JP3800391B2 - 電圧形インバータ装置の欠相検出方法とその回路 - Google Patents

電圧形インバータ装置の欠相検出方法とその回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体電力変換回路などで形成される三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出方法とその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は、三相出力のインバータ装置におけるこの種の欠相検出回路の従来例を示す回路構成図である。
【0003】
図15において、1は整流電源などの直流電源、2はトランジスタとダイオードとの逆並列回路を3相ブリッジ接続してなるインバータ主回路、3〜5はインバータ主回路2の各相の出力電流を検出するCT、6は負荷としての電動機、11はインバータ主回路2の出力周波数指令値ω* を指令する周波数設定器、12は前記出力周波数指令値ω* に基づくインバータ主回路2の出力電圧指令値(直流量)V* を導出するF/V変換器、13は前記出力周波数指令値ω* と出力電圧指令値V* とから各相のPWM電圧指令(交流量)を演算するPWM電圧指令演算器、14は前記各相のPWM電圧指令を信号波とするPWM演算を行ない
、この演算結果に基づきインバータ主回路2を構成するそれぞれの前記トランジスタをオン,オフさせるPWMパルス演算器である。
【0004】
以下に、全波整流器,コンパレータ素子などからなる比較演算回路21〜23と、OR回路24と、AND回路25と、判定演算回路26とからなる従来の欠相検出回路の動作を、図16に示した波形図を参照しつつ、説明する。
【0005】
図16において、(イ)はCT3〜5が検出した各相の出力電流波形を示し、(ロ)はCT3の検出値の絶対値がしきい値以下になったときに論理「H」レベルを出力する比較演算回路21の出力波形を示し、(ハ)はCT4の検出値の絶対値がしきい値以下になったときに論理「H」レベルを出力する比較演算回路22の出力波形を示し、(ニ)はCT5の検出値の絶対値がしきい値以下になったときに論理「H」レベルを出力する比較演算回路23の出力波形を示し、(ホ)はAND回路25の論理レベルでの出力波形を示している。
【0006】
すなわち、図16(イ)に示す如き太実線の検出電流では比較演算回路21〜23,AND回路25それぞれの出力も図16(ロ)〜(ホ)の太実線の如くになり、従って、判定演算回路26を構成するパルス幅計測回路26aではAND回路25の論理「H」レベルの期間を計測し、この計測時間と、判定演算回路26を構成する判定値設定器26bの設定時間とを判定演算回路26を構成する比較回路26cで比較し、前記計測時間≧設定時間ならば、欠相信号を出力する。
【0007】
このとき、AND回路25に入力されている前記出力周波数指令値ω* と出力電圧指令値V* とはこの電圧形インバータ装置が動作可能な最小値以上であること、すなわち、この電圧形インバータ装置が運転中には双方共に論理「H」レベルにある。また、前記設定時間は前記出力周波数指令値ω* の可変範囲に基づく値とし、さらに、比較演算回路21〜23における前記しきい値は、可能な限り零に近いことが望ましい。
【0008】
図16では図示しないがインバータ主回路2を構成する前記逆並列回路の不具合,負荷6への接続線の断線などにより、いずれか1相が欠相状態になると、この相に基づくAND回路25の出力の論理「H」レベルの期間が長くなり、その結果、前記計測時間≧設定時間の条件が成立し、欠相信号を出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の欠相検出回路によると、CT3〜5の検出電流が小さいとき、例えば図16(イ)における正弦波状の破線の場合に、比較演算回路21〜23,AND回路25それぞれの出力も図16(ロ)〜(ホ)の破線の如くになり、従って、AND回路25の出力は論理「H」レベルの期間を継続し、その結果、判定演算回路26は、この電圧形インバータ装置が正常動作にも係わらず、欠相信号を出力することとなる。
【0010】
従来は上述の誤動作の対策として、比較演算回路21〜23における前記しきい値を、上述の如く可能な限り零に近づけることが行われているが、例えば、インバータ主回路2がPWM制御されていることなどからそれぞれの出力電流にリプル成分が重畳し、このリプル成分を低減するフィルタをCT3〜5の検出値に介しても、限界があった。
【0011】
また、インバータ主回路2が出力する周波数が高いときに、先述のPWM演算の際に前記周波数の正弦波に対する分解能が粗くなって、出力電流のリプル成分が増大し、本来の出力電流の零点通過時以外の区間でも該出力電流が零に近い値となることがあり、その結果、この電圧形インバータ装置が正常動作にも係わらず、欠相信号を出力することがあった。
【0012】
この発明の目的は、上述の低電流領域及び高い出力周波数領域での誤動作を解消した電圧形インバータ装置の欠相検出方法とその回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この第1の発明は、三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出方法において、
前記電圧形インバータ装置の各相の出力電流それぞれの絶対値を監視し、この絶対値を監視している相それぞれに対応した残りの相の前記出力電流が互いに異なる極性のときに、該監視している相の絶対値がしきい値以下の期間をそれぞれ計測し、この計測値に基づいて、前記電圧形インバータ装置の各相出力の内、いずれか1相が欠相したか否かを判定することを特徴とする。
【0014】
第2の発明は、三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出回路において、
前記電圧形インバータ装置の各相の出力電流それぞれの絶対値がしきい値以下になったときに出力する3組の比較演算回路と、前記各相の出力電流の内、いずれか2つの相の出力電流が互いに異なる極性のときに出力する3組の極性監視回路と、前記各相の比較演算回路のいずれか1つの出力と、この比較演算回路とは異なった相の極性監視回路の出力とが入力される3組の主AND回路と、前記主AND回路それぞれの出力値に基づき前記電圧形インバータ装置の各相出力の内、いずれか1相が欠相したことを判定し、欠相信号を出力する判定演算回路とを備えたことを特徴とする。
【0015】
第3の発明は、三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出回路において、
前記電圧形インバータ装置の各相の出力電流それぞれの絶対値がしきい値以下になったときに出力する3組の比較演算回路と、前記各相の出力電流の内、いずれか2つの相の出力電流が互いに異なる極性のときに出力する3組の極性監視回路と、前記各相の比較演算回路のいずれか1つの出力と、この比較演算回路とは異なった相の極性監視回路の出力とが入力される3組の従AND回路と、前記従AND回路の出力値それぞれを反転する3組のINV回路と、前記従AND回路のいずれか1つの出力と、この従AND回路とは異なった従AND回路に接続された前記INV回路それぞれの出力とが入力される3組の主AND回路と、前記主AND回路それぞれの出力値に基づき前記電圧形インバータ装置の各相出力の内、いずれか1相が欠相したことを判定し、欠相信号を出力する判定演算回路とを備えたことを特徴とする。
【0016】
第4の発明は、前記第2又は第3の発明の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
前記判定演算回路には、前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、予め定める計測時間判定値を設定する判定値設定器と、前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたか否かを判定する3組の比較回路とを備えたことを特徴とする。
【0017】
第5の発明は、前記第2又は第3の発明の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
前記判定演算回路には、前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、前記インバータ装置の出力周波数指令値に基づく計測時間判定値を設定する判定値設定器と、前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたか否かを判定する3組の比較回路とを備えたことを特徴とする。
【0018】
第6の発明は、前記第2又は第3の発明の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
前記判定演算回路には、前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、予め定める計測時間判定値を設定する第1判定値設定器と、前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたときに出力する3組の第1比較回路と、前記第1比較回路それぞれが出力した回数を積算する3組の積算回路と、予め定める積算回数判定値を設定する第2判定値設定器と、前記積算回路それぞれの積算値が前記積算回数判定値を越えたか否かを判定する3組の第2比較回路とを備えたことを特徴とする。
【0019】
第7の発明は、前記第2又は第3の発明の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
前記判定演算回路には、前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、前記インバータ装置の出力周波数指令値に基づく計測時間判定値を設定する第1判定値設定器と、前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたときに出力する3組の第1比較回路と、前記第1比較回路それぞれが出力した回数を積算する3組の積算回路と、前記インバータ装置におけるPWM演算の際の分解能に基づく積算回数判定値を設定する第2判定値設定器と、前記積算回路それぞれの積算値が前記積算回数判定値を越えたか否かを判定する3組の第2比較回路とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施の形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の回路構成図であり、図15に示した従来例回路と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0021】
すなわち、図1に示した欠相検出回路には比較演算回路21〜23と、極性演算回路31〜33と、主AND回路としてのAND回路34〜36と、判定演算回路50又は判定演算回路60のいずれかとを備えている
先ず、コンパレータ素子,排他的OR素子などからなる極性演算回路31〜33の動作を、図2に示す動作特性図を参照しつつ、以下に説明する。
【0022】
図2において、縦軸と横軸とはCT3〜5のいずれか2つの検出値に対応し、それぞれの極性演算回路は縦軸,横軸の双方が同極性のとき、又は双方の絶対値が零点近傍のときに論理「L」レベルを出力し、双方の極性が互いに異なるときに論理「H」レベルを出力する。
【0023】
次に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36におけるこの電圧形インバータ装置の通常時の動作を、図3に示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。
【0024】
図3において、(イ)はこの電圧形インバータ装置の各相の出力電流を示し、また、(ロ)〜(ヌ)は比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36それぞれの論理レベルの出力波形を示す。
【0025】
すなわち、図3(イ)に示す如き太実線の検出電流では比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36それぞれの出力も図3(ロ)〜(ヌ)の太実線の如くになり、また、CT3〜5の検出電流が小さいとき、例えば図3(イ)における正弦波状の破線の場合に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36それぞれの出力も図3(ロ)〜(ヌ)の破線の如くになる。
【0026】
図3の波形図からも明らかなように、CT3〜5の検出電流が図3(イ)の破線より小さいときには、例えば、比較演算回路21の出力の論理「H」レベルの期間が広がるが、極性演算回路32の出力の論理「H」レベルの期間が狭くなり、AND回路34の出力もこのときの比較演算回路21の論理「H」レベルの期間より狭くなる。また、CT3〜5の検出電流が更に小さくなると、極性演算回路32の図2に示した特性により、AND回路34の論理「H」レベルの期間がやがて消滅する。
【0027】
すなわち、この電圧形インバータ装置の通常動作時には、AND回路34〜36それぞれの論理「H」レベルの期間は60°(電気角)以下である。
【0028】
更に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36におけるこの電圧形インバータ装置の出力欠相状態の動作を、図4に示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。
【0029】
図4はCT5が設置されている相が欠相状態の波形図を示し、従って、CT3とCT4とには互いに逆極性に電流が流れ、図4(イ)に示す如き太実線の検出電流では比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36それぞれの出力も図4(ロ)〜(ヌ)の太実線の如くになり、また、CT3〜5の検出電流が小さいとき、例えば図4(イ)における正弦波状の破線の場合に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36それぞれの出力も図4(ロ)〜(ヌ)の破線の如くになる。
【0030】
図4の波形図からも明らかなように、CT3,4の検出電流が図4(イ)の破線より小さいときには、極性演算回路31の出力の論理「H」レベルの期間が狭くなり、従って、AND回路36の出力の論理「H」レベルの期間も狭くなる。また、CT3,4の検出電流が更に小さくなると、極性演算回路31の図2に示した特性により、AND回路36の論理「H」レベルの期間がやがて消滅する。
【0031】
図5は判定演算回路50の詳細回路構成図であり、51〜53はパルス幅計測回路、54は判定値設定器、55〜57は比較回路、58はOR素子を示す。
【0032】
この判定演算回路50において、図3に示したAND回路34〜36の波形では不動作、図4に示したAND回路34〜36の波形では動作するためには、パルス幅計測回路51〜53それぞれの計測値が60°(電気角)を越えた値(例えば、120°)を判定値設定回路54で設定し、これを計測時間判定値として比較回路55〜57でそれぞれ比較し、いずれかの比較回路が動作し論理「H」レベルとなったときに、OR素子58を介して欠相信号を出力する。
【0033】
図6は判定演算回路60の詳細回路構成図であり、この判定演算回路60が図5に示した判定演算回路50と異なる点は、比較回路51〜53それぞれを第1比較回路とし、判定値設定器54とOR素子58とが削除され、代わりに、判定値設定器54と同一機能の第1判定値設定器61と、積算回路62〜64と、第2判定値設定器65と、第2比較回路としての比較回路66〜68と、OR素子69とを備えている。
【0034】
この判定演算回路60において、図3に示したAND回路34〜36の波形では不動作、図4に示したAND回路34〜36の波形では動作するためには、パルス幅計測回路51〜53それぞれの計測値が60°(電気角)を越えた値(例えば、120°)を第1判定値設定回路61で設定し、これを計測時間判定値として比較回路55〜57でそれぞれ比較し、この電圧形インバータ装置の出力周波数の1サイクルの間に前記計測値≧前記計測時間判定値になった回数を積算回路62〜64で積算し、積算回路62〜64それぞれの積算値が第2判定値設定回路65で設定される積算回数判定値(例えば、出力周波数の3サイクル間に5回)を越えたか否かを比較回路66〜68でそれぞれ判定し、比較回路66〜68のいずれかが動作し論理「H」レベルになったときに、OR素子69を介して欠相信号を出力する。
【0035】
図7は、この発明の第2の実施の形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の回路構成図であり、図1に示した第1実施形態回路と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0036】
すなわち、図7に示した欠相検出回路には比較演算回路21〜23と、極性演算回路31〜33と、主AND回路としてのAND回路34〜36と、判定演算回路70とを備えている
図8は判定演算回路70の詳細回路構成図であり、図5に示した判定演算回路50と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0037】
すなわち図8において、51〜53はパルス幅計測回路、55〜57は比較回路、58はOR素子、71は判定値設定器を示す。
【0038】
この判定演算回路70において、図3に示したAND回路34〜36の波形では不動作、図4に示したAND回路34〜36の波形では動作するためには、パルス幅計測回路51〜53それぞれの計測値が120°(電気角)に相当する値をこの電圧形インバータ装置の出力周波数指令値ω* に連動して、判定値設定回路71で設定し、これを計測時間判定値として比較回路55〜57でそれぞれ比較し、いずれかの比較回路が動作し論理「H」レベルとなったときに、OR素子58を介して欠相信号を出力する。
【0039】
すなわち、図7に示した回路構成では、この電圧形インバータ装置の出力周波数指令値ω* に連動して欠相検出回路70が動作するので、欠相状態の発生を遅滞なく検出することができる。
【0040】
図9は、この発明の第3の実施の形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の回路構成図であり、図1に示した第1実施形態回路と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0041】
すなわち、図9に示した欠相検出回路には比較演算回路21〜23と、極性演算回路31〜33と、従AND回路としてのAND回路34〜36と、INV回路37〜39と、主AND回路としてのAND回路40〜42と、判定演算回路50又は判定演算回路60のいずれかとを備えている
先ず、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,INV回路37〜39,AND回路40〜42におけるこの電圧形インバータ装置の通常時の動作を、図10に示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。
【0042】
図10において、(イ)はこの電圧形インバータ装置の各相の出力電流を示し、また、(ロ)〜(ワ)は比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,AND回路40〜42それぞれの論理レベルの出力波形を示す。
【0043】
すなわち、図10(イ)に示す如き太実線の検出電流では比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,AND回路40〜42それぞれの出力も図10(ロ)〜(ワ)の太実線の如くになり、また、CT3〜5の検出電流が小さいとき、例えば図10(イ)における正弦波状の破線の場合に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,AND回路40〜42それぞれの出力も図10(ロ)〜(ワ)の破線の如くになる。
【0044】
図10の波形図からも明らかなように、CT3〜5の検出電流が図10(イ)の破線より小さいときには、例えば、比較演算回路21の出力の論理「H」レベルの期間が広がるが、極性演算回路32の出力の論理「H」レベルの期間が狭くなり、AND回路40の出力もこのときの比較演算回路21の論理「H」レベルの期間より狭くなる。また、CT3〜5の検出電流が更に小さくなると、極性演算回路32の図2に示した特性により、AND回路40の論理「H」レベルの期間がやがて消滅する。
【0045】
すなわち、この電圧形インバータ装置の通常動作時には、AND回路40〜42それぞれの論理「H」レベルの期間は60°(電気角)以下である。
【0046】
更に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,AND回路40〜42におけるこの電圧形インバータ装置の出力欠相状態の動作を、図11に示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。
【0047】
図11はCT5が設置されている相が欠相状態の波形図を示し、従って、CT3とCT4とには互いに逆極性に電流が流れ、図11(イ)に示す如き太実線の検出電流では比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,AND回路それぞれの出力も図11(ロ)〜(ワ)の太実線の如くになり、また、CT3〜5の検出電流が小さいとき、例えば図11(イ)における正弦波状の破線の場合に、比較演算回路21〜23,極性演算回路31〜33,AND回路34〜36,AND回路40〜42それぞれの出力も図11(ロ)〜(ワ)の破線の如くになる。
【0048】
図11の波形図からも明らかなように、CT3,4の検出電流が図11(イ)の破線より小さいときには、極性演算回路31の出力の論理「H」レベルの期間が狭くなり、AND回路42の出力の論理「H」レベルの期間も狭くなる。また、CT3,4の検出電流が更に小さくなると、極性演算回路31の図2に示した特性により、AND回路42の論理「H」レベルの期間がやがて消滅する。
【0049】
また、図10,11の動作波形は周波数指令値ω* が一定状態では図3,4の波形と主AND回路それぞれの波形と同様であるが、周波数指令値ω* が変化している途中(電動機6を加速中又は減速中)では、INV回路37〜39とAND回路40〜42を付加したことにより、判定演算回路それぞれでの誤検出を防止する機能を有している。
【0050】
図10,11の動作波形図による図9に示した判定値演算回路50又は判定値演算回路60の動作は、先述の図3,図4の動作波形図による判定値演算回路50又は判定値演算回路60の動作と同様なので、ここではその説明を省略する。
【0051】
図12は、この発明の第4の実施の形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の回路構成図であり、図9に示した第3実施形態回路と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0052】
すなわち、図12に示した欠相検出回路が、図9に示した欠相検出回路と異なる点は判定演算回路50又は判定演算回路60に代えて判定値演算回路70を備えていることである。
【0053】
図10,11の動作波形図による図12に示した判定値演算回路70の動作は、先述の図3,図4の動作波形図による判定値演算回路70の動作と同様なので、ここではその説明を省略する。
【0054】
図13は、この発明の第5の実施の形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の回路構成図であり、図9に示した第3実施形態回路と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0055】
すなわち、図13に示した欠相検出回路が、図9に示した欠相検出回路と異なる点は判定演算回路50又は判定演算回路60に代えて判定値演算回路80を備えていることである。
【0056】
図14は判定演算回路80の詳細回路構成図であり、図6に示した判定演算回路60と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0057】
すなわち図14において、51〜53はパルス幅計測回路、55〜57は比較回路、62〜64,66〜68はAND回路、81は図8に示した判定値設定器71と同一機能の第1判定値設定器、82は第2判定値設定器を示す。
【0058】
この判定演算回路80において、図10に示したAND回路40〜42の波形では不動作、図11に示したAND回路40〜42の波形では動作するためには、パルス幅計測回路51〜53それぞれの計測値が120°(電気角)に相当する値をこの電圧形インバータ装置の出力周波数指令値ω* に連動して、第1判定値設定回路81で設定し、これを計測時間判定値として比較回路55〜57でそれぞれ比較し、いずれかの比較回路が動作し論理「H」レベルとなった回数を積算回路62〜64で積算し、それぞれの積算値がPWMパルス演算器14から送出されるPWM演算の際の分解能に基づき第2判定値設定器82が設定する積算回数判定値(例えば、周波数指令値に基づく出力周波数の3サイクル間に5回)を越えたか否かを比較回路66〜68で判定し、越えたときにはOR素子69を介して欠相信号を出力する。
【0059】
すなわち、図12に示した回路構成では、この電圧形インバータ装置の出力周波数指令値ω* に連動し、更に、この周波数指令値におけるPWM演算の分解能に対応して欠相検出回路80が動作するので、インバータ主回路2が出力する周波数が高いときに、先述のPWM演算の際に前記周波数の正弦波に対する分解能が粗くなって、出力電流のリプル成分が増大し、本来の出力電流の零点通過時以外の区間でも該出力電流が零に近い値となるときにも、欠相状態の発生を確実に遅滞なく検出することができる。
【0060】
【発明の効果】
この発明によれば、電圧形インバータ装置の出力電流が低電流領域及び高周波領域、又は電動機を加減速中での誤動作を防止できるので、欠相検出回路の動作信頼性を向上させ、より速やかに欠相状態を検出できる。
【0061】
さらにこの発明は、マイクロコンピュータによるデジタル制御の電圧形インバータ装置に好適な欠相検出方法,欠相検出回路である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の構成図
【図2】図1の極性演算回路の動作特性図
【図3】図1の動作を説明する波形図
【図4】図1の動作を説明する波形図
【図5】図1の部分詳細回路構成図
【図6】図1の部分詳細回路構成図
【図7】この発明の第2実施形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の構成図
【図8】図7の部分詳細回路構成図
【図9】この発明の第3実施形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の構成図
【図10】図9の動作を説明する波形図
【図11】図9の動作を説明する波形図
【図12】この発明の第4実施形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の構成図
【図13】この発明の第5実施形態を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の構成図
【図14】図13の部分詳細回路構成図
【図15】従来例を示す電圧形インバータ装置の欠相検出回路の構成図
【図16】図15の動作を説明する波形図
【符号の説明】
1…直流電源、2…インバータ主回路、3〜5…CT、6…電動機、11…周波数設定器、12…F/V変換器、13…PWM電圧指令演算器、14…PWMパルス演算器、21〜23…比較演算回路、24…OR回路、25…AND回路、26…判定演算回路、26a…パルス幅計測回路、26b…判定値設定器、26c…比較回路、31〜33…極性演算回路、34〜36…AND回路、37〜39…INV回路、40〜42…AND回路、50,60,70,80…判定演算回路、51〜53…パルス幅計測回路、54…判定値設定器、55〜57…比較回路、58…OR回路、61…第1判定値設定器、62〜64…積算回路、65…第2判定値設定器、66〜68…比較回路、69…OR回路、71…判定値設定器、81…第1判定値設定器、82…第2判定値設定器。

Claims (7)

  1. 三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出方法において、
    前記電圧形インバータ装置の各相の出力電流それぞれの絶対値を監視し、
    この絶対値を監視している相それぞれに対応した残りの相の前記出力電流が互いに異なる極性のときに、該監視している相の絶対値がしきい値以下の期間をそれぞれ計測し、
    この計測値に基づいて、前記電圧形インバータ装置の各相出力の内、いずれか1相が欠相したか否かを判定することを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出方法。
  2. 三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出回路において、
    前記電圧形インバータ装置の各相の出力電流それぞれの絶対値がしきい値以下になったときに出力する3組の比較演算回路と、
    前記各相の出力電流の内、いずれか2つの相の出力電流が互いに異なる極性のときに出力する3組の極性監視回路と、
    前記各相の比較演算回路のいずれか1つの出力と、この比較演算回路とは異なった相の極性監視回路の出力とが入力される3組の主AND回路と、
    前記主AND回路それぞれの出力値に基づき前記電圧形インバータ装置の各相出力の内、いずれか1相が欠相したことを判定し、欠相信号を出力する判定演算回路とを備えたことを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出回路。
  3. 三相出力の電圧形インバータ装置の出力欠相状態を検出する欠相検出回路において、
    前記電圧形インバータ装置の各相の出力電流それぞれの絶対値がしきい値以下になったときに出力する3組の比較演算回路と、
    前記各相の出力電流の内、いずれか2つの相の出力電流が互いに異なる極性のときに出力する3組の極性監視回路と、
    前記各相の比較演算回路のいずれか1つの出力と、この比較演算回路とは異なった相の極性監視回路の出力とが入力される3組の従AND回路と、
    前記従AND回路の出力値それぞれを反転する3組のINV回路と、
    前記従AND回路のいずれか1つの出力と、この従AND回路とは異なった従AND回路に接続された前記INV回路それぞれの出力とが入力される3組の主AND回路と、
    前記主AND回路それぞれの出力値に基づき前記電圧形インバータ装置の各相出力の内、いずれか1相が欠相したことを判定し、欠相信号を出力する判定演算回路とを備えたことを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出回路。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
    前記判定演算回路には、
    前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、
    予め定める計測時間判定値を設定する判定値設定器と、
    前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたか否かを判定する3組の比較回路とを備えたことを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出回路。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
    前記判定演算回路には、
    前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、
    前記インバータ装置の出力周波数指令値に基づく計測時間判定値を設定する判定値設定器と、
    前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたか否かを判定する3組の比較回路とを備えたことを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出回路。
  6. 請求項2又は請求項3に記載の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
    前記判定演算回路には、
    前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、
    予め定める計測時間判定値を設定する第1判定値設定器と、
    前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたときに出力する3組の第1比較回路と、
    前記第1比較回路それぞれが出力した回数を積算する3組の積算回路と、
    予め定める積算回数判定値を設定する第2判定値設定器と、
    前記積算回路それぞれの積算値が前記積算回数判定値を越えたか否かを判定する3組の第2比較回路とを備えたことを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出回路。
  7. 請求項2又は請求項3に記載の電圧形インバータ装置の欠相検出回路において、
    前記判定演算回路には、
    前記主AND回路それぞれの出力パルス幅を計測する3組のパルス幅計測回路と、
    前記インバータ装置の出力周波数指令値に基づく計測時間判定値を設定する第1判定値設定器と、
    前記それぞれの出力パルス幅の計測値が前記計測時間判定値を越えたときに出力する3組の第1比較回路と、
    前記第1比較回路それぞれが出力した回数を積算する3組の積算回路と、
    前記インバータ装置におけるPWM演算の際の分解能に基づく積算回数判定値を設定する第2判定値設定器と、
    前記積算回路それぞれの積算値が前記積算回数判定値を越えたか否かを判定する3組の第2比較回路とを備えたことを特徴とする電圧形インバータ装置の欠相検出回路。
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