JP3805853B2 - 重合性色素及びそれを用いた着色眼用レンズ材料 - Google Patents

重合性色素及びそれを用いた着色眼用レンズ材料 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、コンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜等の眼用レンズを着色するために好適に用いられ得る重合性色素、並びにそれを用いた着色眼用レンズ材料に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、各種の物品を、その素材段階において着色するために、種々なる重合性色素が検討されてきている。特に、コンタクトレンズや眼内レンズの如き眼用レンズを、その素材段階において、所定の重合性色素の共重合によって着色せしめ、そして、その着色された眼用レンズ材料を用いて、目的とする眼用レンズを製造するようにすれば、色素の溶出等に起因する眼用レンズの脱色や変色のない、また光や化学薬剤に対する耐久性乃至は堅牢度にも優れた、均一に着色されたレンズを得ることが出来るのである。
【0003】
例えば、特開平1−280464号公報においては、眼用レンズを着色するための重合性色素として、アゾ基に結合したナフチル基の何れかの水素原子をアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル基またはアリル基にて置換してなる構造のアゾ系のものが明らかにされ、そして、そのようなアゾ系の重合性色素をビニル系モノマーに共重合せしめて得られるビニル系重合体から、目的とする着色眼用レンズを製造することが明らかにされている。
【0004】
また、特開平1−299560号公報には、所定の重合性基を有する重合性紫外線吸収剤と、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、アリル基及びイソプロペニル基からなる群より選ばれた重合性基を有する重合性色素とを、他の共重合可能なレンズ形成モノマー成分と共に共重合してなる、それら紫外線吸収剤や色素の溶出が極めて少ない、耐久性に優れた眼内レンズ材料が開示されており、そこでは、アゾ基に結合するフェニル基やナフチル基に対して、エステル結合やアミド結合を介して、前述の如き重合性基を導入してなる構造のアゾ系の重合性色素が用いられている。
【0005】
さらに、特表平8−503997号公報においては、アゾ基に結合するフェニル基に対して、窒素またはアルキルを介して、エステル構造乃至はアミド構造の不飽和有機基が導入されてなる構成の、重合可能なアゾ系黄色染料が明らかにされているのであり、そして、そのような重合可能な黄色染料をアクリレートモノマーやメタクリレートモノマーの如き、レンズ形成用モノマーに重合せしめて、着色された眼用レンズ材料を製造することも、明らかにされている。
【0006】
ところで、これら従来の重合性色素にあっては、アゾ基に結合せるフェニル基やナフチル基等における芳香族環に対して、酸素原子を介して重合性の不飽和基を導入する場合にあっては、一般に、エステル結合を介して所定の不飽和基が導入されているのであるが、そのような芳香族環に直接にエステル結合が付いた重合性色素にあっては、加水分解が惹起され易く、そのために、不安定で、取扱に不便である等の問題を内在している。また、重合性の不飽和基の導入によって、原料色素の色調が変化してしまい、最終色素の色調を予測することが困難となる問題もあった。
【0007】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、耐溶出性に優れると共に、加水分解等の変性が惹起され難く、安定であり、また所定の重合性基を導入しても、原料色素の色調が変化することのない、新規な構造の重合性色素を提供することにあり、また他の課題とするところは、そのような色素を用いた、優れた特性を有する着色眼用レンズ材料を提供することにある。
【0008】
【解決手段】
そして、本発明は、かくの如き課題を解決するために、一般式:
【化3】
Figure 0003805853
〔但し、A1 は置換基を有していてもよいアリール基でありtert−ブチルは第三ブチル基であり、Xはアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニルフェニル基、ビニルフェニルオキシ基、またはビニルフェニルアルキルオキシ基(アルキル部分の炭素数は1〜5である)であり、nは1〜5の整数である〕にて表される重合性色素を、その要旨とするものである。
【0009】
すなわち、このような本発明に従う重合性色素にあっては、色素自体が所定の重合性基(X)を有し、そのような色素と材料成分とが化学的に結合することとなるために、得られた材料を煮沸したり、水や有機溶媒中に浸漬したりしても、色素が溶出せず、色抜けの問題が全く惹起されることがないことは勿論、アゾ基に結合する6−tert−ブチルフェノールの芳香族環上に、所定の重合性基(X)を導入するに際して、従来の如きエステル結合を介するものではなく、「−O−(CH2n −」基を介して導入せしめるようにしたものであるところから、加水分解等の変性が惹起され難く、色素が安定となり、そのために取扱に便利となるのであり、以て色の変化のない材料を得ることが出来るのである。
【0010】
また、かかる本発明に従う重合性色素は、「−O−(CH2n −」基を介して、所定の重合性基(X)を6−tert−ブチルフェノールの芳香族環に導入せしめてなる構造のものであるために、原料の色素、即ちA1 −N=N−(6−tert−ブチルフェノール)−なるグループに起因する色調を変化させることがないのである。つまり、所定の重合性基を導入しても、それによって色調が変化するものではないところから、原料色素から最終色素の色調を容易に予測することが出来るのであり、加えて、各種の重合性基を選択して導入することが出来るのである。
【0011】
なお、本発明に従う重合性色素の好ましい態様によれば、前記アリール基は、フェニル基である。
【0012】
また、本発明は、上述の如き重合性色素を用いた着色眼用レンズ材料をも対象とするものであって、その要旨とするところは、一般式
【化4】
Figure 0003805853
〔但し、A1 は置換基を有していてもよいアリール基でありtert−ブチルは第三ブチル基であり、Xはアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニルフェニル基、ビニルフェニルオキシ基、またはビニルフェニルアルキルオキシ基(アルキル部分の炭素数は1〜5である)であり、nは1〜5の整数である〕にて表される重合性色素が、重合性の眼用レンズ材料成分に対して共重合せしめられてなる重合体からなる着色眼用レンズ材料にあり、これによって、かかる重合性色素に基づくところの、優れた耐溶出性や耐加水分解性が有効に発揮され得て、眼用レンズ材料としての価値を著しく高めるのである。
【0013】
なお、かかる着色眼用レンズ材料において、重合性色素は、一般に、眼用レンズ材料成分の100重量部に対して0.001〜0.2重量部の割合において共重合せしめられることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
ところで、このような本発明に従う、前記一般式にて表される重合性色素において、A1 は、芳香族化合物の芳香族環の水素原子の1個を除いた残基として認識される、一価の置換基たる、アリール(aryl)基であり、通常、フェニル基若しくはナフチル基、または置換されたフェニル基若しくはナフチル基が用いられることとなる。なお、そのようなフェニル基やナフチル基に置換される基としては、塩素の如きハロゲン原子や、メチル、エチル、イソプロピルの如き、炭素数が1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基がある。
【0016】
そして、前記した一般式にて示される重合性色素の具体例としては、2−フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(4−メチル)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(3−メチル)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(4−クロロ)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(2−クロロ)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(4−メチル)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(3−メチル)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(4−クロロ)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(2−クロロ)フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシブトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(1−ナフチルアゾ)−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(4−メチル−1−ナフチルアゾ)−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(4−クロロ−1−ナフチルアゾ)−4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−(1−ナフチルアゾ)−4−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−フェニルアゾ−4−(4−ビニル)フェノキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−フェニルアゾ−4−(4−ビニル)ベンジルオキシ−6−tert−ブチルフェノール、2−フェニルアゾ−4−(4−ビニル)ベンジル−6−tert−ブチルフェノール等を挙げることが出来る。なお、上記の例示において、・・・−(メタ)アクリロイルオキシ・・・なる表示は、・・・−アクリロイルオキシ・・・なる化合物と・・・−メタクリロイルオキシ・・・なる化合物の二つを表すものである。
【0017】
なお、このような重合性色素は、公知の反応を利用して、容易に合成することが出来、例えば、前記一般式において、Xがアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニルフェニルオキシ基、またはビニルフェニルアルキルオキシ基である重合性色素の場合にあっては、tert−ブチルハイドロキノンに代表されるフェノール誘導体またはナフトール誘導体を、水または適当な有機溶媒中で、エチレンクロロヒドリン等のヒドロキシアルキル化可能な物質によって、末端ヒドロキシアルキル化して、合成中間体Aを合成する一方、アニリンに代表される芳香族アミンを亜硝酸ナトリウム等を用いてジアゾ化し、その生成したジアゾニウム塩を、アルカリ存在下で、前記合成中間体Aにカップリングすることにより、合成中間体Bを合成し、次いで、脱水した塩化メチレン等の水酸基、アミノ基等の官能基を有しない有機溶媒中において、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(DBU)等の有機塩基若しくは金属マグネシウムの存在下、(メタ)アクリル酸クロライド、またはクロロメチルスチレンに代表されるハロゲン化アルキルスチレンと、前記の合成中間体Bとを縮合反応せしめることにより、目的物質とすることが出来る。
【0018】
また、Xがビニルフェニル基またはビニルフェニルアルキル残基である重合性色素の場合にあっては、アニリンに代表される芳香族アミンを亜硝酸ナトリウム等を用いてジアゾ化し、そしてその生成したジアゾニウム塩を、アルカリ存在下で、tert−ブチルハイドロキノンに代表されるフェノール誘導体またはナフトール誘導体にカップリングして、合成中間体Cを得た後、脱水した塩化メチレン等の水酸基、アミノ基等の官能基を有しない有機溶媒中において、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(DBU)等の有機塩基若しくは金属マグネシウムの存在下、クロロメチルスチレンに代表されるハロゲン化アルキルスチレンと、前記の合成中間体Cとを縮合反応せしめることにより、目的物質とすることが出来るのである。
【0019】
また、本発明に従って、上述の如き重合性色素を用いて、目的とする着色眼用レンズ材料を形成せしめるに際しては、かかる重合性色素を重合性の所定の眼用レンズ材料成分に添加して、混合せしめ、共重合させるのであるが、そのような眼用レンズ材料成分は、従来より当業者から種々提案されている重合性の不飽和結合を有するモノマーの何れもが適宜に選択されて、用いられることとなる。そして、そのようなモノマーとしては、具体的には、アルキル(メタ)アクリレート、シロキサニル(メタ)アクリレート、フルオロアルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、フェノキシアルキル(メタ)アクリレート、フェニルアルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、多価アルコール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類、スチレンの誘導体、N−ビニルラクタム類等が挙げられ、また必要に応じて、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の多官能モノマーが、架橋剤として用いられることとなるが、それらモノマーの更に具体的な例、更には他の異なる例は、本願出願人の先の出願に係る特開平1−280464号公報に詳細に明らかにされており、本発明においても、そこに開示の各種モノマーが、更には当業者にとって公知の各種の他のモノマーが、適宜に選択使用されることとなる。
【0020】
そして、本発明において、上述の如き重合性の眼用レンズ材料成分に対して、前述の如き重合性色素を組み合わせて、目的とする着色眼用レンズ材料を製造する場合にあっては、該眼用レンズ材料成分の100重量部に対して、0.001〜0.2重量部の割合において、重合性色素が共重合せしめられることとなるのである。なお、この重合性色素の共重合割合が、0.001重量部よりも少なくなると、着色効果を充分に発揮し得なくなるのであり、また0.2重量部よりも多くなると、色調が濃くなり過ぎて、実用的でなくなったり、可視光線を透過し難くなる等の問題を惹起する。
【0021】
また、目的とする着色眼用レンズ材料を得るべく、上述の如き重合性色素と眼用レンズ材料成分等の混合物とを重合させるには、当該技術分野において通常行なわれている手法が、適宜に採用されることとなる。例えば、必要に応じて、そのような混合物にラジカル重合開始剤を添加し、室温から130℃程度の温度範囲で徐々に加熱したり、或いはマイクロ波、紫外線、放射線(γ線)等の電磁波を照射することにより、重合が行なわれるのである。なお、重合は、塊状重合法であっても、溶媒等を用いた溶液重合法であってもよく、また加熱重合させる場合には、温度を段階的に昇温させてもよく、その他種々なる公知の手法が、従来と同様に採用され得るのである。
【0022】
なお、ラジカル重合開始剤の具体例としては、例えば、アゾビスイソブチルニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が挙げられ、これらのうちから1種または2種以上が選択されて使用されることとなる。そして、その使用量は、重合に供せられる全モノマー混合物の100重量部に対して、一般に0.01〜1重量部程度の範囲とされる。
【0023】
また、コンタクトレンズや眼内レンズ等の眼用レンズとして重合形成する場合には、当業者が通常行なっている成形方法が採用され得、例えば、重合を適当な型または容器中で行ない、棒状、ブロック状、板状の素材(重合体)を得た後、切削加工、研磨加工等の機械的加工により、所望の形状に加工したり、また所望の形状に対応した型を用意し、この型の中でモノマー混合物の重合を行なって、成形物を得、必要に応じて機械的に仕上げ加工を施したりする手法が採用されるのである。更に、眼内レンズを形成する場合にあっては、レンズ支持部をレンズとは別に作製してレンズに取り付けたり、或いはレンズと同時に(一体的に)成形したりする手法が採用されることとなる。
【0024】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を示し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべきである。
【0025】
(1)2−フェニルアゾ−4−(2−ヒドロキシ)エトキシ−6−tert−ブチルフェノールの合成
先ず、アニリンの9.30g(0.10モル)のジアゾ化を、常法に従って行なった。次いで、攪拌機、滴下漏斗、温度計、及び活栓を備えた1リッターの四つ口フラスコに、エタノール100ml、4−(2′−ヒドロキシ)エトキシ−2−tert−ブチルフェノール21.04g(0.10モル)、及び10%の水酸化ナトリウム水溶液100mlを仕込み、そして前記のジアゾ化したアニリンを30分間で滴下せしめ、その滴下終了後、30分間攪拌を行なった。得られた固体を濾過により摂取し、一旦塩化メチレンに溶解させた後、水で3回洗浄し、減圧下に脱溶媒を行なった。その後、この得られた粗結晶をメタノールによって再結晶し、赤色針状結晶15.90gを得た。そして、これを日本分光工業(株)製FT/IR−8300にてIR測定した結果、目的物である2−フェニルアゾ−4−(2−ヒドロキシ)エトキシ−6−tert−ブチルフェノールであることを確認した。なお、このIR測定にて得られた赤外吸収スペクトルを、図1に示す。
【0026】
(2)2−フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノールの合成
攪拌機、塩化カルシウム管付き滴下漏斗、及び温度計を備えた500mlの三つ口フラスコに、塩化メチレン300ml、上記で合成した2−フェニルアゾ−4−(2−ヒドロキシ)エトキシ−6−tert−ブチルフェノール6.28g(0.02モル)、及びトリエチルアミン2.02g(0.02モル)を仕込み、3℃以下の温度で、塩化メチレン15mlで希釈したメタクリル酸クロライド2.30g(0.022モル)を、30分間を要して滴下した。そして、一晩攪拌を行なった後、水で3回洗浄し、減圧下に脱溶媒を行なった。得られた赤色固体7.37gを、カラムクロマトグラフィーにより分離し、塩化メチレンによって展開される第二留分から、粗2−フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール5.60gを得た。
【0027】
次いで、この得られた粗結晶を、メタノールによって再結晶し、赤色針状結晶4.04gを得た。そして、それを、それぞれ、IR測定〔日本分光工業(株)製FT/IR−8300使用〕及びNMR測定〔バリアン社製Gemi2000/400BB(400MHz)使用〕した結果、目的物である2−フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノールであることを確認した。なお、このIR測定により得られた赤外吸収スペクトルを、図2に示すと共に、NMR( 1H−核磁気共鳴スペクトル)測定の結果は、以下の通りである。
1H−NMR(400MHz,CDCl3 )、δ1.45〔9H,s,−C(CH3 3 〕、δ1.97(3H,s,−CH3 )、δ4.28(2H,t,−CH2 −)、δ4.53(2H,t,−CH2 −)、δ5.60(1H,s,=CH)、δ6.17(1H,s,=CH)、δ7.00〜7.90(7H,m,ベンゼン環)。
【0028】
(3)着色眼内レンズ材料1の作製
上記で合成された2−フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール0.02重量部、メチルメタクリレート97重量部、エチレングリコールジメタクリレート3重量部、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−(2″−メタクリロイルオキシエトキシ)−3′−tert−ブチルフェニル〕−5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール0.18重量部、及びアゾビスイソブチロニトリル0.05重量部を混合して、溶解せしめた後、シリコンコートを施したガラス製試験管に注入し、栓をして、35℃から130℃まで順次昇温せしめることにより、塊状重合を行なった。かくして得られた重合体を切削加工し、平面研磨を行なって、厚さが0.2mm、0.5mm、1.0mmのプレートをそれぞれ得た。そして、この得られた3種類のプレートについて、360〜800nmにおける分光透過スペクトルを、(株)島津製作所製UV−3100型自記分光光度計を用いて、光線透過スペクトルにて測定し、その結果を、図3に示した。また、それら3種類のプレートの外観を観察したところ、何れも、赤みを帯びた黄色を呈するものであった。
【0029】
(4)着色眼内レンズ材料2の作製
先に合成された2−フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノール0.013重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート100重量部、エチレングリコールジメタクリレート0.2重量部、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−(2″−メタクリロイルオキシエトキシ)−3′−tert−ブチルフェニル〕−5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール0.25重量部、及び2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.1重量部を混合して、溶解せしめた後、シリコンコートを施したガラス製試験管に注入し、栓をして、35℃から80℃まで順次昇温して、塊状重合を行なった。次いで、この得られた重合体を切削加工し、平面研磨を行なって、赤みを帯びた黄色の外観を呈する厚さ:0.5mmのプレートを得た。
【0030】
その後、この得られたプレートを生理食塩水中に16時間浸漬した後、2時間の煮沸を行ない、その煮沸後のプレートの360〜800nmにおける分光透過スペクトルを上記と同様にして測定し、その結果を、図4に示した。更に、かかるプレートを48時間煮沸し、その煮沸後のプレートの360〜800nmにおける分光透過スペクトルを上記と同様に測定して、その結果を、図5に示した。更に、かかる2時間煮沸後のデータと48時間煮沸後のデータの色差を算出したところ、ΔE* ab=0.51(JIS−Z−8730)であった。
【0031】
以上の眼用レンズ材料の作製例から明らかなように、本発明に従う重合性色素を用いて得られた材料にあっては、赤みを帯びた黄色を呈し、良好な色調を得ることが出来るのであり、また図4や図5の比較から明らかなように、煮沸前後においても変化がなく、従って色素が溶出しないことは明らかであり、また、耐加水分解性においても優れ、ひいては目に対しても安全であることが理解されるのである。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に従う重合性色素は、材料成分との化学的な結合によって、材料からの溶出が阻止され、以て優れた耐溶出性を示すことは勿論、加水分解等の変性が惹起され難く、安定であって、その取扱に便利であると共に、色の変化のない材料を有利に与え得るものであり、しかも重合性基を導入しても、原料の色調が変化しないために、原料色素から最終色素の色調を容易に予測することが出来るという特徴を有しているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例においてIR測定して得られた2−フェニルアゾ−4−(2−ヒドロキシ)エトキシ−6−tert−ブチルフェノールの赤外吸収スペクトルを示すグラフである。
【図2】実施例で得られた、本発明に従う重合性色素の一つである2−フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシエトキシ−6−tert−ブチルフェノールの赤外吸収スペクトルを示すグラフである。
【図3】実施例で得られた着色眼用レンズ材料1の各種厚さのものについての光線透過スペクトルを示すグラフである。
【図4】実施例において得られた着色眼用レンズ材料2についての2時間煮沸後の光線透過スペクトルを示すグラフである。
【図5】実施例において得られた着色眼用レンズ材料2についての48時間煮沸後の光線透過スペクトルを示すグラフである。

Claims (5)

  1. 一般式:
    Figure 0003805853
    〔但し、A1 は置換基を有していてもよいアリール基でありtert−ブチルは第三ブチル基であり、Xはアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニルフェニル基、ビニルフェニルオキシ基、またはビニルフェニルアルキルオキシ基(アルキル部分の炭素数は1〜5である)であり、nは1〜5の整数である〕にて表される重合性色素。
  2. 前記アリール基が、フェニル基である請求項1記載の重合性色素。
  3. 前記Xが、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、又はビニルフェニルオキシ基である請求項1又は請求項2記載の重合性色素。
  4. 一般式:
    Figure 0003805853
    〔但し、A1 は置換基を有していてもよいアリール基でありtert−ブチルは第三ブチル基であり、Xはアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニルフェニル基、ビニルフェニルオキシ基、またはビニルフェニルアルキルオキシ基(アルキル部分の炭素数は1〜5である)であり、nは1〜5の整数である〕にて表される重合性色素が、重合性の眼用レンズ材料成分に対して共重合せしめられてなる重合体からなる着色眼用レンズ材料。
  5. 前記重合性色素が、前記眼用レンズ材料成分の100重量部に対して0.001〜0.2重量部の割合において共重合せしめられている請求項記載の着色眼用レンズ材料。
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