JP3786258B2 - 容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤、食品等を収納する容器に関するものであり、特に細長い板状体の薬剤、食品等を収容する容器から容易に且つ、確実に収容物を1枚ずつ取り出すことができ、また、収容時においては気密性の高い容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より薬剤、食品等を収納する容器は、種々提案されている。
ここでは、細長板状体である血糖値センサーを収容する容器を例に挙げ、従来の容器について図8を用いて説明する。
【0003】
図8は、細長板状体である収容物(血糖値センサー)15を収容した容器の、蓋体20を容器19から取り外した状態の斜視図である。収容物(血糖値センサー)15は容器19の中に収容され、容器19の開口部に対して蓋体20は、圧入あるいはねじ等の方法で嵌合される形となっている。
このような容器から収容物を取り出すときは、まず、蓋体20をはずし、手やピンで適量の収容物(血糖値センサー)15をつまみ出し、もしくは、床に適量の収容物(血糖値センサー)15を振り出して、必要量以上の収容物(血糖値センサー)15は再び容器19に戻すといった動作が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成の容器においては、収容物を取り出すときに蓋体20を外し、図9の様に収容物である血糖値センサー15が容器19から外に一度に多量に振り出してしまう可能性があるため、必要数量以外のものを再度容器19内へ戻す作業が発生するという問題があった。また、床等に一度にばらまかれた場合は、埃や湿気等に汚染される可能性もあり、非常に不衛生であるという問題があった。さらに、収容物を取り出す際には、蓋体20を完全に取り外して収容物を取り出す必要があるため、開口部が大きい容器19にとっては、気密性がよくなく、収容物が外気の埃や湿気に曝されるといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、薄く細長い板状体の収容物を確実に希望通りの数量を取り出すことができ、且つ、気密性の高い容器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の請求項1に係る容器は、中央に、スリット状開口部を、その左右両側に、該スリット状開口部から側方に向かって下方に傾斜する左右傾斜面部を、有する天井面部と、該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な左、右傾斜面部と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁を有する床面部と、上記天井面部と床面部とを連結する側壁面部とを、有する、矩形筒状体形状をした内容器を備え、上記垂直隔壁で分割された左、右の内部空間の各々に、上記天井面部と床面部との間の寸法とほぼ等しい長さの複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁とほぼ平行な状態として、収容可能であるものである。これにより、容器内で細長板状体の向きが一定方向に揃い、容器を逆さに傾けることによって、多数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り出すことができる。また、内容器の床部材に垂直隔壁を設けたことにより、2つの部屋とすることができ、小型容器内に多くの内容物を収納することができる。さらに、スリット状開口部は、従来の容器の開口部に比べて開口面積が小さいため、気密性がよく、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることができる。
【0007】
本発明の請求項2に係る容器は、請求項1記載の容器において、上記スリット状開口部を、密閉封止する栓部材を備えたものである。これにより、容器の気密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることができる。
【0008】
本発明の請求項3に係る容器は、請求項2記載の容器において、上記栓部材は、上記内容器を収納する外容器に、ヒンジにより開閉可能に連結された蓋体の内面に取り付けられているものである。これにより、上記蓋体に取り付けられた栓部材で、ワンタッチで、短時間に、容易に、容器を開閉することができ、容器の気密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることができる。
【0009】
本発明の請求項4に係る容器は、請求項3記載の容器において、上記床面部の左、右傾斜面部に、複数の貫通孔が設けられ、上記床面部の左、右傾斜面部と、上記外容器の底面との間の空間に、乾燥剤が収容されているものである。これにより、容器内の雰囲気を低湿度に保ち、内容物の保存をよくすることができる。
【0010】
本発明の請求項5に係る容器は、請求項1記載の容器において、上記スリット状開口部の幅は、上記内容器内に収容された上記細長板状体が、該スリット状開口部から、1枚だけ出てくるような幅であるものである。これにより、容器を逆さに傾けることによって、多数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り出すことができる。
【0011】
本発明の請求項6に係る容器は、請求項1記載の容器において、上記天井面部と床面部との間の寸法は、上記細長板状体の長さにほぼ等しいものである。これにより、容器内で上記細長板状体の向きが一定方向から変わることなく、容器を逆さに傾けることによって、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚ずつ取り出すことができる。
【0012】
本発明の請求項7に係る容器は、請求項1記載の容器において、上記垂直隔壁と、上記内容器の上記垂直隔壁と対向する内面との間の寸法は、上記板状体の幅より小さいものである。これにより、容器内で上記細長板状体の向きが一定方向から変わることなく、容器を逆さに傾けることによって、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚ずつ取り出すことができる。
【0013】
本発明の請求項8に係る容器は、請求項3記載の容器において、上記内容器は、それぞれ別体で構成される上記天井面部と、側壁面部とを含む無底矩形筒状体と、上記床面部と上記垂直隔壁とを含む床部材とからなり、直方体筒状である上記外容器に、上記床部材と上記無底矩形筒状体とを、この順で、挿嵌することにより、構成されるものである。この構成により、内容物と乾燥剤を収納した容器の組み立て操作を容易にし、組み立て作業のコストを低くするとともに、容器の反復使用を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1による容器について、収容物が血糖値センサーである場合を例に挙げ、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による容器1から蓋体3を開けた状態の斜視図であり、図2は、容器1の断面図である。図3は、内容器4を構成する無底矩形筒状体16の斜視図であり、図4は、内容器4を構成する床部材17の斜視図である。
【0015】
図において、1は容器、2は直方体筒状である外容器、3は外容器2にヒンジ8により開閉可能に連結された蓋体である。蓋体3の内面には、スリット状開口部5を、密閉封止する栓部材13が備わっている。この栓部材13は、蓋体3と一体形成された3個の突起状物である栓部材a13aと、蓋体3とは別材のゴム材でできたゴムキャップ状の栓部材b13bとからなる。
【0016】
図1に示すように、容器1の蓋体3の内側に設けられた3本の嵌合用突起である栓部材a13aおよびゴムキャップ状の栓部材b13bは、図2に示すように、栓部材a13aの真ん中の一本の突起が、スリット状開口部5の空き孔に入る栓として開口部を塞ぎ、他の2本の突起が、スリット状開口部5の外周をはさみ、また、栓部材b13bがスリット状開口部5のシール部に当たり、丁度、スリット状開口部5を密閉する寸法となっている。したがって、上記蓋体3の開閉と同時に、スリット状開口部5の開放および封止を行う。
【0017】
4は内容器である。内容器4は、それぞれ別体で構成される無底矩形筒状体16(図3に示す)と床部材17(図4に示す)とからなり、この内容器4は、図2に示すように、外容器2に上記の順に挿嵌されている。無底矩形筒状体16は、中央に、スリット状開口部5を、その左右両側に、スリット状開口部5から側方に向かって傾斜する傾斜面部(天井)18を、有する天井面部11と、天井面部11と床面部12とを連結する側壁面部14と、を含む。床部材17は、左右の傾斜面部(天井)18とほぼ並行な左右の傾斜面部である床面部12と、この左右の傾斜面部である床面部12の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁9と、を含む。
【0018】
図6に示すように、床部材17に設けられた垂直隔壁9により、容器1の収納スペースが2つの部屋に仕切られており、血糖値センサー15を各部屋に多く収納することができる。
【0019】
15は、細長板状体の収容物(血糖値センサー)であり、図2に示すように、容器1内の垂直隔壁9で分割された左、右の空間の各々に、その板面を垂直隔壁9とほぼ平行な状態で収容されている。また、天井面部11と床面部12との間の寸法は、細長板状体の収容物(血糖値センサー)15の長さにほぼ等しい。さらに、垂直隔壁9と、内容器4の上記垂直隔壁14と対向する内面との間の寸法は、収容物(血糖値センサー)15の幅より小さい。
【0020】
スリット状開口部5は、従来の容器の開口部より開口面積が小さく、このスリット状開口部5の幅は、容器1に収容された細長板状体の収容物(血糖値センサー)15がスリット状開口部5から、1枚だけ出てくるような幅である。
【0021】
床面部12の左右の傾斜面部には、複数の貫通孔7が設けられていて、図2に示すように、この床面部12の左右の傾斜面部と、外容器2の底面との間の空間に、乾燥剤6を収納する。乾燥剤6は容器1内で吸湿力を発揮して、低湿度に保ち、また、スリット状開口部5の開口面積が小さく、蓋体3の開閉に要する時間が短いので、蓋体3を開けたとき、外気の容器1への流入は少ない。
【0022】
次に、容器1の使用方法、即ち、容器1内の収容物(血糖値センサー)15の取り出し方について説明する。
天井面部11は、スリット状開口部5に向かって傾斜させているので、図6に示すように、容器1を傾けたときに、収容物(血糖値センサー)15が側壁面部14で、続いて天井面部11で滑りやすく、その結果、取り出しの際に、スリット状開口部5へ収容物(血糖値センサー)15が集まりやすい状態となっている。
【0023】
そこで、過度の集中を避けるために、床面部12を、図2に示すように、天井面部11とほぼ平行に傾斜させているので、収容物(血糖値センサー)15がこの傾斜によって適度にばらされ、図6に示すように、容器1を傾けたときに、収容物(血糖値センサー)15が一度に天井面部11に集まり、互いに競り合ってスリット状開口部5より出にくくなるのを防止し、収容物(血糖値センサー)15が、スリット状開口部5から、順次、スムーズに出てくるようにしている。
【0024】
図5および図6に示すように、スリット状開口部5は、収容物(血糖値センサー)15の単品の幅、厚さに対してクリアランスを考慮した寸法としており、取り出すときは、収容物は一枚ずつ出てくる。
【0025】
また、図7に示すように、収容物(血糖値センサー)15の消費によって、血糖値センサー15の収容数量が減少し、血糖値センサー15が通常の方向に対して直角の方向になると、スリット状開口部5より、取り出すことができなくなる。そこで、天井面部11と床面部12とによって構成された部屋は、血糖値センサー15がこの方向となろうとすると、傾斜した床面部12が血糖値センサー15と図7に示す当たり部分10で当たるので向くことができない。即ち、天井面部11と床面部12との間の寸法、収容物(血糖値センサー)15の長さ、垂直隔壁9と対向する内容器4の内面(即ち側壁面部14)との間の寸法、収容物(血糖値センサー)15の幅、の関係を好適に決めることにより、収容物(血糖値センサー)15の向きが変わらなくなる。天井面部11と床面部12との間の寸法を、収容物(血糖値センサー)15の長さにほぼ等しくし、垂直隔壁9と対向する内容器4の内面(即ち側壁面部14)との間の寸法を、収容物(血糖値センサー)15の幅より小さくすると、より確実に、垂直隔壁9および内容器4の内面(即ち側壁面部14)と平行な方向から方向が変わることを防ぐことができる。これにより、血糖値センサー15の収容数量が減少しても、その方向を変えることなく、スリット状開口部5から一定方向に取り出すことが出来る。
【0026】
従って、血糖値センサー15を使用するときは、図5の如く容器1から蓋体3を開けた状態で、前記スリット状開口部5が下に位置するように、容器1を傾け軽く振ることにより、収容物である血糖値センサー15を、容易に、かつ、確実に、1枚ずつ取り出すことができる。
【0027】
次に、収容物(血糖値センサー)15を容器1に入れる入れ方を説明する。まず、無底矩形筒状体16のスリット状開口部5が下に向く状態で、無底矩形筒状体16の中に血糖値センサー15を入れ、その後、床部材17の垂直隔壁9が下向きの状態で無底矩形筒状体16の中に床部材17を置く。次に、床部材17の中に乾燥剤6を入れる。この状態で外容器2を被せることにより血糖値センサー15および乾燥剤6を収納した容器1の組み立てが完成する。このように、容器1が内容器(無底矩形筒状体)16と、内容器の底部材17と、外容器2とから組み立てられる構造としたので、収容物15を容器内に容易に収納することができる。
【0028】
また、内容器4を外容器2内に圧入するようにしているので、収容物15を消費して、容器1が空になったときに、外容器2から内容器4を引き出して分解することにより、容器1の反復使用を行うことができる。
【0029】
このように、中央に、スリット状開口部5を、その左右両側に、該スリット状開口部5から側方に向かって下方に傾斜する左右傾斜面部18を、有する天井面部11と、該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な左、右傾斜面部と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁9を有する床面部12と、上記天井面部11と床面部12とを連結する側壁面部14とを、有する、矩形筒状体形状をした内容器4を備え、上記垂直隔壁9で分割された左、右の内部空間の各々に、上記天井面部11と床面部12との間の寸法とほぼ等しい長さの複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁9とほぼ平行な状態として、収容可能であるようにしたので、容器1を傾けて軽く振ることにより、収容物(血糖値センサー)15を、確実に、1枚ずつ、取り出すことができる。従って、従来のように、多くの収容物が一度に飛び出したり、湿気や汚れに曝されたりすることや、必要量以上の収容物を容器に戻す作業もなくなる。
【0030】
また、栓部材13は、内容器4を収納する外容器2に、ヒンジ8により開閉可能に連結された蓋体3の内面に取り付けられるようにしたので、板状の収容物15を効率よく1枚ずつ取り出せるとともに、埃が入りにくく、湿気の影響も少なくできる。
【0031】
また、床面部12の左、右傾斜面部に、複数の貫通孔7が設けられ、床面部12の左、右傾斜面部と、2外容器の底面との間の空間に、乾燥剤6が収容されるようにしたので、容器1内を低湿度状態に保つことができる。
【0032】
また、外容器2は、それぞれ別体で構成される天井面部11と、側壁面部14とを含む無底矩形筒状体16と、床面部12と垂直隔壁9とを含む床部材17とからなり、直方体筒状である外容器2に、床部材17と無底矩形筒状体16とを、この順で、挿嵌することにより、構成されるようにしたので、収容物15と乾燥剤6を収納した容器1の組み立てが容易であるとともに、容器1の反復使用を容易に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る容器によれば、中央に、スリット状開口部を、その左右両側に、該スリット状開口部から側方に向かって下方に傾斜する左右傾斜面部を、有する天井面部と、該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な左、右傾斜面部と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁を有する床面部と、上記天井面部と床面部とを連結する側壁面部とを、有する、矩形筒状体形状をした内容器を備え、上記垂直隔壁で分割された左、右の内部空間の各々に、上記天井面部と床面部との間の寸法とほぼ等しい長さの複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁とほぼ平行な状態として、収容可能であるようにしたので、容器内で細長板状体の向きが一定方向に揃い、容器を逆さに傾けることによって、多数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り出すことができ、また、内容器の床部材に垂直隔壁を設けたことにより、2つの部屋とすることができ、小型容器内に多くの内容物を収納することができ、さらに、スリット状開口部は、従来の容器の開口部に比べて開口面積が小さいため、気密性がよく、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることができる効果がある。
【0034】
本発明の請求項2に係る容器によれば、請求項1記載の容器において、上記スリット状開口部を、密閉封止する栓部材を備えるようにしたので、容器の気密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることができる効果がある。
【0035】
本発明の請求項3に係る容器によれば、請求項2記載の容器において、上記栓部材は、上記内容器を収納する外容器に、ヒンジにより開閉可能に連結された蓋体の内面に取り付けられるようにしたので、上記蓋体に取り付けられた栓部材で、ワンタッチで、短時間に、容易に、容器を開閉することができ、容器の気密性がよくなり、内容物を外気の埃や湿気等に曝されないようにすることができる効果がある。
【0036】
本発明の請求項4に係る容器によれば、請求項3記載の容器において、上記床面部の左、右傾斜面部に、複数の貫通孔が設けられ、上記床面部の左、右傾斜面部と、上記外容器の底面との間の空間に、乾燥剤が収納されるようにしたので、容器内の雰囲気を低湿度に保ち、内容物の保存をよくすることができる効果がある。
【0037】
本発明の請求項5に係る容器によれば、請求項1記載の容器において、上記スリット状開口部の幅は、上記内容器内に収容された上記細長板状体が、該スリット状開口部から、1枚だけ出てくるような幅であるようにしたので、容器を逆さに傾けることによって、多数の内容物が一度に飛び出すことがなく、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚づつ取り出すことができる効果がある。
【0038】
本発明の請求項6に係る容器によれば、請求項1記載の容器において、上記天井面部と床面部との間の寸法は、上記細長板状体の長さにほぼ等しくしたので、容器内で上記細長板状体の向きが一定方向から変わることなく、容器を逆さに傾けることによって、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚ずつ取り出すことができる効果がある。
【0039】
本発明の請求項7に係る容器によれば、請求項1記載の容器において、上記垂直隔壁と、上記内容器の上記垂直隔壁と対向する内面との間の寸法は、上記板状体の幅より小さくしたので、容器内で上記細長板状体の向きが一定方向から変わることなく、容器を逆さに傾けることによって、容易に、かつ、確実に、細長板状体の内容物を1枚ずつ取り出すことができる効果がある。
【0040】
本発明の請求項8に係る容器によれば、請求項3記載の容器において、上記内容器は、それぞれ別体で構成される上記天井面部と、側壁面部とを含む無底矩形筒状体と、上記床面部と上記垂直隔壁とを含む床部材とからなり、直方体筒状である上記外容器に、上記床部材と上記無底矩形筒状体とを、この順で、挿嵌することにより、構成されるようにしたので、内容物と乾燥剤を収納した容器の組み立て操作を容易にし、組み立て作業のコストを低くするとともに、容器の反復使用を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による容器の蓋体を開けた状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1による容器の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1による無底矩形筒状体の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1による床部材の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1による容器の蓋体を開け容器から収容物を取り出している状態の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1による容器における、床面部の傾斜面により収容物が一度に飛び出すことを防止する構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1による容器における、垂直隔壁により容器内に複数部屋が仕切られ、かつ床面部の傾斜面によって収容物が容器内に一定方向にしか入らない状態を示す概念図である。
【図8】従来容器の容器と蓋体を分離した状態の斜視図である。
【図9】従来容器において、容器から収容物を取り出している状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 容器
2 外容器
3 蓋体
4 内容器
5 スリット状開口部
6 乾燥剤
7 貫通孔
8 ヒンジ
9 垂直隔壁
10 当たり部分
11 天井面部
12 床面部
13 栓部材
13a 栓部材a
13b 栓部材b
14 側壁面部
15 収容物(血糖値センサー)
16 無底矩形筒状体
17 床部材
18 傾斜面部(天井)
19 従来の容器
20 従来の蓋体
Claims (8)
- 中央に、スリット状開口部を、その左右両側に、該スリット状開口部から側方に向かって下方に傾斜する左右傾斜面部を、有する天井面部と、
該天上面の左、右傾斜面部とほぼ平行な左、右傾斜面部と、該左、右傾斜面部の頂辺から上方に伸びる垂直隔壁を有する床面部と、
上記天井面部と床面部とを連結する側壁面部とを、有する、矩形筒状体形状をした内容器を備え、
上記垂直隔壁で分割された左、右の内部空間の各々に、上記天井面部と床面部との間の寸法とほぼ等しい長さの複数の細長板状体を、その板面を、上記垂直隔壁とほぼ平行な状態として、収容可能である、
ことを特徴とする容器。 - 請求項1記載の容器において、
上記スリット状開口部を、密閉封止する栓部材を備えた、
ことを特徴とする容器。 - 請求項2記載の容器において、
上記栓部材は、上記内容器を収納する外容器に、ヒンジにより開閉可能に連結された蓋体の内面に取り付けられている、ことを特徴とする容器。 - 請求項3記載の容器において、
上記床面部の左、右傾斜面部に、複数の貫通孔が設けられ、上記床面部の左、右傾斜面部と、上記外容器の底面との間の空間に、乾燥剤が収容されている、
ことを特徴とする容器。 - 請求項1記載の容器において、
上記スリット状開口部の幅は、上記内容器内に収容された上記細長板状体が、該スリット状開口部から、1枚だけ出てくるような幅である、
ことを特徴とする容器。 - 請求項1記載の容器において、
上記天井面部と床面部との間の寸法は、上記細長板状体の長さにほぼ等しい、
ことを特徴とする容器。 - 請求項1記載の容器において、
上記垂直隔壁と、上記内容器の上記垂直隔壁と対向する内面との間の寸法は、上記板状体の幅より小さい、
ことを特徴とする容器。 - 請求項3記載の容器において、
上記内容器は、それぞれ別体で構成される上記天井面部と、側壁面部とを含む無底矩形筒状体と、
上記床面部と上記垂直隔壁とを含む床部材とからなり、
直方体筒状である上記外容器に、上記床部材と上記無底矩形筒状体とを、この順で、挿嵌することにより、構成される、
ことを特徴とする容器。
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