JP3809385B2 - 弗素化反応のための活性弗化物触媒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の背景】
選択性が大きい広範囲の有機物質の求電子性弗素化反応に影響を与える、F+特性あるいはまたF+能力が十分である求電子性弗素化(F+)剤を発生することができる方法であって、これをつくりあげそして用いるのが安全かつ経済的でもある規模が変更可能な方法が、工業的に必要である。
【0002】
十分なF+能力と有機物質との弗素化反応での選択性とを有するF+剤の例には、ビス(フルオロオキシ)ジフルオロメタン(BDM)およびフルオロオキシトリフルオロメタン(FTM)がある。BDMおよびFTMは、下記の反応スキームに示すように、弗素と二酸化炭素との間、または弗素と弗化カルボニルとの間の弗化セシウム(CsF)で触媒される反応で製造することができる。
【0003】
【化1】
Figure 0003809385
【0004】
CsF触媒の製造および取り扱いは、その触媒としての有効性にとって決定的に重要である。CsFは厳重に乾燥されねばならず、また水と弗化水素を全く含有すべきでない。バルク触媒床が水または弗化水素にたとえ最小にでも暴露されると、触媒活性の瞬時的で不可逆な喪失が起きうる。
【0005】
CsF触媒を使用する際の主要な問題の1つは、無水の状態でCsFを製造すること、また、引き続いて無水の状態を維持しつつ、乾燥した物質を槽内に装入することである。CsF触媒を製造するための既知の方法は、CsFを800℃で融解し、次いでこの融解された物質を、水分が存在しないグローブボックス中で冷却しそして固化させることである。固化された物質は次いで乳鉢/乳棒および電気式粉砕機によって微粉砕される。このようにして製造される触媒物質は、グローブボックスの乾燥雰囲気内で反応器に移される。
【0006】
触媒を製造する上記の方法に関する問題は、微細な粉末の形をとる活性化触媒物質である。触媒槽内に装入されるとき、微細粉末は槽を通じて許容できない圧力降下を作り出す可能性がある。このことは、大規模なBDMおよびFTMの技術で必要になる大きなガス流量において特に問題となる。商業規模で用いるのに必要な規模で上記した触媒製造方式を実施するとき、別な問題が生じる。商業規模の触媒槽は大きすぎ、慣用のドライボックス中で取り扱うのは手に余る。上記した触媒に関する別な問題は触媒床の効率を損なうチャンネリングの可能性である。
【0007】
弗化カリウムおよび弗化ナトリウムのような他の弗化物は特定的な弗素化反応を触媒することが示されている。弗化物触媒を使用してBDMおよびFTMを製造する方法の例は以下の文献に記載されている。
【0008】
Frederick A. Hohorst and jean'ne M. Shreeve (Journal of the American Chemical Society, V.89, (1967) 1809〜1010ページ)は、弗化セシウムの大きなモル過剰(18ミリモル)の存在で二酸化炭素を大きなモル過剰(305%)の弗素と静的に反応させてBDMを製造することを記載している。
【0009】
Ronald L. Cauble and George H. Cady (Journal of the American Chemical Society, V.89 (1967) 1962ページ)は、触媒としての微粉砕されたCsFの存在で二酸化炭素がほとんど100%過剰の弗素と反応させたBDMの製造が記載されている。
【0010】
Max Lustig, et al. (Journal of the American Chemical Society, V.89 (1967) 2841〜2843ページ)は、ハロゲン化カルボニルおよびフルオロアルキル酸弗化物の接触弗素化によってBDMを含むフルオロオキシ化合物の低温での製造を記載している。実施例では微細に粉砕された弗化セシウムが使用された。
【0011】
US 3,394,163(Kroon、1968)はアルカリ金属弗化物またはアルカリ土類金属弗化物の触媒の存在でアルカリ金属蓚酸塩を弗化物で処理することによるBDMの製造を開示している。
【0012】
US 4,499,024(Fifolt、1985)はCsF触媒の存在で二酸化炭素と弗素とを反応させることによるBDMを製造するための連続的方法を開示している。反応体は弗化セシウムの粒子または粉末が入ったニッケル管またはニッケルでライニングされた管のような反応器を通過させられる。実施例では弗素:二酸化炭素のモル比4:1が用いられる。
【0013】
Michael J. Fifolt, et al. (Journal of Organic Chemistry, V.50 (1985) 4576〜4582ページ)は、弗化セシウム触媒を使用して弗素を二酸化炭素および一酸化炭素とそれぞれ反応させることによるBDMおよびFTMの製造を開示している。融解し引き続いて無水条件下で粉砕することにより弗化セシウムを製造することが報告されている。
【0014】
US 2,689,254(Cady および Kellogg、1954)は、弗化銀でコートされた銅のリボンからなる触媒の存在で二酸化炭素を弗素と反応させることによるFTMの製造方法を開示している。
【0015】
R. Craig Kennedy and George H. Cady (Journal of Fluorine Chemistry, V.3 (1973/74) 41〜54ページ)は、FTMの製造に弗化ナトリウム、弗化アンモニウム、および弗化バリウムのようないくつかの弗化物触媒を使用することが報告されている。反応器中でつくられる弗化物を除き、各々の触媒はそれが反応器に入れられる前に微細な粉末に粉砕された。
【0016】
大規模な弗素化方法で使用することができる有効な触媒、例えば大規模なBDMまたはFTMの製造で使用される反応槽を通じて大きな圧力降下を生じない触媒に対する必要が依然として残されている。
【0017】
【発明の概要】
本発明は求電子性弗素化剤中で有用な新規な活性弗化物触媒に関する。この新規な活性弗化物触媒は弗素を二酸化炭素と反応させてBDMを製造するのに、そして弗素を弗化カルボニルと反応させてFTMを製造するのに特に有用である。弗化物触媒は、遷移金属弗化物、アルカリ金属弗化物およびアルカリ土類金属弗化物から選択される2つまたはそれ以上の弗化物の混合物からなる。あるいは別に弗化物触媒は、酸化ジルコニウム(ZrO2)支持体のような不活性支持体上に付着されたアルカリ金属弗化物、アルカリ土類金属弗化物および/または遷移金属弗化物のような1つまたはそれ以上の弗化物である。本発明の触媒は表面積が好ましくは少なくとも約0.1m2/gであるような粒子またはペレットの形である。
【0018】
本発明の1つの態様では、活性弗化物触媒はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩および/または遷移金属塩の1つまたはそれ以上の水性混合物を不活性支持体上に付着させ、支持された塩を加熱して水を蒸発させ、支持された塩を乾燥窒素下で完全に乾燥し、そしてこの支持された物質上に弗素または弗素含有ガスを通過させて塩を弗化物に転化することで塩を活性化することにより生成される。
【0019】
本発明の別な態様では、活性弗化物触媒は遷移金属塩、好ましくは弗化物と、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、および/または他の遷移金属塩の1つまたはそれ以上とを水性媒体中で一緒に混合し、混合物を加熱して水を蒸発させ、乾燥混合物を押し出し、押し出し物を粒子またはペレットへと粉砕し、粒子を乾燥窒素下で完全に乾燥し、そして支持された物質上に弗素または弗素含有ガスを通過させて塩を弗化物に転化することで塩を活性化することによって生成される。
【0020】
本発明の別な態様では、弗素および二酸化炭素の反応からBDMが生成されるか弗素および弗化カルボニルの反応からFTMが生成される弗素化反応で上記の触媒が使用される。
本発明の別な態様では、上記の触媒は反応の場で弗素と二酸化炭素とを反応させてBDMを生成させるか、弗素と弗化カルボニルとを反応させてFTMを生成させる作られる。
【0021】
本発明の方法によって製造される弗素化触媒は既知の触媒と比べて以下の利点を与える。
・触媒を製造するのに大規模な融解および粉砕の装置を必要としない。
・触媒粒子の寸法のため大規模な弗素化反応器での大きな圧力勾配が回避される。
・触媒はそれを弗素化反応で使用するのに先立って製造されそしてその場で活性化することができる。
・触媒のその場での使用は吸湿性弗化物を無水状態で取り扱うことに関する問題を少なくしまたは無くする。
・弗素化反応で弗素または副生物がほとんどまたは全く生成しない。
・弗素化反応に必要な触媒がより少ない。
【0022】
【発明に関する詳述】
本発明の活性弗化物触媒は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、および/または遷移金属の1つまたはそれ以上の塩の水性混合物を不活性の支持体上に付着させることにより製造することができる。好適な塩の例は炭酸塩、重炭酸塩、酸化物、ハロゲン化物、硫酸塩、燐酸塩、硝酸塩または水酸化物である。アルカリ金属、アルカリ土類金属、および遷移金属の例は、セリウム、コバルト、セシウム、カリウム、ナトリウム、ルビジウム、リチウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムおよびストロンチウムである。不活性支持体の例はジルコニア、アルミナ、チタニア、マグネシア、粘土、アルミノ珪酸塩およびシリカである。
【0023】
支持された湿潤した物質は約100℃の温度に加熱されほとんどの水が蒸発される。この物質は次いで乾燥不活性ガス流、好ましくは乾燥窒素流下で800℃まで加熱することにより完全に乾燥される。ある場合には、乾燥に際して、塩を酸化物に分解するに至る温度まで乾燥に際して加熱するのが好ましい。
【0024】
本発明の触媒は遷移金属塩好ましくは弗化セリウムのような弗化物をアルカリ金属、アルカリ土類金属、および/または他の遷移金属の1つまたはそれ以上の塩と混合することにより製造することができる。塩は支持触媒を製造するための上記した任意の塩であってよい。塩および弗化物は水性媒体好ましくは水中で一緒に混合され、そしてオーブン内で100〜150℃の温度で乾燥される。次いで混合物は既知の押し出し装置を使用して、押し出しすることができ、直径が典型的に約1/8インチである押し出し物を成形することができる。押し出し物は不活性ガス、好ましくは窒素の下で少なくとも100℃の温度で再び完全に乾燥され、そして粒子の表面積が少なくとも0.1m2/gであるようにより小さい粒子に砕かれ、例えばペレット化される。粒子は次いで少なくとも400℃の温度で窒素下で再度乾燥される。
【0025】
本発明の触媒は上記した方法によってアルカリ金属、アルカリ土類金属、および/または遷移金属の1つまたはそれ以上の塩の混合物からも製造することができる。
【0026】
乾燥された触媒物質は、塩を弗化物に完全に転化するように弗素または弗素含有ガスを触媒物質上に通過することにより活性化される。弗素ガスは、希釈されていない弗素、あるいはヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素、二酸化炭素、六弗化硫黄、テトラフルオロメタン、または三弗化窒素のような不活性ガス中で希釈された弗素であってよい。あるいは別に、弗素化ガスは四弗化硫黄、三弗化窒素、二弗化キセノン、二弗化クリプトン、二弗化酸素、または二弗化二酸素であってよい。
【0027】
支持触媒の活性化は−78〜150℃の範囲の温度で実施することができる。支持されていない触媒の活性化は−78〜約300℃の温度を用いることができる。活性化に際して圧力は大気圧以下(真空)から周囲圧力以上(約300psig(2170kPa)まで)に亘ってよい。
【0028】
本発明の触媒は弗素化反応器内での背圧を低くする形であり、例えばペレット、押し出し物、球状物、錠剤状物およびハニカムの形である。少なくとも0.1m2/gの表面積を有するペレットまたは顆粒状物が好ましい。
【0029】
上記の弗素化触媒は弗素化剤を製造するのに有用である。この触媒は弗素と二酸化炭素との反応によってBDMを製造する、あるいは連続的方法で弗素を弗化カルボニルと反応させる反応によってFTMを製造するのに特に有用である。この触媒はBDMを製造するために弗素と二酸化炭素とを導入する前、あるいはFTMを製造するために弗素と弗化カルボニルとを導入する前にその場合で製造することもできる。
【0030】
BDMの製造の際には、弗素および二酸化炭素のガス流を接触的に有効な量の触媒が入った触媒床に通過することができる。弗素に対する二酸化炭素のモル比は0.25〜25、好ましくは2.5〜10の範囲であってよい。
【0031】
接触的に有効な触媒の量は、利用できる弗素をすべて生成物に転化する量を意味する。必要な触媒の量は、計画する反応体ガスの流量、用いる触媒床圧力、CO2、F2の比、および他のプロセスパラメータに依存する。
【0032】
反応器の温度は−50〜100℃、好ましくは−10〜50℃の範囲であってよく、また圧力は0〜400psig(101〜2859kPa)、好ましくは1〜300psig(108〜2170kPa)の範囲であってよい。反応条件は、生成ガスが検出可能な弗素または副生物をほとんどまたは全く含有しないように調整する。
【0033】
FTMの製造では、弗素および弗化カルボニルのガス流は接触的に有効な量の触媒が入った触媒床に通過されることができる。弗素に対する弗化カルボニルのモル比は1〜5、好ましくは1〜2の範囲であってよい。
【0034】
反応器の温度は−50〜100℃(好ましくは−10〜50℃)の範囲であってよく、また圧力は0〜400psig(好ましくは1〜300psig)の範囲であってよい。反応条件は、生成ガスが主としてFTMを含有し、検出可能な弗素、COF2または副生物をほとんどまたは全く含有しないように調整する。
必要ならBDMおよびFTMは液化のような既知の技術によって他の反応生成物から容易に分離されることができる。
【0035】
【実施例】
本発明は、純粋にその例示であることが意図されている以下の実施例を考慮に入れつつさらに明確化される。
【0036】
実施例1
表面積が小さい支持されたCsF触媒の製造
表面積に小さい(0.1m2/gより小さい)ZrO2の球状体を水酸化セシウム(CsOH)で浸漬コートしそして得られる支持されたセシウム物質を分析した。約7重量%のセシウムを含有することが示された。約26ミリモルのCsを含有する支持されたCs物質の試料52.4gを、適切なオン/オフ弁を備え、端部が2つある Whitey ボンベ中に装入した。ボンベを320℃に加熱しそしてこれに乾燥窒素流(1slpm)を通過させつつこの温度に48時間保持した。規定の時間の後、ボンベを室温まで冷却しそして窒素流を弗素0.6%の流れ360sccm(弗素/窒素(F2/N2)20容積/容積%10sccmとN2 350sccm)で置き換えた。20%F2/N2が200sccmである最終的流動条件を得るようにF2およびN2の流れを連続的に調整した。全体で34.5ミリモルのF2を添加したが、これは約33モル%の過剰に相当した。
【0037】
実施例2
支持CsF触媒を使用するBDMの製造
10%F2/N2 147sccm(14.7sccmF2)とCO2 197.5sccmとからなるガス流を実施例1の触媒床に25℃および床圧力100psigで通過させた。オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して触媒床から出る生成物ガスの組成を連続的にモニターした。生成物ガスの組成にはBDM、CO2およびN2が含まれたが、F2は検出されなかった(UVの水準は、BDMの吸光が妨げられる検出限界にあった)。IRからBDM/CO2のモル係数比は0.31であった。
【0038】
実施例3
3カ月後の触媒活性の例証および『標準』CsF触媒との比較
実施例1に記載の支持CsF触媒床を加圧された乾燥N2下で3カ月の期間にわたって保管した。触媒としてに床の活性を次いで評価しそしてまたの融解活性化された『標準』CsF触媒床と比較した。
融解活性化された『標準』CsF床は、1インチ×11インチの管に重量286g(CsF 1.88モル)CsFの床(融解し、N2雰囲気のグローブボックス内で冷却し、そして極めて微細な粉末へと粉砕することにより活性化された)を詰めることにより用意した。床の体積は142cm3であった。10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO2 200sccmとからなるガス流を、この標準触媒床に平均温度28.6℃および床圧力100psigで通過させた。触媒床から出る生成物ガスの組成は、オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して連続的にモニターした。生成物ガスの組成にはBDM、CO2およびN2が含まれたが、F2は極めてわずかにしか検出されなかった(バックグラウンドは控除せずに、UVの読みは0.169であった)。IRからBDM/CO2のモル係数比は0.23であった。
【0039】
上記の実験に続いて、実施例1の支持されたCsF触媒床にガス流を導入した。10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO2 200sccmとからなるガス流を、このこの支持されたCsF触媒床に平均温度30.9℃および床圧力100psigで通過させた。触媒床から出る生成物ガスを、オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して連続的にモニターした。生成物ガスはBDM、CO2およびN2を含有したが、F2は極めてわずかにしか検出されなかった(バックグラウンドは控除せずに、UVの読みは0.141であった)。IRからBDM/CO2のモル係数比は0.41であった。
【0040】
上記の実験は、同一の条件下で実施例1の支持されたCsF触媒床は、『標準』触媒が、実施例1の支持されたCsF触媒床のたとえ約72倍の量のCsFを含有してさえ、CsF床より活性が著しく高かった。つまり、『標準』触媒床中のCsF 286gが実施例1の触媒床4.0gと肩をならべた。
【0041】
実施例4
表面積が中程度のジルコニアに支持されたCsF触媒の調製
表面積が中程度である(50m2/g)ZrO2の押し出されたペレットを炭酸セシウム(Cs2CO3)でコートしそして、得られる支持されたCs物質は約27重量%のCsを含有した。支持されたCs物質の試料422g(Csは約857ミリモル)を適切なオンオフ弁を備え、端部が2つある外径1インチの反応器に装入した。反応器を250℃に加熱しそしてこれに乾燥窒素(1slpm)を通過させてこの温度に68時間保持した。規定の時間の後、反応器を室温まで冷却しそして窒素流をF2 0.6%の流れ120sccm(F2/N2 20容積/容積%60sccmとN2 60sccm)で置き換えた。1時間後、20%F2/N2 100sccmおよびN2 20sccmの流動条件を得るように流れを調整した。全体で840ミリモルのF2を3日にわたって添加した。
【0042】
実施例5
FTMの調製
10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO 10.9sccmとからなるガス流を、実施例4に記載の支持されたCsF触媒床に平均温度21℃および床圧力100psigで通過させた。触媒床から出る生成物ガスの組成を、オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して連続的にモニターした。生成物ガスの組成には主としてFTMおよびN2と、少量の二酸化炭素(床上の残留Cs2CO3の弗素化から生じる)が含まれ、極めて少量のF2が検出された(バックグラウンドを控除する前の読みはF2 0.53%であった)。IRからFTM/COF2のモル係数比は82.6であった。
【0043】
実施例6
BDMの調製
10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO2 200sccmとからなるガス流を、実施例4の支持されたCsF触媒に平均温度22℃および床圧力100psigで通過させた。触媒床から出る生成物ガスの組成を、オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して連続的にモニターした。生成物ガスの組成にはBDM、CO2およびN2が含まれ、極めてわずかなF2が検出された(バックグラウンドを控除しないUVの読みは0.131であった)。IRからBDM/CO2のモル係数比は0.34であった。
【0044】
実施例7
表面積が小さいジルコニアに支持されたCsF触媒の調製
表面積が小さい(0.1m2/gより小さい)ジルコニアの球状体(Norton Sphere、 SZ-5264 20.02g)を、陶器の皿に入れそしてマッフル炉内に入れた。約10℃/分の勾配を用いて支持体を周囲温度から500℃まで加熱した。温度を500℃に約1時間保持し、次いでデシケーター内で冷却した。次に、秤量皿に20.02gを入れそして脱イオン水(DI H2O)20mlを加えた。この物質を約5分浸漬させ、次にこれを紙タオル上い置くことにより過剰の表面水を除去した。乾燥物質を2回秤量した。平均吸収率は0.0566g H2O/g ZrO2であった。この物質の嵩密度は1.95g/ccであることが分かった。
【0045】
乾燥した球状体の試料585.64gを2Lの回転噴霧含浸機を入れた。Cs2CO3 160gをDI H2O 66ml中に溶解することにより基質溶液を調製した。最終的な体積は94mlであり、1.7g Cs2CO3/mlの濃度を得た。噴霧ノズルを使用して、溶液31mlを5〜10mlづつ球状のZrO2上に噴霧した。均一性を確保するために容器を約5分間回転した。規定に時間の後、物質を外径2インチの石英管内に迅速に装入し、そしてすべての接続部分がパージされるまでパージした。次いで、He中の5%のO2混合物によって約1L/分の流量で管を約10分間パージした。物質を10℃/分で110℃まで加熱し、そしてこの温度に約1時間保持した。次に温度を5〜10℃/分の速さで550℃まで上昇しそして550℃に約2時間保持した。次に同じO2混合物中でこの物質を周囲温度まで冷却しそして最後に乾燥窒素でパージしそして耐湿性容器内に包装した。得られる支持されたCs物質は、約16.2重量%のセシウムを含むことが示された。支持されたCs物質の試料476.3gを、適切なオン/オフ弁を備え、端部が2つある外径1インチの反応器中に装入した。反応器を250℃に加熱しそしてこれに乾燥窒素(1slpm)を通過させてこの温度に24時間保持した。規定の時間の後、反応器を室温まで冷却しそして秤量した。支持されたCs物質の重量は525.3g(Csは519ミリモル)であった。10%F2の流れ100sccmを周囲温度で30分反応器内に通過させ、次いで温度を4時間にわたって150℃まで上昇した。625分の後、反応器に25psigの背圧をかけ、そして10%F2/N2 200sccmの最終的流動条件を達成するように流れを調整して内部温度158℃に保持した。弗素化段階が完全になるまで背圧を100psigに上昇した。2日の期間にわたって全体で11.4L(F2は472ミリモル)を添加した。
【0046】
実施例8
BDMの調製
BDMの調製に際して、実施例7で調製した支持されたCs触媒床を触媒活性について評価した。10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO2 200sccmとからなるガス流を、実施例7の支持されたCsFに平均温度24℃および床圧力100psigで通過させた。オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して触媒床から出る生成物ガスの組成を連続的にモニターした。生成物ガスは主としてBDM、CO2、N2と、極めて少量のF2を含んだ(バックグラウンドを控除する前の読みはF2 0.7%であった)。IRからBDM/CO2のモル係数比は0.453であった。
【0047】
触媒床の活性を実施例3に記載の融解活性化された『標準』CsF触媒床と比較した。10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO2 200sccmとからなるガス流を、平均温度25℃および床圧力100psigで『標準』CsF触媒床に通過して流させた。オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して触媒床から出る生成物ガスの組成を連続的にモニターした。生成物ガスはBDM、CO2、およびN2を含有し、極めて僅かなF2が検出された(バックグラウンドを控除せずに、UVの読みは0.5%であった)。IRからBDM/CO2のモル係数比は0.162であった。
上記の実験では、本発明の支持CsF触媒は、BDMの生成に関する活性が『標準』CsF触媒より予想外に著しく高かった。
【0048】
実施例9
FTMの調製
実施例8の手順に従って、支持CsF触媒床をFTMの調製での触媒活性について評価した。
10%F2/N2 200sccm(F2は20sccm)とCO 7.14sccmとからなるガス流を、平均温度21℃および床圧力50〜95psigで実施例8のCsF触媒床に通過させた。オンライン赤外線分光器およびUV分光器を使用して、触媒床から出る生成物ガスの組成を連続的にモニターした。生成物ガスの組成には主としてFTMおよびN2と、少量のCO2(床上に残留するCs2CO3の弗素化から生じる)が含まれ、また極めて少量のF2が検出された(バックグラウンドを控除する前の読みはF2 0.8%であった)。IRからFTM/COF2のモル係数比は201.6であった。
【0049】
実施例10
表面積が小さいジルコニア支持CsF触媒の調製
表面積が小さい(0.1m2/gより小さい)ジルコニア球状体(Norton Sphere、SZ-5264)をパイレックス(R)皿に入れそして228℃のオーブン内に1.5時間置いた。次にこの物質をオーブンから取り出しそして乾燥N2でパージされたチャンバー内に置いて冷却した。冷却した物質を秤量皿に移しそして新たな重量が99.94gであることを知った。この99.94gをパイレックス(R)皿に戻しそし脱イオン水(DI H2O)100mlを添加した。この物質を約5分間浸漬させ、次いでこれを紙タオル上に置き過剰の表面水を除去した。ビーズの湿潤重量は107.24gであった。水吸収能力は0.073g H2O/g ZrO2であった。この物質の嵩密度を測定すると1.89g/ccであった。
【0050】
ZrO2球状体0.5ガロンを室温で洗浄し次いで110℃で乾燥した。この物質を乾燥窒素でパージしたチャンバー内で冷却した。乾燥球状体(1.5L)をテフロン(R)でコートした6Lの回転噴霧含浸機内に移した。1.48g CsHCO3/mlの濃度を得るように、全容積を203mlとするようにDI H2O中にCsHCO3 300.06gを溶解することにより、基質の溶液を調製した。噴霧瓶を使用して、球状のZrO2上に溶液203mlを5〜10mlづつ噴霧した。均一性を確保するために容器を30回転/分で約3分間回転した。次にこの物質を110℃のオーブン内に一晩入れた。オーブンの温度を230℃まで直線状に上昇しそして4時間保持した。物質を乾燥窒素でパージしたチャンバーに入れて冷却した。得られる支持されたCs物質は約7.5重量%の酸化セシウウムを含有することが示された。
支持されたCs物質を、50%F2によってCsF支持触媒に転化した。引き続いてこれが、BDMを生成するF2とCO2との間の反応を触媒するのに有効であることが示された。
【0051】
実施例11
ペレット化されたCsF/CeF4触媒の調製
粉末化されたCs2CO3(250g)およびCeF3(250g)を500mlのビーカー中で一緒にしそして25mlの蒸留水を添加した。混合物を130℃のオーブン内に2時間入れた。次に、混合物を1/8インチの押し出し物へと直ちに押し出した。押し出し物をN2下で16時間160℃のオーブン内に入れた。押し出し物を粉砕しそして不活性雰囲気下で7〜18メッシュに篩分した。篩分した物質(216g)1インチ×12インチの反応器内に装入し、さらに乾燥窒素流40sccm下で5日間乾燥した。規定の時間の後、反応器を300℃まで冷却しそしてF2 10.5gと反応させた。
【0052】
実施例12
ペレット化されたCsF/CeF4触媒の調製
全流量が100sccmのCO2 50%、N2 40%およびF2 10%の室温混合物を、CsF/CeF4が入った筒状体に様々な圧力で通過させた。F2の消費をUV分光法によってモニターした。表1に示すデータは、F2の転化率はより高い圧力で明らかにより大きく、40psigで転化がほぼ完結することを表す。F2およびCO2のBDMへの転化はIR分光法によって確認した。
【0053】
【表1】
Figure 0003809385

Claims (19)

  1. 1つまたはそれ以上のセシウム塩、またはセリウム塩およびセシウム塩の水性混合物を不活性の支持体上に付着させて支持された塩を形成させ;
    この支持された塩を加熱して水を蒸発させ、次いで乾燥した不活性ガスの下で加熱して乾燥した支持塩をつくり;そして
    乾燥した支持塩上に弗素または弗素含有ガスを通過させてこの塩を活性弗化物に転化する
    ことからなる方法によって製造され、さらに上記弗素含有ガスが、四弗化硫黄、三弗化窒素、二弗化キセノン、二弗化クリプトン、二弗化酸素および二弗化二酸素からなる群から選択される、弗素と弗化カルボニル又は弗素と二酸化炭素との反応に使用される活性弗化物触媒。
  2. 乾燥した不活性ガスが窒素である請求項1に記載の活性弗化物触媒。
  3. セリウム塩およびセシウム塩が、酸化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、塩化物、硝酸塩および酢酸塩からなる群から選択され;また不活性支持体がジルコニア、アルミナ、チタニア、マグネシア、粘土、アルミノシリケートおよびシリカからなる群から選択される請求項2に記載の活性弗化物触媒。
  4. 塩が酸化セシウム、水酸化セシウム、炭酸セシウムおよび/または重炭酸セシウムであり、また不活性支持体がジルコニアである請求項2に記載の活性弗化物触媒。
  5. 活性弗化物触媒が少なくとも0.1m2/gの表面積を有する粒子の形態のものである請求項2に記載の活性弗化物触媒。
  6. 弗素が不活性ガス中で希釈された請求項2に記載の活性弗化物触媒。
  7. セリウム塩と、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、および他の遷移金属塩からなる群から選択される1つまたはそれ以上の塩を水性媒体中で混合し水性混合物をつくり;
    この水性混合物を加熱して乾燥混合物をつくり;
    この乾燥混合物を押し出して押し出し物をつくり;
    乾燥した不活性ガス下でこの押し出し物を加熱して乾燥した押し出し物をつくり;
    この乾燥押し出し物をペレットへと粉砕し;そして
    ペレット上に弗素または弗素含有ガスを通過させて活性弗化物触媒をつくることからなる方法によって製造され、さらに上記弗素含有ガスが、四弗化硫黄、三弗化窒素、二弗化キセノン、二弗化クリプトン、二弗化酸素および二弗化二酸素からなる群から選択される、弗素と弗化カルボニル又は弗素と二酸化炭素との反応に使用される活性弗化物触媒。
  8. 乾燥した不活性ガスが窒素である請求項7に記載の活性弗化物触媒。
  9. セリウム塩と、1つまたはそれ以上の他の塩が酸化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、塩化物、弗化物、硝酸塩および酢酸塩からなる群から選択され、またアルカリ金属、アルカリ土類金属、および他の遷移金属が、コバルト、セシウム、ルビジウム、カリウム、ナトリウム、リチウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムからなる群から選択される請求項8に記載の活性弗化物触媒。
  10. セリウム塩が三弗化セリウムであり、1つまたはそれ以上の他の塩が炭酸セシウム、重炭酸セシウム、酸化セシウムおよび/または水酸化セシウムである請求項8に記載の活性弗化物触媒。
  11. ペレットが少なくとも約0.1m2/gの表面積を有する請求項8に記載の活性弗化物触媒。
  12. 不活性支持体上に担持された弗化セリウムおよび/または弗化セシウムよりなる活性弗化物触媒、または弗化セリウムおよび弗化セシウムのペレット化された混合物の存在で、適当な温度および圧力で弗素を弗化カルボニルと、または弗素を二酸化炭素と混合することからなる、弗素を弗化カルボニルと、または弗素を二酸化炭素と反応させる連続的方法。
  13. 活性弗化物触媒が、ジルコニア、アルミナ、チタニア、マグネシア、粘土、アルミノシリケートまたはシリカからなる群から選択される不活性支持体上に担持される請求項12に記載の連続的方法。
  14. 弗素化触媒がシルコニア支持体上の弗化セシウムである請求項12に記載の連続的方法。
  15. ペレット化触媒が四弗化セリウムと弗化セシウムとの混合物からなる請求項12に記載の連続的方法。
  16. −10〜50℃の温度および1〜300psigの圧力で実施される請求項12に記載の連続的方法。
  17. 弗化物を弗化カルボニルまたは二酸化炭素と混合する前に活性弗化物触媒がその場で調製される請求項12に記載の連続的方法。
  18. 弗素を二酸化炭素と反応させて、副生物がほとんどまたは全く含まないビス(フルオロオキシ)ジフルオロメタンを生成させる請求項12に記載の連続的方法。
  19. 弗素を弗化カルボニルと混合して、副生物をほとんどまたは全く含まないフルオロオキシトリフルオロメタンを生成させる請求項12に記載の連続的方法。
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