JP3781707B2 - 外観上ラメ感を有する化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の実施の形態】
本発明は、固形ポイントメークアップ化粧料に関し、更に詳細には、ラメ感を有する固形ポイントメークアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポイントメークアップには、アイカラー、アイグロス、マスカラ、アイライナー、チークカラー、リップカラー或いはリップグロスなどの化粧料が知られており、これらの必要品質としては、演色効果が高いものであって、比較的狭く、小さい場所に、一様に、且つ、他の部位に広がらずに塗布できる物性を有することが挙げられる。この内、演色効果の具現化には、グリッターと呼ばれる積層した高分子フィルムの小片或いは高分子フィルムに金属乃至は金属酸化物を蒸着させた小片などの、所謂ラメ剤のような、著しい光沢を有するものが使用される。又、前記の様な物性を具現化するためには、高粘度の液体剤形(特開2002−138017号)、粉体を成形した剤形(特開2000−38315号)或いはオイルゲル剤形(特開2000−309506号)などが使用されている。しかしこれらには、塗布に於けるのびの重さなどの問題点がありその改善が望まれていた。こののびの重さの原因としては、ラメ剤が薄く、且つ、通常の粉体に比べて面積が広いため、摩擦係数が大きく、その延展には通常よりも大きな応力が必要であることが挙げられる。即ち、ラメ剤を含有するポイントメーク用の化粧料に於いて、化粧効果を損なわずに、のびを軽くする手段が求められていた。又、従来のラメ剤含有化粧料に於いては、外観においてはラメがあまり感じられず、塗布によってラメ感が出るため、化粧料選択時の印象と使用時の印象が著しく異なり、その為に化粧料に対する信頼をなくすことが少なくなかった。即ち、ラメ剤入りの化粧料に於いて、製品形態で、使用時と同程度のラメ感を感じさせる化粧料基材の開発も望まれていた。
【0003】
一方、1)ラメ粉体5〜20重量%と2)中空乃至は多孔性粉体20〜50重量%を含有する化粧料は全く知られていなかったし、かかる構成を取る化粧料が、化粧効果を損なうことなく、のびが軽く、且つ、外観と塗布でラメ感があまり変わらない特性を有していることも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、化粧効果を損なうことなく、のびが軽く、且つ、外観と塗布でラメ感があまり変わらない特性を有する固形ポイントメークアップ化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、化粧効果を損なうことなく、のびが軽く、且つ、外観と塗布でラメ感があまり変わらない特性を有する固形ポイントメークアップ化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)ラメ粉体5〜20重量%と2)中空乃至は多孔性粉体20〜50重量%と3)1気圧、25℃で液状を示す油脂35〜50重量%と4)油性増粘剤5〜15重量%とを含有する化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)1)ラメ粉体5〜20重量%と2)中空乃至は多孔性粉体25〜45重量%と3)1気圧、25℃で液状を示す油脂35〜50重量%と4)油性ゲル化剤5〜15重量%とを含有し、外観において、透明な組成物の中に、ラメ光沢が認められるものであることを特徴とする固形ポイントメークアップ化粧料。
)アイグロスであることを特徴とする、(1)に記載の固形ポイントメークアップ化粧料。
尚、以下において本発明の「固形ポイントメークアップ化粧料」を単に「化粧料」と表記する。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の化粧料の必須成分であるラメ粉体
本発明の化粧料は、ラメ粉体を必須成分として含有する。ここで、ラメ剤とは、反射光沢或いは干渉光沢の著しい偏平粉体を意味し、化粧料で使用されているものであれば特段の限定なく使用でき、例えば、ポリエチレンテレフタレートやエポキシ樹脂の薄膜を積層した小片、ポリエチレンテレフタレートやエポキシ樹脂の薄膜に金属酸化物被覆層をはさみ積層した小片、ポリエチレンテレフタレートやエポキシ樹脂の薄膜にアルミニウムなどの金属を蒸着したものなどが好ましく例示できる。この様なものの内、好ましい市販品としては、例えば、アルミフレークシルバー0.01(角八魚燐箔株式会社製)、ダイヤホログラムHG−S40EP、ダイヤホログラムHG−S60EP、DCグリッターシルバーCNo.0.005(ダイヤ工業株式会社製)、MAuグリッター(尾池工業株式会社製)、イリデセント・グリッターIF−4101(エンゲルハード・コーポレーション製)等が好適に例示できる。本発明の化粧料に於いては、かかるラメ剤は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかるラメ粉体は、その反射、ラメ感の特性により、メークアップ仕上がり、或いはメークアップ仕上がりのバリエーション付与に寄与する。本発明の化粧料に於ける、かかるラメ剤の好ましい含有量は、総量で化粧料全量に対して、5〜20重量%であり、更に好ましくは8〜15重量%である。これは少なすぎると、メークアップ効果が損なわれる場合があり、多すぎるとメークアップ効果が頭打ちになり、徒に処方の自由度を損なう場合があるからである。
【0007】
(2)本発明の化粧料の必須成分である中空乃至は多孔性粉体
本発明の化粧料は、中空乃至は多孔性の粉体も必須成分として含有する。ここで、中空の粉体としては、マイクロバルーン法、コアセルべーション法、マイクロスフェア法などの方法で溶液中で重合して作られる、球状乃至は変形した球状の、アクリル酸エステルやメタクリル酸エステルに代表されるアクリル樹脂などのポリマーの粉体であって、内部に空洞を有する粉体であって、該空洞は樹脂壁によって閉じられていても良いし、開口部を有していても良い。かかる中空粉体は既に市販されているものがあり、それを利用することも可能である。かかる市販品としては、例えば、マツモトマイクロスフェアーM−330やチュウクウビーズ(何れも松本油脂製薬株式会社製)等が例示できる。又、多孔性粉体としては、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、アルミナ、シリカアルミナ、「トスパール120A」「トスパール2000B」(東芝シリコーン株式会社製)と言ったメチルシロキサン網状重合体、「トレフィル」(TORAY株式会社製)と言った架橋型メチルポリシロキサン等が好ましく例示できる。これら中空乃至は多孔性の粉体は唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる中空乃至は多孔性粉体は、使用時ののびを損なわずに、系の脂っぽさを抑え、且つ、外観、塗布に於けるラメ感の、維持、一致に寄与する。本発明の化粧料に於いて、かかる中空乃至は多孔性粉体の好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で25〜45重量%である。
【0008】
(3)本発明の化粧料の成分である1気圧、25℃で液状の油脂
本発明の化粧料は、1気圧、25℃で液状の油脂、含有する。1気圧、25℃で液状を示す油脂を35〜50重量%、より好ましくは37〜45重量%含有することを特徴とする。かかる油脂としては、前記の物性を有するものであって、化粧料で使用されるものであれば特段の限定はされず、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン等の炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、オレイン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル、(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド等のトリグリセライド類等が好適に例示できる。これらの内では、炭化水素類乃至はトリグリセライド類が好ましく、特に好ましい形態としては、(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライドを含有する形態であり、かかる(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライドの好ましい含有量としては、15〜25重量%が好ましく例示できる。これらは唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。かかる油脂は唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。二種以上を組み合わせることが単独使用よりも使用特性と化粧持ちなどの化粧効果を向上させる点で好ましい。これらの油脂は、1)使用時ののびを良くし、2)ラメ剤等の色材の艶特性を向上させる作用を有する。
【0009】
(4)本発明の化粧料の成分である油性ゲル化剤
本発明の化粧料は、油性ゲル化剤含有する。ここで、油性ゲル化剤とは、油溶性乃至は油分散性であって、油相に溶解乃至は分散して油相をゲル化する作用を有する物質の総称であって、例えば、12−ヒドロキシステアリン酸、有機変性ベントナイト、デキストリン脂肪酸エステル等が好ましく例示でき、これらの内ではデキストリン脂肪酸エステルが特に好ましく例示できる。デキストリン脂肪酸エステルとしては、既に市販されているものがあり、それらを利用することが出来、例えば、レオパールKL(パルミチン酸デキストリン)、レオパールMKL(ミリスチン酸デキストリン)、レオパールTT(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸)デキストリン(何れも千葉製粉株式会社製)等が好ましい市販品として例示できる。本発明の化粧料に於いては、これらの有機増粘剤を唯一種含有させることもできるし、二種以上組み合わせて含有させることも出来る。本発明において、かかる油性ゲル化剤は、オイルののびの良さを損なわずに、製剤を使用しやすい硬度に固め、且つ、塗布した製剤が流れたり、滲んだりすることを防ぐ作用を発揮する。本発明の化粧料に於いて、油性ゲル化剤がこの様な効果を充分に発揮するためには、化粧料全量に対して、油性ゲル化剤を総量で5〜20重量%含有させ、好ましくは7〜15重量%の含有量で含有させる
【0010】
(5)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、上記必須成分を含有し、且つ、好ましい成分を好ましい形態に於いて含有する。本発明の化粧料の適用できる種類としてはリップカラー、リップグロス、アイカラー、アイグロス、チークカラー、ネイルクレヨン、ネイルオーバーコート等のポイントメーク用の化粧料であり、形態としては固形であるが、中皿に充填固化された形態であることが特に好ましい。これは、本発明の化粧料のラメ感の外観、塗布でともに鮮やかな特質を生かせるからである。又、本発明の化粧料の特徴である、外観においても、塗布時と同様のラメ感が得られる性質を生かす意味で、該中皿としては、黒乃至は灰色のものを用いることが好ましい。これは、バックのコントラストとなって、外観のラメ感を際だたせることが出来るからである。本発明の化粧料の特徴は、この外観と塗布に於けるラメ感の一致性であり、これ故、使用者は自分のイメージした仕上がり通りにメークアップを行うことが出来、それによる大きな化粧満足感を得ることが出来る。本発明の化粧料は、この外観と塗布時の同様のラメ感を呈する特性以外に、脂っぽさが無く、のびが軽く、且つ、狭い或いは小さい場所に塗布可能であり、滲みなどが発生しにくい特質を有する。本発明の化粧料に於いては、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、シリコーンエラストマーなどの固形シリコーン類、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウなどの固形エステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノールなどの高級アルコール類、水添椰子油等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、中実のアクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト等の中空乃至は多孔性の粉体或いはラメ粉体に分類されない粉体類などが好ましく例示できる。これらの成分の内、1気圧、25℃で固形乃至は半固形の油脂類、及び、ラメ粉体、中空乃至は多孔性の粉体に分類されない粉体類は、化粧料全量に対してそれぞれ2重量%以下に調整しておくことが、本発明の効果を維持する上で好ましい。本発明の化粧料は、上記、必須成分、好ましい成分及び任意成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
【0011】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
【0012】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明のアイグロスを作成した。即ち、処方成分を90℃で加熱、攪拌した後、ロール掛けをして、容器に充填し、冷却、固化させ本発明の固形ポイントメーク用の化粧料である、アイグロス1を得た。又、本発明の化粧料に分類されない外観のラメ感が失われているアイグロス(比較品1)、下記に処方を示す従来の製剤のアイグロスも作成し、専門パネラーにより、外観と塗布のラメ感の一致性と使用特性を比べてみた。使用特性は、のびの軽さ、狭い場所や小さな部位への塗布のしやすさ、滲みの無さ、ラメ感の鮮やかさであった。評価判定基準は、比較品1に比して、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:同程度、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いであった。結果を表1に示す。これより、本発明の固形ポイントメーク用の化粧料は優れた使用特性を有することがわかる。
(アイグロス1)
「レオパールKL」 9 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 21 重量部
流動パラフィン 3 重量部
(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド 20.6重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
シリカ 35 重量部
マイカ 1 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
(従来品1;粉体成形物タイプ)
セリサイト 9 重量部
タルク 24 重量部
スクワラン 20.6重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
マイカ 36 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
(従来品2;オイルゲルタイプ)
固形パラフィン 9 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 21 重量部
ポリエチレン 3 重量部
(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド 10.6重量部
マイクロクリスタリンワックス 10 重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
マイカ 36 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
(比較品1)
「レオパールKL」 9 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 21 重量部
流動パラフィン 3 重量部
(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド 20.6重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
マイカ 36 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
【0013】
【表1】
Figure 0003781707
【0014】
<実施例2>
実施例1と同様に1気圧、25℃で液状の油脂の量を変えて、使用性を検討した。結果を表2に示す。これより、1気圧、25℃で液状の油脂の量は35〜50重量%が好ましいことがわかる。比較はこれも比較品1を比較対照に用いて行った。
「レオパールKL」 9 重量部
グリセリルトリイソオクタネート*
流動パラフィン 3 重量部
(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド 20.6重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
シリカ*
マイカ 1 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
*含有量(重量部)の詳細は表2に示す。
尚、表2においてアイグロス4は本発明の実施例に対する対照例である。
【0015】
【表2】
Figure 0003781707
【0016】
<実施例3>
下記の処方に従って、実施例1のアイグロス1について、シリカを他の中空乃至は多孔性粉体に変えて検討を行った。結果を表4〜6に示す。又、中空乃至は多孔性粉体以外の粉体に変えた比較例1も作成し、同様に評価した。比較対照は比較品1を用いた。これより本発明の化粧料に於いては、中空乃至は多孔性粉体であれば何れも使用可能であることがわかる。
「レオパールKL」 9 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 21 重量部
流動パラフィン 3 重量部
(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド 20.6重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
粉体** 35 重量部
マイカ 1 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
**詳細は表3に示す。
【0017】
【表3】
Figure 0003781707
【0018】
【表4】
Figure 0003781707
【0019】
【表5】
Figure 0003781707
【0020】
【表6】
Figure 0003781707
【0021】
<実施例4>
油性ゲル化剤の種類を変えて、実施例1と同様に評価した。結果を表8に示す。何れの油性ゲル化剤も使用可能であり、特にデキストリン脂肪酸エステルが好ましいこともわかった。
油性ゲル化剤*** 9 重量部
グリセリルトリイソオクタネート 21 重量部
流動パラフィン 3 重量部
(カプリル酸・カプリン酸)トリグリセライド 20.6重量部
δ−トコフェロール 0.2重量部
フェノキシエタノール 0.2重量部
シリカ 35 重量部
マイカ 1 重量部
アルミフレークシルバー0.01 10 重量部
***詳細は表7に示す。
【0022】
【表7】
Figure 0003781707
【0023】
【表8】
Figure 0003781707
【0024】
<実施例5>
本発明の化粧料であるアイグロス1を黒い色の中皿に詰めたものと白い色の中皿に詰めたものとを、パネラーを用いた使用テストにて、比較した。即ち、20名のパネラーに、アイグロス1と比較品1とを渡し、2週間使用してもらい、どちらの方が良いかをアンケートにより調べた。結果は、黒い中皿の方が良いと答えた人が16名であり、無回答乃至はわからないが4名であった。これより、黒い中皿に詰めることにより、本発明の化粧料のラメ感を際だたせることが出来、これにより使用実感を向上させることが出来ることがわかる。
【0025】
<実施例6>
実施例5の黒い中皿を灰色の中皿に変えて同様に検討をしたところ、灰色の方がよいが12名、白い方がよいが5名、どちらとも言えないが3名であり、灰色でもある程度の効果があることがわかった。
【0026】
<実施例7>
アイグロス1をリップグロスとして使用できるか否かを専門パネラーにより評価したところ、十分可能であることが判明した。これより、本発明の効果はポイントメークアップ化粧料全般に及ぶことが判明した。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、化粧効果を損なうことなく、のびが軽く、且つ、外観と塗布でラメ感があまり変わらない特性を有する固形ポイントメークアップ化粧料を提供することができる。

Claims (2)

  1. 1)ラメ粉体5〜20重量%と2)中空乃至は多孔性粉体25〜45重量%と3)1気圧、25℃で液状を示す油脂35〜50重量%と4)油性ゲル化剤5〜15重量%とを含有し、外観において、透明な組成物の中に、ラメ光沢が認められるものであることを特徴とする固形ポイントメークアップ化粧料。
  2. アイグロスであることを特徴とする、請求項に記載の固形ポイントメークアップ化粧料。
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