JP3791817B2 - 油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路 - Google Patents

油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路に係わり、特に、エンジンにより駆動される油圧ポンプと油圧モータにより駆動輪を駆動して走行する油圧駆動式作業車両に作業機を装着した油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンによって走行用油圧ポンプ(以後、走行ポンプと呼ぶ)と走行以外の他の用途( 例えば作業機駆動) に使用される油圧ポンプ(以後、応援ポンプと呼ぶ)とを駆動し、その走行ポンプの吐出圧油で走行モータを回転して駆動輪を駆動するハイドロ・スタティック・トランスミッション回路(以後、HST回路という)により走行し、前記応援ポンプの吐出圧油で例えば作業機シリンダを伸縮して作業機を作動させるようにした油圧駆動式作業車両( 以後、単に作業車両と呼ぶ) が知られている。
【0003】
この作業車両の応援油圧回路としては、例えば特開平9−32045号公報に開示された油圧回路があり、同公報によると、走行用HST回路と作業機用油圧回路を備えた油圧駆動式作業車両において、走行ポンプ及び作業機用油圧ポンプからの吐出油を他方の回路に合流あるいは自身の回路に分流する合・分流弁を設け、走行用HST回路の圧力が第1の所定圧力より低く、かつ、エンジンの回転速度が所定値以上の時に、作業機用油圧回路から走行用HST回路に合流すると共に、走行用HST回路の圧力が第1の所定圧力より高い時に作業機用油圧回路からの合流を断つようにしている。
これにより、エンジンが高速回転し、かつ走行負荷が低負荷の時には、作業機用油圧ポンプの吐出圧油が走行用油圧モータに応援されるので、走行用油圧モータは走行ポンプの最大吐出量に見合う回転速度より高速で回転し、作業車両は高速走行ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開平9−32045号公報に開示された油圧駆動式作業車両の油圧回路においては、次のような問題がある。
1)走行用HST回路の圧力と、作業機用油圧ポンプから応援される吐出油の圧力とが同一となるため、低い定格圧力の方の回路を保護する手段を必要とする。このために、回路構成が複雑になったり、あるいは、応援可能な圧力範囲が制限されて効果的な応援ができなくなる。
2)また、従来から走行用HST回路にはクローズ型(すなわち、走行ポンプと走行モータで構成する回路が基本的に閉回路となっている)と、オープン型(すなわち、走行ポンプと走行モータが切換弁等を介して接続され、その構成回路が開回路となっている)とが適用されている。したがって、走行応援油圧回路を上記クローズ型の走行用HST回路に対しても適用できるようにすることが強く要望されて来ている。ところが、上記公報に開示された油圧回路はオープン型にしか適用できない構成である。
3)通常、高速走行を行うためには、大容量の走行ポンプ及び走行モータが必要となるが、この大容量の走行ポンプ及び走行モータは大型なので、走行用HST回路全体の小型化が困難である。また、高速走行に耐えるような大容量の油圧ポンプや油圧モータは入手性が良くなく、さらにこれらを製作するのは非常に困難であり、性能的にもコスト的にも実用性の問題が生じる。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、走行用HST回路の形式(閉回路又は開回路、あるいは、ポンプやモータの個数)の如何にかかわらず、かつ、小型で小容量の油圧ポンプや油圧モータを用いて、高速走行時の走行応援回路を簡単な回路で構成できる、汎用性の高い油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジン1の動力により駆動される走行ポンプ3,3Aと、この走行ポンプ3,3Aからの圧油により駆動される走行モータ5,5Aとを有する走行用HST回路2を備え、走行モータ5,5Aの出力トルクを減速機6を介して駆動輪8に伝達する油圧駆動式作業車両において、エンジン1の動力により駆動され、走行用ポンプと走行以外の他の用途に用いられる他のポンプとに兼用される応援ポンプ4と、前記応援ポンプ4からの圧油により駆動されて発生したトルクを前記減速機6に出力して走行モータ5,5Aの出力トルクに加算する応援モータ13と備えた油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路としている。
【0007】
請求項1に記載の発明によると、走行応援油圧回路、つまり応援ポンプ及び応援モータの回路が走行用HST回路に対して独立に構成されているので、本走行応援油圧回路は走行用HST回路の形式(油圧ポンプ及び油圧モータの個数や、回路形式等)如何にかかわらず適用可能となる。したがって、汎用性が高くなり、使用する機器の共通化が可能となる。また、走行応援油圧回路の定格圧力が走行用HST回路の圧力値の影響を受けないので、走行応援油圧回路の構成を簡単化できると共に、作業車両の高速域全体にわたってトルク応援ができるようになる。さらに、走行用HST回路及び本走行応援油圧回路に小型で小容量の油圧ポンプ及び油圧モータを使用できるので、装置全体の小型化及び機器の共通化が容易に図れるようになる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路において、前記走行用HST回路2は開回路又は閉回路で構成している。
請求項2に記載の発明によると、走行用HST回路が開回路又は閉回路で構成された全ての油圧駆動式作業車両に本走行応援油圧回路が適用されるので、汎用性の高い走行応援油圧回路が構成できる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路において、惰性走行時あるいはブレーキ作動時に、前記応援モータ13をエネルギ回生ポンプとして用いている。
一般に、車両が惰性走行している時やブレーキを作動させる時は、車両自体の有する走行時の運動エネルギをブレーキのために発熱させて消費している。この運動エネルギを消費せずに蓄積すると、他の装置の油圧源として利用できるので省エネとなる。
したがって、請求項3に記載の発明によると、車両が下り坂を惰性走行する時やブレーキを作動させる時に、応援モータが回生ポンプとして働く。この応援モータで回生時の吐出圧油をアキュムレータに蓄積することにより、蓄積エネルギを他の装置の油圧源として使用することができるので、省エネの作業車両を構成できる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路において、前記応援ポンプ4及び応援モータ13は固定容量型又は可変容量型である。 請求項4に記載の発明によると、応援ポンプ及び応援モータの形式に制約が無いので、汎用性の高い走行応援油圧回路を構成できる。よって、応援ポンプが可変容量型である場合は、応援モータを固定容量型にし、また応援ポンプが固定容量型である場合は、応援モータを可変容量型にすると、走行応援油圧回路の構成が簡単化され、制御が容易である。このように、応援ポンプの形式により応援モータを選ぶこともできる。さらに、応援モータの用途に応じて応援ポンプ及び応援モータの形式を選ぶこともできるので、機器の選定に制約がなくなる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路において、エンジン1が停止したときや、あるいはステアリングシリンダ24に圧油を供給するステアリングポンプ21が故障したとき等に、前記応援モータ13をステアリングポンプ21の代用として用いる構成としている。
エンジンやステアリンポンプが故障すると、ステアリングシリンダへの圧油供給が絶たれてステアリング操作が不可能になり、作業車両を牽引して移動させる際にも非常に操作性が良くない。
上記請求項5に記載の発明によると、作業車両を牽引し、あるいは押すことにより、応援モータは緊急時のステアリングポンプの代用として働く。したがって、エンジン停止時やステアリングポンプが故障した時でも、作業車両のステアリング操作が可能となり、緊急時の操向操作性が向上する。また、緊急時に使用できるステアリングポンプ(いわゆるエマージェンシィ・ステアリング・ポンプ)を特別に設ける必要がないので、回路構成が簡単になり、コスト的にも安価である。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路において、
前記駆動輪8の回転数を作業車両の車速Vaとして検出する車速検出器7aと、
前記応援モータ13の回路圧を検出する油圧検出器12aと、
エンジン1の回転数を検出する回転数検出器1aと、
前記車速Vaが所定の応援開始車速Vset 以上のとき、エンジン1の回転数Neに対する前記回路圧の目標回路圧Ptを求め、回路圧が目標回路圧Ptに等しくなるように、応援モータ13の応援容量qmを制御するコントローラ20とを備えた構成としている。
請求項6に記載の発明によると、応援ポンプと応援モータの作動条件として、応援を開始する応援開始車速、走行応援油圧回路の圧力、及びエンジン回転数等を予め設定しておけば、車両の走行状態に応じて自動的に走行応援油圧回路の作動を制御できる。これにより、オペレータが複雑な操作をすることなく、高速走行時に走行用HST回路のみで走行するよりもさらに高速での走行が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係わる油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路の実施形態について、図を参照して詳細に説明する。
先ず、第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係わる油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路の一例の回路図である。同図において、エンジン1は、可変容量型油圧ポンプからなる、走行用HST回路2の走行ポンプ3と、走行以外の他の用途に用いられる、固定容量型油圧ポンプからなる応援ポンプ4とを駆動している。応援ポンプ4は、ここでは作業機用ポンプと兼用されている。また、走行用HST回路2は本実施形態においてはクローズ回路で構成されており、すなわち前記走行ポンプ3と、可変容量型油圧モータからなる走行駆動用モータ5(以後、走行モータ5という)がクローズ回路で接続されている。以後、このクローズ型走行用HST回路2をC−HST回路と呼ぶ。走行モータ5の出力軸5aは減速機6の一方の入力ギア6bに接続されており、減速機6の出力ギア6aは駆動軸7を介して駆動輪8に連結されている。コントローラ20は所定アルゴリズムにより図示しない制御弁を介して走行ポンプ3及び走行モータ5の容量を適宜制御し、走行モータ5の回転数を変化させて駆動輪8を駆動し、所要の速度で作業車両を走行させている。エンジン1には回転数検出器1aが付設され、駆動軸7には車速検出器7aが設けられ、それらの検出信号はコントローラ20に入力されている。なお、回転数検出器1a及び車速検出器7aは、パルス発生器やエンコーダ等で構成することができる。
【0014】
また、応援ポンプ4の吐出路4aは応援選択バルブ10に接続されている。応援選択バルブ10は通常スプリング10aでA位置に保持され、このとき吐出路4aの吐出圧油を作業機管路11に供給する。応援選択バルブ10のソレノイド操作部10bはコントローラ20に接続されており、応援選択バルブ10はコントローラ20からの作動指令を受けてB位置に切り換わり、吐出路4aの吐出圧油を応援管路12に供給する。
【0015】
応援管路12は可変容量型の応援モータ13の入力ポート13aに接続され、応援モータ13の出力ポート13bはタンク14に接続されている。また、応援モータ13の出力軸13cは前記減速機6の他方の入力ギア6cに接続されている。応援管路12には油圧検出器12aが設けられ、その検出信号はコントローラ20に入力されている。さらに、可変容量型の応援モータ13には、例えば斜板角を変化させて容量を制御する傾転アクチュエータ13dが連結されており、傾転アクチュエータ13dはコントローラ20から作動指令を入力するようになっている。
【0016】
コントローラ20は、マイクロコンピュータ等を有するコンピュータ装置を主体に構成されている。そしてコントローラ20は、前記回転数検出器1a、車速検出器7a及び油圧検出器12aからの各検出信号を入力し、所定の演算(詳細は後述)を行い、応援選択バルブ10の操作部10b及び応援モータ13の傾転アクチュエータ13dにそれぞれ作動指令を出力する。
【0017】
図2は、走行用HST回路2(図1の点線内)をオープン回路(以後、O−HST回路と呼ぶ)で構成した他の例を示している。同図において、可変容量型の走行ポンプ3Aと可変容量型の走行モータ5Aが前後進切換弁9及びタンク14Aを介してオープン回路で接続されている。走行ポンプ3Aはエンジン1により駆動され、走行モータ5Aは前記減速機6の一方の入力ギア6bに接続されている。すなわち、本O−HST回路は図1のC−HST回路の代わりに適用される。したがって、本発明に係わる走行応援回路の応援ポンプ4及び応援モータ13の制御処理方法は図1のC−HST回路の場合と同じである。
なお、以下ではC−HST回路に適用した場合について説明する。
【0018】
次に、本走行応援油圧回路の作動について図3〜図8に基づいて説明する。
本発明は、前記走行用HST回路2(C−HST回路あるいはO−HST回路)のみを使用して走行している状態において、車速が所定値以上に達した時、応援ポンプ4、応援モータ13及び応援選択バルブ10をそれぞれ制御して走行応援を行い、高速走行を可能にするものである。
【0019】
図3はコントローラ20の制御処理のフローチャート例であり、同図に従って作動を説明する。ここで、車速Vaは車速検出器7aにより検出された実車速を、応援開始車速Vset は予め設定された、応援を開始する車速を、エンジン回転数Neは回転数検出器1aにより検出されたエンジン回転数を表す。また、目標回路圧Ptは応援回路制御時の所定の目標回路圧を、実回路圧Paは油圧検出器12aにより検出された応援回路圧を、応援容量qmは応援モータ13の容量を表す。なお、各処理番号はSを付して表す。
【0020】
S1で、コントローラ20は車速Vaが応援開始車速Vset より大きいか判断し、車速Vaが応援開始車速Vset 以下の場合は、S2で応援選択バルブ10のオフ状態、つまりA位置を保持するように、ソレノイド操作部10bにオフ指令を出力する。これにより、応援ポンプ4の吐出圧油は作業機管路11を経由して作業機シリンダ等に供給され、作業機の駆動が可能となる。また、S1で車速Vaが応援開始車速Vset より大きい場合は、S3で応援選択バルブ10にオン指令を出力する。これにより、応援ポンプ4の吐出圧油は応援管路12を経由して応援モータ13に供給される。このとき、作業機シリンダ駆動用の切換弁(図示せず)等で消耗していたエネルギを消耗しなくなり、エネルギ効率が向上する。なお、応援開始車速Vset は、通常作業機等が使用されないと判定できる車速域の下限値で表される。
【0021】
つぎに、S4でエンジン回転数Neに対する目標回路圧Ptを、予めコントローラ20の所定メモリエリアに記憶されている目標回路圧テーブルから読み取る。この目標回路圧テーブルは応援モータ13の許容出力馬力を決定するために設定されており、例えば図4に示すように、エンジン回転数Neに対する目標回路圧Ptを所定関数のデータとして記憶している。
【0022】
つぎに、S5で実回路圧Paと目標回路圧Ptとの比較を行う。この比較の結果、実回路圧Paが目標回路圧Ptより大きい場合は、S6において応援モータ13の傾転量を増加させる信号を傾転アクチュエータ13dに出力して実回路圧Paを低減し、S5に戻る。また、実回路圧Paが目標回路圧Ptより小さい場合は、S8において応援モータ13の傾転量を減少させる信号を出力して実回路圧Paを増加し、S5に戻る。このように、S5、S6及びS8においては、実回路圧Paが目標回路圧Ptに等しくなるまで上記処理を繰り返す。そして、実回路圧Paが目標回路圧Ptに等しい場合は、S7において応援モータ13の現在の傾転量を保持する信号を出力して実回路圧Paを保持し、この後S1に戻って以上の処理を繰り返す。
【0023】
S5〜S8の処理により、応援モータ13の応援容量qm(cc/rev)が決定され、これに対応する応援モータ13の出力トルクが走行用HST回路2の出力トルクに減速機6を介して応援され、この合成されたトルクが駆動輪8に伝達され、走行負荷とマッチングして作業車両が所定の車速Vaで走行する。
【0024】
図5,6は、それぞれ、このときの車速Vaに対する応援ポンプ4の容量qp(cc/rev)、及び応援モータ13の応援容量qmの制御カーブ例を示している。
【0025】
さて、ここで、前記目標回路圧テーブルの作成方法について説明する。
図7は、エンジン1におけるエンジン回転数Neに対する各トルクTの大きさを示している。同図に示すように、エンジントルクTeは走行用HST回路2によるHSTトルクT1と、応援回路による応援トルクT2とに分配されるが、走行のみ行っている時は、応援トルクT2は使用されずに余裕トルクとして残っている。本走行応援油圧回路は、この余裕トルクを応援回路(すなわち応援管路12と応援モータ13の回路)に利用するものである。走行用HST回路2のみにより走行している時は、エンジン1は点A1におけるトルクで負荷とマッチングし、本応援回路の作動時は点B1におけるトルクで負荷とマッチングする。このときの応援トルクT2に基づいて、応援ポンプ4の容量qpを考慮して、例えば図4に示したようなエンジン回転数Neに対する目標回路圧Ptを設定し、テーブルデータを作成している。
なお、本実施形態では、テーブルにより目標回路圧Ptを求めているが、本発明はこれに限定されず、エンジン回転数Neに対する目標回路圧Ptを表す所定の関数式に基づいて求めるようにしてもよい。
【0026】
図8は、応援回路による走行性能、すなわち車速Vaに対する駆動力Fを表している。同図において、曲線C1は応援なし(つまり、走行用HST回路2のみによる走行)の場合を示し、曲線C2は応援した(つまり応援回路を作動した)場合を示している。すなわち、曲線C1に従って走行していて、車速Vaが応援開始車速Vset 以上になると、本応援回路が上述のように作動し、走行性能が曲線C2に移行し、曲線C2に従って走行できる。このとき、図7における点A1,B1はそれぞれ図8のマッチング点A2,B2に対応しており、エンジン1の出力トルクを略全て走行に利用できるようになる。したがって、駆動力Fに余裕が生じて点A2に対応する車速Vaよりもさらに高速での走行が可能となる。
【0027】
このような第1実施形態によれば、走行応援を行う油圧回路が走行用HST回路2に対して独立に形成されており、減速機6を介してトルクを応援している。したがって、この走行応援油圧回路は、走行用HST回路2がO−HST回路又はC−HST回路の場合にも適用可能となり、汎用性が高い。そして、応援ポンプ4が固定容量型、応援モータ13が可変容量型であるので、回路の構成が簡単化され、また可変容量となっている一方のみの制御を行うだけでよいので制御処理が容易となる。また、一般に、作業車両の作業機用ポンプは固定容量型であるので、殆どの作業車両に適用することができ、汎用性が高い。
【0028】
また、大型で大容量の走行ポンプ3や走行モータ5を使用しなくても、小型で小容量の走行ポンプ3、走行モータ5、応援ポンプ4及び応援モータ13を組み合わせて使用することにより、高速域での充分な駆動力及び回転数を得ることができ、容易に高速走行させることができる。この結果、装置全体の小型化及び機器の共通化が図れる。
【0029】
また、この走行応援油圧回路の作動はコントローラ20により自動制御されており、予め設定された所定の車速Va(応援開始車速Vset )を越えて高速になったとき、例えば作業機用ポンプ等のように使用されない油圧ポンプを応援ポンプ4として使用して応援モータ13を駆動する。そして、走行応援油圧回路の圧力及びエンジン回転数等に基づいて、応援モータ13のトルクや回転数を制御しているので、オペレータが複雑な操作をする必要がなく運転が容易となり、また、走行用HST回路2のみで走行するよりもさらに高速で走行が可能となる。
【0030】
なお、上記実施形態では、応援ポンプ4を固定容量型で、応援モータ13を可変容量型で構成した例を示したが、本発明はこの組み合わせに限定されず、応援ポンプ4及び応援モータ13は固定容量型及び可変容量型のいずれでも良い。この場合に、応援ポンプ4又は応援モータ13のいずれか一方が可変容量型であれば、応援モータの回転数を制御でき、また制御処理が容易となる。応援モータ13が固定容量型の場合には、応援選択バルブ10がオフで応援回路が作動してない時、応援モータ13が走行モータ5の回転トルクにより回転するので、回転時に応援モータ13が無負荷になるように、応援管路12に例えばタンク14へのバイパス回路を設けるようにする。なお、応援モータ13が可変容量型の場合には、容量を0にすればよい。
【0031】
また、走行用HST回路2が複数の走行ポンプ3及び複数の走行モータ5によって構成されている場合でも、本発明に係わる応援モータ13を減速機を介して走行モータ5に連結することにより、本走行応援油圧回路を容易に適用することができ、汎用性が高い。
【0032】
次に、第2実施形態について図9により説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態において、応援モータ13を、緊急時にステアリングポンプの代用として使用するエマージェンシィ・ステアリング・ポンプ(以後、エマステポンプと呼ぶ)と兼用する例を示している。図9は本実施形態に係わる走行応援油圧回路の一例の回路図であり、第1実施形態と同一部品には同一符号を付して、以下での説明を省略する。
【0033】
同図において、エンジン1により固定容量型のステアリングポンプ21と固定容量型の応援ポンプ4(この場合は作業機用ポンプと兼用)と可変容量型の走行ポンプ3とが駆動されている。
ステアリングポンプ21の吐出路21aはチェック弁22を介して、切換弁からなるステアリングバルブ23に接続されている。ステアリングバルブ23は、図示しない操向操作手段(ハンドル等)の操作量に略比例した流量の圧油を出力するように構成された切換弁であり、この出力された圧油は操向駆動用のステアリングシリンダ24のヘッド室24a又はボトム室24bに供給される。
【0034】
応援ポンプ4の吐出路4aはプライオリティバルブ25の入力ポートに接続されている。プライオリティバルブ25は通常スプリング25aによりC位置に保持され、吐出路4aは管路4cを介して応援選択バルブ10に接続される。プライオリティバルブ25の操作部25bはコントローラ20に接続されており、コントローラ20から作動指令が入力されると、プライオリティバルブ25はD位置に切り換わり、吐出路4aは管路4b及び吐出路21aを介してステアリングバルブ23に接続される。
【0035】
応援選択バルブ10は通常スプリング10aによりA位置に保持され、管路4cは作業機管路11に接続されている。また、応援選択バルブ10の操作部10bはコントローラ20に接続されており、コントローラ20から作動指令が出力されると、応援選択バルブ10はB位置に切り換わり、管路4cは応援管路12に連通される。応援管路12は、緊急時のステアリング駆動用の切換弁からなるエマステバルブ30に接続されている。
【0036】
エマステバルブ30は通常スプリング30aによりE位置に保持されており、これにより応援管路12は管路31を介して応援モータ13の入力ポート13aに接続され、応援モータ13の出力ポート13bは管路32及びエマステバルブ30のE位置を介してタンク14に接続される。また、エマステバルブ30の操作部30bはコントローラ20に接続されている。コントローラ20からの作動指令が入力されると、エマステバルブ30はF位置に切り換わり、応援管路12は遮断され、応援モータ13の入力ポート13aは管路31を介してタンク14に接続され、さらに応援モータ13の出力ポート13bは管路32、エマステバルブ30及びエマステ管路33を介して、チェック弁22とステアリングバルブ23との間に接続される。
【0037】
次に、作動について図9を参照して説明する。
一般に、エンジン1の回転数が低い時にはステアリングポンプ21の吐出量が少ないので、ステアリングシリンダ24への流量が不足してステアリング操作性が劣る場合が発生する。このような時には、コントローラ20からプライオリティバルブ25の操作部25bに作動指令を出力して、プライオリティバルブ25をD位置に切り換え、吐出路4aを吐出路21aに接続することにより、応援ポンプ4の吐出量がステアリングポンプ21の吐出量に加算される。したがって、ステアリングシリンダ24には操向駆動に充分な流量の圧油が供給され、低速域でのステアリング操作性が向上する。
【0038】
エンジン1の回転数が所定値以上に達したら、プライオリティバルブ25の操作部25bにオフ指令を出力してプライオリティバルブ25をC位置に戻す。このとき、車速Vaが所定の応援開始車速Vset 以下の場合には、応援選択バルブ10の操作部10bにオフ指令が入力されていて応援選択バルブ10はA位置に保持されており、応援ポンプ4の吐出圧油は管路4c及び作業機管路11を経由して作業機駆動用バルブ(図示せず)に供給される。そして、車速Vaが応援開始車速Vset を越えた場合には、コントローラ20から操作部10bに作動指令が入力されて応援選択バルブ10はB位置に切り換わり、応援ポンプ4の吐出圧油は管路4c及び応援管路12を経由してエマステバルブ30に供給される。
【0039】
エンジン1やステアリンポンプブ21が故障してないときには、コントローラ20からエマステバルブ30の操作部30bにオフ指令が出力されており、上記応援ポンプ4からの吐出圧油は管路31を経由して応援モータ13に流入し、応援モータ13が回転する。これにより、前実施形態と同様に、応援モータ13の出力トルクが減速機6を介して走行モータ5の出力トルクに加算され、走行モータ5のみによる走行よりもさらに高速での走行が可能となる。
【0040】
エンジン1やステアリンポンプブ21が故障した時には、コントローラ20からエマステバルブ30の操作部30bに作動指令を出力し、エマステバルブ30をF位置に切り換える。これにより、応援管路12は遮断されて、応援モータ13の入力ポート13aは管路31を介してタンク14に接続され、応援モータ13の出力ポート13bは管路32、エマステ管路33を介してチェック弁22の下流でステアリングバルブ23に接続される。
このような状態で作業車両を牽引し、あるいは押すと、駆動輪8の回転により駆動軸7が駆動され、減速機6を介して応援モータ13が駆動される。すると、応援モータ13はポンプとして働き、タンク14、エマステバルブ30及び管路31を介して入力ポート13aからタンク油を吸い込み、出力ポート13bから圧油を吐出する。この吐出圧油が管路32、エマステバルブ30及びエマステ管路33を介してステアリングバルブ23に供給される。したがって、緊急時でもステアリング操作が可能となる。なお、上記吐出圧油はチェック弁22によってステアリングポンプ21への流入を遮断される。
【0041】
このように、第2実施形態によれば、車速Vaが応援開始車速Vset を越えたときに、応援ポンプ4からの吐出圧油を応援モータ13に供給し、応援モータ13の出力トルクで走行モータ5を応援するので、より高速で走行できるようになる。また、このとき、エンジン1やステアリングポンプ21が故障しても、応援モータ13をポンプとして作動させて、このポンプ(応援モータ13)の吐出油をエマステバルブ30の切換えによってステアリングバルブ23に供給でき、したがってステアリングシリンダ24を駆動できるので、緊急時の操向操作が容易となる。
【0042】
次に、第3実施形態について図10に基づいて説明する。
本実施形態は、第2実施形態において応援モータ13をエネルギ回生用ポンプとして使用した例を示している。図10は本実施形態に係わる走行応援油圧回路の一例の回路図であり、第2実施形態と同一部品には同一符号を付し、以下での説明を省略する。また、異なる油圧回路を主に説明をする。
エマステバルブ30は通常スプリング30aによりE位置に保持され、これにより応援管路12は管路31を介して応援モータ13の入力ポート13aに接続され、応援モータ13の出力ポート13bは管路32及びエマステバルブ30のE位置を介してタンク14に接続される。また、コントローラ20からの作動指令が操作部30bに入力されると、エマステバルブ30はF位置に切り換わり、応援管路12は遮断され、応援モータ13の出力ポート13bは管路32、エマステバルブ30及び管路34を介してアキュムレータバルブ40に接続される。
【0043】
アキュムレータバルブ40は通常スプリング40aによりG位置に保持されており、このとき管路34はエマステ管路33を経由してチェック弁22とステアリングバルブ23との間に連通される。また、その操作部40bにコントローラ20から作動指令が入力されると、アキュムレータバルブ40はH位置となり、管路34はチェック弁41を介してアキュムレータ管路42に連通される。アキュムレータ管路42には、アキュムレータ43、リリーフ弁44、及び、回生エネルギを供給する対象のアクチュエータ(図示せず)への管路45が接続されている。
【0044】
次に、本実施形態の作動について説明する。
作業車両が坂道を惰性走行している時や、ブレーキを作動させて走行減速している時に、先ずエマステバルブ30の操作部30bに作動指令が入力されると、エマステバルブ30はF位置に切り換わる。これにより、応援管路12は遮断されて、応援モータ13の入力ポート13aは管路31を介してタンク14に接続され、応援モータ13の出力ポート13bは管路32、管路34を介してアキュムレータバルブ40に接続される。
【0045】
この状態で、アキュムレータバルブ40の操作部40bに作動指令が入力されると、アキュムレータバルブ40はH位置に切り換わり、管路34はチェック弁41を介してアキュムレータ管路42に接続される。すると、応援モータ13は回生ポンプとして働き、タンク14、エマステバルブ30及び管路31を介して入力ポート13aからタンク油を吸い込み、出力ポート13bから圧油を吐出する。この吐出圧油が、管路32、管路34、アキュムレータバルブ40及びアキュムレータ管路42を介してアキュムレータ43に供給され、エネルギがアキュムレータ43に蓄積される。同時に、管路45に接続される図示しないアクチュエータを作動させることも可能となる。なお、アキュムレータ管路42内の圧力が所定圧以上になったら、リリーフ弁44によりリリーフさせるので、蓄積される圧油の圧力が所定値に保持される。
また、アキュムレータバルブ40の操作部40bに作動指令が入力されないときは、アキュムレータバルブ40はG位置に切り換わり、管路34はエマステ管路33を介してステアリングバルブ23に接続される。
【0046】
このような第3実施形態によれば、所定の車速Va以上のときに、応援ポンプ4により回転する応援モータ13の出力トルクを走行モータ5に応援するので、作業車両が高速で走行できる。さらに、坂道を惰性走行している時やブレーキを作動させている時に作業車両の運動エネルギを油圧エネルギとして回生して蓄積するので、この蓄積エネルギを他の装置の油圧源として利用でき、よって省エネの作業車両を構成できる。また、前実施形態と同様にステアリングポンプ21等が故障したような時には、応援モータ13をステアリング用ポンプとして作動させることができるので、緊急時のステアリング操作が容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わる走行応援油圧回路の一例の回路図である。
【図2】本発明に係わる走行応援油圧回路の走行用HST回路としてオープン回路を適用した例を示す。
【図3】本発明に係わる走行応援油圧回路の制御処理のフローチャート例である。
【図4】本発明に係わる走行応援油圧回路の制御処理のエンジン回転数Neに対する目標回路圧Ptの関係例を示す。
【図5】同、車速Vaに対する応援ポンプの容量qpの関係を示す。
【図6】同、車速Vaに対する応援モータの応援容量qmの関係を示す。
【図7】同、エンジン回転数Neに対するエンジントルクTe、HSTトルクT1及び応援トルクT2の関係を示す。
【図8】本発明に係わる走行応援油圧回路による走行性能を表す。
【図9】第2実施形態に係わる走行応援油圧回路の一例の回路図である。
【図10】第3実施形態に係わる走行応援油圧回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
1…エンジン、1a…回転数検出器、2…走行用HST回路、3,3A…走行ポンプ、4…応援ポンプ、5,5A…走行モータ、6…減速機、7…駆動軸、7a…車速検出器、8…駆動輪、9…前後進切換弁、10…応援選択バルブ、11…作業機管路、12…応援管路、12a…油圧検出器、13…応援モータ、14,14A…タンク、20…コントローラ、21…ステアリングポンプ、22…チェック弁、23…ステアリングバルブ、24…ステアリングシリンダ、25…プライオリティバルブ、30…エマステバルブ、33…エマステ管路、40…アキュムレータバルブ、41…チェック弁、42…アキュムレータ管路、43…アキュムレータ、44…リリーフ弁、45…管路。

Claims (6)

  1. エンジン(1) の動力により駆動される走行ポンプ(3,3A)と、この走行ポンプ(3,3A)からの圧油により駆動される走行モータ(5,5A)とを有する走行用HST回路(2)
    を備え、走行モータ(5,5A)の出力トルクを減速機(6) を介して駆動輪(8) に伝達する油圧駆動式作業車両において、
    エンジン(1) の動力により駆動され、走行用ポンプと走行以外の他の用途に用いられる他のポンプとに兼用される応援ポンプ(4)
    と、
    前記応援ポンプ(4) からの圧油により駆動されて発生したトルクを前記減速機(6)
    に出力して走行モータ(5,5A)の出力トルクに加算する応援モータ(13)とを備えたことを特徴とする油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路。
  2. 前記走行用HST回路(2) は開回路又は閉回路である
    ことを特徴とする請求項1記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路。
  3. 惰性走行時あるいはブレーキ作動時に、前記応援モータ(13)をエネルギ回生ポンプとして用いる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路。
  4. 前記応援ポンプ(4) 及び応援モータ(13)は固定容量型又は可変容量型である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路。
  5. エンジン(1) が停止したときや、あるいはステアリングシリンダ(24)に圧油を供給するステアリングポンプ(21)が故障したとき等に、前記応援モータ(13)をステアリングポンプ(21)の代用として用いる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路。
  6. 前記駆動輪(8) の回転数を作業車両の車速(Va)として検出する車速検出器(7a)と、
    前記応援モータ(13)の回路圧を検出する油圧検出器(12a)
    と、
    エンジン(1) の回転数を検出する回転数検出器(1a)と、
    前記車速(Va)が所定の応援開始車速(Vset)以上のとき、エンジン(1) の回転数(Ne)に対する前記回路圧の目標回路圧(Pt)を求め、回路圧が目標回路圧(Pt)に等しくなるように、応援モータ(13)の応援容量(qm)を制御するコントローラ(20)とを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の油圧駆動式作業車両の走行応援油圧回路。
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