JP3778455B2

JP3778455B2 - Skiing surface material

Info

Publication number: JP3778455B2
Application number: JP01746295A
Authority: JP
Inventors: 正広瀬
Original assignee: 甲陵樹脂工業株式会社; 株式会社アストロ
Priority date: 1995-01-10
Filing date: 1995-01-10
Publication date: 2006-05-24
Anticipated expiration: 2021-05-24
Also published as: JPH08187312A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、スキー用滑走面材に関するものである。特に、多数の合成樹脂製糸状体を長方形の連結部材でまとめた滑走面材の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
最近、主としてスキー競技の夏期練習用のゲレンデの滑走面材として、合成樹脂製モノフィラメントのような糸状体を多数並行にかつ多重に並べたものが使用されるようになった。実際に使用される滑走面材は、多数の糸状体を長方形の連結部材でまとめたものであって、各面材は、ゲレンデの水平方向には連結部材が直線状に並ぶように、また滑走方向には糸状体が十分に重なり合って連結部材がむき出しにならないように、配置固定される。
しかして、このような滑走面材は、当初、多数の糸状体の端部を、２枚の熱板の間に挟んで溶着または高周波溶着することによって製造されたが、連結部分の強度が不十分であったり、平面となるべき表面が波をうってゲレンデに敷設する際に障害となるなどの欠点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
さらに、上記のように溶着によって予備成形したものを、金型キャビティに挿入し、これに連結部材を一体成形することも試みられた。しかし、並行に並んだ糸状体というまとまりのない部分がキャビティからはみ出したまま合成樹脂の導入が行われる結果、導入に際し合成樹脂が糸状体の間に流れ出してくることが避けられず、また連結部材は肉厚になるので収縮によるソリが発生し、製品の外観が悪いだけでなく、敷設の際の障害になるなどの欠点があった。さらに、製品の軽量化、クッション性または滑走時の感触、強度等の点で十分満足できるものではなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、このような欠点を克服するために種々検討した結果、糸状体の形状、金型構造または成形方法を工夫することによって、解決できることを見出した。
【０００５】
すなわち、本発明は複数の合成樹脂製糸状体（１）を並行にかつ多重に並べ、一端部分で固定した連糸部材（２）及び
平面視糸状体と直交する長方形をなし、射出成形によって該連糸部材と一体に成形された肉厚の連結部材（３）
からなるスキー用滑走面材（４）であって、
該糸状体（１）は直径が１〜３ｍｍで、曲率半径１５〜４０ｍｍのウェーブが付けられていること、
該射出成形に際しては、
ａ）連糸部材の固定端部分（８）を金型キャビティ（９）の中央部に保持して、溶融した合成樹脂を該キャビティに導入すること、
ｂ）該糸状体の固定された先端（７）が、前記長方形の短手方向の長さの少なくとも６５％の位置まで達していること及び
ｃ）固定金型（１０）及び可動金型（１１）のキャビティに接し、パーティング・ラインに沿う位置に、少なくとも１列の対向する凹陥部（１４）を設け、該凹陥部にその深さより大きい高さを有する耐熱性弾性体（１５）を挿嵌すること
を特徴とするスキー用滑走面材にある。
【０００６】
以下、本発明を添付の図面に従って説明する。図１は、スキー用滑走面材の平面図、図２は、金型の部分断面図、図３は、糸状体非挟持時の、図２のＡ部分を示す断面図である。
【０００７】
図１に示すように、本発明のスキー用滑走面材（４）は、連糸部材（２）及び連結部材（３）と称する２つの部材から構成される。連糸部材（２）は、ウェーブ付けされた複数の合成樹脂製糸状体（１）を並行にかつ多重に並べたものであり、連結部材（３）は、該糸状体と直交する長方形をなし、射出成形によって該連糸部材と一体に成形されたものである。
【０００８】
連糸部材（２）の構成要素である該糸状体（１）は、製品としたときの軽量化およびクッション性、さらには滑走時の感触、強度等の観点からウェーブ付けされているが、特に直径が１〜３ｍｍの合成樹脂製モノフィラメントで、曲率半径１５〜４０ｍｍのウェーブが付けられているものが好ましい。連糸部材としては、複数の糸状体を単に並行にかつ多重に並べたものは、極めてまとまりが悪いので、取扱い上の容易さからそれらの一端部分で固定したものが用いられる。固定は、例えば熱溶着機により、一端部分の所定巾にわたって行うことができる。素材の合成樹脂としては、特に制限はないが、成形性、剛性等を考慮し、通常はポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂のようなポリオレフィン樹脂が選択される。また、連糸部材と連結部材とは、同一素材であるのがよい。
【０００９】
連結部材（３）は、その表裏の対向位置に、前記長方形の長手方向に少なくとも２列の並行凹陥部（５）（６）を有する。これら凹陥部は、成形時の収縮歪の除去、収縮時のヒケやソリの解消に有効であり、その形状、数および位置は、そのような観点から、更には成形上の容易さを加味して決定される。該凹陥部の底面間の距離はほぼ前記連糸部材の厚さに等しいのがよい。また、特に製品のソリを少なくする目的には、射出成形に際し、該糸状体の先端（７）が、前記２列の並行凹陥部のうち連糸部材から遠い方（５）の列の位置よりもさらに遠い位置まで達していること、好ましくは前記長方形の短手方向の長さの少なくとも６５％の位置まで達していることが有効である。
【００１０】
そのほか、連結部材（３）には、図１にも示されているが、スキー用滑走面として施工するときに必要な穴が穿設される。もちろん、これらの穴が射出成型時に形成されるように、金型を調製することもできる。図示の部材側端に近い位置の２つの穴は、滑走面材を相互に連結する目的で、また内側の２つの長方形の穴は、滑走面を構築する架台またはそこに付設されたワイヤなどに、滑走面材を取付ける目的で設けられている。
【００１１】
本発明のスキー用滑走面材を成形する際に使用する金型は、図２に示すように、固定金型（１０）及び可動金型（１１）の両表面の対向位置に、少なくとも２列の突起部（１２）（１３）を設け、金型を閉じた際に、対向する両突起の間に、前記連糸部材の固定端部分（８）を保持することができるようにしたものが用いられる。もちろん、この金型の突起部は、製品においては、前記の連結部材の凹陥部に対応する。従って、突起部の形状、数および位置の決定には、該凹陥部の機能を考慮することが必要である。
【００１２】
成形に際しては、連糸部材の固定端部分（８）を金型キャビティ（９）の中央部に保持し、その際好ましくは糸状体の先端（７）を前記の位置に設定して、溶融した合成樹脂を該キャビティに導入する。通常、合成樹脂の導入は、前記突起部（１３）の間のほぼ中央部の対向する位置に設けられた、固定金型及び可動金型の１対のピンポイント・ゲート（１６）から行う。また、この導入は２段に分けて行い、前段においては、金型キャビティ（９）のうち主として前記固定の行われていない糸状体の存在する部位に導入し、後段においては、前段で導入した合成樹脂の固化が始まってから、残りのキャビティを充満するように導入するのがよい。こうすることによって、成形時の合成樹脂のキャビティ外部への流出を最小限にすることが可能となる。
【００１３】
同じ目的から、固定金型（１０）及び可動金型（１１）のキャビティに接し、パーティング・ラインに沿う位置に、少なくとも１列の対向する凹陥部（１４）を設け、該凹陥部にその深さより大きい高さを有する耐熱性弾性体（１５）を挿嵌し、金型を閉じた際に、対向する耐熱性弾性体の間に、前記連糸部材（２）を構成する糸状体のうち、キャビティからはみ出した糸状体のキャビティ近接部位を挟持することができるようにする。この凹陥部（１４）は、通常、縦１０〜３０ｍｍ、奥行５〜２０ｍｍとするのがよい。
【００１４】
図３に示すように、糸状体非挟持時には、この耐熱性弾性体（１５）は凹陥部の表面から僅かに突出しているが、挟持時には圧縮変形され、その復元力が樹脂の流出を阻止する作用をする。また、この耐熱性弾性体は、糸状体挟持時に、糸状体の間隙を流出しようとする、溶融した合成樹脂の高温に曝されるので、十分な耐熱性を持つことが必要である。耐熱性弾性体として好ましい材料は、耐熱温度５００℃以上のシリコーンゴムである。
【００１５】
【実施例】
ポリプロピレン樹脂を直径２ｍｍのモノフィラメント状に押出し、水を通して冷却固化した後、再加熱し、１対の型付けロールを通すことにより、曲率半径２５ｍｍのウェーブを付けた。ウェーブ付けされたフィラメントを所定の長さに切断し、スキー用滑走面材の所要量づつ計量して小分けした。
【００１６】
小分けされた糸状体材料を、並行にかつ多重に並べて、その一端部分を熱溶着機の熱板の間にセットし、溶着固定した。次いで、図２に示す金型を用いて、一端部分が溶着固定された連糸部材の一部をインサートとして、ポリプロピレン樹脂を射出し、スキー用滑走面材を成形した。その際、該連結部材（３）は、その表裏の対向位置に、前記長方形の長手方向に２列の並行凹陥部（５）（６）を有し、該凹陥部の底面間の距離はほぼ前記連糸部材の厚さに等しいものとなった。
【００１７】
射出成形に際し、該糸状体の先端（７）が、前記２列の並行凹陥部のうち連糸部材から遠い方（５）の列の位置よりもさらに遠い位置で、しかも、前記長方形の短手方向の長さの７０％の位置まで達するように、キャビティ内に設置した。
【００１８】
このようにして成形されたスキー用滑走面材は、連結部材（３）にヒケやソリがなく、連結部材と連糸部材（２）の境界付近に認められる樹脂の流出の殆どない、良好な外観を有するものであった。
【００１９】
【発明の効果】
本発明のスキー用滑走面材は、連結部材にヒケやソリがなく樹脂の流出も殆どないので、外観が良いだけでなく、これをゲレンデに敷設した場合、敷設作業上の障害もなく、滑走面としてのできあがりもよく、また、連結部分の強度は十分で、長期間のスキー競技の使用に耐え得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】スキー用滑走面材の平面図
【図２】金型の部分断面図
【図３】糸状体非挟持時の、図２のＡ部分を示す断面図
【符号の説明】
１合成樹脂製糸状体
２連糸部材
３連結部材
４スキー用滑走面材
５、６凹陥部
７糸状体の先端
８固定端部分
９金型キャビティ
１０固定金型
１１可動金型
１２、１３突起部
１４凹陥部
１５耐熱性弾性体
１６ピンポイント・ゲート[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a ski sliding surface material. In particular, the present invention relates to an improvement of a sliding surface material in which a large number of synthetic resin filaments are gathered together by rectangular connecting members.
[0002]
[Prior art]
Recently, as a slope running surface material mainly for skiing summer practice, a large number of filamentous bodies such as synthetic resin monofilaments are arranged in parallel and in multiple layers. The sliding surface material actually used is a collection of a large number of filamentous bodies combined with rectangular connecting members. Each surface material is arranged so that the connecting members are arranged in a straight line in the horizontal direction of the slope. It is arranged and fixed so that the filaments do not overlap sufficiently in the direction and the connecting member is not exposed.
Such a sliding surface material was originally manufactured by sandwiching the ends of a large number of filaments between two hot plates or performing high frequency welding, but the strength of the connecting portion was insufficient. There are disadvantages such as that the surface to be flat becomes a hindrance when laying on the slope with waves.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Further, it has been attempted to insert a preform formed by welding as described above into a mold cavity and integrally form a connecting member therein. However, as a result of the introduction of the synthetic resin with the unbroken portion of the filamentous bodies arranged in parallel protruding from the cavity, it is inevitable that the synthetic resin flows out between the filamentous bodies during the introduction, and the connecting member Since it becomes thick, warping due to shrinkage occurs, and not only the appearance of the product is bad, but also there are drawbacks such as an obstacle in laying. Furthermore, it was not fully satisfactory in terms of weight reduction of the product, cushioning property, feel during sliding, strength, and the like.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to overcome such drawbacks, the present inventor has found that the problem can be solved by devising the shape of the filament, the mold structure, or the molding method.
[0005]
That is, the present invention relates to a continuous yarn member (2) in which a plurality of synthetic resin filaments (1) are arranged in parallel and in multiplex and fixed at one end portion, and
A thick connecting member (3) which is formed in a rectangle orthogonal to the filamentous body in plan view and is integrally formed with the continuous yarn member by injection molding.
A ski sliding surface material (4) comprising:
The filament (1) has a diameter of 1 to 3 mm and a wave with a radius of curvature of 15 to 40 mm ;
In the injection molding,
a) holding the fixed end portion (8) of the continuous yarn member in the center of the mold cavity (9) and introducing the molten synthetic resin into the cavity;
b) the fixed tip (7) of the filament has reached a position of at least 65% of the length in the short direction of the rectangle;
c) At least one row of opposed concave portions (14) is provided at a position along the parting line in contact with the cavities of the fixed mold (10) and the movable mold (11), and the depth of the concave portions is determined from the depth thereof. A ski sliding surface material characterized by inserting a heat-resistant elastic body (15) having a large height .
[0006]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a plan view of a ski sliding surface material, FIG. 2 is a partial cross-sectional view of a mold, and FIG. 3 is a cross-sectional view showing a portion A of FIG.
[0007]
As shown in FIG. 1, the ski sliding surface material (4) of this invention is comprised from two members called a continuous yarn member (2) and a connection member (3). The continuous yarn member (2) is obtained by arranging a plurality of corrugated synthetic resinous filamentous bodies (1) in parallel and in multiple, and the connecting member (3) has a rectangular shape orthogonal to the filamentous body. These are integrally formed with the continuous yarn member by injection molding.
[0008]
The thread-like body (1), which is a constituent element of the continuous yarn member (2), is waved from the viewpoints of weight reduction and cushioning as a product, as well as the feel and strength during sliding, A synthetic resin monofilament having a diameter of 1 to 3 mm and a wave having a curvature radius of 15 to 40 mm is preferable. As the continuous yarn member, those in which a plurality of filamentous bodies are simply arranged in parallel and in a multiple manner are extremely poorly organized, and those fixed at one end thereof are used for ease of handling. Fixing can be performed over a predetermined width of one end portion by, for example, a heat welding machine. The raw synthetic resin is not particularly limited, but a polyolefin resin such as a polypropylene resin or a polyethylene resin is usually selected in consideration of moldability and rigidity. Further, the continuous yarn member and the connecting member may be made of the same material.
[0009]
The connecting member (3) has at least two rows of parallel recesses (5) and (6) in the longitudinal direction of the rectangle at opposite positions on the front and back sides. These concave portions are effective for removing shrinkage strain at the time of molding and eliminating sink marks and warpage at the time of shrinkage, and the shape, number and position of the recesses are further considered from the viewpoint of ease of molding. Determined. The distance between the bottom surfaces of the recesses is preferably substantially equal to the thickness of the continuous yarn member. Further, particularly for the purpose of reducing the warpage of the product, at the time of injection molding, the tip (7) of the thread-like body is located from the position of the row (5) farther from the continuous yarn member of the two rows of parallel recesses. It is effective that the position reaches a farther position, preferably at least 65% of the length of the rectangle in the short direction.
[0010]
In addition, as shown in FIG. 1, the connecting member (3) is provided with holes necessary for construction as a ski sliding surface. Of course, the mold can also be prepared such that these holes are formed during injection molding. The two holes near the end of the member shown in the figure are for the purpose of connecting the sliding surfaces to each other, and the two inner rectangular holes are on the frame that builds the sliding surface or the wires attached to it. It is provided for the purpose of attaching a sliding surface material.
[0011]
As shown in FIG. 2, the molds used when the ski sliding surface material of the present invention is molded are at least two rows at opposing positions on both surfaces of the fixed mold (10) and the movable mold (11). The protrusions (12) and (13) are provided so that when the mold is closed, the fixed end portion (8) of the continuous yarn member can be held between the opposing protrusions. Used. Of course, the protrusion of the mold corresponds to the recessed portion of the connecting member in the product. Therefore, in determining the shape, number and position of the protrusions, it is necessary to consider the function of the recesses.
[0012]
At the time of molding, the fixed end portion (8) of the continuous yarn member is held at the center of the mold cavity (9), and the tip (7) of the thread-like body is preferably set at the above position and melted. Synthetic resin is introduced into the cavity. Usually, the synthetic resin is introduced from a pair of pinpoint gates (16) of a fixed mold and a movable mold, which are provided at substantially opposite positions in the center between the protrusions (13). In addition, this introduction is performed in two stages, and in the former stage, the mold cavity (9) is introduced mainly into the portion where the unfixed filament is present, and in the latter stage, it is introduced in the former stage. It may be introduced so that the remaining cavities are filled after the solidification of the synthetic resin starts. By doing so, it is possible to minimize the outflow of the synthetic resin to the outside of the cavity during molding.
[0013]
For the same purpose, at least one row of opposing concave portions (14) is provided at a position along the parting line in contact with the cavities of the fixed mold (10) and the movable mold (11), and the concave portions are provided with the concave portions (14). When the heat-resistant elastic body (15) having a height larger than the depth is inserted and the mold is closed, the filamentous body constituting the continuous yarn member (2) is interposed between the heat-resistant elastic bodies facing each other. Of these, the cavity proximity portion of the filamentous body protruding from the cavity can be clamped. This recessed portion (14) is usually preferably 10 to 30 mm in length and 5 to 20 mm in depth.
[0014]
As shown in FIG. 3, when the filamentous body is not clamped, the heat-resistant elastic body (15) slightly protrudes from the surface of the recess, but when clamped, it is compressed and deformed, and its restoring force prevents the resin from flowing out. Works. In addition, the heat-resistant elastic body is required to have sufficient heat resistance because it is exposed to the high temperature of the molten synthetic resin that tends to flow out of the gap between the filamentous bodies when the filamentous body is sandwiched. A preferred material for the heat resistant elastic body is silicone rubber having a heat resistant temperature of 500 ° C. or higher.
[0015]
【Example】
Polypropylene resin was extruded into a monofilament with a diameter of 2 mm, cooled and solidified through water, reheated, and passed through a pair of mold rolls to give a wave with a radius of curvature of 25 mm. The corrugated filament was cut into a predetermined length and weighed and subdivided according to the required amount of ski sliding surface.
[0016]
The divided filamentous materials were arranged in parallel and in multiple, and one end portion thereof was set between the hot plates of the heat welding machine and fixed by welding. Next, using the mold shown in FIG. 2, polypropylene resin was injected using a part of the continuous yarn member having one end welded and fixed as an insert, thereby forming a ski sliding surface material. At that time, the connecting member (3) has two rows of parallel recessed portions (5) and (6) in the longitudinal direction of the rectangle at opposite positions on the front and back sides, and the distance between the bottom surfaces of the recessed portions is approximately It became equal to the thickness of the continuous yarn member.
[0017]
At the time of injection molding, the tip (7) of the filamentous body is at a position farther from the position of the row (5) farther from the continuous yarn member among the two rows of parallel recesses, and the rectangular short side It was installed in the cavity so as to reach a position of 70% of the length in the direction.
[0018]
The ski sliding surface material formed in this way is excellent in that there is no sink or warp in the connecting member (3), and there is almost no outflow of resin observed near the boundary between the connecting member and the continuous yarn member (2). It had an appearance.
[0019]
【The invention's effect】
The ski sliding surface material of the present invention has no sink or warp in the connecting member and almost no resin flows out, so that not only the appearance is good, but when this is laid on the slope, there is no obstacle in laying work and the sliding The surface finish is good, the strength of the connecting part is sufficient, and it can withstand the use of long-term ski competitions.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a ski sliding surface material. FIG. 2 is a partial cross-sectional view of a mold. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a portion A in FIG.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Synthetic resin thread-like body 2 Thread member 3 Connection member 4 Skiing surface material 5, 6 Recessed part 7 Threaded body tip 8 Fixed end part 9 Mold cavity 10 Fixed mold 11 Movable mold 12, 13 Protrusion part 14 Depressed part 15 Heat-resistant elastic body 16 Pinpoint gate

Claims

複数の合成樹脂製糸状体（１）を並行にかつ多重に並べ、一端部分で固定した連糸部材（２）及び
平面視糸状体と直交する長方形をなし、射出成形によって該連糸部材と一体に成形された肉厚の連結部材（３）
からなるスキー用滑走面材（４）であって、
該糸状体（１）は直径が１〜３ｍｍで、曲率半径１５〜４０ｍｍのウェーブが付けられていること、
該射出成形に際しては、
ａ）連糸部材の固定端部分（８）を金型キャビティ（９）の中央部に保持して、溶融した合成樹脂を該キャビティに導入すること、
ｂ）該糸状体の固定された先端（７）が、前記長方形の短手方向の長さの少なくとも６５％の位置まで達していること及び
ｃ）固定金型（１０）及び可動金型（１１）のキャビティに接し、パーティング・ラインに沿う位置に、少なくとも１列の対向する凹陥部（１４）を設け、該凹陥部にその深さより大きい高さを有する耐熱性弾性体（１５）を挿嵌すること
を特徴とするスキー用滑走面材。A plurality of synthetic resin filaments (1) are arranged in parallel and in multiples, and are formed into a rectangular shape orthogonal to the filament member (2) fixed at one end and the filament in plan view , and integrated with the filament member by injection molding Thick connecting member molded into 3 (3 )
A ski sliding surface material (4) comprising:
The filament (1) has a diameter of 1 to 3 mm and a wave with a curvature radius of 15 to 40 mm;
In the injection molding,
a) holding the fixed end portion (8) of the continuous yarn member in the center of the mold cavity (9) and introducing the molten synthetic resin into the cavity;
b) The fixed tip (7) of the filament reaches the position of at least 65 % of the length of the rectangle in the short direction, and c) the fixed mold (10) and the movable mold (11) ), And at least one row of opposed concave portions (14) is provided at a position along the parting line, and a heat-resistant elastic body (15) having a height larger than the depth is inserted into the concave portion. A ski sliding surface characterized by fitting.

該連結部材（３）は、その表裏の対向位置に、前記長方形の長手方向に少なくとも２列の並行凹陥部（５）（６）を有し、該凹陥部の底面間の距離はほぼ前記連糸部材の厚さに等しいことを特徴とする請求項１記載のスキー用滑走面材。The connecting member (3) is a position facing the front and back, wherein at least two rows of parallel recess in the longitudinal Direction rectangle has a (5) (6), the distance between the bottom surface of the recessed portion approximately the The ski sliding surface material according to claim 1, wherein the sliding surface material is equal to the thickness of the continuous yarn member.

該射出成形に際し、該糸状体の固定された先端（７）が、前記２列の並行凹陥部のうち連糸部材から遠い方（５）の列の位置よりもさらに遠い位置まで達していることを特徴とする請求項２記載のスキー用滑走面材。 At the time of injection molding, the fixed tip (7) of the thread-like body has reached a position farther than the position of the row (5) farther from the continuous yarn member among the two rows of parallel recesses. The ski sliding surface material according to claim 2, wherein:

該連結部材（３）には、射出成形時に形成された穴が、該滑走面材を、滑走面を構築する架台またはそこに付設されたワイヤに、取付ける目的で設けられていることを特徴とする請求項１〜３記載のスキー用滑走面材。 The connecting member (3) is provided with a hole formed at the time of injection molding for the purpose of attaching the sliding surface material to a frame for constructing the sliding surface or a wire attached thereto. The ski sliding surface material according to claim 1 to 3 .