JP2014074870A - 練習用楽譜、鍵盤楽器練習支援セット、および鍵盤楽器練習方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】楽器としての使用感も楽器自体の価値も決して損なうことがなく、楽譜の音符が指定する特定の鍵盤の位置を容易かつ即座に把握することが確実にできて、鍵盤楽器の演奏方法の学習速度を高めることができる練習用楽譜を提供する。
【解決手段】練習用楽譜10は、配置された全ての音符1の符頭2の中に、音符1の音名または階名が表示されており、符頭2はオクターブ列ごとに隣接するオクターブ列とは異なる色で彩色されている。色は、たとえば<紫・青・緑・茶・橙・赤・黄>といった7色構成でもよい。練習用楽譜10は主としてピアノその他の鍵盤楽器練習用として用いることができる。
【選択図】図1A

Description

本発明は練習用楽譜、鍵盤楽器練習支援セット、および鍵盤楽器練習方法に係り、特に、初学者や知的障害のある者であっても、楽譜の音符が指定する特定の鍵盤の位置を容易かつ即座に把握することができて、鍵盤楽器の演奏方法の学習速度を高めることができる、練習用楽譜、鍵盤楽器練習支援セット、および鍵盤楽器練習方法に関する。
従来、ピアノ等の鍵盤楽器練習を補助・支援するための考案が複数なされている。たとえば後掲特許文献1には、初心者の音楽の学習を容易とすることを目的とする、色分けした鍵盤を有する楽器と色分けした楽譜とこれらを用いた音楽学習装置が開示されている。具体的には、鍵盤に各種の色からなるシールを貼着することによって色分けするとともに、各鍵盤の音に対応する楽譜の五線譜の各線および各間を鍵盤に貼着したシールの色に着色した楽譜としたものである。
また、後掲特許文献2には、音符を視覚的な鍵盤上の位置として捉えることを補助する技術として、鍵盤のオクターブの並びを視覚的に特徴的な2つのグループに分け、譜面上の音符が属するそれぞれの鍵盤グループに応じて色や形状を分けて表示する譜面が開示されている。そしてこれにより、学習者は音符の色又は形状に応じて、対応する鍵盤グループの視覚的イメージを想起できるようになり、個々の鍵の場所を探しやすくなり、複数の音符の位置関係を簡単に把握できるようになるとしている。
特開平8−248874号公報「色分けした鍵盤を有する楽器と色分けした楽譜並びにこれらを用いた音楽学習装置」 特開2010−266758号公報「鍵盤楽器学習用の楽譜」
しかし、いずれの従来技術にも問題点がある。まず特許文献1開示技術は、実際に初心者に手っ取り早く手ほどきをする目的で従来使用されてきたのだが、シールを各鍵盤に貼らねばならず、それだけで打鍵の際のタッチが変化してしまうため、いくら初心者対象であっても、本格的な練習には全く好ましくない。しかも貼り剥がしの手間がかかる上、剥がした接着剤の跡を完全に除去できない場合があり、それにより楽器の汚損をも招くことになる。結局、楽器としての使用感も楽器自体の価値も大きく損なうことになってしまい、音楽教室等での採用は極めて困難、ないしは無理である。
また特許文献2開示技術では、「ド」や「ファ」の位置を迅速に把握させたいための工夫を基礎として構成しているものの、いかなる音高の「ド」や「ファ」なのかを把握することが困難であり、特に跳躍する音符の把握が困難であり、○や☆型など記号構成を複雑化しているためかえってわかりづらい考案であることが明らかであり、これも実際の音楽教室等での採用は全く望めない。
本発明の課題は、かかる従来技術の問題点を踏まえ、楽器としての使用感も楽器自体の価値も決して損なうことがなく、初学者や知的障害のある者であっても、楽譜の音符が指定する特定の鍵盤の位置を容易かつ即座に把握することが確実にできて、音楽教室等の実際の教育・指導現場において十分に採用可能な高い実用性を備えており、鍵盤楽器の演奏方法の学習速度を高めることができる、練習用楽譜、鍵盤楽器練習支援セット、および鍵盤楽器練習方法を提供することである。
本願発明者は上記課題について鋭意検討した結果、練習用楽譜の各音符の符頭をオクターブ列ごとに隣接するオクターブ列とは異なる色で彩色されたものとし、かつ符頭中に音名または階名を表示するものとすることを基礎として課題解決できることを見出し、本発明の完成に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下のとおりである。
〔1〕 配置された全ての音符の符頭の中に該音符の音名または階名が表示されており、該符頭はオクターブ列ごとに隣接するオクターブ列とは異なる色で彩色されていることを特徴とする、練習用楽譜。
〔2〕 前記彩色は消去可能になされていることを特徴とする、〔1〕に記載の練習用楽譜。
〔3〕 前記彩色は、各オクターブ列に固有の色によってなされていることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載の練習用楽譜。
〔4〕 楽譜中に転調箇所がある場合も含め、前記符頭中には固定ドによる音名(実音)が表示されていることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の練習用楽譜。
〔5〕 鍵盤楽器練習用であることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載の練習用楽譜。
〔6〕 紙媒体に表示されていることを特徴とする、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の練習用楽譜。
〔7〕 電子データとしてこれを表示する表示装置上に表示されることを特徴とする、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の練習用楽譜。
〔8〕 〔1〕ないし〔7〕のいずれかに記載の練習用楽譜と鍵盤楽器練習用シートとからなる鍵盤楽器練習支援セットであって、該鍵盤楽器練習用シートはその表面には鍵盤楽器の鍵盤配列と同様の黒鍵以外の鍵(以下、「白鍵」という。)7個および黒鍵5個からなるオクターブ列が複数表示されており、各オクターブ列は隣接するオクターブ列とは異なる色によって彩色されており、そのままでまたは該オクターブ列に基づいて切り離して使用可能なシートであることを特徴とする、鍵盤楽器練習支援セット。
〔9〕 〔1〕ないし〔7〕のいずれかに記載の練習用楽譜と鍵盤楽器練習用シートとからなる鍵盤楽器練習支援セットであって、該鍵盤楽器練習用シートは複数枚のサブシートから構成され、該サブシートの表面には鍵盤楽器の鍵盤配列と同様の白鍵7個および黒鍵5個からなるオクターブ列が一または複数表示されており、各オクターブ列ごとに異なる色によって彩色されていることを特徴とする、鍵盤楽器練習支援セット。
〔10〕 前記鍵盤楽器練習用シートは練習対象の鍵盤楽器の有するオクターブ数分の前記オクターブ列を備えていることを特徴とする、〔8〕または〔9〕に記載の鍵盤楽器練習支援セット。
〔11〕 前記鍵盤楽器練習用シートの裏面には、鍵盤楽器への貼り剥がしが可能な接着手段が設けられていることを特徴とする、〔8〕ないし〔10〕のいずれかに記載の鍵盤楽器練習支援セット。
〔12〕 前記鍵盤楽器練習用シートには、これを鍵盤楽器練習のために鍵盤楽器に固定した状態において形成される全オクターブ列による色配置に合わせた該色配置に基づく図画が表示されるよう、図画構造が設けられていることを特徴とする、〔8〕ないし〔11〕のいずれかに記載の鍵盤楽器練習支援セット。
〔13〕 〔8〕ないし〔12〕のいずれかに記載の鍵盤楽器練習支援セットを用い、前記鍵盤楽器練習用シートを鍵盤楽器に固定し、前記練習用楽譜を鍵盤楽器上において行う、鍵盤楽器練習方法。
本発明の練習用楽譜、鍵盤楽器練習支援セット、および鍵盤楽器練習方法は上述のように構成されるため、これによれば、初学者や知的障害のある者であっても、楽譜の音符が指定する特定の鍵盤の位置を容易かつ即座に把握することが確実にできる。しかも、鍵盤へのシール貼着を必須とするような従来技術と異なり、楽器としての使用感も楽器自体の価値も決して損なうことがない。したがって、音楽教室等の実際の教育・指導現場において十分に採用可能な高い実用性を備えていて、学習者の鍵盤楽器の演奏方法の学習速度を、確実かつ容易に高めることができる。
本発明の練習用楽譜の基本構成を例により示す説明図である。 図1Aの例において、音名表示を強調して示す説明図である。 図1Aの例において、彩色を強調して示す説明図である。 本発明の練習用楽譜における各オクターブ列の彩色構成例を示す説明図である。 本発明の練習用楽譜の実施例を示す説明図である。 図3Aの練習用楽譜の一部拡大図である。 本発明の鍵盤楽器練習支援セットの基本構成を示す概念図である。 図4の鍵盤楽器練習支援セットに係る鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。 図5Aの鍵盤楽器練習用シートの構造例を示す断面視説明図である。 本発明の鍵盤楽器練習支援セットの別の構成例を示す概念図である。 図6の鍵盤楽器練習支援セットに係る鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。 本発明の鍵盤楽器練習支援セットに係る音名入り鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。 本発明の鍵盤楽器練習支援セットに係る図画構造を含む鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。 図画構造を含む鍵盤楽器練習用シートの実施例を示す写真図である。 本発明の鍵盤楽器練習方法を例により示す写真図である。
本発明について、図面を用いて詳細に説明する。
図1Aは、本発明の練習用楽譜の基本構成を例により示す説明図である。また、
図1Bは図1Aの例において、音名表示を強調して示す説明図、図1Cは図1Aの例において、彩色を強調して示す説明図、そして、
図2は本発明の練習用楽譜における各オクターブ列の彩色構成例を示す説明図である。これらに図示するように本発明の練習用楽譜10は、配置された全ての音符1、1、・・・(以下、単に「1」)の符頭2、2、・・・(以下、単に「2」)の中に、音符1の音名または階名3、3、・・・(以下、単に「3」)が表示されており、符頭2はオクターブ列ごとに隣接するオクターブ列とは異なる色4V、4C、4G、・・・(以下、単に「4V等」)で彩色されていることを、主たる構成とする。
なお、色4V等の具体的な色構成や色数は特に限定されないが、たとえば<紫・青・緑・茶・橙・赤・黄>といった7色構成でもよい。また、本練習用楽譜10は主として、ピアノその他の鍵盤楽器練習用として、好適に用いることができる。また、オクターブは「(低い)ド〜(高い)ド」の範囲であるところ、本発明においては、彩色が重複しないよう「ド〜シ」の範囲ごとに「オクターブ」、「オクターブ列」として取り扱い、かつ記載する。
かかる構成により本発明練習用楽譜10は、後述する鍵盤楽器練習用シートとの組み合わせである鍵盤楽器練習支援セットとして用いることにより、鍵盤楽器練習用シートにおいてオクターブごとに表示されている色と、練習用楽譜10にオクターブごとに表示されている色4V等とが同じため、鍵盤楽器練習者はたとえ初学者や知的障害のある者であっても、楽譜10の音符1が指定する特定の鍵盤の位置を、容易かつ即座に、しかも確実に把握することが可能となる。したがって、学習者(練習者)の鍵盤楽器の演奏方法の学習速度を、確実かつ容易に高めることができる。
また本発明の練習用楽譜10は、音名または階名3が符頭2中に表示される構成であるが、これは、音名等3が音符の上方や五線譜の上に表示される構成よりも、練習者の読譜上の集中を害しない構成である。色4V等が符頭2中に彩色されている構成である点についても、同様である。
本練習用楽譜10における彩色は、消去可能になされたものとすることができる。彩色を、所定の消去手段によって消去可能な彩色手段または筆記手段により行うことで本練習用楽譜10を製造または作成し、色4V等が不要な程度に練習者が上達した後は、当該消去手段を用いて色4V等を消去することにより、通常の楽譜または通常に近い楽譜にすることができる。なお、かかる消去手段・消去可能な彩色手段はたとえば、消せるサインペンなど、従来提供されている適宜のものを用いればよい。
本発明練習用楽譜10における彩色は、各オクターブ列に固有の色4V等によってなされたものとすることが望ましい。たとえば、二、三種類程度の色を、隣接し合うオクターブ列同士では相違するような組み合わせで配色する、という方法も本発明では除外しないが、発明の目的上最も望ましい構成は、たとえば七オクターブ列全てを異なる色4V等を用いた配色構成とすることである。それにより、鍵盤楽器の各オクターブ列と、これに対応する練習用楽譜10上の各オクターブ列とを、一対一の単純な関係で視認・把握できるからである。
本練習用楽譜10は、楽譜中に転調箇所がある場合も含め、符頭2中には固定ドによる音名(実音)3が表示された構成とすることができる。すなわち、下記例のように表示することである。
例:ド♯♯=符頭2中の音名3表示は「レ」
シ♭♭=符頭2中の音名3表示は「ラ」
つまり本練習用楽譜10においては、楽譜はもちろん原譜のままであって、しかし♯♯(ダブルシャープ)や♭♭(ダブルフラット)も含めいかなる転調がある場合であっても、音名3を実音で表示する構成とすることができる。また、このようにすることが望ましい。文字(音名3)と色4V等を併用した識別方法によって鍵盤楽器を弾くという本発明では、かかる構成とすることが一層実用的であり、効果を高められるからである。なお、♯♯、♭♭の説明は別途行うこととすればよく、本構成のようにしても、鍵盤楽器の学習の上で何ら支障は生じない。
図3Aは、本発明の練習用楽譜の実施例を示す説明図である。また、図3Bは図3Aの練習用楽譜の一部拡大図である。図示するように本発明の練習用楽譜は、従来の楽譜のように紙媒体に表示された形態とすることができる。なお他方、電子データとしてこれを表示する表示装置上に表示された形態の練習用楽譜とすることもできる。たとえば薄型のタブレット型の電子情報端末など、鍵盤楽器の譜面置き部に安定して置くことのできる表示装置を用いれば、かかる形態の練習用楽譜としても、本発明は可能である。
図4は、本発明の鍵盤楽器練習支援セットの基本構成を示す概念図である。また、図5Aは図4の鍵盤楽器練習支援セットに係る鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。これらに示すように本発明の鍵盤楽器練習支援セット330は、上述したいずれかの構成の練習用楽譜310と、鍵盤楽器練習用シート320とからなるセットであって、鍵盤楽器練習用シート320の表面には鍵盤楽器の鍵盤配列と同様の黒鍵以外の鍵(以下、「白鍵」という。)7個および黒鍵5個からなるオクターブ列が複数表示されており、各オクターブ列は隣接するオクターブ列とは異なる色によって彩色されており、そのままで使用、またはオクターブ列に基づいて切り離して使用可能なシートであること、さらに、練習用楽譜310におけるオクターブごとの色の配列と鍵盤楽器練習用シート320におけるオクターブごとの色の配列とが対応していることを、主たる構成とする。
このように本発明練習用楽譜310を、鍵盤楽器練習用シート320と組み合わせた鍵盤楽器練習支援セット330として使用することにより、練習効果を最大限に発揮せしめることができる。つまり、練習用楽譜310の音符の色と鍵盤楽器練習用シート320の鍵盤の色とがオクターブごとに対応しているため、練習用楽譜310の音符が指定する鍵盤楽器上の特定の鍵盤の位置を、容易かつ即座に把握することができる。
図5Aに示したように、本鍵盤楽器練習支援セット330を構成する鍵盤楽器練習用シート320は、全てのオクターブ列を一枚のシートに設けたタイプのものである。これは、そのままで、鍵盤蓋や前パネルなど練習者が視認しやすい鍵盤近傍に一時的に固定して使用してもよいし、またオクターブ列に基づいて切り離したものを、同様に一時的に固定して使用してもよい。
上述したように本鍵盤楽器練習用シート320は、鍵盤楽器の鍵盤以外の箇所、つまり、鍵盤蓋や前パネルなど練習者が視認しやすい鍵盤近傍に一時的に固定して用いられる。一時的な固定の方法としては、たとえば後述するように、鍵盤楽器練習用シート320の裏面を貼り剥がしの容易な吸着性の構造として、当該裏面を鍵盤楽器の鍵盤蓋等に吸着させる方法を好適に用いることができる(後掲図5B参照)。もちろんそれ以外の方法、たとえば片面接着テープや両面接着テープを用いてその都度鍵盤蓋等に貼り剥がしを行うことで一時的な固定とする方法などであっても、本発明の範囲内である。
すなわち練習者は、鍵盤楽器練習用シート320を鍵盤楽器上の鍵盤位置に合わせて鍵盤蓋等に固定し、かつ練習用楽譜310を掲示して練習に臨む。そして、上述した所定の色構成を備えた鍵盤楽器練習用シート320により媒介されて、練習用楽譜310の音符が指定する鍵盤を容易に特定することができ、鍵盤楽器演奏方法の学習速度を、容易に高めることができる。初学者や知的障害のある者であっても、容易に演奏方法の学習速度を高めることができる。
さらに本鍵盤楽器練習用シート320は、これを鍵にシートを貼る必要がないため、貼り剥がしの繰り返しによる接着剤の鍵への付着が発生せず、鍵自体の感触を何ら損なうことがなく、微妙な指先の感覚をも尊重された良好な状況で、練習者はより高質なレベルでの鍵盤楽器練習を行うことができる。
ところで本鍵盤楽器練習用シート320においても、各オクターブ列を色分けにより構成する場合に、パステルカラー調、その他どのような色の組み合わせであっても、それが練習用楽譜310における色と同一である、もしくは類似するなど対応するものである限り、本発明の範囲内である。しかしながら、色彩が生ぜしめる感覚の観点、認識しやすさの観点、練習における便宜性の観点などから、特定の色の組み合わせを用いることもまた、有意義である。
たとえば、ピアノの場合は7オクターブ分を用意すればよいが、低音域から高音域への各オクターブ列の色分けを、寒色系〜中間色系〜暖色系とする構成が考えられる。具体的には、紫−青−水色−緑−黄色−橙色−赤 などである。あるいはまた、虹の7色を用いてもよい。そのような色配置で、練習用楽譜310および鍵盤楽器練習用シート320の双方を構成することも、有意義である。
また、本発明に係る鍵盤楽器練習用シート320が、練習用楽譜310との併用によって最大限にその効果を発揮するものであることから、練習者や教授者が既成の楽譜上に自前で色分けを施すことによって練習用楽譜を作成する場合には、筆記用具として提供されている色に合わせて各オクターブ列の色構成を決定することとしてもよい。たとえば用いる色を標準的な12色の色鉛筆の色構成とすれば、既成の楽譜に着色して練習用楽譜310を作成する場合にも便利である。
本鍵盤楽器練習用シート320では、シート本体の裏面は吸着性の構造を備えたものとすることができる。かかる構成によれば、鍵盤楽器練習用シート320を鍵盤楽器に繰り返し着脱可能であり、便利である。吸着性の構造の具体例としては後述するように、剥離容易(貼り剥がし自在)の接着剤を用いることができるが、本発明はこれに限定されず、たとえば吸盤を用いたり、あるいはすき間のない平滑な面構造とすることによって、吸着性の構造としてもよい。
図5Bは、図5Aの鍵盤楽器練習用シートの構造例を示す断面視説明図である。図示するように、本鍵盤楽器練習支援セット330に係る鍵盤楽器練習用シート330のシート本体33の裏面には、鍵盤楽器への貼り剥がしが可能な接着手段が設けられている構成とすることができる。接着手段としては図示するように、接着剤塗布層36をもって吸着性の構造として機能せしめることができる。なおシート本体33の材質は、紙、合成樹脂、ゴム、布、その他繰り返しの固定・除去に耐えるものであれば、いかなる材質でもよい。また接着剤塗布層36に使用する具体的な接着剤も、従来公知のものを適宜用いることができる。
図6は、本発明の鍵盤楽器練習支援セットの別の構成例を示す概念図である。また、
図7は図6の鍵盤楽器練習支援セットに係る鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。これらに図示するように本鍵盤楽器練習支援セット630は、上述したいずれかの構成の練習用楽譜610と、鍵盤楽器練習用シート620との組み合わせからなるセットであって、鍵盤楽器練習用シート620は複数枚のサブシート67A、67B、・・・から構成され、サブシート67A等の表面には鍵盤楽器の鍵盤配列と同様の白鍵7個および黒鍵5個からなるオクターブ列65A、65B、・・・が一または複数表示されており、各オクターブ列65A等ごとに異なる色によって彩色されていることを基本的な構成とする。
鍵盤楽器練習支援セット630はさらに、練習用楽譜610におけるオクターブごとの色の配列と鍵盤楽器練習用シート620におけるオクターブ列65A等ごとの色の配列とが対応している構成とする。また、鍵盤楽器練習用シート620は練習対象の鍵盤楽器の有するオクターブ数分の前記オクターブ列65A等を備えている構成とすることができ、かかる構成が望ましい。
このように本発明練習用楽譜610を、鍵盤楽器練習用シート620と組み合わせた鍵盤楽器練習支援セット630として使用することにより、練習効果を最大限に発揮せしめることができる。つまり、練習用楽譜610の音符の色とサブシート67A等からなる鍵盤楽器練習用シート620の鍵盤の色とがオクターブごとに対応しているため、練習用楽譜610の音符が指定する鍵盤楽器上の特定の鍵盤の位置を、容易かつ即座に把握することができる。
本鍵盤楽器練習用シート620の各サブシート67A等は、鍵盤楽器の鍵盤以外の箇所、つまり、鍵盤蓋や前パネルなど練習者が視認しやすい鍵盤近傍に一時的に固定して用いられる。一時的な固定の方法としては、図5Bで説明した方法、その他片面接着テープや両面接着テープを用いる方法など、鍵盤楽器練習支援セット330の説明において用いた方法と同様に行える。
すなわち練習者は、鍵盤楽器練習用シート620の各サブシート67A等を鍵盤楽器上の鍵盤位置に合わせて鍵盤蓋等に固定し、かつ練習用楽譜610を掲示して練習に臨む。そして、上述した所定の色構成を備えた各サブシート67A等からなる鍵盤楽器練習用シート620により媒介されて、練習用楽譜610の音符が指定する鍵盤を容易に特定することができ、鍵盤楽器演奏方法の学習速度を、容易に高めることができる。初学者や知的障害のある者であっても、容易に演奏方法の学習速度を高めることができる。
なお、図ではサブシート67A等は三枚を超えて備えられているように示されているが、サブシートが二枚、または三枚であっても本考案の範囲内である。また図において、各サブシート67A等または各オクターブ列65A等における着色はグレースケールで示されているが(本願の各図において同様)、色相を付したものも本考案の範囲内であることはいうまでもない。
なお、本鍵盤楽器練習用シート620では、一枚のサブシートに複数のオクターブ列を設けた構成としてもよい。もっともこの場合でも、各オクターブ列はそれぞれ異なる色が付されていることとする。もっとも、オクターブ列ごとに一枚のサブシートとする構成か、または既に述べた全てのオクターブ列を一枚のシートに設ける構成のいずれかとする方が簡明であり、練習に使用する上でも便利かつ実用的である。
図8は、本発明の鍵盤楽器練習支援セットに係る音名入り鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。図示するように本鍵盤楽器練習用シートでは、サブシート87等の黒鍵に「ド♯/レ♭」等の音名表示が付された構成とすることができる。かかる構成は、特に初心者等の練習に便利である。なお、図はサブシート構成による鍵盤楽器練習用シートの例を示しているが、全てのオクターブ列を一枚のシートに設ける構成(図4、図5A等)の鍵盤楽器練習用シートにおいても、同様構成とすることができる。
図9は、本発明の鍵盤楽器練習支援セットに係る図画構造を含む鍵盤楽器練習用シートの構成例を示す説明図である。図示するように本鍵盤楽器練習用シート920には、所定の図画構造98V、98C、・・・が設けられていることを、特徴的な構成とする。図画構造98V等は、本鍵盤楽器練習用シート920を鍵盤楽器練習のために鍵盤楽器に固定した際に、形成される全オクターブ列による色配置と、図面構造98V等によって呈示される色配置とが、色彩的に適合するように形成された構成である。
かかる構成により本鍵盤楽器練習用シート920を用いた鍵盤楽器練習支援セットにおいては、シート920上の各オクターブ列の色配置と練習用楽譜における色構成との適合関係に、有機的な意味づけを与えやすくなることで、練習者がより親しみやすく接することができ、また練習意欲も高めることができ、学習速度の向上に寄与できる。
図10は図画構造を含む鍵盤楽器練習用シートの実施例を示す写真図である。図ではグレースケールで表示されているが、図画構造およびオクターブ列のいずれも、左方から順に(左から二鍵を除き)、紫−青−茶−緑−黄−桃−橙 の色配置にて構成されている。図画構造は、かかる色配置に合わせた、海−海辺−野原−丘 の連続図画を形成している。もちろんこれは一例であり、本発明における図画構造としての役割を果たせる限り、いかなる図画表示であってもよい。
図11は、本発明の鍵盤楽器練習方法を例により示す写真図である。図示するように、以上述べたいずれかの構成の鍵盤楽器練習支援セットを用い、鍵盤楽器練習用シートを鍵盤楽器に固定し、練習用楽譜を鍵盤楽器上において、鍵盤楽器の練習をすることにより、従来よりも学習速度を高めることができ、また初学者や知的障害のある者であっても、容易に鍵盤楽器の練習に取り組み、継続することができる。
本発明の練習用楽譜、鍵盤楽器練習支援セット、および鍵盤楽器練習方法によれば、楽器としての使用感も楽器自体の価値も決して損なうことがなく、初学者や知的障害のある者であっても、楽譜の音符が指定する特定の鍵盤の位置を容易かつ即座に把握することが確実にできる。実用性が高く、音楽教室等の実際の教育・指導現場において容易に採用することができる。したがって、音楽教授に関連する産業分野において利用性が高い発明である。
1…音符
2…符頭
3…音名または階名
4V、4C、4G、4B、4R、4M、4Y…色
10、310、610…練習用楽譜
330、630…鍵盤楽器練習支援セット
320、620、920…鍵盤楽器練習用シート
67A、67B、67X、87…サブシート
65A、65B、65X…オクターブ列
33、93…シート本体
98V、98C、98G、98B、98R、98M、98Y…図画構造

Claims (13)

  1. 配置された全ての音符の符頭の中に該音符の音名または階名が表示されており、該符頭はオクターブ列ごとに隣接するオクターブ列とは異なる色で彩色されていることを特徴とする、練習用楽譜。
  2. 前記彩色は消去可能になされていることを特徴とする、請求項1に記載の練習用楽譜。
  3. 前記彩色は、各オクターブ列に固有の色によってなされていることを特徴とする、請求項1または2に記載の練習用楽譜。
  4. 楽譜中に転調箇所がある場合も含め、前記符頭中には固定ドによる音名(実音)が表示されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の練習用楽譜。
  5. 鍵盤楽器練習用であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の練習用楽譜。
  6. 紙媒体に表示されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の練習用楽譜。
  7. 電子データとしてこれを表示する表示装置上に表示されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の練習用楽譜。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の練習用楽譜と鍵盤楽器練習用シートとからなる鍵盤楽器練習支援セットであって、該鍵盤楽器練習用シートはその表面には鍵盤楽器の鍵盤配列と同様の黒鍵以外の鍵(以下、「白鍵」という。)7個および黒鍵5個からなるオクターブ列が複数表示されており、各オクターブ列は隣接するオクターブ列とは異なる色によって彩色されており、そのままでまたは該オクターブ列に基づいて切り離して使用可能なシートであることを特徴とする、鍵盤楽器練習支援セット。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の練習用楽譜と鍵盤楽器練習用シートとからなる鍵盤楽器練習支援セットであって、該鍵盤楽器練習用シートは複数枚のサブシートから構成され、該サブシートの表面には鍵盤楽器の鍵盤配列と同様の白鍵7個および黒鍵5個からなるオクターブ列が一または複数表示されており、各オクターブ列ごとに異なる色によって彩色されていることを特徴とする、鍵盤楽器練習支援セット。
  10. 前記鍵盤楽器練習用シートは練習対象の鍵盤楽器の有するオクターブ数分の前記オクターブ列を備えていることを特徴とする、請求項8または9に記載の鍵盤楽器練習支援セット。
  11. 前記鍵盤楽器練習用シートの裏面には、鍵盤楽器への貼り剥がしが可能な接着手段が設けられていることを特徴とする、請求項8ないし10のいずれかに記載の鍵盤楽器練習支援セット。
  12. 前記鍵盤楽器練習用シートには、これを鍵盤楽器練習のために鍵盤楽器に固定した状態において形成される全オクターブ列による色配置に合わせた該色配置に基づく図画が表示されるよう、図画構造が設けられていることを特徴とする、請求項8ないし11のいずれかに記載の鍵盤楽器練習支援セット。
  13. 請求項8ないし12のいずれかに記載の鍵盤楽器練習支援セットを用い、前記鍵盤楽器練習用シートを鍵盤楽器に固定し、前記練習用楽譜を鍵盤楽器上において行う、鍵盤楽器練習方法。













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