JP3815279B2 - 印刷装置 - Google Patents

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JP3815279B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD−R(Compact Disk Recordable)などの記録媒体上に印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−Rはユーザが自由にデータを書き込むことができる光記録媒体であり、書き込んだデータのタイトル等をそのCD−Rの表面に印刷して表示しておくことが管理上便利である。
【0003】
従来、CD−Rなどの光ディスクの表面にレーベル印刷を行なう種々の印刷装置が提案されている。この発明者も、光ディスクの表面にレーベル印刷を行なう印刷装置の開発を行った。
【0004】
この印刷装置は、光ディスクを載置して装置本体内の所定位置に移動配置されるトレイ、及びこの所定位置に移動されたトレイの上部に設けられる印刷機構を備え、外部のパーソナルコンピュータにより作成されて入力される印刷データを、前記印刷機構を作動させて前記トレイ上に載置された光ディスクの表面に印刷するものである。
【0005】
この場合、前記印刷装置では、パーソナルコンピュータにより作成された印刷データを当該パーソナルコンピュータに接続された通信ケーブルを介して入力し、また、商用電源の電源コンセントに接続されるACアダプタを介して装置の駆動電源を供給し、あるいは装置のトレイ移動機構や印刷機構の駆動電源についてはACアダプタから供給し、装置の制御部分の駆動電源については前記通信ケーブルの電源供給ラインを介して供給を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような、印刷装置及びパーソナルコンピュータからなる印刷システムでは、印刷装置はポーダブルに構成されるため、通信ケーブルをパーソナルコンピュータから取り外しACアダプタを電源コンセントから取り外して他の場所に移動させて使用することがある。
【0007】
この場合に、印刷装置をその内部に光ディスクが入ったままの状態で持ち運び移動させると、ディスクがトレイから外れて動いたり、あるいは印刷機構などディスク周囲の可動機構が接触してディスクに傷を付けたりするなどの損傷を生じさせる恐れがある。
【0008】
本発明は、前記のような問題に鑑み成されたもので、装置本体が持ち運ばれて移動されるような場合に、記録媒体であるディスクに損傷が生じる恐れを未然に解消することが可能になる印刷装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の印刷装置は、通信ケーブルを介して接続される上位装置から印刷データの供給を受ける印刷装置であって、
記録媒体を支持する支持手段と、前記支持手段によって支持された前記記録媒体に対して前記上位装置から供給される印刷データに基づいて印刷ヘッドを駆動して印刷を行なう印刷手段と、前記記録媒体が着脱可能な位置に前記支持手段を移動させる駆動手段と、前記通信ケーブルの接続を判別するケーブル接続判別手段と、前記ケーブル接続判別手段によって通信ケーブルの非接続の判別に基づいて前記駆動手段を駆動する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
このような、本発明に係る第1の印刷装置では、上位装置から印刷データの供給を受ける通信ケーブルの接続を判別するためのケーブル接続判別手段によって通信ケーブルの非接続が判別された場合には、記録媒体が着脱可能な位置に当該記録媒体の支持手段を移動させる駆動手段を駆動制御するので、通信ケーブルの取り外しに伴って装置本体が移動される可能性がある場合には、記録媒体としてのディスクの取り出しが強制的に促されることになる。
【0011】
本発明に係る第2の印刷装置は、データ供給ラインと電力供給ラインとを備えた接続ケーブルを介して上位装置から印刷データ及び電力の供給を受けるとともに、電力供給手段から電力の供給を受けて印刷動作を行なう印刷装置であって、記録媒体を支持する支持手段と、前記支持手段によって支持された前記記録媒体に対して前記上位装置から供給される印刷データに基づいて印刷ヘッドを駆動して印刷を行なう印刷手段と、前記記録媒体が着脱可能な位置に前記支持手段を移動させる駆動手段と、前記電力供給手段からの電力の供給の停止を判別する電力供給停止判別手段と、前記電力供給停止判別手段によって電力の供給停止の判別に基づいて前記接続ケーブルから供給される電力によって前記駆動手段を駆動する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
このような、本発明に係る第2の印刷装置では、電力供給手段からの印刷動作用電力の供給停止を判別する電力供給停止判別手段によって電力の供給停止が判別された場合には、データ供給ラインと電力供給ラインとを備えた接続ケーブルから供給される電力によって記録媒体が着脱可能な位置に当該記録媒体の支持手段を移動させる駆動手段を駆動制御するので、電力供給手段からの電力供給の停止に伴って装置本体が移動される可能性がある場合には、接続ケーブルから供給される電力を利用して記録媒体としてのディスクの取り出しが強制的に促されることになる。
【0013】
本発明に係る第3の印刷装置は、通信ケーブルを介して接続される上位装置から印刷データの供給を受けるとともに、電力供給手段から電力の供給を受けて印刷動作を行なう印刷装置であって、
前記記録媒体を支持する支持手段と、前記支持手段によって支持された前記記録媒体に対して印刷を行なう印刷手段と、前記電力供給手段からの電力の供給が停止されたときに前記記録媒体が着脱可能な位置に前記支持手段を移動させる駆動手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
このような、本発明に係る第3の印刷装置では、電力供給手段からの印刷動作用電力の供給が停止されたときには、記録媒体が着脱可能な位置に当該記録媒体の支持手段を移動させる駆動手段を駆動制御するので、電力供給手段からの電力供給の停止に伴って装置本体が移動される可能性がある場合には、記録媒体としてのディスクの取り出しが強制的に促されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
(第1実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る印刷装置を備えた印刷システムの全体構成を示す外観図である。
【0017】
この印刷システムは、印刷装置1とこの印刷装置1を制御するパーソナルコンピュータ(PC)2を備えてなり、このパーソナルコンピュータ2と印刷装置1とは、USB(Universal Serial Bus)ケーブル3を介して接続される。
【0018】
また、印刷装置1は、交流商用電源の電源コンセントから供給されるAC100ボルトの交流電源電圧を例えばDC20ボルトの直流電圧に変換するACアダプタ(AC)から供給される電力によって各部の動作の駆動が行われる。
【0019】
印刷装置1の装置本体1aは、合成樹脂により比較的厚さの薄いほぼ箱形状に形成され、後述する熱転写式の印刷機構を内蔵し、被印刷媒体としてのCD−Rなどの光ディスク4のレーベル印刷面に対して、パーソナルコンピュータ2により作成編集され前記USBケーブル3を介して供給される印刷データを印刷するもので、装置本体1aの内底部分には、光ディスク4の支持手段としてのトレイ5が設けられ、このトレイ5の上面の前端寄り部分には前記光ディスク4を矢印aで示すように載置して支持する滑り止め用およびクッション用のゴムシート6が設けられる。
【0020】
前記トレイ5は、装置本体1aの前面右端に設けられたイジェクトボタン7の操作に応じ、またはパーソナルコンピュータ2から送信されたイジェクト信号の受信に応じて、装置本体1a内の所定の位置から前方に突出して光ディスク4が着脱可能な装置本体1a外の位置まで移動されるようになっている。
【0021】
装置本体1aの前面から上面の一部に亘る部分には開口部1bが形成され、この開口部1bには、ピン8aを支点にして上下方向に回動することにより開口部1bを開閉するプリンタカバー8が設けられている。そして通常時には、図に示すようにプリンタカバー8は開口部1bに閉合され、開口部1bが閉じられている。
【0022】
パーソナルコンピュータ2は、キーボード2aやマウス2bを入力装置として備え、また、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示装置2cを有するもので、このパーソナルコンピュータ2において、前記光ディスク4のレーベル印刷面に印刷するべく、音楽タイトルやアーティストなどの印刷データの作成編集処理、印刷開始の指定処理、及びこれに伴いインターフェイス接続された前記印刷装置1の印刷制御処理が行われる。
【0023】
図2は前記印刷システムにおける印刷装置1の内部構成を示す図であり、同図(A)はトレイ駆動機構及び熱転写印刷機構の構成を示す平面図、同図(B)は熱転写印刷機構の構成を示す正面図、同図(C)はディスク検知機構の説明図である。
【0024】
装置本体1aの後部内面左右とトレイ5の後部に設けられる係止部10との間にはトレイ5の押出し機構を構成するコイルスプリング9が設けられている。
【0025】
また、装置本体1aの後部内面中央にはトレイ5を係脱可能に係止する係止機構11が設けられている。この係止機構11は、ソレノイド12と、このソレノイド12のプランジャに連動してピン13を中心に回動する係止レバー14とで構成され、係止レバー14の一端部にフック14aが一体に形成され、このフック14aがトレイ5の後部に形成された突起15と係脱可能に係合するようになっている。
【0026】
そしてトレイ5が装置本体1a内に押し込まれて所定の収納位置に配置しているときにはコイルスプリング9が圧縮され、またトレイ5の突起15が係止レバー14のフック14aに係合し、この係合によりコイルスプリング9の弾性力に抗してトレイ5が装置本体1a内に保持される。
【0027】
装置本体1aの前面の右端部には係止機構11のソレノイド12を駆動するための制御信号を入力するイジェクトボタン7が設けられ、このイジェクトボタン7を指先で押圧操作することにより、ソレノイド12が励磁され、この励磁でソレノイド12のプランジャが吸引され、この吸引の動作で係止レバー14がピン13を中心に回動し、この回動でフック14aがトレイ5の突起15から外れてその係合が解除され、この係合の解除に応じてトレイ5が押出し機構のコイルスプリング9の弾性力により装置本体1aの前方側に一定寸法だけ押し出されるようになっている。そして一定寸法だけ押し出されたトレイ5をユーザが手先でさらに前方に引き出してトレイ5を装置本体1aの前方側の許容最大距離まで大きく突出させることができるようになっている。
【0028】
一方、引き出したトレイ5を装置本体1a内に押し込むとコイルスプリング9が圧縮するとともに、トレイ5の突起15が係止レバー14のフック14aに係合し、この係合によりトレイ5がコイルスプリング9の弾性力に抗して装置本体1a内の所定の収納位置に保持される。
【0029】
一方、装置本体1a内の前方寄りのトレイ5の上方位置には印刷手段としての印刷機構が設けられている。すなわち、トレイ5を跨いで装置本体1aの幅方向に延びる金属製のプリンタフレーム16が取り付けられ、このプリンタフレーム16は、トレイ5の上面と離間して対向するフレーム横梁の下側に平行に架設されたキャリッジガイド17を有し、前記フレーム横梁の下面にはその長手方向に沿って延びるラック18が設けられている。そしてキャリッジガイド17に沿ってキャリッジ19が矢印x,yに示す方向に移動自在に設けられ、キャリッジ19の前面にはインクリボンカセット20を装着する装着面が装置本体1aの開口部1bに臨むように設けられている。
【0030】
キャリッジ19のカセット装着面となる前面側には、装着されたインクリボンカセット20のインクリボン20aが露出して搬送されるコ字状凹部19aに位置設定されるサーマルヘッド21が設けられる。
【0031】
またこのキャリッジ19内には、キャリッジ19の走行駆動機構、サーマルヘッド21のヘッド移動機構、印刷用消耗材としてのインクリボンの巻取り機構が設けられ、これら各機構の駆動源となる正逆回転可能なステッピングモータMがキャリッジ19の背面に取り付けられている。そしてこのキャリッジ19の前面に、印刷用消耗材としてのインクリボン20aを収容したインクリボンカセット20が着脱可能に装着されている。
【0032】
また、トレイ5上に載置される光ディスク4の外周縁部に対向する位置の装置本体1a内の後部には、トレイ5上に向けてアクチュエータ22aを突出させたマイクロスイッチからなるディスク検知スイッチ22が設けられ、トレイ5上の光ディスク4の有無を検知する。
【0033】
図3は前記印刷装置1におけるキャリッジ19内に設けられたキャリッジ走行駆動機構,ヘッド移動機構,インクリボン巻取り機構の構成を示す図であり、同図(A)はその印刷待機時の構成を示す図、同図(B)はその印刷動作時の構成を示す図である。
【0034】
インクリボンカセット20のケース23内には、リボン供給コア24とリボン巻取りコア25とが設けられ、リボン供給コア24にインクリボン20aがロール状に巻装され、このリボン供給コア24上から繰り出されたインクリボン20aが複数のガイドピン26を経て巻取りコア25に掛け止められ、このインクリボン20aが巻取りコア25の正回転に応じて順次巻取りコア25に巻き取られるようになっている。そしてインクリボン20aの途中はケース23から外部に露出してサーマルヘッド21が位置する前記凹部19aの下面側を走行するようになっている。
【0035】
キャリッジ19内に設けられた前記走行駆動機構、ヘッド移動機構およびリボン巻取り機構について説明すると、キャリッジ19内には、前記ステッピングモータMの出力軸に取り付けられた出力ギア27が配置され、この出力ギア27に第1のギア28aが噛合し、この第1のギア28aに同軸的に第2のギア28bが設けられ、この第2のギア28bに第3のギア28cが噛合し、さらにこの第3のギア28cに第4のギア28dが噛合している。
【0036】
そして、第4のギア28dの回転軸に同一軸的にワンウエイクラッチ(図示せず)を介してリボン巻取り軸29が設けられ、このリボン巻取り軸29がキャリッジ19のカセット装着面からその前方に突出し、カセット装着面に対するインクリボンカセット20の装着に応じてそのリボン巻取り軸29に巻取りコア25が係合するようになっている。
【0037】
前記第3のギア28aは前記ラック18と噛合し、この噛合により第3のギア28cの正逆回転に応じてキャリッジ19がキャリッジガイドに沿って往復移動するようになっている。
【0038】
また、キャリッジ19内にはカムギア30が設けられ、このカムギア30にはその回転中心に対して偏心する円弧状のカム溝31が形成されている。そしてこのカムギア30と前記出力ギア27との間に首振りクラッチ32が設けられている。
【0039】
この首振りクラッチ32は、出力ギア27に噛合した太陽ギア33と、この太陽ギア33に噛合し、かつアーム34を介して太陽ギア33の周方向に移動可能に支持された一対の遊星ギア35a,35bとからなり、太陽ギア33の正回転時(時計回り方向の回転時)には一方の遊星ギア35aがカムギア30に噛合するとともに他方の遊星ギア35bがカムギア30から離れ、太陽ギア33の逆回転時(反時計回り方向の回転時)には一方の遊星ギア35aがカムギア30から離れるとともに他方の遊星ギア35bがカムギア30に噛合するようになっている。
【0040】
キャリッジ19内にはシャフト42を中心にして上下方向に回動するヘッドアーム36が設けられ、このヘッドアーム36はその一端側の端部に張設されたスプリング37により図3における時計回り方向に弾性的に付勢され、またこのヘッドアーム36にはその一端寄りにピン38が設けられ、このピン38が前記カムギア30のカム溝31内に摺動自在に挿入されている。
【0041】
ヘッドアーム36の他端側の端部にはヘッドホルダ39が取り付けられ、このヘッドホルダ39は、キャリッジ19の前方側に突出して延出しており、このヘッドホルダ39の下面にシャフト40を介してヘッドベース41が支持され、このヘッドベース41の下面に印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド21が取り付けられ、このサーマルヘッド21がカセット凹部19aの開口下面方向に対向するように配置されている。
【0042】
これにより、サーマルヘッド21はキャリッジ19と一体にキャリッジガイド17に沿って移動し、そのサーマルヘッド21の移動範囲内において光ディスク4上のレーベル印刷面における所定の印刷範囲Hに印刷が施されるようになっている。
【0043】
図4は前記印刷システムにおける第1実施形態の印刷装置1の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0044】
印刷装置1はCPU51を備え、このCPU51はUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ(PC)2と接続される。パーソナルコンピュータ(PC)2により作成編集された印刷データはこのUSBケーブル3のデータ線3D(D+/D-)を介して供給される。
【0045】
前記CPU51には、ROM52及びRAM53が備えられ、ROM52には、前記パーソナルコンピュータ2からの印刷制御信号に応じて当該印刷装置1の各部の動作を制御するためのシステムプログラムや前記USBケーブル3の取り外し応じて光ディスク4を収納したトレイ5を強制イジェクトするためのトレイイジェクトプログラムなどのプログラムデータが記憶され、また、RAM53には、前記パーソナルコンピュータ2から送信された印刷データを記憶するための印刷データメモリなどが備えられる。
【0046】
また、CPU51には、イジェクトスイッチ7のスイッチ操作に応じたイジェクト信号、及びディスク検知スイッチ22による光ディスク4の検知動作に応じたディスク検知信号が供給される。
【0047】
そして、CPU51には、モータドライバ54を介してステッピングモータMが接続され、ヘッドドライバ55を介してサーマルヘッド21が接続され、ソレノイド駆動トランジスタTrを介してソレノイド12が接続される。
【0048】
CPU51は、前記パーソナルコンピュータ2から送信される印刷制御信号に応じてモータ制御信号をモータドライバ54に出力してステッピングモータMを駆動させ、ヘッド制御信号をヘッドドライバ55に出力してサーマルヘッド21を駆動させ、励磁制御信号をソレノイド駆動トランジスタTrに出力してソレノイド12を駆動させる。
【0049】
そして、この印刷装置1の各回路部は、ACアダプタ(AC)またはAC/DC切替スイッチ56により当該ACアダプタ(AC)が外された場合に切り替え接続される電池電源(DC)により供給される例えば20ボルトの直流電圧によって駆動されるもので、前記サーマルヘッド21,ステッピングモータM,モータドライバ54,ソレノイド12には前記AC/DC切替スイッチ56からの20ボルトの駆動電圧が直接供給され、また、ヘッドドライバ55には第1の電圧変換回路57aを介して電圧変換された例えば5ボルトの駆動電圧が供給され、さらに、CPU51,ROM52,RAM53には第2の電圧変換回路57bを介して電圧変換された例えば3.3ボルトの駆動電圧が供給される。
【0050】
次に、前記構成の印刷システムの印刷装置1による印刷動作について説明する。
【0051】
すなわち、まず印刷動作の待機時には、図3(A)に示すように、キャリッジ19上のヘッドアーム36はほぼ水平の状態に保持され、サーマルヘッド21が光ディスク4の表面から一定の距離だけ離間する印刷待機位置に配置された状態にある。またキャリッジ19はその移動範囲の左端部付近に設定されるホームポジション位置で停止している。
【0052】
この状態でパーソナルコンピュータ2からUSBケーブル3を介して印刷装置1のCPU51に印刷データが供給されると共に印刷開始信号が供給されると、ステッピングモータMが正転駆動され、出力ギア27が反時計回り方向(矢印a方向)に回転する。この出力ギア27の回転動力は第1、第2、第3、第4の各ギア28a,28b,28c,28dに伝達される。そしてラック18と噛合している第3のギア28cの反時計回り方向(矢印a方向)の回転によりキャリッジ19がキャリッジガイド17に沿って矢印xで示す右方向に移動し、さらに第4のギア28dの回転によりこれと一体的にリボン巻取り軸29がリボン巻取り方向(矢印a方向)に回転し、このリボン巻取り軸29に係合するインクリボンカセット20内の巻取りコア25が回転し、このコア25の巻取り回転でインクリボン20aが順次巻き取られて走行する。
【0053】
またこの動作と並行して、出力ギア27の回転により首振りクラッチ32の太陽ギア33が駆動されて回転し、この太陽ギア33の回転に応じて一方の遊星ギア35aがカムギア30に接近してそのカムギア30に噛合し、この噛合により太陽ギア33の回転動力がカムギア30に伝達されてこのカムギア30が時計回り方向(矢印i方向)に回転する。
【0054】
そしてカムギア30の時計回り(i)方向の正方向の回転により、カム溝31内のピン38がヘッドアーム36と一体に上方に移動する。そしてピン38と一体に移動するヘッドアーム36がシャフト42を中心にして反時計回り方向に回動し、この回動により図3(B)に示すようにサーマルヘッド21が下方(矢印d方向)に移動するとともに水平に対して傾斜する。
【0055】
カムギア30の周縁の一部には欠落部(図示せず)が形成されており、カムギア30が一定の角度だけ回転したときに、その欠落部内に前記遊星ギア35aが落ち込んで空転し、これによりサーマルヘッド21が所定の傾斜角度を維持し、かつインクリボン20aを挟んで光ディスク4の表面に接触する印刷位置に保持される。この際、サーマルヘッド21はスプリング37による弾性力で光ディスク4の表面に所定の圧力で接触する。ステッピングモータMが更に正転駆動されると、遊星ギア35aは欠落部内に位置するため、サーマルヘッド21が印刷位置に保持されたままで、キャリッジ19が右方向に移動しつつインクリボン20aの巻取り駆動が行われる。
【0056】
そして、キャリッジ19の移動とインクリボン20aの巻取りと同時に、前記パーソナルコンピュータ2からこの印刷装置1のCPU51に転送された印刷データに基づいてサーマルヘッド21の発熱体が発熱駆動されてインクリボン20aのインクが順次溶融され、光ディスク4の表面に熱転写されて光ディスク4の表面におけるキャリッジ19(サーマルヘッド21)の移動範囲に対応する所定の印刷範囲Hに文字や記号等のキャラクタが印刷される。
【0057】
印刷の終了後には、ステッピングモータMが逆転駆動され、出力ギア27が矢印bで示す逆方向(時計回り方向)に回転する。出力ギア27の逆回転により第3のギア28cも時計回り方向(矢印b方向)に逆回転し、この第3のギア28cの逆回転によりキャリッジ19がキャリッジガイド17に沿って矢印yで示す逆方向(左方向)に移動し、ホームポジション位置に戻る。
【0058】
第4のギア28dはワンウエイクラッチを介してリボン巻取り軸29に連結されているから、この第4のギア28dの逆回転の動作はリボン巻取り軸29に伝達されず、インクリボン20aの巻き取りは行なわれない。
【0059】
また同時に、出力ギア27の矢印bで示す逆回転により首振りクラッチ32の太陽ギア33が逆回転し、この太陽ギア33の逆回転により一方の遊星ギア35aがカムギア30から離れるとともに、他方の遊星ギア35bがカムギア30に接近して噛合し、この噛合により太陽ギア33の回転動力がカムギア30に伝達されてこのカムギア30が矢印jで示す反時計回り方向に逆回転する。
【0060】
そしてカムギア30の逆回転により、カム溝31内のピン38がヘッドアーム36と一体に下方に移動する。そしてピン38と一体に移動するヘッドアーム36がシャフト42を中心にして時計方向に回動し、この回動によりサーマルヘッド21が矢印uで示す上方に移動して光ディスク4の表面から離れ、ヘッドアーム36が当初の水平状態に戻る。なお、カムギア30の周縁の一部には遊星ギア35bに対応して欠落部(図示せず)が形成されており、カムギア30が一定の角度だけ回転してサーマルヘッド21が印刷待機位置に戻ったときに、その欠落部内に前記遊星ギア35bが落ち込んで空転するようになっている。遊星ギア35bが欠落部内に位置した後は、ステッピングモータMの逆転駆動によりサーマルヘッド21が印刷待機位置に保持されたままでキャリッジ19のみが矢印yで示す逆方向(左方向)に移動することになる。
【0061】
なお、ヘッドアーム36が反時計回り方向へ最大に回動してサーマルヘッド21がインクリボン20aを介し光ディスク4の表面に当接している印刷位置から、ヘッドアーム36が時計回り方向へ回動して水平状態となりサーマルヘッド21が上方uに移動して印刷待機位置に戻るまでのカムギア30の逆回転jに必要なステッピングモータMの逆回転の駆動ステップ数をnステップとし、この印刷待機位置において、カムギア30が正回転iしてもヘッドアーム36のピン38が摺動するカム溝31の回転半径が一定区間となっていることでヘッドアーム36が反時計回り方向へ回動されずサーマルヘッド21が下方dへ移動しないで保持されると共にリボン巻取り軸29の正回転aによりインクリボン20aの巻取りのみ実施されるステッピングモータMの正回転の駆動ステップ数をmステップとする。
【0062】
また、前記印刷待機位置からステッピングモータMの正回転によりヘッド移動機構が動作しサーマルヘッド21が完全下降して印刷位置となり、この後ステッピングモータMの逆回転によりサーマルヘッド21が上昇して印刷待機位置に戻るまでを印刷動作位置とする。
【0063】
次に、前記構成の第1実施形態の印刷装置1におけるUSBケーブル3の取り外しに伴うトレイイジェクト機能について説明する。
【0064】
図5は前記印刷装置1におけるUSBケーブル3の取り外しに伴うトレイイジェクト処理を示すフローチャートである。
【0065】
USBケーブル3のデータ線(D+/D-)3dには、パーソナルコンピュータ2から常時ハイレベル“H”とローレベル“L”との間で交互に変化するパルス状の信号が出力されており、このイジェクト処理では、まずUSBケーブル3のデータ線3dを介して供給されるD+信号が“H”レベルであるか否かが判断される(ステップS1)。
【0066】
このステップS1において、USBケーブル3のデータ線3dを介して供給されるD+信号が“H”レベルでなく“L”レベルであると判断された場合には、さらに所定時間(例えば2.5μS)待機の後(ステップS2)、再度USBケーブル3のデータ線3dを介して供給されるD+信号が“H”レベルであるか否かが判断される(ステップS3)。
【0067】
すなわち、前記S1〜S3の処理において、USBケーブル3のデータ線3dを介して供給されるD+信号が全く“H”レベルと判断されず、完全に“L”レベルであると判断された場合(ステップS3→N)には、USBケーブル3が取り外され装置本体1aに移動の可能性が生じたことになるもので、この場合には、まずディスク検知スイッチ22から出力されるディスク検知信号に基づき、光ディスク4がトレイ5上にセットされているか否かが判断される(ステップS4)。
【0068】
ここで、ディスク検知スイッチ22からディスク検知信号が得られず、光ディスク4がトレイ5上にセットされてないと判断された場合には、現在光ディスク4は本体1a内に収納されておらず該本体1aの移動によるディスク損傷の恐れはないので、これに続くトレイ5のイジェクト処理は行われずに終了される(ステップS4→END)。
【0069】
一方、ディスク検知スイッチ22からのディスク検知信号が得られることで、光ディスク4がトレイ5上にセットされていると判断された場合には、装置本体1aの移動によるディスク損傷の恐れがあるので、まず、現在印刷動作中であるか否かがステッピングモータMやサーマルヘッド21に対する制御状態に基づき判断される(ステップS4→S5)。
【0070】
ここで、現在印刷動作中ではないと判断された場合、つまりトレイ5上の光ディスク4の表面に対してサーマルヘッド21などの印刷機構は接触してない状態であると判断された場合には、ソレノイド駆動トランジスタTrが所定時間(例えば1秒間)駆動(ON)されてソレノイド12が励磁されることでトレイ5が装置本体1aからイジェクトされる(ステップS5→S6)。
【0071】
一方、現在印刷動作中であると判断された場合、つまりトレイ5上の光ディスク4の表面に対してサーマルヘッド21などの印刷機構が接触している可能性が高いと判断された場合には、ステッピングモータMに逆回転の駆動制御信号が供給されてサーマルヘッド21が非印刷位置へ上昇された後に(ステップS5→S7)、ソレノイド駆動トランジスタTrが所定時間(例えば1秒間)駆動(ON)されてソレノイド12が励磁されることでトレイ5が装置本体1aからイジェクトされる(ステップS6)。
【0072】
すなわち、ソレノイド12が励磁されると、この励磁で係止レバー14のフック14aがトレイ5の突起15から外れてその係合が解除され、トレイ5はコイルスプリング9の弾性力により装置本体1aの前方側に突出される。
【0073】
これにより、装置本体1aの移動や持ち運びがなされる前にトレイ5上の光ディスク4の取り出しが可能となる。
【0074】
したがって、前記構成の第1実施形態の印刷装置1におけるUSBケーブル3の取り外しに伴うトレイイジェクト機能によれば、パーソナルコンピュータ2から印刷データの供給を受けるUSBケーブル3の取り外しに伴う非接続が当該ケーブル3のデータ線3Dにおける信号停止に基づき判別された場合には、光ディスク4が取り出し可能な位置にトレイ5が排出されるので、USBケーブル3の取り外しに伴う装置本体1aの移動の可能性がある場合は、光ディスク4の取り出しが強制的に催促されるようになり、当該ディスク4が本体移動中にトレイ5から外れて動いたり、あるいは印刷機構などディスク周囲の可動機構が接触してディスク4に傷を付けたりするなどのディスク損傷の恐れを未然に防ぐことができる。
【0075】
なお、前記第1実施形態では、USBケーブル3の取り外しを判別することで装置本体1aの持ち運び・移動の可能性を判断してトレイ5のイジェクトを行う構成としたが、次の第2実施形態において説明するように、ACアダプタ(AC)の取り外しを判別することで装置本体1aの持ち運び・移動の可能性を判断してトレイ5のイジェクトを行う構成としてもよい。
【0076】
(第2実施形態)
図6は前記印刷システムにおける第2実施形態の印刷装置1の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0077】
この第2実施形態の印刷装置1の電子回路は、前記第1実施形態の印刷装置1の電子回路と同等の構成であるが、一部異なる構成について説明する。
【0078】
この第2実施形態の印刷装置1では、AC/DC切替スイッチ56と第1の電圧変換回路57aとの間にACアダプタ(AC)から供給される電圧信号を検出するための電圧検出回路58を接続し、その電圧検出信号をCPU51に供給する。
【0079】
また、USBケーブル3に含まれる電力供給線3Pを介してパーソナルコンピュータ2より供給される電圧を、第3の電圧変換回路57cを介して入力し、CPU51,ROM52,RAM53,モータドライバ54,ステッピングモータMの駆動電圧として利用できる構成とする。
【0080】
次に、前記構成の第2実施形態の印刷装置1におけるACアダプタ(AC)の取り外しに伴うトレイイジェクト機能について説明する。
【0081】
図7は前記印刷装置1におけるACアダプタ(AC)の取り外しに伴うトレイイジェクト処理を示すフローチャートである。
【0082】
このイジェクト処理では、まず電圧検出回路58によりACアダプタ(AC)から供給される電圧信号が未検出となったか否かが判断される(ステップA1)。
【0083】
このステップA1において、ACアダプタ(AC)から供給される電圧信号が未検出となったと判断された場合(ステップA1→Y)には、当該ACアダプタ(AC)が取り外され装置本体1aに移動の可能性が生じたことになるもので、この場合には、まずディスク検知スイッチ22から出力されるディスク検知信号に基づき、光ディスク4がトレイ5上にセットされているか否かが判断される(ステップA2)。
【0084】
ここで、ディスク検知スイッチ22からディスク検知信号が得られず、光ディスク4がトレイ5上にセットされてないと判断された場合には、現在光ディスク4は本体1a内に収納されてなく該本体1aの移動によるディスク損傷の恐れはないので、これに続くトレイ5のイジェクト処理は行われずに終了される(ステップA2→END)。
【0085】
一方、ディスク検知スイッチ22からのディスク検知信号が得られることで、光ディスク4がトレイ5上にセットされていると判断された場合には、装置本体1aの移動によるディスク損傷の恐れがあるので、まず、現在印刷動作中であるか否かがステッピングモータMやサーマルヘッド21に対する制御状態に基づき判断される(ステップA2→A3)。
【0086】
ここで、現在印刷動作中ではないと判断された場合、つまりトレイ5上の光ディスク4の表面に対してサーマルヘッド21などの印刷機構は接触してない状態であると判断された場合には、USBケーブル3からの供給電力に基づきソレノイド駆動トランジスタTrが所定時間(例えば1秒間)駆動(ON)されてソレノイド12が励磁されることでトレイ5が装置本体1aからイジェクトされる(ステップA3→A4)。
【0087】
一方、現在印刷動作中であると判断された場合、つまりトレイ5上の光ディスク4の表面に対してサーマルヘッド21などの印刷機構が接触している可能性が高いと判断された場合には、USBケーブル3からの供給電力に基づきステッピングモータMに逆回転の駆動制御信号が供給されてサーマルヘッド21が非印刷位置へ上昇された後に(ステップA3→A5)、ソレノイド駆動トランジスタTrが所定時間(例えば1秒間)駆動(ON)されてソレノイド12が励磁されることでトレイ5が装置本体1aからイジェクトされる(ステップA4)。
【0088】
すなわち、ソレノイド12が励磁されると、この励磁で係止レバー14のフック14aがトレイ5の突起15から外れてその係合が解除され、トレイ5はコイルスプリング9の弾性力により装置本体1aの前方側に突出される。
【0089】
これにより、装置本体1aの移動や持ち運びがなされる前にトレイ5上の光ディスク4の取り出しが可能となる。
【0090】
したがって、前記構成の第2実施形態の印刷装置1におけるACアダプタ(AC)の取り外しに伴うトレイイジェクト機能によれば、ACアダプタ(AC)の取り外しに伴う印刷動作用電力の供給停止が電圧検出回路58からの電圧検出信号の停止に基づき判別された場合には、USBケーブル3の電力供給ライン3Pを介して供給される電力によって光ディスク4が取り出し可能な位置にトレイ5が排出されるので、ACアダプタ(AC)の取り外しに伴う装置本体1aの移動の可能性がある場合は、USBケーブル3から供給されている電力が利用されて光ディスク4の取り出しが強制的に催促されるようになり、当該ディスク4が本体移動中にトレイ5から外れて動いたり、あるいは印刷機構などディスク周囲の可動機構が接触してディスク4に傷を付けたりするなどのディスク損傷の恐れを未然に防ぐことができる。
【0091】
なお、前記第2実施形態の印刷装置1では、トレイ5は、ソレノイド12を励磁駆動して係止レバー14のフック14aを該トレイ5の突起15から外すことで装置本体1aの前方側に排出させる構成であるため、ACアダプタ(AC)からの供給電力の停止が判別された場合には、USBケーブル3からの供給電力を利用してソレノイド12の駆動を行う構成としたが、次の第3実施形態において説明するように、ACアダプタ(AC)からの電力供給が停止した場合は、当該電力供給の停止によって直接トレイ5の排出が行われる構成としてもよい。
【0092】
(第3実施形態)
図8は前記印刷システムにおける第3実施形態の印刷装置1のトレイ駆動機構及び熱転写印刷機構の構成を示す平面図である。
【0093】
この第3実施形態の印刷装置1におけるトレイ駆動機構では、ソレノイド12がONしてそのプランジャが吸引されている状態で係止レバー14′のフック14a′によりトレイ5の突起15′が係止され、コイルスプリング9のバネ力に抗してトレイ5が所定の収納位置に保持される構成とする。
【0094】
こうすることにより、ACアダプタ(AC)からの電力供給が停止された場合は、これに伴いソレノイド12の励磁が解除されてプランジャが解放され、係止レバー14′のフック14a′がトレイ5の突起15′から外れることで、当該トレイ5がコイルバネ9のバネ力により装置本体1aの前面側へ押し出される。
【0095】
よって、ACアダプタ(AC)の取り外しに伴い装置本体1aの移動や持ち運びがなされる前にトレイ5上の光ディスク4の取り出しが可能となる。
【0096】
したがって、前記構成の第3実施形態の印刷装置1におけるACアダプタ(AC)の取り外しに伴うトレイイジェクト機能によれば、ACアダプタ(AC)の取り外しに伴う印刷動作用電力の供給が停止されたときには、この電力停止によって光ディスク4が取り出し可能な位置にトレイ5が排出されるので、ACアダプタ(AC)の取り外しに伴う装置本体1aの移動の可能性がある場合は、光ディスク4の取り出しが強制的に催促されるようになり、当該ディスク4が本体移動中にトレイ5から外れて動いたり、あるいは印刷機構などディスク周囲の可動機構が接触してディスク4に傷を付けたりするなどのディスク損傷の恐れを未然に防ぐことができる。
【0097】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る第1の印刷装置によれば、上位装置から印刷データの供給を受ける通信ケーブルの接続を判別するためのケーブル接続判別手段によって通信ケーブルの非接続が判別された場合には、記録媒体が着脱可能な位置に当該記録媒体の支持手段を移動させる駆動手段を駆動制御するので、通信ケーブルの取り外しに伴って装置本体が移動される可能性がある場合には、記録媒体の取り出しが強制的に促されるようになる。
【0098】
また、本発明に係る第2の印刷装置によれば、印刷動作用の電力供給手段からの電力の供給の停止を判別する電力供給停止判別手段によって電力の供給停止が判別された場合には、データ供給ラインと電力供給ラインとを備えた接続ケーブルから供給される電力によって記録媒体が着脱可能な位置に当該記録媒体の支持手段を移動させる駆動手段を駆動制御するので、電力供給手段の取り外しに伴って装置本体が移動される可能性がある場合には、接続ケーブルから供給される電力を利用して記録媒体の取り出しが強制的に促されるようになる。
【0099】
また、本発明に係る第3の印刷装置によれば、印刷動作用の電力供給手段からの電力の供給が停止されたときには、記録媒体が着脱可能な位置に当該記録媒体の支持手段を移動させる駆動手段を駆動制御するので、電力供給手段からの電力供給の停止に伴って装置本体が移動される可能性がある場合には、記録媒体の取り出しが強制的に促されるようになる。
【0100】
よって、本発明によれば、装置本体が持ち運ばれて移動されるような場合に、記録媒体が装置本体内に取り残されて記録媒体に損傷が生じる恐れを未然に解消することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る印刷装置を備えた印刷システムの全体構成を示す外観図。
【図2】前記印刷システムにおける印刷装置の内部構成を示す図であり、同図(A)はトレイ駆動機構及び熱転写印刷機構の構成を示す平面図、同図(B)は熱転写印刷機構の構成を示す正面図、同図(C)はディスク検知機構の構成を説明する図。
【図3】前記印刷装置1におけるキャリッジ内に設けられたキャリッジ走行駆動機構,ヘッド移動機構,インクリボン巻取り機構の構成を示す図であり、同図(A)はその印刷待機時の構成を示す図、同図(B)はその印刷動作時の構成を示す図。
【図4】前記印刷システムにおける第1実施形態の印刷装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図5】前記印刷装置におけるUSBケーブルの取り外しに伴うトレイイジェクト処理を示すフローチャート。
【図6】前記印刷システムにおける第2実施形態の印刷装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図7】前記印刷装置におけるACアダプタの取り外しに伴うトレイイジェクト処理を示すフローチャート。
【図8】前記印刷システムにおける第3実施形態の印刷装置のトレイ駆動機構及び熱転写印刷機構の構成を示す平面図。
【符号の説明】
AC …ACアダプタ
DC …電池電源
1 …印刷装置
1a…装置本体
2 …パーソナルコンピュータ
2a…キーボード
2b…マウス
2c…表示装置
3 …USBケーブル
3D…USBデータライン
3P…USB電力ライン
4 …光ディスク
5 …トレイ
6 …ゴムシート
7 …イジェクトスイッチ
8 …プリンタカバー
9 …トレイ押し出しコイルスプリング
11 …トレイ係止機構
12 …ソレノイド
14、14′…トレイ係止レバー
15、15′…係止突起
16 …プリンタフレーム
17 …キャリッジガイド
18 …キャリッジ移動用ラック
19 …キャリッジ
20 …インクリボンカセット
20a…インクリボン
21 …サーマルヘッド
22 …ディスク検知スイッチ
24 …リボン供給コア
25 …巻取りコア
27 …モータ出力ギア
29 …リボン巻取り軸
30 …カムギア
31 …カム溝
32 …首振りクラッチ
33 …太陽ギア
35a,35b…遊星ギア
36 …ヘッドアーム
39 …ヘッドホルダ
42 …アームシャフト
51 …印刷装置CPU
52 …印刷装置ROM
53 …印刷装置RAM
54 …モータドライバ
55 …ヘッドドライバ
56 …AC/DC切替スイッチ
57a〜57c…電圧変換回路
58 …電圧検出回路
M …ステッピングモータ
Tr…ソレノイド駆動トランジスタ
H …印刷機構の印刷範囲

Claims (7)

  1. 通信ケーブルを介して接続される上位装置から印刷データの供給を受ける印刷装置であって、
    記録媒体を支持する支持手段と、
    前記支持手段によって支持された前記記録媒体に対して前記上位装置から供給される印刷データに基づいて印刷ヘッドを駆動して印刷を行なう印刷手段と、
    前記記録媒体が着脱可能な位置に前記支持手段を移動させる駆動手段と、
    前記通信ケーブルの接続を判別するケーブル接続判別手段と、
    前記ケーブル接続判別手段によって通信ケーブルの非接続の判別に基づいて前記駆動手段を駆動する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ケーブル接続判別手段によって通信ケーブルの非接続が判別されたときに、前記印刷手段が印刷動作中の場合には、前記駆動手段を駆動する前に前記印刷手段の印刷動作を停止して前記印刷ヘッドを非印刷位置にする印刷停止制御手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. データ供給ラインと電力供給ラインとを備えた接続ケーブルを介して上位装置から印刷データ及び電力の供給を受けるとともに、電力供給手段から電力の供給を受けて印刷動作を行なう印刷装置であって、
    記録媒体を支持する支持手段と、
    前記支持手段によって支持された前記記録媒体に対して前記上位装置から供給される印刷データに基づいて印刷ヘッドを駆動して印刷を行なう印刷手段と、
    前記記録媒体が着脱可能な位置に前記支持手段を移動させる駆動手段と、
    前記電力供給手段からの電力の供給の停止を判別する電力供給停止判別手段と、
    前記電力供給停止判別手段によって電力の供給停止の判別に基づいて前記接続ケーブルから供給される電力によって前記駆動手段を駆動する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 前記電力供給停止判別手段によって電力の供給停止が判別されたときに、前記印刷手段が印刷動作中の場合には、前記駆動手段を駆動する前に前記印刷手段の印刷動作を停止して前記印刷ヘッドを非印刷位置にする印刷停止制御手段
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記電力供給手段は、交流商用電源に基づいた直流電源であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記電力供給手段は、内蔵の電池電源であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
  7. 通信ケーブルを介して接続される上位装置から印刷データの供給を受けるとともに、電力供給手段から電力の供給を受けて印刷動作を行なう印刷装置であって、
    前記記録媒体を支持する支持手段と、
    前記支持手段によって支持された前記記録媒体に対して印刷を行なう印刷手段と、
    前記電力供給手段からの電力の供給が停止されたときに前記記録媒体が着脱可能な位置に前記支持手段を移動させる駆動手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
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