JP3783776B2 - 動力出力装置およびこれを搭載する自動車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力出力装置およびこれを搭載する自動車に関し、詳しくは、駆動軸に動力を出力可能な複数気筒を有する内燃機関を備え、該内燃機関の自動停止と二次電池の放電を伴う該内燃機関の自動始動とが可能な動力出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の動力出力装置では、二次電池からの電力を用いて始動用の電動機を駆動して内燃機関を始動し、始動した内燃機関からの動力を駆動軸に出力するものが提案されている。この装置では、内燃機関の駆動を要しない場面では、内燃機関への燃料供給の遮断により内燃機関を停止させることにより、内燃機関へ供給する燃料を節約して装置のエネルギ効率の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、二次電池が低温のときには、その内部抵抗の増加により二次電池から十分な電力を供給できなくなる。この場合に内燃機関の駆動を要しないとして内燃機関を停止させてしまうと二次電池の電力を始動エネルギとして用いて内燃機関を再始動するときにもたつくため、内燃機関からの動力の出力に遅れが生じ、装置の動力性能を十分に発揮できない場合がある。このため、二次電池が低温のときには内燃機関を停止せずに継続運転することが望ましいが、内燃機関の継続運転に伴って燃料の消費量が多くなるから、装置全体のエネルギ効率が低下してしまう。
【0004】
本発明の動力出力装置は、こうした問題を解決し、内燃機関の始動に用いる二次電池の温度が低いときでも装置の動力性能を十分に発揮しながら装置のエネルギ効率の低下を防止することを目的の一つとする。また、本発明の自動車は、内燃機関の始動に用いる二次電池の温度が低いときでも装置の動力性能を十分に発揮しながら装置のエネルギ効率の低下を防止する自動車とすることを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0006】
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力可能な複数気筒を有する内燃機関を備え、該内燃機関の自動停止と二次電池の放電を伴う該内燃機関の自動始動とが可能な動力出力装置であって、
前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度以上のときに所定の停止条件が成立したときには、前記内燃機関が停止するよう該内燃機関を運転制御し、前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度未満のときに前記所定の停止条件が成立したときには、該成立に拘わらず前記複数気筒のうちの一部の気筒の駆動により前記内燃機関が継続運転するよう該内燃機関を運転制御する運転制御手段と
を備えることを要旨とする。
【0007】
この本発明の動力出力装置では、二次電池の温度が所定の温度以上のときに所定の停止条件が成立したときには、内燃機関が停止するように内燃機関を運転制御し、二次電池の温度が所定の温度未満のときに所定の停止条件が成立したときには、内燃機関の複数気筒のうちの一部の気筒の駆動により内燃機関が継続運転するように内燃機関を運転制御する。即ち、二次電池の温度が低く十分な電力を供給することができないときには、停止条件の成立に拘わらず内燃機関の運転を継続することにより、二次電池が電力不足のときの内燃機関の再始動を回避して内燃機関からの動力の出力に遅れが生じるのを防止できると共に、内燃機関の運転の継続を内燃機関が有する複数気筒のうちの一部の気筒の駆動により実現することにより内燃機関に供給する燃料を少なくすることができ継続運転に伴うエネルギ効率の低下を防止することができる。ここで、「複数気筒のうちの一部の気筒の駆動」には、複数の気筒のうちの一部の気筒に燃料を供給すると共に残りの気筒に燃料を供給しないものが含まれる他、内燃機関の吸入,圧縮,膨張,排気を1サイクルとして例えば2サイクルや3サイクルなどの数サイクルおきに1サイクル分の燃料を各気筒に供給するものも含まれる。
【0008】
こうした本発明の動力出力装置において、前記運転制御手段は、前記温度が所定の温度未満のときに前記所定の停止条件が成立したときには、前記内燃機関をアイドリング運転するよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の継続運転に伴う燃料消費をより少なくすることができる。
【0009】
また、本発明の動力出力装置において、前記二次電池からの電力を用いて前記駆動軸に動力を出力可能な駆動用電動機を備え、前記運転制御手段は、前記駆動軸に要求動力が出力されるよう前記内燃機関と前記駆動用電動機とを運転制御する手段であるものとすることもできる。
【0010】
この態様の本発明の動力出力装置において、前記運転制御手段は、前記温度が所定の温度未満のときには、前記要求動力に基づいて前記内燃機関が出力すべき目標動力を設定し、該設定された目標動力が所定の動力以上のときには前記複数気筒の全部の駆動により前記目標動力が出力されるよう前記内燃機関を運転制御し、前記目標動力が前記所定の動力未満のときには前記複数気筒のうちの一部の駆動により前記目標動力が出力されるよう前記内燃機関を運転制御すると共に、前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記駆動用電動機を運転制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関から動力を出力しながら駆動軸に要求動力を出力することができる。
【0011】
また、駆動用電動機を備える態様の本発明の動力出力装置のおいて、前記内燃機関からの動力の一部を前記駆動軸に伝達すると共に、残余の動力を電力に変換可能な動力伝達変換手段を備えるものとすることもできる。この態様の本発明の動力出力装置において、前記動力伝達変換手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の軸と前記駆動軸に接続された第2の軸と第3の軸とを有し該3軸のうちのいずれかの2軸に入出力される動力に基づいて残余の動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に接続された発電可能な発電用電動機とを有する手段であり、前記駆動用電動機は、前記駆動軸に接続されているものとすることもできる。あるいは駆動用電動機を備える態様の本発明の動力出力装置において、前記動力伝達変換手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1のロータと駆動軸に取り付けられた第2のロータとを有し該第1のロータと該第2のロータとの電磁的な作用により相対的に回転する発電可能な発電用電動機であり、前記駆動用電動機は、前記駆動軸に直接接続されているものとすることもできる。
【0012】
本発明の自動車は、
上記各態様の本発明の動力出力装置を搭載する自動車であって、
前記駆動軸は、前記自動車の車軸に接続されていることを要旨とする。
【0013】
この本発明の自動車では、本発明の動力出力装置の駆動軸が自動車の車軸に接続されているから、本発明の動力出力装置の効果、即ち、二次電池の温度が低く十分な電力を供給することができないときには、停止条件の成立に拘わらず内燃機関の運転を継続することにより不足電力による内燃機関の再始動を回避して内燃機関からの動力の出力にもたつきが生じるのを防止できると共に、この内燃機関の運転の継続を内燃機関が有する複数気筒のうちの一部の気筒の駆動により実現することにより内燃機関に供給する燃料を少なくすることができ継続運転に伴うエネルギ効率の低下を防止することができるなどの効果を奏することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト23にダンパ25を介して接続されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30に接続された発電可能なモータMG1と、同じくプラネタリギヤ30に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUという)70とを備える。
【0015】
エンジン22は、燃料タンク26から燃料ポンプ27により供給され燃料噴射弁28により噴射された燃料(例えば、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料)の爆発燃焼によって得られる動力を出力する複数気筒(例えば、4気筒)の内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により駆動制御される。エンジンECU24は、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力し、エンジン22が吸入する空気量を調節するための吸入空気量調節制御や,適切な空燃比で燃料がエンジン22に供給されるよう燃料噴射弁28を制御する燃料噴射制御,エンジン22内の空気と燃料との混合気を爆発燃料させるための点火制御などの運転制御を行なう。実施例では、エンジン22は、燃料噴射弁28が各気筒の燃焼室毎に燃料を直接噴射可能に配置された直接噴射式のエンジンとして構成されており、エンジンECU24により各気筒独立に噴射量の制御を受けるようになっている。エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
【0016】
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう。プラネタリギヤ30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト23が、サンギヤ31にはモータMG1のサンギヤ軸31aが、リングギヤ32にはモータMG2のリングギヤ軸32aがそれぞれ連結されている。図2にサンギヤ31の回転数Nsとキャリア34の回転数Ncとリングギヤ32の回転数Nrとの関係を示す。図2には、キャリア34にトルクTcが入力されたときにサンギヤ31とリングギヤ32とに分配されて出力されるトルクTcs,Tcrも示している。図2に示すように、キャリア34の回転数Ncは、プラネタリギヤ30のギヤ比をρ(サンギヤ歯数/リングギヤ歯数)とすると、サンギヤ31の回転数Nsとリングギヤ32の回転数Nrとを用いて次式(1)により示すことができる。
【0017】
【数1】
Nc=Ns×ρ/(1+ρ)+Nr×1/(1+ρ) (1)
【0018】
また、キャリア34にトルクTcが入力されたときにサンギヤ31とリングギヤ32とにそれぞれ出力されるトルクTcs,Tcrは、ギヤ比ρを用いて次式(2),(3)により示すことができる。
【0019】
【数2】
Tcs=Tc×ρ/(1+ρ) (2)
Tcr=Tc×1/(1+ρ)=Tcs/ρ (3)
【0020】
したがって、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31とリングギヤ32とにプラネタリギヤ30のギヤ比ρに応じて分配したり、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力とを統合してリングギヤ32に出力したりすることができる。また、サンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力をキャリア34に出力してエンジン22を始動させることもできる。すなわち、モータMG1は、エンジン22の始動を担うスタータモータとしての機能を有することもできる。リングギヤ32は、ベルト36,ギヤ機構37,ディファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ベルト36,ギヤ機構37,ディファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。
【0021】
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動できると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとり行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線を用いて構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2から生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転軸(サンギヤ軸31a,リングギヤ軸32a)の回転数を検出する回転数センサ43,44からの回転数Ns,Nrや図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号などが出力されている。モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52により管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号としてバッテリ50の温度を検出する温度センサ51からの電池温度BTやバッテリ50を流れる電流を検出する図示しない電流センサからの充放電電流などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値などに基づいて残容量SOCの演算も行なっている。
【0022】
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶したROM74と、一時的にデータを記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッドECU70には、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からアクセルペダルポジションAP,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッドECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行っている。
【0023】
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量としてのアクセルペダルポジションAPと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求動力を計算し、この要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、例えば、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力の全部がモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1とモータMG2とを運転制御する通常運転モードや、バッテリ50の残容量SOCが下限値SLow(例えば、30%や40%)未満のときに駆動軸への要求動力とバッテリ50の充電に必要な電力に相当する動力との和の動力がエンジン22から出力されるようエンジン22を運転制御する共にエンジン22からの動力の一部がモータMG1によって必要な電力としてバッテリ50に充電されエンジン22からの残余の動力がモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1とモータMG2とを運転制御する充電運転モード、バッテリ50の残容量SOCが上限値SHi(例えば、70%や80%)以上のときに駆動軸への要求動力からバッテリ50が放電する電力に相当する動力を減じた動力がエンジン22から出力されるようエンジン22を運転制御すると共にエンジン22からの動力と放電電力を動力に変換するモータMG2からの動力とにより要求動力に見合う動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1とモータMG2とを運転制御する放電運転モード、車速Vが比較的遅い速度VLow未満のときにエンジン22の運転を停止しつつ要求動力に見合う動力がモータMG2から出力されるようモータMG2を運転制御するモータ運転モードなどがある。
【0024】
次に、こうした運転モードによる運転を制限する際の実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図3は、実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッドECU70により実行される運転モード制限処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。この処理は、所定時間毎(例えば、20msec毎)に繰り返し実行される。
【0025】
運転モード制限処理ルーチンが実行されると、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、バッテリ50の温度を検出する温度センサ51により検出されバッテリECU52から通信により入力された電池温度BTを読み込み(ステップS100)、読み込んだ電池温度BTが所定の閾値Tref未満であるか否かを判定する(ステップS102)。電池温度BTが閾値Tref以上であると判定されたときには、何もせずに本ルーチンを終了し、電池温度BTが閾値Tref未満であると判定されたときには前述の運転モードのうちモータ運転モードによる運転(エンジン22の停止)を禁止して(ステップS104)本ルーチンを終了する。エンジン22の停止を禁止するのは、図4のバッテリ50の電池温度BTとバッテリ50が出力可能な電力との関係に示すように、バッテリ50の電池温度BTが低くなると、その内部抵抗の増加に伴ってバッテリ50から出力できる電力も低下する。このため、低速走行時などにモータ運転モードによる運転により一旦エンジン22を停止させてしまうと、次にエンジン22の運転が必要となったときにバッテリ50の出力不足によりモータMG1によるエンジン22の始動がもたつき、エンジン22から出力される動力に遅れが生じてしまうことに基づいている。
【0026】
次に、こうしてモータ走行モードによる運転が禁止されたときに実施例のハイブリッド自動車20により実行される運転処理について説明する。図5は、実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッドECU70により実行されるエンジン停止禁止時運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、20msec毎)に繰り返し実行される。
【0027】
エンジン停止禁止時運転制御ルーチンが実行されると、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセルペダルポジションAPや車速センサ88からの車速V、バッテリECU52により演算され通信により入力されたバッテリ50の残容量SOC、回転数センサ43,44により検出されたサンギヤ軸31aの回転数Ns,リングギヤ軸32aの回転数Nrを入力する処理を行なう(ステップS200)。続いて、入力されたアクセルペダルポジションAPと車速Vとから駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求される要求トルクTr*を設定すると共に(ステップS202)、リングギヤ軸32aに要求される要求パワーPr*を設定する処理を行なう(ステップS204)。この処理は、実施例では、アクセルペダルポジションAPと車速Vと要求トルクTr*との関係(Tr*=f(AP,V))を予め求めてマップとしてROM74に記憶しておき、アクセルペダルポジションAPと車速Vとが与えられると、マップから対応する要求トルクTr*を導出し、この導出された要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じて要求パワーPr*を算出するものとした。なお、リングギヤ32は駆動輪39a,39bに機械的に接続されており、リングギヤ軸32aの回転数Nrは車速Vと比例関係にあるから、車速Vから演算により回転数Nrを導出するものとしても構わない。
【0028】
こうして要求パワーPr*が設定されると、この要求パワーPr*とステップS200により入力されたバッテリ50の残容量SOCに基づいてエンジン22の目標パワーPe*を設定する(ステップS206)。実施例では、バッテリ50の残容量SOCに応じて必要なバッテリ50の充放電量Pb*を設定すると共に、この充放電量Pb*と要求パワーPr*との和のパワーをエンジン22の目標パワーPe*として設定するものとした。したがって、前述したように、バッテリ50の残容量SOCが下限値SLow未満のときに充放電量Pb*として正の値が設定されると充電運転モードによる運転となり、バッテリ50の残容量SOCが上限値SHi以上のときに充放電量Pb*として負の値が設定されると放電運転モードによる運転となり、バッテリ50の残容量SOCが上限値SHiと下限値SLowとの範囲内にあるときに充放電量Pb*としてゼロが設定されると通常運転モードによる運転となる。また、要求パワーPr*が低く残容量SOCにも余裕があるときなどに目標パワーPe*がゼロに設定されるときでも前述したようにモータ運転モードによる運転(エンジン22の停止)は禁止されているから、このときにはエンジン22をアイドリング運転させることになる。目標パワーPe*が設定されると、エンジン22から目標パワーPe*を出力可能な運転ポイント(トルクと回転数とにより決定される運転ポイント)のうち最もエンジン効率が高いポイントが選択され、選択された運転ポイントにおけるトルクと回転数がそれぞれエンジン22の目標トルクTe*と目標回転数Ne*として設定される。
【0029】
そして、プラネタリギヤ30のギヤ比ρとエンジン22の目標回転数Ne*とリングギヤ32の回転数Nrに基づいてモータMG1の目標回転数Nm1*を設定する(ステップS208)。前述したように、サンギヤ31の回転数Nsとキャリア34の回転数Ncとリングギヤ32の回転数Nrとは式(1)の関係を有し、エンジン22のクランクシャフト23はキャリア34にモータMG1はサンギヤ31にそれぞれ接続されているから、キャリア34の回転数Ncに相当するエンジン22の目標回転数Ne*とリングギヤ32の回転数Nrとギヤ比ρとから上記の式(1)を用いてサンギヤ31の回転数Nsを算出することができ、これをモータMG1の目標回転数Nm1*とすることができる。なお、リングギヤ32は駆動輪39a,39bに機械的に接続されているから、回転数センサ44から回転数Nrを直接検出する代わりに車速Vから演算される回転数Nrを用いるものとしても構わない。
【0030】
モータMG1の目標回転数Nm1*を設定すると、プラネタリギヤ30のギヤ比ρに基づいてモータMG1,MG2の目標トルクTm1*,Tm2*を設定する(ステップS210)。モータMG1の目標トルクTm1*は、図2の関係に示すように、エンジン22の目標トルクTe*がトルクTcとしてキャリア34に入力されたときにサンギヤ31に分配されるトルクTcsに釣り合うよう設定すればよい。すなわち、モータMG1の目標トルクTm1*は、トルクTcsに正負を入れ換えたものとして次式(4)により計算すればよい。一方、モータMG2の目標トルクTm2*は、エンジン22から直接分配されるトルクTcr(=Tcs/ρ)を考慮しつつステップS202で設定された要求トルクTr*がリングギヤ32に出力されるように次式(5)により計算すればよい。
【0031】
【数3】
Tm1*=−Te*×ρ/(1+ρ) (4)
Tm2*=Tr*−Te*×1/(1+ρ) (5)
【0032】
こうして、エンジン22の目標パワーPe*や目標トルクTe*と、モータMG1の目標トルクTm1*や目標回転数Nm1*と、モータMG2の目標トルクTm2*とがそれぞれ設定されると、エンジン22の目標パワーPe*が閾値Pref未満であるか否かを判定する(ステップS212)。そして、目標パワーPe*が閾値Pref未満であると判定されたときには、エンジン22の各気筒の一部(例えば、4気筒のうちの2気筒)のみを用いてエンジン22が目標トルクTe*を出力するようにエンジンECU24に指示すると共にモータMG1が目標トルクTm1*および目標回転数Nm1*で駆動するように又モータMG2が目標トルクTm2*で駆動するようにモータECU40に指示して(ステップS214)、本ルーチンを終了する。一方、目標パワーPe*が閾値Pref以上であると判定されたときには、エンジン22の気筒の全てを用いてエンジン22が目標トルクTe*を出力するようにエンジンECU24に指示すると共にモータMG1が目標トルクTm1*および目標回転数Nm1*で駆動するように又モータMG2が目標トルクTm2*で駆動するようにモータECU40に指示して(ステップS216)、本ルーチンを終了する。ここで、閾値Prefは、エンジン22が全気筒による運転を行なうか一部の気筒による運転を行なうかを判定するための閾値であり、エンジン22の特性などを考慮して設定される。指示を受けたモータECU40は、モータMG1が目標トルクTm1*を出力しながら目標回転数Nm1*で回転するようモータMG1の回転数を制御すると共にモータMG2が目標トルクTm2*に見合うトルクを出力するようにモータMG2を駆動制御する。また、指示を受けたエンジンECU24は、一部の気筒の駆動を指示されたときには、複数気筒のうちの一部の気筒に燃料を供給すると共に残りの気筒の燃料の供給を遮断することによりエンジン22から目標トルクTe*に見合うトルクが出力されるようエンジン22を運転制御し、全ての気筒の駆動を指示されたときには、全気筒に燃料を供給することによりエンジン22から目標トルクTe*に見合うトルクが出力されるようエンジン22を運転制御する。目標パワーPe*としてゼロが設定されているときには、エンジンECU24は、一部の気筒に燃料を供給してエンジン22をアイドリング運転することになる。このようにエンジン22の要求パワーPe*が低いときには一部の気筒のみを駆動するのは、前述したようにバッテリ50の電池温度BTが低いときには、バッテリ50の出力不足によりエンジン22の始動が遅れるからエンジン22を停止させないが、エンジン22の目標パワーが低いときに全気筒に燃料供給してエンジン22を運転すると燃料の消費量が多くなりエネルギ効率が低下することに基づいている。
【0033】
エンジン停止禁止時運転制御ルーチンは、モータ運転モードによる運転が禁止されているときの処理であるから、バッテリ50の電池温度BTが閾値Tref以上あり図3のルーチンでエンジン22の停止が禁止されていないときには、モータ運転モードによる運転(エンジン22の停止)の条件が成立したとき例えば、車速Vが低速度VLow未満のときにエンジン22を停止してモータMG2のみにより走行することになる。このモータ運転モードによる運転は、具体的には、アクセルペダルポジションAPと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定し、エンジン22の目標パワーPe*とモータMG1の目標トルクTm1*をゼロに設定すると共に駆動軸から要求トルクTr*が出力されるようにモータMG2の目標トルクTm2*を設定し、設定された目標値をエンジンECU24やバッテリECU52に出力することにより行なわれる。
【0034】
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、バッテリ50の電池温度BTが閾値Pref未満で十分な電力が供給できないときであって、駆動軸への要求パワーPr*に基づいて設定されたエンジン22の目標パワーPe*が閾値Pref未満のときには、一部の気筒の駆動によりエンジン22を継続運転、例えば、エンジン22の目標パワーPe*がゼロのときには、一部の気筒を駆動してエンジン22をアイドリング運転させるから、エンジン22を停止したときのバッテリ50からの電力不足によるエンジン22の再始動時にもたつきが生じることを回避できると共に、一部の気筒のみの燃料供給により燃料消費を少なくして継続運転に伴うエネルギ効率の低下を防止することができる。
【0035】
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22を、燃料噴射弁28から各気筒の燃焼室毎に燃料を直接噴射可能な直接噴射式のエンジンとして構成するものとしたが、各気筒のうちの一部の気筒に燃料を供給できるものであれば、如何なる構成とするものとしても構わない。例えば、エンジン22を、気筒毎の吸気管毎に燃料噴射弁を配置することにより気筒毎に独立して燃料を噴射するように構成するものとしたり、複数の気筒のうちの2気筒ずつまたは3気筒ずつをグループとしてグループ毎の吸気マニホールドの集合部分に燃料噴射弁を配置することによりグループ毎に独立して燃料を噴射するように構成するものとしても構わない。また、燃料噴射弁による燃料の噴射制御としては、吸入,圧縮,膨張,排気を1サイクルとして例えば2サイクルや3サイクルおきに1サイクル分の燃料を各気筒に供給することにより一部の気筒を駆動するものとしても構わない。
【0036】
実施例のハイブリッド自動車20では、モータ運転モードによる運転が禁止されているときに設定されたエンジン22の目標パワーPe*が閾値Pref未満のとき、一部の気筒の駆動によりエンジン22から目標トルクTe*を出力するものとしたが、駆動する気筒の数は、目標パワーPe*に応じて設定、例えば、目標パワーPe*が低いほど少ない数に設定するものとしても構わない。こうすれば、エンジン22の運転を継続しながら、燃料の消費量をより少なくすることができる。
【0037】
実施例のハイブリッド自動車20では、モータ運転モードによる運転が禁止されているときには、駆動軸の要求パワーPr*と残容量SOCとに基づいてエンジン22の目標パワーPe*を設定し、設定された目標パワーPe*が閾値Pref未満のときには一部の気筒の駆動によりエンジン22からの目標パワーPe*に応じた目標トルクTe*が出力されるようエンジン22を制御するものとしたが、モータ運転モードによる運転が禁止されているときにモータ運転モードによる運転条件(例えば、車速Vが比較的遅い速度VLow未満のときなど)が成立したときには、常に、一部の気筒の駆動によりエンジン22をアイドリング運転すると共にモータMG1からトルクを出力せずに、モータMG2からのパワーのみを用いて駆動軸に要求される要求パワーPr*を出力するものとしても構わない。このとき、駆動する一部の気筒には、エンジン22がアイドリング運転を維持できる程度の燃料を供給すればよい。
【0038】
実施例では、エンジン22とプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とを備える動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20を具体例として説明したが、複数気筒のうちの一部の気筒による運転が可能なエンジンとバッテリからの電力を用いて駆動するモータとを動力源として備えておりエンジンの自動停止とバッテリの放電を伴う自動始動とが可能な車両であれば、如何なる構成の車両であっても適用することができる。例えば、図6の変形例のハイブリッド自動車120に示すように、エンジン122のクランクシャフトに接続されたインナーロータ132と駆動輪159a,159bに結合された駆動軸152に取り付けられたアウターロータ134とを有しインナーロータ132とアウターロータ134との電磁的な作用により相対的に回転するモータ130と、駆動軸152に直接動力を出力可能なモータ140と、モータ130,140との間で電力をやり取りするバッテリ150とを備える構成とするものとしても構わない。また、図7の変形例のハイブリッド自動車220に示すように、変速機(A/T)を介して駆動輪に接続された駆動軸に動力を出力可能なエンジンと、エンジンの回転軸とクラッチを介して接続された回転軸を有する発電可能なモータと、モータとの間で電力のやり取りを行なうバッテリとを備える構成とするものとしたり、図8の変形例のハイブリッド自動車320に示すように、クラッチと変速機(例えば、CVT)とを順に介して駆動輪に接続された駆動軸に動力を出力可能なエンジンと、クラッチと変速機との間の回転軸に直接動力を出力可能なモータと、モータとの間で電力のやり取りを行なうバッテリとを備える構成としたり、図9の変形例のハイブリッド自動車420に示すように、変速機(A/T)を介して第1の駆動輪(例えば、前輪)に接続された駆動軸に動力を出力可能なエンジンと、エンジンの回転軸に接続された回転軸を有する発電可能な発電用モータと、発電用モータで発電された電力を蓄電するバッテリと、バッテリからの蓄電電力を用いて第2の駆動輪(例えば、後輪)に接続された駆動軸に動力を出力可能な駆動用モータとを備える構成としたりするものとしても構わない。さらに、複数気筒のうちの一部の気筒による運転が可能なエンジンのみを動力源とする車両であっても、エンジンの自動停止とバッテリの放電に伴う自動始動とが可能な車両であれば適用可能である。例えば、通常では、車両が停止しているときなどのエンジン停止の条件の成立によりエンジンを自動停止するが、バッテリの温度が低いときにはエンジン停止の条件が成立しても複数気筒のうちの一部の気筒に燃料を供給してエンジンをアイドリング運転する場合が考えられる。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】サンギヤ31の回転数Nsとキャリア34の回転数Ncとリングギヤ32の回転数Nrとの関係を示す図である。
【図3】実施例のハイブリッド自動車20により実行される運転モード制限処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図4】バッテリ50の電池温度BTとバッテリ50が出力可能な電力との関係を示す説明図である。
【図5】実施例のハイブリッド自動車20により実行されるエンジン停止禁止時運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図6】変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
【図7】変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
【図8】変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。
【図9】変形例のハイブリッド自動車420の構成の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
20,120,220,320,420 ハイブリッド自動車、22,122エンジン、23 クランクシャフト、24 エンジンECU、25 ダンパ、26 燃料タンク、27 燃料ポンプ、28 燃料噴射弁、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、36 ベルト、37 ギヤ機構、39a,39b,159a,159b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転数センサ、50,150 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ、130 モータ、132 インナーロータ、134 アウターロータ、140 モータ。

Claims (7)

  1. 駆動軸に動力を出力可能な複数気筒を有する内燃機関を備え、該内燃機関の自動停止と二次電池の放電を伴う該内燃機関の自動始動とが可能な動力出力装置であって、
    前記二次電池からの電力を用いて前記駆動軸に動力を出力可能な駆動用電動機と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度以上のときに所定の停止条件が成立したときには、前記内燃機関が停止されると共に前記駆動軸に要求動力が出力されるよう前記内燃機関と前記駆動用電動機とを運転制御し、前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度未満のときに前記所定の停止条件が成立したときには、該成立に拘わらず前記複数気筒のうちの一部の気筒の駆動により前記内燃機関が継続運転されると共に前記駆動軸に要求動力が出力されるよう前記内燃機関と前記駆動用電動機とを運転制御する運転制御手段と
    を備える動力出力装置。
  2. 請求項1記載の動力出力装置であって、
    前記運転制御手段は、前記温度が所定の温度未満のときに前記所定の停止条件が成立したときには、前記内燃機関をアイドリング運転するよう制御する手段である
    動力出力装置。
  3. 請求項1または2記載の動力出力装置であって、
    前記運転制御手段は、前記温度が所定の温度未満のときには、前記要求動力に基づいて前記内燃機関が出力すべき目標動力を設定し、該設定された目標動力が所定の動力以上のときには前記複数気筒の全部の駆動により前記目標動力が出力されるよう前記内燃機関を運転制御し、前記目標動力が前記所定の動力未満のときには前記複数気筒のうちの一部の駆動により前記目標動力が出力されるよう前記内燃機関を運転制御すると共に、前記要求動力が前記駆動軸に出力されるよう前記駆動用電動機を運転制御する手段である
    動力出力装置。
  4. 請求項1なしい3いずれか記載の動力出力装置であって、
    前記内燃機関からの動力の一部を前記駆動軸に伝達すると共に、残余の動力を電力に変換可能な動力伝達変換手段を備える
    動力出力装置。
  5. 請求項記載の動力出力装置であって、
    前記動力伝達変換手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の軸と前記駆動軸に接続された第2の軸と第3の軸とを有し該3軸のうちのいずれかの2軸に入出力される動力に基づいて残余の動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に接続された発電可能な発電用電動機とを有する手段であり、
    前記駆動用電動機は、前記駆動軸に接続されている
    動力出力装置。
  6. 請求項記載の動力出力装置であって、
    前記動力伝達変換手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1のロータと駆動軸に取り付けられた第2のロータとを有し該第1のロータと該第2のロータとの電磁的な作用により相対的に回転する発電可能な発電用電動機であり、
    前記駆動用電動機は、前記駆動軸に直接接続されている
    動力出力装置。
  7. 請求項1ないしいずれか記載の動力出力装置を搭載する自動車であって、
    前記駆動軸は、前記自動車の車軸に接続されている自動車。
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