JP3791816B2 - ロータリカッタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レシートプリンタやファクシミリプリンタ等に用いられ、部分切断機能を備えるロータリカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、レシート用紙等の長尺紙を用いるレシートプリンタ、ファクシミリ装置等では、印字後の用紙を適当な長さに切断するための用紙切断装置を印字部から見て用紙搬送方向下流側に備えたものが多い。このような用紙切断装置の一例としては、用紙全幅に渡る長さを有する直線板状の可動刃を固定刃に対して回動させて鋏のように噛み合わせることにより、互いの刃部の間に位置する切断対象物(例えば、レシート用紙等)を切断するようにしたロータリカッタ装置がある。このロータリカッタ装置は、簡単な構造でありながら切断対象物の確実な切断を実現している。
【0003】
ところで、例えばこのようなロータリカッタ装置のレシートプリンタへの適用を考えた場合、長尺紙であるレシート用紙をフルカット(全切断)せずに、手で切断容易な程度の長さ分の切り残しを持たせるパーシャルカット(部分切断)が要求される場合がある。例えば、同一内容の印字を2部連続して行い、その境目を部分切断することで半券の機能を備え、飲食店での食券として利用する場合等である。
【0004】
ここで、従来の部分切断機能を備えたロータリカッタ装置の一例を図5ないし図8に基づいて説明する。ここで、図5は従来のロータリカッタ装置100を概略的に示す外観斜視図である。図5に示すように、ロータリカッタ装置100の略コの字形状のフレーム101の対向する二つの側板102には、刃部103aを有する板状の固定刃103と刃部104aを有する板状の可動刃104とが、それぞれ支軸105,106によりそれぞれ短手方向中心からずれた位置において回動自在に取り付けられている。また、可動刃104にはその支軸106と平行に駆動軸107が設けられていて、この駆動軸107が一方の側板102に形成された縦長の長穴102aを貫通して駆動力伝達機構(図示せず)に連設されている。この駆動軸107が駆動力伝達機構により長穴102aの範囲で揺動されることにより、可動刃104は支軸106を中心に回動する。そして、可動刃104の回動に伴い固定刃103は一方向に押されて回動するが、この際、固定刃103の支軸105に取り付けられて固定刃103とフレーム101とを連結するコイルスプリング(図示せず)の復帰力により、固定刃103はその回動方向とは逆方向に反力を持つことになる。また、固定刃103の支軸105と可動刃104の支軸106とは平行位置からは僅かに傾斜して位置決めされているので、固定刃103と可動刃104との間にはV字形状の切断対象物搬送経路Aが形成される。すなわち、可動刃104の回動と固定刃103の反力とによりV字形状の切断対象物搬送経路Aが徐々に移動して小さくなることにより、それぞれの刃部103a,104aが鋏のように噛み合うことになる。
【0005】
さらに、可動刃104の上面には、レシート用紙の切り残し分と略同一の幅108aを有して支軸106側から刃部104a側に向けて徐々に深くなる段差108が形成されている。つまり、この段差108部分には、刃部104aは存在しないので、段差108の位置においては、可動刃104の回動に伴って互いの刃部103a,104aが鋏のように噛み合うことはない。
【0006】
次に、このような構成のロータリカッタ装置100による部分切断について説明する。ここで、図6は従来のロータリカッタ装置100での部分切断の状態を部分的に示す斜視図である。図6に示すように、切断対象物であるレシート用紙Pが、固定刃103と可動刃104とのそれぞれの刃部103a,104aの間の切断対象物搬送経路Aを通過した場合、レシート用紙Pの所定の位置において駆動軸107が駆動力伝達機構により揺動されることにより、段差108の幅108a分の切り残し部分Xを有する切断(部分切断)が実行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述したようなロータリカッタ装置100では、固定刃103と可動刃104とによるレシート用紙Pの切断の際の可動刃104の段差108近傍において、そのレシート用紙Pにねじれが生じる場合がある。
【0008】
ここで、図7は従来のロータリカッタ装置100での部分切断の状態を示す説明図である。図7に示すように、ロータリカッタ装置100でレシート用紙Pを部分切断した場合、レシート用紙Pの切断された側と切り残し側とにおいてレシート用紙Pにおいて角度θのねじれが生じる。このねじれは、段差108の段差の深さによりレシート用紙Pの切断された側と切り残し側との高さが変わることに起因している。このように切断されたレシート用紙Pの切断された側と切り残し側との高さが変わることによりねじれが生じた場合、図8に示すように、切り残し部分Xの先端部分においてちぎれた状態となる破損部Bが発生することになる。このような破損部Bがレシート用紙Pに発生すると手でのレシート用紙Pの切断が上手くいかなくなり、最悪の場合にはレシート用紙Pが使い物にならなくなる場合もある。
【0009】
本発明の目的は、部分切断の際に切断対象物の破損を防止することができるロータリカッタ装置を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、切断対象物経路を介して対向配置された固定刃と可動刃とを有し、前記可動刃の回動に伴う互いの刃部の噛み合い位置の移動によって切断対象物を切断し、前記可動刃の一面に形成される段差により前記切断対象物に切り残しを形成する部分切断機能を備えるロータリカッタ装置において、部分切断後の前記切断対象物の切り残し側を支持する支持部材を前記切断対象物経路に面する前記可動刃の一面から前記段差に延出させて設ける。
【0011】
したがって、部分切断後の切断対象物の切り残し側が、切断対象物経路に面する可動刃の一面から段差に延出して設けられた支持部材によって支持されることにより、切断対象物の切断側と切り残し側との高さの違いによるねじれが発生しなくなる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のロータリカッタ装置において、前記支持部材の前記切断対象物搬送経路側の面が、曲面形状である。
【0013】
したがって、支持部材の切断対象物搬送経路側の面が曲面形状であることにより、切断対象物が支持部材に垂直に当接することがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態のロータリカッタ装置は、部分切断機能を備えたロータリカッタ装置に適用されている。ここで、図1(a)はロータリカッタ装置1を概略的に示す外観斜視図、(b)はその一部を拡大して示す斜視図である。図1に示すように、ロータリカッタ装置1の略コの字形状のフレーム2の対向する二つの側板3には、刃部4aを有する板状の固定刃4と刃部5aを有する板状の可動刃5とが、それぞれ支軸6,7によりそれぞれ短手方向中心からずれた位置において回動自在に取り付けられている。また、可動刃5にはその支軸7と平行に駆動軸8が設けられていて、この駆動軸8が一方の側板3に形成された縦長の長穴3aを貫通して駆動力伝達機構(図示せず)に連設されている。この駆動軸8が駆動力伝達機構により長穴3aの範囲で揺動されることにより、可動刃5は支軸7を中心に回動する。そして、可動刃5の回動に伴い固定刃4は一方向に押されて回動するが、この際、固定刃4の支軸6に取り付けられて固定刃4とフレーム2とを連結するコイルスプリング(図示せず)の復帰力により、固定刃4はその回動方向とは逆方向に反力を持つことになる。また、固定刃4の支軸6と可動刃5の支軸7とは平行位置からは僅かに傾斜して位置決めされているので、固定刃4と可動刃5との間にはV字形状の切断対象物搬送経路Aが形成される。すなわち、可動刃4の回動と固定刃5の反力とによりV字形状の切断対象物搬送経路Aが徐々に移動して小さくなることにより、それぞれの刃部4a,5aが鋏のように噛み合うことになる。
【0015】
さらに、可動刃5の上面には、レシート用紙の切り残し分と略同一の幅9aを有して支軸7側から刃部5a側に向けて徐々に深くなる段差9が形成されている。つまり、この段差9部分には、刃部5aは存在しないので、段差9の位置においては、可動刃5の回動に伴ってそれぞれの刃部4a,5aが鋏のように噛み合うことはない。
【0016】
加えて、合成樹脂を形成材料として切断対象物搬送経路A側の面10aの形状を曲面とした楔形状の用紙支持部材10が、可動刃5の刃部5a側の上面から段差9の上面を部分的に含む位置に延出して接着固定されている。
【0017】
次に、このような構成のロータリカッタ装置1による部分切断について説明する。ここで、図2はロータリカッタ装置1での部分切断の状態を部分的に示す斜視図、図3はその説明図である。図2に示すように、切断対象物であるレシート用紙Pが、固定刃4と可動刃5とのそれぞれの刃部4a,5aの間の切断対象物搬送経路Aを通過した場合、レシート用紙Pの所定の位置において駆動軸8(図1参照)が駆動力伝達機構により揺動されることにより、段差9の幅9a分の切り残し部分Xを有する切断(部分切断)が実行される。そして、図3に示すように、ロータリカッタ装置1でレシート用紙Pを部分切断した場合には、用紙支持部材10の切断対象物搬送経路A側の面10aが曲面形状であることによりレシート用紙Pが用紙支持部材10に垂直に当接することなく面10aに沿って確実に搬送され、そのレシート用紙Pの切り残し側は、用紙支持部材10によってレシート用紙Pの切断された側と略同一の高さに支持される。したがって、レシート用紙Pの切断された側と切り残し側との高さの違いによるねじれの角度θは、用紙支持部材10を設けない場合に比べて、非常に小さくなる。このように切断されたレシート用紙Pの切断された側と切り残し側とのねじれの角度θが小さくなることにより、図4に示すように、レシート用紙Pの切り残し部分Xの先端部分を破損することのない部分切断が可能になる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、部分切断後の切断対象物の切り残し側を切断対象物経路に面する可動刃の一面から段差に延出して設けられた支持部材によって支持することにより、切断対象物の切断側と切り残し側との高さの違いによるねじれの発生を防止するので、部分切断の際に切断対象物の破損を防止することができる。
【0019】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のロータリカッタ装置において、支持部材の切断対象物搬送経路側の面を曲面形状にすることにより、切断対象物を支持部材に垂直に当接させることを防止するので、切断対象物を確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のロータリカッタ装置を示し、(a)はロータリカッタ装置を概略的に示す外観斜視図、(b)はその一部を拡大して示す斜視図である。
【図2】ロータリカッタ装置での部分切断の状態を部分的に示す斜視図である。
【図3】その説明図である。
【図4】部分切断されたレシート用紙を示す平面図である。
【図5】従来のロータリカッタ装置を概略的に示す外観斜視図である。
【図6】従来のロータリカッタ装置での部分切断の状態を部分的に示す斜視図である。
【図7】従来のロータリカッタ装置での部分切断の状態を示す説明図である。
【図8】従来の部分切断されたレシート用紙の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
4 固定刃
4a,5a 刃部
5 可動刃
9 段差
10 支持部材
10a 支持部材の切断対象物搬送経路側の面
A 切断対象物搬送経路
P 切断対象物
X 切り残し

Claims (2)

  1. 切断対象物経路を介して対向配置された固定刃と可動刃とを有し、前記可動刃の回動に伴う互いの刃部の噛み合い位置の移動によって切断対象物を切断し、前記可動刃の一面に形成される段差により前記切断対象物に切り残しを形成する部分切断機能を備えるロータリカッタ装置において、
    部分切断後の前記切断対象物の切り残し側を支持する支持部材を前記切断対象物経路に面する前記可動刃の一面から前記段差に延出させて設けることを特徴とするロータリカッタ装置。
  2. 前記支持部材の前記切断対象物搬送経路側の面が、曲面形状であることを特徴とする請求項1記載のロータリカッタ装置。
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