JP3782899B2 - シート体の走査方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、写真フイルムや蓄積性蛍光体シート等のシート体に光ビームを照射して走査処理を行うシート体の走査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によって、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成されて蓄積性蛍光体シートとして使用されており、前記蓄積性蛍光体シートが1枚ずつカセッテに収容されて取り扱われている。
【0004】
上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体シートに記録された画像情報の読み取りを行う読み取り部(走査部)と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置(走査装置)が採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入される。次いで、カセッテが開蓋された状態で、吸着機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光体シートが取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシート体搬送機構(搬送部)を介して読み取り部に搬送される。読み取り部で読み取り処理が施された蓄積性蛍光体シートは、消去部で残像の消去処理が行われた後、装填部に配置されているカセッテ内に収容される。
【0005】
一方、上記のシステムでは、写真フイルム等の写真感光材料に放射線画像情報を再生する画像情報再生装置(走査装置)が用いられている。この画像情報再生装置では、複数枚の写真感光材料が収容されたマガジンから前記写真感光材料が吸着機構の作用下に1枚ずつ取り出されてシート体搬送機構(搬送部)に受け渡され、このシート体搬送機構を介して記録部(走査部)に移送される。記録部では、蓄積性蛍光体シートから得られた放射線画像情報がレーザ光等の照射によって露光記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の画像情報読取装置および画像情報再生装置では、シート体搬送機構を介して装置本体内で搬送される蓄積性蛍光体シートや写真フイルム等のシート体を読み取り部や記録部に搬送する際に、前記シート体搬送機構による前記シート体の挟持作用を解除する必要がある。シート体の副走査搬送を高精度に行うために、前記シート体を読み取り部や記録部を構成する副走査搬送手段だけで搬送するためである。このため、シート体搬送機構から副走査搬送手段にシート体を受け渡す際、このシート体搬送機構を構成する、例えば、ローラ対によるニップを解除するニップ解除機構を設ける必要がある。これにより、構成が複雑化するとともに、設備費が相当に高騰するという問題が指摘されている。
【0007】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、搬送部によるシート体の挟持作用を解除するための特別な機構を不要にし、簡単かつ安価な構成で前記シート体の走査処理を高精度に行うことが可能なシート体の走査方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート体の走査方法および装置では、装置内で搬送部を構成する搬送路を介して搬送されるシート体が、その搬送方向を、前記搬送部から格納ゾーンに切り替えて前記格納ゾーンから副走査搬送されながら、または、前記搬送部から離脱されて前記格納ゾーンに向かって副走査搬送されながら、1次元偏向された光ビームの照射によってこのシート体に2次元走査処理が施される。そして、走査終了後のシート体は、走査部から搬送部に受け渡される。
【0009】
このように、シート体は、搬送部から完全に離脱して副走査搬送手段のみを介して副走査方向に搬送されながら、1次元偏向された光ビームの照射によって2次元走査処理が施されるため、前記搬送部による前記シート体の挟持作用を解除させるための特別な構造を用いる必要がない。従って、シート体を一旦配置するための格納ゾーンを設けるだけでよく、構成が有効に簡素化されるとともに、設備費を安価に抑えることが可能になる。
【0010】
ここで、搬送部は、シート体を挟持して搬送するローラ対を備えており、このローラ対によるニップ解除機構が不要になって、構成の簡素化が確実に図られる。また、パス切り替え路は、ソレノイドと可動ガイド板とからなり、前記ソレノイドの付勢作用下に前記可動ガイド板を変位させて、前記シート体を前記搬送部と前記格納ゾーンとに振り分けている。これにより前記シート体の2次元走査処理が効率的に遂行される。
【0011】
さらにまた、シート体が蓄積性蛍光体シートであり、搬送部を構成するローラ対のニップ解除を行うことなく、この蓄積性蛍光体シートを一旦格納ゾーンに格納することができる。これにより、蓄積性蛍光体シートの放射線画像情報の読み取り処理が、簡単な構成で、高精度かつ効率的に遂行可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像情報読取装置(走査装置)10の概略構成説明図である。
【0013】
画像情報読取装置10の前面(走査面)上部には、走査部およびモニタの機能を有するタッチパネル14が設けられ、このタッチパネル14の下方にカセッテ16を着脱自在なカセッテ装填部18が設けられる。カセッテ16は、蓄積性蛍光体シート(シート体)20を収容する筐体22と、この筐体22の開口部24を開閉自在な蓋体26とを有し、カセッテ装填部18には、前記蓋体26を開閉するための図示しない開閉手段が設けられている。
【0014】
カセッテ装填部18の内部には、カセッテ16内に収容されている蓄積性蛍光体シート20を取り出すとともに、後述する読み取り処理および消去処理後の前記蓄積性蛍光体シート20を該カセッテ16内に戻す枚葉部28が設けられる。この枚葉部28は、図示しない負圧発生源に連通する複数の吸着盤30を備えている。
【0015】
枚葉部28の下方には、搬送部32を介して消去部34および読み取り部(走査部)36が配設される。この搬送部32は、互いに対をなす複数のローラ対38を備えており、このローラ対38により構成される鉛直搬送路上に、消去部34を構成する複数の消去用光源40が配置される。
【0016】
読み取り部36は、蓄積性蛍光体シート20全体を搬送部32から離脱させて一旦格納する格納ゾーン42と、前記蓄積性蛍光体シート20を前記搬送部32から離脱した状態で副走査方向(矢印A方向または矢印B方向)に搬送する副走査搬送手段44と、副走査方向に搬送される前記蓄積性蛍光体シート20に対し主走査方向(副走査方向と略直交する方向)にレーザ光Lを照射する光学系(光ビーム偏向走査手段)46と、このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光体シート20から生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光系48とを備えている。
【0017】
副走査搬送手段44は、互いに同期して回転駆動される第1および第2ローラ対50、52を備える一方、集光系48は、蓄積性蛍光体シート20上のレーザ光Lの走査位置に主走査線に沿って配置される光ガイド54と、この光ガイド54の上部に装着されるフォトマルチプライヤ56とを備える。
【0018】
格納ゾーン42は、湾曲するガイド板58を備えており、このガイド板58は、蓄積性蛍光体シート20の搬送方向の長さに対応して寸法が設定されている。ガイド板58の第1ローラ対50側の端部には、パス切り替え路を構成する可動ガイド板60が揺動自在に配置される。可動ガイド板60は、アクチュエータ、例えば、ソレノイド62を介して揺動することにより、蓄積性蛍光体シート20を格納ゾーン42と搬送路32とに振り分け搬送可能である。
【0019】
このように構成される画像情報読取装置10の動作について、第1の実施形態に係るシート体の走査方法との関連で以下に説明する。
【0020】
先ず、図示しない撮影装置により人体等の被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シート20は、カセッテ16内に遮光して収容された状態で、画像情報読取装置10を構成するカセッテ装填部18にセットされる。このカセッテ16の装填時に、カセッテ装填部18に設けられている図示しないロック解除手段により前記カセッテ16の蓋体26が所定の角度位置まで揺動され、開口部24が開放される。
【0021】
次いで、枚葉部28の駆動作用下に吸着盤30がカセッテ16内に移動され、この吸着盤30により前記カセッテ16内の蓄積性蛍光体シート20が吸着される。さらに、吸着盤30が、蓄積性蛍光体シート20を吸着保持した状態で、カセッテ16から搬送部32側に移動することにより、この蓄積性蛍光体シート20の先端が前記搬送部32を構成するローラ対38に挟持される(図2参照)。
【0022】
その際、吸着盤30による蓄積性蛍光体シート20の吸着保持が解除される。これにより、蓄積性蛍光体シート20が搬送部32に受け渡され、この搬送部32の作用下に、前記蓄積性蛍光体シート20が、一旦、消去部34を通過して読み取り部36に搬送される。
【0023】
読み取り部36では、第1および第2ローラ対50、52が同期して回転駆動されるため、蓄積性蛍光体シート20は、この第1および第2ローラ対50、52を介して副走査方向(矢印A方向)に一旦搬送される。そして、蓄積性蛍光体シート20の搬送方向後端側が第1および第2ローラ対50、52に挟持されると(図3参照)、前記第1および第2ローラ対50、52の回転が停止されるとともに、ソレノイド62が駆動されて可動ガイド板60が、図3中、実線の位置から二点鎖線の位置に揺動し、格納ゾーン42側のパスに切り替えられる。
【0024】
次に、図4に示すように、第1および第2ローラ対50、52が逆方向に回転駆動され、これらに挟持されている蓄積性蛍光体シート20が、可動ガイド板60の案内作用下に格納ゾーン42を構成するガイド板58に沿って搬送される。このため、蓄積性蛍光体シート20は、搬送部32から完全に離脱して格納ゾーン42に一旦格納されることになる。
【0025】
そこで、第1および第2ローラ対50、52が再度正転されて、これらに挟持されている蓄積性蛍光体シート20が、図5に示すように、副走査方向(矢印A方向)に搬送される一方、光学系46が駆動されてレーザ光Lが前記蓄積性蛍光体シート20上に主走査方向に照射される。このため、蓄積性蛍光体シート20から輝尽発光光が放出され、この輝尽発光光が光ガイド54からフォトマルチプライヤ56に導かれ、前記蓄積性蛍光体シート20に蓄積記録されていた放射線画像情報が光電的に読み取られる。
【0026】
読み取り部36により放射線画像情報の読み取り処理が施された後、ソレノイド62が滅勢されて可動ガイド板60が上方に揺動する(図6参照)。従って、蓄積性蛍光体シート20は、搬送部32を介して逆方向に搬送され、鉛直上方向に移動する際に消去部34に設けられた複数の消去用光源40を介して残存する放射線画像情報の消去が行われる(図1参照)。そして、蓄積性蛍光体シート20が枚葉部28を介してカセッテ16内に送り込まれた後、このカセッテ16がカセッテ装填部18から引き出される。その際、図示しない閉蓋手段を介して蓋体26が筐体22側に閉動するため、カセッテ16は、開口部24が遮光された状態で画像情報読取装置10から取り出される。
【0027】
この場合、第1の実施形態では、読み取り部36が搬送部32と独立して蓄積性蛍光体シート20を一旦格納するための格納ゾーン42に設けられている。このため、蓄積性蛍光体シート20は、搬送部32から格納ゾーン42に一旦格納された後、副走査搬送手段44を構成する第1および第2ローラ対50、52のみに挟持されて矢印A方向に副走査搬送される。従って、搬送部32から、直接、副走査搬送手段44に蓄積性蛍光体シート20を受け渡してこの蓄積性蛍光体シート20の2次元走査処理を行う構造とは異なり、前記搬送部32を構成するローラ対38のニップ解除を行う比較的高価なニップ解除機構が不要となって、経済的であるという効果が得られる。
【0028】
しかも、ガイド板58を備えた格納ゾーン42と、ソレノイド62によりパスを切り替える可動ガイド板60とを備えるだけでよく、構造の簡素化が容易に可能になる。さらに、蓄積性蛍光体シート20は、副走査搬送手段44のみにより副走査搬送されるため、この蓄積性蛍光体シート20に記録されている放射線画像情報の読み取り処理が高精度に遂行される。
【0029】
なお、第1の実施形態では、搬送部32を介して搬送される蓄積性蛍光体シート20が、副走査搬送手段44を介して一旦矢印A方向に移送された後、この副走査搬送手段44が逆方向に駆動されることにより格納ゾーン42に格納される。格納ゾーン42に配置された蓄積性蛍光体シート20は、さらに副走査搬送手段44を介して副走査方向に搬送されながらレーザ光Lの照射により読み取り処理を施されている(図3乃至図5参照)。
【0030】
これに対し、図3に示すように、蓄積性蛍光体シート20を搬送部32から完全に離脱させた後、この蓄積性蛍光体シート20を副走査搬送手段44のみにより矢印B方向に搬送(副走査搬送)しながら、レーザ光Lの照射を行って前記蓄積性蛍光体シート20の読み取り処理を施すようにしてもよい(図7参照)。
【0031】
図8は、本発明の第2の実施形態に係る画像情報読取装置(走査装置)80の概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0032】
画像情報読取装置80は、読み取り部(走査部)82を備え、この読み取り部82が格納ゾーン84を有している。格納ゾーン84は、搬送部32の外側に設けられるとともに、蓄積性蛍光体シート20の全長を収容可能な寸法に設定されている。搬送部32は、蓄積性蛍光体シート20をこの搬送部32と格納ゾーン84とに振り分け搬送するためのパス切り替え路である可動ガイド板86を揺動自在に設けており、この可動ガイド板86は、アクチュエータ、例えば、ソレノイド88により揺動される。
【0033】
このように構成される画像情報読取装置80では、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同様に、搬送部32を介してカセッテ16から搬送されてくる蓄積性蛍光体シート20が、副走査搬送手段44の作用下に矢印A方向に搬送される。次いで、可動ガイド板86がソレノイド88の作用下に二点鎖線の位置から実線の位置に揺動した後、副走査搬送手段44が逆方向に回転駆動されることにより、蓄積性蛍光体シート20が格納ゾーン84に一旦格納される。
【0034】
そこで、蓄積性蛍光体シート20は、副走査搬送手段44を構成する第1および第2ローラ対50、52の駆動作用下に矢印A方向に副走査搬送されながら、レーザ光Lが主走査方向に照射され、該蓄積性蛍光体シート20の放射線画像情報の読み取り処理が遂行される。
【0035】
このように、第2の実施形態では、蓄積性蛍光体シート20が一旦格納ゾーン84に格納されるため、この蓄積性蛍光体シート20を搬送部32から完全に離脱させた状態で、副走査搬送手段44のみで挟持して副走査搬送することができる。これにより、搬送部32を構成するローラ対38のニップ解除を行うための構造が不要になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0036】
図9は、本発明の第3の実施形態に係る画像情報読取装置(走査装置)100の概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0037】
画像情報読取装置100は、下部側にカセッテ装填部18aおよび枚葉部28aを設けており、搬送部32aは、前記カセッテ装填部18aに装填されているカセッテ16から取り出される蓄積性蛍光体シート20を上方に配置されている読み取り部(走査部)102に搬送する。
【0038】
読み取り部102は、格納ゾーン104を備えており、この格納ゾーン104は、上方に向かって湾曲する形状に設定されている。格納ゾーン104の端部には、蓄積性蛍光体シート20を搬送部32aとこの格納ゾーン104とに振り分け搬送可能な可動ガイド板106が、図示しないアクチュエータを介して揺動自在に配置されている。
【0039】
このように構成される画像情報読取装置100では、可動ガイド板106の揺動作用下に蓄積性蛍光体シート20が一旦格納ゾーン104に格納された後、副走査搬送手段44のみに挟持されて副走査方向(矢印A方向)に搬送されながら、レーザ光Lの照射によって放射線画像情報の読み取り処理が行われる。従って、搬送部32aを構成するローラ対38のニップ解除機構が不要になり、コストダウンが図られる等、第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0040】
なお、第2および第3の実施形態では、格納ゾーン84、104に一旦蓄積性蛍光体シート20を格納した後、前記蓄積性蛍光体シート20を副走査搬送手段44の作用下に副走査搬送しながら放射線画像情報の読み取り処理を行っているが、第1の実施形態で説明したように、蓄積性蛍光体シート20を前記格納ゾーン84、104に搬送する際に放射線画像情報の読み取り処理を行うようにしてもよい。
【0041】
また、第1乃至第3実施形態では、蓄積性蛍光体シート20の読み取り処理および消去処理を行う画像情報読取装置10、80および100を用いて説明したが、この画像情報読取装置10、80および100に代替して、写真フイルムに放射線画像情報を記録再生する画像情報再生装置を用いても、同様の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係るシート体の走査方法および装置では、シート体全体を搬送部から離脱させて一旦格納する格納ゾーンが走査部に設けられるため、前記シート体を前記搬送部から完全に離脱させた状態で副走査搬送することができる。このため、シート体を副走査方向に搬送する際に、搬送部をこのシート体から離脱させるための解除機構を設ける必要がなく、構成の簡素化を図るとともに、コストダウンが容易に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記画像情報読取装置内でカセッテから蓄積性蛍光体シートを取り出す際の動作説明図である。
【図3】前記蓄積性蛍光体シートを副走査搬送手段で一旦搬送する際の動作説明図である。
【図4】前記蓄積性蛍光体シートを格納ゾーンに格納する際の動作説明図である。
【図5】前記蓄積性蛍光体シートに読み取り処理を施す際の動作説明図である。
【図6】読み取り処理が終了した後の前記蓄積性蛍光体シートを搬送部に送り出す際の動作説明図である。
【図7】前記蓄積性蛍光体シートを前記格納ゾーンに搬送する際に行われる読み取り処理の動作説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【符号の説明】
10、80、100…画像情報読取装置
16…カセッテ 18、18a…カセッテ装填部
20…蓄積性蛍光体シート 28、28a…枚葉部
32、32a…搬送部 34…消去部
36、82、102…読み取り部 38、50、52…ローラ対
42、84、104…格納ゾーン 44…副走査搬送手段
46…光学系 48…集光系
58…ガイド板 60、86、106…可動ガイド板
62、88…ソレノイド
Claims (6)
- 装置内で搬送部を構成する搬送路を介してシート体を搬送する工程と、
前記シート体の搬送方向を、前記搬送部から格納ゾーンに切り替えて、前記シート体を前記格納ゾーンに移送する工程と、
前記格納ゾーンに配置された前記シート体を、前記搬送部から離脱した状態で1次元偏向された光ビームの照射方向と略直交する副走査方向に搬送しながら、該シート体に前記光ビームを照射して2次元走査処理を施す工程と、
前記走査処理後の前記シート体を前記搬送部に受け渡す工程と、
を有することを特徴とするシート体の走査方法。 - 装置内で搬送部を構成する搬送路を介してシート体を搬送する工程と、
前記シート体の搬送方向を、前記搬送部から格納ゾーンに切り替え、前記シート体を前記格納ゾーンに向かって1次元偏向された光ビームの照射方向と略直交する副走査方向に搬送しながら、該シート体に前記光ビームを照射して2次元走査処理を施す工程と、
前記走査処理後の前記シート体を、前記格納ゾーンから前記搬送部に受け渡す工程と、
を有することを特徴とするシート体の走査方法。 - シート体を装置内で搬送する搬送部と、
前記シート体に光ビームを照射して該シート体に2次元走査処理を施す走査部と、
を備え、
前記走査部は、前記シート体全体を前記搬送部から離脱させて一旦格納する格納ゾーンと、
前記シート体が前記搬送部から離脱した状態で、1次元偏向された光ビームを該シート体に照射する光ビーム偏向走査手段と、
前記シート体を前記光ビームの照射方向と略直交する副走査方向に搬送する副走査搬送手段と、
前記シート体を前記搬送部と前記格納ゾーンとに振り分け搬送するためのパス切り替え路と、
を備えることを特徴とするシート体の走査装置。 - 請求項3記載の走査装置において、前記搬送部は、前記シート体を挟持して搬送するローラ対を備えることを特徴とするシート体の走査装置。
- 請求項3または4に記載の走査装置において、前記パス切り替え路は、ソレノイドと可動ガイド板とからなり、前記ソレノイドの付勢作用下に前記可動ガイド板を変位させて、前記シート体を前記搬送部と前記格納ゾーンとに振り分けることを特徴とするシート体の走査装置。
- 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の走査装置において、前記シート体は蓄積性蛍光体シートであることを特徴とするシート体の走査装置。
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