JP3809849B2

JP3809849B2 - Vehicle antitheft device

Info

Publication number: JP3809849B2
Application number: JP33540596A
Authority: JP
Inventors: 達夫内原; 仁金子
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1996-12-16
Filing date: 1996-12-16
Publication date: 2006-08-16
Anticipated expiration: 2016-12-16
Also published as: JPH10167012A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用盗難防止装置に関し、特に、救急車その他の緊急車両のように、エンジンをかけた状態で乗員が車両を離れることが生じやすい車両に適用するのに好適な装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両の発進を規制する装置としては、自動変速機に適用されたシフトロック装置が周知である。
このシフトロック装置は、シフトレバーにシフトノブに連動するように設けられてプレートと係合してシフトを規制するピンと、このピンの近傍に設けられてピンが規制解除位置に移動するのを妨げるソレノイドと、このソレノイドの駆動を制御するコントローラと、ブレーキペダルの踏み込みに連動するブレーキスイッチとを備え、前記コントローラは、イグニッションスイッチ（以下、ＩＧＮという）がＯＮとなるとともに、ブレーキスイッチがＯＮとならないとソレノイドがピンの規制解除位置への移動を許す位置に切り替わらないように構成されている（例えば、日産自動車株式会社が１９９１年６月に発行した新型車解説書Ｃ２３−１のＣ４１〜４２頁を参照のこと）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなシフトロック装置は、運転者が誰であっても、ブレーキペダルを踏み込めば、Ｐレンジから他のレンジにシフトさせて車両を発進させることができる。
ところで、救急車やパトロールカーや消防車などの緊急車両は、エンジンをかけたままで乗員が車両から離れることがあり、また、乗員が車両に戻った後は、一刻を争って直ちに発進するというような使用が成される。
そこで、エンジンをかけたままで駐車している時に、盗難を防止する必要があるとともに、盗難防止を速やかに解除することも可能とする必要があるが、従来これを満足する盗難防止装置は無かった。
ちなみに、本願出願人は、このような盗難防止を図るにあたり、以下に述べる点を考慮した。
すなわち、この盗難を防止するにあたり、例えば、盗難防止スイッチを設け、この盗難防止スイッチを投入している状態では、シフトレバーを走行レンジにシフトチェンジできないようにするか、あるいは、発進しようとした際に直ちにエンジンが停止するようにすることが考えられる。
前者の場合、従来周知のシフトロック装置を利用して発進防止を図ることが考えられるが、このシフトロック装置は、バッテリ上がりなどによりソレノイドが正常に動作しない場合には、手動によりソレノイドによる規制を解除する手段が設けられており、この手段により規制を解除しても、盗難防止スイッチが投入されているかぎりは発進できないようにすることが望まれる。
また、後者の場合、盗難防止スイッチを投入しているのを忘れて発進操作を行った場合に、エンジンが停止してしまうと緊急性が損なわれるし、また、走行中にこの盗難防止スイッチを投入してもエンジンが停止しないようにする必要があるもので、これらを考慮する必要がある。
加えて、両者とも、一旦イグニッションスイッチを切った後に、再度発進操作を行っても、盗難防止状態を維持できる構造でなければならない。
【０００４】
本発明は、上述した従来の問題ならびに考慮すべき点に着目してなされたもので、使い勝手のよい盗難防止装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため請求項１記載の車両用盗難防止装置は、パーキングレンジ検出手段がシフトレバーのパーキングレンジを検出している一方で、ブレーキスイッチからブレーキペダルの踏み込み操作を検出する信号がシフトロック回路を介して入力されていない時には、駆動手段を駆動させてシフトレバーをパーキングレンジからシフトチェンジすることを規制するシフトロック制御装置と、前記シフトロック回路を遮断・接続させる常閉のシフトロックリレースイッチと、エンジンを始動させるスタータへ電力を供給するスタータ回路を遮断・接続させる常閉のスタータリレースイッチと、イグニッションスイッチに接続された盗難防止回路と、この盗難防止回路の途中に設けられ、乗員の操作によりこの盗難防止回路の遮断および接続の切替が可能な盗難防止スイッチと、前記盗難防止回路において盗難防止スイッチよりも接地側に直列に設けられ、この盗難防止回路を遮断・接続させる常開の盗難防止リレースイッチと、を備え、前記盗難防止リレースイッチの励磁コイルが、シフトレバーのシフトポジションを検出するインヒビタスイッチに、パーキングレンジを検出する信号により励磁されるよう接続され、前記スタータリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続され、前記シフトロックリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられるとともに前記盗難防止リレースイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続されていることを特徴とする。
【０００６】
請求項２記載の車両盗難防止装置は、パーキングレンジ検出手段がシフトレバーのパーキングレンジを検出している一方で、ブレーキスイッチからブレーキペダルの踏み込み操作を検出する信号がシフトロック回路を介して入力されていない時には、駆動手段を駆動させてシフトレバーをパーキングレンジからシフトチェンジすることを規制するシフトロック制御装置と、前記シフトロック回路を遮断・接続させる常閉のシフトロックリレースイッチと、エンジンを始動させるスタータへ電力を供給するスタータ回路を遮断・接続させる常閉のスタータリレースイッチと、イグニッションスイッチに接続された盗難防止回路と、この盗難防止回路の途中に設けられ、乗員の操作によりこの盗難防止回路の遮断および接続の切替が可能な盗難防止スイッチと、前記盗難防止回路において盗難防止スイッチよりも接地側に直列に設けられ、この盗難防止回路を遮断・接続させる常開の盗難防止リレースイッチと、停車状態の検出時に前記盗難防止スイッチの励磁コイルを励磁させるよう接続された停車検出手段と、を備え、前記スタータリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続され、前記シフトロックリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられるとともに前記盗難防止リレースイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続され、前記盗難防止リレースイッチが、前記盗難防止回路を遮断・接続させる常開の主スイッチ部と、前記盗難防止回路の盗難防止スイッチと盗難防止リレースイッチとの間から分岐された第１分岐回路を遮断・接続させる常閉の副スイッチ部とを備え、前記イグニッションスイッチから点火装置に電力を供給する点火回路の途中に、この点火回路を遮断・接続させる常閉の点火リレースイッチが設けられ、この点火リレースイッチの励磁コイルは、前記盗難防止回路の主スイッチ部よりも接地側から分岐された第２分岐回路に接続され、この第２分岐回路を遮断・接続させる常開の非停車防盗リレースイッチが設けられ、この非停車防盗リレースイッチの励磁コイルは、前記第１分岐回路において前記副スイッチ部よりも接地側に接続され、前記盗難防止回路には、前記主スイッチ部が一旦閉じたら、盗難防止スイッチを介して電力の供給が停止されるまで主スイッチをバイパスした盗難防止回路の通電を続ける自己保持状態を形成する自己保持リレースイッチが設けられていることを特徴とする。
【０００７】
なお、この請求項１または２記載の発明では、前記盗難防止回路には、盗難防止回路への通電中点灯するセット確認ランプを設けてもよい。
また、請求項２記載の発明では、前記停車検出手段として、シフトレバーのシフトポジションを検出するインヒビタスイッチにおいて、シフトレバーのパーキングレンジを検出するパーキングスイッチを用いてもよし、あるいは、パーキングブレーキのブレーキ操作を検出するパーキングスイッチを用いてもよい。
また、請求項１ないし５記載の発明において、前記スタータ回路は、スタータの一次側コイルと二次側コイルとを結ぶ回路としてもよい。
【０００８】
【作用】
請求項１記載の発明では、エンジンをかけたままで車両を離れる際には、シフトレバーをパーキングレンジに投入し、盗難防止スイッチを手動により投入してから離れる。
この盗難防止スイッチの投入によりスタータリレースイッチが励磁されてスタータ回路が遮断される。また、上記シフトレバーの操作により、シフトロック制御装置は駆動手段を駆動させてシフトレバーをパーキングレンジから他のレンジへシフトチェンジできない状態とする。
そして、シフトレバーをパーキングレンジとした状態では、インヒビタスイッチからの信号により盗難防止リレースイッチが励磁されて閉成されるため、盗難防止回路では、この盗難防止リレースイッチの閉成、ならびに盗難防止スイッチの投入により通電されて、シフトロックリレースイッチが励磁され、シフトロック回路が遮断される。また、上述の盗難防止スイッチの投入によりスタータリレースイッチが励磁されてスタータ回路が遮断される。
したがって、車両を盗もうとした人間が車両を発進させるべく、ブレーキペダルを踏んでからシフトレバーをパーキングレンジから他のレンジにシフトチェンジしようとしても、シフトロック制御装置には、ブレーキスイッチからの信号が入力されず、上記駆動手段を駆動させたシフトロック状態を解除せず、車両を発進させることはできない。
次に、車両を盗もうとしている人間が、一旦イグニッションスイッチを切ってエンジンを停止させた場合、シフトロック制御装置への通電が停止されて駆動手段の駆動が解除されるため、シフトレバーをパーキングレンジから他のレンジへシフトチェンジさせることが可能となる。そこで、この状態でシフトチェンジした後、イグニッションスイッチをＯＮとしてエンジンをスタートさせようとした時には、盗難防止スイッチが投入されたままであるから、イグニッションスイッチをＯＮとした時点で直ちに盗難防止回路からスタータリレースイッチへ通電されて励磁され、スタータリレースイッチが開成される。したがって、スタータ回路が遮断されてスタータが作動せず、エンジンをスタートすることができず、発進不可能である。
以上のように、盗難防止スイッチを投入解除しない限り車両を発進させることはできない。
【０００９】
次に、正規の使用者が車両に戻り、車両を発進させるには、盗難防止スイッチをＯＦＦとすればシフトレバーのシフトチェンジが可能となるから、発進できるものであるが、この時、盗難防止スイッチをＯＦＦに切り替えるのを忘れて発進操作を行った場合には、シフトレバーのパーキングレンジからのシフトチェンジが規制されるだけであり、しかも、このシフトチェンジの規制により盗難防止スイッチがＯＮ状態であることを知ることがでる。よって、盗難防止スイッチをＯＦＦとして発進することができる。このように、盗難防止スイッチがＯＦＦ状態のままで発進操作を行った場合に、エンジンが停止することはないため、緊急発進が妨げられることはない。
また、走行中に誤って盗難防止スイッチを投入した場合、スタータリレースイッチが励磁されてスタータ回路が遮断されるが、このスタータ回路の遮断ではスタータの作動ができないだけであり、エンジンが停止することはなく、走行を妨げるものではない。
【００１０】
請求項２記載の発明では、エンジンをかけたままで車両を離れる際には、シフトレバーをパーキングレンジに投入し、盗難防止スイッチを手動により投入してから離れる。
この盗難防止スイッチの投入によりスタータリレースイッチが励磁されてスタータ回路が遮断される。また、上記シフトレバーの操作により、シフトロック制御装置は駆動手段を駆動させてシフトレバーをパーキングレンジから他のレンジへシフトチェンジできない状態とする。
そして、停車状態検出手段からの信号により、盗難防止リレースイッチが励磁されて主スイッチ部が閉成されるとともに副スイッチ部が開成される。この主スイッチ部の閉成により、盗難防止回路に通電され、これにより、シフトロックリレースイッチが励磁されてシフトロック回路が遮断されるとともに、自己保持リレースイッチが励磁されて盗難防止リレースイッチの主スイッチ部をバイパスする通電が形成される。一方、副スイッチ部の開成により、第１分岐回路には通電されず、よって、非停車防盗リレースイッチが励磁されないために第２分岐回路にも通電されないとともに、点火リレースイッチは励磁されないために点火回路は接続状態に保たれる。したがって、エンジンの回転は続行される。
この状態で、車両を盗もうとする人間が車両を発進させるべく、ブレーキペダルを踏んでからシフトレバーをパーキングレンジから他のレンジにシフトチェンジしようとしても、請求項１記載の発明と同様に、シフトロック制御装置には、ブレーキスイッチからの信号が入力されず、上記駆動手段を駆動させたシフトロック状態を解除せず、車両を発進させることはできない。
次に、車両を盗もうとしている人間が、シフトロック制御装置の出力に基づく駆動手段の駆動によりシフトロックしている状態を、例えば、エマージェンシー用の機械的な手段により解除してシフトチェンジを行って、車両を発進させた場合、停車状態検出手段が停車状態を検出しなくなった瞬間に、盗難防止リレースイッチの励磁が解かれて副スイッチ部が閉成され、これにより、第１分岐回路に通電されて非停車防盗リレースイッチが励磁されて第２分岐回路に通電され、点火リレースイッチが励磁されて点火回路が遮断され、よって、エンジンが直ちに停止するため、車両を発進させることができない。この場合、エンジンは停止するが、シフトロックを機械的に解除されても、車両の盗難は確実に防止することができる。ちなみに、上記停車状態検出手段としては、請求項４に記載のようにシフトレバーのシフトポジションを検出するインヒビタスイッチを用いることができ、シフトレバーをパーキングレンジからシフトチェンジした時点で、エンジンが直ちに停止する。また、上記停車状態検出手段として、請求項５に記載のようにパーキングスイッチを用いた場合は、パーキングブレーキによる制動を解除する操作を行った時点で、エンジンが直ちに停止する。
次に、車両を盗もうとしている人間が、一旦イグニッションスイッチを切ってエンジンを停止させた場合、シフトロック制御装置への通電が停止されて駆動手段の駆動が解除されるため、シフトレバーをパーキングレンジから他のレンジへシフトチェンジさせることが可能となる。そこで、この状態でシフトチェンジした後、イグニッションスイッチをＯＮとしてエンジンをスタートさせようとした時には、請求項１記載の発明と同様に、イグニッションスイッチをＯＮとした時点で直ちに盗難防止回路からスタータリレースイッチへ通電されて励磁され、スタータリレースイッチが開成されてスタータ回路が遮断され、よって、スタータが作動せず、エンジンをスタートすることができず、発進不可能である。
以上のように、盗難防止スイッチを投入解除しない限り車両を発進させることはできない。
【００１１】
次に、正規の使用者が車両に戻り、車両を発進させるには、請求項１記載の発明と同様に、盗難防止スイッチをＯＦＦとすればシフトレバーのパーキングレンジからのシフトチェンジが可能となることから、発進できるものであるが、この時、盗難防止スイッチをＯＦＦに切り替えるのを忘れて発進操作を行った場合には、シフトレバーのパーキングレンジからのシフトチェンジが規制されるだけであり、しかも、このシフトチェンジの規制により盗難防止スイッチがＯＮ状態であることを知ることがでる。よって、盗難防止スイッチをＯＦＦとして発進することができる。このように、盗難防止スイッチがＯＦＦ状態のままで発進操作を行った場合に、エンジンが停止することはないため、緊急発進が妨げられることはない。
また、走行中に誤って盗難防止スイッチを投入した場合、スタータリレースイッチが励磁されてスタータ回路が遮断されるとともに、非停車防盗リレースイッチが励磁されて閉成されるが、このスタータ回路の遮断ではスタータの作動ができないだけであり、エンジンが停止することはなく、また、非停車防盗リレースイッチが励磁されても、盗難防止リレースイッチが励磁されなければ、第２分岐回路に通電が成されないため、点火リレースイッチは励磁されず、エンジンは停止することはない。
【００１２】
なお、請求項３記載の発明では、盗難防止回路にセット確認ランプを設けており、盗難防止スイッチを投入して、盗難防止リレースイッチが励磁されて盗難防止回路に通電が成されている状態の時、加えて、請求項２記載の発明では、盗難防止リレースイッチが励磁されていなくても自己保持リレースイッチが励磁されて主スイッチ部をバイパスして盗難防止回路に通電が成されている状態の時、すなわち、盗難防止動作が成されている時は、セット確認ランプが点灯されて、作動状態を視覚的に確認できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
（実施の形態１）
図１は請求項１および３記載の発明の実施の形態である実施の形態１を示す回路図である。
図において、１は盗難防止スイッチ（以下、防盗スイッチという）である。この防盗スイッチ１が設けられた盗難防止回路（以下、防盗回路という）２は、フューズ３を介してイグニッション（以下、ＩＧＮとする）スイッチに接続されている。
前記防盗回路２には、前記防盗スイッチ１の接地側に直列に盗難防止リレースイッチ（以下、防盗リレースイッチという）４とセット確認ランプ５とが接続されている。前記防盗リレースイッチ４は、防盗回路２を遮断・接続する常開のスイッチ部４ａと、このスイッチ部４ａを動作させる励磁コイル４ｂとを備え、この励磁コイル４ｂは、シフトレバー２０（図４または６参照）のポジションに連動する図外のインヒビタスイッチのパーキング（以下、Ｐと表示する）端子に接続されており、シフトレバー２０をＰレンジとした時に出力されるパーキング信号により励磁コイル４ｂが励磁されてスイッチ部４ａが閉じるよう構成されている。
また、前記防盗回路２には、スタータリレースイッチ６とシフトロックリレースイッチ７との各励磁コイル６ｂ，７ｂが接続されている。前記スタータリレースイッチ６は、スタータ８の一次側コイル８ａと二次側コイル８ｂとを接続するスタータ回路９に設けられており、励磁コイル６ｂが励磁されると、スタータ回路９を遮断・接続する常閉のスイッチ部６ａが開成されるよう構成されている。また、前記シフトロックリレースイッチ７は、シフトロック装置においてブレーキスイッチ１０とシフトロックコントロールユニット１１とを接続するシフトロック回路１２に設けられ、励磁コイル７ｂが励磁されると、シフトロック回路１２を遮断・接続する常閉のスイッチ部７ａが開成されるよう構成されている。
【００１４】
ここで、シフトロック装置について簡単に説明すると、シフトロックコントロールユニット１１は、図２に示すように、図外のＩＧＮスイッチからのＩＧＮスイッチ信号ａ、ブレーキスイッチ１０からのブレーキ信号ｂ、図外のインヒビタスイッチからのディテント信号ｃが入力され、これら入力信号ａ，ｂ，ｃに基づいてシフトロックソレノイド１３の駆動を制御するよう構成されているもので、すなわち、シフトロックコントロールユニット１１は、図３のように、ＩＧＮスイッチ信号ａならびにブレーキ信号ｂがＯＮであるとともに、ディテント信号ｃがＯＦＦである時にシフトロックソレノイド１３をＯＮとする制御を実行する。なお、前記ディテント信号ｃとは、シフトレバー２０がパーキングレンジでありかつノブボタン（図６参照）を操作していない時に出力される信号である。
前記シフトロックソレノイド１３は、図４（ａ）に示すＰレンジのシフトレバー２０と係合してシフトレバー２０のシフトチェンジを規制しているカム２１のアーム２１ａに係合しているレバー２２を動作させるもので、図４（ａ）の状態では、シフトロックソレノイド１３がＯＦＦとなっていて、レバー２２はカム２１のアーム２１ａと係合してシフトレバー２０をＰレンジからシフトチェンジすることができないのに対し、図４（ｂ）の状態では、シフトロックソレノイド１３がＯＮとなってロッド２３を押し上げてレバー２２を回動させることによりカム２１との係合が外れ、カム２１が図４（ａ）において矢印方向に回動可能となる結果、シフトレバー２０をＰレンジからシフトチェンジすることが可能となるものである。
【００１５】
次に、実施の形態１の動作について説明する。
（イ）盗難防止時
緊急時などにやむ終えず、エンジンをかけたまま車両から離れる時には、シフトレバー２０をＰレンジにシフトするとともに、防盗スイッチ１を投入（ＯＮ）する。このシフトレバー２０の操作により、防盗リレースイッチ４では図外インヒビタスイッチからのＰ信号により励磁コイル４ｂが励磁されてスイッチ部４ａが閉成され、さらに、これによりシフトロックリレースイッチ７の励磁コイル７ｂが励磁されてそのスイッチ部７ａが開成される。また、前記防盗スイッチ１の投入によりスタータリレースイッチ６の励磁コイル６ｂが励磁されてそのスイッチ部６ａが開成される。したがって、スタータ回路９が途中で遮断されるとともに、シフトロック回路１２が途中で遮断される。よって、この状態では、車両を盗もうとして、シフトレバー２０のシフトチェンジを行おうとした場合、図外のブレーキペダルを踏んでブレーキスイッチ１０がＯＮとなっても、そのブレーキ信号はシフトロックコントロールユニット１１に伝達されないから、シフトロックソレノイド１３がＯＮとならず、シフトチェンジを行うことができないから、車両を発進させることができない。また、この状態で車両を盗もうとしている人間が、一旦IGNスイッチをOFFにすると、その時点では、各リレースイッチ４，６，７の励磁が解かれるが、この状態でエンジンを始動しようとしても、再びIGNスイッチをONとした時点で、スタータリレースイッチ６が励磁されてスイッチ部６ａが開成されるために、スタータ回路９が遮断されてエンジンを始動することができず、車両を発進させることができない。以上のようであるから、確実に盗難を防止できる。
（ロ）盗難防止状態からの発進時
上述の盗難防止状態から正規の使用者が発進するには、防盗スイッチ１をＯＦＦに切り替える。これにより防盗リレースイッチ４は励磁されていても、防盗回路２への通電が無くなるために、スタータリレースイッチ６およびシフトロックリレースイッチ７への通電が絶たれ、両リレースイッチ６，７のスイッチ部６ａ，７ａが閉成される。したがって、シフトレバー２０をＰレンジからシフトチェンジを行うことができ、発進することができる。また、防盗スイッチ１を投入していることを忘れて発進しようとした場合、シフトチェンジを行うことができないこと、ならびにセット確認ランプ５が点灯していることにより、防盗スイッチ１を投入していることに気付くことができるもので、例えば、防盗スイッチ１を投入した状態で発進操作を行うとエンジンが直ちに停止するような構造に比べると、再度エンジンを始動する操作が不要であって、緊急性を阻害するものではない。
（ハ）走行中
走行中に誤って防盗スイッチ１を投入した場合、スタータ回路９およびシフトロック回路１２が遮断されるが、これによりエンジンが停止されたり、走行中のシフトポジションからのシフトチェンジが妨げられるというような不具合は生じない。
【００１６】
以上説明したように、実施の形態１では、シフトレバー２０をレンジにシフトするとともに防盗スイッチ１を投入すれば、エンジンをかけたまま車両を離れても、車両を発進させることができず、盗難を防止できるという効果を奏する。しかも、このような構成を、既存のシフトロック装置を利用して構成しているために、コスト低減を図ることができるという効果も得られる。
加えて、防盗スイッチ１を投入したままで使用者が発進操作を行った場合、エンジンが直ちに停止することはないから、緊急性を妨げることがないし、また、走行中に防盗スイッチ１を誤って投入した時にも、エンジンが停止することが無く、使い勝手に優れるものである。
（実施の形態２）
次に、実施の形態２について説明する。なお、実施の形態２を説明するにあたり、実施の形態１と同様の構成には同じ符号を付けて説明を省略する。
図５は実施の形態２を示す回路図である。
防盗回路２において防盗スイッチ１よりも接地側に設けられている防盗リレースイッチ４０は、実施の形態１と異なり、防盗回路２に直列の常開の主スイッチ部４０ａと、防盗回路２の防盗スイッチ１と防盗リレースイッチ４０との間から分岐された第１分岐回路２ａに設けられた常閉の副スイッチ部４０ｂを有している。この防盗リレースイッチ４０の励磁コイル４０ｃは、車両停止状態に連動して通電されるものであり、実施の形態１と同様にインヒビタスイッチのＰ端子に接続されているが、その他に、パーキングブレーキの状態に連動する前記ブレーキスイッチ１０に接続してもよい。ちなみに、ブレーキスイッチ１０に接続した構造の場合には、マニュアルトランスミッションにも適用可能である。
前記第１分岐回路２ａには、前記副スイッチ部４０ｂと直列に非停車防盗リレースイッチ１４の励磁コイル１４ｂが設けられている。この非停車防盗リレースイッチ１４は、前記防盗回路２において防盗リレースイッチ４０よりも接地側から分岐された第２分岐回路２ｂを遮断・接続するもので、この第２分岐回路２ｂの途中に常開のスイッチ部１４ａが設けられている。そして、この第２分岐回路２ｂには前記スイッチ部１４ａと直列に点火リレースイッチ１５の励磁コイル１５ｂが接続されている。
この点火リレースイッチ１５は、ＩＧＮスイッチとイグニッションコイル（以下、ＩＧＮコイルという）１６とを結ぶイグニッション回路１７を遮断・接続するもので、このイグニッション回路１７の途中に点火リレースイッチ１５の常閉のスイッチ部１５ａが設けられている。
また、前記防盗リレースイッチ４０と並列に自己保持リレースイッチ１８が設けられている。この自己保持リレースイッチ１８は、前記防盗リレースイッチ４０の主スイッチ部４０ａが一旦閉成されると、この主スイッチ部４０ａをバイパスする通電を形成してその状態を保持するものであり、この自己保持リレースイッチ１８の常開のスイッチ部１８ａが前記主スイッチ部４０ａと並列に防盗回路２に接続され、かつ、その励磁コイル１８ｂが防盗回路２において主スイッチ部４０ａよりも接地側に接続されている。
【００１７】
なお、この実施の形態２においてはシフトロック装置の構造が実施の形態１と多少異なっており、その相違点を説明する。
図６において、シフトレバー２０には、図外のプレートと係合してポジションを規制するピン２４が設けられ、シフトレバー２０の上部に設けられているノブボタン２５を押してロッド２６を押し下げるとピン２４が下がって図外のプレートトの係合が外れてＰレンジなどの所定のポジションからのシフトチェンジが可能となる。
また、ピン２４の下方にはストッパレバー２７がピン２４の下方移動を規制する位置同図（ａ）と規制しない位置同図（ｂ）とに回動可能であるとともに、図外のスプリングにより規制しない位置に回動付勢されて設けられている。
そして、シフトロックソレノイド１３は、同図（ａ）に示すＯＮの状態で規制ロッド２８を前記ストッパレバー２７が非規制位置に回動するのを妨げる位置に配置させ、同図（ｂ）に示すＯＦＦの状態でストッパレバー２７が非規制位置に回動するの許す位置に規制ロッド２８を下げるよう動作する。
さらに、前記規制ロッド２８は、図７に示すようにシフトレバー２０の側部に設けられた解除ノブ２９を下方に押すことによりシフトロックソレノイド１３がＯＦＦ状態でも前記規制ロッド２８を強制的に下方移動させてシフトレバー２０のシフトチェンジを可能とすることができる。これは、バッテリ上がりその他によりシフトロックソレノイド１３が正常に動作しない時でもシフトチェンジを行うことができるようにするためである。
【００１８】
次に、実施の形態２の動作を説明する。
（ａ）盗難防止時
エンジンをかけた状態で盗難防止を行うには、シフトレバー２０をＰレンジにシフトした状態で、防盗スイッチ１を投入する。この防盗スイッチ１の投入により、実施の形態１と同様にスタータリレースイッチ６が励磁されてスタータ回路９が遮断され、また、パーキング信号により防盗リレースイッチ４０が励磁されて、主スイッチ部４０ａが閉成されるとともに、副スイッチ部４０ｂが開成される。
【００１９】
この副スイッチ部４０ｂの開成により、非停車防盗リレースイッチ１４は励磁されず、よって、点火リレースイッチ１５も励磁されないため、スイッチ部１５ａが閉状態に保たれてイグニッション回路１７は通電状態に保たれて、イグニッションコイル１６の二次側への通電が維持されてエンジンの回転が持続される。また、防盗リレースイッチ４０の主スイッチ部４０ａの閉成により、シフトロックリレースイッチ７が励磁されてシフトロック回路１２が遮断され、かつ、自己保持リレースイッチ１８が励磁されてスイッチ部１８ａが閉成されるとともにこの状態を自己保持し、さらに、セット確認ランプ５が点灯して、盗難防止状態になったことを確認できる。なお、前記自己保持リレースイッチ１８の自己保持状態は、ＩＧＮスイッチを切るか、防盗スイッチ１をＯＦＦにするまで維持されるものであり、ＩＧＮスイッチおよび防盗スイッチ１がＯＮでは、シフトレバー２０がＰレンジから他のレンジにシフトチェンジされて防盗リレースイッチ４０の励磁が解除されて防盗回路２の主スイッチ部４０ａが開成されても、自己保持リレースイッチ１８は防盗回路２の通電を維持させ、防盗リレースイッチ４０よりも接地側に接続されているシフトロックリレースイッチ７および非停車防盗リレースイッチ１４の励磁状態が維持される。
【００２０】
したがって、防盗スイッチ１を投入した状態では、実施の形態１と同様にシフトレバー２０をＰレンジからシフトチェンジすることができないし、一旦ＩＧＮスイッチを切ってシフトチェンジを行ってからエンジンを始動させようとしてもスタータ８が作動しないためエンジンを始動させることができず、よって、車両を発進させることができない。
次に、上記盗難防止状態から機械的にシフトロックを解除して発進させようとした場合について説明する。
上記盗難防止状態にあっても、図７に示す解除ノブ２９を操作して機械的にシフトロックを解除してシフトレバー２０をＰレンジ以外のレンジにシフトチェンジすることができる。この解除操作を行ってシフトレバー２０をドライブレンジなどにシフトチェンジして発進しようとした際には、Ｐレンジからシフトチェンジした瞬間に、Ｐ信号が途絶えることで防盗リレースイッチ４０の励磁が解除され、副スイッチ部４０ｂが閉成される。この副スイッチ部４０ｂの閉成により、非停車防盗リレースイッチ１４が励磁されてそのスイッチ部１４ａが閉成され、これにより点火リレースイッチ１５が励磁されてそのスイッチ部１５ａが開成されるため、イグニッション回路１７が遮断され、イグニッションコイル１６への通電が絶たれてエンジンが停止する。したがって、車両を発進させることができない。
（ｂ）盗難防止後の発進時
上述の盗難防止状態から車両を発進させるには、防盗スイッチ１をＯＦＦにする。これによりスタータリレースイッチ６の励磁が解除されてスタータ回路９が接続され、また、自己保持リレースイッチ１８の自己保持状態が解除されてシフトロックリレースイッチ７の励磁も解除され、シフトロック回路１２が接続される。したがって、シフトレバー２０をＰレンジからシフトチェンジして発進することができる。
また、上述の盗難防止状態から車両を発進させるにあたり、防盗スイッチ１の操作を忘れた場合、ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバー２０をＰレンジからシフトチェンジしようとしても、この時点では、自己保持リレースイッチ１８の自己保持によりシフトロックリレースイッチ７は開成されていて、シフトロック回路１２が遮断されているために、シフトチェンジすることができない。このこと、およびセット確認ランプ５の点灯により防盗スイッチ１が投入されていることを知ることができ、またこの時、エンジンは停止しないため、発進するための操作としては、防盗スイッチ１をＯＦＦにするだけで済み、緊急時における操作性がよい。
【００２１】
（ｃ）走行時
万一、走行中に盗難防止スイッチ１を投入した場合、スタータリレースイッチ６には通電されるが、このような走行時には、インヒビタスイッチからパーキング信号が出力されていないことから、防盗リレースイッチ４０は励磁されない。したがって、第１分岐回路２ａに通電されて非停車防盗リレースイッチ１４が励磁されてそのスイッチ部１４ａが閉制されても、このスイッチ部１４ａが設けられている第２分岐回路２ｂには通電されず、よって、点火リレースイッチ１５が励磁されないため、イグニッション回路１７は遮断されず、エンジンが停止することはない。このように、防盗スイッチ１を投入している時に、万が一走行を開始した時にはエンジンを直ちに停止させるために点火リレースイッチ１５を設けている構成にかかわらず、走行中に防盗スイッチ１を投入した際にエンジンが停止することはない。
【００２２】
以上説明したように、実施の形態２では、シフトロックを機械的に解除できる構造であっても、走行した際にはエンジンを停止させて確実に盗難を防止でき、しかも、走行中に万一防盗スイッチ１を投入してもエンジンが停止するような不具合は生じないという効果が得られる。
【００２３】
【発明の効果】
以上説明してきたように請求項１記載の車両用盗難防止装置にあっては、盗難防止スイッチの投入に連動してスタータ回路を遮断するスタータリレースイッチと、シフトレバーをパーキングレンジにシフトすると励磁されて盗難防止回路を接続して、シフトロックリレースイッチを励磁させてシフトロック回路を遮断する盗難防止リレースイッチとを設けた構成としたため、エンジンをかけたまま駐車しても盗難防止スイッチを投入しておけば、シフトレバーをパーキングレンジから他のポジションへシフトチェンジすることができず、車両を発進させることができないし、また、イグニッションスイッチを一旦切った状態でシフトレバーを他のポジションにシフトチェンジすることができても、この場合には、スタータを作動させることができず、車両を発進させることができないもので、盗難を防止できるという効果が得られる。さらに、正規の使用者が盗難防止スイッチを切るのを忘れて車両を発進させようとした場合、シフトレバーのシフトチェンジを行うことができないだけであり、エンジンが停止するような不具合が生じないため、緊急性を妨げないという効果が得られ、加えて、走行中に誤って盗難防止スイッチを投入しても、エンジンが停止するといった不具合が生じないという効果が得られる。
【００２４】
請求項２記載の発明では、請求項１記載の発明と同様のスタータリレースイッチならびにシフトロックリレースイッチに加えて、盗難防止リレースイッチに、盗難防止回路を開閉する常開の主スイッチ部と、盗難防止スイッチから分岐した第１分岐回路を開閉する常閉の副スイッチ部とを設け、さらに、点火装置に電力供給を行う点火回路を開閉する常閉の点火リレースイッチを設け、前記主スイッチ部をバイパスして点火リレースイッチを励磁させる第２分岐回路への通電を可能な状態に維持する自己保持リレースイッチを設けた構成としたため、請求項１記載の発明と同様に、エンジンをかけたまま駐車しても盗難防止スイッチを投入しておけば、車両の盗難防止を図ることができ、かつ、走行中に盗難防止スイッチを投入してもエンジンが停止するといった不具合が生じないという効果が得られ、さらに、請求項２記載の発明では、シフトロックを機械的に解除した場合でも、車両の停車状態が解除されたら直ちにエンジンが停止されて盗難を防止できるもので、盗難防止性能の向上を図ることができる。そして、このようにシフトロックを解除して走行しようとした場合にはエンジンが停止する構造でありながら、走行中に誤って盗難防止スイッチを投入しても、エンジンは停止することが無く使い勝手がよいものである。
【００２５】
さらに、請求項３記載の発明では、セット確認ランプを設けたため、盗難防止状態であることを視覚的に認識することができ、盗難防止スイッチの投入解除忘れの防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１の車両用盗難防止装置を示す回路図である。
【図２】実施の形態１の要部を示すブロック図である。
【図３】実施の形態１の動作を示すタイムチャートである。
【図４】実施の形態１の要部構造を示す図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。
【図５】実施の形態２を示す回路図である。
【図６】実施の形態２の動作を説明する斜視図である。
【図７】実施の形態２の要部の斜視図である。
【符号の説明】
１盗難防止スイッチ
２盗難防止回路
２ａ第１分岐回路
２ｂ第２分岐回路
３フューズ
４盗難防止リレースイッチ
５セット確認ランプ
６スタータリレースイッチ
７シフトロックリレースイッチ
８スタータ
８ａ一次側コイル
８ｂ二次側コイル
９スタータ回路
１０ブレーキスイッチ
１１シフトロックコントロールユニット
１２シフトロック回路
１３シフトロックソレノイド（駆動手段）
１４非停車防盗リレースイッチ
１５点火リレースイッチ
１６イグニッションコイル
１７イグニッション回路
１８自己保持リレースイッチ
２０シフトレバー
２１カム
２２レバー
２３ロッド
２４ピン
２５ノブボタン
２６ロッド
２７規制ロッド
４０盗難防止リレースイッチ
４０ａ主スイッチ部
４０ｂ副スイッチ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle antitheft device, and more particularly to a device suitable for application to a vehicle such as an ambulance or other emergency vehicle in which an occupant is likely to leave the vehicle with an engine running.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a shift lock device applied to an automatic transmission is well known as a device that regulates vehicle start.
This shift lock device is provided on a shift lever so as to be interlocked with a shift knob and engages with a plate to restrict the shift, and a solenoid provided near the pin and prevents the pin from moving to the restriction release position. And a controller that controls the driving of the solenoid and a brake switch that is linked to the depression of the brake pedal. The controller has an ignition switch (hereinafter referred to as IGN) that is turned on and the brake switch is not turned on. The solenoid is configured not to switch to a position that allows the pin to move to the deregulation position (for example, pages 41 to 42 of the new model car manual C23-1 issued in June 1991 by Nissan Motor Co., Ltd.) See
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The shift lock device as described above can start the vehicle by shifting from the P range to another range by depressing the brake pedal, no matter who the driver is.
By the way, emergency vehicles such as ambulances, patrol cars, and fire trucks may leave the vehicle with the engine running, and after the passenger returns to the vehicle, they immediately start fighting for a moment. Use is made.
Therefore, it is necessary to prevent theft when parking with the engine running, and it is also necessary to be able to quickly release theft prevention, but there has been no antitheft device that satisfies this conventionally. .
Incidentally, the applicant of the present application considered the following points in order to prevent such theft.
That is, in order to prevent this theft, for example, when an anti-theft switch is provided and the anti-theft switch is turned on, the shift lever cannot be shift-changed to the travel range, or when an attempt is made to start. It is conceivable to stop the engine immediately.
In the former case, it is conceivable to use a conventionally known shift lock device to prevent the start, but this shift lock device is manually controlled by the solenoid if the solenoid does not operate normally due to battery exhaustion or the like. A means for releasing is provided, and it is desirable that even if the restriction is released by this means, as long as the antitheft switch is turned on, the vehicle cannot start.
In the latter case, if you forget to turn on the anti-theft switch and perform a start-up operation, the urgency will be lost if the engine stops. It is necessary to prevent the engine from stopping even if it is turned on.
In addition, both must have a structure capable of maintaining an anti-theft state even if the start operation is performed again after the ignition switch is turned off.
[0004]
The present invention has been made by paying attention to the above-described conventional problems and points to be considered, and an object of the present invention is to provide an easy-to-use antitheft device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the vehicle antitheft device according to claim 1, the parking range detection means detects the parking range of the shift lever, while the signal for detecting the depression operation of the brake pedal from the brake switch. A shift lock control device for controlling the shift change of the shift lever from the parking range by driving the driving means when not inputted through the shift lock circuit, and a normally closed shift for disconnecting and connecting the shift lock circuit A lock relay switch, a normally closed starter relay switch that shuts off and connects the starter circuit that supplies power to the starter that starts the engine, an antitheft circuit connected to the ignition switch, and an antitheft circuit provided in the middle of the antitheft circuit The anti-theft circuit is shut off and the An anti-theft switch capable of switching connection, and a normally-open anti-theft relay switch that is provided in series with the anti-theft switch on the ground side in the anti-theft circuit and shuts off / connects the anti-theft circuit, An excitation coil of the anti-theft relay switch is connected to an inhibitor switch that detects the shift position of the shift lever so as to be excited by a signal that detects a parking range, and the excitation coil of the starter relay switch is connected to the anti-theft switch. An anti-theft circuit connected to an anti-theft circuit to be energized when closed, and an excitation coil of the shift lock relay switch being energized when the anti-theft switch is closed and the anti-theft relay switch is closed It is characterized by being connected to.
[0006]
In the vehicle antitheft device according to the second aspect, the parking range detection means detects the parking range of the shift lever, while the signal for detecting the depression operation of the brake pedal is input from the brake switch via the shift lock circuit. When the engine is not in operation, the drive means is driven to shift the shift lever from the parking range, the shift lock control device for restricting the shift change, the normally closed shift lock relay switch for disconnecting and connecting the shift lock circuit, and the engine starting. The starter relay switch that shuts off and connects the starter circuit that supplies power to the starter circuit, the anti-theft circuit that is connected to the ignition switch, and the anti-theft function that is provided in the middle of the anti-theft circuit. Anti-theft that can shut down circuits and switch connections An anti-theft relay switch that is provided in series with the switch on the ground side of the anti-theft switch in order to cut off and connect the anti-theft circuit, and excitation of the anti-theft switch when a stop condition is detected. A stop detection means connected to excite the coil, and the excitation coil of the starter relay switch is connected to the anti-theft circuit so as to be excited when the anti-theft switch is closed, and the shift lock relay switch The excitation coil is connected to the anti-theft circuit so that it is energized when the anti-theft switch is closed and the anti-theft relay switch is closed, and the anti-theft relay switch cuts off and connects the anti-theft circuit. The main switch part which is normally open, the anti-theft switch of the anti-theft circuit and the anti-theft relay A normally closed sub-switch unit that cuts off and connects the first branch circuit branched from the switch, and cuts off the ignition circuit in the middle of the ignition circuit that supplies power to the ignition device from the ignition switch. A normally closed ignition relay switch to be connected is provided, and an exciting coil of the ignition relay switch is connected to a second branch circuit branched from the ground side with respect to the main switch portion of the antitheft circuit. A normally-open non-stop anti-theft relay switch that cuts off and connects is connected, and an excitation coil of the non-stop anti-theft relay switch is connected to the ground side from the sub switch in the first branch circuit, and the anti-theft circuit The anti-theft circuit that bypasses the main switch until the supply of power is stopped through the anti-theft switch once the main switch portion is closed A self-holding relay switch is provided that forms a self-holding state in which the energization is continued.
[0007]
In the invention according to claim 1 or 2, the anti-theft circuit may be provided with a set confirmation lamp that is turned on while the anti-theft circuit is energized.
According to a second aspect of the present invention, as the stop detection means, an inhibitor switch for detecting a shift position of the shift lever may be a parking switch for detecting a parking range of the shift lever, or a brake for a parking brake. A parking switch that detects the operation may be used.
The starter circuit may be a circuit that connects a primary coil and a secondary coil of the starter.
[0008]
[Action]
In the first aspect of the invention, when leaving the vehicle with the engine running, the shift lever is put into the parking range, and the antitheft switch is turned on manually before leaving.
When the antitheft switch is turned on, the starter relay switch is excited and the starter circuit is shut off. Further, by operating the shift lever, the shift lock control device drives the drive means so that the shift lever cannot be shifted from the parking range to another range.
When the shift lever is in the parking range, the anti-theft relay switch is excited and closed by a signal from the inhibitor switch. Therefore, in the anti-theft circuit, the anti-theft relay switch is closed as well as the anti-theft switch. Is turned on, the shift lock relay switch is excited and the shift lock circuit is shut off. Further, when the antitheft switch is turned on, the starter relay switch is excited and the starter circuit is shut off.
Therefore, even if a person trying to steal the vehicle depresses the brake pedal and then shifts the shift lever from the parking range to another range in order to start the vehicle, the shift lock control device has a signal from the brake switch. Is not input, the shift lock state in which the driving means is driven is not released, and the vehicle cannot be started.
Next, when a person who is trying to steal the vehicle turns off the ignition switch and stops the engine, the power supply to the shift lock control device is stopped and the drive means is released. It is possible to shift change from one range to another. Therefore, after a shift change in this state, when the engine is started with the ignition switch turned on, the antitheft switch remains on, so the starter relay is immediately turned off from the antitheft circuit when the ignition switch is turned on. The switch is energized and excited, and the starter relay switch is opened. Therefore, the starter circuit is shut off, the starter does not operate, the engine cannot be started, and the vehicle cannot start.
As described above, the vehicle cannot be started unless the antitheft switch is turned on and released.
[0009]
Next, in order for the authorized user to return to the vehicle and start the vehicle, if the anti-theft switch is turned off, the shift lever can be shifted, so it can start, but at this time, the anti-theft If you forget to change the switch to OFF and perform a start operation, the shift change from the parking range of the shift lever is only regulated, and the anti-theft switch is in the ON state due to this shift change regulation. You can know that there is. Therefore, it is possible to start with the antitheft switch turned off. Thus, when the start operation is performed while the antitheft switch is in the OFF state, the engine does not stop, so that the emergency start is not hindered.
Also, if the anti-theft switch is accidentally turned on while driving, the starter relay switch is energized and the starter circuit is shut off, but the starter circuit cannot be operated by shutting off the starter circuit, and the engine stops. It does not interfere with driving.
[0010]
According to the second aspect of the invention, when leaving the vehicle with the engine running, the shift lever is put into the parking range and the antitheft switch is turned on manually before leaving.
When the antitheft switch is turned on, the starter relay switch is excited and the starter circuit is shut off. Further, by operating the shift lever, the shift lock control device drives the drive means so that the shift lever cannot be shifted from the parking range to another range.
Then, the anti-theft relay switch is excited by the signal from the stop state detecting means, the main switch part is closed, and the sub switch part is opened. When the main switch is closed, the antitheft circuit is energized. As a result, the shift lock relay switch is excited and the shift lock circuit is shut off, and the self-holding relay switch is excited and the main antitheft relay switch is activated. Energization bypassing the switch part is formed. On the other hand, the first branch circuit is not energized due to the opening of the sub-switch unit, and therefore, the non-stop anti-theft relay switch is not energized, the second branch circuit is not energized, and the ignition relay switch is not energized. The circuit is kept connected. Therefore, the engine continues to rotate.
In this state, even if a person who wants to steal the vehicle depresses the brake pedal and tries to shift the shift lever from the parking range to another range in order to start the vehicle, A signal from the brake switch is not input to the shift lock control device, the shift lock state in which the driving means is driven is not released, and the vehicle cannot be started.
Next, the state where the person who is trying to steal the vehicle is shift-locked by driving the driving means based on the output of the shift-lock control device is released by, for example, emergency mechanical means, and a shift change is performed. When the vehicle is started, the anti-theft relay switch is de-energized at the moment when the stop state detecting means stops detecting the stop state, and the sub switch portion is closed. The non-stop anti-theft relay switch is energized and energized to the second branch circuit, the ignition relay switch is energized and the ignition circuit is shut off, and the engine is immediately stopped, so the vehicle cannot be started. In this case, the engine stops, but even if the shift lock is mechanically released, theft of the vehicle can be reliably prevented. Incidentally, as the stop state detecting means, an inhibitor switch for detecting the shift position of the shift lever can be used as described in claim 4, and the engine stops immediately when the shift lever is shifted from the parking range. To do. Further, when the parking switch is used as the stop state detecting means as described in claim 5, the engine is immediately stopped when the operation for releasing the braking by the parking brake is performed.
Next, when a person who is trying to steal the vehicle turns off the ignition switch and stops the engine, the power supply to the shift lock control device is stopped and the drive means is released. It is possible to shift change from one range to another. Therefore, after a shift change in this state, when the ignition switch is turned on and the engine is started, the starter relay switch is immediately switched from the anti-theft circuit when the ignition switch is turned on, as in the first aspect of the invention. The starter relay switch is opened and the starter circuit is shut off. Therefore, the starter does not operate, the engine cannot be started, and the vehicle cannot start.
As described above, the vehicle cannot be started unless the antitheft switch is turned on and released.
[0011]
Next, in order for the authorized user to return to the vehicle and start the vehicle, the shift change from the parking range of the shift lever can be performed by turning off the anti-theft switch as in the first aspect of the invention. From this, it is possible to start, but at this time, if you forget to switch off the anti-theft switch and perform a start operation, the shift change from the parking range of the shift lever is only regulated, Moreover, it is possible to know that the antitheft switch is in the ON state by this shift change regulation. Therefore, it is possible to start with the antitheft switch turned off. Thus, when the start operation is performed while the antitheft switch is in the OFF state, the engine does not stop, so that the emergency start is not hindered.
If the anti-theft switch is accidentally turned on while driving, the starter relay switch is excited and the starter circuit is shut off, and the non-stop antitheft relay switch is excited and closed. In this case, the starter cannot be operated, the engine does not stop, and even if the non-stop antitheft relay switch is excited, the second branch circuit is not energized unless the antitheft relay switch is excited. Therefore, the ignition relay switch is not excited and the engine does not stop.
[0012]
In the invention according to claim 3, the anti-theft circuit is provided with a set confirmation lamp, the anti-theft switch is turned on, and the anti-theft relay switch is excited to energize the anti-theft circuit. In addition, in the invention according to claim 2, even if the anti-theft relay switch is not excited, the self-holding relay switch is excited and the main switch portion is bypassed to energize the anti-theft circuit. In this case, that is, when the anti-theft operation is performed, the set confirmation lamp is turned on so that the operating state can be visually confirmed.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a circuit diagram showing a first embodiment which is an embodiment of the first and third aspects of the invention.
In the figure, reference numeral 1 denotes an anti-theft switch (hereinafter referred to as an anti-theft switch). An anti-theft circuit (hereinafter referred to as an anti-theft circuit) 2 provided with the anti-theft switch 1 is connected to an ignition (hereinafter referred to as IGN) switch via a fuse 3.
An antitheft relay switch (hereinafter referred to as an antitheft relay switch) 4 and a set confirmation lamp 5 are connected to the antitheft circuit 2 in series with the ground side of the antitheft switch 1. The anti-theft relay switch 4 includes a normally open switch portion 4a for cutting off / connecting the anti-theft circuit 2 and an excitation coil 4b for operating the switch portion 4a. The excitation coil 4b is connected to the shift lever 20 (FIG. 4 or FIG. 6) is connected to a parking terminal (hereinafter referred to as P) of an inhibitor switch (not shown) that is linked to the position of FIG. 6, and the excitation coil 4b is excited by a parking signal that is output when the shift lever 20 is in the P range. Thus, the switch unit 4a is configured to close.
The anti-theft circuit 2 is connected to exciting coils 6b and 7b of a starter relay switch 6 and a shift lock relay switch 7. The starter relay switch 6 is provided in a starter circuit 9 that connects the primary side coil 8a and the secondary side coil 8b of the starter 8, and when the exciting coil 6b is excited, the starter circuit 9 is cut off and connected. The normally closed switch unit 6a is configured to be opened. The shift lock relay switch 7 is provided in a shift lock circuit 12 that connects the brake switch 10 and the shift lock control unit 11 in the shift lock device. When the excitation coil 7b is excited, the shift lock circuit 12 is cut off. -It is comprised so that the normally closed switch part 7a to connect may be opened.
[0014]
Here, the shift lock device will be briefly described. As shown in FIG. 2, the shift lock control unit 11 includes an IGN switch signal a from an IGN switch (not shown), a brake signal b from the brake switch 10, The detent signal c from the inhibitor switch is input, and the drive of the shift lock solenoid 13 is controlled based on these input signals a, b, c. That is, the shift lock control unit 11 is configured as shown in FIG. As described above, when the IGN switch signal a and the brake signal b are ON, and the detent signal c is OFF, control for turning on the shift lock solenoid 13 is executed. The detent signal c is a signal output when the shift lever 20 is in the parking range and the knob button (see FIG. 6) is not operated.
The shift lock solenoid 13 has a lever 22 engaged with an arm 21a of a cam 21 that engages with a shift lever 20 of the P range shown in FIG. In the state of FIG. 4A, the shift lock solenoid 13 is OFF, and the lever 22 can engage with the arm 21a of the cam 21 to shift the shift lever 20 from the P range. In contrast, in the state of FIG. 4B, the shift lock solenoid 13 is turned on to push up the rod 23 and rotate the lever 22 to disengage the cam 21 from the cam 21. As a result of being able to rotate in the direction of the arrow in (a), the shift lever 20 can be shift-changed from the P range.
[0015]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
(I) At the time of theft prevention
When leaving the vehicle with the engine running without stopping in an emergency, the shift lever 20 is shifted to the P range and the anti-theft switch 1 is turned on (ON). By operating this shift lever 20, in the anti-theft relay switch 4, the exciting coil 4b is excited by the P signal from the non-illustrated inhibitor switch to close the switch portion 4a, and this further causes the exciting coil 7b of the shift lock relay switch 7 to be closed. Is excited and the switch portion 7a is opened. Further, when the anti-theft switch 1 is turned on, the exciting coil 6b of the starter relay switch 6 is excited and the switch portion 6a is opened. Therefore, the starter circuit 9 is interrupted in the middle and the shift lock circuit 12 is interrupted in the middle. Therefore, in this state, when attempting to shift the shift lever 20 in order to steal the vehicle, even if the brake switch 10 is turned on by stepping on a brake pedal (not shown), the brake signal is not shifted to the shift lock control unit. 11, the shift lock solenoid 13 is not turned on and a shift change cannot be performed, so the vehicle cannot be started. In addition, once a person who is trying to steal the vehicle in this state turns off the IGN switch, the relay switches 4, 6 and 7 are de-energized at that time. But Even if the engine is started in this state, when the IGN switch is turned on again, the starter relay switch 6 is excited and the switch portion 6a is opened, so that the starter circuit 9 is shut off and the engine is started. Can not start the vehicle. As described above, theft can be reliably prevented.
(B) Starting from an anti-theft state
In order for a legitimate user to start from the above-described anti-theft state, the anti-theft switch 1 is switched to OFF. As a result, even if the antitheft relay switch 4 is energized, the energization to the antitheft circuit 2 is lost, and therefore the energization to the starter relay switch 6 and the shift lock relay switch 7 is cut off. 6a and 7a are closed. Therefore, the shift lever 20 can be shifted from the P range and can start. In addition, if the user forgets that the anti-theft switch 1 is turned on and tries to start, the shift change cannot be performed and the set confirmation lamp 5 is lit so that the anti-theft switch 1 is turned on. For example, when the start operation is performed with the anti-theft switch 1 turned on, the engine does not need to be restarted as compared with a structure in which the engine is immediately stopped. It does not inhibit.
(C) While driving
If the anti-theft switch 1 is accidentally turned on during traveling, the starter circuit 9 and the shift lock circuit 12 are shut off, but this may stop the engine or prevent a shift change from the traveling shift position. There is no problem.
[0016]
As described above, in the first embodiment, if the shift lever 20 is shifted to the range and the anti-theft switch 1 is turned on, the vehicle cannot be started even if the vehicle is left with the engine running, and theft. The effect that can be prevented. In addition, since such a configuration is configured using an existing shift lock device, an effect of reducing costs can be obtained.
In addition, if the user performs a start-up operation with the anti-theft switch 1 turned on, the engine will not stop immediately, so there will be no impediment to urgency. Even when it is put in, the engine does not stop and it is easy to use.
(Embodiment 2)
Next, a second embodiment will be described. In the description of the second embodiment, the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
FIG. 5 is a circuit diagram showing the second embodiment.
Unlike the first embodiment, the anti-theft relay switch 40 provided in the anti-theft circuit 2 on the ground side than the anti-theft switch 1 is a normally open main switch section 40a in series with the anti-theft circuit 2, and the anti-theft switch of the anti-theft circuit 2. 1 and an anti-theft relay switch 40 and a normally closed sub switch portion 40b provided in the first branch circuit 2a. The exciting coil 40c of the anti-theft relay switch 40 is energized in conjunction with the vehicle stop state and is connected to the P terminal of the inhibitor switch as in the first embodiment. You may connect to the said brake switch 10 interlock | cooperated with a state. Incidentally, the structure connected to the brake switch 10 can be applied to a manual transmission.
In the first branch circuit 2a, an exciting coil 14b of a non-stop antitheft relay switch 14 is provided in series with the sub switch unit 40b. This non-stop antitheft relay switch 14 cuts off and connects the second branch circuit 2b branched from the ground side with respect to the antitheft relay switch 40 in the antitheft circuit 2, and is normally opened in the middle of the second branch circuit 2b. The switch part 14a is provided. An excitation coil 15b of an ignition relay switch 15 is connected to the second branch circuit 2b in series with the switch portion 14a.
This ignition relay switch 15 cuts off and connects an ignition circuit 17 that connects an IGN switch and an ignition coil (hereinafter referred to as an IGN coil) 16, and the ignition relay switch 15 is normally closed in the middle of the ignition circuit 17. A portion 15a is provided.
A self-holding relay switch 18 is provided in parallel with the antitheft relay switch 40. The self-holding relay switch 18 is configured to form an energization that bypasses the main switch part 40a and holds the state once the main switch part 40a of the antitheft relay switch 40 is closed. The normally open switch portion 18a of the holding relay switch 18 is connected to the anti-theft circuit 2 in parallel with the main switch portion 40a, and the excitation coil 18b is connected to the ground side from the main switch portion 40a in the anti-theft circuit 2. Yes.
[0017]
In the second embodiment, the structure of the shift lock device is slightly different from that of the first embodiment, and the difference will be described.
In FIG. 6, the shift lever 20 is provided with a pin 24 that engages with a plate (not shown) and restricts the position. When the knob button 25 provided on the upper part of the shift lever 20 is pressed to push down the rod 26, the pin 24. As a result, the engagement of the plate (not shown) is released, and a shift change from a predetermined position such as the P range becomes possible.
Further, below the pin 24, the stopper lever 27 can be rotated between a position (a) where the downward movement of the pin 24 is restricted and a position (b) where the stopper lever 27 is not restricted, and is restricted by a spring outside the figure. It is provided in a position where it is not rotated.
Then, the shift lock solenoid 13 arranges the regulating rod 28 at a position that prevents the stopper lever 27 from rotating to the non-regulating position in the ON state shown in FIG. In the OFF state, the stopper rod 27 operates to lower the restricting rod 28 to a position that allows the stopper lever 27 to rotate to the non-regulating position.
Further, as shown in FIG. 7, the restricting rod 28 is pushed downward by pressing a release knob 29 provided on the side of the shift lever 20 even when the shift lock solenoid 13 is OFF. The shift lever 20 can be shifted and moved. This is to make it possible to perform a shift change even when the shift lock solenoid 13 does not operate normally due to battery exhaustion or the like.
[0018]
Next, the operation of the second embodiment will be described.
(A) When preventing theft
To prevent theft with the engine running, the anti-theft switch 1 is turned on with the shift lever 20 shifted to the P range. As the anti-theft switch 1 is turned on, the starter relay switch 6 is excited and the starter circuit 9 is cut off as in the first embodiment, and the anti-theft relay switch 40 is excited by the parking signal and the main switch portion 40a is closed. In addition, the sub switch unit 40b is opened.
[0019]
Due to the opening of the sub switch part 40b, the non-stop antitheft relay switch 14 is not excited, and hence the ignition relay switch 15 is not excited, so that the switch part 15a is kept closed and the ignition circuit 17 is kept energized. Thus, energization to the secondary side of the ignition coil 16 is maintained and the rotation of the engine is maintained. Further, by closing the main switch portion 40a of the antitheft relay switch 40, the shift lock relay switch 7 is excited and the shift lock circuit 12 is cut off, and the self-holding relay switch 18 is excited and the switch portion 18a is closed. At the same time, this state is held by itself, and the set confirmation lamp 5 is lit to confirm that the anti-theft state has been established. The self-holding state of the self-holding relay switch 18 is maintained until the IGN switch is turned off or the anti-theft switch 1 is turned OFF. When the IGN switch and the anti-theft switch 1 are ON, the shift lever 20 is set to P. Even if the anti-theft relay switch 40 is de-energized and the main switch 40a of the anti-theft circuit 2 is opened by shifting from one range to another range, the self-holding relay switch 18 maintains the energization of the anti-theft circuit 2 and the anti-theft The excitation states of the shift lock relay switch 7 and the non-stop antitheft relay switch 14 that are connected to the ground side from the relay switch 40 are maintained.
[0020]
Therefore, when the anti-theft switch 1 is turned on, the shift lever 20 cannot be shifted from the P range as in the first embodiment, and the engine is started after the IGN switch is turned off and the shift is changed. However, since the starter 8 does not operate, the engine cannot be started, and therefore the vehicle cannot be started.
Next, a case will be described in which the shift lock is mechanically released from the anti-theft state to start the vehicle.
Even in the anti-theft state, the shift knob 20 can be shifted to a range other than the P range by operating the release knob 29 shown in FIG. When an attempt is made to shift the shift lever 20 to a drive range or the like by performing this release operation, the excitation of the antitheft relay switch 40 is released by the interruption of the P signal at the moment of the shift change from the P range. The sub switch unit 40b is closed. By closing the auxiliary switch portion 40b, the non-stop antitheft relay switch 14 is excited and the switch portion 14a is closed. As a result, the ignition relay switch 15 is excited and the switch portion 15a is opened. The circuit 17 is cut off, the energization to the ignition coil 16 is cut off, and the engine is stopped. Therefore, the vehicle cannot be started.
(B) When starting after theft prevention
In order to start the vehicle from the above-described anti-theft state, the anti-theft switch 1 is turned off. As a result, the excitation of the starter relay switch 6 is released and the starter circuit 9 is connected, and the self-holding state of the self-holding relay switch 18 is released and the excitation of the shift lock relay switch 7 is also released. Connected. Accordingly, the shift lever 20 can be shifted from the P range and started.
In addition, when starting the vehicle from the above-described anti-theft state, if the operation of the anti-theft switch 1 is forgotten, even if the shift lever 20 is shifted from the P range while the brake pedal is depressed, the self-holding is performed at this time. Since the shift lock relay switch 7 is opened by the self-holding of the relay switch 18 and the shift lock circuit 12 is cut off, a shift change cannot be made. It is possible to know that the anti-theft switch 1 has been turned on by turning on the set confirmation lamp 5 and the engine does not stop at this time. Therefore, as an operation for starting, the anti-theft switch 1 is turned off. All you have to do is good operability in an emergency.
[0021]
(C) When traveling
If the anti-theft switch 1 is turned on during travel, the starter relay switch 6 is energized. However, during such travel, the parking signal is not output from the inhibitor switch, so the anti-theft relay switch 40 is Not excited. Therefore, even if the first branch circuit 2a is energized and the non-stop antitheft relay switch 14 is excited and the switch portion 14a is closed, the second branch circuit 2b provided with the switch portion 14a is energized. Therefore, since the ignition relay switch 15 is not excited, the ignition circuit 17 is not shut off and the engine does not stop. As described above, when the anti-theft switch 1 is turned on, the anti-theft switch 1 is turned on during the traveling regardless of the configuration in which the ignition relay switch 15 is provided to stop the engine immediately when the traveling is started. The engine never stops.
[0022]
As described above, in the second embodiment, even if the shift lock can be mechanically released, the engine can be stopped and theft can be reliably prevented when the vehicle is traveling, and in the unlikely event that the vehicle is traveling. Even if the anti-theft switch 1 is turned on, there is an effect that there is no problem that the engine stops.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, in the vehicle antitheft device according to the first aspect, the starter relay switch that shuts off the starter circuit in conjunction with the insertion of the antitheft switch, and the shift lever that is shifted to the parking range are excited. Connecting the anti-theft circuit and exciting the shift lock relay switch to shut off the shift lock circuit, so that the anti-theft switch is turned on even if the engine is parked. If this happens, the shift lever cannot be shifted from the parking range to another position, the vehicle cannot be started, and the shift lever can be shifted to another position with the ignition switch turned off. In this case, you can activate the starter. Scratches, not capable to start the vehicle, the effect is obtained that the theft can be prevented. Furthermore, if a legitimate user forgets to turn off the anti-theft switch and tries to start the vehicle, it will not be possible to make a shift change of the shift lever, and there will be no problem that the engine stops. In addition, an effect that the urgency is not hindered is obtained, and in addition, even if the antitheft switch is accidentally turned on during traveling, an effect that the engine is not stopped is not caused.
[0024]
In the invention according to claim 2, in addition to the starter relay switch and the shift lock relay switch similar to those of the invention according to claim 1, the anti-theft relay switch has a normally open main switch section for opening and closing the anti-theft circuit, and the theft A normally closed sub-switch unit that opens and closes the first branch circuit branched from the prevention switch, and further includes a normally closed ignition relay switch that opens and closes an ignition circuit that supplies power to the ignition device. Since the self-holding relay switch is provided to maintain the energization of the second branch circuit that bypasses and excites the ignition relay switch in a state where it can be energized, the parking is performed with the engine running as in the first aspect of the invention. Even if the anti-theft switch is turned on, the vehicle can be prevented from being stolen. In addition, even if the shift lock is mechanically released, the engine is stopped immediately after the stop of the vehicle is released and theft is caused. The anti-theft performance can be improved. And when the engine is stopped when the shift lock is released in this way, the engine will not stop even if the anti-theft switch is accidentally turned on while driving. It ’s good.
[0025]
Furthermore, in the invention described in claim 3, since the set confirmation lamp is provided, it is possible to visually recognize that the anti-theft state is present, and to prevent forgetting to release the anti-theft switch.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a vehicle antitheft device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a block diagram showing a main part of the first embodiment.
FIG. 3 is a time chart showing the operation of the first embodiment.
4A and 4B are diagrams showing a main structure of the first embodiment, where FIG. 4A is a plan view and FIG. 4B is a side view.
FIG. 5 is a circuit diagram showing a second embodiment.
FIG. 6 is a perspective view for explaining the operation of the second embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a main part of the second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Anti-theft switch
2 Anti-theft circuit
2a First branch circuit
2b Second branch circuit
3 Fuse
4 Anti-theft relay switch
5 Set confirmation lamp
6 Starter relay switch
7 Shift lock relay switch
8 Starter
8a Primary coil
8b Secondary coil
9 Starter circuit
10 Brake switch
11 Shift lock control unit
12 Shift lock circuit
13 Shift lock solenoid (drive means)
14 Non-stop anti-theft relay switch
15 Ignition relay switch
16 Ignition coil
17 Ignition circuit
18 Self-holding relay switch
20 Shift lever
21 cam
22 Lever
23 Rod
24 pin
25 Knob button
26 Rod
27 Regulatory rod
40 Anti-theft relay switch
40a Main switch
40b Sub switch

Claims

パーキングレンジ検出手段がシフトレバーのパーキングレンジを検出している一方で、ブレーキスイッチからブレーキペダルの踏み込み操作を検出する信号がシフトロック回路を介して入力されていない時には、駆動手段を駆動させてシフトレバーをパーキングレンジからシフトチェンジすることを規制するシフトロック制御装置と、
前記シフトロック回路を遮断・接続させる常閉のシフトロックリレースイッチと、
エンジンを始動させるスタータへ電力を供給するスタータ回路を遮断・接続させる常閉のスタータリレースイッチと、
イグニッションスイッチに接続された盗難防止回路と、
この盗難防止回路の途中に設けられ、乗員の操作によりこの盗難防止回路の遮断および接続の切替が可能な盗難防止スイッチと、
前記盗難防止回路において盗難防止スイッチよりも接地側に直列に設けられ、この盗難防止回路を遮断・接続させる常開の盗難防止リレースイッチと、
を備え、
前記盗難防止リレースイッチの励磁コイルが、シフトレバーのシフトポジションを検出するインヒビタスイッチに、パーキングレンジを検出する信号により励磁されるよう接続され、
前記スタータリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続され、
前記シフトロックリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられるとともに前記盗難防止リレースイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続されていることを特徴とする車両用盗難防止装置。When the parking range detection means detects the parking range of the shift lever and the signal for detecting the depression of the brake pedal from the brake switch is not input via the shift lock circuit, the drive means is driven to shift. A shift lock control device that regulates shift of the lever from the parking range;
A normally closed shift lock relay switch that shuts off and connects the shift lock circuit; and
A normally closed starter relay switch that shuts off and connects the starter circuit that supplies power to the starter that starts the engine;
An anti-theft circuit connected to the ignition switch;
An anti-theft switch provided in the middle of the anti-theft circuit and capable of shutting off the anti-theft circuit and switching connection by an occupant's operation;
In the anti-theft circuit, provided in series on the ground side than the anti-theft switch, a normally open anti-theft relay switch that cuts off and connects the anti-theft circuit,
With
An excitation coil of the antitheft relay switch is connected to an inhibitor switch for detecting the shift position of the shift lever so as to be excited by a signal for detecting a parking range,
The excitation coil of the starter relay switch is connected to an anti-theft circuit so that it is energized when the anti-theft switch is closed,
An anti-theft device for vehicles, wherein the exciting coil of the shift lock relay switch is connected to an anti-theft circuit so that the anti-theft switch is closed and is energized when the anti-theft relay switch is closed. .

パーキングレンジ検出手段がシフトレバーのパーキングレンジを検出している一方で、ブレーキスイッチからブレーキペダルの踏み込み操作を検出する信号がシフトロック回路を介して入力されていない時には、駆動手段を駆動させてシフトレバーをパーキングレンジからシフトチェンジすることを規制するシフトロック制御装置と、
前記シフトロック回路を遮断・接続させる常閉のシフトロックリレースイッチと、
エンジンを始動させるスタータへ電力を供給するスタータ回路を遮断・接続させる常閉のスタータリレースイッチと、
イグニッションスイッチに接続された盗難防止回路と、
この盗難防止回路の途中に設けられ、乗員の操作によりこの盗難防止回路の遮断および接続の切替が可能な盗難防止スイッチと、
前記盗難防止回路において盗難防止スイッチよりも接地側に直列に設けられ、この盗難防止回路を遮断・接続させる常開の盗難防止リレースイッチと、
停車状態の検出時に前記盗難防止スイッチの励磁コイルを励磁させるよう接続された停車検出手段と、
を備え、
前記スタータリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続され、
前記シフトロックリレースイッチの励磁コイルが、前記盗難防止スイッチが閉じられるとともに前記盗難防止リレースイッチが閉じられたら励磁されるように盗難防止回路に接続され、
前記盗難防止リレースイッチが、前記盗難防止回路を遮断・接続させる常開の主スイッチ部と、前記盗難防止回路の盗難防止スイッチと盗難防止リレースイッチとの間から分岐された第１分岐回路を遮断・接続させる常閉の副スイッチ部とを備え、
前記イグニッションスイッチから点火装置に電力を供給する点火回路の途中に、この点火回路を遮断・接続させる常閉の点火リレースイッチが設けられ、
この点火リレースイッチの励磁コイルは、前記盗難防止回路の主スイッチ部よりも接地側から分岐された第２分岐回路に接続され、
この第２分岐回路を遮断・接続させる常開の非停車防盗リレースイッチが設けられ、
この非停車防盗リレースイッチの励磁コイルは、前記第１分岐回路において前記副スイッチ部よりも接地側に接続され、
前記盗難防止回路には、前記主スイッチ部が一旦閉じたら、盗難防止スイッチを介して電力の供給が停止されるまで主スイッチをバイパスした盗難防止回路の通電を続ける自己保持状態を形成する自己保持リレースイッチが設けられていることを特徴とする車両用盗難防止装置。When the parking range detection means detects the parking range of the shift lever and the signal for detecting the depression of the brake pedal from the brake switch is not input via the shift lock circuit, the drive means is driven to shift. A shift lock control device that regulates shift of the lever from the parking range;
A normally closed shift lock relay switch that shuts off and connects the shift lock circuit; and
A normally closed starter relay switch that shuts off and connects the starter circuit that supplies power to the starter that starts the engine;
An anti-theft circuit connected to the ignition switch;
An anti-theft switch provided in the middle of the anti-theft circuit and capable of shutting off the anti-theft circuit and switching connection by an occupant's operation;
In the anti-theft circuit, provided in series on the ground side than the anti-theft switch, a normally open anti-theft relay switch that cuts off and connects the anti-theft circuit,
Stop detection means connected to excite the excitation coil of the anti-theft switch when detecting the stop state;
With
The excitation coil of the starter relay switch is connected to an anti-theft circuit so that it is energized when the anti-theft switch is closed,
The excitation coil of the shift lock relay switch is connected to the anti-theft circuit so that it is energized when the anti-theft switch is closed and the anti-theft relay switch is closed,
The anti-theft relay switch shuts off the first branch circuit branched from the normally-open main switch section for shutting off / connecting the anti-theft circuit and between the anti-theft switch and the anti-theft relay switch of the anti-theft circuit・ Equipped with a normally closed sub switch to be connected,
In the middle of the ignition circuit that supplies power to the ignition device from the ignition switch, a normally closed ignition relay switch that cuts off and connects the ignition circuit is provided,
The exciting coil of the ignition relay switch is connected to a second branch circuit branched from the ground side with respect to the main switch portion of the antitheft circuit,
A normally-open non-stop antitheft relay switch that cuts off and connects the second branch circuit is provided,
The exciting coil of the non-stop antitheft relay switch is connected to the ground side from the sub switch portion in the first branch circuit,
The anti-theft circuit forms a self-holding state in which the anti-theft circuit bypassing the main switch continues to be energized until the power supply is stopped via the anti-theft switch once the main switch unit is closed An antitheft device for a vehicle, comprising a relay switch.

前記盗難防止回路には、盗難防止回路への通電中点灯するセット確認ランプが設けられていることを特徴とする請求項１または２記載の車両用盗難防止装置。The vehicle antitheft device according to claim 1 or 2, wherein the antitheft circuit is provided with a set confirmation lamp that is turned on while the antitheft circuit is energized.

前記停車検出手段が、シフトレバーのシフトポジションを検出するインヒビタスイッチにおいて、シフトレバーのパーキングレンジを検出するパーキングスイッチであることを特徴とする請求項２記載の車両用盗難防止装置。3. The vehicle antitheft device according to claim 2, wherein the stop detection means is a parking switch for detecting a parking range of the shift lever in an inhibitor switch for detecting a shift position of the shift lever.

前記停車検出手段が、パーキングブレーキのブレーキ操作を検出するパーキングスイッチであることを特徴とする請求項２記載の車両用盗難防止装置。The vehicle antitheft device according to claim 2, wherein the stop detection means is a parking switch that detects a brake operation of a parking brake.

前記スタータ回路は、スタータの一次側コイルと二次側コイルとを結ぶ回路であることを特徴とする請求項１ないし５記載の車両用盗難防止装置。6. The vehicle antitheft device according to claim 1, wherein the starter circuit is a circuit connecting a primary side coil and a secondary side coil of the starter.