JP3804201B2 - 鋳造用金型 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、鋳造用金型に関するものであり、特に、外周部にヘリカル状の溝を有する円筒部材を鋳造するための鋳造用金型に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
ヘリカルギヤ、ヘリカルスプライン等、外周部にヘリカル状の溝を有する円筒部材を鋳造成形する場合、固定型と可動型のみで成形しようとすると、外周部のヘリカル状の溝がアンダーカットとなって型に干渉するために成形できない。このため、この種の製品を成形するには、通常は型内に中子機構を設け、中子によりアンダーカット部であるヘリカル状の溝を成形する手段が行われている。
【0003】
例えば図3(正面図)及び図4(平面図)に示すような一端面50a、他端面50b、外周面50cを備えるヘリカルギヤ50を鋳造成形する場合、その外周面50cに形成されたヘリカル状の溝が製品の押出方向(図1において矢印A方向)に対して斜めに形成されているので、この部分がアンダーカットとなり、固定型と可動型のみでは成形できない。
【0004】
このような成形品を鋳造成形するための従来の技術について、図5〜図8に基づいて説明する。ここで、図5及び図6は型閉じ時における金型の平面断面図及び正面部分断面図、図7及び図8は型開き時における平面断面図及び正面部分断面図である。図5、図6において、一端面50a、他端面50b及びヘリカル状の溝が斜めに形成された外周面50cを備えるヘリカルギヤ50は、その外周面50cを4分割された中子51、52、53、54により取り囲まれ、これらの中子により外周面50cを形成するキャビティー面を構成している。また図6より明らかなように、ヘリカルギヤ50の一端面50aは固定型55に当接し、この固定型55により一端面50aを形成するキャビティー面を構成しており、他端面50bは可動型56に当接し、この可動型56により他端面50bを形成するキャビティー面を構成している。型開き時では、図7及び図8に示すように各中子51、52、53、54がヘリカルギヤ50から遠ざかる方向に移動して外周面50cから離型し、可動型56が移動してヘリカルギヤ50が取り出されるものである。尚、図5及び図7においては中子3は4分割されたものを示したが、中子の分割数は成形品のヘリカル状の溝の傾きや、刃形状のテーパの大きさにより種々選択されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記説明した従来技術では、ヘリカル状の溝部を成形するのに複数に分割された中子を使用しているので、図7に示すように、各中子の当接面において成形品にバリ57が発生し、このバリを取り除くのに加工したり、手作業で取り除いたりしなければならず、生産性が悪化するという問題がある。
【0006】
故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、アンダーカット部を有する成形品を鋳造成形する際に、バリが発生せず、バリを除去する工程を省略して生産性を向上させることを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために成された請求項1の発明は、
外周面にヘリカル状の溝が形成された円筒部材を鋳造するための鋳造用金型であって、
前記円筒部材の一端面を成形するキャビティー面を有する固定型と、前記固定型に対面し前記円筒部材の他端面を成形するキャビティー面を有する可動型と、環状体で構成され内周面にて前記円筒部材の外周面を成形するキャビティー面が形成された中子と、型開き時に一端が前記円筒部材に当接して該円筒部材を押し出す押出ピンと、前記押出ピンに押出力を付与する押出力付与手段と、前記押出ピンに連結され前記押出力付与手段による押出力を該押出力が作用する方向に対して回転する方向の回転力に変換するとともに変換された回転力を前記中子に伝達する伝達手段とを備えた鋳造用金型である。
【0008】
上記発明によれば、外周面にヘリカル状の溝が形成された円筒部材を鋳造する場合、型開き時に押出ピンにより成形品である円筒部材に押出力が付与されるとともに、伝達手段によって押出力が該押出力の作用する方向に対して回転する方向の回転力に変換され、この変換された回転力が中子に伝達される。このとき円筒部材の外周面に形成されたヘリカル状の溝には、押出ピンから加えられる押出力と伝達手段から加えられる回転力とが作用する。回転力の作用方向は押出力の作用方向とは異なるので、これらの力の合力は、押出方向から傾斜した方向となる。合力の方向を円筒部材の外周面に形成されたヘリカル状の溝の形成された方向と合致させることにより、円筒部材が中子から抜け出せる状態となり、円筒部材が押出方向に前進するとともにそれと連動して中子が回転し、円筒部材が取り出せるものである。
【0009】
また、上記技術的課題を解決するにあたり、請求項2において講じた発明のように、前記伝達手段は、前記押出力付与手段による押出力の付与方向に対して傾斜したカム溝が形成されたカム部材と、一端が前記中子に連結され他端が前記カム溝に係合しているピン部材であることが好ましい。
【0010】
これによれば、カム溝が形成されたカム部材と該カム溝に係合するピン部材という簡単な構成で押出力を回転力へ変換すること及び回転力を中子に伝達することが実現でき、型製作費を節約できるものである。
【0011】
この場合、請求項3のように、前記押出ピンの他端及び前記カム部材は押出プレートにそれぞれ連結され、前記押出プレートは前記押出力付与手段に連結されていることがさらに好ましい。
【0012】
より好ましくは、請求項4のように、前記ピン部材の外周には軸受け部材が配設されていることが好ましい。
【0013】
これによれば、押出力を回転力に変換して中子が回転する際に、ピン部材の外周に配置された軸受け部材により中子の回転に合わせてピン部材が回転する。このためピン部材の磨耗が防止され、寿命が向上し、回転の同期精度が維持され、良質な製品を長時間に渡って生み出すものである。
【0016】
このように、分割した中子を使用しなくても鋳造成形可能となり、バリ等の発生がなくなるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
(第1実施形態例)
図1、図2は、本発明の第1実施形態例である鋳造用金型の断面図であり、図1は型閉じ時の、図2は型開き時のものを示す。尚、本例で説明する成形品は、従来技術で説明したものと同形のヘリカルギヤ50とする。このヘリカルギヤ50は、前述の図3、図4で説明したように、一端面50aと、他端面50bと、外周面50cを備え、外周面50cにはヘリカル状の溝が複数形成されているものである。
【0019】
図1において、鋳造用金型100は、固定型1を備える。固定型1にはヘリカルギヤ50の一端面50aを成形するキャビティー面1aが形成されている。また固定型1の型開き面側には可動型2が対面配置している。可動型2は、第1の可動型21、第2の可動型22、第3の可動型23に3分割されている。第1の可動型21は、型締め時に固定型1と直接当接してパーティングラインPLを形成するものであり、その型開き面には円筒状凹部21aが形成されているものである。第2の可動型22は、第1の可動型21に形成された円筒状凹部21aの内部に配置されており、該円筒状凹部21aの底面にてボルト3で第1の可動型21と連結されている。そして、固定型1と対向する面には、ヘリカルギヤ50の他端面50bを成形するキャビティー面22aが形成されているものである。第3の可動型23は一般にダイベースと呼ばれるものであり、第1の可動型21に対して固定型1とは反対側の面に配置され、ボルト19によって第1の可動型21と連結されている。
【0020】
円筒状凹部21aの周壁と第2の可動型22の外周壁とで囲まれた空間には中子5が装着されている。中子5は、第1内周面5a、第2内周面5b、第3内周面5cを備えた3段の環状に形成されており、第2内周面5bに第2の可動型22が嵌め合わされている。第1の内周面5aは、ヘリカルギヤ50の外周面50cを成形するキャビティー面とされ、ヘリカルギヤ50に形成されるべきヘリカル状の溝と同じ傾きで且つ凹凸を逆にした複数の溝が形成されている。尚、中子5はその外周に段差5dが形成されており、この段差5dにはボルト6で第1の可動型21に連結したリング部材7が嵌め合わされている。
【0021】
第3の可動型23には、型開き面側に開口した凹部23aが形成されている。この凹部23aの底側には駆動ロッド18に連結された押出プレート8が配置している。この押出プレート8はさらにボルト14によりリターンピン9と連結している。リターンピン9は、第1の可動型21内に形成された貫通穴21bを経て固定型1に当接している。また、駆動ロッドは油圧シリンダ、モータ等の駆動手段16に連結されているものである。
【0022】
押出プレート8の型開き側にはボルト15により押出前板10が連結固定され、この押出前板10にはさらに押出ピン11の一端が連結固定されている。押出ピン11は、第1の可動型21内に形成された貫通穴21c及び第2の可動型22に形成された貫通穴22bを経て第2の可動型22のキャビティー面22aに通じるものである。
【0023】
押出プレート8の型開き面にはさらに連動カム12が配置されている。連動カム12は、押出プレート8に当接したリング状の基部12aと、基部12aから第1の可動型21側へ突出した複数の腕部12bとよりなる。各腕部12bの先端部は、中子5の第3内周面5cと第2の可動型22の外周壁との間の隙間にまで突出し、この先端部にはカム溝12cが形成されている。カム溝12cは、図1に示すように型開き方向に対して傾斜して形成されており、このカム溝12c内には中子5の第3内周面5cから垂直に尖設されたピン13が係合されているものである。
【0024】
ピン13の外周にはベアリング17が配設されている。このベアリング17によりピン部材13は軸受け支持されるとともに、自転方向への回転が自在であるようにされているものである。
【0025】
また、中子5の固定型1に対面する面には凹部5eが形成されている。一方、固定型1にはピン1bが一体又は別体で形成されており、型閉時にこのピン1bの先端部分が凹部5eに嵌合するようになっている。
【0026】
上記構成の鋳造用金型100において、型閉じ後に注湯されてヘリカルギヤ50が鋳造される。一定時間の冷却後、型開きを行う。型が開くと、ヘリカルギヤ50の外周面50cは中子5の第1内周面5aと噛み合っているので、ヘリカルギヤ50は可動型2側に取り残される。このときヘリカルギヤ50が固定型1についていこうとする力を受け、この力がヘリカルギヤ50の外周面50cで中子5を回転させる力となるが、ピン1bと凹部5eとが嵌合している間はこの嵌合により中子5の回転が規制される。型開き後、駆動ロッド18が駆動手段16により駆動され、図示矢印A方向で示される押出方向への駆動力を付与される。このため駆動ロッド18に連結されたリターンピン9、押出前板10、押出ピン11、連動カム12も押出方向へと移動しようとする力を受ける。押出ピン11は貫通穴21c、22bを経てキャビティー面22aに通じているので、この部分でヘリカルギヤ50を押出方向に押し出そうとする力が付与され、この押出力はヘリカルギヤ50の外周面50cに伝達される。これとともに、連動カム12も押出プレート8を介して押出方向に移動しようとする力を受けるが、腕部12bの先端に形成されたカム溝12cは押出方向に対して傾斜した方向に形成されているので、カム溝12cに係合したピン13には、傾斜したカム溝12cにより押出方向への力が押出方向に対して回転しようとする方向の回転力に変換される。この回転力は、ピン13に連結した中子5に伝達され、さらに中子5の第1内周面5aよりその部分で嵌合しているヘリカルギヤ50の外周面50cに伝達される。ヘリカルギヤ50の外周面50cにおいて、押出ピン11による押出方向への押出力と連動カム12による型開き方向に対する回転力との合力が、外周面50cに形成されたヘリカル状の溝の方向と合致した場合、ヘリカル状の溝はこの合力の方向に沿って移動しようとする力となるので、ヘリカルギヤ50は中子5の第1内周面5aから抜け出すことが可能となる。この状態の場合、ヘリカルギヤ50は、押出ピン11により型開き方向に前進するとともに、ピン13がカム溝12cに案内されて中子5が回転し、外周面50cのヘリカル状の溝部分と中子5の第1内周面5aとの嵌合が解けて、取り出されるものである。また、中子5が回転する際に、ピン13の外周にはベアリング17が装着されているので、このピン13も中子5の回転に合わせて自転する。
【0027】
ヘリカルギヤ50が取り出された後は、図示せぬ駆動手段により駆動ロッド18が図示矢印B方向に駆動される。これにより、駆動ロッド18に連結されたリターンピン9、押出前板10、押出ピン11、連動カム12も同方向へ移動する。このため連動カム12の腕部12bの先端のカム溝12cに係合されたピン13は、カム溝12cに案内されて中子5とともに回転し、鋳造前の状態に戻る。次に、型が閉められるが、このときリターンピン9の先端が固定型1に押されるので、この押圧力がリターンピン9を解して押出プレート8に伝達される。これにより、連動カム12、ピン13、中子5は確実に元の原位置に復帰することができるものである。
【0028】
以上説明したように、本例においては、ヘリカルギヤ50の一端面50aを成形するキャビティー面1aを有する固定型1と、固定型1に対面しヘリカルギヤ50の他端面50bを成形するキャビティー面22aを有する可動型21、22、23と、3段の環状体で構成されヘリカルギヤ50の外周面50cを成形するキャビティー面5c(第1内周面)が形成された中子5と、型開き時に一端がヘリカルギヤ50に当接してヘリカルギヤ50を押し出す押出ピン11と、押出ピン11に押出力を付与する駆動手段16と、押出ピン11に押出プレート8を介して連結され駆動手段16による押出力をそれが作用する方向に対して回転する方向の回転力に変換してこの回転力を中子5に伝達する連動カム12及びピン13とを備えた鋳造用金型の構造であるので、ヘリカルギヤ50の外周50cに形成されたヘリカル状の溝には押出力と回転力の合力が作用し、この合力により中子5から抜け出すことが可能となるものである。従って、従来のように複数に分割された中子を使用せずともヘリカルギヤ50を鋳造成形して取り出すことができ、分割中子を使用することにより生じるバリの発生を防止し、バリ取りに要する工程を省略して生産性を向上させることができるものである。
【0029】
また、押出力を回転力に変換して該回転力を中子5に伝達する伝達手段として、駆動手段16による押出力の付与方向に対して傾斜したカム溝12cが形成された連動カム12と、一端が中子5の第3内周面5cに連結され他端がカム溝12cに係合したピン13により構成したので、非常に簡単な構成で伝達手段を実現でき、型製作上のコストを低減することができるものである。
【0030】
また、ピン13の外周には軸受け部材であるベアリング17が配設されているので、押出力が回転力に変換されて中子5が回転する際に、ベアリング17によりピン13が中子5の回転に合わせて自転する。このためピン13の磨耗が防止され、寿命を延ばすことができる。また、回転の同期精度の寿命も向上し、ヘリカルギヤ50の外周面にカジリ等の不具合を発生させることなく、製品を取り出すことができるものである。
【0031】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるべきものではない。上記実施形態例においては、伝達手段としての連動カム12を押出プレート8を介して押出ピン11に連結させることで、押出ピン11によるヘリカルギヤへの押出力と連動カム12及びピン13による中子への回転力とを連動させた例を示したが、その他にも、連動カム12を直接押出ピン13に連結させたり、押出ピン11の押出ストロークをセンサ等で計測してその計測情報から連動カム12を回転するようにしても、本発明を実現できることは明らかである。また、上記実施形態例においては、駆動手段16の押出力を伝達手段である連動カム12及びピン13により回転力に変換する例を示したが、その他にも、中子を回転させる回転力付与手段を駆動手段16とは別に設け、この回転力付与手段と駆動手段16の動作をマイコン等により連動するように制御してもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて適用可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明による鋳造用金型では、バリを発生させることなくヘリカル状の溝を有する円筒部材を鋳造成形することができるので、このバリを除去する工程が不必要であり、この種の製品の生産性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における鋳造用金型の型閉じ時の断面図である。
【図2】本発明の実施形態例における鋳造用金型の型開き時の断面図である。
【図3】鋳造製品であるヘリカルギヤの正面図である。
【図4】鋳造製品であるヘリカルギヤの平面図である。
【図5】従来技術における鋳造用金型の型閉じ時の平面断面図である。
【図6】従来技術における鋳造用金型の型閉じ時の正面部分断面図である。
【図7】従来技術における鋳造用金型の型開き時の平面断面図である。
【図8】従来技術における鋳造用金型の型開き時の正面部分断面図である。
【符号の説明】
1・・・固定型、1a・・・キャビティー面
2・・・可動型、21・・・第1の可動型、22・・・第2の可動型、22a・・・キャビティー面、23・・・第3の可動型
5・・・中子、5a・・・第1内周面(キャビティー面)、5b・・・第2内周面、5c・・・第3内周面
8・・・押出プレート
9・・・リターンピン
11・・・押出ピン
12・・・連動カム(伝達手段)、12a・・・基部、12b・・・腕部、12c・・・カム溝
13・・・ピン(伝達手段)
16・・・駆動手段(押出力付与手段)
17・・・ベアリング(軸受け部材)
18・・・駆動ロッド
Claims (4)
- 外周面にヘリカル状の溝が形成された円筒部材を鋳造するための鋳造用金型であって、前記円筒部材の一端面を成形するキャビティー面を有する固定型と、前記固定型に対面し前記円筒部材の他端面を成形するキャビティー面を有する可動型と、環状体で構成され内周面にて前記円筒部材の外周面を成形するキャビティー面が形成された中子と、型開き時に一端が前記円筒部材に当接して該円筒部材を押し出す押出ピンと、前記押出ピンに押出力を付与する押出力付与手段と、前記押出ピンに連結され前記押出力付与手段による押出力を該押出力が作用する方向に対して回転する方向の回転力に変換するとともに変換された回転力を前記中子に伝達する伝達手段とを備えた鋳造用金型。
- 請求項1において、前記伝達手段は、前記押出力付与手段による押出力の付与方向に対して傾斜したカム溝が形成されたカム部材と、一端が前記中子に連結され他端が前記カム溝に係合しているピン部材であることを特徴とする鋳造用金型。
- 請求項2において、前記押出ピンの他端及び前記カム部材は押出プレートにそれぞれ連結され、前記押出プレートは前記押出力付与手段に連結されていることを特徴とする鋳造用金型。
- 請求項2または3のいずれか1項において、前記ピン部材の外周には軸受け部材が配設されていることを特徴とする鋳造用金型。
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