JP3789556B2 - 電子時計およびクロックタイミング調整方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、GPS衛星などの測位用衛星から送信される電波を受信して現在の日付や時刻を求める電子時計およびクロックタイミング調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GPSなどの測位システムにおいては、各測位用衛星から受信点までの距離を観測するための情報や各測位用衛星の位置を算出するための情報が送信されていて、受信機は3次元測位に要する数の測位用衛星からの測位用信号を用いて、各測位用衛星の位置と各測位用衛星から受信点までの距離とを求め、これらの各測位用衛星の位置と各測位用衛星から受信点までの距離とから受信点の位置(緯度,経度,高さ)を求めている。
【0003】
このような測位システムでは、システムの中での時系を統一するための時系(GPSシステムではGPS時)を設定していて、その時系における時刻を求めるための情報が衛星から送信されている信号に含まれている。従って、このような信号を受信する受信機は、測位の目的以外に時計としての機能も有する。GPSシステムでは、衛星上の時計は原子時計であり、その1秒の長さは協定世界時(以下「UTC」という。)と同じ原子時の1秒に略一致している。従って上記測位用衛星からの信号を受信することによって極めて高精度な電子時計を構成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、設置場所(緯度,経度)が未知の場合には、少なくとも3衛星を捕捉しなければ正確な時刻を出力することができなかった。また、1衛星で正確な時刻を出力しようとすれば設置場所の概略でも場所を入力してやる必要があった。
【0005】
この発明はメンテナンスフリーで正確な電子時計を提供するとともに、このような正確な電子時計を実現するためのクロックタイミング調整方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の請求項1の発明は、地球の周回軌道を航行する測位衛星が発信する正時タイミング信号を含む測位信号を受信する受信手段と、
前記測位信号の伝搬時間による遅延を補正する補正値データを、前記測位衛星に依らず自己の位置を参照せずに、地球上の1または複数のサンプリング地点と前記地球の周回軌道との平均的な距離の電波伝搬時間に基づいて算出し、または、前記測位衛星に依らず自己の位置を参照せずに地球上の1または複数のサンプリング地点と前記地球の周回軌道との平均的な距離の電波伝搬時間に基づいて算出して記憶する補正値発生手段と、
前記受信手段が正時タイミング信号を最低1つの測位衛星から受信すると、この受信したタイミングを前記補正値データで補正した補正正時タイミングに時刻情報を出力する時刻情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この出願の請求項2の発明は、前記時刻情報出力手段を、前記補正正時タイミングに正時パルスを出力し、これとともに時刻データを出力する手段とすることを特徴とする。
【0011】
この出願の請求項3の発明は、地球の周回軌道を航行する測位衛星が発信する正時タイミング信号を受信し、
該正時タイミング信号を受信したタイミングを自己の位置を参照せずに、地球上の1または複数のサンプリング地点と前記地球の周回軌道との平均的な距離の電波伝搬時間に基づいて算出した補正値データで補正し、
この補正された正時タイミングに正時信号を出力することを特徴とする。
【0013】
以上の発明において、測位衛星としてGPS衛星を適用することができる。GPS衛星を適用した場合、正時タイミング信号としては航法メッセージのサブフレーム開始タイミングの信号を正時タイミング信号として用いればよい。
【0014】
請求項1の発明では、補正値データは自己の位置を参照せずに即ち測位演算をせずに算出・記憶されているものであるため、このGPS時計を地球上の何処に設置しても適正な範囲の補正をすることができ、また、内部的にこの補正値データを算出する場合であっても測位演算のような複雑な計算をする必要がないため、簡略な構成で補正が可能である。
【0015】
測位衛星と該GPS時計との距離は、衛星が周回軌道のどの位置にあるかによって異なるが、その距離の変動は極めて大きいものではない。
【0016】
そこで、測位衛星(周回軌道)とGPS受信機が設置される点として選択した地球上のサンプリング地点との平均的な距離を求めてその距離の伝搬遅延を補正するようにする。これにより、1つの補正値データで全ての地点における全ての時刻の補正が可能になり、簡略であるとともに、実用上十分に高精度な時刻情報を得ることができる。ここで、サンプリング地点と衛星との平均的な距離の求め方としては、周回軌道とサンプリング地点との距離を時間積分して平均を求めてもよく、単純に最大距離と最小距離の平均値を求めてもよい。また、この平均値を求める範囲は周回軌道の全範囲であってもサンプリング地点の視野内の範囲であってもよい。さらに、GPS衛星のように複数の衛星が異なる軌道を周回している場合には全ての軌道を総合した平均的な距離を求めればよい。
【0017】
請求項2の発明では、時刻情報として正時タイミングに正時パルスを出力するとともに、この正時パルスが指示する時刻データを出力する。時刻データは、世界標準時であるUTC時刻を指示するデータであってもよく、地球上の各地域で用いられるローカル時刻であってもよい。これらの情報により、正確な時刻を刻むのみならず、現在時刻を出力・表示することができる電子時計を構成することができる。また、測位衛星としてGPS衛星を用いれば、航法メッセージに含まれるGPS時算出情報,UTC時刻算出情報を用いてUTC時刻データを算出することができ、これとの時差を勘案することにより各ローカル時刻を算出することができる。
【0018】
測位衛星が発信する測位信号はSHFなど極めて波長の短い電磁波であり、光と同様に発信源が直接視野にないと受信することができない。また、測位衛星は一般的に周回軌道を航行しており、その周期は一定である。そこで、測位信号を受信できた履歴を履歴記憶手段に記憶しておき、以後測位信号を受信しようとするときには、衛星選択手段がこの受信履歴に基づいて受信できる衛星を割り出すようにすれば、該GPS時計の天球に対する視野が限定されている場合でも、それまでの履歴に基づいて迅速・確実にいずれかの測位衛星の測位信号を受信することができる。
【0019】
前記受信手段に複数チャンネルを設け、衛星選択手段が選択した衛星を受信する一部のチャンネルとその他の衛星を受信する他の一部のチャンネルとに分割すれば、衛星選択手段によって信号を受信できる衛星を確実に選択するとともに、新たに受信できた衛星で前記履歴記憶手段を更新することができ、また、継続して測位信号を受信する場合には、衛星選択手段で選択された衛星から信号を受信できなくなったとき、前記他の一部のチャンネルで受信されている信号に速やかに乗り換えることができる。
【0020】
請求項3の発明では、請求項1の発明と同様に、補正値データを測位演算をせずに算出したものであるため、複雑な計算をすることなく簡略にGPS信号などの衛星クロックを補正することができる。
【0021】
また、測位衛星(周回軌道)とGPS衛星が設置される点として選択した地球上のサンプリング地点との平均的な距離を求めてその距離の伝搬遅延を補正するようにする。これにより、1つの補正値データで全ての地点における全ての時刻の補正が可能になり、簡略であるとともに、実用上十分に高精度な時刻情報を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態であるGPS時計を図1〜図6に基づいて説明する。このGPS時計はナノセカンド・マイクロセカンド単位の精度が要求されない家庭用機器として構成されており約20msの精度を有する。用途としては、いわゆるクロック(置時計,掛時計)など単体の時計として用いることができるほか、スレーブとして接続されている他の時計やタイマを管理する家庭用マスタ時計として用いることもできる。また、テレビ受像機などの家電製品に内蔵してタイマ用時計として用いることもできる。
【0023】
図1は同GPS時計の構成を示すブロック図である。アンテナ1はマイクロストリップアンテナなど小型のものが用いられ、筐体外面や設置場所(家屋)の窓際などに設置される。アナログ信号処理回路2aはアンテナ1から入力されたL1帯(1575.42MHzを中心とする約2MHzの周波数帯)の高周波信号を数百MHzの中間周波に周波数変換する。A/Dコンバータ2bはアナログ信号処理回路2aから入力された中間周波信号をディジタルデータに変換する。A/Dコンバータ2bのサンプリング周波数はC/Aコードのチップ率の2倍程度でよい。このサンプリング周波数により後段の処理部は1/2μs以内のずれでC/Aコードの同期をとることができる。信号処理ゲートアレイ3はA/Dコンバータ2bからディジタルデータを入力するとともに、CPU5から捕捉すべきGPS衛星(GPS信号)のC/Aコードパターンデータ,C/Aコード位相データなどを入力する。そして、このC/Aコードを位相データに基づく位相で発生し、発生したC/Aコードを前記ディジタルデータと論理関(排他的論理和)することによって相関係数を算出する。この相関係数データはCPU5に読み取られる。信号処理ゲートアレイ3には基準クロックにより時刻をカウントする時刻カウンタ3aが内蔵されている。
【0024】
ここで、同図(B)を参照して時刻カウンタ3aの構成を説明する。フリーランカウンタ31は上記基準クロックをカウントするフリーランのカウンタである。ラッチ回路33はCPU5から与えられる設定値を保持する回路である。比較回路32はフリーランカウンタ31の値がラッチ回路33の値に等しくなったとき1PPSの正時パルスを出力する回路である。CPU5はラッチ回路33に対してこの時刻カウンタ3aのカウント誤差であるクロックバイアス値(図2(B)参照)をセットする。比較回路32はフリーランカウンタ31の値がこのクロックバイアス値に等しくなったとき1PPSの正時パルスを出力することにより、この正時パルスは後述の補正値,衛星時計誤差およびGPS→UTC誤差を補正した正確な正時パルスとなっている。
【0025】
ROM6にはこのGPS時計の動作プログラムや補正値(6a)やこの電子時計の出荷先のローカル時刻とUTCとの時差データなどが記憶されている。この補正値や時差データは、200ビット程度の小型ROMに書き込むようにし、出荷時期や出荷地域に合わせて製作された小型ROMを本体にセットするようにしてもよい。また、RAM7にはGPS衛星の受信履歴を記憶するアラートテーブル7aが設定されている。このアラートテーブルは、過去のGPS衛星受信履歴を記憶することにより、それ以後、現在どの衛星を受信できるかを即座に割り出すことができるようにしたテーブルである。
【0026】
時計回路4は水晶発振器などの基準発振器を内蔵しており、その基準発振信号を分周して時刻を計時する。この時計回路4はCPU5から入力される時刻データおよび正時パルスによってリセットされ、上記基準発振器の発振周波数周波数誤差が補償される。この時計回路4は、バッテリでバックアップされており、装置の電源が落とされている間自走して次の電源オン時にほぼ正確な時刻を装置に供給する。
【0027】
表示インタフェース9は表示用メモリを備え、その表示用メモリの内容に応じて表示信号を発生し、表示器10へ出力する。表示用メモリには、CPU5により年月日,時分秒の時刻表示データが入力される。
【0028】
ここで、CPU5は、上述したように捕捉すべきGPS衛星を決定してそのC/Aコードパターンを信号処理ゲートアレイ3に供給するとともに、信号処理ゲートアレイ3から読み取った相関係数データを所定の時定数で操作量を算出してこれをC/Aコード位相データとして信号処理ゲートアレイ3に供給する。信号処理ゲートアレイ3から入力される相関係数データがほぼ1に近い値になったとき信号処理ゲートアレイ3が内部発生したC/AコードとA/Dコンバータ2bから入力したディジタルデータに含まれる目的のGPS信号のC/Aコードとの位相同期がとれた(GPS信号の受信に成功した)と判断する。そして、この受信されたGPS信号から航法メッセージデータを抽出する。航法メッセージデータには、GPS時を求めるためのデータ(Zカウント,GPS週番号など)やUTC時刻を求めるためのデータ(UTCパラメータなど)などが含まれている。CPU5は、これらのデータに基づいてUTC時刻を求めるとともに正時パルス(1PPS)を発生する。
【0029】
ここで、図2を参照してこのGPS時計のUTC時刻算出の方法について説明する。同図(A)はGPS信号に含まれる航法メッセージの概略構成を示す図である。同図(B)は航法メッセージに含まれるパラメータに基づくUTC時刻算出の手順を示す図である。航法メッセージは大小のフレームの組み合わせで構成されている。主フレームは30秒・1500ビットのデータであり、5つのサブフレームに分割されている。したがって、各サブフレームは6秒・300ビットで構成される。なお、主フレームが25個でマスタフレームとなる。航法メッセージは、常にこのマスタフレームを繰り返している。各主フレームはGPS時における毎分0秒または30秒から開始する。第1サブフレームにはGPSの週番号が書き込まれており、各サブフレームにはZカウント値が書き込まれている。GPS時はUTC時刻の1980年1月6日(日曜日)の0時をスタート時刻=0秒とする時刻であり、604800秒(=7日)を1週間としている。上記GPS週番号はスタート時刻から何週目であるかをカウントした値であり、Zカウントは各週のスタートから当該サブフレーム終了タイミング(次のサブフレーム開始タイミング)までの時刻カウント値である。ただし、この時刻カウント値は1.5秒を1単位としてカウントしたカウント値になっている。この週番号とZカウントを積算することによって、現在(次のサブフレーム開始タイミング)の仮のGPS時(GPS受信時刻)を算出することができる。
【0030】
そして、同図(B)に示す方式でこれをUTCの時刻データに変換する。UTC時刻データは、年月日時分秒の時刻表示データおよび毎0秒のタイミングに出力される正時パルス(1PPS)からなるが、年月日時分秒の時刻表示データは、前記週番号およびZカウントの積算値にUTCパラメータに含まれる累積閏秒を加算して算出する。累積閏秒について説明する。UTC時刻は地球の自転周期とのずれを補償するため、1年に1度程度閏秒を挿入または削除している。したがって、この閏秒が挿入された週は604801秒となるが、GPS時はこの閏秒を無視して必ず604800秒で1週間を刻むようにしている。GPS時がスタートしてから現在まで11回の閏秒が挿入されたため、この累積閏秒によりGPS時とUTC時刻とは11秒のずれが生じている。この累積閏秒がUTCパラメータとして第4サブフレームの第18ページ(マスタフレーム内の18番目の主フレームに含まれる第4フレーム)に書き込まれている。
【0031】
この累積閏秒を含むUTCパラメータは、UTCパラメータ記憶エリア7bに記憶される。なおこの累積閏秒は1度取り込めば1年程度変化しないため、工場出荷時にあらかじめそのときの累積閏秒を書き込んでおくことで、GPS時計の起動を円滑にすることができる。
【0032】
一方、UTC時刻の正時パルスは、GPS受信時刻の正時タイミングを補正値,衛星時計誤差およびGPS→UTC誤差で補正して出力される。GPS信号はGPS衛星から発信され約2万〜2.7万kmの距離を伝搬してこの装置に受信されるため、GPS受信時刻は、この伝搬時間(数十ms〜100ms程度)だけタイミングが遅れている。すなわち、サブフレーム開始タイミングは正確なGPSシステム時刻よりも前記伝搬時間だけ過ぎた時刻になっている。そこでこの伝搬時間を補正値としてROM6の補正値記憶エリア6aに記憶している。
【0033】
また、各GPS衛星が搭載する原子時計は、極めて正確なものであるがそれでもGPSシステムクロック(米国のGPS管制センタの原子時計)とは若干(数百μs程度)の誤差がある。この衛星時計誤差はエフェメリスデータとして航法メッセージに含まれている。さらに、UTCはフランスにある原子時計によって管理されているが、このUTC標準原子時計と上記GPS管制センタの原子時計とも若干(約1μs程度)の誤差がある。このGPS→UTC誤差はアルマナックデータ(UTCパラメータ)として航法メッセージに含まれている。
【0034】
これら補正値,衛星時計誤差およびGPS→UTC誤差をGPS受信時刻のタイミングであるサブフレーム開始タイミングから減算修正することによって正確なタイミングの正時パルスタイミングを割り出すことができる。なお、衛星時計誤差,GPS→UTC誤差は補正値に比べて極めて小さいものであり無視しても精度に殆ど影響しないが、今後これらの誤差が大きく変動する場合も想定されるため少なくとも衛星時計誤差については常時誤差補正を行うようにしておくことが好ましい。
【0035】
上記の動作で求められたUTC時刻は必要に応じてローカル時刻に変換される。ローカル時刻はUTC時刻に対して所定の時差を有する時刻である。このUTC時刻またはローカル時刻の時刻表示データは上記正時パルスのタイミングに表示インタフェース9内の表示用メモリに書き込まれ、時刻が表示される。さらにCPU5は、この正確な時刻表示データおよび正時パルスで時計回路4を定期的にリセットしてその時刻を校正し、必要に応じてこの時刻のデータをデータ伝送インタフェース8を介して出力し、テレビ受像機のタイマなどを制御する。
【0036】
ここで、上記補正値記憶エリア6aに記憶されている補正値について説明する。このGPS時計は簡易な構成かつ無調整で、地球上の何処に設置しても殆ど正確な(±20ms程度の誤差の)時刻を表示・出力できるものとして構成されている。このため、自己の設置場所の入力を要求することも複数のGPS衛星を同時受信して測位を行うこともせず、予め算出された補正値をROM6に記憶している。
【0037】
図3はこの補正値を求める手法を説明する図である。同図(A)は現在地球上空を周回しているGPS衛星の配置を示す図である。GPS衛星は高度約20000kmでほぼ12時間の周期で地球のまわりを周回している。そして、6軌道上に90度間隔で4個ずつ配置されており、合計24個の衛星が周回している。なお、計画ではあと2軌道に8個の衛星を周回させる可能性があり、合計32衛星の軌道が決定されている。このGPS時計が地球上の何処に設置され且つどのGPS衛星を受信しても実用的範囲で高精度な時刻を出力できるよう、同図(B)に示すような手法で補正値を求める。
【0038】
▲1▼ まず、南緯80度〜北緯80度の10度単位の緯線と東経0度〜180度,西経10度〜170度の10度単位の経線の交点、および、両極点の614地点をサンプル地点として抽出する。
▲2▼ 各サンプル地点について、以下の演算を行う。
【0039】
▲2▼−1 該サンプル地点から各GPS衛星の軌道(軌道上の各点)までの最小距離と最大距離とを求める。最大距離は視野内の軌道の範囲で求める。
▲2▼−2 全GPS衛星の最小距離の最小値および最大距離最大値を割り出す。
▲2▼−3 この最小値と最大値の平均値を求める。
▲3▼ そして全てのサンプル地点における上記平均値を再度平均して、補正値の根拠となる平均距離を算出する。この平均距離はほぼ2.35万kmとなり、この距離の伝搬時間である78.4msが補正値となる。なお、全てのサンプル地点と全てのGPS衛星軌道との距離のなかで最小値は約2.0万kmであり最大値は約2.7万kmであるから上記平均距離は実際の距離と±約0.35万kmの範囲の誤差であり、これを時間に換算すると±約12msとなり他の誤差要素を勘案しても±20ms以下の誤差に納まることがわかる。すなわち、補正値を78.4msとすることにより、地球上のどの地点にこのGPS時計が設置された場合でも、全く無調整で20msの精度を実現することができる。
【0040】
このように、このGPS時計では全く無調整且つ1衛星の信号を受信するのみの構成で、日常生活において十分高精度な時刻を求めることができる。
【0041】
なお、最大距離を求める範囲は視野内に限定されない。たとえば、視野外の全軌道から最大距離を求めてもよく、また、実際に受信対象となる高度(たとえば仰角30度以上)などの範囲に限定して求めてもよい。
【0042】
また、上記補正値算出手法では、各サンプル地点において、軌道との最大距離の最大値および最小距離の最小値を割り出してこれを平均するようにしているが、各サンプル地点の最大距離,最小距離とも平均したのちこれらを再度平均するようにしてもよい。
【0043】
さらに、このGPS時計では事前にこの平均距離を求め、ROM6に記憶するようにしているが、GPS時計自身がこれを算出するようにしてもよい。この場合には、GPS衛星から受信するアルマナックデータに基づいて軌道を計算し、その平均距離を求めればよい。このようにすれば、GPS衛星の軌道が変更になった場合でも精度を維持することができる。
【0044】
また、受信しているGPS衛星のドップラ周波数に基づいて衛星の位置が水平線付近か天頂付近かを推測し、これに基づいて補正値を修正するようにしてもよい。
【0045】
ところで、このGPS時計は、工場出荷時(設置当初)には現在時刻,設置場所やその環境などのプリセットの情報をなにも持っていないため、起動直後はどの衛星を受信できるかが全く不明である。また、一般家庭に設置される場合、遮蔽物や窓の大きさなどにより受信可能範囲は天球の視野よりはるかに狭くなるため、現在時刻が判明して衛星の軌道が計算できても、これに基づいてその衛星を受信できるか否かを判断することは不可能である。このような情報のない状態で衛星を捕捉し正確な時刻を出力しようとすれば、起動後数分〜10分の時間を必要とする。そこで、動作中に受信できた衛星の番号とその時刻をアラートテーブルに累積して記憶し、その後GPS衛星を受信するときにはこのテーブルを参照して最適な衛星を選択するようにしている。
【0046】
図4は設置当初のアラートテーブル作成動作を示すフローチャートである。図5はアラートテーブルの例を示す図である。
【0047】
アラートテーブル作成動作は、装置設置当初に計時動作に先立ってまたは計時動作と並行して数時間(理想的には1日程度)繰り返し実行される。この動作は0分,8分,16分,…と8分毎に起動される。まず、衛星番号ポインタに1をセットする(s1,s2)。そしてこの衛星のC/Aコードパターンを信号処理ゲートアレイ3に入力し、入力された中間周波信号のなかから該当するGPS信号を検索する(s3)。ノイズや他の衛星の信号を含む中間周波信号のなかからGPS信号を捕捉するためには30秒程度の時間を要するため、捕捉できなくてもこの検索動作を30秒継続する(s4)。そして、捕捉できればs5以下の動作に進む。
【0048】
s5では捕捉したGPS信号のドップラ周波数を読み取るとともに(s5)、航法データを収集する(s6)。そして必要な内容をその時刻に対応させてアラートテーブルに書き込む(s7)。そして、全ての衛星の検索が完了するまで(s8)衛星番号に1を加算して(s2)次の衛星の検索動作に進む。30秒間検索を継続しても信号を捕捉できなかった場合にはs4から直接s8に進む。
【0049】
なお、このアラートテーブル作成動作中であっても受信されたGPS信号に基づいて後述の計時動作を実行することにより、正確な時間を出力することができる。
【0050】
このアラートテーブル作成動作により、図5(A)に示すようなアラートテーブルが作成される。このアラートテーブルはRAM7に設定される。テーブルのヘッダにはこのテーブルの作成日時(基準日時)が書き込まれ、1〜89のテーブル番号で識別される各欄には、テーブル作成動作開始時刻(0時0分)から終了時刻(11時52)までの時刻とGPS衛星の番号(SV番号)と受信された信号のドップラ周波数が対応して記憶されている。
【0051】
GPS衛星は約12時間で地球を1周するため、天文学的には1つの衛星が約6時間視野内(天空内)にあるはずであり、どの時刻であっても10程度の衛星が視野内に存在するはずである。しかし、図5(A)のテーブルでは、各時刻に観測できた衛星の数は数個程度であり、同一の衛星が観測できる時間も数十分程度である。これは、このGPS時計が屋内に設置されているため、天空に向けて開口している窓などの角度が限定されるためである。このようにGPS装置が屋内に設置される場合には、アルマナックデータによって衛星の軌道が判明しても装置の実際の視野が分からないことからこの衛星の軌道データを有効に利用することができないため、このような信号が受信できた時刻の蓄積が非常に有効になる。
【0052】
以後GPS信号を受信しようとする場合には、その時刻(時計回路4が計時しているほぼ正確な時刻)に基づいてこのテーブルを参照し、最も条件のよい(継続して受信できそうな)衛星を選択して受信するようにすればよい。GPS衛星は正確には11時間58分で軌道を一周するため、テーブルの受信時刻(年月日時分(秒))にこの周期×nを加えることにより、現在どの衛星を受信することができるかをいつでも割り出すことができる。
【0053】
上記アラートテーブル作成動作を12時間〜24時間継続受信すれば全ての衛星の受信を試みて、その結果を記録したアラートテーブルを作成することができる。なお、GPSシステムにおいては、同一軌道上を4つの衛星が約90度の間隔で周回しているため、3時間継続して受信を試み、その結果を同一軌道面を周回する他のGPS衛星に適用すれば全ての衛星の受信可能時間をほぼ正確に把握することができる。また、図4のアラートテーブル作成動作が終了したのちも、通常の計時動作を行いながらこのテーブルを更新してゆくようにすればよい。
【0054】
なお、図5(A)のアラートテーブルを組み直して同図(B)に示すようなテーブルを作成してもよい。このテーブルは、各衛星毎に捕捉開始時刻および捕捉継続時間を記憶したものであり、このテーブルにより各時刻において最も長時間受信を継続できる衛星を簡略に選択することができる。
【0055】
図6はウォームスタート、すなわち、アラートテーブルが作成されたのち一旦電源が落とされ再度スタートしたときの衛星選択動作を示すフローチャートである。まず、時計回路4から現在時刻を読み取る(s20)。この時刻からGPS衛星の周回周期である11時間58分のn倍を減算してアラートテーブルを参照し(s21)、最も条件のよい衛星を選択する(s22)。そして、その衛星の信号を受信して(s23)、航法データを解読する(s25)。この衛星の信号が受信できなくなるまでs23,s25の動作を継続する。受信できなくなればs20に戻って次の衛星を選択する。受信できることが確実な衛星の捕捉は約5秒で可能であり、その後約7.2秒で受信したGPS信号から航法メッセージを解読することができるため、後述の計時動作を含めても、電源投入後約13秒で正確なUTC時刻を出力することができる。
【0056】
図7は計時動作を示すフローチャートである。上述したようにGPS信号を受信し、航法メッセージを収集できれば正確なUTC時刻を割り出すことが可能であるためこの動作を実行する。まず、航法メッセージに含まれるZカウント,週番号に基づいてGPS受信時刻を算出する(s30)。このGPS受信時刻と閏秒データにに基づいて時刻表示データを算出して(s31)、時計回路4に出力する(s32)。この時刻表示データはUTC時刻を時分秒で表示するためのデータであってもよく、予め設定されているローカル時刻を表示するためのデータであってもよい。ローカル時刻はUTC時刻に対して±12時間の時差を有する時刻である。GPS受信時刻(仮のGPS時)と上記補正値,衛星時計誤差,GPS→UTC誤差とに基づいてクロックバイアスを算出して(s33)、時刻カウンタ3aに出力する(s34)。この時刻カウンタ3aが正時パルス(1PPS)を出力するまで回帰し(s35)、正時パルスが出力されると、表示バッファに時分秒の時刻表示データを書き込む(s36)。また、この時刻データは必要に応じてデータ伝送インタフェース8にも出力される。
【0057】
なお上記動作では1衛星のみを受信してUTC時刻を算出しているが、複数の衛星を並行して受信できる場合には、各GPS信号のサブフレーム開始タイミングを平均化して正時パルスタイミングを求めるようにしてもよく、複数の衛星のうち最も受信状態のよいものを1つ選択してこのGPS信号のサブフレーム開始タイミングに基づいて正時パルスタイミングを求めるようにしてもよい。
【0058】
たとえば、GPS受信チャンネルを8チャンネル備えている場合、すなわち、信号処理ゲートアレイ3が8つのC/Aコード同期処理動作を並行して処理できる場合には、4チャンネルを前記アラートテーブルに基づいて選択された衛星の受信に用い、他の4チャンネルを選択から外れた衛星の受信(試行)に用いるようにすればよい。この選択から外れた衛星の受信試行により、アラートテーブルが更新される。
【0059】
上記のような信号処理ゲートアレイ3がマルチチャンネルの場合のCPU5の動作を図8のフローチャートを用いて説明する。同図(A)は最初にアラートテーブルから選択された4つの衛星をチャンネルに割り当てる動作である。まず、時計回路4から現在時刻を読み取り(s40)、この時刻とアラートテーブルの日付の差を算出し(s41)、この日付の差による時刻のズレを換算して対応時刻を割り出す(s42)。この対応時刻のテーブルナンバ(図5(A)参照)の欄を検索して(s43)、最も受信の条件のよい4つのGPS衛星を選択する(s44)。そして、これらのGPS衛星を受信するためのチャンネルを割り当てる(s45)。この割り当ては、信号処理ゲートアレイ3のそのチャンネルに対してC/Aコードパターンなどのデータを送信することによって行われる。このC/Aコードにより当該衛星を検索し(s46)、衛星の信号を受信して(s47)、航法データを収集する(s48)。この衛星の信号が受信できなくなるまでs47,s48の動作を継続する。この衛星が視野から外れるなどして受信できなくなった場合には後述の動作で検出されている他の衛星に信号を切り換えるため受信チャンネル(航法データを読み取るチャンネル)を切り換える(s49)。
【0060】
同図(B)はアラートテーブルで選択された衛星以外の衛星の受信を他チャンネルで試行する動作を示している。この動作はアラートテーブル作成動作と同様に8分毎に起動される。まず、衛星番号ポインタに1をセットする(s50,s51)。そしてこの衛星のC/Aコードパターンを信号処理ゲートアレイ3の所定チャンネルに入力し、入力された中間周波信号のなかから該当するGPS信号を検索する(s52)。ノイズや他の衛星の信号を含む中間周波信号のなかからGPS信号を捕捉するためには30秒程度の時間を要するため、捕捉できなくてもこの検索動作を30秒継続する(s53)。そして、捕捉できればs54以下の動作に進む。s54では捕捉したGPS信号のドップラ周波数を読み取るとともに、航法データを解読する(s55)。そして必要な内容をその時刻に対応させてアラートテーブルに書き込む(s56)。そして、このチャンネルではこの衛星の受信を継続する(s57)。この動作は1チャンネル分のみを記載しているが、実際には4チャンネル分が並行して処理されており、4つの衛星の受信試行が並行して行われる。そして、衛星を捕捉したチャンネルはそのままその衛星の受信を継続する。そして、アラートテーブルで選択された衛星が受信されなくなったとき、この受信継続中の衛星にチャンネルが切り換えられる。
【0061】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、この時計を地球上のどこに設置しても複雑な操作や処理なしに速やかに正確な時刻を出力することができるため、メンテナンスフリーの正確な時計として家庭用に適用することができる。
【0062】
また、周回軌道と地球上のサンプリング地点との平均的な距離を求めてその距離の伝搬遅延を補正するようにしたことにより、1つの補正値データで全ての地点における全ての時刻の補正が可能になり、簡略であるとともに、実用上十分に高精度な時刻情報を得ることができる。
【0063】
請求項2の発明によれば、時刻情報として正時タイミングに正時パルスを出力するとともに、この正時パルスが指示する時刻データを出力するようにしたことにより、そのままの構成で電子時計を構成することができる。
【0066】
請求項3の発明によれば、地球上のどの地点でも複雑な操作や処理なしに衛星クロックを補正することができるため、この方法を採用することによってメンテナンスフリーで実用上十分な精度のタイマーや時計を実現することができる。
【0067】
また、周回軌道と地球上のサンプリング地点との平均的な距離を求めてその距離の伝搬遅延を補正するようにしたことにより、1つの補正値データで全ての地点においてクロックの補正が可能になり、簡略であるとともに、実用上十分に高精度なクロック信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるGPS時計の構成を示すブロック図である。
【図2】GPS信号に含まれている航法メッセージの構成および該航法メッセージに基づいてUTC時刻,正時パルスを生成する手順を説明する図である。
【図3】衛星から同GPS時計までの電波伝搬による遅延を補正する補正値を求める手法を説明するための図である。
【図4】同GPS時計のCPUのアラートテーブル作成動作を示すフローチャートである。
【図5】前記アラートテーブルの例を示す図である。
【図6】前記CPUの衛星選択動作を示すフローチャートである。
【図7】前記CPUの計時動作を示すフローチャートである。
【図8】前記CPUの衛星選択動作の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…アンテナ
6a…補正値記憶エリア
7a…アラートテーブル
7b…UTCパラメータ記憶エリア

Claims (3)

  1. 地球の周回軌道を航行する測位衛星が発信する正時タイミング信号を含む測位信号を受信する受信手段と、
    前記測位信号の伝搬時間による遅延を補正する補正値データを、前記測位衛星に依らず自己の位置を参照せずに、地球上の1または複数のサンプリング地点と前記地球の周回軌道との平均的な距離の電波伝搬時間に基づいて算出し、または、前記測位衛星に依らず自己の位置を参照せずに地球上の1または複数のサンプリング地点と前記地球の周回軌道との平均的な距離の電波伝搬時間に基づいて算出して記憶する補正値発生手段と、
    前記受信手段が正時タイミング信号を最低1つの測位衛星から受信すると、この受信したタイミングを前記補正値データで補正した補正正時タイミングに時刻情報を出力する時刻情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 前記時刻情報出力手段は、前記補正正時タイミングに正時パルスを出力し、これとともに時刻データを出力する手段である請求項1に記載の電子時計。
  3. 地球の周回軌道を航行する測位衛星が発信する正時タイミング信号を受信し、
    該正時タイミング信号を受信したタイミングを自己の位置を参照せずに、地球上の1または複数のサンプリング地点と前記地球の周回軌道との平均的な距離の電波伝搬時間に基づいて算出した補正値データで補正し、
    この補正された正時タイミングに正時信号を出力することを特徴とするクロックタイミング調整方法。
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