JP3804610B2 - 液体噴射ヘッド - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体を噴射するノズル列の実質的長さを可及的に長く設定した液体噴射ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体をノズル開口から噴射させる液体噴射ヘッドは、種々な液体を対象にしたものが知られているが、そのなかでも代表的なものとして、インクジェット式記録装置に装着される記録ヘッドをあげることができる。そこで、従来の技術を上記インクジェット式記録装置を例にとって説明する。
【0003】
図6は、インクジェット式記録装置の周辺構造を示す。
【0004】
この装置は、インクカートリッジ1が搭載されるとともに、記録ヘッド2が取付けられたキャリッジ3を備えている。装置本体であるインクジェット式記録装置は符号50で示されている。
【0005】
上記キャリッジ3は、タイミングベルト4を介してステッピングモータ5に接続され、ガイドバー6に案内されて記録紙である記録媒体7の紙幅方向(主走査方向)に往復移動するようになっている。上記キャリッジ3は、上部に開放する箱型を呈し、記録媒体7と対向する面(この例では下面)に、記録ヘッド2のノズル形成面が露呈するよう取付けられるとともに、インクカートリッジ1が搭載されるようになっている。
【0006】
そして、上記記録ヘッド2にインクカートリッジ1からインクが供給され、キャリッジ3を移動させながら記録媒体7の上面にインク滴を吐出させて記録媒体7に画像や文字をドットマトリックスにより印刷するようになっている。なお、キャリッジ3は、記録ヘッド2を主走査方向に往復移動させる移動手段として機能している。
【0007】
上記記録媒体7の移動を案内するために、記録ヘッド2の主走査方向に延びている長尺な案内部材8が配置されている。案内部材8の一端側のとなりには、記録ヘッド2のノズルプレート17(後述する)を清浄にするワイパー装置9と、ノズル開口部のインクの粘性状態等を正常化するキャッピング装置10が配置されている。また、案内部材8の他端側のとなりには、フラッシングボックス11が配置され、そこにフラッシング開口部12が形成されている。
【0008】
キャッピング装置10によるクリーニング動作で吸出された廃インクや、フラッシング開口部12に対するフラッシング動作で記録ヘッド2から吐出された廃インクは、廃インク貯留部13に溜められるようになっている。
【0009】
なお、上記のインクジェット式記録装置50は、従来技術の一環として説明したが、本発明の液体噴射ヘッドが装着できる構造である。
【0010】
上記記録ヘッド2に包含されているインク噴射ユニットUを、図7〜図9に基づいて説明する。
【0011】
このインク噴射ユニットUは、ヘッドケース14と、このヘッドケース14のユニット固着面15に接着剤等で固着される流路ユニット16とから構成されている。上記流路ユニット16は、ノズルプレート17と、流路形成板18と、振動板の形態で例示されている封止板19とが積層され接着されて構成されている。
【0012】
上記ノズルプレート17は、ステンレス板からなり、多数のノズル開口20が列設されてノズル列21を2列形成している。上記流路形成板18は、素材板であるシリコン単結晶板からなり、上記ノズル開口20に連通する圧力発生室22と、大気に連通(図示していない)しているダンパ用凹部27が異方性エッチングにより形成されている。23はヘッドケース14のユニット固着面15に形成されインク供給管26に連通しているインク貯留室であり、封止板19にあけたインク導入口25を通じて圧力発生室22に連通している。
【0013】
上記振動板19は、樹脂フィルムとステンレス板がラミネートされており、各圧力発生室22に対応する部分の裏面に、周囲を樹脂フィルムのみとするステンレス板の島部19Aが形成されている。また、19Cは、インク貯留室23と略同じ輪郭をした樹脂フィルムのみとしたコンプライアンス部である。
【0014】
上記ヘッドケース14は、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形品であり、インク貯留室23にインクを導入するインク供給管26が開口されている。また、流路形成板18の振動板19のコンプライアンス部19Cに対応する部分に、インク貯留室23の形状と略一致する形状の上記ダンパ用凹部27が形成されている。
【0015】
29は圧電振動子30が固定される固定基板、31は上記固定基板29に圧電振動子30が固定されてなる圧電振動子ユニット35を収容する収容室である。上記圧電振動子30は、縦振動モードの圧電振動子30であり、駆動信号の入力により長手方向に伸縮振動して圧力発生室22に圧力変動を与えるようになっている。
【0016】
上記ダンパ用凹部27は、インク貯留室23の下側開口を封止する振動板19と流路形成板18に設けた凹形状部によって形成された空間であり、インク滴吐出時のインク貯留室23内の圧力変動を、コンプライアンス部19Cの変形によって吸収するようになっている。このコンプライアンス部19Cの変形時には、ダンパ用凹部27内の空気が空気抜き穴(図示していない)から外部に抜け、ダンパ用凹部27内の圧力上昇を防止するようになっている。
【0017】
上記構成のインク噴射ユニットUは、例えば、つぎのようにして組立てられる。すなわち、まず、ヘッドケース14のユニット固着面15に、インク供給管26や収容室31に流れ込まないよう接着剤を塗布したり、あるいは所定形状に打ち抜き形成等された接着シートを貼着し、その上に、あらかじめ接着剤等で接合されて組立てられた流路ユニット16を載置する。ついで、40〜100℃程度の温度に加熱し、必要に応じて押圧等することにより、流路ユニット16とヘッドケース14とを固着する。
【0018】
一方、圧電振動子30が固定基板29に固定された圧電振動子ユニット35を準備し、上記圧電振動子30の先端に接着剤を塗布しておく。つぎに、流路ユニット16が下側になるよう上記ヘッドケース14を反転させ、上記圧電振動子ユニット35を収容室31に収容して接着固定する。この状態で、圧電振動子30の先端を流路ユニット16の振動板19に接着固定し、最後に固定基板29をヘッドケース14に固定することにより、インク噴射ユニットUが完成する。
【0019】
上記インク噴射ユニットUでは、駆動回路(図示せず)で発生させた駆動信号をフレキシブルケーブル32を介して圧電振動子30に入力することにより、圧電振動子30を長手方向に伸縮させる。この圧電振動子30の伸縮により、振動板19の島部19Aを振動させて圧力発生室22内の圧力を変化させ、圧力発生室22内のインクをノズル開口20からインク滴として吐出させるようになっている。
【0020】
上記インク噴射ユニットUは、ヘッドホルダ33に接手部材34等を介して取付けられている。上記ヘッドホルダ33の形状は各種の機能を付与するために、多数の凹凸形状等が成形されているが、基本的には各図に示すように、板状の形態である。このヘッドホルダ33にパイプ状のインク接続部36が取付けられている。上記インク接続部36は、インク供給源からインクを導く機能を果たし、ヘッドホルダ33にインクカートリッジ1が装着されるときには、インク供給針(図示していない)となり、インクカートリッジ1の内部に突き刺される状態になる。
【0021】
上記インク接続部36の下流側にフィルタ37が配置され、インク中の不純物等を捕捉して、インク供給管26へ流下させないようになっている。
【0022】
ノズル列21は、上記のように2列配置されているので、それに伴う圧力発生室22,インク貯留室23,圧電振動子ユニット35等も2組ずつ配置されている。
【0023】
【特許文献1】
特開2001−47622号公報
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、印刷速度の向上すなわち単位時間当たりの印刷面積を増大するためには、装置本体の主走査方向に直交しているノズル列の長さを長くすることが有力な方法とされている。しかし、1つのインク噴射ユニットUにおけるノズル列21の長さを長尺化することは、流路ユニット16におけるノズル開口20,圧力発生室22,圧電振動子30等の相対位置を高精度に維持すること等の課題があるので、妥当な方策とすることができない。
【0025】
そこで、図9(C)に示すように、インク噴射ユニットUを縦に並べることが考えられるが、ノズル列21が連続しないで不連続な間隔Lができてしまう。このような問題は、上記圧電振動子ユニット35を収容室31に挿入する構造形式が、間隔Lの発生要因になっている。
【0026】
すなわち、圧電振動子ユニット35を正確な位置に取付けるために、固定基板29と収容室31との密着関係が必須なものとされている。そのために、固定基板29の端部が、収容室31の位置決め用の内壁31X,31Y,31Zの3者と挿入方向に配置されたストッパ壁31Dに密着することにより、圧電振動子30と圧力発生室22との相対位置が正確に維持されている。このように固定基板29の端部が位置決め機能を果たすために所要の長さを必要としているので、圧電振動子30のノズル列21方向の長さは、固定基板29よりも短くする必要がある。それと同時に、ヘッドケース14の肉厚も加算されて図9(B)に示すように、インク噴射ユニットUのユニット端とノズル列21の端部とのあいだにL/2なる間隔ができてしまうのである。
【0027】
そこで、インク噴射ユニットUを図10に示すように、千鳥状に配列して上述のような間隔Lのない状態で各ノズル列21を連続させ、ノズル列21の実質的な長尺化を図ることが知られている。これは、各インク噴射ユニットUのノズル列21を千鳥状に連ねて、副走査方向で見て切れ目のない長いノズル列を形成したもので、隣合うインク噴射ユニットUは間隔Lに相当する長さにわたって重複した配列とされている。
【0028】
したがって、図10に示すように、長いノズル列が形成できても、インク噴射ユニットUの幅が単純に加算されたような状態になるので、装置本体の主走査方向の寸法が著しく大きなものとなり、インク噴射ヘッドが大型になる。また、主走査方向のストローク長さも記録媒体7を越えてさらにインク噴射ヘッドの長さ分だけオーバーストロークをさせる必要があり、このような面においても装置本体のコンパクト化にとって逆行する面がある。
【0029】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、装置本体の主走査方向の寸法を可及的に小さくしてノズル列の長尺化を実現する液体噴射ヘッドの提供をその目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の液体噴射ヘッドは、ノズル開口が列設されることによりノズル列が形成されたノズルプレートと、上記ノズル開口に連通する圧力発生室が形成された流路形成板と、上記圧力発生室の開口を塞ぐ封止板とを含む積層体から形成された流路ユニットを含んで液体噴射ユニットが構成され、上記液体噴射ユニットが液体供給源からの液体を導くヘッドホルダに取付けられている液体噴射ヘッドであって、上記流路ユニットがヘッドケースに接合されて液体噴射ユニットが構成され、上記液体噴射ユニットには、第1ノズル列と、上記第1ノズル列よりも短い長さの第2ノズル列とが略平行な状態で配置され、上記ヘッドケースが、上記液体噴射ユニットの上記ノズルプレート側から見たときの外形を形成していて、上記液体噴射ユニットの第2ノズル列側のノズル列方向の上記ヘッドケースの両角部に、角部を切り欠いた状態に形成された重複形状部が設けられ、上記重複形状部は、上記主走査方向に略直交する面とこれに連続した状態で第2ノズル列側に設けられた傾斜面とで構成されていて、すくなくとも2つの液体噴射ユニットを上記重複形状部の傾斜面が対向した状態で配置して、上記傾斜が対向している近傍の一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列の端部のノズル開口の上記ノズル列と直交方向に他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列のノズル開口が位置し、一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列と他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列により各ノズル列が同種の液体を噴射するノズル群となるよう単位ユニットを形成したことを要旨とする。
【0031】
すなわち、上記液体噴射ユニットには、第1ノズル列と、上記第1ノズル列よりも短い長さの第2ノズル列とが略平行な状態で配置され、上記ヘッドケースが、上記液体噴射ユニットの上記ノズルプレート側から見たときの外形を形成していて、上記液体噴射ユニットの第2ノズル列側のノズル列方向の上記ヘッドケースの両角部に、角部を切り欠いた状態に形成された重複形状部が設けられ、上記重複形状部は、上記主走査方向に略直交する面とこれに連続した状態で第2ノズル列側に設けられた傾斜面とで構成されていて、すくなくとも2つの液体噴射ユニットを上記重複形状部の傾斜面が対向した状態で配置して、上記傾斜が対向している近傍の一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列の端部のノズル開口の上記ノズル列と直交方向に他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列のノズル開口が位置し、一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列と他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列により各ノズル列が同種の液体を噴射するノズル群となるよう単位ユニットを形成している。
【0032】
このため、上記重複形状部の傾斜面を対向させて上記単位ユニットを形成することにより、2つの液体噴射ユニットが占める対向方向(主走査方向)の寸法は、重複形状部の切り欠きに相当する寸法分の縮小が図られ、単位ユニットを備えた液体噴射ヘッドの主走査方向の寸法を、可及的に縮小することができる。上記単位ユニットを複数備えた液体噴射ヘッドを構成した場合には、上記の寸法縮小効果が一層大きくなる。さらに、2つの液体噴射ユニットの各ノズル列が同種の液体を噴射するノズル群を形成し、有効なノズル列の長さが見かけ上長尺化され、定められた領域への液体噴射が短時間で実行される。
また、上記重複形状部は、上記主走査方向に略直交する面とこれに連続した状態で第2ノズル列側に設けられた傾斜面とで構成されているので、上記傾斜面の形成によってえられた液体噴射ユニット幅の縮小分が、2つの液体噴射ユニットの合計幅の縮小に寄与している。同時に、上記主走査方向に略直交する面は、2つの液体噴射ユニットのノズル列方向の重複長さを長くしており、これによって一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列と他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列との副走査方向での連続性が確保できる。
【0033】
また、第1ノズル列は、液体噴射性能が最も安定した長さのいわゆる標準性能のものとし、それに対して第2ノズル列は、第1ノズル列よりも短い長さであるから、それ自体液体噴射性能を低下させるような要因がなく、第1および第2ノズル列によって形成された長尺なノズル群は、全体として安定した液体噴射性能となる。そして、各ノズル群ごとに異なった種類の液体が噴射されるので、ノズル群を所定の数とした場合には、多種多様な液体噴射が可能となる。上記のような単位ユニットをインクジェット式記録装置に適用した場合等には、印刷の高速化と多彩な印刷品質がえられる。
【0034】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、装置本体の主走査方向における上記単位ユニットの幅寸法は、1つの上記液体噴射ユニットのユニット幅の2倍未満である場合には、2つの液体噴射ユニットの重複形状部を対向させて配列し、ノズル列の長さを長くしつつ主走査方向の寸法が小さくされたコンパクトな液体噴射ヘッドがえられて、インクジェット式記録装置に適用した場合等には印刷の高速化が実現する。
【0036】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記傾斜面は、ノズル列方向の寸法が、第1ノズル列から第2ノズル列の方向に向かって小さくなるよう傾斜方向が設定されている場合には、2つの傾斜面がいわゆる「先細り」のような状態で両側の重複形状部の一部を形成しているので、上記単位ユニットをノズル列方向に並べることが可能となり、長尺なノズル群が構成できる。
【0037】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記傾斜面はノズル列の長さ方向で見て略対称である場合には、上記単位ユニットをノズル列方向に並べる際に整然とした配列ができる。また、他の単位ユニットの第1ノズル列,第2ノズル列との連続性も高い精度の下で確保できる。
【0038】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記第1ノズル列および第2ノズル列は、ノズル列の長さ方向で見て略対称となるよう配置されている場合には、対向する液体噴射ユニットの第2ノズル列,第1ノズル列との副走査方向における連続性が規則正しく確保できる。
【0039】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、第1ノズル列に対応する第1液体貯留室は第1ノズル列から見て第2ノズル列と反対側に配置され、第2ノズル列に対応する第2液体貯留室は第2ノズル列から見て第1ノズル列と反対側に配置されている場合には、第1ノズル列と第2ノズル列は、そのあいだに所定幅のノズルプレートを存置させて直接隣合った状態になる。したがって、第1ノズル列と第2ノズル列との間隔は最小化されることとなり、両第1,第2ノズル列に対応するメンテナンス等のキャップ類を小型化することができ、装置本体のコンパクト化によっても有効である。
【0040】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、装置本体の主走査方向で見て隣合うノズル群のノズル列は、一方のノズル群のノズル列の開口ピッチに対して他方のノズル群のノズル列の開口ピッチが副走査方向にずれるように配置してあり、上記ずれ量は、上記開口ピッチの半分の量である場合には、副走査方向にずらされた関係にある両ノズル群のノズル列を主走査方向に複合すると、開口ピッチが実質的に小さな開口ピッチとなる。ここで、開口ピッチが小さくされたノズル列において、上記のようにいわゆるハーフピッチにすれば、液体噴射を受ける部材に対する単位面積当たりの液体噴射が、きわめて緻密な状態になる。他方、開口ピッチが比較的大きくされたノズル列において、上記のようにハーフピッチにすれば、このハーフピッチを記録解像度の整数倍にしておくことにより、液体噴射ヘッドの主走査方向のストローク回数を低減させることができる。これらの利点は、インクジェット式記録装置において、前者は精緻な噴射品質の確保に有効であり、後者は噴射時間の短縮や使用電力の節減等において有用である。
【0041】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、装置本体の主走査方向で見て隣合う単位ユニットのノズル列は、一方の単位ユニットのノズル列の開口ピッチに対して他方の単位ユニットのノズル列の開口ピッチが副走査方向にずれるように配置してあり、上記ずれ量は、上記開口ピッチの半分の量である場合には、ずらされた関係にある両単位ユニットのノズル列を主走査方向に複合すると、開口ピッチが実質的に小さな開口ピッチとなる。ここで、開口ピッチが小さくされたノズル列において、上記のようにいわゆるハーフピッチにすれば、液体噴射を受ける部材に対する単位面積当たりの液体噴射が、きわめて緻密な状態になる。他方、開口ピッチが比較的大きくされたノズル列において、上記のようにハーフピッチにすれば、このハーフピッチを記録解像度の整数倍にしておくことにより、液体噴射ヘッドの主走査方向のストローク回数を低減させることができる。これらの利点は、インクジェット式記録装置において、前者は精緻な噴射品質の確保に有効であり、後者は噴射時間の短縮や使用電力の節減等において有用である。
【0042】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記単位ユニットが主走査方向および/またはそれと直交する方向に複数配置されている場合には、上記単位ユニットを主走査方向に配列したり、また、主走査方向に直交する方向に配列したり、さらには主走査方向とそれに直交する方向の両方向に配列したりして、求める液体噴射の態様に自由に適合させることが、長尺化されたノズル群と主走査方向に縮小化された幅の液体噴射ヘッドにおいて実現する。
【0043】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用凸部が設けられている場合には、各液体噴射ユニットを上記位置決め用凸部に接触させてヘッドホルダに取付けることにより、単位ユニット乃至はノズル群が高い精度の下に形成でき、長尺化されたノズル群から良好な液体噴射がえられる。また、上記のように、ノズル列を副走査方向にずらしてノズル開口をハーフピッチにするような場合においても、精度の高い開口ピッチが確保できる。
【0044】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用外周壁部材が設けられている場合には、各液体噴射ユニットを上記位置決め用外周壁部材に接触させてヘッドホルダに取付けることにより、単位ユニット乃至はノズル群が高い精度の下に形成でき、長尺化されたノズル群から良好な液体噴射がえられる。また、上記のように、ノズル列を副走査方向にずらしてノズル開口をハーフピッチにするような場合においても、精度の高い開口ピッチが確保できる。
【0045】
本発明の液体噴射ヘッドにおいて、上記流路ユニットがヘッドケースに接合されて液体噴射ユニットが構成され、上記圧力発生室に圧力変動を与える圧力発生素子が縦振動モードの圧電振動子とされ、この圧電振動子が固定基板に固定され、上記ヘッドケースに設けた収容室に圧力発生室に対応させた状態で圧電振動子と固定基板が挿入され、固定基板を収容室内で固定状態にした場合には、縦振動モードの圧電振動子自体が、印加された駆動信号に対する動作応答性が良好であり、また、縦方向の駆動変位出力がえられるから、圧力発生室の液体は節度よく加圧され、ノズル列からの液体噴射が高い信頼性の下で確実になされる。このような特質を有する圧電振動子でノズル群を機能させるので、連ねられたノズル群からの液体噴射はいずれのノズル列においても、良好に達成される。したがって、長尺化されたノズル群の長さ全域にわたって噴射ムラが発生しても、実質的に実害のないレベルに収めることが可能となる。
【0046】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0047】
本発明の液体噴射ヘッドは、上述のように種々な液体を対象にして機能させることができ、図示の実施の形態においてはその代表的な事例として、インクジェット式記録装置に採用される記録ヘッドを実施の形態の対象にしている。
【0048】
本実施の形態における装置本体すなわちインクジェット式記録装置50は、通常の形式のものであり、図6に示したものと同じである。
【0049】
本発明の液体噴射ヘッドの重要な構成要素となる液体噴射ユニットすなわちインク噴射ユニットの構造は図1に示されている。このインク噴射ユニットUには、第1ノズル列21Aと、第1ノズル列21Aよりも短い長さの第2ノズル列21Bとが設けられており、後述の各部の構成は上記両ノズル列21A,21Bの長さに対応したものとされている。
【0050】
図1および図2において、インク噴射ユニットUは、ヘッドケース14と、このヘッドケース14のユニット固着面15に接着剤等で固着される流路ユニット16とから構成されている。上記流路ユニット16は、ノズルプレート17と、流路形成板18と、振動板の形態で例示されている封止板19とが積層され接着されて構成されている。なお、図2は第2ノズル列21B側の部分だけを破断した断面図である。
【0051】
上記ノズルプレート17は、ステンレス板からなり、多数のノズル開口20が図2の紙面に垂直な方向に列設されて、第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bを形成している。上記第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bは、略平行な状態で配列され、しかもノズル列の長さ方向で見て略対称となるよう配列されている。
【0052】
以下の説明において、「A」が付された番号は第1ノズル列21Aに対応し、「B」が付された番号は第2ノズル列21Bに対応している。
【0053】
上記流路形成板18は、素材板であるシリコン単結晶板からなり、上記ノズル開口20に連通する第1圧力発生室22Aと第2圧力発生室22B、大気に連通(図示していない)している第1ダンパ用凹部27A,第2ダンパ用凹部27Bが異方性エッチングにより形成されている。23Aと23Bはヘッドケース14のユニット固着面15に形成されたインク供給管26Aと26Bに連通している第1および第2インク貯留室であり、封止板19にあけたインク導入口25A,25Bを通じて第1圧力発生室22Aおよび第2圧力発生室22Bに連通している。
【0054】
第1ノズル列21Aに対応する第1インク貯留室23Aは第1ノズル列21Aから見て第2ノズル列21Bと反対側に配置され、第2ノズル列21Bに対応する第2インク貯留室23Bは第2ノズル列21Bから見て第1ノズル列21Aと反対側に配置されている。つまり、図3(B)に示すように、第1インク貯留室23Aと第2インク貯留室23Bのあいだに第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bが配置されている。上記配置により、第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bは、そのあいだに所定幅のノズルプレート17を存置させて直接隣合った状態になる。したがって、第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bとの間隔は最小化されることとなり、両第1,第2ノズル列21A,21Bに対応するキャッピング装置10やフラッシング開口部12等を小型化することができ、装置本体のコンパクト化によっても有効である。
【0055】
上記振動板19は、樹脂フィルムとステンレス板がラミネートされており、各圧力発生室22A,22Bに対応する部分の裏面に、周囲を樹脂フィルムのみとするステンレス板の島部19A,19Bが形成されている。また、19C,19Dは、インク貯留室23A,23Bと略同じ輪郭をした樹脂フィルムのみとしたコンプライアンス部である。
【0056】
上記ヘッドケース14は、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形品であり、ユニット固着面15に第1インク貯留室23A,第2インク貯留室23Bにインクを導入するインク供給管26A,26Bが開口されている。また、第1インク貯留室23Aと第2インク貯留室23Bに対応する部分に、両インク貯留室23A,23Bの形状と略一致する形状の上記第1,第2ダンパ用凹部27A,27Bが形成されている。
【0057】
29A,29Bは圧電振動子30A,30Bが固定される固定基板、31A,31Bは上記固定基板29A,29Bに圧電振動子30A,30Bが固定されてなる圧電振動子ユニット35A,35Bを収容する収容室である。上記圧電振動子30A,30Bは、縦振動モードの圧電振動子30A,30Bであり、駆動信号の入力により長手方向に伸縮振動して第1圧力発生室22A,第2圧力発生室22Bに圧力変動を与えるようになっている。
【0058】
上記第1,第2ダンパ用凹部27A,27Bは、第1,第2インク貯留室23A,23Bの下側開口を封止する振動板19と流路形成板18に設けた凹形状部によって形成された空間であり、インク滴吐出時の第1,第2インク貯留室23A,23B内の圧力変動を、コンプライアンス部19C,19Dの変形によって吸収するようになっている。このコンプライアンス部19C,19Dの変形時には、第1,第2ダンパ用凹部27A,27B内の空気が空気抜き穴(図示していない)から外部に抜け、第1,第2ダンパ用凹部27A,27B内の圧力上昇を防止するようになっている。
【0059】
上記構成のインク噴射ユニットUは、例えば、つぎのようにして組立てられる。すなわち、まず、ヘッドケース14のユニット固着面15に、インク供給管26A,26Bや収容室31A,31Bに流れ込まないよう接着剤を塗布したり、あるいは所定形状に打ち抜き形成等された接着シートを貼着し、その上に、あらかじめ接着剤等で接合されて組立てられた流路ユニット16を載置する。ついで、40〜100℃程度の温度に加熱し、必要に応じて押圧等することにより、流路ユニット16とヘッドケース14とを固着する。
【0060】
一方、圧電振動子30A,30Bが固定基板29A,29Bに固定された圧電振動子ユニット35A,35Bを準備し、上記圧電振動子30A,30Bの先端に接着剤を塗布しておく。つぎに、流路ユニット16が下側になるよう上記ヘッドケース14を反転させ、上記圧電振動子ユニット35A,35Bをそれぞれ収容室31Aと31Bに収容して接着固定する。この状態で、圧電振動子30A,30Bの先端を流路ユニット16の振動板19に接着固定し、最後に固定基板29A,29Bをヘッドケース14に固定することにより、インク噴射ユニットUが完成する。
【0061】
上記インク噴射ユニットUでは、駆動回路(図示せず)で発生させた駆動信号をフレキシブルケーブル32A,32Bを介して圧電振動子30A,30Bに入力することにより、圧電振動子30A,30Bを長手方向に伸縮させる。この圧電振動子30A,30Bの伸縮により、振動板19の島部19A,19Bを振動させて第1,第2圧力発生室22A,22B内の圧力を変化させ、第1,第2圧力発生室22A,22B内のインクをノズル開口20からインク滴として吐出させるようになっている。
【0062】
上記インク噴射ユニットUは、ヘッドホルダ33に接手部材34A,34B等を介して取付けられている。上記ヘッドホルダ33の形状は各種の機能を付与するために、多数の凹凸形状等が成形されているが、基本的には各図に示すように、板状の形態である。このヘッドホルダ33にパイプ状のインク接続部36A,36Bが取付けられている。上記インク接続部36A,36Bは、インク供給源からインクを導く機能を果たし、ヘッドホルダ33にインクカートリッジ1が装着されるときには、インク供給針(図示していない)となり、インクカートリッジ1の内部に突き刺される状態になる。
【0063】
上記インク接続部36A,36Bの下流側にフィルタ37A,37Bが配置され、インク中の不純物等を捕捉して、インク供給管26A,26Bへ流下させないようになっている。
【0064】
インク噴射ユニットUの組立て順序は上述のとおりであるが、その組立てに際して活用されるのが基準穴である。17Hはノズルプレート17の基準穴、18Hは流路形成板18の基準穴、19Hは封止板19の基準穴、14Hはヘッドケース14の基準穴である。基準穴17H,18H,19Hはノズルプレート17,流路形成板18,封止板19を積層体にして流路ユニット16を完成させるときに、位置決めピン(図示していない)を挿入して位置決め用として使用される。したがって、流路ユニット16の組立て精度を適正に維持し、正常なインク吐出機能を有する流路ユニット16が構成される。
【0065】
また、流路ユニット16をヘッドケース14のユニット固着面15に接合するときにも、流路ユニット16に連通した状態になっている基準穴17H,18H,19Hとヘッドケース14側の基準穴14Hを合致させて、位置決めピン(図示していない)を用いて両者の一体化が図られる。ノズルプレート17,流路形成板18,封止板19およびヘッドケース14には一貫したボルト穴28がそれぞれにあけられ、ここを貫通させたボルト(図示していない)でインク噴射ユニットUをヘッドホルダ33に固定するようになっている。なお、インク噴射ユニットUをヘッドホルダ33に固定するときにも基準穴14Hを利用することができる。このとき、ヘッドホルダ33側の基準穴または基準ピン(図示していない)にヘッドケース14の基準穴14Hを合致させて、複数のインク噴射ユニットU相互間の位置関係を正常に設定するときにも活用できる。
【0066】
上記のインク噴射ユニットUの外形を変形させて重複形状部を形成し、この重複形状部を介して組合わされた複数のインク噴射ユニットUにより、長尺なノズル列を構成している。それと同時にインク噴射ユニットUの設置スペースの縮小を行なっている。
【0067】
上記の重複形状部40は、インク噴射ユニットUの外形を変形させて構成されている。そのために、主にヘッドケース14に変形が施され、それに合致させて流路ユニット16にも変形が施されている。ヘッドケース14の第2ノズル列21B側の両角部に、角部を切り欠いた状態の重複形状部40が形成されている。上記のように角部を切り欠くことにより、主走査方向に略直交する面40Aとこれに連続した傾斜面40Bが形成されている。上記の対をなしている傾斜面40Bは、ノズル列方向の間隔寸法が第1ノズル列21Aから第2ノズル列21Bの方向に向かって小さくなるように両傾斜面40Bの傾斜方向が設定され、いわゆる「先細り」の形態とされている。また、両傾斜面40Bは、ノズル列の長さ方向で見て略対称とされている。
【0068】
上記面40Aも対をなした状態になっており、面としては平面とするのが最適である。したがって、ヘッドケース14には、面40Aとそれに連続する傾斜面40Bがノズル列方向の両側に配置されて重複形状部40が構成され、傾斜面40Bがヘッドケース14の中央部に設けた頂面40Cによって接続されている。上述のようなヘッドケース14の面40Aや傾斜面40Bの配置に合致させて、図1や図3(B)に示すように、ノズルプレート17,流路形成板18,封止板19等すなわち流路ユニット16にも同様な形状の切り欠きが施されている。
【0069】
上記のように、傾斜面40Bの配置によってノズル列方向の間隔が狭くなった台形状の箇所に第2ノズル列21Bが配置され、他方、面40Aによってノズル列方向の間隔が長い状態のままになっている箇所に第1ノズル列21Aが配置されている。
【0070】
2つのインク噴射ユニットUを重複形状部40を対向させて配置することにより、「単位ユニット39」が構成されている。このような重複形状部40の対向により、両インク噴射ユニットUの傾斜面40B同士はその略全面にわたって対向関係となり、他方、面40Aは頂面40Cの片側半分位の部分と対向した状態になる。上記のように、2つのインク噴射ユニットUを重複形状部40が向い合わされた状態で組合わされると、一方のインク噴射ユニットUの第1ノズル列21Aと他方のインク噴射ユニットUの第2ノズル列21Bとが、副走査方向において連続した関係となる。このように両ノズル列21A,21Bが連続して同じ色のインクを吐出する「ノズル群38」を形成している。
【0071】
上記のように単位ユニット39において、第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bを連続させると、2列の連続したノズル列すなわちノズル群38が構成される。この2つのノズル群38のいずれからも同色のインクを吐出させてもよく、あるいはノズル群38ごとに異なった色のインクを吐出させるようにしてもよい。
【0072】
機能上連続するノズル列21A,21B同士の端部の状態を拡大してみると、図3(C)に示すような場合がある。すなわち、ノズル列21A,21Bの端部近傍のノズル開口20は、ノズル開口20やそれに対応する第1,第2圧力発生室22A,22Bは存在していても、吐出特性を安定させるために、図中に黒丸で示した1〜2個のノズル開口20を使用しないことがある。したがって、第1ノズル列21Aと第2ノズル列21Bとは、ノズル開口20のピッチP分の間隔をとるのであるが、黒丸図示のノズル開口20は考慮しない有効ノズル開口20により構成されるノズル列により、ノズル列21の機能的な連続性を求めるのである。
【0073】
したがって、上記重複形状部40を対向させた単位ユニット39を形成することにより、2つのインク噴射ユニットUが占める対向方向(主走査方向)の寸法は、重複形状部40の切り欠きに相当する寸法分の縮小が図られ、単位ユニット39を備えたインク噴射ヘッド2の主走査方向の寸法を、可及的に縮小することができる。上記単位ユニット39を複数備えたインク噴射ヘッド2を構成した場合には、上記の寸法縮小効果が一層大きくなる。さらに、2つのインク噴射ユニットUの各ノズル列21A,21Bが同色のインクを吐出するノズル群38を形成し、有効なノズル列21A,21Bの長さが見かけ上長尺化され、定められた領域へのインク吐出が短時間で実行される。
【0074】
また、第1ノズル列21Aは、インク吐出性能が最も安定した長さのいわゆる標準性能のものとし、それに対して第2ノズル列21Bは、第1ノズル列21Aよりも短い長さであるから、それ自体インク吐出性能を低下させるような要因がなく、第1および第2ノズル列21A,21Bによって形成された長尺なノズル群38は、全体として安定したインク吐出性能となる。そして、各ノズル群38ごとに異なった色のインクが吐出されるので、ノズル群38を所定の数とした場合には、多種多様なインク吐出が可能となり、印刷の高速化と多彩な印刷品質がえられる。
【0075】
上記傾斜面40Bの形成によってえられたインク噴射ユニット幅の縮小分が、2つのインク噴射ユニットUの合計幅の縮小に寄与している。同時に、上記主走査方向に略直交する面40Aは、2つのインク噴射ユニットUのノズル列方向の重複長さを長くしており、これによって一方のインク噴射ユニットUの第1ノズル列21Aと他方のインク噴射ユニットUの第2ノズル列21Bとの副走査方向での連続性が確保できる。
【0076】
2つの傾斜面40Bがいわゆる「先細り」のような状態で両側の重複形状部40の一部を形成しているので、上記単位ユニット39をノズル列方向に並べることが可能となり、長尺なノズル群38が構成できる。また、上記傾斜面40Bをノズル列の長さ方向で見て略対称としておくことにより、上記単位ユニット39をノズル列方向に並べる際に整然とした配列ができる。さらに、他の単位ユニット39の第1ノズル列21A,第2ノズル列21Bとの連続性も高い精度の下とで確保できる。
【0077】
図3(D)に示したように、装置本体の主走査方向で見て隣合うノズル群38または単位ユニット39のノズル列21A,21Bは、一方の第1ノズル列21Aの開口ピッチPに対して他方の第2ノズル列21Bの開口ピッチPが副走査方向にずれるように配置してあり、上記ずれ量が、上記開口ピッチPの半分の量とされている。上記のように、副走査方向にずらされた関係にある両ノズル列21を主走査方向に複合すると、開口ピッチPが実質的に小さな開口ピッチとなる。
【0078】
ここで、開口ピッチPが小さくされたノズル列21A,21Bにおいて、上記のようにいわゆるハーフピッチにすれば、記録媒体7に対する単位面積当たりのインク滴吐出が、きわめて緻密な状態になる。他方、開口ピッチPが比較的大きくされたノズル列21A,21Bにおいて、上記のようにハーフピッチにすれば、このハーフピッチを記録解像度の整数倍にしておくことにより、インク噴射ヘッド2の主走査方向のストローク回数を低減させることができる。これらの利点は、前者は精緻な印刷品質の確保に有効であり、後者は印刷時間の短縮や使用電力の節減等において有用である。
【0079】
図4は、本発明の液体噴射ヘッドの第2の実施の形態を示す。
【0080】
図4(A)は、ノズルプレート面側から見た平面図、(B)は圧電振動子ユニット35A,35Bの側から見た平面図であり、複数の単位ユニット39を主走査方向に4組、主走査方向に直交する方向に3組配列した場合である。(A)において、46Bは単位ユニット39が主走査方向に直交する向きに3組配列された「単位ユニット列」であり、ブラックのインクが吐出される、同様にして、単位ユニット列46Mからはマゼンタ、単位ユニット列46Cからはシアン、単位ユニット列46Yからはイエローの各インクが吐出される。また、ライトマゼンタ,ライトシアン等のための単位ユニット列を増やして例えば8列にすることも可能である。それ以外は、上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0081】
したがって、単位ユニット39を主走査方向に配列したり、また、主走査方向に直交する方向(副走査方向)に配列したり、さらには主走査方向とそれに直交する方向(副走査方向)の両方向に配列したりして、求めるインク吐出の態様に自由に適合させることが、長尺化されたノズル群38と主走査方向に縮小化された幅のインク噴射ヘッド2によって実現する。それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0082】
図5は、本発明の液体噴射ヘッドの第3の実施の形態を示す。
【0083】
図5は、インク噴射ユニットUをヘッドホルダ33に正確に取付けるための構造である。図5(A)は全体的な平面図、(B)は(A)の〔B〕−〔B〕断面、(C)は(A)の〔C〕−〔C〕断面を示している。
【0084】
長方形のヘッドホルダ33の周囲には位置決め用外周壁部材42が形成され、その内面にインク噴射ユニットUの外壁面が接触している。したがって、インク噴射ユニットUを上記位置決め用外周壁部材42に接触させてヘッドホルダ33に取付けることから、取付けられた複数のインク噴射ユニットUの相対位置が正確に設定され、各インク噴射ユニットU間のノズル列21A,21Bの相対位置が高精度の下で確保できる。
【0085】
さらに、ヘッドホルダ33のインク噴射ユニットUを取付ける側の面には、位置決め用凸部43がヘッドホルダ33と一体的に設けてある。この凸部43はブロックのような形状であり、主走査方向に直交する向き(副走査方向)の各ユニットUの移動を拘束する基準面44と、主走査方向の各ユニットUの移動を拘束する基準面45と、傾斜した基準面47とが形成されている。インク噴射ユニットUの面40Aと頂面40Cは基準面45に当接し、傾斜面40Bは基準面47に当接している。
【0086】
上記構成により、単位ユニット39乃至はノズル群38が高い精度の下に形成でき、長尺化されたノズル群38から良好なインク滴吐出がえられる。さらに、上記のように、隣合う単位ユニット39のノズル列21A,21Bを副走査方向にずらしてノズル開口20をハーフピッチにするような場合においても、精度の高いピッチP/2が確保できる。
【0087】
上記第3の実施の形態について述べた構成や作用効果以外については、上記各実施の形態のものと同様である。
【0088】
本発明の液体噴射ヘッドの第4の実施の形態は、図1および図2に示された圧電振動子30の配置に関している。
【0089】
この実施の形態は、上記第1,第2圧力発生室22A,22Bに圧力変動を与える圧力発生素子が縦振動モードの圧電振動子30A,30Bとされ、この圧電振動子30A,30Bが固定基板29A,29Bに固定され、上記ヘッドケース14に設けた収容室31A,31Bに第1,第2圧力発生室22A,22Bに対応させた状態で圧電振動子30A,30Bと固定基板29A,29Bが挿入され、固定基板29A,29Bを収容室31A,31B内で固定状態にしてある。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0090】
上記構成により、縦振動モードの圧電振動子30A,30B自体が、印加された駆動信号に対する動作応答性が良好であり、また、縦方向の駆動変位出力がえられるから、第1,第2圧力発生室22A,22Bのインクは節度よく加圧され、ノズル列21A,21Bからのインク滴吐出が高い信頼性の下で確実になされる。このような特質を有する圧電振動子30A,30Bで各インク噴射ユニットUを機能させるので、連ねられたノズル群38からのインク滴吐出はいずれのノズル群38においても、良好に達成される。したがって、長尺化されたノズル群38の長さ全域にわたって吐出ムラが発生しても、実質的に実害のないレベルに収めることが可能となる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0091】
上述の実施の形態は、インクジェット式記録装置を対象にしたものであるが、本発明によってえられた液体噴射ヘッドは、インクジェット式記録装置用のインクだけを対象にするのではなく、グルー,マニキュア,導電性液体(液体金属)等を噴射することができる。さらに、上記実施の形態では、液体の一つであるインクを用いたインクジェット式記録装置について説明したが、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド,液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド,有機ELディスプレー,FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド,バイオチップ製造に用いられる生体有機噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッド全般に適用することも可能である。
【0092】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液体噴射ヘッドによれば、上記重複形状部を対向させて上記単位ユニットを形成することにより、2つの液体噴射ユニットが占める対向方向(主走査方向)の寸法は、重複形状部の切り欠きに相当する寸法分の縮小が図られ、単位ユニットを備えた液体噴射ヘッドの主走査方向の寸法を、可及的に縮小することができる。上記単位ユニットを複数備えた液体噴射ヘッドを構成した場合には、上記の寸法縮小効果が一層大きくなる。さらに、2つの液体噴射ユニットの各ノズル列が同種の液体を噴射するノズル群を形成し、有効なノズル列の長さが見かけ上長尺化され、定められた領域への液体噴射が短時間で実行される。
【0093】
また、第1ノズル列は、液体噴射性能が最も安定した長さのいわゆる標準性能のものとし、それに対して第2ノズル列は、第1ノズル列よりも短い長さであるから、それ自体液体噴射性能を低下させるような要因がなく、第1および第2ノズル列によって形成された長尺なノズル群は、全体として安定した液体噴射性能となる。そして、各ノズル群ごとに異なった種類の液体が噴射されるので、ノズル群を所定の数とした場合には、多種多様な液体噴射が可能となる。上記のような単位ユニットをインクジェット式記録装置に適用した場合等には、印刷の高速化と多彩な印刷品質がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の液体噴射ヘッドを示す分解斜視図である。
【図2】図1のものの断面図である。
【図3】単位ユニットの平面図であり、(A)は圧電振動子ユニット側から見た平面図、(B)はノズルプレート側から見た平面図である。
【図4】単位ユニットをヘッドホルダに取付けた状態を示す図であり、(A)は圧電振動子ユニット側から見た平面図、(B)はノズルプレート側から見た平面図である。
【図5】各インク噴射ユニットをヘッドホルダに取付けた状態を示す平面図である。
【図6】本発明が適用されるインクジェット式記録装置の斜視図である。
【図7】従来のインク噴射ヘッドを示す分解斜視図である。
【図8】図7のものの断面図である。
【図9】(A)はヘッドケースの一部を破断して示した平面図、(B)はヘッドケースをノズルプレート側から見た平面図、(C)はインク噴射ユニットを配列した状態を示す平面図である。
【図10】複数のインク噴射ユニットがヘッドホルダに組みつけられた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ
2 記録ヘッド,インク噴射ヘッド
3 キャリッジ
4 タイミングベルト
5 ステッピングモータ
6 ガイドバー
7 記録媒体
8 案内部材
9 ワイパー装置
10 キャッピング装置
11 フラッシングボックス
12 フラッシング開口部
13 廃インク貯留部
14 ヘッドケース
14H 基準穴
15 ユニット固着面
16 流路ユニット
17 ノズルプレート
17H 基準穴
18 流路形成板
18H 基準穴
19 封止板,振動板
19A 島部
19B 島部
19C コンプライアンス部
19D コンプライアンス部
19H 基準穴
20 ノズル開口
21 ノズル列
21A 第1ノズル列
21B 第2ノズル列
22 圧力発生室
22A 第1圧力発生室
22B 第2圧力発生室
23 インク貯留室
23A 第1インク貯留室
23B 第2インク貯留室
25 インク導入口
25A インク導入口
25B インク導入口
26 インク供給管
26A インク供給管
26B インク供給管
27 ダンパ用凹部
27A 第1ダンパ用凹部
27B 第2ダンパ用凹部
28 ボルト穴
29 固定基板
29A 固定基板
29B 固定基板
30 圧電振動子
30A 圧電振動子
30B 圧電振動子
31 収容室
31A 収容室
31B 収容室
31X 内壁
31Y 内壁
31Z 内壁
31D ストッパ壁
32 フレキシブルケーブル
32A フレキシブルケーブル
32B フレキシブルケーブル
33 ヘッドホルダ
34 接手部材
34A 接手部材
34B 接手部材
35 圧電振動子ユニット
35A 圧電振動子ユニット
35B 圧電振動子ユニット
36 インク接続部
36A インク接続部
36B インク接続部
37 フィルタ
37A フィルタ
37B フィルタ
38 ノズル群
39 単位ユニット
40 重複形状部
40A 面
40B 傾斜面
40C 頂面
42 位置決め用外周壁部材
43 位置決め用凸部
44 基準面
45 基準面
46B 単位ユニット列
46M 単位ユニット列
46C 単位ユニット列
46Y 単位ユニット列
47 基準面
50 インクジェット式記録装置
U インク噴射ユニット
L 間隔
P ノズル開口ピッチ

Claims (12)

  1. ノズル開口が列設されることによりノズル列が形成されたノズルプレートと、上記ノズル開口に連通する圧力発生室が形成された流路形成板と、上記圧力発生室の開口を塞ぐ封止板とを含む積層体から形成された流路ユニットを含んで液体噴射ユニットが構成され、上記液体噴射ユニットが液体供給源からの液体を導くヘッドホルダに取付けられている液体噴射ヘッドであって、上記流路ユニットがヘッドケースに接合されて液体噴射ユニットが構成され、上記液体噴射ユニットには、第1ノズル列と、上記第1ノズル列よりも短い長さの第2ノズル列とが略平行な状態で配置され、上記ヘッドケースが、上記液体噴射ユニットの上記ノズルプレート側から見たときの外形を形成していて、上記液体噴射ユニットの第2ノズル列側のノズル列方向の上記ヘッドケースの両角部に、角部を切り欠いた状態に形成された重複形状部が設けられ、
    上記重複形状部は、上記主走査方向に略直交する面とこれに連続した状態で第2ノズル列側に設けられた傾斜面とで構成されていて、
    すくなくとも2つの液体噴射ユニットを上記重複形状部の傾斜面が対向した状態で配置して、上記傾斜が対向している近傍の一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列の端部のノズル開口の上記ノズル列と直交方向に他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列のノズル開口が位置し、一方の液体噴射ユニットの第1ノズル列と他方の液体噴射ユニットの第2ノズル列により各ノズル列が同種の液体を噴射するノズル群となるよう単位ユニットを形成したことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 装置本体の主走査方向における上記単位ユニットの幅寸法は、1つの上記液体噴射ユニットのユニット幅の2倍未満である請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 上記傾斜面は、ノズル列方向の寸法が、第1ノズル列から第2ノズル列の方向に向かって小さくなるよう傾斜方向が設定されている請求項2記載の液体噴射ヘッド。
  4. 上記傾斜面はノズル列の長さ方向で見て略対称である請求項3記載の液体噴射ヘッド。
  5. 上記第1ノズル列および第2ノズル列は、ノズル列の長さ方向で見て略対称となるよう配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 第1ノズル列に対応する第1液体貯留室は第1ノズル列から見て第2ノズル列と反対側に配置され、第2ノズル列に対応する第2液体貯留室は第2ノズル列から見て第1ノズル列と反対側に配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 装置本体の主走査方向で見て隣合うノズル群のノズル列は、一方のノズル群のノズル列の開口ピッチに対して他方のノズル群のノズル列の開口ピッチが副走査方向にずれるように配置してあり、上記ずれ量は、上記開口ピッチの半分の量である請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 装置本体の主走査方向で見て隣合う単位ユニットのノズル列は、一方の単位ユニットのノズル列の開口ピッチに対して他方の単位ユニットのノズル列の開口ピッチが副走査方向にずれるように配置してあり、上記ずれ量は、上記開口ピッチの半分の量である請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  9. 上記単位ユニットが主走査方向及びそれと直交する方向の少なくとも一方の方向に複数配置されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  10. 上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用凸部が設けられている請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  11. 上記ヘッドホルダに液体噴射ユニットの位置決め用外周壁部材が設けられている請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  12. 上記流路ユニットが上記ヘッドケースに接合されて液体噴射ユニットが構成され、上記圧力発生室に圧力変動を与える圧力発生素子が縦振動モードの圧電振動子とされ、この圧電振動子が固定基板に固定され、上記ヘッドケースに設けた収容室に圧力発生室に対応させた状態で圧電振動子と固定基板が挿入され、固定基板を収容室内で固定状態にした請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
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