JP3812428B2

JP3812428B2 - Automotive glass run

Info

Publication number: JP3812428B2
Application number: JP2001364151A
Authority: JP
Inventors: 政博野崎; 仁大森
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2001-11-29
Filing date: 2001-11-29
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2021-11-29
Also published as: JP2003165340A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアフレームに装着されるガラスランに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図２に示すように、自動車のドア１のドアフレーム２にはこれに沿ってガラスラン５が取付けられ、ドアガラス４の昇降を案内するとともに、ドアガラス４が閉じられたときに、その外周部とドアフレーム２との間をシールする。
【０００３】
図３に示すように、ガラスラン５は断面ほぼコ字形の基底部５０の相対向する両側壁５２ａ，５２ｂの先端からそれぞれシールリップ５３ａ，５３ｂが伸出する基本構造を有している。一方、ドアフレーム２の内周側には断面ほぼコ字形のチャンネル３が設けられ、図２に示すようにチャンネル３はドアフレーム２から更に下方へ延び、ドア本体内へ延出している。
【０００４】
ガラスラン５は、図１（Ａ）および図２に示すように、車体のルーフサイドに沿うドアフレーム上枠部２Ａに沿う押出成形の上辺部分５Ａと、前後のドアフレーム縦枠部２Ｂ，２Ｃに沿う垂直部分５Ｂ，５Ｃとを、コーナ部５Ｄ，５Ｅで型成形接続して構成され、基底部５０をチャンネル３に嵌め込むことにより取付けられ、シールリップ５３ａ，５３ｂがドアガラス４の外周部をその両面から挟む。
【０００５】
ガラスラン５としては一般にエチレン・プロピレンゴム（ＥＰＤＭゴム）製のものが用いられているが、近時、これに代えてオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）製のものが用いられるようになってきた。ＴＰＯ製のものは、ＥＰＤＭゴム製のものに匹敵するシール性能を有する他に製造過程で加硫工程が不要であり、かつ軽量である点などにおいて有利である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところでドアガラス４の昇降が繰返されると、ＴＰＯ製のガラスラン５では、コーナ部、特に垂直部分５Ｂと、その上端から斜め上方へ延びる上辺部分５Ａとが接続するコーナ部５Ｄがチャンネル３から抜け方向にずれて浮き上り、また上辺部分５Ａのシールリップ５３ａ，５３ｂに波打ち状の変形が生じる傾向がある。
【０００７】
発明者は、その原因は次によるものであることに着目した。すなわち、ドアガラス４が上昇して閉じ切られるときに、ドアガラス４の押し上げ方向（Ｘ方向）に対して傾斜方向にあるドアフレーム上枠部２Ａに取付けられたガラスラン５の上辺部分５Ａには、下からのドアガラス４の押し付けでドアフレーム上枠部２Ａのチャンネル３に沿って押し上げる方向（Ｙ方向）のずれ力が作用する。ところがＴＰＯ製のガラスランのチャンネル３に対する摩擦抵抗はＥＰＤＭ製のガラスランのそれよりも小さいからずれが発生し、コーナ部５Ｄは直線状に引っ張られて浮きが生じ、また上辺部分５Ａのシールリップ５３ａ，５３ｂに波打ち状の変形が生じるのである。
【０００８】
そこで、ガラスラン５の基底部５０は通常、ＪＩＳＡタイプスプリング硬度Ｈｓ７５°〜８５°とされているが、基底部５０の硬度をそれよりも低くしてチャンネル３に対する摩擦抵抗を上げることが考えられるが、硬度を低くすると形状安定性が不足するので好ましくない。
【０００９】
本発明はかかる実情に鑑み、ＴＰＯ製のガラスランにおいて、ドアガラス閉じ切り時に生じるずれの発生を防止し、すぐれたシール性能を確保することを課題としてなされたものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車ドアのドアフレームの内周に設けた断面ほぼコ字形のチャンネルに一連に取付けられるガラスランであって、上記チャンネルに嵌着される断面ほぼコ字形で、相対向する側壁と底壁とからなる基底部と、上記側壁の先端からそれぞれ伸出してドアガラスの外周部を両面から挟むシールリップを備えたガラスランにおいて、ガラスランをオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）で構成し、ガラスランのうち少なくとも、車体のルーフサイドに沿うドアフレーム上枠部のチャンネルに取付けられる上辺部分は、その基底部の側壁および底壁の外面のチャンネルとの接触部に、ガラスラン本体よりも軟質のＴＰＯの被覆層を形成するとともに、そのシールリップのドアガラスとの接触面に、ガラスラン本体よりも硬質のＴＰＯの被覆層を形成する。
【００１１】
ドアガラス閉じ切り時のガラスランのずれは主として、ガラスランのチャンネルに対する摩擦抵抗と、シールリップのドアガラスに対する摺動抵抗により決まる。本発明はガラスランの基底部のチャンネルとの接触部にガラスラン本体よりも軟質のＴＰＯの被覆層を形成してチャンネルに対する摩擦抵抗を上げ、シールリップのドアガラスとの接触面にガラスラン本体よりも硬質の被覆層を形成してドアガラスに対する摺動性を向上させることで、ドアガラス閉じ切り時のガラスランのずれが防止される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１（Ａ）に示すように、ガラスラン５はＴＰＯを押出成形した前後の垂直部分５Ｂ，５Ｃと、同じくＴＰＯを押出成形した上辺部分５Ａとを前後のコーナ部５Ｄ，５ＥでＴＰＯで型形成接続することにより構成されている。ガラスラン５は全長にわたりほぼ同一の断面形状で、図１（Ｂ）に示すように断面ほぼコ字形の基底部５０と、基底部５０の相対向する側壁５２ａ，５２ｂの先端から基底部５０内方向へ伸出するシールリップ５３ａ，５３ｂを備えている。底壁５１の端部から小リップ５４が突出している。
【００１３】
ドアフレーム２の内周側には断面ほぼコ字形のチャンネル３が形成されている。ガラスラン５はその基底部５０をチャンネル３に嵌め込むことにより取付けられ、シールリップ５３ａ，５３ｂがドアガラス４の外周部をその両面から挟む。なお、図において、２０は図略のドアウエザストリップを保持するリテーナである。
【００１４】
基底部５０とシールリップ５３ａ，５３ｂとで構成するガラスラン本体は、従来のＴＰＯのガラスランと同様に硬度Ｈｓ７５°〜８５°のＴＰＯのソリッド材からなる。ガラスラン５のうち、ドアフレーム上枠部２Ａに取付けられる上辺部分５Ａは、取付け状態でチャンネル３と接触する両側壁５２ａ，５２ｂの外面にガラスラン本体よりも軟質のＴＰＯからなる被覆層６ａ，６ｂが形成してある。またドアガラス閉時にドアガラス４により押し上げられてチャンネル３と接触する底壁５１の幅方向中央部外面にも同様の軟質の被覆層６ｃが形成してある。また、小リップ５４の先端にも軟質の被覆層６ｄが形成してある。被覆層６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄの硬度はＪＩＳＡタイプスプリング硬度Ｈｓ３０°〜５０°としてある。
【００１５】
かつ、ガラスラン５の上辺部分５Ａにおいて、ドアガラス４と接するシールリップ５３ａ，５３ｂの相対向する面にはガラスラン本体よりも硬質のＴＰＯの被覆層７ａ，７ｂが形成してある。被覆層７ａ，７ｂの硬度はショアＤタイプ硬度で４０°程度としてある。
【００１６】
ＴＰＯの硬度は、ＴＰＯの主成分であるポリプロピレン樹脂と、ＥＰＤＭゴムの配合割合を変えることにより調整され、ゴム成分を相対的に多くすることで軟質となる。また、ＴＰＯを化学発泡または水発泡させることで軟質にすることができる。上記軟質の被覆層６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ，７ａ，７ｂはガラスラン本体と一体に押出成形される。
【００１７】
ガラスラン５の上辺部分５Ａのチャンネル３と接触する個所に軟質の被覆層６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄを形成するとともに、ドアガラス４に接する個所に硬質の被覆層７ａ，７ｂを形成したＴＰＯのガラスランにおいて、ドアガラス４が上昇して閉じ切られるとき、後方へ向け斜め上方へ傾斜するフレーム上枠部２Ａ（図２）のチャンネル３に取付けられた上辺部分５Ａでは、ドアガラス４の押し込みで後方へずらそうとする力が作用する。
【００１８】
しかしながらチャンネル３と密着した軟質の被覆層６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄの摩擦抵抗により、かつ硬質の被覆層７ａ，７ｂのガラス摺動性により、ずれが防止され、ガラスラン本体がコーナ部５Ｄでチャンネル３からの浮き上りは生じない。そして軟質の被覆層６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄがチャンネル３に密着しているので、水や車外音に対するシール性は良好に保持される。またガラスラン本体の保形性に必要な硬度も確保される。
【００１９】
上記実施形態では、ガラスラン５の上辺部分５Ａの、チャンネル３との接触部のほとんどすべてに軟質の被覆層を形成したが、側壁５２ａ，５２ｂの被覆層６ａ，６ｂのみとしても、ずれ防止効果は良好に発揮される。
【００２０】
また上記実施形態では、上辺部分５Ａにのみ軟質の被覆層を形成したが、垂直部分５Ｂ，５Ｃにも形成してもよく、特に側壁５２ａ，５２ｂの外面に軟質の被覆層６ａ，６ｂを形成することで、ドアガラス４の昇降に伴うガラスラン５のずれ防止に役立つ。シールリップ５３ａ，５３ｂにはガラスラン５全長にわたって硬質の被覆層７ａ，７ｂを形成することが望ましい。
【００２１】
また上記実施形態はフロントドアのガラスランに本発明を適用したものであるが、リヤドアに適用することで、同様の作用効果が奏される。
【００２２】
【発明の効果】
本発明によれば、自動車のドアフレームに取付れられるＴＰＯ製のガラスランにおいて、ドアガラス閉じ切り時にドアフレーム上枠部に取付けられたガラスラン上辺部分に対するドアガラスの押し上げに基因するずれや抜けを防止して、ガラスランとドアフレームとの間のシール性を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガラスランを示すもので、（Ａ）は全体図、（Ｂ）は（Ａ）のＩＢ−ＩＢ線に沿う位置でのドアガラス閉じ切り時のガラスランの取付状態断面図である。
【図２】ガラスランが装着された自動車ドアの正面図である。
【図３】従来のガラスランの図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う位置でのドアガラス閉じ切り時の取付状態断面図である。
【符号の説明】
１ドア
２ドアフレーム
２Ａドアフレーム上枠部
２Ｂ，２Ｃドアフレーム縦枠部
３チャンネル
４ドアガラス
５ガラスラン
５０基底部
５３ａ，５３ｂシールリップ
５４小リップ
６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ軟質の被覆層
７ａ，７ｂ硬質の被覆層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a glass run mounted on a door frame of an automobile.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 2, a glass run 5 is attached along the door frame 2 of the door 1 of the automobile to guide the raising and lowering of the door glass 4, and when the door glass 4 is closed, its outer periphery The space between the door and the door frame 2 is sealed.
[0003]
As shown in FIG. 3, the glass run 5 has a basic structure in which seal lips 53a and 53b extend from the tips of opposite side walls 52a and 52b of the base 50 having a substantially U-shaped cross section. On the other hand, a channel 3 having a substantially U-shaped cross section is provided on the inner peripheral side of the door frame 2, and the channel 3 extends further downward from the door frame 2 and extends into the door body as shown in FIG.
[0004]
As shown in FIGS. 1A and 2, the glass run 5 includes an upper side portion 5A of extrusion molding along the door frame upper frame portion 2A along the roof side of the vehicle body, and front and rear door frame vertical frame portions 2B and 2C. Are formed by connecting the vertical portions 5B and 5C along the corners at the corner portions 5D and 5E. The base portions 50 are fitted into the channel 3, and the seal lips 53a and 53b are attached to the outer peripheral portion of the door glass 4. Between both sides.
[0005]
Glass run 5 is generally made of ethylene / propylene rubber (EPDM rubber), but recently, olefin thermoplastic elastomer (TPO) has been used instead. . The product made of TPO is advantageous in that it has a sealing performance comparable to that made of EPDM rubber and does not require a vulcanization step in the production process and is lightweight.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the raising and lowering of the door glass 4 is repeated, in the glass run 5 made of TPO, the corner portion, particularly the vertical portion 5B, and the corner portion 5D connecting the upper side portion 5A obliquely upward from the upper end of the corner portion 5D are removed from the channel 3. It tends to be shifted in the direction, and there is a tendency that wavy deformation occurs in the seal lips 53a, 53b of the upper side portion 5A.
[0007]
The inventor has noted that the cause is as follows. That is, when the door glass 4 is lifted and closed, the upper side portion 5A of the glass run 5 attached to the door frame upper frame portion 2A is inclined with respect to the push-up direction (X direction) of the door glass 4. Is a displacement force in the direction of pushing up along the channel 3 of the door frame upper frame portion 2A (Y direction) by pressing the door glass 4 from below. However, since the frictional resistance of the TPO glass run against the channel 3 is smaller than that of the EPDM glass run, a shift occurs, the corner portion 5D is pulled linearly and floats, and the seal lip of the upper side portion 5A is generated. Wave-like deformation occurs in 53a and 53b.
[0008]
Therefore, the base portion 50 of the glass run 5 is usually set to a JISA type spring hardness Hs of 75 ° to 85 °. However, it is conceivable that the hardness of the base portion 50 is lowered to increase the frictional resistance against the channel 3. However, lowering the hardness is not preferable because the shape stability is insufficient.
[0009]
In view of such a situation, the present invention has been made with a TPO glass run as an object to prevent the occurrence of deviation when the door glass is closed and to ensure excellent sealing performance.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a glass run that is attached in series to a substantially U-shaped channel provided on the inner periphery of a door frame of an automobile door, and has a substantially U-shaped cross-section fitted to the channel, and opposite side walls. and the base portion comprising a bottom wall, the glass run having a seal lip sandwiching the outer peripheral portion of the door glass out Shin respectively from the front end of the side wall from both sides, constitute a glass run an olefin-based thermoplastic elastomer (TPO) In the glass run, at least the upper side part attached to the channel of the door frame upper frame part along the roof side of the vehicle body is in contact with the side wall of the base part and the channel of the outer surface of the bottom wall than the glass run body. A soft TPO coating layer is formed, and the seal lip contact surface with the door glass is harder than the glass run body. Forming a coating layer.
[0011]
The deviation of the glass run when the door glass is closed is mainly determined by the frictional resistance against the channel of the glass run and the sliding resistance of the seal lip against the door glass. The present invention forms a TPO coating layer softer than the glass run body at the contact portion with the base channel of the glass run to increase the frictional resistance against the channel, and the glass run body on the contact surface of the seal lip with the door glass By forming a harder coating layer and improving the slidability with respect to the door glass, deviation of the glass run when the door glass is closed is prevented.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1 (A), the glass run 5 is formed by molding the vertical portions 5B and 5C before and after extrusion of TPO and the upper side portion 5A of the same extrusion of TPO at the corner portions 5D and 5E with TPO. It is configured by forming connection. The glass run 5 has substantially the same cross-sectional shape over its entire length, and as shown in FIG. 1 (B), the base 50 has a substantially U-shaped cross section and the tips of the side walls 52a and 52b opposite to each other in the base 50. Seal lips 53a and 53b extending in the direction are provided. A small lip 54 protrudes from the end of the bottom wall 51.
[0013]
A channel 3 having a substantially U-shaped cross section is formed on the inner peripheral side of the door frame 2. The glass run 5 is attached by fitting the base portion 50 into the channel 3, and the seal lips 53a and 53b sandwich the outer peripheral portion of the door glass 4 from both surfaces. In the figure, 20 is a retainer for holding a door weather strip (not shown).
[0014]
The glass run body formed of the base 50 and the seal lips 53a and 53b is made of a TPO solid material having a hardness Hs of 75 ° to 85 °, similar to a conventional TPO glass run. Of the glass run 5, the upper side portion 5A attached to the door frame upper frame portion 2A has a coating layer 6a made of TPO that is softer than the glass run body on the outer surfaces of the side walls 52a and 52b that are in contact with the channel 3 in the attached state. 6b is formed. A similar soft covering layer 6c is also formed on the outer surface of the center portion in the width direction of the bottom wall 51 that is pushed up by the door glass 4 and contacts the channel 3 when the door glass is closed. A soft coating layer 6 d is also formed at the tip of the small lip 54. The coating layers 6a, 6b, 6c, 6d have a JIS type spring hardness Hs of 30 ° to 50 °.
[0015]
In addition, in the upper side portion 5A of the glass run 5, TPO coating layers 7 a and 7 b that are harder than the glass run body are formed on opposite surfaces of the seal lips 53 a and 53 b that are in contact with the door glass 4. The coating layers 7a and 7b have a Shore D type hardness of about 40 °.
[0016]
The hardness of TPO is adjusted by changing the blending ratio of polypropylene resin, which is the main component of TPO, and EPDM rubber, and becomes soft by relatively increasing the rubber component. Further, TPO can be softened by chemical foaming or water foaming. The soft coating layers 6a, 6b, 6c, 6d, 7a, 7b are extruded integrally with the glass run body.
[0017]
A soft coating layer 6 a, 6 b, 6 c, 6 d is formed at a location in contact with the channel 3 of the upper side portion 5 A of the glass run 5, and a hard coating layer 7 a, 7 b is formed at a location in contact with the door glass 4. In the glass run, when the door glass 4 is lifted and closed, the door glass 4 is pushed into the upper side portion 5A attached to the channel 3 of the frame upper frame portion 2A (FIG. 2) inclined obliquely upward toward the rear. The force which tries to shift backwards acts on.
[0018]
However, the slippage is prevented by the frictional resistance of the soft coating layers 6a, 6b, 6c, 6d in close contact with the channel 3 and the glass slidability of the hard coating layers 7a, 7b. No lift from channel 3 occurs. Since the soft coating layers 6a, 6b, 6c, and 6d are in close contact with the channel 3, the sealing performance against water and vehicle exterior noise is maintained well. In addition, the hardness required for the shape retention of the glass run body is ensured.
[0019]
In the above embodiment, the soft coating layer is formed on almost all of the contact portion with the channel 3 of the upper side portion 5A of the glass run 5. However, even if only the coating layers 6a and 6b on the side walls 52a and 52b are used, the slip prevention effect is achieved. Is demonstrated well.
[0020]
In the above embodiment, the soft coating layer is formed only on the upper side portion 5A, but it may be formed also on the vertical portions 5B and 5C. In particular, the soft coating layers 6a and 6b are formed on the outer surfaces of the side walls 52a and 52b. By doing so, it helps to prevent the glass run 5 from shifting as the door glass 4 moves up and down. It is desirable to form hard coating layers 7a and 7b over the entire length of the glass run 5 on the seal lips 53a and 53b.
[0021]
Moreover, although the said embodiment applies this invention to the glass run of a front door, the same effect is show | played by applying to a rear door.
[0022]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a glass run made of TPO attached to a door frame of an automobile, a deviation or omission caused by pushing up the door glass with respect to the upper side of the glass run attached to the upper frame portion of the door frame when the door glass is closed. Can be prevented, and the sealing performance between the glass run and the door frame can be maintained well.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a glass run of the present invention, in which FIG. 1A is an overall view, and FIG. 1B is a cross-sectional view of a glass run when a door glass is closed at a position along the line IB-IB in FIG. FIG.
FIG. 2 is a front view of an automobile door fitted with a glass run.
3 is a cross-sectional view of a conventional glass run when the door glass is closed at a position along the line III-III in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Door 2 Door frame 2A Door frame upper frame part 2B, 2C Door frame vertical frame part 3 Channel 4 Door glass 5 Glass run 50 Base part 53a, 53b Seal lip 54 Small lip 6a, 6b, 6c, 6d Soft coating layer 7a 7b Hard coating layer

Claims

自動車ドアのドアフレームの内周に設けた断面ほぼコ字形のチャンネルに一連に取付けられるガラスランであって、上記チャンネルに嵌着される断面ほぼコ字形で、相対向する側壁と底壁とからなる基底部と、上記側壁の先端からそれぞれ伸出してドアガラスの外周部を両面から挟むシールリップを備えたガラスランにおいて、ガラスランをオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）で構成し、ガラスランのうち少なくとも、車体のルーフサイドに沿うドアフレーム上枠部のチャンネルに取付けられる上辺部分は、その基底部の側壁および底壁の外面のチャンネルとの接触部に、ガラスラン本体よりも軟質のＴＰＯの被覆層を形成するとともに、そのシールリップのドアガラスとの接触面に、ガラスラン本体よりも硬質のＴＰＯの被覆層を形成したことを特徴とする自動車用ガラスラン。A glass run attached in series to a substantially U-shaped channel provided on the inner periphery of a door frame of an automobile door, and having a substantially U-shaped cross section fitted to the channel, from a side wall and a bottom wall facing each other. and the base portion comprising, in a glass run having a seal lip sandwiching the outer peripheral portion of the door glass out Shin respectively from the front end of the side wall from both sides, constitute a glass run an olefin-based thermoplastic elastomer (TPO), the glass run At least the upper side portion attached to the channel of the door frame upper frame portion along the roof side of the vehicle body is made of TPO which is softer than the glass run body at the contact portion with the channel on the side wall of the base portion and the outer surface of the bottom wall . A coating layer of TPO that forms a coating layer and is harder than the glass run body on the contact surface of the seal lip with the door glass Automotive glass run, characterized in that the formed.