JP3778220B2 - 車両用照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電車やバスなどでは、車内の天井面に車両用照明器具が取り付けられており、この車両用照明器具としては、天井面に埋め込まれる埋込形などのように、箱状の器具本体内に直管形蛍光ランプを配置するようにした構造がある。
【0003】
このような車両用照明器具では、箱状の器具本体内にランプ収納部を形成するとともにランプ収納部の下面に照射開口を形成しており、この器具本体のランプ収納部に直管形蛍光ランプを接続するソケットや、場合によっては点灯装置を配置し、器具本体の照射開口に全体または一部に透光部を有するカバーを開閉可能に設けている。
【0004】
また、器具本体とカバーの間からの光漏れを防止する場合には、器具本体とカバーとの間の隙間などにゴム製や起毛製などの遮光部材を介在させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用照明器具では、器具本体とカバーとの間の隙間に遮光部材を介在させることによって光漏れを防止するようにしているが、特に車両用の場合には器具本体やカバーに振動や歪みなどの外力が加わりやすく、その外力により器具本体とカバーとの間の隙間が大きくなるなどして光漏れを生じる虞があり、遮光部材のみでは光漏れの防止効果が十分でない問題がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、器具本体とカバーとの間からの光漏れを確実に防止できる車両用照明器具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用照明器具は、車内の座席の上方でかつ窓の上側の側壁面から車内方向に先端側が突出して設けられ、その上面には先端側から車両の側壁面に向けて下がり傾斜する棚面が形成されているとともに、その下面には取付用凹部が形成されている荷物棚の取付用凹部に取り付けられる車両用照明器具であって、荷物棚の取付用凹部に取り付けられ、下面に照射開口を有していてランプを収納するランプ収納部が形成された器具本体と;器具本体の照射開口を開閉可能に覆って車内側を上端とする傾斜状に取り付けられ、その上端側で器具本体との間を通じてランプからの直接光が届く位置に収納棚の上面方向に向けて突出するように段差部が形成され、照射開口に臨む透光部を有するカバーと;起毛、スポンジおよびゴムのいずれかにて形成され、器具本体の照射開口の全周縁部の下面全周にわたって取り付けられるとともに、器具本体にカバーを閉じた際にはカバー内面に接合しかつ前記段差部の内側に配置される遮光部材と;カバーの段差部より上端側でカバーを器具本体に着脱可能に止めるカバー着脱手段とを;具備しているものであり、器具本体とカバーとの間からの光漏れを遮光部材で防止し、仮に遮光部材による遮光効果が不十分でも段差部で防止する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用照明器具の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図において、1は例えば電車やバスなどの荷物棚で、この荷物棚1は、車内の座席の上方でかつ窓の上側の側壁面から車内方向に突出して設けられており、その上面は先端側から車両の側壁面に向けてわずかに下がり傾斜する棚面2が形成されている。荷物棚1の下面には車両用照明器具11が取り付けられる取付用凹部3が形成されている。
【0010】
車両用照明器具11は、直管形蛍光ランプLを1本用いる1灯用器具で、器具本体12およびこの器具本体12の下面に開閉可能に取り付けられるカバー13を備えている。
【0011】
器具本体12は、ランプ長手方向に沿って細長い箱状に形成され、上面板21、ランプ長手方向と直交する方向(以下、両側方向という)の側面板22、ランプ長手方向(以下、両端方向という)の端板23を有し、下面が開口形成されている。
【0012】
器具本体12の内部には、両側方向のほぼ中間を仕切る仕切板24が両端方向に沿って取り付けられ、仕切板24の一側にランプ収納部25が形成されるとともに他側に配線部26が形成される。ランプ収納部25および配線部26の下面は開口され、ランプ収納部25の開口部は照射開口25a として構成される。
【0013】
上面板21は、ランプ収納部25の上面板部21a が高く、配線部26の上面板部21b が低く、両上面板部21a ,21b 間に段部27が形成されている。
【0014】
ランプ収納部25側の一方の側面板22および両方の端板23の下縁からはそれぞれ外方へ向けて突出するフランジ部22a ,23a が折曲形成されている。仕切板24の下縁からは配線部26側へフランジ部24a が形成されている。両方の端板23の下縁内側にはほぼL字状の取付部材28が取り付けられ、この取付部材28にはフランジ部23a とは反対のランプ収納部25の内方へ向けて突出するフランジ部28a が形成されている。
【0015】
ランプ収納部25には、直管形蛍光ランプLの両端の口金を接続する一対のソケット29が相対向して配置されている。このソケット29は、直管形蛍光ランプLの口金が接続される口金接続部30および取付台部31が並設され、この口金接続部30および取付台部31の並設方向に縦長に形成されている。口金接続部30には口金から突出する一対のランプピンが差し込まれる図示しない一対極用のピン差込孔が形成され、取付台部31には各極用の2つずつの電線差込孔32が形成され、各極用のピン差込孔および電線差込孔32の内側に図示しない各極用の接続端子がそれぞれ配置されている。
【0016】
ソケット29を器具本体12に取り付ける支持部材33は、ほぼL字状に形成され、一端に器具本体12の上面板21に固定される固定板部34が形成され、他端にソケット29の取付台部31が着脱可能に取り付けられる取付板部35が形成されている。固定板部34と取付板部35はほぼ直角に形成され、固定板部34が上面板21に固定された状態での取付板部35は側面板22や仕切板24とほぼ平行となる。そして、支持部材33により支持されるソケット29は、口金接続部30と取付台部31の並設方向が照射開口25a に対してほぼ平行に支持される。
【0017】
配線部26には、上面板21に点灯装置36および端子台37が取り付けられている。端子台37には器具本体12内に引き込まれる電源線が接続され、この端子台37と点灯装置36の電源入力側とが電線で接続される。
【0018】
仕切板24には各ソケット29の近傍に図示しない配線孔が形成されているとともにその配線孔にブッシング38が取り付けられ、このブッシング38を通じて点灯装置36の出力側とソケット29とを接続する電線が挿通される。ソケット29に接続される電線はソケット29の電線差込孔32に差込接続される。
【0019】
また、カバー13は、器具本体12の下面形状に対応して細長い枠状に形成され、器具本体12の配線部26側の側面板22に取り付けられた一対のヒンジ41により、そのヒンジ41のヒンジ軸41a を中心として回動可能に支持され、器具本体12の下面を開閉可能としている。
【0020】
カバー13の全周縁部には立上部42が折曲形成され、器具本体12側に対して凹状となる段差部43が形成されている。ランプ収納部25側に対応する立上部42からは外方へ向けて突出するフランジ部42a が折曲形成されている。
【0021】
カバー13にはランプ収納部25の位置に対応して透光窓13a がランプ長手方向に沿って形成されている。この透光窓13a の長さは、直管形蛍光ランプLの両端の口金位置より短い発光管部分の長さとされる。
【0022】
カバー13の内側には透光窓13a を閉塞する透光部としての透光板44が配置されている。この透光板44は、下面に光拡散性を有する凹凸面が形成された透光性を有するプリズム板45と、このプリズム板45の下面に接合された透光性を有する平板46とを備えている。このようにプリズム板45の凹凸面を下面とすることにより光拡散性を良好にでき、プリズム板45の下側に平板46を接合することによりプリズム板45の凹凸面への塵埃の付着を防止して掃除を容易にできる。
【0023】
カバー13の透光窓13a の両側方向には透光板44の両側方向の位置を位置決め規制するストッパ47が取り付けられているとともにこのストッパ47に透光板44をカバー13の内面に押さえ付ける押えばね48がねじ49によって取り付けられている。カバー13の透光窓13a の両端方向には透光板44の両端方向の位置を位置決め規制するストッパ50が取り付けられている。
【0024】
照射開口25a の全周縁部の下面すなわち各フランジ部22a ,24a ,28a の下面に沿って遮光部材51が取り付けられている。この遮光部材51は、起毛、スポンジ、ゴムなどの材料にて形成され、器具本体12にカバー13を閉じた際に、カバー13の内面に接合するとともにカバー13の段差部43の内側に配置される。
【0025】
また、カバー13のフランジ部42a と器具本体12のフランジ部22a にはカバー着脱手段61が2箇所に設けられている。この各カバー着脱手段61では、カバー13側に、フランジ部42a の表面から止ねじ62が挿通され、フランジ部42a の内面側に突出する軸部分にリング63が嵌合されて外れ止めされている。器具本体12側には、ほぼコ字状の支持金具64が取り付けられ、この支持金具64に止ねじ62が螺着するナット65が形成されている。そして、カバー13を器具本体12の下面に閉じる際に、止ねじ62の先端およびリング63を支持金具64の内側に入り込ませ、止ねじ62の先端をナット65に螺着することにより、カバー13を器具本体12に対して閉状態に止めることができる。
【0026】
また、荷物棚1の取付用凹部3には、器具本体12の配線部26の上面板部21b をねじ止めする取付片部71、フランジ部22a をねじ止めする取付片部72、配線部26側の側面板22をねじ止めする取付片部73などが形成されている。
【0027】
以上のように形成された車両用照明器具11では、下面に照射開口25a を有する箱状の器具本体12内に、ソケット29の口金接続部30と取付台部31の並設方向を照射開口25a に対してほぼ平行となるように支持部材33を介して支持するため、器具本体12の照射開口25a に対してほぼ垂直な方向の薄形化が可能となる。このように車両用照明器具11を薄形化できるため、荷物棚1に組み込むことができ、新規な車両用照明が可能となる。
【0028】
また、支持部材33が器具本体12の照射開口25a に対向する上面板21に取り付けられるため、口金接続部30と取付台部31の並設方向が照射開口25a に対してほぼ平行となるように支持されるソケット29を器具本体12内の任意の位置に支持できる。
【0029】
また、器具本体12の照射開口25a の周縁部に臨むカバー13に器具本体11に対して凹状となる段差部43を設け、器具本体12とカバー13との間でかつ段差部43に遮光部材51を設けたため、器具本体12とカバー13との間からの光漏れを、遮光部材51で防止できるとともに、仮に遮光部材51による遮光効果が不十分でも段差部43で確実に防止できる。なお、器具本体12およびカバー13の両方に段差部を設けることにより、光漏れの防止をより確実にできる。
【0030】
また、器具本体12の内部を仕切板24によって直管形蛍光ランプLを収納するランプ収納部25と点灯装置36を収納する配線部26とに仕切ったので、点灯装置36などの影が透光板44に映り込むのを防止できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の車両用照明器具によれば、カバーの上端側で器具本体との間を通じてランプからの直接光が届く位置に収納棚の上面方向に向けて突出するように段差部を設け、器具本体とカバーとの間でかつ段差部に起毛、スポンジおよびゴムのいずれかの遮光部材を設けることにより、器具本体とカバーとの間からの光漏れを、遮光部材で防止できるとともに、仮に遮光部材による遮光効果が不十分でも段差部で確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用照明器具の一実施の形態を示す器具長手方向と直交する方向の断面図である。
【図2】 同上実施の形態の器具長手方向の断面図である。
【図3】 同上実施の形態の平面図である。
【図4】 同上実施の形態の底面図である。
【符号の説明】
1 荷物棚
2 棚面
3 取付用凹部
11 車両用照明器具
12 器具本体
13 カバー
25 ランプ収納部
25a 照射開口
43 段差部
44 透光部としての透光板
51 遮光部材
61 カバー着脱手段
Claims (1)
- 車内の座席の上方でかつ窓の上側の側壁面から車内方向に先端側が突出して設けられ、その上面には先端側から車両の側壁面に向けて下がり傾斜する棚面が形成されているとともに、その下面には取付用凹部が形成されている荷物棚の取付用凹部に取り付けられる車両用照明器具であって、
荷物棚の取付用凹部に取り付けられ、下面に照射開口を有していてランプを収納するランプ収納部が形成された器具本体と;
器具本体の照射開口を開閉可能に覆って車内側を上端とする傾斜状に取り付けられ、その上端側で器具本体との間を通じてランプからの直接光が届く位置に収納棚の上面方向に向けて突出するように段差部が形成され、照射開口に臨む透光部を有するカバーと;
起毛、スポンジおよびゴムのいずれかにて形成され、器具本体の照射開口の全周縁部の下面全周にわたって取り付けられるとともに、器具本体にカバーを閉じた際にはカバー内面に接合しかつ前記段差部の内側に配置される遮光部材と;
カバーの段差部より上端側でカバーを器具本体に着脱可能に止めるカバー着脱手段と;
を具備していることを特徴とする車両用照明器具。
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JPH09115324A JPH09115324A (ja) | 1997-05-02 |
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