JP3812322B2 - 手乾燥装置及び手乾燥装置用消毒装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄後の濡れた手を衛生的に乾燥させるための手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洗浄後の濡れた手を乾燥させる装置の中には、高速空気流により手に付着した水滴を吹飛ばして乾燥させる手乾燥装置がある。例えば、特開2000―93348号公報には、前方と側方の開放した凹状形態の手挿入部を持ち、この手挿入部にエアーノズルにより高速空気流を噴出させる手乾燥装置が示されている。手挿入部において高速空気流に濡れた手を挿抜するように当てることにより、手に付着した水分は吹飛ばされごく短時間で手を乾燥させることができる。手から吹飛ばされ手挿入部に吹飛んだ水分は、手挿入部の内壁面に沿って流下し、排水口からドレンタンクや下水道に排水される。高速空気流の運動エネルギーにより手を乾燥させるこの種の装置は、ハンカチや手拭い等の直接的な手との接触なしに衛生的に濡れた手を乾燥させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の手乾燥装置は、手洗い後の手を短時間で衛生的に乾燥させることができるが、手から吹飛ばされ手挿入部に吹飛んだ水分には汚れや有機物が少なからず含まれており、手挿入部の内壁面に汚れや有機物が残留し、清掃が行き届かないと蓄積してしまうこともある。こうした汚れや有機物には雑菌が繁殖しやすく、確りした衛生管理が要求される食品関係の事業所や医療施設等では定期的な清掃・消毒が必要である。特に、処理後の水をドレンタンクに貯溜する形式の装置では、ドレンタンクが雑菌の温床となり易く、清掃・消毒の必要性が高い。
【0004】
本発明は、上記した手乾燥装置の清掃・消毒の必要性に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、清掃・消毒機能を具備した手乾燥装置を得ることであり、その手乾燥装置の清掃性を向上させることであり、構成の簡素化や利便性を推進することである。
【0005】
また、手乾燥装置に手軽に清掃・消毒機能を具備させることができる手乾燥装置用消毒装置を開発することや、その装置の構成の簡素化や使い易さの向上を図ることも課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、手の挿抜可能な処理室において濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥部と、処理室の内壁面に消毒液を噴出して処理室を消毒する消毒機構とを備え、手乾燥部を所定時間運転させた後、消毒機構に消毒動作をさせるようにする手段を採用する。
【0008】
前記課題を達成するために請求項の発明は、手の挿抜可能な処理室において濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥部と、処理室の内壁面に消毒液を噴出して処理室を消毒する消毒機構とを備え、その消毒機構を消毒液送出部とこれに接続した消毒液噴出部とから構成するとともに手乾燥部に対して着脱可能に構成する手段を採用する。
【0009】
前記課題を達成するために請求項の発明は、請求項2に係る前記手段における消毒液噴出部を、消毒液送出部からの消毒液を導通しノズルを末端とする弾性を備えた弾性構造の管路体で構成し、この管路体をその拡開方向の自体の弾性力により手乾燥部の処理室の内壁面に圧接させるようにする手段を採用する。
【0010】
前記課題を達成するために請求項の発明は、請求項に係る前記手段における消毒液噴出部を消毒液送出部からの消毒液を導通しノズルを末端とする柔構造の管路体と、この管路体を通常においては手乾燥部の処理室の内壁面に押圧する拡開方向のバネ力で付勢するバネ手段とにより構成する手段を採用する。
【0012】
前記課題を達成するために請求項の発明は、請求項1〜請求項までのいずれかに係る前記手段における消毒機構に一定の間隔をおいて消毒液を所定量噴出させるようにする手段を採用する。
【0013】
前記課題を達成するために請求項の発明は、請求項1〜請求項までのいずれかに係る前記手段に人感センサーを設け、この人感センサーが人を検知したときは消毒液の噴出を中断するようにする手段を採用する。
【0014】
前記課題を達成するために請求項の発明は、請求項1〜請求項までのいずれかに係る前記手段に人感センサーを設け、この人感センサーが一定時間の間、人を検知しないときは、再び人を検知するまで消毒機構の運転を一時的に停止するようにする手段を採用する。
【0015】
前記課題を達成するために請求項の発明は、請求項1,請求項5,請求項6,請求項7のいずれかに係る前記手段における消毒液の噴出時刻と噴出量を任意に設定できるようにする手段を採用する。
【0016】
前記課題を達成するために請求項の発明は、手の挿抜可能な処理室において濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥装置の処理室の内壁面に弾力により係脱可能に密接させうるノズルを末端とする管路体と、貯溜した消毒液を管路体に送出する消毒液送出部とを備える手段を採用する。
【0017】
前記課題を達成するために請求項10の発明は、請求項に係る前記手段における消毒液送出部の消毒液を貯溜する容器部分を、消毒液送出部の外殻を構成する部材で一体に形成する手段を採用する。
【0018】
前記課題を達成するために請求項11の発明は、請求項又は請求項10のいずれかに係る前記手段における消毒液の貯溜についてその貯溜量を検知できるようにする手段を採用する。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図8によって示す実施の形態1は、高速空気流によって手を乾燥させる手乾燥装置に関するものである。この手乾燥装置は、図1に示すように上面に手挿入口を有する外殻をなす本体箱体1内に組込まれた高圧空気流発生装置2による高圧空気流が手挿入口近傍に送られて、手挿入口に続く処理空間としての手挿入部3内に水分を吹飛ばす手乾燥に関する作動気流としての高速の空気流を形成する手乾燥部4と、手乾燥部4の内壁面に消毒液を噴出して手挿入部3を消毒する消毒機構5とから構成されている。
【0020】
手挿入部3は本体箱体1の上部に、上面及び両側面の開放した手の挿抜可能の凹部として開放シンク状に形成されている。手挿入部3の底部は、U字状に形成されその中央に設けられた排水口が排水パイプ6により本体箱体1の下部に備えられた開放容器構造のドレンタンク7に排水可能に接続されている。
【0021】
高圧空気流発生装置2は、DCブラシレスモーター(通常の整流子モーター又は誘導電動機であっても良い)と、これを駆動させる駆動回路及びDCブラシレスモーターによって回転するターボファンにより構成され、この実施の形態では本体箱体1の手挿入部3の下方に取付けられていて、マイクロコンピュータを搭載した制御回路8によって自動運転される。高圧空気流発生装置2の吸気側は、本体箱体1内に設けられた吸気通路に臨んでいて、吸気通路端の吸込口から装置外の空気を吸込むことができるようになっている。
【0022】
高圧空気流発生装置2の吹出口は、途中において手挿入部3の前側と後側に二股に分岐したダクトに接続され、分岐したダクトの各端に高圧空気流発生装置2から送られてくる高圧空気流を高速の気流に変換し、手挿入部3に前方と後方からライン状に吹出すエアーノズル9が接続されている。
【0023】
エアーノズル9は、手挿入部3の手挿入口近傍の前部と後部の略中央に噴出口をやや下向きにして横方向に取付けられ、手挿入部3内に入れた手に高速の空気流を吹付け、手を擦り合わせることなく手に付いた水滴を手の表面から剥離し手挿入部3内へ吹飛ばす。
【0024】
消毒機構5は、図2,3に示すように消毒液送出部10とこれに接続した消毒液噴出部11とから構成されている。消毒液送出部10は、消毒液を貯溜するタンク12と、タンク12の消毒液を送り出す電磁ポンプ13と、消毒液噴出部11へ電磁ポンプ13からの消毒液を送り込む接続パイプ14とから構成されており、本体箱体1の上面に設けられた図4に示すLED方式や図5に示す液晶のデジタル表示方式の操作パネル15での設定により制御回路8によって自動運転も手動運転もできるようになっている。タンク12は本体箱体1の背後側上部に取付けられ、キャップ16付きのロート状の補給口17と、異物の混入を防ぐフィルター18が備えられている。また、タンク12には消毒液の貯溜量を検知する液面センサー19も備えられている。電磁ポンプ13はゴムやバネ等の防振手段20を介してタンク12の近傍に取付けられ、吸込側がタンク12に、吐出側が接続パイプ14にそれぞれ接続されている。接続パイプ14は手挿入部3の背後又は側面に下向きに配設され、その端部は手挿入部3の底部側後部に接続口21として外部に引出されている。
【0025】
消毒液噴出部11は、接続パイプ14の接続口21に切離し可能に接続できる接続口を備え、消毒液送出部10からの消毒液を導通しノズル22を末端とする柔構造の管路体23と、管路体23を通常においては手乾燥部4の手挿入部3の内壁面に押圧するよう、拡開方向のバネ力で付勢するバネ手段24とにより構成されている。その全体形状は、手挿入部3の形状に倣い側面視でU字形をしていて、手挿入部3内に着脱可能に装着されている。ノズル22は逆止弁を備えていて、前側上部と後側上部に横方向に並ぶノズル列として対向状に設けられ、消毒液を霧状にして手挿入部3の上部側において内向きに噴出することができる。バネ手段24は、手挿入部3の形状に倣ったU字状にバネ線材により構成され、ノズル列間の左右に一つずつ装架状に掛着され、管路体23をその拡開方向のバネ力によって手挿入部3の内壁面に圧接させている。
【0026】
なお、ノズル22は広範に消毒液を噴出させる方が有効性が高いので、末広がりの噴流を形成する方式のものが良い。また、噴流の作用で噴出方向が変化するスプリングクラ方式のものを採用することもできる。
【0027】
この手乾燥装置では、手挿入口から手挿入部3内に手を概ね手首付近まで入れると、手を検知する手検知センサーによって手が検知され、制御回路8の処理により高圧空気流発生装置2が作動し、エアーノズル9から高い運動エネルギーを持つ高速空気流が手挿入部3内に吹出され、挿入された手に当り手に付着した水分を手挿入部3の底側へ吹飛ばす。さらに、手挿入部3内で手を挿抜させることによって、手全体に付着していた水滴が全て排除され、手が乾燥処理される。そして手の乾燥処理終了後、手を手挿入部3から完全に抜くと、手を検知する手検知センサーで手を抜いたことが検知され、高圧空気流発生装置2が停止する。手から吹飛ばされた水滴は手挿入部3の内壁面に付着するが逐次底部に流下して排水口から排水パイプ6を通ってドレンタンク7に貯溜される。
【0028】
消毒機構5は、通常は自動モードに設定されているが、操作パネル15での手動スイッチ25の操作により手動でも動作させることができる。手動の場合、手動スイッチ25の操作で制御回路8は、電磁ポンプ13を動作させタンク12に貯溜されている消毒液(例えば、エタノールや塩化ベンザルコニウムやクレゾール)を加圧して接続パイプ14を介して管路体23に送り込む。管路体23に送り込まれた消毒液は、ノズル列の各ノズル22から霧状に手挿入部3の内壁面に向って広範に噴霧される。前後のノズル22は対向しているがノズル22の間隔がずらしてあり噴霧消毒液同士が衝突しあうことは殆どない。消毒液の噴霧により手挿入部3は消毒され、これにより雑菌の繁殖が防止される。手挿入部3の内壁面に付着した消毒液は逐次流下し、手挿入部3の底部の排水口から排水パイプ6を経てドレンタンク7に溜められる。これにより、ドレンタンク7の汚水も消毒されるため、ドレンタンク7が雑菌の温床となることも回避することができる。
【0029】
自動運転させる場合、始めに操作パネル15において運転時間設定手段26により一回当りに電磁ポンプ13を動作させる時間Ta秒を、例えば2秒、3秒、4秒といったように設定し、一回の消毒に使う消毒液の吐出量を決める。また、消毒間隔時間設定手段27により、消毒動作の時間間隔Tbを、例えば30秒、1時間、2時間、3時間といったように設定し、消毒運転の間隔を決めておく。これらの設定値は表示用LED28や液晶パネル29により操作パネル15上に表示される。
【0030】
制御回路8には予め消毒動作についての自動運転プログラムがソフトウエアーとして組込まれ、この自動運転プログラムに従って消毒機構5の運転が制御される。制御回路8の基本的な制御動作は、図6のフローチャートに示すように運転時間設定手段26による設定時間Taと、消毒間隔時間設定手段27による時間間隔Tbに基づいて行われる。なお、図6のフローチャートは消毒運転に特記して示している。
【0031】
即ち、電源の投入により制御回路8は、図6におけるステップ♯1においてタイマー(Tb)をスタートさせ、ステップ♯2で時間間隔Tbが経過したかどうかを判定する。経過していなければステップ♯2の判定を繰り返し、経過していればステップ♯3へ進む。ステップ♯3では手乾燥部4が乾燥動作しているかどうかの判定を行い、乾燥動作していればステップ♯3の判定を繰り返す。ステップ♯3で手乾燥部4が乾燥動作していなければステップ♯4において手乾燥部4を数秒間(2〜4秒)運転させる処理をした後、ステップ♯5において電磁ポンプ13を時間Ta秒の間動作させる処理をして、ステップ♯1へ戻る。これにより手乾燥処理中は、消毒効果が挙がらない消毒動作を中止し、消毒効果が挙がる手乾燥処理していないときに消毒動作を行うことができる。そして、手挿入部3の内壁面に水分が付着していると消毒効果が低くなるので、消毒前にエアーノズル9から数秒の間高速空気流を噴射して水分を払拭してから消毒動作を行うことで、消毒効果を挙げることができる。
【0032】
図1に示すように本体箱体1の上部前面に人感センサー30を配設し、これを制御回路8に繋いでその出力信号を利用することにより、消毒機構5をさらにきめ細かに制御して自動運転させることができる。本体箱体1の上部前面に配設された人感センサー30は、ある距離範囲内に人が存在しているか否かを検知することができる。図6で示したフローチャートの消毒動作のタイミング時に、人感センサー30が人を検知していれば、人を検知しなくなってから一定時間(例えば60秒)経過した後に消毒動作を行わせることができる。
【0033】
そして、消毒動作中に人感センサー30が人を検知した場合、消毒液の噴出を即座に中断し、その後人を検知しなくなってから一定時間(例えば60秒)経過した後に再度消毒動作を行わせることができる。これにより、人が近くに居ないときに手挿入部3の消毒が行われることになり、利用者の目の前での消毒動作といった不快感を醸させるような消毒動作を回避することができ、使用感が向上する。制御のアルゴリズムとしては、図6のフローチャートのステップ♯3とステップ5の間に図7に示すステップ♯6〜ステップ♯9のフローを挿入すれば良い。
【0034】
また、人感センサー30が、設定された間隔時間Tbより少し長い所定時間Tc(例えば、Tc=2TbかつTc≦4時間)に一度も人を検知しない場合には、一時的に消毒動作のプログラムを停止し、時間間隔Tbが経過しても、再度人感センサー30が人を検知するまで消毒機構5を待機状態におくこともできる。これにより不必要な消毒動作をしないで済み、消毒液の無駄な消費を抑えることができる。制御のアルゴリズムとしては、図8に示すステップ♯10〜ステップ♯15のフローを図6のステップ♯1とステップ♯2の間に挿入すれば良い。
【0035】
タンク12の消毒液の残量は液面センサー19により検知され制御回路8で監視され、残量が少なくなったときには操作パネル15において表示用LED28を点灯させ補給要請を行う。また、残量が殆どなくなったときには消毒機構5の運転を停止させ、空運転が防止される。
【0036】
このように本実施の形態の手乾燥装置は、装置自らが手挿入部3の消毒を設定された時間間隔Tbで所定量の消毒液の噴出によって自動的に行うため、清掃・消毒の煩わしさがなく、厳しい衛生管理の必要な食品を扱う事業所や医療機関等に好適なものである。消毒機構5の消毒液噴出部11は、管路体23を内側へ押し縮めるだけで手挿入部3から容易に外すことができ、手挿入部3の清掃の妨げにはならない。なお、管路体23を弾性構造にして自体の弾性力で手挿入部3に密接するように構成すればバネ手段24を省略でき、構成を簡素にすることができる。
【0037】
実施の形態2.
図9と図10に示す本実施の形態は、手乾燥装置用消毒装置に関するものであり、実施の形態1で示した消毒機構5を手乾燥装置に外付けにできるように構成したものである。基本的な構成は実施の形態1の消毒機構5と変わらない。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。
【0038】
本実施の形態の手乾燥装置用消毒装置は、内部に消毒液送出部10を構成した本体外殻31の一部によって消毒液のタンク12が一体に構成されている。本体外殻31の上面部の一部は開閉可能の蓋構造32で構成され、蓋構造32を開けてタンク12のキャップ16を外せば消毒液の補充が可能である。手乾燥装置に外付けにするものであるため、本体外殻31内に実施の形態1の制御回路8と同じ機能を果たす制御回路8aが組込まれている。この制御回路8aは手乾燥装置の制御回路8から運転情報が得られるようになっている。
【0039】
これ以外の構成は実施の形態1で示した消毒機構5と変わらない。この手乾燥装置用消毒装置の本体外殻31を手乾燥装置の上方に取付け、手挿入部3に消毒液噴出部11を装着すれば、実質的に実施の形態1で示した手乾燥装置とすることができる。従って、既設の手乾燥装置に簡単に自動消毒機能を付加することができ、取付けも簡単で便利である。これ以外の機能は実施の形態1の消毒機構5の機能と同じである。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、消毒効果の高い清掃性の良い手乾燥装置が得られる。
【0042】
請求項の発明によれば、清掃性の良い手乾燥装置が得られる。
【0043】
請求項の発明によれば、請求項2に係る前記効果とともに消毒機構の脱着が容易になり、その構成も簡素になる。
【0044】
請求項の発明によれば、請求項2に係る前記効果とともに消毒機構の脱着が容易になり、装着状態も安定する。
【0046】
請求項の発明によれば、請求項1〜請求項までのいずれかに係る前記効果とともに適量の消毒液を使った消毒を定期的に自動で行うことができ、利便性が高いものとなる。
【0047】
請求項の発明によれば、請求項1〜請求項までのいずれかに係る前記効果とともに、人目を避けて消毒が実施でき、利用感が向上する。
【0048】
請求項の発明によれば、請求項1〜請求項までのいずれかに係る前記効果とともに不用な消毒を回避でき、消毒液の使用量も減らすことができる。
【0049】
請求項の発明によれば、請求項1,請求項5,請求項6,請求項7のいずれかに係る前記効果とともに利用頻度等、使用状況に応じた消毒を実施することができ利便性が高まる。
【0050】
請求項の発明によれば、既設の手乾燥装置に手軽に清掃・消毒機能を具備させることができる手乾燥装置用消毒装置が得られる。
【0051】
請求項10の発明によれば、請求項に係る前記効果とともに部品点数を削減でき構成の簡素化を推進できる。
【0052】
請求項11の発明によれば、請求項又は請求項10のいずれかに係る前記効果とともに消毒液の貯溜量に応じて補充要請や消毒動作の停止を行わせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の手乾燥装置の側面構成図である。
【図2】 実施の形態1の手乾燥装置における消毒液送出部の断面構成図である。
【図3】 実施の形態1の手乾燥装置における消毒液噴出部の斜視図である。
【図4】 実施の形態1の操作パネルの正面図である。
【図5】 実施の形態1の他の形態の操作パネルの正面図である。
【図6】 実施の形態1の手乾燥装置における消毒機構に関する制御動作を示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態1の手乾燥装置における消毒機構に関する制御動作の一部を特記して示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態1の手乾燥装置における消毒機構に関する制御動作の一部を特記して示すフローチャートである。
【図9】 実施の形態2の手乾燥装置用消毒装置における消毒液送出部の断面構成図である。
【図10】 実施の形態2の手乾燥装置用消毒装置における消毒液噴出部の斜視図である。
【符号の説明】
2 高圧空気流発生装置、 3 手挿入部、 4 手乾燥部、 5 消毒機構、 8,8a制御回路、 9 エアーノズル、 10 消毒液送出部、 11 消毒液噴出部、 12 タンク、 13 電磁ポンプ、 19 液面センサー、22 ノズル、 23 管路体、 24 バネ手段、 26 運転時間設定手段、 27 消毒間隔時間設定手段、 30 人感センサー、 31 本体外殻。

Claims (11)

  1. 手の挿抜可能な処理室において濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥部と、前記処理室の内壁面に消毒液を噴出して同処理室を消毒する消毒機構とを備え、前記手乾燥部を所定時間運転させた後、前記消毒機構に消毒動作をさせるようにした手乾燥装置。
  2. 手の挿抜可能な処理室において濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥部と、前記処理室の内壁面に消毒液を噴出して同処理室を消毒する消毒機構とを備え、その消毒機構を消毒液送出部とこれに接続した消毒液噴出部とから構成するとともに前記手乾燥部に対して着脱可能に構成した手乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の手乾燥装置であって、消毒液噴出部を消毒液送出部からの消毒液を導通しノズルを末端とする弾性を備えた弾性構造の管路体で構成し、この管路体をその拡開方向の自体の弾性力により手乾燥部の処理室の内壁面に圧接させるようにした手乾燥装置。
  4. 請求項2に記載の手乾燥装置であって、消毒液噴出部を消毒液送出部からの消毒液を導通しノズルを末端とする柔構造の管路体と、この管路体を通常においては手乾燥部の処理室の内壁面に押圧する拡開方向のバネ力で付勢するバネ手段とにより構成した手乾燥装置。
  5. 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、消毒機構に一定の間隔をおいて消毒液を所定量噴出させるようにした手乾燥装置。
  6. 請求項1〜請求項までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、人感センサーを設け、この人感センサーが人を検知したときは消毒液の噴出を中断するようにした手乾燥装置。
  7. 請求項1〜請求項までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、人感センサーを設け、この人感センサーが一定時間の間、人を検知しないときは、再び人を検知するまで消毒機構の運転を一時的に停止するようにした手乾燥装置。
  8. 請求項1,請求項5,請求項6,請求項7のいずれかに記載の手乾燥装置であって、消毒液の噴出時刻と噴出量を任意に設定できるようにした手乾燥装置。
  9. 手の挿抜可能な処理室において濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥装置の処理室の内壁面に弾力により係脱可能に密接させうるノズルを末端とする管路体と、貯溜した消毒液を前記管路体に送出する消毒液送出部とを備えた手乾燥装置用消毒装置
  10. 請求項9に記載の手乾燥装置用消毒装置であって、消毒液送出部の消毒液を貯溜する容器部分を、消毒液送出部の外殻を構成する部材で一体に形成した手乾燥装置用消毒装置
  11. 請求項9又は請求項10のいずれかに記載の手乾燥装置用消毒装置であって、消毒液の貯溜に関しその貯溜量を検知できるようにした手乾燥装置用消毒装置
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