JP3811457B2 - 包装装置 - Google Patents
包装装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3811457B2 JP3811457B2 JP2003032783A JP2003032783A JP3811457B2 JP 3811457 B2 JP3811457 B2 JP 3811457B2 JP 2003032783 A JP2003032783 A JP 2003032783A JP 2003032783 A JP2003032783 A JP 2003032783A JP 3811457 B2 JP3811457 B2 JP 3811457B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- folded
- side sheet
- tape
- packaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装装置に関し、たとえばシステムキッチンのシンク付き天板のような物品を包装するためのリユース可能な包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばシステムキッチンのシンク付き天板を現場等へ搬送する場合、発泡スチロールの緩衝ブロックを天板の要所にあてがい、段ボール製の外装材や粘着テープなどを用いて包装している。
【0003】
上述のように、従来技術では、段ボール製の外装材や粘着テープなどを用いて天板を包装している。このため、現場で開梱した後、外装材や粘着テープが廃棄され、再度使用(リユース)されることはない。また、従来技術では、作業者が両手を用いて外装材や粘着テープなどを扱う必要があり、梱包作業が容易ではない。
【0004】
そこで、本出願人は、たとえばシステムキッチンのシンク付き天板のような物品を包装するための包装装置であって、リユース可能で且つ梱包作業の容易な包装装置を提案している(特開2002−347881号公報を参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−347881号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の公報に開示された従来の包装装置では、現場で開梱した後に配送者がコンパクトで且つ安定した形態で持ち帰ることができないという不都合があった。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、リユース可能で且つ梱包作業が容易であり、開梱した後にコンパクトで且つ安定した形態で持ち帰ることのできる包装装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明では、物品を包装するためのリユース可能な包装装置であって、
矩形状の底面シートと、該底面シートに連接されて所定の面剛性を有する第1〜第4側面シートと、前記第1側面シートに連接された可撓性の上面シートと、全体的に平面状に展開された状態から前記物品を包装すべき立体的な形状を形成するために前記第1〜第4側面シートと前記上面シートとを局所的に仮留めするための第1仮留め部材とを備え、
前記底面シート上に前記第1〜第4側面シートおよび前記上面シートを折り畳んだ後に前記底面シートを内側に向かって2つ折りに折り畳むことが可能に構成され、
前記2つ折り状態を保持するための保持部材をさらに備え、前記保持部材は、前記2つ折り状態において互いに対向する前記第3側面シートと前記第4側面シートとを局所的に仮留めするための第2仮留め部材を有し、該第2仮留め部材は、前記2つ折り状態における前記第3側面シートの前記第4側面シート側の面および前記第4側面シートの前記第3側面シート側の面に設けられ、
前記底面シート上に前記第1側面シートおよび前記上面シートを折り畳み、前記上面シートの上に前記第2側面シートを折り畳み、前記第2側面シートの上に前記第3側面シートおよび前記第4側面シートを折り畳んだ状態において、前記第3側面シートおよび前記第4側面シートを前記第2側面シート上に局所的に仮留めするための第3仮留め部材をさらに備えていることを特徴とする包装装置を提供する。
【0009】
本発明の好ましい態様によれば、前記上面シートの側縁部に設けられた環状部材と、前記第2側面シートの側縁部に設けられた帯状部材とを備え、前記帯状部材の先端部は、前記物品の包装状態において、前記環状部材を貫通した後に前記帯状部材の本体部に仮留め可能に構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のリユース可能な包装装置は、矩形状の底面シートと、底面シートに連接されて所定の面剛性を有する第1〜第4側面シートと、第1側面シートに連接された可撓性の上面シートとにより構成されている。そして、全体的に平面状に展開された状態から、たとえばシステムキッチンのシンク付き天板のような物品を包装すべき立体的な形状を形成するために、第1〜第4側面シートと上面シートとを局所的に仮留めするための第1仮留め部材として、たとえばマジックテープ(登録商標)のような仮留め部材を備えている。
【0011】
さらに、本発明の包装装置では、底面シート上に第1〜第4側面シートおよび上面シートを折り畳んだ後に、底面シートを内側に向かって2つ折りに折り畳むことが可能に構成され、この2つ折り状態を保持するための保持部材を備えている。こうして、リユース可能で且つ梱包作業が容易な本発明の包装装置では、底面シート上に第1〜第4側面シートおよび上面シートを折り畳んだ後に底面シートを内側に向かって2つ折りに畳んだ状態を保持することにより、開梱した後にコンパクトで且つ安定した形態で持ち帰ることができる。さらに、不使用時には、上述のコンパクトで且つ安定した形態で包装装置を積み重ねて保管することもできる。
【0012】
なお、本発明では、2つ折り状態を保持するための保持部材は、2つ折り状態において互いに対向する第3側面シートと第4側面シートとを局所的に仮留めするための第2仮留め部材を有することが好ましい。この構成では、第2仮留め部材として、たとえばマジックテープを用いることにより、2つ折り状態を保持するための操作および2つ折り状態を解除するための操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0013】
また、本発明では、底面シート上に第1側面シートおよび上面シートを折り畳み、上面シートの上に第2側面シートを折り畳み、第2側面シートの上に第3側面シートおよび第4側面シートを折り畳んだ状態において、第3側面シートおよび第4側面シートを第2側面シート上に局所的に仮留めするための第3仮留め部材をさらに備えていることが好ましい。この構成では、第3仮留め部材として、たとえばマジックテープを用いることにより、2つ折り状態を実現するための第1工程である操作、すなわち底面シート上に第1〜第4側面シートおよび上面シートを折り畳む操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0014】
さらに、本発明では、上面シートの側縁部に設けられた環状部材と、第2側面シートの側縁部に設けられた帯状部材とを備え、帯状部材の先端部は、物品の包装状態において、環状部材を貫通した後に帯状部材の本体部に仮留め可能に構成されていることが好ましい。この構成では、帯状部材の先端部と帯状部材の本体部との仮留めを、たとえばマジックテープの作用により行うことにより、物品を包装するための最終操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0015】
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる包装装置の平面状に展開された状態を示す図である。また、図2は、本実施形態にかかる包装装置を用いて物品の包装が終了する直前の状態を示す図である。なお、図2では、図面の明瞭化のために、仮留め部材(2a,2b,3a〜3e,4a,4b,5a,5b,8a,8b,9a,9b,10a,10b,11a,11bなど)の図示を省略している。本実施形態では、システムキッチンのシンク付き天板(大きさ:間口1800mm〜2700mm、奥行600mm〜700mm)の包装に本発明を適用している。
【0016】
図1を参照すると、本実施形態の包装装置は、矩形状の底面シート1と、底面シート1の4辺に連接されて所定の面剛性を有する矩形状の第1側面シート2〜第4側面シート5と、第1側面シート2に連接された可撓性で矩形状の上面シート6とを備えている。ここで、面剛性を有する第1側面シート2〜第4側面シート5は、たとえばPP(ポリプロピレン)で形成されている。また、可撓性の上面シート6は、たとえばPE(ポリエチレン)で形成され且つ透明または半透明に形成されている。これにより、梱包作業の途中においてシンク付き天板の状態を確認しながら作業することができ、梱包後に外から中の説明書等を確認することができる。
【0017】
なお、底面シート1は、たとえばPPで形成されて面剛性を有するシートであってもよいし、たとえばPEで形成された可撓性のシートであってもよい。また、底面シート1が上面シート6と同様にPEで形成された可撓性のシートの場合、透明または半透明に形成されていてもよいし、非透明に形成されていてもよい。いずれにしても、底面シート1、第1側面シート2〜第4側面シート5、および上面シート6は、たとえばPPやPEのようなリユース可能な材料で形成されて平面状に展開可能である。
【0018】
また、本実施形態の包装装置では、互いに対向する第1側面シート2および第2側面シート3の内側面(図1の紙面の表側)において、その右端にはマジックテープの一方の面を構成するテープ面2aおよび3aがそれぞれ形成され、その左端にはマジックテープの他方の面を構成するテープ面2bおよび3bがそれぞれ形成されている。また、互いに対向する第3側面シート4および第4側面シート5の外側面(図1の紙面の裏側)の両端には、マジックテープの他方の面を構成するテープ面4a,4b、およびマジックテープの他方の面を構成するテープ面5a,5bがそれぞれ形成されている。後述するように、包装に際して、テープ面2aと4aと、2bと5aと、3aと4bと、3bと5bとがそれぞれ当接係合する。
【0019】
さらに、本実施形態の包装装置では、上面シート6の内側面の上端には、マジックテープの他方の面を構成するテープ面6a〜6cが間隔を隔てて形成されている。また、上面シート6の右端にはマジックテープの一方の面を構成するテープ面6dおよび6eが間隔を隔てて形成され、上面シート6の左端にはマジックテープの他方の面を構成するテープ面6fおよび6gが間隔を隔てて形成されている。
【0020】
一方、第2側面シート3の外側面の下端には、テープ面6a〜6cに対応するように、マジックテープの一方の面を構成するテープ面3c〜3eが間隔を隔てて形成されている。ただし、3つのテープ面3c〜3eのうち、両側のテープ面3cおよび3eは、対応するテープ面6aおよび6cよりも中央に向かって長く延びている。後述するように、包装に際して、テープ面6aと3cと、6bと3dと、6cと3eとがそれぞれ当接係合する。また、包装に際して、テープ面6dと4bと、6eと4aと、6fと5bと、6gと5aとがそれぞれ当接係合する。
【0021】
また、本実施形態の包装装置では、上面シート6の上端(側縁部)には、4つの環状部材7a〜7dが間隔を隔てて設けられている。また、上面シート6、第1側面シート2、底面シート1および第2側面シート3の外側面には、4つの環状部材7a〜7dの位置に対応するように、4つの帯状部材8〜11が鉛直方向に沿って設けられている。なお、第2側面シート3から外側に突出している帯状部材8〜11の先端部の外側面には、マジックテープの一方の面を構成するテープ面8a〜11aがそれぞれ形成されている。また、第2側面シート3の領域において、帯状部材8〜11の本体部の外側面の所定位置には、マジックテープの他方の面を構成するテープ面8b〜11bがそれぞれ形成されている。後述するように、包装に際して、テープ面8aと8bと、9aと9bと、10aと10bと、11aと11bとがそれぞれ当接係合する。
【0022】
また、本実施形態の包装装置では、互いに対向する第3側面シート4および第4側面シート5の内側面の所定位置(テープ面3eおよび3cに対応する位置)に、マジックテープの他方の面を構成するテープ面4cおよび5cがそれぞれ形成されている。後述するように、テープ面4cおよび5cは、包装に際して使用されることはないが、開梱後に包装装置を折り畳む際に、テープ面4cと3eと、5cと3cとがそれぞれ当接係合する。また、後述するように、開梱後に包装装置を折り畳む際に、テープ面4aと5aと、4bと5bとがそれぞれ当接係合する。
【0023】
本実施形態では、物品の包装に際して、底面シート1の上にシンク付き天板20を載置する。そして、必要に応じて、シンク付き天板20の要所に、たとえば発泡スチロールで形成された様々な緩衝ブロックをあてがう。具体的には、シンク付き天板20の両端部には端部用の緩衝ブロックがあてがわれ、シンク付き天板20の中間部には中間部用の緩衝ブロックがあてがわれる。また、必要に応じて、底面シート1上の余剰スペースには、充填用の緩衝ブロックがあてがわれる。
【0024】
次いで、シンク付き天板20の側面を包囲するように、第3側面シート4および第4側面シート5を底面シート1との境界線を折り目として立ち上げた後に、第1側面シート2および第2側面シート3を底面シート1との境界線を折り目として立ち上げる。このとき、第1側面シート2には上面シート1が連接しているが、上面シート1が可撓性であるため第1側面シート2の立ち上げを容易に行うことができる。なお、第3側面シート4および第4側面シート5を立ち上げた状態で、テープ面4cおよび5cを含む矩形状の領域を図1中の破線12aおよび12bを折り目として内側へそれぞれ折り曲げる。
【0025】
こうして、第1側面シート2〜第4側面シート5を立ち上げた状態で、第1側面シート2のテープ面2aの近傍で折り曲げてテープ面2aと第3側面シート4のテープ面4aとを当接係合させ、第2側面シート3のテープ面3aの近傍で折り曲げてテープ面3aと第3側面シート4のテープ面4bとを当接係合させる。同様に、第1側面シート2のテープ面2bの近傍で折り曲げてテープ面2bと第4側面シート5のテープ面5aとを当接係合させ、第2側面シート3のテープ面3bの近傍で折り曲げてテープ面3bと第4側面シート5のテープ面5bとを当接係合させる。
【0026】
最後に、シンク付き天板20の上面を可撓性の上面シート6で覆った状態において、上面シート6のテープ面6a〜6cを第2側面シート3を覆うように折り曲げてテープ面6a〜6cと第2側面シート3のテープ面3c〜3eとをそれぞれ当接係合させる。また、上面シート6のテープ面6dと第3側面シート4のテープ面4bとを当接係合させ、上面シート6のテープ面6eと第3側面シート4のテープ面4aとを当接係合させる。同様に、上面シート6のテープ面6fと第4側面シート5のテープ面5bとを当接係合させ、上面シート6のテープ面6gと第4側面シート5のテープ面5aとを当接係合させる。
【0027】
さらに、帯状部材8〜11の先端部が環状部材7a〜7dを貫通するように導いた後に、帯状部材8〜11の先端部を本体部の方へ折り返して、先端部のテープ面8a〜11aと本体部のテープ面8b〜11bとを当接係合させる。こうして、本実施形態では、リユース可能な包装装置を用いて、シンク付き天板20の梱包作業を容易に行うことができる。
【0028】
図3は、本実施形態にかかる包装装置を開梱後に折り畳む途中の中間状態を示す図である。また、図4は、本実施形態にかかる包装装置を2つ折りに折り畳む様子を示す図である。さらに、図5は、本実施形態にかかる包装装置を2つ折りに折り畳んだ最終状態を示す図である。
【0029】
上述の梱包作業を逆の順序で行うことにより本実施形態の包装装置を開梱し、さらにシンク付き天板20を包装装置から取り出すと、図1に示すように平面状に展開された状態が得られる。本実施形態の包装装置を折り畳む場合、底面シート1との境界線を折り目として第1側面シート2を底面シート1の上に折り畳んだ後に、第1側面シート2との境界線を折り目として上面シート6を底面シート1の上に折り畳む。このとき、上面シート6が底面シート1からはみ出すことがないように、必要に応じて上面シート6を2つ折りまたは3つ折りに折り畳む。
【0030】
次いで、底面シート1との境界線を折り目として、第2側面シート3を上面シート6の上に折り畳む。さらに、底面シート1との境界線を折り目として第3側面シート4を第2側面シート3の上に折り畳むとともに、底面シート1との境界線を折り目として第4側面シート5を第2側面シート3の上に折り畳む。このとき、第3側面シート4のテープ面4cと第2側面シート3のテープ面3eとを当接係合させ、第4側面シート5のテープ面5cと第2側面シート3のテープ面3cとを当接係合させる。こうして、上面シート6、第1側面シート2および第2側面シート3がはみ出すことなく内側に折り畳まれ、図3に示すような安定的な形態の中間状態が得られる。
【0031】
次いで、図3に示す中間状態から、図1中の破線13を折り目として底面シート1を内側に向かって2つ折りに折り畳むことにより、図4に示す状態を経て、図5に示すように最終的な2つ折り状態が得られる。このとき、第3側面シート4のテープ面4aと第4側面シート5のテープ面5aとを当接係合させ、第3側面シート4のテープ面4bと第4側面シート5のテープ面5bとを当接係合させる。こうして、図5に示すように、本実施形態の包装装置をコンパクトで且つ安定した形態に折り畳むことができる。
【0032】
以上のように、本実施形態のリユース可能な包装装置は、矩形状の底面シート1と、底面シート1に連接されて所定の面剛性を有する第1側面シート2〜第4側面シート5と、第1側面シート2に連接された可撓性の上面シート6とにより構成されている。そして、全体的に平面状に展開された状態から、シンク付き天板20を包装すべき立体的な形状を形成するために、第1側面シート2〜第4側面シート5と上面シート6とを局所的に仮留めするための第1仮留め部材として、たとえばマジックテープのような仮留め部材(2a,2b,3a〜3e,4a,4b,5a,5b,6a〜6gなど)を備えている。
【0033】
さらに、本実施形態の包装装置では、底面シート1上に第1側面シート2〜第4側面シート5および上面シート6を折り畳んだ後に、底面シート1を内側に向かって2つ折りに折り畳むことが可能に構成され、この2つ折り状態を保持するための保持部材(4c,5c,3c,3e;4a,4b,5a,5b)を備えている。こうして、リユース可能で且つ梱包作業が容易な本実施形態の包装装置では、底面シート1上に第1側面シート2〜第4側面シート5および上面シート6を折り畳んだ後に底面シート1を内側に向かって2つ折りに畳んだ状態を保持することにより、開梱した後にコンパクトで且つ安定した形態で持ち帰ることができる。このとき、図3〜図5に示すように、たとえば環状の把持部材14aおよび14bを底面シート1の第3側面シート4側に設け、環状の把持部材15aおよび15bを底面シート1の第4側面シート5側に設けることにより、包装装置の持ち運びを容易に行うことができる。さらに、不使用時には、上述のコンパクトで且つ安定した形態で包装装置を積み重ねて保管することもできる。
【0034】
また、本実施形態では、2つ折り状態を保持するための保持部材は、2つ折り状態において互いに対向する第3側面シート4と第4側面シート5とを局所的に仮留めするための第2仮留め部材としてマジックテープ(4a,4b,5a,5b)を用いている。その結果、2つ折り状態を保持するための操作および2つ折り状態を解除するための操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0035】
また、本実施形態では、底面シート1上に第1側面シート2および上面シート6を折り畳み、上面シート6の上に第2側面シート3を折り畳み、第2側面シート3の上に第3側面シート4および第4側面シート5を折り畳んだ状態において、第3側面シート4および第4側面シート5を第2側面シート3上に局所的に仮留めするための第3仮留め部材としてマジックテープ(4c,5c,3c,3e)を用いている。その結果、2つ折り状態を実現するための第1工程である操作、すなわち底面シート1上に第1側面シート2〜第4側面シート5および上面シート6を折り畳む操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0036】
さらに、本実施形態では、上面シート6の側縁部に設けられた環状部材7a〜7dと、第2側面シート3の側縁部に設けられた(実際には上面シート6、第1側面シート2、底面シート1および第2側面シート3の外側面に設けられた)帯状部材8〜11とを備え、帯状部材8〜11の先端部8a〜11aは、包装状態において環状部材7a〜7dを貫通した後に帯状部材の本体部8b〜11bにマジックテープの作用により仮留め可能に構成されている。その結果、シンク付き天板20を包装するための最終操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0037】
なお、上述の実施形態では、シンク付き天板の包装に本発明を適用しているが、これに限定されることなく、他の適当な物品の包装に本発明を適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の包装装置では、底面シート上に第1〜第4側面シートおよび上面シートを折り畳んだ後に、底面シートを内側に向かって2つ折りに折り畳むことが可能に構成され、この2つ折り状態を保持するための保持部材を備えている。その結果、底面シート上に第1〜第4側面シートおよび上面シートを折り畳んだ後に底面シートを内側に向かって2つ折りに畳んだ状態を保持することにより、開梱した後にコンパクトで且つ安定した形態で持ち帰ることができる。さらに、不使用時には、上述のコンパクトで且つ安定した形態で包装装置を積み重ねて保管することもできる。
【0039】
なお、本発明では、2つ折り状態を保持するための保持部材が、2つ折り状態において互いに対向する第3側面シートと第4側面シートとを局所的に仮留めするための第2仮留め部材を有する構成を採用し、第2仮留め部材として、たとえばマジックテープを用いることにより、2つ折り状態を保持するための操作および2つ折り状態を解除するための操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0040】
また、本発明では、底面シート上に第1側面シートおよび上面シートを折り畳み、上面シートの上に第2側面シートを折り畳み、第2側面シートの上に第3側面シートおよび第4側面シートを折り畳んだ状態において、第3側面シートおよび第4側面シートを第2側面シート上に局所的に仮留めするための第3仮留め部材をさらに備える構成を採用し、第3仮留め部材として、たとえばマジックテープを用いることにより、2つ折り状態を実現するための第1工程である操作、すなわち底面シート上に第1〜第4側面シートおよび上面シートを折り畳む操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【0041】
さらに、本発明では、上面シートの側縁部に設けられた環状部材と、第2側面シートの側縁部に設けられた帯状部材とを備え、帯状部材の先端部は、物品の包装状態において、環状部材を貫通した後に帯状部材の本体部に仮留め可能な構成を採用し、帯状部材の先端部と帯状部材の本体部との仮留めを、たとえばマジックテープの作用により行うことにより、物品を包装するための最終操作を簡易な構成にしたがって容易に且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる包装装置の平面状に展開された状態を示す図である。
【図2】本実施形態にかかる包装装置を用いて物品の包装が終了する直前の状態を示す図である。
【図3】本実施形態にかかる包装装置を開梱後に折り畳む途中の中間状態を示す図である。
【図4】本実施形態にかかる包装装置を2つ折りに折り畳む様子を示す図である。
【図5】本実施形態にかかる包装装置を2つ折りに折り畳んだ最終状態を示す図である。
【符号の説明】
1 底面シート
2 第1側面シート
3 第2側面シート
4 第3側面シート
5 第4側面シート
6 上面シート
7 環状部材
8〜11 帯状部材
14 把持部材
20 シンク付き天板
Claims (2)
- 物品を包装するためのリユース可能な包装装置であって、
矩形状の底面シートと、該底面シートに連接されて所定の面剛性を有する第1〜第4側面シートと、前記第1側面シートに連接された可撓性の上面シートと、全体的に平面状に展開された状態から前記物品を包装すべき立体的な形状を形成するために前記第1〜第4側面シートと前記上面シートとを局所的に仮留めするための第1仮留め部材とを備え、
前記底面シート上に前記第1〜第4側面シートおよび前記上面シートを折り畳んだ後に前記底面シートを内側に向かって2つ折りに折り畳むことが可能に構成され、
前記2つ折り状態を保持するための保持部材をさらに備え、前記保持部材は、前記2つ折り状態において互いに対向する前記第3側面シートと前記第4側面シートとを局所的に仮留めするための第2仮留め部材を有し、該第2仮留め部材は、前記2つ折り状態における前記第3側面シートの前記第4側面シート側の面および前記第4側面シートの前記第3側面シート側の面に設けられ、
前記底面シート上に前記第1側面シートおよび前記上面シートを折り畳み、前記上面シートの上に前記第2側面シートを折り畳み、前記第2側面シートの上に前記第3側面シートおよび前記第4側面シートを折り畳んだ状態において、前記第3側面シートおよび前記第4側面シートを前記第2側面シート上に局所的に仮留めするための第3仮留め部材をさらに備えていることを特徴とする包装装置。 - 前記上面シートの側縁部に設けられた環状部材と、前記第2側面シートの側縁部に設けられた帯状部材とを備え、
前記帯状部材の先端部は、前記物品の包装状態において、前記環状部材を貫通した後に前記帯状部材の本体部に仮留め可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003032783A JP3811457B2 (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | 包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003032783A JP3811457B2 (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | 包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004244029A JP2004244029A (ja) | 2004-09-02 |
JP3811457B2 true JP3811457B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=33019023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003032783A Expired - Fee Related JP3811457B2 (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | 包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3811457B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009102053A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Nippon Express Co Ltd | 薄型表示装置用の梱包ケース |
-
2003
- 2003-02-10 JP JP2003032783A patent/JP3811457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004244029A (ja) | 2004-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI314539B (ja) | ||
JP5309315B2 (ja) | ポップアップ式のパックシート包装体 | |
US8584855B2 (en) | Packaging pouch for absorbent article | |
JP7246124B2 (ja) | ウエットシート包装体 | |
JP5606784B2 (ja) | 吸収性物品の個別包装品の包装体 | |
JP3811457B2 (ja) | 包装装置 | |
JP4237035B2 (ja) | 衛生薄葉紙の包装袋 | |
JP2003026193A (ja) | 把手部付き包装袋及びその前駆体 | |
JP2011084310A (ja) | 包装体及び包装袋 | |
JP2004269010A (ja) | ロール製品収納用包装袋 | |
JP5890644B2 (ja) | 清掃体用収容袋、清掃体パッケージ | |
JP4516792B2 (ja) | 包装装置 | |
JP2004269009A (ja) | 包装袋 | |
JP2005088970A (ja) | シート状物の収容製品 | |
JP3134923U (ja) | ポケットティッシュ | |
JP5297720B2 (ja) | 物品の包装装置 | |
JP3811370B2 (ja) | 包装装置 | |
JP3194742U (ja) | 型崩れ防止具 | |
JP2012046222A (ja) | 食品収容部材と食品包装用容器および食品包装体 | |
JP7050552B2 (ja) | 包装袋 | |
JP5734695B2 (ja) | ウエットティッシュの連続取り出し構造 | |
JP2022162311A (ja) | 衛生薄葉紙製品収納体 | |
JP4395079B2 (ja) | ポケット型紙おしぼり | |
JP3052865U (ja) | 携帯用組立式便器 | |
JPS5929860Y2 (ja) | 吊手付きカ−トン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050725 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050920 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060526 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3811457 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130602 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140602 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |