JP3776692B2 - 廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ごみ、下水汚泥、産業用廃棄物などの有機系廃棄物からエネルギー回収を図るために、廃棄物を熱分解によりガス化して燃料用ガス(ガス化ガス)を得るガス変換技術が、環境保全及び省資源の観点から注目されている。
【0003】
このガス変換技術のシステムとしては、廃棄物に水蒸気を添加して400〜800℃でガス化し、さらに1300〜1500℃でクラッキングして、煤を含まないクリーンなCO、H2 リッチガスを得るシステムが開発されている。このようにして得られたガス化ガス(燃料用ガス)により発電装置による発電などが行われる。
【0004】
ここで、ガス化変換技術の一例のシステムとして、ガス化炉(流動床ガス化炉)と灰溶融炉(旋回溶融炉)にて二段ガス化を行い、発生したガス化ガスを発電装置に供給して発電を行う従来のガス化発電設備について、図12を参照しつつ説明する。
【0005】
図12に示すように、内部に砂層211aを有する流動床ガス化炉211の上部の送出口は、旋回溶融炉212受入口に連絡している。旋回溶融炉212のガス送出口は、ボイラ213のガス受入口に連絡している。ボイラ213のガス送出口は、バグフィルタ217の受入口に連絡している。バグフィルタ217の送出口は、凝縮器218のガス受入口に連絡している。凝縮器218のガス送出口は、発電装置300のガス受入側に連絡している。
【0006】
前記ボイラ213の蒸気送出口は、スチームタービン214の蒸気受入口に連絡している。スチームタービン214の出力軸は、発電機215の入力軸に連結されている。スチームタービン214の蒸気送出口は、復水器216の蒸気受入口に連絡している。復水器216の送水口は、ボイラ213の受水口に連絡している。
【0007】
このようなガス化発電設備において、酸素(または空気)と水蒸気との混合ガスであるガス化剤1を流動床ガス化炉211の内部に上記砂層211aの下方から供給すると共に、流動床ガス化炉211の内部の砂層211a上に廃棄物2を投入すると、廃棄物2は、加熱(400〜800℃)されながら浮遊流動する上記砂層211aにより、熱分解されてガス状物質になり、ガス化剤1の酸素および水蒸気と接触すると共に、その一部がフリーボード部211bで燃焼し(650〜800℃)、下記式(1)で示す燃焼反応および下記式(2)で示す水性ガス化反応(改質反応)を起こし、一酸化炭素、水素、メタン、エタン、二酸化炭素等を含むガス化ガス3と、タールや煤などの未燃固形物4aと、飛灰4bと、不燃物4cとを生じる。
【0008】
C+O2 →CO2 +熱・・・・・(1)
C+H2 O→CO+H2 ・・・・(2)
【0009】
前記不燃物4cは、流動床ガス化炉211の下部から系外へ排出される。一方、ガス化ガス3と未燃炭素質物質4aと飛灰4bとは、流動床ガス化炉211の上部から送出されて旋回溶融炉212内に送給される。
【0010】
酸素(または空気)と水蒸気との混合ガスであるガス化剤1を旋回溶融炉212の内部に供給すると、ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aの一部は、燃焼して旋回溶融炉212内を加熱(1300〜1500℃程度)する。ガス化ガス3と未燃炭素質物質4aと飛灰4bとは、旋回溶融炉212の内部で旋回しながら加熱される。このため、飛灰(無機物)4bは、溶融してスラグミスト化し、旋回流の遠心力で炉壁に捕捉され、スラグ4dとなって炉壁を流下して系外へ排出される。一方、ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aは、ガス化剤1の水蒸気により、上述した水性ガス化反応(改質反応)がさらに進行する。
【0011】
上記ガス化ガス3は、旋回溶融炉212から送出されてボイラ213で熱回収される。ボイラ213は、ガス化ガス3から回収した熱で水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気は、スチームタービン214を回転させて、発電機215を駆動させることにより、発電を行う。スチームタービン214から排出された蒸気は、復水器16で水に戻されてボイラ213に再び供給される。
【0012】
ボイラ213から送出されたガス化ガス3は、バグフィルタ217でダストや塩酸分が除去された後、凝縮器218の冷却水5aで冷却され、凝縮水5bが系外へ取り除かれて精製ガス6となる。
【0013】
精製ガス6は、発電装置300に送られ、発電作動に使用された後、排ガス7として系外へ排出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような従来のガス化発電設備では、未燃炭素質物質4aの発生量が多いため、ガス化ガス3の発熱量が低くなってしまっていた。すなわち、タールや煤などの炭素を主成分とする未燃炭素質物質4aは、改質をすれば可燃ガスである一酸化炭素や水素にすることができるが(改質することができるが)、従来のガス化発電設備では、この改質を十分に行うことができなかったため、ガス化ガス3の発熱量が低くなってしまっていたのである。
【0015】
そこで、流動床炉ガス化炉211や旋回溶融炉212に供給する水蒸気の量を増加させることにより、上述した改質反応をさらに促進させることも考えられるが、水蒸気の量を増加させると、設備全体としての発電効率が下がるという問題を生じてしまう。
【0016】
このようなことから、本発明は、供給する水蒸気量を増加させることなくガス化ガスの発熱量を高めることができる廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設備を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための、第一番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処理設備において、前記流動床ガス化炉の内部の砂層に、前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒が混合されていることを特徴とする。
【0018】
第二番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処理設備において、前記流動床ガス化炉と前記溶融炉との間に、前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒を内部に有する触媒装置が配設されていることを特徴とする。
【0019】
第三番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処理設備において、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスから灰分を分離して前記溶融炉へ送給する灰分除去手段と、前記灰分除去手段で前記灰分を分離された前記ガス化ガス送給されて前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒を内部に有する触媒塔とを備えていることを特徴とする。
【0020】
第四番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記触媒が、Si,Al,Ni,Fe,Cr,Mo,W,Mn,Co,Cu,Pd,Pt,Rh,Ir,Ru,Reのうちの少なくとも一種の元素を有する金属または当該金属の酸化物または当該金属と当該金属の酸化物との混合物からなることを特徴とする。
【0021】
第五番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて前記溶融炉が旋回溶融炉であることを特徴とする。
【0022】
また、第六番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第一番目から第五番目のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0023】
第七番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第一番目から第五番目のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、前記ガスタービンの作動により発電する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0024】
第八番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第一番目から第五番目の発明のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動する燃料電池と、前記燃料電池の作動により発電する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0025】
第九番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第八番目の発明において、前記発電手段が、前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0026】
第十番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第八番目の発明において、前記発電手段が、前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、前記ガスタービンの作動により発電する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0027】
第十一番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第六番目から第十番目の発明のいずれかにおいて、前記発電手段が、前記ガス化ガスの使用済みの排ガスにより加熱された蒸気を利用して作動するスチームタービンと、前記スチームタービンの作動により発電する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明による廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用するガス化発電設備の実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0029】
[第一番目の実施の形態]
本発明による廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用するガス化発電設備の第一番目の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1は、ガス化発電設備の概略構成図である。
【0030】
図1に示すように、流動床ガス化炉11の内部には、砂層11aが設けられている。この流動床ガス化炉11の砂層11aには、改質反応を促進させる(ガス化ガス3の発生を促進させる)粉状またはペレット状の触媒19が混合されている。
【0031】
このような触媒19としては、Si,Al,Ni,Fe,Cr,Mo,W,Mn,Co,Cu,Pd,Pt,Rh,Ir,Ru,Reのうちの少なくとも一種の元素を有する金属または当該金属の酸化物または当該金属と当該金属の酸化物との混合物等が挙げられ、特に、SiO2 とAl2 3 との複合酸化物にNiやRu等の金属を分散担持させたものであると、ガス化ガス3への転化反応速度を非常に大きくすることができるので好ましい。
【0032】
前記流動床ガス化炉11の上部の送出口は、旋回溶融炉12受入口に連絡している。旋回溶融炉12のガス送出口は、ボイラ13のガス受入口に連絡している。ボイラ13のガス送出口は、バグフィルタ17の受入口に連絡している。バグフィルタ17の送出口は、凝縮器18のガス受入口に連絡している。凝縮器18のガス送出口は、発電手段である発電装置100のガス受入側に連絡している。
【0033】
前記ボイラ13の蒸気送出口は、スチームタービン14の蒸気受入口に連絡している。スチームタービン14の出力軸は、発電機15の入力軸に連結されている。スチームタービン14の蒸気送出口は、復水器16の蒸気受入口に連絡している。復水器16の送水口は、ボイラ13の受水口に連絡している。
【0034】
このようなガス化発電設備においては、酸素(または空気)と水蒸気との混合ガスであるガス化剤1を流動床ガス化炉11の内部に上記砂層11aの下方から供給すると共に、流動床ガス化炉11の内部の砂層11a上に廃棄物2を投入すると、廃棄物2は、加熱(400〜800℃)されながら浮遊流動する上記砂層11aにより、熱分解されてガス状物質になり、ガス化剤1の酸素1bおよび水蒸気1aと接触すると共に、その一部がフリーボード部11bで燃焼し(650〜800℃)、下記式(1)で示す燃焼反応および下記式(2)で示す水性ガス化反応(改質反応)を起こし、一酸化炭素、水素、メタン、エタン、二酸化炭素等を含むガス化ガス3と、タールや煤などの未燃炭素質物質4aと、飛灰4bと、不燃物4cとを生じる。
【0035】
C+O2 →CO2 +熱・・・・・(1)
C+H2 O→CO+H2 ・・・・(2)
【0036】
このとき、流動床ガス化炉11の砂層11a中の触媒19が上記改質反応を促進し、タールや煤等の高分子量炭化水素などを含む未燃炭素質物質4aを改質して燃料として使用可能な低分子量炭化水素や水素などのガス化ガス3に転化する。このため、ガス化ガス3の生成量が大幅に増大し、未燃炭素質物質4aの発生量が極く少量となる。
【0037】
前記不燃物4cは、流動床ガス化炉11の下部から系外へ排出される。一方、ガス化ガス3と未燃炭素質物質4a(極く少量)と飛灰4bとは、流動床ガス化炉11の上部から送出されて旋回溶融炉12内に送給される。
【0038】
酸素(または空気)と水蒸気との混合ガスであるガス化剤1を旋回溶融炉12の内部に供給すると、ガス化ガス3のおよび未燃炭素質物質4aの一部は、燃焼して旋回溶融炉12内を加熱(1300〜1500℃程度)する。ガス化ガス3と未燃炭素質物質4aと飛灰4bとは、旋回溶融炉12の内部で旋回しながら加熱される。このため、飛灰(無機物)4bは、溶融してスラグミスト化し、旋回流の遠心力で炉壁に捕捉され、スラグ4dとなって炉壁を流下して系外へ排出される。一方、ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aは、ガス化剤1の水蒸気により、上述した水性ガス化反応(改質反応)がさらに進行する。
【0039】
上記ガス化ガス3は、旋回溶融炉12から送出されてボイラ13で熱回収される。ボイラ13は、ガス化ガス3から回収した熱で水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気は、スチームタービン14を回転させて、発電機15を駆動させることにより、発電を行う。スチームタービン14から排出された蒸気は、復水器16で水に戻されてボイラ13に再び供給される。
【0040】
ボイラ13から送出されたガス化ガス3は、バグフィルタ17でダストや塩酸分が除去された後、凝縮器18の冷却水5aで冷却され、凝縮水5bが系外へ取り除かれて精製ガス6となる。
【0041】
精製ガス6は、発電装置10に送られ、発電作動に使用された後、排ガス7として前記乾燥機19に送給され、廃棄物2の乾燥用の熱エネルギ源に利用される。
【0042】
つまり、本実施の形態では、流動床ガス化炉11の砂層11a内に触媒19を混合することにより、前記改質反応を促進させるようにしたのである。
【0043】
このため、供給する水蒸気量を増加させないばかりか減少させても、炭素を主成分とする未燃炭素質物質4aの改質化(可燃ガス化)を促進して、ガス化ガス3の割合を多くすることができる。
【0044】
したがって、供給する水蒸気量を減少させながらもガス化ガス3の発熱量を高くすることができ、設備全体の発電効率を向上させることができる。
【0045】
また、流動床ガス化炉11の内部で未燃炭素質物質4aのほとんどをガス化ガス3に改質するようにしたので、流動床ガス化炉11と旋回溶融炉12との間の配管の内壁に付着する未燃炭素質物質4aの量が少なくなり、メンテナンスの容易化を図ることができる。
【0046】
また、未燃固形分4aをガス化ガス3に改質して旋回溶融炉12へ供給するようにしたので、固形分燃焼による局部的な温度上昇や、固形分の低燃焼速度による吹き抜けなどが旋回溶融炉12で起こらなくなり、旋回溶融炉12内での燃焼を安定化させることができ、飛灰4bを安定した状態で溶融させることができる。
【0047】
[第二番目の実施の形態]
本発明による廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用するガス化発電設備の第二番目の実施の形態を図2に基づいて説明する。図2は、ガス化発電設備の概略構成図である。ただし、前述した第一番目の実施の形態の部分と同一の部分については、前述した第一番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符号を用いることにより、その説明を省略する。
【0048】
図2に示すように、流動床ガス化炉11の上部の送出口は、前記改質反応を促進させる(ガス化ガス3の発生を促進させる)ペレット状の前記触媒19を内部に充填若しくはハニカム状または板状の前記触媒19を内装した触媒装置29の受入口に連絡している。触媒装置29の送出口は、旋回溶融炉12の受入口に連絡している。
【0049】
つまり、前述した第一番目の実施の形態では、流動床ガス化炉11の砂層11a中に粉状またはペレット状の触媒19を混合するようにしたが、本実施の形態では、流動床ガス化炉11と旋回溶融炉12との間に、ペレット状の前記触媒19を内部に充填若しくはハニカム状または板状の触媒19を内装した触媒装置29を配設したのである。
【0050】
このため、流動床ガス化炉11から送出されてきた未燃炭素質物質4aの改質化(可燃ガス化)を促進し、タールや煤等の高分子量炭化水素などを含む未燃炭素質物質4aを改質して燃料として使用可能な低分子量炭化水素や水素などのガス化ガス3に転化して(反応温度:400〜1500℃)、ガス化ガス3の割合を多くした後に旋回溶融炉12内に送給することができる。
【0051】
したがって、前述した第一番目の実施の形態の場合と同様に、供給する水蒸気量を減少させながらもガス化ガス3の発熱量を高くすることができ、設備全体の発電効率を向上させることができると共に、未燃固形分4aをガス化ガス3に改質して旋回溶融炉12へ供給するようにしたので、固形分燃焼による局部的な温度上昇や、固形分の低燃焼速度による吹き抜けなどが旋回溶融炉12で起こらなくなり、旋回溶融炉12内での燃焼を安定化させることができ、飛灰4bを安定した状態で溶融させることができる。
【0052】
[第三番目の実施の形態]
本発明による廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用するガス化発電設備の第三番目の実施の形態を図3に基づいて説明する。図3は、ガス化発電設備の概略構成図である。ただし、前述した第一,二番目の実施の形態の部分と同一の部分については、前述した第一,二番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符号を用いることにより、その説明を省略する。
【0053】
図3に示すように、流動床ガス化炉11の上部の送出口は、灰分除去手段であるサイクロン39aの受入口に連絡している。サイクロン39aの上部の送出口は、前記改質反応を促進させる(ガス化ガス3の発生を促進させる)粉状またはペレット状の前記触媒19を内部に充填した触媒塔39bの受入口に連絡している。触媒塔39bの送出口は、前記ボイラ13の受入口に連絡している。
【0054】
一方、上記サイクロン39aの下部の送出口は、前記旋回溶融炉12の受入口に連絡している。この旋回溶融炉12のガス送出口は、ボイラ33のガス受入口に連絡している。ボイラ33の蒸気送出口は、スチームタービン34の蒸気受入口に連絡している。スチームタービン34の出力軸は、発電機35の入力軸に連結されている。スチームタービン34の蒸気送出口は、復水器36の蒸気受入口に連絡している。復水器36の送水口は、ボイラ33の受水口に連絡している。
【0055】
このような本実施の形態においては、流動床ガス化炉11から送出されてきたガス化ガス3と未燃炭素質物質4aと飛灰4bとがサイクロン39aの内部に送給され、内部での旋回流により、ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aから飛灰4bやミスト状の低融点化合物等が分離される。
【0056】
前記飛灰4bやミスト状の低融点化合物等は、サイクロン39aの下部の送出口から旋回溶融炉12の内部に送給され、前述した第一,二番目の実施の形態の場合と同様にスラグ4dとなって系外へ排出される。この旋回溶融炉12で生じた排ガス9は、ボイラ33に送給されて熱回収された後、系外へ排出される。ボイラ33は、排ガス9から回収した熱で水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気は、スチームタービン34を回転させて、発電機35を駆動させることにより、発電を行う。スチームタービン34から排出された蒸気は、復水器36で水に戻されてボイラ33に再び供給される。
【0057】
一方、前記ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aは、サイクロン39aの上部の送出口から触媒塔39bの内部に送給され、触媒19により前記改質反応が促進され、タールや煤等の高分子量炭化水素などを含む未燃炭素質物質4aを改質して燃料として使用可能な低分子量炭化水素や水素などのガス化ガス3に転化した後(反応温度:400〜1500℃)、ボイラ13に送給される。このため、ガス化ガス3の生成量が大幅に増大し、未燃炭素質物質4aが極く少量となる。
【0058】
つまり、前述した第一,二番目の実施の形態では、ガス化ガス3と未燃炭素質物質4aと飛灰4bとの混在した状態で前記触媒19による改質化反応の促進を行うようにしたが、本実施の形態では、ガス化ガス3と未燃炭素質物質4aとから飛灰4bやミスト状の低融点化合物等を分離除去した後に触媒19による改質化反応の促進を行うようにしたのである。
【0059】
このため、触媒19による改質化反応を飛灰4bのない環境下で行うことができるので、飛灰4bやミスト状の低融点化合物等による触媒19の目詰まりや表面付着に伴う触媒19の劣化を大幅に抑制することができる。
【0060】
したがって、前述した第一,二番目の実施の形態の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、触媒19の上述した劣化を大幅に抑制することができるので、触媒19の長寿命化を図ることができ、保守点検等の容易化を図ることができる。
【0061】
なお、前述した各実施の形態では、酸素(または空気)と水蒸気とを混合したガス化剤1を流動床ガス化炉11や旋回溶融炉12に供給するようにしたが、酸素(または空気)と水蒸気とをそれぞれ個別に供給するようにしたり、水蒸気1aは流動床ガス化炉11のみに供給するようにしてもよい。
【0062】
また、例えば、精製ガス6の一部を抜き取って燃焼させて、この燃焼熱により酸素(または空気)や水蒸気1aを加熱して流動床ガス化炉11や旋回溶融炉12内に供給するようにしてもよい。
【0063】
[発電装置の実施の形態]
ここで、前述した発電装置100の実施の形態を図4〜11を用いて説明する。図4は、発電装置の第一番目の実施の形態の概略構成図、図5は、発電装置の第二番目の実施の形態の概略構成図、図6は、発電装置の第三番目の実施の形態の概略構成図、図7は、発電装置の第四番目の実施の形態の概略構成図、図8は、発電装置の第五番目の実施の形態の概略構成図、図9は、発電装置の第六番目の実施の形態の概略構成図、図10は、発電装置の第七番目の実施の形態の概略構成図、図11は、発電装置の第八番目の実施の形態の概略構成図である。
【0064】
[第一番目の実施の形態]
図4に示すように、前記凝縮器18からの精製ガス6(ガス化ガス3を精製したもの)は、発電手段であるガスエンジン発電装置110のコンプレッサ111のガス受入口に供給される。コンプレッサ111のガス送出口は、ガスホルダ112のガス受入口に連結している。ガスホルダ112のガス送出口は、ガスエンジン113の精製ガス受入口に連結している。ガスエンジン113には、空気8が供給されるようになっている。このガスエンジン113の出力部は、発電機115に連結している。
【0065】
このようなガスエンジン発電装置110においては、コンプレッサ111が精製ガス6を高圧に圧縮してガスホルダ112に送給し、ガスホルダ112がガスエンジン113内に精製ガス6を規定の圧力で供給すると共に、ガスエンジン113内に空気8が供給され、ガスエンジン113内での精製ガス6と空気8との燃焼爆発力による出力軸の駆動により発電機115が駆動され、発電することができる。
【0066】
このようなガスエンジン発電装置110のガスエンジン113から排出される排ガス7は、非常に高温であるため、熱エネルギを回収利用する場合に適用すると有効である。
【0067】
[第二番目の実施の形態]
図5に示すように、前記凝縮器18からの精製ガス6(ガス化ガス3を精製したもの)は、発電手段であるガスタービン発電装置120のコンプレッサ111のガス受入口に供給される。コンプレッサ111のガス送出口は、ガスホルダ112の精製ガス受入口に連結している。ガスホルダ112には、空気が供給されるようになっている。ガスホルダ112のガス送出口は、ガスタービン123のガス受入口に連結している。このガスタービン123の出力部は、発電機115に連結している。
【0068】
このようなガスタービン発電装置120においては、コンプレッサ111が精製ガス6を高圧に圧縮してガスホルダ112に送給し、ガスホルダ112が空気8と共に精製ガス6をガスタービン123内に規定の圧力で供給し、ガスタービン123内での精製ガス6と空気8との燃焼爆発力による出力軸の駆動により発電機115が駆動され、発電することができる。
【0069】
このようなガスタービン発電装置120のガスタービン123から排出される排ガス7は、非常に高温であるため、熱エネルギを回収利用する場合に適用すると有効である。
【0070】
[第三番目の実施の形態]
図6に示すように、前記凝縮器18からの精製ガス6(ガス化ガス3を精製したもの)は、燃料電池発電装置130の燃料電池133の燃料ガス受入口に供給される。燃料電池133には、空気8が供給されるようになっている。燃料電池133には、インバータ134を介して発電機135が接続されている。
【0071】
このような燃料電池発電装置130においては、燃料電池133に精製ガス6および空気8が供給されると、燃料電池133内で電気化学反応を生じて発電され、インバータ134を介して発電機135を作動させるようになっている。
【0072】
このような燃料電池発電装置130の燃料電池133から排出される精製ガス6の排ガス7は、非常に高温であるため、熱エネルギを回収利用する場合に適用すると有効である。
【0073】
[第四番目の実施の形態]
図7に示すように、上述の第一番目の実施の形態と同様な構成をなすガスエンジン発電装置110のガスエンジン113のガス送出口は、スチームタービン発電装置140のボイラ141のガス受入口に連絡している。ボイラ141の蒸気送出口は、スチームタービン143の蒸気受入口に連絡している。スチームタービン143の出力部は、発電機145の入力部に連結されている。スチームタービン143の蒸気送出口は、復水器142の蒸気受入口に連絡している。復水器142の送水口は、ボイラ141の受水口に連絡している。
【0074】
このような発電手段であるガスエンジン−スチームタービン発電装置150においては、上述の第一番目の実施の形態のガスエンジン発電装置110と同様にして発電に使用された排ガス7がスチームタービン発電装置140のボイラ141に送給され、ボイラ141で熱回収され、ボイラ141が排ガス7から回収した熱で水を加熱して蒸気を発生させ、当該蒸気がスチームタービン143を回転させて、発電機145を駆動させることにより発電され、スチームタービン143から排出されて復水器16で冷却されて水に戻され、当該水がボイラ141に再び供給される。
【0075】
[第五番目の実施の形態]
図8に示すように、上述の第二番目の実施の形態と同様な構成をなすガスタービン発電装置120のガスタービン123のガス送出口は、上述の第四番目の実施の形態と同様な構成をなすスチームタービン発電装置140のボイラ141のガス受入口に連絡している。
【0076】
このような発電手段であるガスタービン−スチームタービン発電装置160においては、上述の第二番目の実施の形態のガスタービン発電装置120と同様にして発電に使用された排ガス7がスチームタービン発電装置140のボイラ141に送給され、上述の第四番目の実施の形態のスチームタービン発電装置140と同様にして発電に使用される。
【0077】
[第六番目の実施の形態]
図9に示すように、上述の第三番目の実施の形態と同様な構成をなす燃料電池発電装置130の燃料電池133のガス送出口は、上述の第四番目の実施の形態と同様な構成をなすスチームタービン発電装置140のボイラ141のガス受入口に連絡している。なお、燃料電池発電装置130の燃料電池133に供給する空気8は、スチームタービン発電装置140のボイラ141で加熱されるようになっている。
【0078】
このような発電手段である燃料電池−スチームタービン発電装置170においては、上述の第三番目の実施の形態の燃料電池発電装置130と同様にして発電に使用された精製ガス6の排ガス7と空気8の排ガス7とがスチームタービン発電装置140のボイラ141にそれぞれ送給され、上述の第四番目の実施の形態のスチームタービン発電装置140と同様にして発電に使用される。
【0079】
[第七番目の実施の形態]
図10(a)に示すように、上述の第三番目の実施の形態と同様な構成をなす燃料電池発電装置130の燃料電池133の空気受入口は、ガスホルダ137を介してコンプレッサ136に連結している。燃料電池133のガス送出口は、上述の第二番目の実施の形態と同様な構成をなすガスタービン発電装置120のガスタービン123のガス受入口に連絡している。
【0080】
このような発電手段である燃料電池−ガスタービン発電装置180においては、燃料電池発電装置130のコンプレッサ136で圧縮された空気8がガスホルダ137を介して燃料電池133に供給されると共に、前記凝縮器18からの精製ガス6が燃料電池133に供給され、上述の第三番目の実施の形態の燃料電池発電装置130と同様にして発電し、発電に使用された精製ガス6の排ガス7と空気8の排ガス7とがガスタービン発電装置120のガスタービン123にそれぞれ送給され、上述の第二番目の実施の形態のガスタービン発電装置120と同様にして発電に使用される。
【0081】
このような燃料電池−ガスタービン発電装置180のガスタービン123から排出される排ガス7は、非常に高温であるため、熱エネルギを回収利用する場合に適用すると有効である。
【0082】
なお、図10(b)に示すように、燃料電池発電装置130の燃料電池133の精製ガス受入口にもガスホルダ132を介してコンプレッサ131を連結するようにしてもよい。
【0083】
また、ガスタービン発電装置120に代えて、上述の第一番目の実施の形態のガスエンジン発電装置110を適用した発電手段である燃料電池−ガスエンジン発電装置とすることも可能である。
【0084】
[第八番目の実施の形態]
図11(a)に示すように、上述の第三番目の実施の形態と同様な構成をなす燃料電池発電装置130の燃料電池133の空気受入口は、ガスホルダ137を介してコンプレッサ136に連結している。燃料電池133のガス送出口は、上述の第二番目の実施の形態と同様な構成をなすガスタービン発電装置120のガスタービン123のガス受入口に連絡している。ガスタービン123のガス送出口は、上述の第四番目の実施の形態と同様な構成をなすスチームタービン発電装置140のボイラ141のガス受入口に連絡している。
【0085】
このような燃料電池−ガスタービン−スチームタービン発電装置190においては、精製ガス6および空気8が上述の第七番目の実施の形態の燃料電池−ガスタービン発電装置180の場合の燃料電池発電装置130と同様にして発電に使用され、精製ガス6の排ガス7と空気8の排ガス7とがガスタービン発電装置120のガスタービン123にそれぞれ送給され、上述の第七番目の実施の形態の燃料電池−ガスタービン発電装置180の場合のガスタービン発電装置120と同様にして発電に使用された後、上述の第四番目の実施の形態のスチームタービン発電装置140の場合と同様にして発電に使用される。
【0086】
なお、図11(b)に示すように、燃料電池発電装置130の燃料電池133の精製ガス受入口にもガスホルダ132を介してコンプレッサ131を連結するようにしてもよい。
【0087】
また、ガスタービン発電装置120に代えて、上述の第一番目の実施の形態のガスエンジン発電装置110を適用した発電手段である燃料電池−ガスエンジン−スチームタービン発電装置とすることも可能である。
【0088】
【発明の効果】
第一番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処理設備において、前記流動床ガス化炉の内部の砂層に、前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒が混合されていることから、供給する水蒸気量を増加させることなく減少させながらも炭素を主成分とする未燃炭素質物質の改質化(可燃ガス化)を促進して、ガス化ガスの割合を多くすることができるので、ガス化ガスの発熱量を高くすることができ、設備全体の発電効率を向上させることができる。
【0089】
第二番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処理設備において、前記流動床ガス化炉と前記溶融炉との間に、前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒を内部に有する触媒装置が配設されているので、前述した第一番目の発明の効果を確実に得ることができる。
【0090】
第三番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処理設備において、前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスから灰分を分離して前記溶融炉へ送給する灰分除去手段と、前記灰分除去手段で前記灰分を分離された前記ガス化ガス送給されて前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒を内部に有する触媒塔とを備えているので、灰分やミスト状の低融点化合物等による触媒の目詰まりや表面付着に伴う触媒の劣化を大幅に抑制して、触媒の長寿命化を図ることができ、保守点検等の容易化を図ることができる。
【0091】
第四番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記触媒が、Si,Al,Ni,Fe,Cr,Mo,W,Mn,Co,Cu,Pd,Pt,Rh,Ir,Ru,Reのうちの少なくとも一種の元素を有する金属または当該金属の酸化物または当該金属と当該金属の酸化物との混合物からなるので、前述した第一番目から第三番目の発明の効果を確実に得ることができる。
【0092】
第五番目の発明による廃棄物のガス化処理設備は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて前記溶融炉が旋回溶融炉であるので、ガス化や飛灰の回収が効率的にできると共に、廃棄物の部分燃焼率が低下し、ガス化ガスの発熱量を向上させることができる。また、改質反応における水蒸気量を低減することができる。
【0093】
また、第六番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第一番目から第五番目のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスを有効に使用して発電を行うことができる。
【0094】
第七番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第一番目から第五番目のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、前記ガスタービンの作動により発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスを有効に使用して発電を行うことができる。
【0095】
第八番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第一番目から第五番目の発明のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動する燃料電池と、前記燃料電池の作動により発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスを有効に使用して発電を行うことができる。
【0096】
第九番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第八番目の発明において、前記発電手段が、前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスをより有効に使用して発電を行うことができる。
【0097】
第十番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第八番目の発明において、前記発電手段が、前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、前記ガスタービンの作動により発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスをより有効に使用して発電を行うことができる。
【0098】
第十一番目の発明による廃棄物のガス化発電設備は、第六番目から第十番目の発明のいずれかにおいて、前記発電手段が、前記ガス化ガスの使用済みの排ガスにより加熱された蒸気を利用して作動するスチームタービンと、前記スチームタービンの作動により発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスをさらに有効に使用して発電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃棄物のガス化発電設備の第一番目の実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明による廃棄物のガス化発電設備の第二番目の実施の形態の概略構成図である。
【図3】本発明による廃棄物のガス化発電設備の第三番目の実施の形態の概略構成図である。
【図4】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第一番目の実施の形態の概略構成図である。
【図5】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第二番目の実施の形態の概略構成図である。
【図6】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第三番目の実施の形態の概略構成図である。
【図7】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第四番目の実施の形態の概略構成図である。
【図8】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第五番目の実施の形態の概略構成図である。
【図9】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第六番目の実施の形態の概略構成図である。
【図10】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第七番目の実施の形態の概略構成図である。
【図11】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装置の第八番目の実施の形態の概略構成図である。
【図12】廃棄物の従来のガス化発電設備の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ガス化剤
2 廃棄物
3 ガス化ガス
4a 未燃炭素質物質
4b 飛灰
4c 不燃物
4d スラグ
5a 冷却水
5b 凝縮水
6 精製ガス
7 排ガス
8 空気
9 排ガス
11 流動床ガス化炉
11a 砂層
11b フリーボード部
12 旋回溶融炉
13,33 ボイラ
14,34 スチームタービン
15,25 発電機
16,36 復水器
17 バグフィルタ
18 凝縮器
19 触媒
29 触媒装置
39a サイクロン
39b 触媒塔
100 発電装置
110 ガスエンジン発電装置
111 コンプレッサ
112 ガスホルダ
113 ガスエンジン
115 発電機
120 ガスタービン発電装置
123 ガスタービン
130 燃料電池発電装置
133 燃料電池
134 インバータ
135 発電機
136 コンプレッサ
137 ガスホルダ
140 スチームタービン発電装置
141 ボイラ
142 復水器
143 スチームタービン
145 発電機
150 ガスエンジン−スチームタービン発電装置
160 ガスタービン−スチームタービン発電装置
170 燃料電池−スチームタービン発電装置
180 燃料電池−ガスタービン発電装置
190 燃料電池−ガスタービン−スチームタービン発電装置

Claims (11)

  1. 酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、
    前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉と
    を備えた廃棄物のガス化処理設備において、
    前記流動床ガス化炉の内部の砂層に、前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒が混合されている
    ことを特徴とする廃棄物のガス化処理設備。
  2. 酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、
    前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉と
    を備えた廃棄物のガス化処理設備において、
    前記流動床ガス化炉と前記溶融炉との間に、前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒を内部に有する触媒装置が配設されている
    ことを特徴とする廃棄物のガス化処理設備。
  3. 酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を部分酸化および熱分解してガス化ガスを発生させる流動床ガス化炉と、
    前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスが送給され、当該ガス化ガスに含まれている灰分を加熱溶融して除去する溶融炉と
    を備えた廃棄物のガス化処理設備において、
    前記流動床ガス化炉で発生した前記ガス化ガスから灰分を分離して前記溶融炉へ送給する灰分除去手段と、
    前記灰分除去手段で前記灰分を分離された前記ガス化ガス送給されて前記ガス化ガスの発生を促進させる触媒を内部に有する触媒塔
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化処理設備。
  4. 請求項1から3のいずれかにおいて、
    前記触媒が、Si,Al,Ni,Fe,Cr,Mo,W,Mn,Co,Cu,Pd,Pt,Rh,Ir,Ru,Reのうちの少なくとも一種の元素を有する金属または当該金属の酸化物または当該金属と当該金属の酸化物との混合物からなることを特徴とする廃棄物のガス化処理設備。
  5. 請求項1から4のいずれかにおいて、
    前記溶融炉が旋回溶融炉である
    ことを特徴とする廃棄物のガス化処理設備。
  6. 請求項1から5のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、
    前記発電手段が、
    前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、
    前記ガスエンジンの作動により発電する発電機と
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  7. 請求項1から5のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、
    前記発電手段が、
    前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、
    前記ガスタービンの作動により発電する発電機と
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  8. 請求項1から5のいずれかの廃棄物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、
    前記発電手段が、
    前記ガス化ガスを使用して作動する燃料電池と、
    前記燃料電池の作動により発電する発電機と
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  9. 請求項8において、
    前記発電手段が、
    前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、
    前記ガスエンジンの作動により発電する発電機と
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  10. 請求項8において、
    前記発電手段が、
    前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、
    前記ガスタービンの作動により発電する発電機と
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  11. 請求項6から10のいずれかにおいて、
    前記発電手段が、
    前記ガス化ガスの使用済みの排ガスにより加熱された蒸気を利用して作動するスチームタービンと、
    前記スチームタービンの作動により発電する発電機と
    を備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
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