JP3808659B2 - 通信ネットワークシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の携帯情報端末間で、相互に通信を行う通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコンや情報携帯端末におけるデータ通信インターフェースとして、赤外線を用いた光通信があり、この赤外線による光通信のための標準プロトコルとしてIrDA(Infrared Data Asociation)が用意されている。
【0003】
ところが、このIrDAの標準プロトコルを用いた赤外線通信機能は、1対1の通信機能しかサポートされていないため、LAN(Local Aria Network)で接続されている複数の端末と通信する場合には、IrDA機能とLAN機能の両方の機能を持つ中継端末をLANシステムの回線中に少なくとも1台接続しておき、このIrDA機能とLAN機能とを持つ中継端末を介して通信する必要がある。
【0004】
また、IrDAと同様に1対1通信機能しか持たないデータ通信インターフエースとして、電話回線に接続するモデムを利用した通信インターフェースがあり、この場合にもIrDAと同様のことが云える。以降、IrDAやモデムを用いての1対1通信機能しか持たない端末を、1対1通信端末と呼ぶことにする。
【0005】
このような、1対1通信端末は、自身の情報を他へ橋渡ししてくれるような中継端末を用意して、これに中継してもらうようすれば、複数の端末と通信可能となるが、通信インターフェースにIrDAを用いている場合には、次のような問題が残る。
【0006】
すなわち、中継端末もしくはIrDAを用いた1対1通信端末が移動する可能性がある場合、当該端末が移動することにより通信リンクが切断される危険が避けられない。また、中継端末が中継サービスを終了することでも、1対1通信端末は他の端末と通信できなくなる。
【0007】
しかし、中継端末が移動してしまって利用できなくなった場合や、中継サービスを終了してしまった場合でも、その中継端末に代わる別の中継端末がネットワーク(LAN)側にあって、それが利用可能であるときはその新たな中継端末に中継を肩代わりしてもらうようにすれば、通信を続行できる。
【0008】
しかし、1対1通信端末は、ネットワーク側の端末でないため、ネットワークに接続されている端末の状況が全く掴めない。そのため、1対1通信端末がネットワーク側の別の中継端末に中継要求を出そうとしても、ネットワークに他の中継端末が存在するかどうかも知ることはできない。
【0009】
モデムの場合も、中継サービスの終了や電話回線が切れたりすることで同様のことが考えられる。さらに、中継端末が中継サービスを終了する前に、中継サービスを引き継ぐ中継端末を提示するような仕組みを持たせたとしても、IrDAの場合では、不慮の通信リンク切断があったときには、また、モデムの場合では、電話回線の切断となったときには、いずれも対応できない。
【0010】
また、仮に中継端末間で中継サービスを引き継ぐことができたとしても、1対1通信端末は提示された中継端末に接続要求を出し、通信リンクが確立された後、中継サービスを受けられるが、次の中継端末との通信リンクが確立されるまでの間は、この1対1通信端末に対して送信された情報を受信することができない。
【0011】
また、モデムを使用する場合では、既に中継端末が中継サービスを行っている場合には、中継端末に接続することさえもできず、中継端末の電話番号を1つしか知らない場合には、中継サービスを受けることができないといった問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、IrDAやモデムのように、1対1の通信機能しかサポートしない1対1通信端末が、複数の端末と通信を行おうとすると、中継端末を使用することで可能になるが、1対1通信端末は、ネットワーク側の端末でないため、ネットワークに接続されている端末の状況が全く掴めない。
【0013】
そのため、IrDA通信インターフェースを持つ1対1通信端末がネットワーク側の別の中継端末に中継要求を出そうとしても、ネットワークに他の中継端末が存在するかどうかも知ることはできない。
【0014】
通信インターフェースがモデムの場合も、中継サービスの終了や電話回線が切れたりすることで、同様のことが考えられる。さらに、中継端末が中継サービスを終了する前に、中継サービスを引き継ぐ中継端末を提示するような仕組みを持たせたとしても、IrDAの場合では、不慮の通信リンク切断があったときには対応できず、また、モデムの場合では、電話回線の切断となったときには対応できない。
【0015】
また、仮に中継端末間で中継サービスを引き継げたとしても、1対1通信端末は提示された中継端末に接続要求を出し、通信リンクが確立された後、中継サービスを受けられるが、次の中継端末との通信リンクが確立されるまでの間は、この1対1通信端末に対して送信された情報を受信することができない。
【0016】
また、モデムを使用する場合では、既に中継端末が中継サービスを行っている場合には、中継端末に接続することすらできず、中継端末の電話番号を1つしか知らない場合には、中継サービスを受けることができないといった問題がある。
【0017】
IrDA通信インターフェースや、モデムは携帯型パソコンや携帯端末等において、中心的な通信インターフェースであり、モバイルコンピューティング等が普及してこれらを利用する機会が広がるに連れ、上述の問題は大きな障害となる。
【0018】
従って、中継端末を介して他の複数の端末と通信を行う場合に、中継サービスを行う中継端末と通信できなくなったとしても、ネットワークに存在する中継端末に中継サービスを引き継ぐことで、1対1通信端末に複数の端末と通信を続行できるようにする必要がある。
【0019】
そこで、この発明の目的とするところは、LANなどによる通信ネットワークにおいて、1対1通信端末が中継端末を介してネットワークに接続している場合、中継端末との通信リンクが切断されたり、中継端末が中継サービスを終了しても、ネットワークに存在する他の中継端末を1対1通信端末に提示することで複数の端末と通信を続行するとともに、不慮の通信リンク切断にも対応でき、かつ、1対1通信端末が提示された中継端末との通信リンクが確立されるまでの間に、1対1通信端末が受信すべき情報を廃棄することなく受信できるようにする通信ネットワークシステムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的をを達成するため、本発明は次のように構成する。
【0021】
[1] 第1には、本発明は、複数の通信端末を伝送路で接続してそれぞれの通信端末の有する第一の送信手段及び第一の受信手段により、通信端末相互間で情報授受できるようにした通信ネットワークシステムにおいて、複数の通信端末のうち、少なくとも2つは中継通信端末とすると共に、当該中継通信端末には、1対1通信のみ可能な第二の送信手段及び第二の受信手段と、第一の受信手段より受信された情報を第二の送信手段に送信し、第二の受信手段により受信された情報を第一の送信手段に送信する受信情報中継手段と、自端末の端末識別情報と、現在中継している端末の端末識別情報を中継端末情報として、第一の送信手段に送信する中継端末情報送信手段と、第一の受信手段により受信した中継端末情報から、中継端末とその端末の中継状況を記憶する中継端末記憶手段とを備えると共に、中継端末が中継を終了する場合、中継端末記憶手段から中継可能な中継端末が存在するかどうかを判断し、存在する場合には、これまで中継していた端末に中継端末の変更指示を行うことを特徴とする。
【0022】
このような本発明の通信ネットワークシステムによれば、中継端末が中継サービスを終了する際、ネットワークに他の中継端末が存在する場合、この中継端末に現在中継している1対1通信端末の中継サービスを引き継ぐことにより、1対1通信端末は引き続き他の端末と通信可能となる。
【0023】
[2] 第2には、本発明は、[1]項の構成における前記中継端末情報送信手段が、定期的に中継端末情報を送信する構成とすることを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、1対1通信端末が現在ネットワークに存在する中継端末の中継状況を把握することが可能となるため、不慮の通信リンク切断により中継端末から次の中継端末を提示されなくとも、自ら別の中継端末を検知し中継サービスを引き続き受けることが可能となる。
【0025】
[3] 第3に、本発明は、[1]項の構成において、中継端末が中継を終了し、中継される端末が別の中継端末に中継先を変更した場合、変更後の中継端末は、中継される端末との接続が可能になるまで受信情報を記憶する構成とすることを特徴とする。
【0026】
このような構成によれば、中継端末が中継サービスを終了する際、1対1通信通信端末に引き継ぎ中継端末を提示する前に、引き継ぎ中継端末に1対1通信端末の中継サービスを依頼することで、1対1通信端末が引き継ぎ中継端末と通信リンクが確立されるまでの間に、1対1通信端末が受信すべき情報を、引き継ぎ中継端末が受信し記憶することで、通信リンク確立間での受信情報も1対1通信端末は受信することが可能となる。
【0027】
[4] 第4には、本発明は、複数の通信端末を伝送路で接続してそれぞれの通信端末の有する第一の送信手段及び第一の受信手段により、通信端末間で情報授受できるようにした通信ネットワークシステムにおいて、複数の通信端末のうち、少なくとも1つは代表中継通信端末とし、少なくとも1つは中継通信端末とすると共に、当該中継通信端末には、1対1通信のみ可能な第二の送信手段及び第二の受信手段と、第一の受信手段より受信された情報を第二の送信手段に送信し、第二の受信手段により受信された情報を第一の送信手段に送信する受信情報中継手段と、自端末の端末識別子と、現在中継している端末の端末識別子を中継端末情報として、第一の送信手段に送信する中継端末情報送信手段とを備えるとともに、当該代表中継通信端末には、第一の受信手段により受信した中継端末情報から、中継端末とその端末の中継状況を記憶する中継端末記憶手段とを備え、中継することを要求してきた端末に、現在、中継可能な中継端末を指示する構成とすることを特徴とする。
【0028】
このような構成によれば、代表通信端末が中継サービスの依頼を1対1通信端末から一括して受けるようにすることで、1対1通信機能にモデムを使用する場合、1対1通信端末側では代表中継端末の電話番号を1つ知っているだけで、中継サービスを受けることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0030】
(実施例1)
まずはじめに、実施例1について図面に従って説明する。従来、IrDAもしくはモデムを使用して、1対1の通信機能しかサポートしないような端末(1対1通信端末と呼ぶ)の情報を中継することにより、1対1通信端末を含む複数端末間のマルチキャスト通信を行うことができるようにする通信ネットワークシステムでは、中継端末がサービスを終了すると、1対1通信端末は他の端末と通信できなくなる。
【0031】
ここでは、中継端末がサービスを終了しても、他に中継端末が存在する場合、この中継端末に接続することで、1対1通信端末が他の端末と通信を継続できる通信ネットワークシステムを考えてみる。
【0032】
図1、図2、図3はこのような本発明の一実施例に関わる通信端末の要部の概略的な構成図であって、いわゆるアプリケーションを実行するユーザ情報処理部101と、通信制御を行う通信制御部102とにより構成されている。図1は中継端末の場合の構成例、図2は1対1通信端末の場合の構成例、そして、図3はLAN端末の場合の構成例を示している。
【0033】
中継端末においては、通信制御部102は、第一の送信手段111と第一の受信手段112と、第二の受信手段113と、第二の送信手段114と、中継端末情報送信手段115と、情報送信手段116と、中継端末記憶手段117と、中継端末変更情報送信手段118と、受信情報中継手段119とを備える。
【0034】
また、1対1通信端末においては、通信制御部102は、第二の受信手段113と、第二の送信手段114と、情報送信手段116と、受信情報中継手段119を備える。また、LAN端末においては、通信制御部102は、第一の送信手段111と、第一の受信手段112と、情報送信手段116と、受信情報中継手段119とを備える。
【0035】
いずれも基本機能は同じであるが、中継端末以外は通信手段として、LAN用の通信手段である第一の送信手段111及び第一の受信手段112か、1対1通信用の通信手段である第二の送信手段114及び第二の受信手段113のいずれか一方のみを持つものとする。
【0036】
但し、以下の構成の説明は、いずれの通信機能をも備えた中継端末での機能を中心に説明することとし、LAN用の通信手段を持たないものは、これよりLAN用の通信に関する各種機能を省き、1対1通信用の通信手段を持たないものは、これより1対1通信用の通信に関する各種機能を省いた機能を持つものとして、説明を省略する。
【0037】
中継端末において、通信制御部102における情報送信部116は、送信情報を送信手段に対して与えて送信させるものであって、ユーザ情報処理部101によって要求された送信情報を第一の送信手段111と、第二の送信手段114に対して送信するものである。
【0038】
また、ユーザ情報処理部101は、アプリケーションを実行する情報処理機能部である。中継端末情報送信手段115は、中継端末記憶手段117より現在自端末が中継している1対1通信端末の情報を取得し、自端末の端末識別情報と現在中継している1対1通信端末の端末識別情報を中継端末情報として、第一の送信手段111に対して送信するものである。
【0039】
第一の送信手段111は、伝送路を介してデータ等の授受を行うシリアル通信機能を実現する高速の送信用通信手段であり、情報送信手段116、中継端末情報送信手段115および受信情報中継手段119によって要求された情報を送信するものである。
【0040】
また、第二の送信手段114は、赤外線光源を持ち、与えられた情報対応に光源を駆動させて赤外線信号として送信ものであって、情報送信手段116、中継端末変更情報送信手段118および受信情報中継手段119によって要求された情報を赤外線信号による非接触通信(ワイヤレス通信)により送信しても良いし、情報をモデムを介して送信するものであって、情報送信手段116、中継端末変更情報送信手段118および受信情報中継手段119によって要求された情報を電話回線により送信しても良い。
【0041】
第二の受信手段113は、光電変換のための受光素子を有し、非接触通信(ワイヤレス通信)により受信した赤外線信号を電気信号に変換して出力するものであっても良いし、電話回線からモデムを介して、受信情報を電気信号に変換して出力するものであっても良い。
【0042】
また、第一の受信手段112は、信号伝送路を介して伝送されてきた信号を受信してデータを受け取るものであって、伝送路を介してデータ等の受信を行うシリアル通信機能を実現するものである。これら第一の受信手段112と第二の受信手段113は、受信した情報を受信情報中継手段119に渡すようにしてある。
【0043】
受信情報中継手段119は、これら第一の受信手段112や第二の受信手段113から得た受信情報が中継端末情報である場合には、この受信情報を中継端末記憶手段に送信する。また、受信情報が中継端末情報でなく、自端末宛てである場合には、ユーザ情報処理部101に情報を渡すとともに、第一の送信手段111もしくは第二の送信手段114にこの受信情報を渡し、前記受信情報が自端末宛てでない場合には、ユーザ情報処理部101に情報を渡さずに第一の送信手段111もしくは第二の送信手段114に対して前記受信情報を渡すといった受信情報の識別と転送機能とを有する。
【0044】
中継端末記憶手段117は、自端末が現在中継している1対1通信端末を登録する機能と、現在の中継状況を記憶する機能とを持つものであって、現在の中継状況は受信情報中継手段119から得た中継端末情報により、どの中継端末がどの1対1通信端末を中継しているかを判別して得た情報を記憶することにより保持する構成である。
【0045】
中継端末変更情報送信手段118は、自端末が中継サービスを終了する場合、中継端末記憶手段117より、他の中継端末で1対1通信端末を中継してない中継端末の識別情報を、現在、中継している1対1通信端末に送信するものである。
【0046】
以下の各実施例で説明する一例としての本通信ネットワークシステムにおいては、中核のシステムは無線LANを想定しており、端末は移動端末を中心として想定している。
【0047】
しかし、勿論のこと、これは固定端末を中心とする有線LANであっても、また、固定端末と移動端末が混在するLANであっても本質は変わりない。また、一例としてLANでの適用を説明するが、LAN以外の通信ネットワークにも本発明は当然、適用可能である。
【0048】
次に、実施例1の装置において、中継端末記憶手段117における1対1通新端末の中継担当端末情報登録(自己がどの1対1通信端末を中継しているかの情報の記憶)方法を図4に示される状況を例にとって説明する。
【0049】
図4において、C1、C2、Cs1、Cs2、Cs3、Cs4、Cc1、Cc2は端末である。図4ではこれらC1、C2、Cs1、Cs2、Cs3、Cs4、Cc1、Cc2の8台の端末が存在し、かつ、これらの端末のうち、端末C1、C2、Cs1、Cs2、Cs3、Cs4については相互に通信可能なLAN(Local Area Network)を構成している。
【0050】
また、これらのうち、端末Cs1、Cs2、Cs3、Cs4は図1に示した構成を有していて、LANを構成する伝送路に接続するシリアル通信機能の他、IrDAもしくはモデムによる1対1通信機能も持ち合わせている。
【0051】
LANの端末C1、C2、Cs1、Cs2、Cs3、Cs4はいずれもLANを構成する伝送路Lに接続されていて、当該伝送路Lを介してデータ等の授受を行うシリアル通信機能を有しているが、図1の構成を持つCs1、Cs2、Cs3、Cs4を除き、IrDAもしくはモデムによる1対1通信機能は持たないものとする。
【0052】
端末Cc1、Cc2はLANの構成外の端末であって、当該端末Cc1、Cc2は通信機能としては、IrDAもしくはモデムによる1対1通信機能しか持たない端末である。
【0053】
上述のように、LANを構成する端末Cs1、Cs2、Cs3、Cs4はLANを構成する伝送路に接続するシリアル通信機能の他、IrDAもしくはモデムによる1対1通信機能も持ち合わせており、従って、IrDAもしくはモデムによる1対1通信端末Cc1、Cc2との中継のための役割も担う端末で、以後、このような端末を中継端末と呼ぶことにする。
【0054】
各中継端末Cs1,Cs4は、中継端末記憶手段117に現在の中継状況を記憶するが、まず自端末が現在中継している1対1通信端末を登録する方法について述べる。
【0055】
1対1通信端末のユーザ情報処理部101は、情報送信手段116を介して中継要求情報を中継端末に対して送信する。
【0056】
送信先の中継端末は、IrDA端末の場合通信リンクが確立されている端末であり、モデムの場合は予め特定の電話番号にダイアルすることにより特定される。この中継要求情報を受信した中継端末の第二の受信手段113はこの情報を受信情報中継手段119に送信し、受信情報中継手段119は中継端末記憶手段117に現在自端末が中継している端末がない場合、中継要求情報を送信した端末の識別情報を記憶する。
【0057】
この例の場合、Cs1がCc1の中継要求情報を受信した場合、中継端末記憶手段117には図5ように登録されることになる。
【0058】
中継端末記憶手段117に登録が完了すると、受信情報中継手段119は中継要求許可情報を第二の送信手段114から送信し、1対1通信端末に対して中継要求を許可したことを通知する。
【0059】
すでに中継している端末がある場合、IrDAの場合にはリンクが確立されないし、モデムの場合は応答がないため、1対1通信端末は中継要求情報を出すことなく、別の中継端末を探すことになる。
【0060】
このようにして、端末Cc1、Cc2は通信機能としてはIrDAもしくはモデムによる1対1通信機能しか持たない端末であるが、中継端末Cs1、Cs2、Cs3、Cs4とは、1対1通信機能により互いに通信することができることから、中継端末Cs1を介することにより、端末Cc1は中継端末Cs1はもとより、端末Cs2、Cs3、Cs4、C1、C2、Cc2とも通信可能になる。同様に、端末Cc2は、中継端末Cs4を介することにより、他の端末とも通信可能になる。
【0061】
しかし、ここで、中継端末Cs1が中継サービスを終了してしまった場合、1対1通信端末Cc1は、他の端末Cs2、Cs3、Cs4、C1、C2、Cc2とも通信ができなくなってしまう。
【0062】
このような場合、他に中継端末としてCs2、Cs3がネットワークに存在するので、中継端末Cs1は中継サービスを終了する前に、1対1通信端末Cc1に対して、他の中継端末に接続を変更するように通知する。かかる変更通知は中継端末変更情報送信手段118にて行われる。
【0063】
そこで、かかる変更通知を行う中継端末変更情報送信手段118の処理方法について説明しておく。
【0064】
各中継端末Cs1,Cs4は、中継端末情報送信手段115より、中継端末情報を第一の送信手段111を通して送信する。この中継端末情報は、例えば、中継端末Cs1の場合、自端末の識別情報Cs1と現在中継している1対1通信端末の識別情報Cc1を対にしたようなものである。
【0065】
中継端末Cs2は現在中継している端末がないため、中継情報には自端末の識別情報Cs2のみを送信する。
【0066】
また、1対1通信機能がモデムの場合、自端末の識別情報を自端末の電話番号として送信してもよい。
【0067】
中継端末の第一の受信手段112が、他の中継端末からの中継端末情報を受信すると、これを受信情報中継手段119に送信し、受信情報中継手段119はこれを中継端末記憶手段117に送信する。中継端末記憶手段117は、中継端末情報から中継端末の識別情報と、その中継端末が現在中継している端末の有無を判別し、中継している端末がある場合、現在中継している1対1通信端末の識別情報を記憶し、ない場合は、現在中継している1対1通信端末がないことを記憶する。
【0068】
図5に、図4の状況における中継端末Cs1の中継端末記憶手段117の記憶情報例を示す。図に示すように、中継端末記憶手段117には、中継端末識別情報と1対1通信端末識別情報が記憶される。例えば、中継端末識別情報にCs1が、そして、1対1通信端末識別情報にCc1が記憶されている場合、中継端末Cs1は、1対1通信端末Cc1を中継していると云う情報が記憶されていることになる。
【0069】
中継端末変更情報送信手段118は、ユーザ情報処理部102より終了要求を受信した場合、中継端末変更情報を第二の送信手段114より送信する。中継端末変更情報は、中継端末記憶手段117より現在中継している1対1通信端末がいない中継端末の端末識別情報を判別し、この中継端末の端末識別情報を含んでいる。
【0070】
このような中継端末がない場合は、“中継端末がない”ことを1対1通信端末に対して通知する。
【0071】
図4のような状況においては、中継端末Cs1は1対1通信端末Cc1に対して、中継端末Cs2、Cs3の端末識別情報を中継端末変更情報として送信してもよいし、中継端末Cs2またはCs3のどちらか一方を送信してもよい。また、1対1通信機能がモデムの場合、中継端末Cs2、Cs3の識別情報として端末の電話番号を送信してもよい。
【0072】
1対1通信端末Cc1の第二の受信手段113が中継端末変更情報を受信すると、これを受信情報中継手段119に送信し、受信情報中継手段119はユーザ情報処理部102に対して、中継先の変更要求を行う。1対1通信機能にIrDAを用いた場合には、IrDAリンクを接続する先の端末識別情報をユーザ情報処理部102に対して提示する。モデムの場合には中継端末の電話番号を提示してもよい。
【0073】
中継先の変更要求を受けたユーザ情報処理部102は、提示された中継端末に対して自端末の情報の中継を要求する。図4のような状況においては、端末Cc1のユーザ情報処理部102が、中継端末Cs1から中継先としてCs2を指定された場合には、中継端末Cs2に対して中継要求を出し、中継端末Cc2に情報を中継してもらうことにより、引き続き、端末Cs2だけでなく、端末Cs3、Cs4、C1、C2、Cc2とも通信することが可能となる。
【0074】
また、新たな中継先として複数の中継端末を指定してもよい。この場合、中継端末を変更する1対1通信端末は、複数の中継端末のいずれか1つを選択することとする。
【0075】
以上、実施例1に示した発明によれば、中継端末が中継サービスを終了しても、中継サービスを終了する中継端末が1対1通信端末に別の中継端末を指示することにより、この指示された中継端末を使用して1対1通信端末は引き続き、他の端末と通信を続行することが可能なシステムとなる。
【0076】
ところで、上述の例の場合、1対1通信機能にIrDAを使用している場合、端末の移動により、中継端末の変更指示を受けことができず突然通信が終了してしまう場合や、モデムを使用している場合にも、回線が突然切れるなどの障害で同様に通信が終了してしまうことなどが考えられる。
【0077】
そこで、このような不慮の通信の切断に対応した実施例を実施例2として、次に説明する。
【0078】
(実施例2)
ここでは、中継端末が受信した中継端末情報を1対1通信端末に送信することにより、1対1通信機能にIrDAを使用している場合、端末の移動により中継端末の変更指示を受けことができず、突然通信が終了してしまう、などのような不慮の通信の切断があった場合にも、1対1通信端末は別の中継端末に中継要求を送信できるようにする。
【0079】
実施例2の詳細を、図面に従って説明する。中継端末とLAN端末は実施例1と同様の構成であり、1対1通信端末は図6のような構成例である。この例においては、図6の1対1通信端末の場合、図3の構成に加えて通信制御部102には、中継端末記憶手段117を更に設けてある。この中継端末記憶手段117は、実施例1の中継端末と同様に、受信した中継端末情報から、各中継端末がどの1対1通信端末を現在中継しているかを記憶するものである。
【0080】
次に、1対1通信端末における中継端末記憶手段117の行う処理を実施例1と同様、図4に示される状況を例にとって説明する。
【0081】
中継端末Cs1、Cs2、Cs3、Cs4の中継端末情報送信手段115は、定期的に中継端末情報を第一の送信手段111より送信する。中継端末では、他の中継端末からの中継端末情1を第一の受信手段112により受信し受信情報中継手段119を介して、第二の送信手段114から送信する。
【0082】
このことにより、1対1通償端末はネットワークに存在するすべての中継端末から中継端末情報を第二の受信手段113により受信可能となる。この情報を受信した第二の受信手段113はこれを受信情報中継手段119に送信し、受信情報中継手段119は、中継端末情報のみを中継端末記憶手段117に送信する。中継端末情報を受信した中継端末記憶手段117は、実施例1の中継端末と同様に中継端末の情報を記憶する。
【0083】
この例では、1対1通信端末Cc1の中継端末記憶手段117は実施例1の中継端末Cs1と同様に図5のようになる。ここで、実施例1の中継端末と異なるのは、各中継端末ごとに中継端末情報を受信した時刻も合わせて記憶することである。これは、1対1通信がIrDAである場合、IrDAリンクの切断、モデムである場合、回線の切断により不慮の通信障害が生じた場合、定期的に送信されるはずの中継端末情報を受信できているかの判断に用いる。
【0084】
中継端末記憶手段117で一定時間時間以上受信時刻が更新されない場合には、その中継端末と通信できなくなったものとし、中継端末記憶手段117からエントリを削除する。
【0085】
そして、自端末が中継してもらっている中継端末と通信不可能となった場合には、中継端末記憶手段117のすべてのエントリが更新されなくなるため、一定時間以上、エントリのすべてが更新されない場合には、自端末の中継端末と通信不可能になったと判断する。このため、自端末と通信不可能になると判断するまでの時間は、他の中継端末のエントリを中継端末記憶手段117から削除すると判断するまでの時間より、長く設定する。
【0086】
この例では1対1通信端末Cc1が中継端末Cs1と通信不可能と判断した場合、1対1通信端末Cc1の中継端末記憶手段117はユーザ情報処理部102に対して中継端末の変更通知を送信する。
【0087】
この時、提示する中継端末は、実施例1と同様に、中継端末Cs2、Cs3の両方であってもよいし、中継端末情報の受信時刻がもっとも更新されている中継端末とするなど、中継端末記憶手段117が1つを選択し提示してもよい。
【0088】
以上、実施例2に示した発明は、1対1通信機能にIrDAを使用している場合で、端末の移動により中継端末の変更指示を受けことができず突然通信が終了してしまう場合や、モデムを使用している場合で、回線が突然切れるなどの障害で同様に通信が終了してしまった場合にも、他の中継端末に対して中継の続行を要求することが可能となる。
【0089】
次に実施例3について説明する。
【0090】
(実施例3)
中継端末が中継サービスを終了した場合、実施例1においては、1対1通信端末は別の中継端末に中継要求を出すことにより、他の端末と通信を続行することが可能となる。
【0091】
しかし、この場合、1対1通信端末が、ある中継端末端末から別の中継端末に中継サービスを移行するまでの間は、他の端末から1対1通信端末宛てに送信された情報を当該1対1通信端末は受信することができなくなる。これは、改善を要する大きな問題である。そこで、ここでは、これらの情報を中継サービスを引き継いだ中継端末が、1対1通信端末との通信が再開されるまで、1対1通信端末宛ての情報を記憶する構成とし、上記問題の解決を図るようにする。
【0092】
実施例3について、図面に従って説明する。中継端末の構成例は図7の如きであり、LAN端末及び1対1通信端末は実施例1と同様の構成である。
【0093】
図7に示す中継端末は、その通信制御部102は第一の送信手段111、第一の受信手段112、第二の受信手段113、第二の送信手段114、中継端末情報送信手段115、情報送信手段116、中継端末記憶手段117、中継端末変更情報送信手段118、受信情報中継手段119、受信情報記憶手段120を備えて構成してある。
【0094】
ここでは、受信情報中継手段119が1対1通信端末宛ての受信情報を受信すると当該受信情報中継手段119から当該受信情報を受けてこれを記憶する受信情報記憶手段120を新たに設けると共に、中継端末変更情報送信手段118には、自端末が中継サービスを終了する場合、中継端末記憶手段117より、他の中継端末で1対1通信端末を中継してない中継端末の識別情報を、現在、中継している1対1通信端末に送信すると云う本来の機能の他に、更に、この実施例では当該中継端末変更情報送信手段118には、第一若しくは第二の受信手段112,113を介して受信情報中継手段119より中継端末引継拒否情報を受信した場合、他に中継サービスを引き継げる中継端末を検索し、該当する中継端末があれば同様に中継端末引継情報を送信し、ない場合は、1対1通信端末に“中継サービスを引き継げない”ことを第一若しくは第二の送信手段111,114を介して通知するといった機能を付加してある。
【0095】
その他の構成要素の機能は、図1で説明した同一符号、同一名称のものと基本的には変わりない。
【0096】
次に、中継端末が中継サービスを引き継ぐ手順について、実施例1と同様、図4に示される状況を例にとって説明する。
【0097】
現在、中継端末Cs1が1対1通信端末Cc1の情報を中継しているとする。この時、中継端末Cs1が中継サービスを終了しようとする場合、中継端末Cs1のユーザ情報処理部101は中継端末変更情報送信手段118に対して中継サービス終了の通知を行う。この指示を受けた中継端末変更情報送信手段118は、中継端末引継情報を中継サービスを引き継ぐ中継端末に対して第一の送信手段111に介して送信する。
【0098】
中継端末引継情報は、自端末の識別情報と現在中継している1対1通信端末の識別情報から構成される。この例では、Cs1とCc1がこれに該当する。引き継ぐ中継端末は、現在中継サービスを行っていない識別情報が最も小さい値の中継端末、この場合はCs2と選択しててもよいし、任意に中継端末を選択してもよい。
この場合、中継端末Cs2を選択したとして考えることにする。
【0099】
中継端末引継情報を受信した中継端末の第一の受信手段112は、この情報を受信情報中継手段119に送信する。
【0100】
受信情報中継手段119は、中継端末記憶手段117の記憶情報を参照して現在自端末が中継を行っている1対1通信端末が存在するかどうかの確認を行う。この時、中継を行っていなかったとすると、この場合、中継端末引継情報から、中継サービスを行っていた中継端末の識別情報と、その中継端末が中継していた1対1通信端末の識別情報を取得する受信情報中継手段119は、1対1通信端末の識別情報とその端末との中継状況を中継端末記憶手段117に記憶する。
【0101】
ここで、上記中継状況を表すものとしては、次の3つの属性がある。
【0102】
1つ目は“中継していない”という属性であり、これは現在中継している1対1通信端末がないことを表す。
【0103】
2つ目は“引継中”という属性であり、ある中継端末から中継サービスの引き継ぎを受け、1対1通信端末から中継要求があるまでの状態を表す。
【0104】
3つ目は“中継中”という属性であり、1対1通信端末の情報を中継していることを表す。
【0105】
この場合における中継端末記憶手段117の記憶内容を図8に示す。
【0106】
中継端末記憶手段117への登録が終了すると、中継サービスを行っていた中継端末に対して、中継端末引継許可情報を第一の送信手段111を介して送信する。この場合、中継端末Cs1に対して中継端末引継許可情報を送信する。また、中継端末Cs2がすでに中継を行っている場合には、中継端末引継拒否情報を第一の送信手段111を介して送信する。
【0107】
中継端末Cs1の第一の受信手段111が、中継端末引継許可情報および中継端末引継拒否情報を受信すると、受信情報中継手段119を介して中継端末変更情報送信手段118に対して送信する。
【0108】
中継端末変更情報送信手段118は、中継端末引継拒否情報を受信した場合、他に中継サービスを引き継げる中継端末を検索し、該当する中継端末があれば同様に中継端末引継情報を送信し、ない場合は、1対1通信端末に“中継サービスを引き継げない”ことを通知する。
【0109】
中継端末許可情報を受信した場合には、実施例1と同様に、中継端末変更情報を1対1通信端末に対して送信する。
【0110】
中継端末変更情報を受信した1対1通信端末も、実施例1と同様に、指示された中継端末に対して中継要求を送信する。そして、これらの手続きの間、中継を引き継いだ中継端末Cs2は、1対1通信Cc1から中継要求を受信すると、中継端末記憶手段117の中継状況を“引継中”から“中継中”に変更し、中継サービスを開始するが、この“引継中”の間に、受信情報中継手段119が1対1通信端末Cc1宛ての情報を受信すると、受信情報記憶手段120に受信情報を記憶しておき、中継サービスの開始とともに1対1通信端末Cc1に対して、第二の送信手段114を介して送信する。
【0111】
このようにすることで、1対1通信端末が、ある中継端末端末から別の中継端末に中継サービスを移行するまでの間、他の端末から当該1対1通信端末宛てに送信された情報は記憶保存され、1対1通信端末に対する中継サービスの開始とともに当該1対1通信端末に対して当該情報を送信するようになるから、1対1通信端末に対して送られた情報は廃棄されることがなく、しかも、効率的に受信させることが可能となる。
【0112】
次に、中継端末の状況を一括管理する代表中継端末を設け、1対1通信端末は、代表中継端末の電話番号を知ってさえいれば、中継サービスを受けることができるようにしたネットワークシステムの例を実施例4として説明する。
【0113】
(実施例4)
1対1通信機能にモデムを使用している場合において、中継端末の電話番号を1つしか知らない場合、その中継端末がすでに他の1対1通信端末の情報を中継していると、その1対1通信端末は中継サービスを受けることができない。
【0114】
ここでは、中継端末の状況を一括管理する代表中継端末を設けることで、1対1通信端末は、代表中継端末の電話番号を知ってさえいれば、中継サービスを受けることができるネットワークシステムを考えてみる。
【0115】
実施例4を、図面に従って説明する。実施例4で用いる代表中継端末の構成例は図11の如きであり、中継端末の構成例は図12の如きである。また、LAN端末及び1対1通信端末は実施例1と同様の構成である。また、代表中継端末及び中継端末の各構成要素に関しては、実施例1と同様である。
【0116】
図11に示すように、代表中継端末の場合には通信制御部102は、第一の送信手段111、第一の受信手段112、第二の受信手段113、第二の送信手段114、情報送信手段116、中継端末記憶手段117、受信情報中継手段119を備えて構成されており、これは図1で説明した構成から中継端末情報送信手段115と中継端末変更情報送信手段118を取り除いた構成であって、各構成要素は図1で説明した同一符号、同一名称のものと基本的には変わりない。
【0117】
また、中継端末の場合には通信制御部102は、図12に示すように、第一の送信手段111、第一の受信手段112、第二の受信手段113、第二の送信手段114、情報送信手段116、中継端末情報送信手段115、受信情報中継手段119を備えて構成されており、これは図1で説明した構成から中継端末記憶手段117と中継端末変更情報送信手段118を取り除いた構成であって、各構成要素は図1で説明した同一符号、同一名称のものと基本的には変わりない。
【0118】
次に、代表中継端末が1対1通信端末に対し、中継サービスをする中継端末を指示する手順について、図8に示される状況を例にとって説明する。
【0119】
図12の構成を持つ中継端末Cs1、Cs2、Cs3は、実施例1と同様に、中継端末情報をその中継端末情報送信手段115より、第一の送信手段111を介して送信する。
【0120】
図11の構成を持つ代表通信端末Cmでは、中継端末からの中継端末情報を第一の受信手段112により受信すると、これを自己の受信情報中継手段119に送信する。
【0121】
受信情報中継手段119では受信情報が中継端末情報である場合、この情報の内容を実施例1と同様の方法で中継端末記憶手段117に記憶する。
【0122】
この例の場合における中継端末記憶手段119の記憶内容は、図9に示す如きであるとする。つまり、中継端末Cs1、Cs2については中継する対象の1対1通信端末はいずれも“なし”であり、中継端末Cs3については中継する対象の1対1通信端末は“Cc3”であると記憶されている。
【0123】
ここで、新たに1対1通信端末Cc1が中継サービスを受けたい場合には、まず、1対1通信端末Cc1のユーザ情報処理部102が中継端末照会情報を情報送信手段116を介して、代表中継端末Cmに対して送信する。
【0124】
代表中継端末Cmではその第二の受信手段113が、中継端末照会情報を受信すると、この情報を受信情報中継手段119に送信する。受信情報中継手段119は受信情報が中継端末照会情報である場合、中継端末記憶手段117から、現在中継サービスを行っていない中継端末の端末識別情報を中継端末照会結果情報として、第二の送信手段114を介して照会してきた1対1通信端末に送信する。
【0125】
この例の場合、中継端末Cs1、Cs2の端末識別情報を中継端末照会結果情報としてもよいし、どちらか一方を選択してもよい。
【0126】
この中継端末照会結果情報を受信した1対1通信端末Cc1は、この情報から中継端末を識別し、その中継端末に対して中継の要求を行う。このようにすることで、1対1通信機能にモデムを使用している場合において、代表中継端末Cmの電話番号を1つ知っているだけで、1対1通信端末は中継サービスを受けることが可能となる。
【0127】
また、中継端末が中継サービスを終了する際には、その中継端末のユーザ情報処理部101は、情報送信手段116を介して、中継終了情報を現在中継している1対1通信端末に送信する。この中継終了情報を受信した1対1通信端末は、中継端末が中継サービスを終了したことを知り、他の中継端末に中継を要求するため、上記手順で代表中継端末Cmに再び照会を行う。
【0128】
このようにして、ある中継端末が中継サービスを終了しても、肩代わりしてくれる他の中継端末がどれであるかを代表中継端末Cmに問い合わせることで、他のネットワーク内の端末とも通信を引き続き行うことが可能となる。
【0129】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、中継端末が中継サービスを終了する際、ネットワークに他の中継端末が存在する場合、この中継端末に現在中継している1対1通信端末の中継サービスを引き継ぐことにより、1対1通信端末は引き続き他の端末と通信可能と共に、不慮の通信リンク切断により中継端末から次の中継端末を提示されなくとも、自ら別の中継端末を検知し中継サービスを引き続き受けることや、1対1通信端末が引き継ぎ中継端末と通信リンクが確立されるまでの間に、1対1通信端末が受信すべき情報を、引き継ぎ中継端末が受信し記憶することで、通信リンク確立までの受信情報も1対1通信端末は受信することが可能となる通信ネットワークシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における中継端末の要部構成を示すブロック図。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における1対1通信端末の要部構成を示すブロック図。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1におけるLAN端末の要部構成を示すブロック図。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明の使用状況を説明するための図
【図5】 本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における中継端末記憶手段の記憶テーブル例を示す図。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例2における1対1通信端末の要部構成を示すブロック図。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例3における中継端末の要部構成を示すブロック図。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例3における中継端末記憶手段の記憶テーブル例を示す図。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例4における使用状況を説明するための図。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例4における中継端末記憶手段の記憶テーブル例を示す図。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例4における代表中継端末の要部構成を示すブロック図。
【図12】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例4における中継端末の要部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101…ユーザ情報処理部
102…通信制御部
111…第一の送信手段
112…第一の受信手段
113…第二の受信手段
114…第二の送信手段
115…中継端末情報送償手段
116…情報送信手段
117…中継端末記憶手段
118…中継端末変更情報送信手段
119…受信情報中継手段
120…受信情報記憶手段

Claims (4)

  1. 複数の通信端末を伝送路で接続してそれぞれの通信端末の有する第一の送信手段及び第一の受信手段により、通信端末間で情報授受できるようにした通信ネットワークシステムにおいて、
    複数の通信端末のうち、少なくとも2つは中継通信端末とすると共に、当該中継通信端末には、1対1通信のみ可能な第二の送信手段及び第二の受信手段と、第一の受信手段より受信された情報を第二の送信手段に送信し、第二の受信手段により受信された情報を第一の送信手段に送信する受信情報中継手段と、自端末の端末識別情報と、現在中継している端末の端末識別情報を中継端末情報として、第一の送信手段に送信する中継端末情報送信手段と、第一の受信手段により受信した中継端末情報から、中継端末とその端末の中継状況を記憶する中継端末記憶手段とを備え、
    中継端末が中継を終了する場合、中継端末記憶手段から中継可能な中継端末の存否を判断し、存在する場合にはこれまで中継していた端末に中継端末の変更指示を行う構成とすることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 前記中継端末情報送信手段は、定期的に中継端末情報を送信する機能を有することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。
  3. 中継端末が中継を終了し、中継される端末が別の中継端末に中継先を変更した場合、変更後の中継端末は、中継される端末との接続が可能になるまで受信情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。
  4. 複数の通信端末を伝送路で接続してそれぞれの通信端末の有する第一の送信手段及び第一の受信手段により、通信端末間相互で情報授受できるようにした通信ネットワークシステムにおいて、
    複数の通信端末のうち、少なくとも1つは代表中継通信端末とし、少なくとも1つは中継通信端末とすると共に、
    当該中継通信端末には、1対1通信のみ可能な第二の送信手段及び第二の受信手段と、第一の受信手段より受信された情報を第二の送信手段に送信し、第二の受信手段により受信された情報を第一の送信手段に送信する受信情報中継手段と、自端末の端末識別子と、現在中継している端末の端末識別子を中継端末情報として、第一の送信手段に送信する中継端末情報送信手段とを備え、
    さらに、代表中継通信端末には、第一の受信手段により受信した中継端末情報から、中継端末とその端末の中継状況を記憶する中継端末記憶手段を備えてなり、
    中継することを要求してきた端末に、現在、中継可能な中継端末を指示することを特徴とする通信ネットワークシステム。
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