JP3794485B2 - 内燃機関の気筒判別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基準位置信号及び気筒識別信号に基づいて気筒毎の燃料噴射及び点火時期等のタイミングを制御する内燃機関制御装置に関し、多気筒の内燃機関における各気筒の基準位置を速やかに検出することができる内燃機関の気筒判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用エンジン等の内燃機関においては、運転条件に応じて燃料噴射や点火時期等を最適に制御する必要がある。従って、気筒毎の基準クランク角位置を示す基準位置信号及び特定気筒を識別するための気筒識別信号を得るため、内燃機関の回転軸にはセンサを含む信号発生手段が設けられており、これらの信号に基づいて気筒判別を行っている。
【0003】
例えば、特開平6−146992号公報に示されているように、従来の内燃機関の気筒判別装置は、基準クランク角位置を所定回転角度毎に設定するとともに、連続するクランク角位置信号間毎に発生数が異なるように気筒識別信号を配置することにより、連続した2区間に発生した気筒識別信号の組み合わせから、気筒判別を行うものである。
【0004】
また、特開平11−311146号公報に示されているように、他の従来の内燃機関の気筒判別装置は、基準クランク角位置信号を始点として前記信号間を複数区間に分割し、その複数区間内に発生する気筒識別信号の組み合わせにより気筒判別を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の内燃機関の気筒判別装置では、基準クランク角位置を始点とした複数区間の気筒識別信号の組み合わせで気筒判別を行っているため、気筒判別が完了するためには基準クランク角位置を複数検出する必要がある。
【0006】
また、気筒識別信号のみで気筒識別を行うため、気筒毎に異なる信号とすると気筒識別信号が複雑になりコスト的に不利となる懸念があるという問題点があった。
【0007】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、始動時の気筒判別に要するエンジン回転角を短くすることができると共に、始動時間の短縮化を図ることができる内燃機関の気筒判別装置を得ることを目的とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る内燃機関の気筒判別装置は、内燃機関のカム軸の回転に応じて内燃機関の各気筒に対応した気筒識別信号を発生する気筒識別信号発生手段と、前記カム軸が1回転する間に2回転し、前記内燃機関のクランク軸の回転角度に対応し前記内燃機関の各気筒に対応した欠け歯部を含むクランク角位置信号を発生するクランク角位置信号発生手段と、前記クランク角位置信号を検出して前記クランク角位置信号の検出数を求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて基準クランク位置を検出し、前記気筒識別信号を検出して前記気筒識別信号の検出数を求めるとともに、前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数を求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて欠け歯数を求め、前記基準クランク位置を基準に前記気筒識別信号の検出有無を調べるための仮気筒識別区間を設定し、前記気筒識別信号の検出数及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数に基づいて前記仮気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数を求め、前記仮気筒識別区間内の気筒識別信号の検出があるときには、今回の基準クランク位置を選別後基準クランク角位置と設定し、前記選別後基準クランク角位置を基準に気筒識別区間を設定し、前記気筒識別信号の検出数及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数に基づいて前記気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数を求め、前記欠け歯数及び前記気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数に基づいて気筒を判別するコントロールユニットとを備えたものである。
【0017】
この発明に係る内燃機関の気筒判別装置は、前記コントロールユニットが、今回の基準クランク位置が前記クランク角位置信号の検出数と前記欠け歯数の加算値に基づいて始動後に仮気筒識別区間を設定するために可能な角度が得られている場合は、前記仮気筒識別区間を設定するものである。
【0018】
【0019】
この発明に係る内燃機関の気筒判別装置は、前記内燃機関が、可変バルブタイミング機構を備えた3気筒であり、前記仮気筒識別区間を、120度とし、前記気筒識別区間を、圧縮上死点前75度付近から圧縮上死点後45度付近の略120度間としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
参考例1
この発明の参考例1に係る内燃機関の気筒判別装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の参考例1に係る公知の可変バルブタイミング機構(図示せず。以下、VVTと称す。)を備えた4気筒内燃機関の構成を示す図である。また、図2は、この発明の参考例1に係る気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。さらに、図3は、この発明の参考例1に係るクランク角位置信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0021】
図1において、10は内燃機関、11はカム軸、12はクランク軸、13はピストン、14はバルブ、15は点火プラグである。また、21は気筒識別信号発生手段の信号板、22はセンサである。また、31はクランク角位置信号発生手段の信号板、32はセンサである。さらに、40はセンサ22、センサ32などが接続され、CPU、メモリ等を含むコントロールユニットである。
【0022】
図2において、11はカム軸、21は気筒識別信号発生手段の信号板、22はセンサ、23は突起である。複数の突起23は、図示のように配置されている。なお、気筒識別信号発生手段は、信号板21とセンサ22から構成されている。
【0023】
図3において、12はクランク軸、31はクランク角位置信号発生手段の信号板、31aは突起、31b、31cは欠け歯部、32はセンサである。複数の突起31aは、図示のように配置されている。なお、クランク角位置信号発生手段は、信号板31とセンサ32から構成されている。
【0024】
カム軸11は、タイミングベルト等の機械的伝達手段を介してクランク軸12と連結されており、クランク軸12が2回転する間にカム軸11は1回転する。VVTが備えられたカム軸11に取り付けられた気筒識別信号発生手段の信号板21が回転し、センサ22は突起23を検出することにより気筒識別信号Refを発生する。
【0025】
また、クランク軸12に取り付けられたクランク角位置信号発生手段の信号板31が回転し、センサ32は突起31aを検出することによりクランク角位置信号Posを発生する。
【0026】
図4は、気筒識別信号Refとクランク角位置信号Posのパターンを示したものである。気筒識別信号RefについてはVVT最進角時(50°CA(クランクアングル))及び最遅角時のパターンを併記している。
【0027】
クランク角位置信号Posは、10°CA毎の信号であり、信号板31の1歯欠け部31bが上死点前95°CA(以下、B95°CAと称す。)位置の信号を欠け歯とし、2歯欠け部31cがB95°CA及びB105°CA位置の信号を欠け歯とし、これら欠け歯によりB75°CA位置を特定、これを基準クランク角位置Pstdとしている。
【0028】
また、各気筒に対応する延べ4カ所の基準クランク角位置Pstdは、欠け歯数(Nkake)により以下のように特定される。
#1及び#4に対応するPstd:Nkake=1、
#2及び#3に対応するPstd:Nkake=2、
但し、#1〜#4は気筒No.を示す。
【0029】
気筒識別区間は、クランク角位置信号Posの検出数または基準クランク角位置検出により、通常時は上記基準クランク角位置B75°CA(180°CA)間に設定される。但し、始動時の1回目の基準クランク角位置検出時は、気筒識別の早期化のため、通常のエンジン停止位置を考慮し気筒識別に必要な回転角を短縮すべく、B35°CA〜B75°CA(140°CA)間に設定される。
【0030】
気筒識別信号Refは、クランク軸12とカム軸11のVVT動作時も含めた位相差及び始動時の気筒識別区間短縮化を考慮して、気筒識別区間に所定数の気筒識別信号Refが出力されるよう配置している。参考例1においては、以下のように気筒識別信号Refを配置している。
#1 B35°CA〜#3 B75°CA間:Nref2=1
#3 B35°CA〜#4 B75°CA間:Nref2=2
#4 B35°CA〜#2 B75°CA間:Nref2=2
#2 B35°CA〜#1 B75°CA間:Nref2=1
【0031】
以上より、各基準クランク角位置Pstdにおいて、気筒識別区間が設定されている時、図5に示すとおり、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、気筒識別信号Ref数(Nref2)の組み合わせにより気筒の判別が可能となる。
【0032】
図6は、4気筒エンジンにおける通常のエンジン停止近傍のB45直前からクランク角信号を検出した場合の始動時の気筒判別方法の例を示したものである(VVT最遅角時)。また、コントロールユニット40のPos入力時処理を図7、コントロールユニット40のRef入力時処理を図8、Pos入力時処理中のステップS105においてPstd判定時に実行されるステップS106の気筒識別処理を図9に示す。
【0033】
つぎに、この参考例1に係る内燃機関の気筒判別装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0034】
図7〜図9に示した処理内で用いている、Npos、Nref、Nstdの各変数は、エンジン始動前において0にクリアされている。
【0035】
Pos入力時は、図7のステップS101でPos検出数Nposをカウントアップし、ステップS102の判断部にてNpos≧2ならば、ステップS103で前回〜今回Pos間時間をTpos(Npos)に格納する。ステップS104の判断部にてNpos≧3ならば、ステップS105で基準クランク位置Pstdを判定する。
【0036】
基準クランク位置Pstdの判定の手段として、例えば、前回Pos間時間Tpos(Npos−1)が存在するため、Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)を計算、この結果を欠け歯判定値k1と比較する。この判定値k1は、1歯欠け、2歯欠け共通であり、基準クランク位置Pstdを判定するもので、例えば1.5である。Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)>k1(=1.5)となり今回PosがPstdと判定された時に、ステップS106の気筒識別処理を実行する。
【0037】
図6の例では、Pos入力が14回目(Npos=14)の時に、Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)>k1が成立し、基準クランク位置Pstdと判定、気筒識別処理を実施する。すなわち、Tpos(13)/Tpos(14)=3>1.5が成立する。
【0038】
一方、Ref入力時は、図8のステップS107でRef検出数Nrefをカウントアップし、ステップS108でその時のNposをRef検出位置Pref(Nref)に格納する。これにより、Ref検出時のPosが明確になり、ステップS106の気筒識別区間内Ref数(Nref2)算出が可能となる。
【0039】
図6においては、Npos=10、Npos=12の時にRef入力があり、1回目のRef入力時には、Pref(1)=10を、2回目のRef入力時には、Pref(2)=12が、それぞれ格納される。また、NrefもRef入力毎にカウントアップされるため、気筒識別処理実施時点(Npos=14)では、Nref=2となる。
【0040】
基準クランク位置Pstdと判定されたときに実行されるステップS106の気筒識別処理では、まず図9のステップS109で上記Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)の結果を、欠け歯数判定値k2と比較する。この判定値k2は、1歯欠け、2歯欠けを判定するもので、例えば2.5である。
【0041】
Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)≦k2の時は、ステップS110aで今回Pstdの欠け歯数(Nkake)=1を設定し、それ以外のTpos(Npos−1)/Tpos(Npos)>k2の時はステップS110bにて今回Pstdの欠け歯数(Nkake)=2を設定する。図6においては、Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)(=3)>k2(=2.5)となるため、Nkake=2となる。
【0042】
次に、ステップS111でPstd検出数Nstdをカウントアップし、ステップS112の判断部で今回Pstdが始動後1回目かの判定を行う。
【0043】
Nstd=1であり今回Pstdが始動後1回目の場合、ステップS113の判断部でNpos+Nkakeにより、始動後に気筒識別区間を設定するのに十分な角度が得られているか判定する。
【0044】
Npos+Nkake≧15となり、気筒識別区間設定が可能と判断されたときには、ステップS114aで気筒識別区間をB35〜B75°CA(140°CA)間に設定する。まだ、Npos+Nkake<15であり、十分な角度が得られていない場合には、ステップS117へ飛び、Npos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。
【0045】
一方、ステップS112の判断部でNstd>1であり、今回Pstdが始動後2回目以降の場合には、ステップS114bにて気筒識別区間をB75〜B75°CA(180°CA)間に設定する。
【0046】
図6においては、Nstd=Nstd+1=0+1=1となり始動後1回目の判定をする。次に、Npos+Nkake=14+2=16≧15となるため気筒識別区間設定が可能と判断し、Npos=2〜14のB35〜B75°CA(140°CA)間を気筒識別区間に設定する。
【0047】
上記により気筒識別区間が設定された場合には、まずステップS115でNref及びPref(1)〜Pref(Nref)から気筒識別区間内Ref数(Nref2)を求める。Pref(1)〜Pref(Nref)より、設定された気筒識別区間外のRefをカウントしている場合にはNrefより減算することにより容易にNref2を求めることが可能である。
【0048】
図6においては、Pref(1)=10、Pref(2)=12のため、検出された2回のRefは共に気筒識別区間内(Npos=2〜14)にあると判断され、Nref2=Nref=2が求められる。
【0049】
以上よりNkake及びNref2が求められ、ステップS116において上記図5を参照することで気筒を判別することが可能となる。図6においては、Nkake=2、Nref2=2より#3のB75°CAと気筒の判別が可能となる。最後に、ステップS117でNpos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。
【0050】
図6の例では、Pstd=1での気筒判別について示したが、頻度は少ないが例えば図6のB05°CA位置からPosを検出した場合には、Pstd=1時点ではNpos+Nkake<15となり、気筒識別区間を設定するには十分な角度が得られていないため、Pstd=2において気筒識別が行われることは、図7〜図9のフローチャートからも明らかである。これによりRefが確実に検出されている場合のみ気筒識別を行い、気筒の誤判別の防止を図ることが出来る。また、頻度は少ないがVVTにより例えば50°CA程度Refが進角側に移動した場合においても、十分な気筒識別区間を設定しているため、Refが確実に検出でき、正確な気筒識別が行われる。
【0051】
すなわち、この参考例1に係る内燃機関の気筒判別装置は、内燃機関10のカム軸11の回転に応じて内燃機関の各気筒に対応した気筒識別信号Refを発生する気筒識別信号発生手段21、22と、前記カム軸が1回転する間に2回転し、前記内燃機関のクランク軸12の回転角度に対応し前記内燃機関の各気筒に対応した欠け歯部を含むクランク角位置信号Posを発生するクランク角位置信号発生手段31、32と、前記クランク角位置信号を検出して前記クランク角位置信号の検出数Nposを求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて基準クランク位置Pstdを検出し、前記気筒識別信号を検出して前記気筒識別信号の検出数Nrefを求めるとともに、前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数Pref(Nref)を求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて欠け歯数Nkakeを求め、前記基準クランク位置の検出数Nstdを求め、前記基準クランク位置の検出数に基づいて今回の基準クランク位置が始動後1回目の場合は、前記基準クランク位置を基準に第1の気筒識別区間B35〜B75°CA(140°CA)を設定し、今回の基準クランク位置が始動後2回目以降の場合には、前記基準クランク位置を基準に前記第1の気筒識別区間と異なる第2の気筒識別区間B75〜B75°CA(180°CA)を設定し、前記気筒識別信号の検出数Nref及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数Pref(Nref)に基づいて前記第1又は第2の気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数Nref2を求め、前記欠け歯数Nkake及び前記第1又は第2の気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数Nref2に基づいて気筒を判別するコントロールユニット40とを備えたものである。
【0052】
参考例2
この発明の参考例2に係る内燃機関の気筒判別装置について図面を参照しながら説明する。図10は、この発明の参考例2に係るVVTを備えていないV型6気筒内燃機関の構成を示す図である。
【0053】
図11は、この発明の参考例2に係る気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。また、図12は、この発明の参考例2に係るクランク角位置信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【0054】
図10において、10は内燃機関、11はカム軸、12はクランク軸、14はバルブ、15は点火プラグである。また、21は気筒識別信号発生手段の信号板、22はセンサである。また、31はクランク角位置信号発生手段の信号板、32はセンサである。さらに、40はセンサ22、センサ32などが接続され、CPU、メモリ等を含むコントロールユニットである。
【0055】
図11において、11はカム軸、21は気筒識別信号発生手段の信号板、22はセンサ、23は突起である。複数の突起23は、図示のように配置されている。なお、気筒識別信号発生手段は、信号板21とセンサ22から構成されている。
【0056】
図12において、12はクランク軸、31はクランク角位置信号発生手段の信号板、31aは突起、31b、31cは欠け歯部、32はセンサである。複数の突起31aは、図示のように配置されている。なお、クランク角位置信号発生手段は、信号板31とセンサ32から構成されている。
【0057】
図13は、6気筒エンジンの気筒識別信号Refとクランク角位置信号Posのパターンを示したものである。気筒識別信号Ref及びクランク角位置信号Posは、参考例1と同様の方法で発生する。
【0058】
クランク角位置信号Posは10°CA毎の信号であり、信号板31の1歯欠け部31bがB95°CA位置の信号を欠け歯とし、2歯欠け部31cがB95及びB105°CA位置の信号を欠け歯とし、これら欠け歯によりB75°CA位置を特定、これを基準クランク角位置としている。また、延べ6カ所の基準クランク角位置Pstdは、欠け歯数(Nkake)により以下のように特定される。
【0059】
#1、#3、#4及び#6に対応するPstd:Nkake=1
#2及び#5に対応するPstd:Nkake=2
【0060】
気筒識別区間は、クランク角位置信号Posの検出数または基準クランク角位置検出により、通常時は上記基準クランク角位置B75°CA(120°CA)間に設定される。但し、始動時1回目の基準クランク角位置検出時は、気筒識別早期化のため、通常のエンジン停止位置を考慮し気筒識別に必要な回転角を短縮すべく、B35°CA〜B75°CA(80°CA)間に設定される。
【0061】
この参考例2においては、気筒識別信号Refを、クランク軸12とカム軸11の位相差及び始動時の気筒識別区間短縮化を考慮して、気筒識別区間に所定数の気筒識別信号Refが出力されるよう配置している。また、Refの簡素化のためPosに対するRef位置を変えることにより、少ないRef信号で気筒識別を実現している。
【0062】
#1 B35°CA〜#2 B75°CA間:Nref2=0、
#2 B35°CA〜#3 B75°CA間:Nref2=0、
#3 B35°CA〜#4 B75°CA間:Nref2=2、
#4 B35°CA〜#5 B75°CA間:Nref2=1(B15°CA近傍)、
#5 B35°CA〜#6 B75°CA間:Nref2=1(B15°CA近傍)、
#6 B35°CA〜#1 B75°CA間:Nref2=1(B95°CA近傍)。
【0063】
以上より、各基準クランク角位置Pstdにおいて、気筒識別区間が設定されている時、図14に示すとおり、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、気筒識別信号Ref数(Nref2)及びRef位置(Pref2)の組み合わせにより各気筒の判別が可能となる。
【0064】
図15は、6気筒エンジンにおける通常のエンジン停止近傍のB45°CA直前からクランク角信号を検出した場合の始動時の気筒判別方法の例を示したものである。コントロールユニット40のPos入力時処理及びRef入力時処理は上記参考例1と同様であり、Pos入力時処理中のステップS105においてPstd判定時に実行されるステップS106の気筒識別処理を図16に示す。上記処理内で用いている、Npos、Nref、Nstdの各変数は、エンジン始動前において0にクリアされている。
【0065】
Pos入力時は、上記参考例1と同様の方法で基準クランク位置Pstdを判定し、Pstd判定時に後述の気筒識別処理を実行する。図15においては、Pos入力が9回目(Npos=9)の時に、参考例1で示したTpos(Npos−1)/Tpos(Npos)>k1が成立し、基準クランク位置Pstdと判定、気筒識別処理を実施する。
【0066】
Ref入力時も、参考例1と同様の方法でNpos及びPref(Nref)を求める。これにより、Ref検出時のPosが明確になり、後述の気筒識別区間内Ref数(Nref2)算出が可能となる。また、Nref2=1の時には、Pref位置も気筒識別に使用する。
【0067】
図15の例では、Npos=4、Npos=7の時にRef入力があり、1回目のRef入力時には、Pref(1)=4を、2回目のRef入力時には、Pref(2)=7が、それぞれ格納される。また、NrefもRef入力毎にカウントアップされるため、気筒識別処理の実施時点(Npos=9)では、Nref=2となる。
【0068】
Pstdと判定されたときに実行される気筒識別処理では、図16のステップS201、S202a、S202bにおいて、上記参考例1と同様の方法で今回Pstdの欠け歯数(Nkake)を求め、設定する。図15の例では、Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)≦k2(=2.5)が成立し、Nkake=1、Nstd+1=0+1=1となる。
【0069】
次に、ステップS203でPstd検出数Nstdをカウントアップし、ステップS204の判断部で今回Pstdが始動後1回目かの判定を行う。
【0070】
Nstd=1であり今回Pstdが始動後1回目の場合、ステップS205の判断部でNpos+Nkakeにより、始動後に気筒識別区間を設定するのに十分な角度が得られているか判定する。Npos+Nkake≧9となり、気筒識別区間設定が可能と判断されたときには、ステップS206aにて気筒識別区間をB35〜B75°CA(80°CA)間に設定する。一方、Npos+Nkake<9となり、十分な角度が得られていない場合には、ステップS211へ飛び、Npos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。
【0071】
Nstd>1であり今回Pstdが始動後2回目以降の場合には、ステップS206bで気筒識別区間をB75〜B75°CA(120°CA)間に設定する。
【0072】
図15の例では、Nstd=1で始動後1回目の判定となり、次にNpos+Nkake=9+1=10≧9となるため気筒識別区間設定が可能と判断、Npos=2〜9のB35〜B75°CA(80°CA)間を気筒識別区間に設定する。
【0073】
上記により気筒識別区間が設定された場合には、まずステップS207にてNref及びPref(1)〜Pref(Nref)から気筒識別区間内Ref数(Nref2)を求める。Pref(1)〜Pref(Nref)より、設定された気筒識別区間外のRefをカウントしている場合にはNrefより減算することにより容易にNref2を求めることが可能である。
【0074】
ステップS208の判断部で、Nref2=1と判断された場合は、ステップS209で最後に検出したRef信号位置Pref(Nref)をPref2に格納する。
【0075】
図15の例では、Pref(1)=4、Pref(2)=7のため、検出された2回のRefは共に気筒識別区間内(Npos=2〜9)にあると判断され、Nref2=Nref=2が求められる。この場合、Nref2≠1のため、Pref2に関する処理は行わない。
【0076】
以上よりNkake、Nref2及びPref2が求められ、ステップS210で図14を参照することにより気筒を判別する。最後に、ステップS211でNpos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。図15においては、Nkake=1、Nref=2(Nref=2のためPref2は考慮せず)より#4のB75°CAと気筒の判別が可能となる。
【0077】
図15の例では、Pstd=1での気筒判別について示したが、頻度は少ないが例えば、図15のB05°CA位置からPosを検出した場合には、Pstd=1時点では、Npos+Nkake<9となり、気筒識別区間を設定するには十分な角度が得られていないため、Pstd=2において気筒識別が行われることは、図7、図8、図16のフローチャートからも明らかである。これによりRefが確実に検出されている場合のみ気筒識別を行い、気筒誤判別の防止を図ることが出来る。
【0078】
参考例3
この発明の参考例3に係る内燃機関の気筒判別装置について図面を参照しながら説明する。
【0079】
図17は、この発明の参考例3に係るVVTを備えたV型6気筒内燃機関の構成を示す。図18は、気筒識別信号発生手段の信号板21a及び21bの具体的形状を示す。なお、クランク角位置信号発生手段の信号板の具体的形状は、上記の参考例2と同形状である。
【0080】
図17において、10は内燃機関、11a、11bはカム軸、12はクランク軸、14はバルブ、15は点火プラグである。また、21a、21bは気筒識別信号発生手段の信号板、22a、22bはセンサである。さらに、31はクランク角位置信号発生手段の信号板、32はセンサ、40はセンサ22a、22b、センサ32等が接続されCPU、メモリ等を含むコントロールユニットである。
【0081】
図18において、11はカム軸、21は気筒識別信号発生手段の信号板、22はセンサ、23は突起である。なお、気筒識別信号発生手段は、信号板21とセンサ22から構成されている。
【0082】
参考例3において、気筒識別信号発生手段の信号板21a及び21bを2つ備えているが、形状は共に図18に示したとおり等しく、取り付けを180度ずらすことにより信号板21a、21bからの信号を区別する。当然、これらの形状を異なるものにしてもよい。
【0083】
図19は、カム軸11aに配置されたセンサ22aからの奇数バンク側気筒識別信号Ref_odd及びカム軸11bに配置されたセンサ22bからの偶数バンク側気筒識別信号Ref_evnと、クランク角位置信号Posのパターン例を示したものである。各気筒識別信号については、VVT最進角時(50°CA)及び最遅角時のパターンを併記している。気筒識別信号Ref_odd、Ref_evn及びクランク角位置信号Posは、上記参考例1と同様の方法で発生する。
【0084】
クランク角位置信号Pos及び気筒識別区間は、上記参考例2と同様である。
【0085】
気筒識別信号Refはクランク軸12とカム軸11a、11bのVVT動作時も含めた位相差及び始動時の気筒識別区間短縮化を考慮して、気筒識別区間に所定数の気筒識別信号Refが出力されるよう配置している。また、気筒識別区間内に1つ以上のRefが配置されている場合にはVVT最進角時においても少なくとも1つのRef検出が可能となる位置にRef信号を配置している。
【0086】
図19においては、以下のように気筒識別信号Refを配置している。
#1 B35°CA〜#2 B75°CA間:Nref2_odd)=1、Nref2_evn=0、
#2 B35°CA〜#3 B75°CA間:Nref2_odd)=0、Nref2_evn=2、
#3 B35°CA〜#4 B75°CA間:Nref2_odd)=2、Nref2_evn=1、
#4 B35°CA〜#5 B75°CA間:Nref2_odd)=0、Nref2_evn=1、
#5 B35°CA〜#6 B75°CA間:Nref2_odd)=2、Nref2_evn=0、
#6 B35°CA〜#1 B75°CA間:Nref2_odd)=1、Nref2_evn=2。
【0087】
以上より、各基準クランク角位置Pstdにおいて、気筒識別区間が設定されている時、図20に示すとおり、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、奇数バンク側気筒識別区間内気筒識別信号Ref数(Nref2_odd)及び偶数バンク側気筒識別区間内気筒識別信号Ref数(Nref2_evn)の組み合わせにより、VVT最遅角時には各気筒での判別が可能となる。
【0088】
また、VVT最進角時には、図20に示すとおり、Nref2_odd、Nref2_evnで1つ以上のRefがある場合には、少なくとも1つのRefが存在するようにしている。この場合、始動後1回目の気筒識別区間でのみ#1と#4の識別が不可能となる場合がある。一方の気筒のNref2_odd、Nref2_evnを、0、0の組み合わせにすれば識別が可能となるが、Ref信号はVVT制御などにも用いられるため、両バンクともRefの配置がなければ制御性の悪化の恐れがある。加えて始動時にVVTが最進角側に作動する頻度も少なく、残りの4気筒については識別が可能なため、本実施の形態が有利である。2回目以降の気筒識別区間においてはVVT作動に関わらず各気筒とも識別が可能なことは言うまでもない。
【0089】
但し、図20において、Nref2_odd、Nref2_evnにおける[]内数字はVVT最進角時の始動後1回目の気筒識別区間内Ref数である。
【0090】
図21は、6気筒エンジンにおける通常のエンジン停止近傍のB45直前からクランク角信号を検出した場合の始動時の気筒判別方法の例を示したものである(VVT最遅角時)。また、コントロールユニット40のPos入力時処理は上記参考例1と同様であり、コントロールユニット40のRef_odd入力時処理を図22、コントロールユニット40のRef_evn入力時処理を図23、Pos入力時処理中のステップS105においてPstd判定時に実行されるステップS106の気筒識別処理を図24に示す。上記処理内で用いている、Npos、Nref_odd、Nref_evn、Nstdの各変数は、エンジン始動前において0にクリアされている。
【0091】
Pos入力時は、上記参考例1と同様の方法で基準クランク位置Pstdを判定し、Pstd判定時に後述の気筒識別処理を実行する。図21においては、Pos入力が9回目(Npos=9)の時に、Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)>k1が成立し、基準クランク位置Pstdと判定、気筒識別処理を実施する。
【0092】
Ref_odd入力時は、図22のステップS301aでRef_odd検出数Nref_oddをカウントアップし、ステップS302aでその時のNposをPref_odd(Nref_odd)に格納する。これにより、Ref_odd検出時のPosが明確になり、後述の気筒識別区間内Ref_odd数(Nref2_odd)算出が可能となる。Ref_evn入力時についても、図23のステップS301b、S302bにおいて同様の処理を実施する。
【0093】
図21においては、Npos=4、Npos=7の時にRef_odd入力があり、1回目のRef_odd入力時には、Pref_odd(1)=4を、2回目のRef_odd入力時には、Pref_odd(2)=7が、それぞれ格納される。また、Nref_oddもRef_odd入力毎にカウントアップされるため、気筒識別処理実施時点(Npos=9)では、Nref_odd=2となる。同様にして、Npos=7の時にRef_evn入力があり、Pref_evn(1)=7、Nref_evn=1となる。
【0094】
Pstdと判定されたときに実行される気筒識別処理では、上記参考例1と同様の方法で、図24のステップS303で今回Pstdの欠け歯数(Nkake)を判定し、ステップS304a、ステップS304bでNkakeを設定する。図21においては、Tpos(Npos−1)/Tpos(Npos)≦k2(=2.5)が成立し、Nkake=1となる。
【0095】
次に、ステップS305でPstd検出数Nstdをカウントアップし、ステップS306の判断部で今回Pstdが始動後1回目かの判定を行う。
【0096】
Nstd=1であり今回Pstdが始動後1回目の場合、ステップS307の判断部でNpos+Nkakeより、始動後に気筒識別区間を設定するのに十分な角度が得られているか判定する。Npos+Nkake≧9となり、気筒識別区間設定が可能と判断されたときには、ステップS308aで気筒識別区間をB35〜B75°CA(80°CA)間に設定する。一方、まだ、Npos+Nkake<9であり、十分な角度が得られていない場合には、ステップS312へ飛び、Npos=1、Nref_odd=0、Pref_odd=0、Nref_evn=0、Pref_evn=0とクリアして処理を終了する。
【0097】
Nstd>1であり今回Pstdが始動後2回目以降の場合には、ステップS308bで気筒識別区間をB75〜B75°CA(120°CA)間に設定する。
【0098】
図21においては、Nstd=Nstd+1=0+1=1となり始動後1回目の判定をする。次に、Npos+Nkake=9+1=10≧9となるため気筒識別区間設定が可能と判断し、Npos=2〜9のB35〜B75°CA(80°CA)間を気筒識別区間に設定する。
【0099】
気筒識別区間が設定された場合には、まずステップS309でNref_odd及びPref_odd(1)〜Pref_odd(Nref_odd)から奇数バンク側気筒識別区間内Ref数(Nref2_odd)を求める。Pref_odd(1)〜Pref_odd(Nref_odd)より、設定された気筒識別区間外のRef_oddをカウントしている場合にはNref_oddより減算することにより容易にNref2_oddを求めることが可能である。同様にして、ステップS310で偶数バンク側気筒識別区間内Ref数(Nref2_evn)を求める。
【0100】
図21の例では、Pref_odd(1)=4、Pref_odd(2)=7のため、検出された2回のRef_oddは共に気筒識別区間内(Npos=2〜9)にあると判断され、Nref2_odd=Nref_odd=2が求められる。また、Ref_evnについては、Pref_evn(1)=7であり、同様にして、Nref2_evn=Nref_evn=1が求められる。
【0101】
以上よりNkake、Nref2_odd及びNref2_evnが求められた結果、ステップS311において上記図20を参照することで気筒を判別する。先に述べたように、Nkake=1、Nref2_odd=1、Nref2_evn=1の場合のみ気筒の判別が行われず、次回Pstdで気筒の判別が行われる。図21においては、Nkake=1、Nref2_odd=2、Nref2_evn=1より#4のB75°CAと気筒の判別が可能となる。最後に、ステップS312において、Npos=1、Nref_odd=0、Pref_odd=0、Nref_evn=0、Pref_evn=0とクリアして処理を終了する。
【0102】
図21の例では、VVT最遅角時におけるPstd=1での気筒判別について示したが、頻度が少ないが例えば図21のB05°CA位置からPosを検出した場合には、Pstd=1時点では、Npos+Nkake<9であり、気筒識別区間を設定するには十分な角度が得られていないため、Pstd=2において気筒識別が行われることは、図7、図22〜24のフローチャートからも明らかである。これによりRefが確実に検出されている場合のみ気筒識別を行い、気筒誤判別の防止を図ることが出来る。
【0103】
実施の形態1
この発明の実施の形態1に係る内燃機関の気筒判別装置について図面を参照しながら説明する。
【0104】
この発明の実施の形態1は、上記参考例1で示した図1と同様の構成であるが、VVTを備えた3気筒内燃機関である。クランク角位置信号発生手段の信号板の具体的形状は、上記参考例2と同形状である。図25は、気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【0105】
図25において、11はカム軸、21は気筒識別信号発生手段の信号板、22はセンサ、23は突起である。なお、気筒識別信号発生手段は、信号板21とセンサ22から構成されている。
【0106】
図26は、気筒識別信号Refとクランク角位置信号Posのパターンを示したものである。気筒識別信号Refについては、VVT最進角時(50°CA)及び最遅角時のパターンを併記している。
【0107】
クランク角位置信号発生手段の信号板31の具体的形状は、上記参考例2と同形状であるが、3気筒内燃機関のため、1歯欠け部31bはA25°CA(B95°CA)位置、2歯欠け部31cはA25及びA15°CA(B95及びB105°CA)位置となる。これら欠け歯によりA45°CA(B75°CA)位置を特定、これを基準クランク角位置Pstdとしている。
【0108】
しかし、各気筒にA45°CA及びB75°CA位置のPstdが特定されるが、気筒識別をそれぞれで行うと判別信号、判別アルゴリズムなどが複雑化する懸念がある。そこで、後述の気筒識別信号Refの検出有無を調べるために、各クランク角位置Pstdで仮気筒識別区間を設定する。設定した仮気筒識別区間内で気筒識別信号を検出すれば、そのときのクランク角位置Pstd及び仮気筒識別区間を、気筒識別を行いたい基準クランク角位置及び気筒識別区間に改めて設定する。これにより、基準クランク角位置Pstdを選別し、各気筒のA45°CA位置を基準クランク角位置Pstd_selとすることで、判別信号、判別アルゴリズムなどの簡素化を図っている。
【0109】
延べ3カ所の選別された基準クランク角位置Pstd_selは、欠け歯数(Nkake)により以下のように特定される。
#1及び#2に対応するPstd_sel:Nkake=1、
#3に対応するPstd_sel:Nkake=2。
【0110】
気筒識別区間は、クランク角位置信号Posの検出数または基準クランク角位置検出により、上記選別された基準クランク角位置Pstd_selを基準としてB75°CA〜A45°CA(120°CA)間に設定される。
【0111】
気筒識別信号Refは、クランク軸12とカム軸11のVVT動作時も含めた位相差及び始動時の気筒識別区間短縮化を考慮して、気筒識別区間に所定数の気筒識別信号Refが出力されるよう配置している。また、Pstd_sel選別のため、気筒識別区間ではないPstd間(#1 A45°CA〜#3 B75°CA間、#3 A45°CA〜#2 B75°CA間、#2 A45°CA〜#1 B75°CA間)にはRefを配置していない。
【0112】
図26においては、以下のように気筒識別信号Refを配置している。
#1 B75°CA〜#1 A45°CA間:Nref2=1、
#3 B75°CA〜#3 A45°CA間:Nref2=1、
#2 B75°CA〜#2 A45°CA間:Nref2=2。
【0113】
以上より、各選別後基準クランク角位置Pstd_selにおいて、気筒識別区間が設定されている時、図27に示すとおり、欠け歯数(Nkake)により特定された選別後基準クランク角位置Pstd_selと、気筒識別区間内気筒識別信号Ref数(Nref2)の組み合わせにより、各気筒での判別が可能となる。
【0114】
図28は、3気筒エンジンにおける通常のエンジン停止近傍のB115直前からクランク角信号を検出した場合の始動時の気筒判別方法の例を示したものである(VVT最遅角時)。
【0115】
Pos入力時処理及びRef入力時処理は、上記参考例1と同様であり、Pos入力時処理中におけるPstd判定時に実行される気筒識別処理のみ異なるため図29に示す。上記処理内で用いている、Npos、Nref、Nstdの各変数は、エンジン始動前において0にクリアされている。
【0116】
Pos入力時は、上記参考例1と同様の方法で基準クランク位置Pstdを判定し、Pstd判定時に後述の気筒識別処理を実行する。図28においては、Pos入力が4回目(Npos=4)及び15回目(Npos=12)の時に、参考例1で示したTpos(Npos−1)/Tpos(Npos)>k1(=1.5)が成立し、基準クランク位置Pstdと判定、気筒識別処理を実施する。
【0117】
Ref入力時も、上記参考例1と同様の方法でNpos及びPref(Nref)を求める。図28においては、1回目の気筒識別処理の実施時点(Npos=4)で、一度Nref、Prefはクリアされている。その後、Npos=8、Npos=10の時にRef入力があり、1回目のRef入力時には、Pref(1)=8を、2回目のRef入力時には、Pref(2)=10が、それぞれ格納される。また、NrefもRef入力毎にカウントアップされるため、2回目の気筒識別処理実施時点(Npos=12)では、Nref=2となる。
【0118】
Pstdと判定されたときに実行される気筒識別処理では、図29のステップS401で参考例1と同様の方法で今回Pstdの欠け歯数(Nkake)を判定、ステップS402a、S402bにて設定する。図28においては、1回目、2回目共にTpos(Npos−1)/Tpos(Npos)≦k2(=2.5)が成立し、Nkake=1となる。
【0119】
次に、ステップS403で参考例1と同様にNpos+Nkakeより、気筒識別信号Refの検出有無を調べるための仮気筒識別区間を設定するのに十分な角度が得られているか判定する。Npos+Nkake≧13となり、仮気筒識別区間設定が可能と判断されたときには、ステップS404で仮気筒識別区間を120°CA間に設定する。Npos+Nkake<13と十分な角度が得られていない場合には、ステップS411へ飛び、Npos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。
【0120】
図28においては、1回目のPstdにおいては、Npos+Nkake=4+1=5<13となるため仮気筒識別区間設定が不可と判断し、Npos、Nref、Prefをクリアして処理を終了する。2回目のPstdにおいては、Npos+Nkake=12+1=13≧13となるため仮気筒識別区間設定が可能と判断し、Npos=1〜12の120°CA間を仮気筒識別区間に設定する。
【0121】
上記により仮気筒識別区間が設定された場合には、ステップS405でNref及びPref(1)〜Pref(Nref)から仮気筒識別区間内でのRef数を算出、ステップS406でRef検出の有無を調べる。この結果、Refの検出がなされていない場合には、ステップS411で、Npos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。一方、Refの検出がある場合には、気筒識別が可能となり仮気筒識別区間を気筒識別区間に設定すべく、ステップS407にて今回PstdをPstd_selと設定する。
【0122】
Pstd_selが設定されると、気筒識別区間設定が可能となり、ステップS408で仮気筒識別区間であったB75〜A45°CA(120°CA)間を気筒識別区間に設定し、ステップS409でNref2を求める。図28においては、Pref(1)=8、Pref(2)=10のため、検出された2回のRefは共に仮気筒識別区間内(Npos=1〜12)にあると判断され、気筒識別を許可し今回PstdをPstd_selと選別される。この結果、Pref(1)=8、Pref(2)=10は、共に気筒識別区間内(Npos=1〜12)に存在し、Nref2=Nref=2が求められる。
【0123】
以上よりNkake、Nref2が求められたため、ステップS410において上記図27を参照して気筒を判別する。図28においては、Nkake=1、Nref2=2より#2のA45°CAと気筒の判別が可能となる。最後に、ステップS411で、Npos=1、Nref=0、Pref=0とクリアして処理を終了する。
【0124】
また、上記参考例1〜3及び実施の形態1においては、欠け歯部を基準クランク位置として用いたが、これに限らず別途信号を備えても良く、各実施の形態に示した角度についても、クランク角位置信号Posを10°CAとしているが、例えば5°CAなど任意の角度でも良い。また、3、4、6気筒内燃機関について説明したが、この気筒数以外の内燃機関にも適用できる。
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【0133】
【発明の効果】
この発明に係る内燃機関の気筒判別装置は、以上説明したとおり、内燃機関のカム軸の回転に応じて内燃機関の各気筒に対応した気筒識別信号を発生する気筒識別信号発生手段と、前記カム軸が1回転する間に2回転し、前記内燃機関のクランク軸の回転角度に対応し前記内燃機関の各気筒に対応した欠け歯部を含むクランク角位置信号を発生するクランク角位置信号発生手段と、前記クランク角位置信号を検出して前記クランク角位置信号の検出数を求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて基準クランク位置を検出し、前記気筒識別信号を検出して前記気筒識別信号の検出数を求めるとともに、前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数を求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて欠け歯数を求め、前記基準クランク位置を基準に前記気筒識別信号の検出有無を調べるための仮気筒識別区間を設定し、前記気筒識別信号の検出数及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数に基づいて前記仮気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数を求め、前記仮気筒識別区間内の気筒識別信号の検出があるときには、今回の基準クランク位置を選別後基準クランク角位置と設定し、前記選別後基準クランク角位置を基準に気筒識別区間を設定し、前記気筒識別信号の検出数及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数に基づいて前記気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数を求め、前記欠け歯数及び前記気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数に基づいて気筒を判別するコントロールユニットとを備えたので、気筒判別に要するクランク角度が少なく、始動時の始動時間を短縮することができるという効果を奏する。また、欠け歯を設定する際に気筒識別に不必要なクランク角位置が含まれる場合においても、それらのクランク角位置について仮気筒識別区間を設定し、気筒識別信号Refが検出されたときにのみ改めて気筒識別区間を設定するため、必要な位置でのみ気筒識別を実施することができ、判別信号、判別アルゴリズムなどの簡素化を図ることができる。
【0134】
この発明に係る内燃機関の気筒判別装置は、以上説明したとおり、前記コントロールユニットが、今回の基準クランク位置が前記クランク角位置信号の検出数と前記欠け歯数の加算値に基づいて始動後に仮気筒識別区間を設定するために可能な角度が得られている場合は、前記仮気筒識別区間を設定するので、気筒判別に要するクランク角度が少なく、始動時の始動時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0135】
【0136】
この発明に係る内燃機関の気筒判別装置は、以上説明したとおり、前記内燃機関が、可変バルブタイミング機構を備えた3気筒であり、前記仮気筒識別区間を、120度とし、前記気筒識別区間を、圧縮上死点前75度付近から圧縮上死点後45度付近の略120度間としたので、気筒判別に要するクランク角度が少なく、始動時の始動時間を短縮することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例1に係る4気筒内燃機関の概略的な構成を示す図である。
【図2】 この発明の参考例1に係る気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【図3】 この発明の参考例1に係るクランク角位置信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【図4】 この発明の参考例1に係る気筒識別信号Ref及びクランク角位置信号Posのパルス波形を示すタイミングチャートである。
【図5】 この発明の参考例1に係る、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、気筒識別信号Ref数(Nref2)の組み合わせにより気筒の判別条件を示す図である。
【図6】 この発明の参考例1に係る、B45°CA前からの始動時の気筒識別動作におけるRef、Posのパルス波形、及びNpos、Nstd、Nref、Pref、Tposの各制御変数を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の参考例1に係るPos入力時処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の参考例1に係るRef入力時処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の参考例1に係る気筒識別処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の参考例2に係る6気筒内燃機関の概略的な構成を示す図である。
【図11】 この発明の参考例2に係る気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【図12】 この発明の参考例2に係るクランク角位置信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【図13】 この発明の参考例2に係る気筒識別信号Ref及びクランク角位置信号Posのパルス波形を示すタイミングチャートである。
【図14】 この発明の参考例2に係る、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、気筒識別信号Ref数(Nref2)の組み合わせにより気筒の判別条件を示す図である。
【図15】 この発明の参考例2に係る、B45°CA前からの始動時の気筒識別動作におけるRef、Posのパルス波形、及びNpos、Nstd、Nref、Pref、Tposの各制御変数を示すタイミングチャートである。
【図16】 この発明の参考例2に係る気筒識別処理の動作を示すフローチャートである。
【図17】 この発明の参考例3に係るV型6気筒内燃機関の概略的な構成を示す図である。
【図18】 この発明の参考例3に係る気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【図19】 この発明の参考例3に係る気筒識別信号Ref_odd、Ref_evn及びクランク角位置信号Posのパルス波形を示すタイミングチャートである。
【図20】 この発明の参考例3に係る、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、気筒識別信号Ref数(Nref2_odd、Nref2_evn)の組み合わせにより気筒の判別条件を示す図である。
【図21】 この発明の参考例3に係る、B45°CA前からの始動時の気筒識別動作におけるRef_odd、Ref_evn、Posのパルス波形、及びNpos、Nstd、Nref_odd、Pref_odd、Nref_evn、Pref_evn、Tposの各制御変数を示すタイミングチャートである。
【図22】 この発明の参考例3に係るRef_odd入力時処理の動作を示すフローチャートである。
【図23】 この発明の参考例3に係るRef_evn入力時処理の動作を示すフローチャートである。
【図24】 この発明の参考例3に係る気筒識別処理の動作を示すフローチャートである。
【図25】 この発明の実施の形態1に係る気筒識別信号発生手段の信号板の具体的形状を示す図である。
【図26】 この発明の実施の形態1に係る気筒識別信号Ref及びクランク角位置信号Posのパルス波形を示すタイミングチャートである。
【図27】 この発明の実施の形態1に係る、欠け歯数(Nkake)により特定された基準クランク角位置Pstdと、気筒識別信号Ref数(Nref2)の組み合わせにより気筒の判別条件を示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態1に係る、B115°CA前からの始動時の気筒識別動作におけるRef、Posのパルス波形、及びNpos、Nref、Pref、Tposの各制御変数を示すタイミングチャートである。
【図29】 この発明の実施の形態1に係る気筒識別処理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関、11、11a、11b カム軸、12 クランク軸、13 ピストン、14 バルブ、15 点火プラグ、21、21a、21b 気筒識別信号発生手段の信号板、22、22a、22b センサ、23 突起、31 クランク角位置信号発生手段の信号板、31a 突起、31b、31c 欠け歯部、32 センサ、40 コントロールユニット。

Claims (3)

  1. 内燃機関のカム軸の回転に応じて内燃機関の各気筒に対応した気筒識別信号を発生する気筒識別信号発生手段と、
    前記カム軸が1回転する間に2回転し、前記内燃機関のクランク軸の回転角度に対応し前記内燃機関の各気筒に対応した欠け歯部を含むクランク角位置信号を発生するクランク角位置信号発生手段と、
    前記クランク角位置信号を検出して前記クランク角位置信号の検出数を求め、前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて基準クランク位置を検出し、
    前記気筒識別信号を検出して前記気筒識別信号の検出数を求めるとともに、前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数を求め、
    前記クランク角位置信号の欠け歯部に基づいて欠け歯数を求め、前記基準クランク位置を基準に前記気筒識別信号の検出有無を調べるための仮気筒識別区間を設定し、前記気筒識別信号の検出数及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数に基づいて前記仮気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数を求め、前記仮気筒識別区間内の気筒識別信号の検出があるときには、今回の基準クランク位置を選別後基準クランク角位置と設定し、前記選別後基準クランク角位置を基準に気筒識別区間を設定し、前記気筒識別信号の検出数及び前記気筒識別信号の検出時の前記クランク角位置信号の検出数に基づいて前記気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数を求め、前記欠け歯数及び前記気筒識別区間内の気筒識別信号の検出数に基づいて気筒を判別するコントロールユニットと
    を備えたことを特徴とする内燃機関の気筒判別装置。
  2. 前記コントロールユニットは、今回の基準クランク位置が前記クランク角位置信号の検出数と前記欠け歯数の加算値に基づいて始動後に仮気筒識別区間を設定するために可能な角度が得られている場合は、前記仮気筒識別区間を設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の気筒判別装置。
  3. 前記内燃機関は、可変バルブタイミング機構を備えた3気筒であり、
    前記仮気筒識別区間は、120度であり、
    前記気筒識別区間は、圧縮上死点前75度付近から圧縮上死点後45度付近の略120度間である
    ことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の気筒判別装置。
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