)と溝状の嵌合部(132)、溝状の嵌合部(132)と突起状の嵌合部(133)とが嵌合するものである。また、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる平行な2本の横の線状折り曲げ部(103,104)を設けて上方部(110)と中央部(120)と下方部(130)とに三分し、この2本の横の線状折り曲げ部(103,104)を、図3(c)に示すように、内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、このときの嵌合は、嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(111)と突起状の嵌合部(131)、突起状の嵌合部(112)と嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(132)、嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(113)と突起状の嵌合部(133)とが嵌合するものである。
【0033
そして、内容物を注出するときに、図3(b)に示すように、注出口部(210)の先端を切断して開口し、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の2本の縦の線状折り曲げ部(101,102)を内側へほぼ90°折り曲げて嵌着し、開口維持部材を内容物の流路(140)をもつ立体構造にして内容物の流路を確保する。2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて嵌着し、内容物の流路をもつ立体構造にして内容物の流路(140)を確保する。また、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で縦の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して開口維持部材を平板状にし、図3(c)に示すように、2本の横の線状折り曲げ部(103,104)を内側へほぼ90°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0034
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、パウチの注出口部内に、四角形状で平板状の開口維持部材を縦の線状折り曲げ部を注出方向に平行にして挿着するものである。この開口維持部材(100)は、例えば図4(a)又は(b)に示すように、左右方向をほぼ中央位置に上端から下端にわたる1本の縦の線状折り曲げ部(101)を設けて二分し、この縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、上方部には2個の嵌合部(111,112)を、下方部にも2個の嵌合部(131,132)を設けるものである。このときの嵌合は、突起状の嵌合部(111)と嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(112)、嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(131)と突起状の嵌合部(132)とが嵌合するものである。また、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる平行な2本の横の線状折り曲げ部(103,104)を設けて上方部(110)と中央部(120)と下方部(130)とに三分し、この2本の横の線状折り曲げ部を、内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けるものであり、このときの嵌合は、突起状の嵌合部(111)と嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(131)、嵌合溝をもつ突起状の嵌合部(112)と突起状の嵌合部(132)とが嵌合するものである。
【0035
そして、内容物を注出するときに、注出口部の先端を切断して開口し、パウチの外側から指で開口維持部材の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて嵌着し、開口維持部材を内容物の流路をもつ立体構造にして、内容物の流路を確保する。また、内容物を注出したのちに、パウチの外側から指で縦の線状折り曲げ部を元の平らな状態に戻して開口維持部材を平板状にし、2本の横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部を下方部に嵌合係止すると、注出口部がリクローズされるものである。
【0036
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図5(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図5(a)に示すように、上方部(110)と中央部(120)と下方部(130)とからなり、上方部は左右周縁部に2個の側板(311,312)を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、中央部は平板状でその中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチ(200)の注出口部(210)を折り曲げたときに、上方部の左右周縁部の側板(311,312)の内面と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な2個の嵌合部(131,132)を下方部に対応させて設けるものであり、このときの嵌合は、側板(311)内面と板状の嵌合部(131)外面、側板(312)内面と板状の嵌合部(132)外面とが嵌合するものである。
【0037
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図5(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図5(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の中央部(120)の中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0038
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図6(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図6(a)に示すように、上方部(110)と中央部(120)と下方部(130)とからなり、上方部が左右周縁部に外面にそれぞれ嵌合部(111,112)をもつ2個の側板(311,312)を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、中央部は平板状でその中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチ(200)の注出口部(210)を折り曲げたときに、上方部の2個の側板(311,312)の外面の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能なそれぞれ嵌合部(131,132)をもつ2個の側板(331,332)を下方部に対応させて設けるものであり、このときの嵌合は、突起状の嵌合部(111)と切り欠き状の嵌合部(131)、突起状の嵌合部(112)と切り欠き状の嵌合部(132)とが嵌合するものである。
【0039
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図6(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図6(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の中央部(120)の中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0040
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図7(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図7(a)に示すように、上方部(110)と中央部(120)と下方部(130)とからなり、上方部は平板で、中央部の左右周縁部に外側へ突設する嵌合部(121,122)を先端のそれぞれにもつ2個の側板(321,322)を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、側板の近接下方位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部(103)を設け、下方部(130)の左右周縁部に、横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチ(200)の注出口部(210)を折り曲げたときに、中央部の2個の側板の先端の嵌合部(121,122)と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な嵌合部(131,132)をそれぞれ上端に内側へ突設する2個の側板(331,332)を対応させて設けるものであり、このときの嵌合は、突起状の嵌合部(121)と突起状の嵌合部(131)、突起状の嵌合部(122)と突起状の嵌合部(132)とが嵌合するものである。
【0041
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図7(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図7(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の中央部(120)の下端の横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ90°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)と中央部(120)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。この操作は、合成樹脂フィルムを挟み込まないで行うように設計することもできる。この場合は嵌合部(121,122)と(131,132)との嵌合を合成樹脂フィルムの厚さを除いて設計する必要がある。
【0042
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図8(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図8(a)に示すように、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部(103)を設けて二分し、この横の線状折り曲げ部の上方の上方部(110)の左右方向のほぼ中央位置に切り欠き状の嵌合部(111)を設け、下方部(130)の内面の左右方向のほぼ中央位置に、横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、上方部の切り欠き状の嵌合部(111)と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な突起状の嵌合部(131)を先端にもつ垂直板(340)を突設するものである。
【0043
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図8(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図8(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の上下方向のほぼ中央位置の横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ90°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。この操作は、合成樹脂フィルムを挟み込まないで行うように設計することもできる。この場合は嵌合部(111)と(131)との嵌合を合成樹脂フィルムの厚さを除いて設計する必要がある。
【0044
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図9(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図9(a)に示すように、中央部(120)の左右周縁部のそれぞれに、外側へ突設する突起状の嵌合部(121,122)を先端にもつ側板(321,322)を対応させて内側面に設け、これら側板の下方近接位置に、左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部(103)を設け、この横の線状折り曲げ部より下方の下方部(130)の下方位置に、左端から右端にわたる横の突起状の嵌合部(132)を設け、左右両側に縦の線状折り曲げ部(105,106)を介して側板(331,332)を連設し、この左右の側板のそれぞれの縦の線状折り曲げ部の隣接内側縁部に、前記縦の線状折り曲げ部(105,106)を内側へほぼ90°折り曲げたときに、下方部の横の突起状の嵌合部(132)の両端に嵌脱可能に嵌合する切り欠き状の嵌合部(131,133)を設け、また、縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて嵌合係止して断面形状を匚字状にし、さらに、横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、中央部(120)の側板(321,322)の先端の突起状の嵌合部(121,122)と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する突起状の嵌合部(134,135)を、左右の側板(331,332)の上端内面縁部に設けるものである。
【0045
そして、内容物を注出するときに、図9(b)に示すように、注出口部(210)の先端を切断して開口し、パウチの外側から指で下方部(130)の2本の縦の線状折り曲げ部(105,106)を内側へ90°折り曲げて嵌着すると、内容物の流路(140)が確保されて、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図9(c)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の上下方向のほぼ中央位置の横の線状折り曲げ部(103)を内側へほぼ90°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。この操作は、合成樹脂フィルムを挟み込まないで行うように設計することもできる。この場合は嵌合部(121,122)と(131,132)との嵌合を合成樹脂フィルムの厚さを除いて設計する必要がある。
【0046
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図10(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図10(a)に示すように、ほぼ中央位置に切り欠き状の嵌合部(101)をもつ前板(350)と左右の側板(311,312)とからなる断面形状がコ字状の上方部(110)と、左右に平行する折り曲げ板(361,362)からなる前板に連続する中央部(120)と、この中央部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチ(200)の注出口部(210)を折り曲げたときに、上方部の切り欠き状の嵌合部(101)と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する突起状の嵌合部(131)を内側面のほぼ中央位置に設けた下方部(130)とからなるものである。
【0047
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図10(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図10(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の中央部(120)を内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0048
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図11(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図11(a)に示すように、ほぼ中央位置の内側面に板状の嵌合部(111)を突設する半円筒状の上方部(110)と、折り曲げ板(361)からなる上方部に連続する中央部(120)と、この中央部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチ(300)の注出口部(210)を折り曲げたときに、上方部の板状の嵌合部(111)と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する嵌合溝をもつ嵌合部(131)を内側面に突設する下方部(130)とからなるものである。
【0049
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図11(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図11(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の中央部(120)を内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0050
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図12(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図12(a)に示すように、下端部外側面に回転軸(151,152記載せず)を突設する側板(311,312)を左右に設けた断面形状が匚字状の上方部(110)と、上方部の回転軸を枢着する軸受け部(161,162)を左右上端部に内側へ突設し、上方部を内側へほぼ180°折り曲げてパウチ(200)の注出口部(210)を折り曲げたときに、上方部の側板(311,312)内面と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する左右平行の板状の嵌合部(131,132)を下方内面に突設する下方部(130)とからなるものである。
【0051
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図12(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図12(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の上方部(110)を前方へ回転させて内側へほぼ180°折り曲げて、パウチの折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部(110)を下方部(130)に嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0052
また、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、例えば図13(a)に示すように、パウチ(200)の注出口部(210)内に、内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)を挿着するものである。この開口維持部材(100)は、図13(a)に示すように、四角形状の平板(410)と、この平板の中央位置に垂直に枢着する半円状の開閉板(420)とからなり、この開閉板をパウチ(200)の注出口部(210)の内面と外周を摺接させてぼぼ90°回転させたときに、水平位置で嵌脱可能に開閉板(420)を嵌合係止する突起状の嵌合部(111,112,113,114記載せず)を開閉板の左右端縁部に対応させて上下2個ずつ設けるものである。
【0053
そして、内容物を注出するときに、注出口部(210)の先端を切断して開口すると、図13(a)に示すように、注出口部内には内容物の流路(140)をもつ立体構造の開口維持部材(100)が挿着されており、内容物を安定して注出口部から注出できる。また、内容物を注出したのちに、図13(b)に示すように、パウチ(200)の外側から指で開口維持部材(100)の開閉板(420)をぼぼ90°回転させて水平位置で嵌合係止すると、注出口部(210)がリクローズされるものである。
【0054
なお、パウチの注出口部に挿着する開口維持部材を立体構造にするときやリクローズするときに、パウチの外側から開口維持部材の状態を目視するために、注出口部の表裏の合成樹脂フィルムの少なくとも片側を透明又は半透明にしてもよい。なお、パウチにガスバリア性などを必要とする場合には、基材の積層フィルムの構成層中に、アルミ、シリカなどの透明又は半透明の無機化合物の蒸着層を設けることができるが、不透明なアルミニウム箔層、アルミニウム蒸着層などは設けられない。また、通常、パウチの注出口部の全体又は開封維持部材の全体又は一部分に相当する部分には、印刷層を設けないことが好ましい。
【0055
また、パウチに形成する注出口部も上述の実施形態例のようなパウチの角部に斜め方向に突出する形態のほかに、パウチの上部角部又は上部中央部に上方向に突出する形態、パウチの側部角部、側部中央部、側部下部に横方向に突出する形態とすることもできる。
【0056
また、パウチの注出口部に開口維持部材を収容するパウチの表面方向へ膨らむ窪みを形成することもできる。この窪みは、パウチの表裏フィルムの一方若しくは両方(好ましくは本発明のパウチを製造する際に開口維持部材を置く側のフィルム)に、開口維持部材の外周形状と等しいか大であり、この開口維持部材を収容可能な大きさで、その深さは開口維持部材の厚み相当か、それ以上かそれ以下にして設けるものである。
【0057
【発明の効果】
本発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、注出口部内に平板状又は立体構造の開口維持部材を挿着しているが、内容物を注出するときに、注出口部の先端を切断し、平板状の開口維持部材はパウチの外側から指で容易に流路をもつ立体構造にでき、また、立体構造の開口維持部材はそのままで流路をもち、内容物の流路が確保されるため、内容物を注出口部から安定して注出することができる。
【0058
また、本発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、内容物を注出したのちに、立体構造にした平板状の開口維持部材は元の平らな状態に戻し、立体構造の開口維持部材はそのまま、パウチの外側から指で上下方向のほぼ中央位置を折り曲げてパウチの折り曲げ内側の合成樹脂フィルムを挟み込んで上方部を下方部に嵌合係止すると、パウチの注出口部を容易にリクローズすることができる。また、半円状の開閉板が枢着する開口維持部材は、開閉板を垂直から水平位置に回転することにより、パウチの注出口部を容易にリクローズすることができる。
【0059
また、注出口部の表裏の合成樹脂フィルムの少なくとも片側を透明又は半透明にした本発明のリクローズ可能な開口維持部材付パウチは、パウチの外側から注出口部に挿着する開口維持部材を目視することができ、開口維持部材を立体構造にする操作やリクローズする操作がし易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部の構造を示す説明図であり、(b)は、その注出口部を開口したときの状態を示す説明図であり、(c)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図2】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部の構造を示す説明図であり、(b)は、その注出口部を開口したときの状態を示す説明図であり、(c)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図3】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部の構造を示す説明図であり、(b)は、その注出口部を開口したときの状態を示す説明図であり、(c)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図4】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材の構造を示す説明図である。
【図5】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図6】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図7】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図8】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出
口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図9】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部の構造を示す説明図であり、(b)は、その注出口部を開口したときの状態を示す説明図であり、(c)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図10】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図11】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図12】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図13】 (a)は、本発明の他の一実施形態のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの注出口部を開口したときの状態とその開口維持部材の構造を示す説明図であり、(b)は、注出口部をリクローズした状態を示す説明図である。
【図14】 本発明の一例のリクローズ可能な開口維持部材付パウチの構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10……開口維持部材付パウチ
100……開口維持部材
101,102,103,104,105,106……線状折り曲げ部
105……切り込み
110……上方部
111,112,113,121,122,131,132,133,134,135……嵌合部
120……中央部
130……下方部
140……流路
151,152……回転軸
161,162……軸受け部
200……パウチ
201……シール
210……注出口部
211……ノッチ
311,312,321,322,331,332……側板
340……垂直板
350……前板
361,362……折り曲げ板
410……平板
420……開閉板

Claims (14)

  1. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向を上端から下端にわたる平行な2本の縦の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設けて二分し、該横の線状折り曲げ部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  2. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向のほぼ中央位置に上端から下端にわたる1本の縦の線状折り曲げ部を設けて二分し、該縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設けて二分し、該横の線状折り曲げ部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  3. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向を上端から下端にわたる平行な2本の縦の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる平行な2本の横の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  4. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に四角形状の平板で合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、左右方向のほぼ中央位置に上端から下端にわたる1本の縦の線状折り曲げ部を設けて二分し、該縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、嵌合して内容物の流路をもつ立体構造を維持し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設け、且つ、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる平行な2本の横の線状折り曲げ部を設けて三分し、該2本の横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合し合う嵌脱可能な嵌合部を上方部と下方部のそれぞれに設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  5. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上方部と中央部と下方部とからなり、前記上方部は左右周縁部に2個の側板を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、前記中央部は平板状でその中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の左右周縁部の側板の内面と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な2個の嵌合部を下方部に対応させて設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  6. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上方部と中央部と下方部とからなり、前記上方部が左右周縁部に外面にそれぞれ嵌合部をもつ2個の側板を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、前記中央部は平板状でその中程を湾曲させて内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の2個の側板の外面の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能なそれぞれ嵌合部をもつ2個の側板を下方部に対応させて設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  7. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上方部と中央部と下方部とからなり、前記上方部は平板で、前記中央部の左右周縁部に外側へ突設する嵌合部を先端のそれぞれにもつ2個の側板を対応させて設けて断面形状を匚字状にし、前記側板の近接下方位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設け、前記下方部の左右周縁部に、横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記中央部の2個の側板の先端の嵌合部と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な嵌合部をそれぞれ先端に内側へ突設する2個の側板を対応させて設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  8. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、上下方向のほぼ中央位置に左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設けて二分し、上方部の左右方向のほぼ中央位置に切り欠き状の嵌合部を設け、下方部の内面の左右方向のほぼ中央位置に、横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の切り欠き状の嵌合部と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌合する嵌脱可能な突起状の嵌合部を先端にもつ垂直板を突設したことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  9. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、平板状の上方部と立体構造の中央部と下方部とからなり、前記中央部の左右周縁部のそれぞれに、外側へ突設する突起状の嵌合部を先端にもつ側板を対応させて内側面に設け、該側板の下方近接位置に、左端から右端にわたる1本の横の線状折り曲げ部を設け、該横の線状折り曲げ部より下方の前記下方部の下方位置に、左端から右端にわたる横の突起状の嵌合部を設け、左右両側に縦の線状折り曲げ部を介して側板を連設し、該左右の側板のそれぞれの縦の線状折り曲げ部の隣接内側縁部に、前記縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げたときに、前記下方部の横の突起状の嵌合部の両端に嵌脱可能に嵌合する切り欠き状の嵌合部を設け、且つ、前記縦の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げて嵌合係止して断面形状を匚字状にし、さらに、前記横の線状折り曲げ部を内側へほぼ90°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記中央部の側板の先端の突起状の嵌合部と直接又は折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する突起状の嵌合部を、前記左右の側板の上端内面縁部に設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  10. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、ほぼ中央位置に切り欠き状の嵌合部をもつ前板と左右の側板とからなる断面形状がコ字状の上方部と、左右に平行する折り曲げ板からなる前記前板に連続する中央部と、該中央部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の切り欠き状の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する突起状の嵌合部を内側面のほぼ中央位置に設けた下方部とからなることを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  11. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、ほぼ中央位置の内側面に板状の嵌合部を突設する半円筒状の上方部と、折り曲げ板からなる前記上方部に連続する中央部と、該中央部を内側へほぼ180°折り曲げて外側のパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の板状の嵌合部と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する嵌合溝をもつ嵌合部を内側面に突設する下方部とからなることを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  12. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、下端部外側面に回転軸を突設する側板を左右に設けた断面形状が匚字状の上方部と、前記上方部の回転軸を枢着する軸受け部を左右上端部に内側へ突設し、前記上方部を内側へほぼ180°折り曲げてパウチの注出口部を折り曲げたときに、前記上方部の側板内面と折り曲げ内側になる合成樹脂フィルムを挟み込んで嵌脱可能に嵌合する左右平行の板状の嵌合部を下方内面に突設する下方部とからなることを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  13. 使用時に先端を切断して開口する注出口部をもち、表裏の合成樹脂フィルムの周縁部をシールしてなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部に内容物の流路をもつ立体構造の合成樹脂製の開口維持部材を挿着し、該開口維持部材が、四角形状の平板と、該平板の中央位置に垂直に枢着する半円状の開閉板とからなり、該開閉板を前記パウチの注出口部の内面と外周を摺接させてほぼ90°回転させたときに、水平位置で嵌脱可能に開閉板を嵌合係止する突起状の嵌合部を開閉板に設けたことを特徴とするリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
  14. 前記注出口部の表裏の合成樹脂フィルムの少なくとも片側を透明又は半透明にして、挿着した前記開口維持部材をパウチ外側から目視可能にしたことを特徴とする請求項1乃至13記載のリクローズ可能な開口維持部材付パウチ。
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