JP2010143357A - ルーフコンソールの照明構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ルーフコンソールの小物収容部にLEDを見栄え良く組み付け、しかも車両のグレードに応じてLEDの選択的な組付を低コストで行えるようにする。
【解決手段】ランプユニット本体3に装着するランプ機能部4と、ランプユニット本体を一方に装着するコンソールユニット本体7と、コンソールユニット本体の他方に設けた小物収容部6と、小物収容部の他方に開く蓋部24とを備えるルーフコンソール8で、小物収容部の天壁28に小孔36を設け、小孔に連通して天壁の外面にLED装着部29を設け、LED装着部にランプ機能部のLED部11を装着した。LED部11を開き時の蓋部に向けて傾斜して配置した。ランプユニット本体3にLED部11を選択的に装着するためのLED装着部17を設けた。LED部11と他のLED部9,10とをユニット化した。
【選択図】図1
【解決手段】ランプユニット本体3に装着するランプ機能部4と、ランプユニット本体を一方に装着するコンソールユニット本体7と、コンソールユニット本体の他方に設けた小物収容部6と、小物収容部の他方に開く蓋部24とを備えるルーフコンソール8で、小物収容部の天壁28に小孔36を設け、小孔に連通して天壁の外面にLED装着部29を設け、LED装着部にランプ機能部のLED部11を装着した。LED部11を開き時の蓋部に向けて傾斜して配置した。ランプユニット本体3にLED部11を選択的に装着するためのLED装着部17を設けた。LED部11と他のLED部9,10とをユニット化した。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の運転者の前側上方に配置されるルーフコンソールの照明構造に関するものである。
図8〜図9は、従来のルーフコンソールの照明構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
図8の如く、この構造は、自動車のルーフに装着される合成樹脂製のルーフトリム71に開口72を設け、開口内に合成樹脂製のコンソールケース73を装着し、コンソールケース73の後半の装着口74にランプユニット75を装着し、前半にサングラス等を収容するための小物収容部76を一体に設けたものである。
図9の如く、本例のランプユニット75は、左右のスポットライト77とムード照明用LED78とハンズフリー用マイク79とサンルーフ開閉用スイッチ80とを有している。小物収容部76は上側のケース本体76a(図8)と下側の蓋部76bとを有し、ケース本体76aはコンソールケース73に一体形成され、蓋部76bはケース本体76aに前端側のヒンジ部81で開閉自在に係合している。
ルーフコンソール82の組み付けは、ルーフトリム71の開口72にランプユニット75を仮止めした状態で、ルーフトリム71を車両天井に組み付け、仮止めを解除してランプユニット75を開口72からルーフ側の電線83で垂れ下げて、他の電線84をランプユニット75にコネクタ接続し、コンソールケース73を開口72に装着し、コンソールケース73にランプユニット75を本固定することで、配線作業のスムーズ化を図っている。
小物収容部76内には照明用のランプは付いていないが、小物収容部内に照明用のLEDを付けることは、特許文献2に記載されている。小物収容部76の蓋部76bの開閉を軸部とラッチと回転ダンパを用いて行う構造は、特許文献3に記載されている。
特開2007−112192号公報(図11〜図12)
特開2003−175765号公報(第5頁)
特開2002−293193号公報(図3)
しかしながら、上記従来のルーフコンソールの照明構造にあっては、小物収容部76内に照明用のLEDを付けた際に、LEDが邪魔になったり、蓋76bを開けた際の見栄えが悪くなったり、それらを避けるために収容部内の照明性能が低下し兼ねないという懸念があった。また、車両のグレードに応じて小物収容部内にLEDを組み付けたり、排除したりする場合に、収容部用のLEDのある仕様とない仕様の二種類のランプユニット75が必要となり、コスト高になるという問題があった。また、小物収容部用のLEDや他のスポット用のLED等をランプユニット75に効率良く組み付ける作業が困難であるという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、小物収容部にLEDを邪魔にならずに見栄え良く、また、良好な照明性能で組み付けることができ、また、車両のグレードに応じて小物収容部のLEDの選択的な組付を低コストで行うことができ、また、ランプユニットに小物収容部用や他のLEDを効率良く組み付けることのできるルーフコンソールの照明構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るルーフコンソールの照明構造は、ランプユニット本体に装着されるランプ機能部と、該ランプユニット本体を一方に装着するコンソールユニット本体と、該コンソールユニット本体の他方に設けられた小物収容部と、該小物収容部の他方に開く蓋部とを備えるルーフコンソールにおいて、前記小物収容部の天壁に小孔が設けられ、該小孔に連通して該天壁の外面にLED装着部が設けられ、該LED装着部に前記ランプ機能部のLED部が装着されたことを特徴とする。
上記構成により、コンソールユニット本体の前半の小物収容部に眼鏡等の小物が収容され、コンソールユニット本体の後半部に、ランプユニット本体とランプ機能部とで成るランプユニットが収容され、前半の小物収容部のLED部は後半のランプ機能部に電線等の回路で接続される。夜間等に蓋部を下向き前方に開けた状態で、小物収容部の天壁の小孔からLED部の光が下向きに照射されて、蓋部内の眼鏡等の小物が直接的ないし間接的に照明される。天壁の小孔は小さいので、見栄えを損なうことがない。蓋部を閉じた際に小孔は外部から隠されることは言うまでもない。
請求項2に係るルーフコンソールの照明構造は、請求項1記載のルーフコンソールの照明構造において、前記小孔が前記蓋部のヒンジから前記ランプユニット本体側に離間して配置され、該蓋部の開き時に、前記ランプ機能部の他のLED部による照明を補助することを特徴とする。
上記構成により、夜間等の蓋部の開き時に、小物収容部のLED部が蓋部内の眼鏡等の小物を照らすと共に、他のLED部と共に車室内(主に運転席側)を照らして、運転者による眼鏡等の確認や眼鏡拭き作業時等の視認性を高める。
請求項3に係るルーフコンソールの照明構造は、請求項1又は2記載のルーフコンソールの照明構造において、前記LED部が前記開き時の蓋部に向けて傾斜して配置されたことを特徴とする。
上記構成により、夜間等の蓋部の開き時にLED部が蓋部内を直接照射して蓋部内の眼鏡等の小物の視認性を高める。小物収容部のLED装着部自体が傾斜して形成されることが好ましい。
請求項4に係るルーフコンソールの照明構造は、請求項1〜3の何れかに記載のルーフコンソールの照明構造において、前記ランプユニット本体に前記LED部を選択的に装着するためのLED装着部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、車両のグレード等によって小物収容部ではなくランプユニット本体にLED部を装着する仕様の場合に、共通のランプ機能部を用いて、ランプユニット本体側のLED装着部にLED部が装着される。
請求項5に係るルーフコンソールの照明構造は、請求項1〜4の何れかに記載のルーフコンソールの照明構造において、前記LED部と他のLED部とがそれぞれユニット化されて各電線で前記ランプ機能部の接続部に接続されたことを特徴とする。
上記構成により、LDE部と他のLED部と各電線と接続部としてのコネクタ等とでランプ機能部の構成され、各LDE部と接続部とが各電線で接続された状態でランプユニット本体内に別々に装着される。各LED部のユニット化により、LED部の移転配置が可能となっている。
請求項6に係るルーフコンソールの照明構造は、請求項4又は5記載のルーフコンソールの照明構造において、少なくとも前記LED部が絶縁性のハウジングと該ハウジングに配置されたLED本体とを備え、該ハウジングが係止手段で前記小物収容部側又は前記ランプユニット本体側の前記LED装着部に固定されることを特徴とする。
上記構成により、LED本体(ランプ本体)がハウジング内で電線等の回路の端子に接続され、ハウジングと一体的に何れかのLED装着部に挿入嵌合式に装着される。係止手段はハウジングの係止アームとランプ装着部の凹部等であり、係止解除可能であることが好ましい。
請求項1記載の発明によれば、ランプユニットの一部であるLED部を小物収容部の照明用に用いたことで、小物収容部の照明用に別途照明装置を用意する必要がなく、ランプユニットの他のランプ部(LED部)等との一体化により、部品点数の削減やコスト低減が達成される。また、小物収容部の天壁の外面側にLED部を配置し、天壁の小孔を介して小物収容部内を照明したことで、小物収容部内のスペースが十分に確保されると共に、小孔が小さいので、昼間に蓋部を開けた際に外部からの見栄えを損なうことがない(これは、LED部を小物収容部の天壁から外した仕様の場合においても同様である)。
請求項2記載の発明によれば、例えば運転者等が夜間等に小物収容部から眼鏡を取り出して拭く等の作業をする際に、他のLED部の光に加えて小物収容部側のLED部で明るさを増して作業を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、夜間等にLED部が小物収容部内を直接照らすことで、運転者等が小物収容部内の眼鏡等の小物を確実に視認することができる。
請求項4記載の発明によれば、共通のランプ機能部を用いて車両のグレード毎の仕様の違いに低コストで且つ容易に対応することができる。
請求項5記載の発明によれば、ランプ機能部のLED部等の各構成部品をユニット化したことで、所定のLED部を異なる位置に選択的に配置することができる。
請求項6記載の発明によれば、LED部のハウジングを各LED装着部に挿入嵌合することで、各LED装着部へのLED部の装着をスムーズ且つ確実に行うことができる。
図1〜図8は、本発明に係るルーフコンソールの照明構造の一実施形態を示すものである。
図1の如く、自動車の天井(図示せず)に装着される合成樹脂製のルーフトリム1に矩形状の開口2が設けられ、合成樹脂製のランプユニット本体3にランプ機能部4が組み付けられてランプユニット5が構成され、眼鏡ホルダ(小物収容部)6を有する合成樹脂製のコンソールユニット本体7にランプユニット5が組み付けられてコンソールユニット(ルーフコンソール)8(図2)が構成され、コンソールユニット本体7がルーフトリム1の開口2に組み付けられる。
ランプ機能部4は、左右のスポット照明用の各LED部(他のLED部)9,10と、中央の電装部12と、前方の眼鏡ホルダ照明用のLED部11とを備えている。各々のLED部9〜11と電装部12とは独立(分離)してそれぞれユニット化され、各電線14,15とコネクタ13等(接続部)を介して相互に連結されている。電装部12としては従来と同様にムードランプ(他のLED部)やマイクやルーフ開閉用スイッチ等が挙げられる。
各LED部9〜11や電装部12は、絶縁樹脂製のハウジング9a〜12aと、ハウジング9a〜12aに収容・配置(固定)されたLED本体(ランプ本体)11b(図4)や電装品本体(図示せず)で構成されている。各LED部9〜11や電装部12はランプユニット本体3内に例えばコネクタやリレー等(図示せず)を上方から挿入嵌合するような要領で、スムーズで容易に且つ確実に組み付けることができる。各ハウジング9a〜12aは可撓性の係止アームや係止突起等と係合凹部や係合孔等で成る係止手段(図示せず)でランプユニット本体3内にワンタッチで係止される。
ランプユニット本体3は、電装部12を装着収容する中央の装着部15と、左右の各LED部9,10を装着収容する左右のLED装着部16,17と、前方のLED部11を選択的に装着収容可能な中央寄りのLED装着部18とを有している。各装着部15〜18は、水平な底壁19から立設されたXY方向の垂直な各隔壁20で区画構成され、挿入用の上部開口を有している。
コンソールユニット本体7は、水平な鍔状の枠壁21と、枠壁21の内側の後半上部(一方)に一体に設けられたケース状のランプユニット装着部22と、枠壁21の内側の前半上部(他方)に膨出して一体に設けられた眼鏡ホルダ本体23と、眼鏡ホルダ本体23の前端側にヒンジ25で開閉自在に連結されたホルダ蓋部(蓋部)24とを備えている。
枠壁21はルーフトリム1の開口2よりも一回り大きく形成され、開口2の下縁に当接可能である。ランプユニット装着部22は、枠壁21から立設された前後左右の垂直な壁部(周壁)26で囲まれて構成され、周壁26はランプユニット本体3に対する係止手段(図示せず)を有する。
眼鏡ホルダ本体23は、前後左右と上側の各壁部27,28で構成され、内部に収容空間を有し、ランプユニット装着部22よりも上方にやや高く突出している。上側の壁部(天壁)28のほぼ中央にランプ機能部4の前側のLED部11に対する装着部29が設けられている。眼鏡ホルダ本体23の左右の壁部27の前端寄りにヒンジ軸(ヒンジ)25が設けられ、ヒンジ軸25でホルダ蓋部24が開閉自在に支持されている。蓋部24はヒンジ25を支点に前向き(反時計回り)に開いて垂れ下がり、上向き(時計回り)に閉じられる。
図1のホルダ蓋部24は開いた状態を示している。蓋部24は、閉じた状態で略水平となる底壁30と、底壁30に立設された左右の側壁31と、底壁30と両側壁31との後部を繋ぐ湾曲した略袋状の受け壁32とで構成され、閉じ時にホルダ本体23内に収容される。ホルダ本体23と蓋部24とで眼鏡ホルダ6が構成される。
ルーフトリム1に対する固定手段として、コンソールユニット本体7の後壁にフック部33が水平に突設されると共に、ホルダ本体23の天壁28の前端側に係止クリップ34が上向きに突設されている。明細書で上下前後左右の方向は車両の方向に一致させている。
図2の如く、ランプユニット5をコンソールユニット本体7に組み付けたコンソールユニット8の状態で、枠壁21と略同一面に後半のランプユニット5のスポットランプ(左右のLED部)9,10や中央の電装部12が配置され、ランプユニット5の中央右側に、グレード別に選択使用されるLED部11(図1)に対する照射用の小孔35(図6〜図7で後述する)が配設されている。
眼鏡ホルダ本体23の天壁28に前側のLED部11(図1)の光を照射するための小孔36が貫通して設けられ、小孔36の上側にLED部11に対する装着部29(図1)が設けられている。小孔36は小さいので、ホルダ蓋部24を開けた状態でも何ら外部からの見栄えを損なうことはない。
蓋部24の受け壁32の中央の凹部37内に係止アーム38が設けられ、ホルダ本体23の収容空間の後部中央に、係止アーム38に対する係合部兼係合解除操作部39が設けられている。係止部38や係合部兼係合解除操作部39の形態は必要に応じて適宜設定可能である。
図3の如く、ルーフトリム1へのコンソールユニット8の組付状態で、ランプ機能部4の前側のLED部11がホルダ本体23の天壁28のLED装着部29に組み付けられている。LED部11は絶縁樹脂製のハウジング11a内にLED本体(ランプ本体)11b(図4)を有し、LED本体11bは二本の電線15でランプユニット本体3側のランプ機能部4に接続されている。
LED装着部29は枠状の壁部29aと補強リブ29bで構成され、枠状の壁部29a内にLED部11が上方から挿入係止されている。LED部11のハウジング11aの可撓性のアームが枠状の壁部29aの例えば孔部40に係合して係止手段を成している。係止手段の形態は適宜設定可能である。
ランプユニット本体3内に左右のLED部9,10と中央の電装部12とコネクタ13とが組み付けられている。各LED部10,11や電装部12は各電線14,15でコネクタ13に接続され、コネクタ13は電源側等の電線に接続している。
図4の如く、ホルダ本体23の天壁28上の装着部29に前側のLED部11が挿入係止(固定)され、LED部11のLED本体11bがハウジング11a内で下向きに配置され、LED本体11bの先端(下端)がレンズ41に近接し、天壁29の頂部に小孔36が設けられ、レンズ41が小孔36の極小径の上部開口36aに接して配置され、小孔36は下方に向かうにつれて漸次幅広となるテーパ状に形成され、小孔36の下部開口36bが天壁29の下面29aに小径に開口している。下部開口36bは小さく、図5のホルダ蓋部24の開き時において無視できる程度のものである。
LED本体11bは上向きの一対の端子11cを有し、各端子11cはハウジング11a内で電線15側の端子42に接続されている。ハウジング11aはインナハウジングとアウタハウジングとで構成され、インナハウジングとアウタハウジングは相互に係止され、アウタハウジングの係止アーム43が装着部29の枠状の壁部29aの係合孔40に係合している。
LED本体11bは、閉じた状態のホルダ蓋部24のほぼ中央に向けて斜め前方に傾いて配置され、ホルダ本体23の天壁29の小孔36の軸心も同様に斜め前方に傾いている。すなわち、天壁29の頂部の上面29bが前上がりの傾斜面をなし、傾斜面29bに枠状の壁部29aが直角に立設され、傾斜状の枠状の壁部29a内にLED部11のハウジング11aが傾斜状に挿入され、傾斜面29bから直角な軸心を有する小孔36が下向きにテーパ状に形成されている。
図5の如く、ホルダ蓋部24を開けた状態で、前側のLED部11から照射された光C1はホルダ蓋部24の受け壁32を直接照らし、運転者等による受け壁32上のサングラスを含む眼鏡等(図示せず)の視認性を高める。
また、後半のランプユニット5のスポット用の左右のLED部9,10におけるテーパに拡がる照射光C2と、ホルダ照射用の前側のLED部11におけるテーパに拡がる照射光C1とがコンソールユニット8の中央下方でラップして(符号C3で示す部分)、後半のLED部9,10の光量を補強して、車室内を明るく照らすことができる。
図6は、上記のように前側のLED部11を前半の眼鏡ホルダ6に装着した状態を示す平面図である。後半のランプユニット5には、左右のLED部9,10と中央の電装部12との間において、左右何れかのLED装着部17,17’が右ハンドル車ないし左ハンドル車に対応してオプション用に設けられている。
眼鏡ホルダ6にLED部11を装着しない車種(グレード)において、図6の前側のLED部11を図7のように例えば右側のLED装着部17に装着することが可能である。これは、前側のLED部11が電線15を介して移動自在にランプユニット5のコネクタ13に接続されているからに他ならない。
右側のLED装着部17には斜め前向きの小孔44(図6)がランプユニット5の底壁19を貫通して設けられている。図4の前側のLED装着部11と同様に、小孔44にLED部11のレンズ11bが接し、LED部11のハウジング11aがLED装着部17の枠状の壁部45に上方から挿入係止される。
装着部17のLED部11は他のスポット用のLED部9,10と共に車室内を明るく照らすと共に、ホルダ蓋部24(図5)を開いた際に、蓋部24の受け壁32(図5)を後方から照らして、運転者における眼鏡等の視認性を高める。このように、選択的にLED部11の位置を変更可能としたことで、車両のグレード毎の仕様に対応可能となっている。
図6で、符号14は右側のLED部10と左側のLED部9に続く各電線、46は中央の電装部12に続く電線、39はホルダ蓋部24(図5)に対する係止兼係止解除部をそれぞれ示している。
上記実施形態によれば、夜間等に眼鏡ホルダ6の内部を確認するために専用のLED部11があるので、ランプユニット5の他のLED部9,10等をオンする必要がない。勿論、他のLED部9,10等と同時に照射すれば、一層効果的に眼鏡ホルダ6の内部を照射することができる。
専用のLED部11は、ホルダ蓋部24を開けた際にその受け壁32に向けて傾斜して配置され、受け壁32上の眼鏡等の小物を直接照射するので、小物の視認性が向上する。また、眼鏡ホルダ用のLED部11とランプユニット5の他のLED部9,10等との同時使用で、車室内を明るく照射することができる。眼鏡ホルダ用のLED部11のLED素子11bを変更すれば、眼鏡ホルダ内を照射する光の色を適宜変えることができる。
また、車両グレードが変わり、LED部11の位置を変更する場合に、共通のランプ機能部4を使用することができるから、部品点数を少なく抑えてコストを低減させることができる。たとえ眼鏡ホルダ用のLED部11と、ランプユニット5内の装着部17へのオプション用のLED部11が不要である場合でも、小孔44のない左側の装着部17’にLED部11を挿入固定することで、共通のランプ機能部4を使用可能となる。眼鏡ホルダ用のLED部11は他のLED部9,10等と同じ回路上にあるので、接続用のコネクタ13を共通化してコネクタ数を少なくすることができる。
なお、上記実施形態においては、眼鏡ホルダ用のLED部11を斜め前向きに配置したが、下向きに鉛直に配置することも可能である。この場合、眼鏡ホルダ内の視認性が劣るものの、他のLED部9,10等との併合による照射光アップの効果は促進される。
3 ランプユニット本体
4 ランプ機能部
6 小物収容部
7 コンソールユニット本体
8 ルーフコンソール
9,10 他のLED部
11 LED部
11a ハウジング
11b LED本体
13 コネクタ(接続部)
14,15 電線
17 LED装着部
24 蓋部
25 ヒンジ
28 天壁
29 LED装着部
36 小孔
4 ランプ機能部
6 小物収容部
7 コンソールユニット本体
8 ルーフコンソール
9,10 他のLED部
11 LED部
11a ハウジング
11b LED本体
13 コネクタ(接続部)
14,15 電線
17 LED装着部
24 蓋部
25 ヒンジ
28 天壁
29 LED装着部
36 小孔
Claims (6)
- ランプユニット本体に装着されるランプ機能部と、該ランプユニット本体を一方に装着するコンソールユニット本体と、該コンソールユニット本体の他方に設けられた小物収容部と、該小物収容部の他方に開く蓋部とを備えるルーフコンソールにおいて、
前記小物収容部の天壁に小孔が設けられ、該小孔に連通して該天壁の外面にLED装着部が設けられ、該LED装着部に前記ランプ機能部のLED部が装着されたことを特徴とするルーフコンソールの照明構造。 - 前記小孔が前記蓋部のヒンジから前記ランプユニット本体側に離間して配置され、該蓋部の開き時に、前記ランプ機能部の他のLED部による照明を補助することを特徴とする請求項1記載のルーフコンソールの照明構造。
- 前記LED部が前記開き時の蓋部に向けて傾斜して配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載のルーフコンソールの照明構造。
- 前記ランプユニット本体に前記LED部を選択的に装着するためのLED装着部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のルーフコンソールの照明構造。
- 前記LED部と他のLED部とがそれぞれユニット化されて各電線で前記ランプ機能部の接続部に接続されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のルーフコンソールの照明構造。
- 少なくとも前記LED部が絶縁性のハウジングと該ハウジングに配置されたLED本体とを備え、該ハウジングが係止手段で前記小物収容部側又は前記ランプユニット本体側の前記LED装着部に固定されることを特徴とする請求項4又は5記載のルーフコンソールの照明構造。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |