JP2002038164A - 廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設備 - Google Patents

廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設備

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JP2002038164A JP2000244341A JP2000244341A JP2002038164A JP 2002038164 A JP2002038164 A JP 2002038164A JP 2000244341 A JP2000244341 A JP 2000244341A JP 2000244341 A JP2000244341 A JP 2000244341A JP 2002038164 A JP2002038164 A JP 2002038164A
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gasification
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waste
furnace
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Tsuneki Yamauchi
恒樹 山内
Tadahachi Goshima
忠八 五島
Yonosuke Hoshi
要之介 星
Takehiro Kitsuta
岳洋 橘田
Yuji Kaihara
裕二 貝原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス化ガスの発熱量を高めることができる廃
棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設
備を提供する。 【解決手段】 酸素1bと水蒸気1aとを供給されて廃
棄物2を熱分解してガス化ガス3を発生させる流動床ガ
ス化炉11と、流動床ガス化炉11で発生したガス化ガ
ス3を部分燃焼させてガス化ガス3に含まれている飛灰
4bを溶融して除去する旋回溶融炉12とを備えた廃棄
物のガス化処理設備において、流動床ガス化炉11と旋
回溶融炉12との間に介在して酸素1bおよび水蒸気1
aを供給されると共に流動床ガス化炉11および旋回溶
融炉12よりも小さい空間のボックス型の改質室を設け
ることにより、少ない量の酸素1bや水蒸気1aであっ
ても、改質反応を効率よく行うことができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物のガス化処理
設備及びこれを利用したガス化発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ、下水汚泥、産業用廃棄物など
の有機系廃棄物からエネルギー回収を図るために、廃棄
物を熱分解によりガス化して燃料用ガス(ガス化ガス)
を得るガス変換技術が、環境保全及び省資源の観点から
注目されている。
【0003】このガス変換技術のシステムとしては、廃
棄物に水蒸気を添加して400〜800℃でガス化し、
さらに1300〜1500℃でクラッキングして、煤を
含まないクリーンなCO、H2 リッチガスを得るシステ
ムが開発されている。このシステムにおいては、ガス化
剤(蒸気、酸素)を高温で供給することにより、部分燃
焼割合を少なくして発熱量の高いガスを得て、このガス
(燃料用ガス)により発電装置による発電などが行われ
る。
【0004】ここで、ガス化変換技術の一例のシステム
として、ガス化炉(流動床ガス化炉)と灰溶融炉(旋回
溶融炉)にて二段ガス化を行い、発生したガス化ガスを
発電装置に供給して発電を行う従来のガス化発電設備に
ついて、図10を参照しつつ説明する。
【0005】図10に示すように、内部に砂層211a
を有する流動床ガス化炉211の上部の送出口は、旋回
溶融炉212に受入口に連絡している。旋回溶融炉21
2のガス送出口は、ガス精製装置213のガス受入口に
連絡している。ガス精製装置213のガス送出口は、発
電装置300のガス受入側に連絡している。
【0006】このようなガス化発電設備において、酸素
(または空気)1bと水蒸気1aとを流動床ガス化炉2
11の内部に上記砂層211aの下方から供給すると共
に、流動床ガス化炉211の内部の砂層211a上に廃
棄物2を投入すると、廃棄物2は、加熱(400〜80
0℃)されながら浮遊流動する上記砂層211aによ
り、熱分解されてガス状物質になり、酸素1bおよび水
蒸気1aと接触すると共に、その一部がフリーボード部
211bで燃焼し(650〜800℃)、下記式(1)
で示す燃焼反応および下記式(2)で示す水性ガス化反
応(改質反応)を起こし、一酸化炭素、水素、メタン、
エタン、二酸化炭素等を含むガス化ガス3と、タールや
煤などの未燃炭素質物質4aと、飛灰4bと、不燃物4
cとを生じる。
【0007】C+O2 →CO2 +熱・・・・・(1) C+H2 O→CO+H2 ・・・・(2)
【0008】前記不燃物4cは、流動床ガス化炉211
の下部から系外へ排出される。一方、ガス化ガス3と未
燃炭素質物質4aと飛灰4bとは、流動床ガス化炉21
1の上部から送出されて旋回溶融炉212内に送給され
る。
【0009】酸素(または空気)1bと水蒸気1aとを
旋回溶融炉212の内部に供給すると、ガス化ガス3お
よび未燃炭素質物質4aの一部は、燃焼して旋回溶融炉
212内を加熱(1300〜1500℃程度)する。ガ
ス化ガス3と未燃炭素質物質4aと飛灰4bとは、旋回
溶融炉212の内部で旋回しながら加熱される。このた
め、飛灰(無機物)4bは、溶融してスラグミスト化
し、旋回流の遠心力で炉壁に捕捉され、スラグ4dとな
って炉壁を流下して系外へ排出される。一方、ガス化ガ
ス3および未燃炭素質物質4aは、水蒸気1aにより、
上述した水性ガス化反応(改質反応)がさらに進行す
る。
【0010】上記ガス化ガス3は、旋回溶融炉212か
らガス精製装置213に送給され、ダストや塩酸分等を
除去されて精製され、精製ガス6となって発電装置30
0に送られ、発電作動に使用された後、排ガス7として
系外へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
ガス化発電設備では、未燃炭素質物質4aの発生量が多
いため、ガス化ガス3の発熱量が低くなってしまってい
た。すなわち、タールや煤などの炭素を主成分とする未
燃炭素質物質4aは、改質をすれば可燃ガスである一酸
化炭素や水素にすることができるが(改質することがで
きるが)、従来のガス化発電設備では、この改質を十分
に行うことができなかったため、ガス化ガス3の発熱量
が低くなってしまっていたのである。
【0012】そこで、流動床炉ガス化炉211や旋回溶
融炉212に供給する水蒸気の量をさらに増加させるこ
とにより、上述した改質反応をさらに促進させることも
考えられるが、流動床炉ガス化炉211や旋回溶融炉2
12の内部空間が大きいため、ガス化ガス3の発熱量を
有為に向上させるほど改質反応を促進させることは困難
である。
【0013】このようなことから、本発明は、ガス化ガ
スの発熱量を高めることができる廃棄物のガス化処理設
備及びこれを利用したガス化発電設備を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による廃棄物のガス化処理設備
は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄物を熱
分解してガス化ガスを発生させるガス化炉と、前記ガス
化炉で発生した前記ガス化ガスに含まれている灰分を加
熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガス化処
理設備において、前記ガス化炉または当該ガス化炉と前
記溶融炉との間に位置し、酸素を含む気体および水蒸気
のうちの少なくとも水蒸気を供給され、当該ガス化炉お
よび当該溶融炉よりも小さい空間の改質手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0015】第二番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、前
記ガス化炉と前記溶融炉との間に設けられた改質室であ
ることを特徴とする。
【0016】第三番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、前
記ガス化炉のガス送出口部分に設けられた改質室である
ことを特徴とする。
【0017】第四番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、酸
素を含む気体および水蒸気のうちの少なくとも水蒸気を
前記ガス化炉と前記溶融炉との間の配管に供給するよう
にしたものであることを特徴とする。
【0018】第五番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、酸
素を含む気体および水蒸気のうちの少なくとも水蒸気を
前記ガス化炉のガス送出口部分の空間に供給するように
したものであることを特徴とする。
【0019】第六番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目から第五番目の発明のいずれかにおい
て、前記ガス化炉が流動床ガス化炉であり、前記溶融炉
が旋回溶融炉であることを特徴とする。
【0020】また、第七番目の発明によるガス化発電設
備は、第一番目から第六番目の発明のいずれかの廃棄物
のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電
する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であっ
て、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動す
るガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電
する発電機とを備えていることを特徴とする。
【0021】第八番目の発明によるガス化発電設備は、
第一番目から第六番目の発明のいずれかの廃棄物のガス
化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発
電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記
発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動するガスタ
ービンと、前記ガスタービンの作動により発電する発電
機とを備えていることを特徴とする。
【0022】第九番目の発明によるガス化発電設備は、
第一番目から第六番目の発明のいずれかの廃棄物のガス
化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する発
電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前記
発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動する燃料電
池と、前記燃料電池の作動により発電する発電機とを備
えていることを特徴とする。
【0023】第十番目の発明によるガス化発電設備は、
第九番目の発明において、前記発電手段が、前記燃料電
池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動するガス
エンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電する発
電機とを備えていることを特徴とする。
【0024】第十一番目の発明によるガス化発電設備
は、第九番目の発明において、前記発電手段が、前記燃
料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動する
ガスタービンと、前記ガスタービンの作動により発電す
る発電機とを備えていることを特徴とする。
【0025】第十二番目の発明によるガス化発電設備
は、第七番目から第十一番目の発明のいずれかにおい
て、前記発電手段が、前記ガス化ガスの使用済みの排ガ
スにより加熱された蒸気を利用して作動するスチームタ
ービンと、前記スチームタービンの作動により発電する
発電機とを備えていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明による廃棄物のガス化処理
設備及びこれを利用するガス化発電設備の実施の形態を
図1に基づいて説明する。図1は、ガス化発電設備の概
略構成図である。なお、本発明は以下の実施の形態に限
定されるものではない。
【0027】図1に示すように、内部に砂層11aを有
する流動床ガス化炉11の上部の送出口は、改質手段で
あるボックス型の改質室14の受入口に連絡している。
改質室14の送出口は、旋回溶融炉12の受入口に連絡
している。旋回溶融炉12のガス送出口は、ガス精製装
置13のガス受入口に連絡している。ガス精製装置13
のガス送出口は、発電手段である発電装置100のガス
受入側に連絡している。
【0028】このようなガス化発電設備においては、酸
素(または空気)1bと水蒸気1aとを流動床ガス化炉
11の内部に上記砂層11aの下方から供給すると共
に、流動床ガス化炉11の内部の砂層11a上に廃棄物
2を投入すると、廃棄物2は、加熱(400〜800
℃)されながら浮遊流動する上記砂層11aにより、熱
分解されてガス状物質になり、酸素1bおよび水蒸気1
aと接触すると共に、その一部がフリーボード部11b
で燃焼し(650〜800℃)、下記式(1)で示す燃
焼反応および下記式(2)で示す水性ガス化反応(改質
反応)を起こし、一酸化炭素、水素、メタン、エタン、
二酸化炭素等を含むガス化ガス3と、タールや煤などの
未燃炭素質物質4aと、飛灰4bと、不燃物4cとを生
じる。
【0029】C+O2 →CO2 +熱・・・・・(1) C+H2 O→CO+H2 ・・・・(2)
【0030】前記不燃物4cは、流動床ガス化炉11の
下部から系外へ排出される。一方、ガス化ガス3と未燃
炭素質物質4aと飛灰4bとは、流動床ガス化炉11の
上部から送出されて改質室14内に送給される。
【0031】上記改質室14に酸素(または空気)1b
と水蒸気1aとを供給すると、酸素1bにより燃焼を起
こして改質室14の内部が高温(800℃以上)になっ
て、水蒸気1aによる改質反応がさらに行われ、炭素を
主成分とする未燃炭素質物質4aのほとんどが可燃性の
一酸化炭素や水素ガス(ガス化ガス3)となる。
【0032】このように処理されたガス化ガス3と未燃
炭素質物質4a(極く少量)と飛灰4bとは、改質室1
4から旋回溶融炉12内に送給される。酸素(または空
気)1bと水蒸気1aとを旋回溶融炉12の内部に供給
すると、ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aの一部
は、燃焼して旋回溶融炉12内を加熱(1300〜15
00℃程度)する。ガス化ガス3と未燃炭素質物質4a
と飛灰4bとは、旋回溶融炉12の内部で旋回しながら
加熱される。このため、飛灰(無機物)4bは、溶融し
てスラグミスト化し、旋回流の遠心力で炉壁に捕捉さ
れ、スラグ4dとなって炉壁を流下して系外へ排出され
る。一方、ガス化ガス3および未燃炭素質物質4aは、
水蒸気1aにより、上述した水性ガス化反応(改質反
応)がさらに進行する。
【0033】上記ガス化ガス3は、旋回溶融炉12から
ガス精製装置13に送給され、ダストや塩酸分等を除去
されて精製され、精製ガス6となって発電装置100に
送られ、発電作動に使用された後、排ガス7として系外
へ排出される。
【0034】つまり、本実施の形態では、流動床ガス化
炉11や旋回溶融炉12の内部空間よりも小さい内部空
間の改質室14を当該炉11,12間に設けることによ
り、少ない量の酸素1bや水蒸気1aであっても、改質
反応を効率よく行うことができるようにしたのである。
【0035】このため、炭素を主成分とする未燃炭素質
物質4aの改質化(可燃ガス化)を促進して、ガス化ガ
ス3の割合を多くすることができる。
【0036】したがって、ガス化ガス3の発熱量を高く
することができる。
【0037】また、未燃炭素質物質4aを改質室14で
ガス化ガス3に改質するようにしたので、流動床ガス化
炉11と旋回溶融炉12との間の配管の内壁に付着する
未燃炭素質物質4cの量が少なくなり、メンテナンスの
容易化を図ることができる。
【0038】また、未燃固形分4aをガス化ガス3に改
質して旋回溶融炉12へ供給するようにしたので、固形
分燃焼による局部的な温度上昇や、固形分の低燃焼速度
による吹き抜けなどが旋回溶融炉12で起こらなくな
り、旋回溶融炉12内での燃焼を安定化させることがで
き、飛灰4bを安定した状態で溶融させることができ
る。
【0039】ここで、ガス化ガス3の発熱量をシステム
計算により求めたところ、従来技術では1000Kca
l/Nm3 であったのに対し、本実施の形態では120
0Kcal/Nm3 となった。
【0040】なお、本実施の形態では、改質室14内に
酸素(または空気)1bと水蒸気1aとを供給するよう
にしたが、酸素1bを供給することなく、高温(800
℃以上)の水蒸気1aのみを供給するようにしてもよ
い。
【0041】また、本実施の形態では、改質手段とし
て、図1に示したようなボックス型の改質室14を流動
床ガス化炉11と旋回溶融炉12と間の配管に設けてた
が、これに限らず、例えば、流動床ガス化炉11のガス
送出口部分にボックス型の改質室を設けて酸素(または
空気)1bや水蒸気1aを供給できるようにした改質手
段としたり、酸素(または空気)1bや水蒸気1aを供
給する管を流動床ガス化炉11と旋回溶融炉12との間
の配管に単に接続した改質手段としたり、流動床ガス化
炉11のガス送出口部分の空間に酸素(または空気)1
bや水蒸気1aを供給できるようにした改質手段とした
りすることも可能である。
【0042】また、流動床ガス化炉11および旋回溶融
炉12へ供給する酸素(または空気)1bと水蒸気1a
とは、それぞれ個別であったり、混合した混合ガス(ガ
ス化剤)としたりすることが可能である。
【0043】また、流動床ガス化炉11において改質反
応が十分行われる場合には、流動床ガス化炉11のみに
水蒸気1aを供給するようにしてもよい。
【0044】また、例えば、精製ガス6の一部を抜き取
って燃焼させて、この燃焼熱により酸素(または空気)
1bと水蒸気1aとを加熱して流動床ガス化炉11およ
び旋回溶融炉12内に供給するようにしてもよい。
【0045】[発電装置の実施の形態]ここで、前述し
た発電装置100の実施の形態を図2〜9を用いて説明
する。図2は、発電装置の第一番目の実施の形態の概略
構成図、図3は、発電装置の第二番目の実施の形態の概
略構成図、図4は、発電装置の第三番目の実施の形態の
概略構成図、図5は、発電装置の第四番目の実施の形態
の概略構成図、図6は、発電装置の第五番目の実施の形
態の概略構成図、図7は、発電装置の第六番目の実施の
形態の概略構成図、図8は、発電装置の第七番目の実施
の形態の概略構成図、図9は、発電装置の第八番目の実
施の形態の概略構成図である。
【0046】[第一番目の実施の形態]図2に示すよう
に、前記ガス精製装置13からの精製ガス6(ガス化ガ
ス3を精製したもの)は、発電手段であるガスエンジン
発電装置110のコンプレッサ111のガス受入口に供
給される。コンプレッサ111のガス送出口は、ガスホ
ルダ112のガス受入口に連結している。ガスホルダ1
12のガス送出口は、ガスエンジン113の精製ガス受
入口に連結している。ガスエンジン113には、空気8
が供給されるようになっている。このガスエンジン11
3の出力部は、発電機115に連結している。
【0047】このようなガスエンジン発電装置110に
おいては、コンプレッサ111が精製ガス6を高圧に圧
縮してガスホルダ112に送給し、ガスホルダ112が
ガスエンジン113内に精製ガス6を規定の圧力で供給
すると共に、ガスエンジン113内に空気8が供給さ
れ、ガスエンジン113内での精製ガス6と空気8との
燃焼爆発力による出力軸の駆動により発電機115が駆
動され、発電することができる。
【0048】このようなガスエンジン発電装置110の
ガスエンジン113から排出される排ガス7は、非常に
高温であるため、排ガス7中の熱エネルギを回収利用す
る場合に適用すると有効である。
【0049】[第二番目の実施の形態]図3に示すよう
に、前記ガス精製装置13からの精製ガス6(ガス化ガ
ス3を精製したもの)は、発電手段であるガスタービン
発電装置120のコンプレッサ111のガス受入口に供
給される。コンプレッサ111のガス送出口は、ガスホ
ルダ112の精製ガス受入口に連結している。ガスホル
ダ112には、空気が供給されるようになっている。ガ
スホルダ112のガス送出口は、ガスタービン123の
ガス受入口に連結している。このガスタービン123の
出力部は、発電機115に連結している。
【0050】このようなガスタービン発電装置120に
おいては、コンプレッサ111が精製ガス6を高圧に圧
縮してガスホルダ112に送給し、ガスホルダ112が
空気8と共に精製ガス6をガスタービン123内に規定
の圧力で供給し、ガスタービン123内での精製ガス6
と空気8との燃焼爆発力による出力軸の駆動により発電
機115が駆動され、発電することができる。
【0051】このようなガスタービン発電装置120の
ガスタービン123から排出される排ガス7は、非常に
高温であるため、排ガス7中の熱エネルギを回収利用す
る場合に適用すると有効である。
【0052】[第三番目の実施の形態]図4に示すよう
に、前記ガス精製装置13からの精製ガス6(ガス化ガ
ス3を精製したもの)は、燃料電池発電装置130の燃
料電池133の燃料ガス受入口に供給される。燃料電池
133には、空気8が供給されるようになっている。燃
料電池133には、インバータ134を介して発電機1
35が接続されている。
【0053】このような燃料電池発電装置130におい
ては、燃料電池133に精製ガス6および空気8が供給
されると、燃料電池133内で電気化学反応を生じて発
電され、インバータ134を介して発電機135を作動
させるようになっている。
【0054】このような燃料電池発電装置130の燃料
電池133から排出される精製ガス6の排ガス7は、非
常に高温であるため、排ガス7中の熱エネルギを回収利
用する場合に適用すると有効である。
【0055】[第四番目の実施の形態]図5に示すよう
に、上述の第一番目の実施の形態と同様な構成をなすガ
スエンジン発電装置110のガスエンジン113のガス
送出口は、スチームタービン発電装置140のボイラ1
41のガス受入口に連絡している。ボイラ141の蒸気
送出口は、スチームタービン143の蒸気受入口に連絡
している。スチームタービン143の出力部は、発電機
145の入力部に連結されている。スチームタービン1
43の蒸気送出口は、復水器142の蒸気受入口に連絡
している。復水器142の送水口は、ボイラ141の受
水口に連絡している。
【0056】このような発電手段であるガスエンジン−
スチームタービン発電装置150においては、上述の第
一番目の実施の形態のガスエンジン発電装置110と同
様にして発電に使用された排ガス7がスチームタービン
発電装置140のボイラ141に送給され、ボイラ14
1で熱回収され、ボイラ141が排ガス7から回収した
熱で水を加熱して蒸気を発生させ、当該蒸気がスチーム
タービン143を回転させて、発電機145を駆動させ
ることにより発電され、スチームタービン143から排
出されて復水器16で冷却されて水に戻され、当該水が
ボイラ141に再び供給される。
【0057】[第五番目の実施の形態]図6に示すよう
に、上述の第二番目の実施の形態と同様な構成をなすガ
スタービン発電装置120のガスタービン123のガス
送出口は、上述の第四番目の実施の形態と同様な構成を
なすスチームタービン発電装置140のボイラ141の
ガス受入口に連絡している。
【0058】このような発電手段であるガスタービン−
スチームタービン発電装置160においては、上述の第
二番目の実施の形態のガスタービン発電装置120と同
様にして発電に使用された排ガス7がスチームタービン
発電装置140のボイラ141に送給され、上述の第四
番目の実施の形態のスチームタービン発電装置140と
同様にして発電に使用される。
【0059】[第六番目の実施の形態]図7に示すよう
に、上述の第三番目の実施の形態と同様な構成をなす燃
料電池発電装置130の燃料電池133のガス送出口
は、上述の第四番目の実施の形態と同様な構成をなすス
チームタービン発電装置140のボイラ141のガス受
入口に連絡している。なお、燃料電池発電装置130の
燃料電池133に供給する空気8は、スチームタービン
発電装置140のボイラ141で加熱されるようになっ
ている。
【0060】このような発電手段である燃料電池−スチ
ームタービン発電装置170においては、上述の第三番
目の実施の形態の燃料電池発電装置130と同様にして
発電に使用された精製ガス6の排ガス7と空気8の排ガ
ス7とがスチームタービン発電装置140のボイラ14
1にそれぞれ送給され、上述の第四番目の実施の形態の
スチームタービン発電装置140と同様にして発電に使
用される。
【0061】[第七番目の実施の形態]図8(a)に示
すように、上述の第三番目の実施の形態と同様な構成を
なす燃料電池発電装置130の燃料電池133の空気受
入口は、ガスホルダ137を介してコンプレッサ136
に連結している。燃料電池133のガス送出口は、上述
の第二番目の実施の形態と同様な構成をなすガスタービ
ン発電装置120のガスタービン123のガス受入口に
連絡している。
【0062】このような発電手段である燃料電池−ガス
タービン発電装置180においては、燃料電池発電装置
130のコンプレッサ136で圧縮された空気8がガス
ホルダ137を介して燃料電池133に供給されると共
に、前記凝縮器18からの精製ガス6が燃料電池133
に供給され、上述の第三番目の実施の形態の燃料電池発
電装置130と同様にして発電し、発電に使用された精
製ガス6の排ガス7と空気8の排ガス7とがガスタービ
ン発電装置120のガスタービン123にそれぞれ送給
され、上述の第二番目の実施の形態のガスタービン発電
装置120と同様にして発電に使用される。
【0063】このような燃料電池−ガスタービン発電装
置180のガスタービン123から排出される排ガス7
は、非常に高温であるため、熱エネルギを回収利用する
場合に適用すると有効である。
【0064】なお、図8(b)に示すように、燃料電池
発電装置130の燃料電池133の精製ガス受入口にも
ガスホルダ132を介してコンプレッサ131を連結す
るようにしてもよい。
【0065】また、ガスタービン発電装置120に代え
て、上述の第一番目の実施の形態のガスエンジン発電装
置110を適用した発電手段である燃料電池−ガスエン
ジン発電装置とすることも可能である。
【0066】[第八番目の実施の形態]図9(a)に示
すように、上述の第三番目の実施の形態と同様な構成を
なす燃料電池発電装置130の燃料電池133の空気受
入口は、ガスホルダ137を介してコンプレッサ136
に連結している。燃料電池133のガス送出口は、上述
の第二番目の実施の形態と同様な構成をなすガスタービ
ン発電装置120のガスタービン123のガス受入口に
連絡している。ガスタービン123のガス送出口は、上
述の第四番目の実施の形態と同様な構成をなすスチーム
タービン発電装置140のボイラ141のガス受入口に
連絡している。
【0067】このような燃料電池−ガスタービン−スチ
ームタービン発電装置190においては、精製ガス6お
よび空気8が上述の第七番目の実施の形態の燃料電池−
ガスタービン発電装置180の場合の燃料電池発電装置
130と同様にして発電に使用され、精製ガス6の排ガ
ス7と空気8の排ガス7とがガスタービン発電装置12
0のガスタービン123にそれぞれ送給され、上述の第
七番目の実施の形態の燃料電池−ガスタービン発電装置
180の場合のガスタービン発電装置120と同様にし
て発電に使用された後、上述の第四番目の実施の形態の
スチームタービン発電装置140の場合と同様にして発
電に使用される。
【0068】なお、図9(b)に示すように、燃料電池
発電装置130の燃料電池133の精製ガス受入口にも
ガスホルダ132を介してコンプレッサ131を連結す
るようにしてもよい。
【0069】また、ガスタービン発電装置120に代え
て、上述の第一番目の実施の形態のガスエンジン発電装
置110を適用した発電手段である燃料電池−ガスエン
ジン−スチームタービン発電装置とすることも可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】第一番目の発明による廃棄物のガス化処
理設備は、酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて廃棄
物を熱分解してガス化ガスを発生させるガス化炉と、前
記ガス化炉で発生した前記ガス化ガスに含まれている灰
分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物のガ
ス化処理設備において、前記ガス化炉または当該ガス化
炉と前記溶融炉との間に位置し、酸素を含む気体および
水蒸気のうちの少なくとも水蒸気を供給され、当該ガス
化炉および当該溶融炉よりも小さい空間の改質手段を備
えたことから、少ない量の酸素を含む気体や水蒸気であ
っても、改質反応を効率よく行うことができるので、炭
素を主成分とする未燃炭素質物質の改質化(可燃ガス
化)を促進して、ガス化ガスの割合を多くすることがで
き、ガス化ガスの発熱量を高くすることができる。
【0071】第二番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、前
記ガス化炉と前記溶融炉との間に設けられた改質室であ
るので、第一番目の発明による効果を効率よく得ること
ができる。
【0072】第三番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、前
記ガス化炉のガス送出口部分に設けられた改質室である
ので、第一番目の発明による効果を効率よく得ることが
できる。
【0073】第四番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、酸
素を含む気体および水蒸気のうちの少なくとも水蒸気を
前記ガス化炉と前記溶融炉との間の配管に供給するよう
にしたものであるので、第一番目の発明による効果を効
率よく得ることができる。
【0074】第五番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目の発明において、前記改質手段が、酸
素を含む気体および水蒸気のうちの少なくとも水蒸気を
前記ガス化炉のガス送出口部分の空間に供給するように
したものであるので、第一番目の発明による効果を効率
よく得ることができる。
【0075】第六番目の発明による廃棄物のガス化処理
設備は、第一番目から第五番目の発明のいずれかにおい
て、前記ガス化炉が流動床ガス化炉であり、前記溶融炉
が旋回溶融炉であるので、ガス化や飛灰の回収を効率よ
く行うことができると共に、ガス化ガスの発熱量を向上
させることができる。
【0076】また、第七番目の発明による廃棄物のガス
化発電設備は、第一番目から第六番目のいずれかの廃棄
物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発
電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であっ
て、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動す
るガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発電
する発電機とを備えているので、ガス化ガスを有効に使
用して発電を行うことができる。
【0077】第八番目の発明による廃棄物のガス化発電
設備は、第一番目から第六番目のいずれかの廃棄物のガ
ス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する
発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、前
記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動するガス
タービンと、前記ガスタービンの作動により発電する発
電機とを備えているので、ガス化ガスを有効に使用して
発電を行うことができる。
【0078】第九番目の発明による廃棄物のガス化発電
設備は、第一番目から第六番目の発明のいずれかの廃棄
物のガス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発
電する発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であっ
て、前記発電手段が、前記ガス化ガスを使用して作動す
る燃料電池と、前記燃料電池の作動により発電する発電
機とを備えているので、ガス化ガスを有効に使用して発
電を行うことができる。
【0079】第十番目の発明による廃棄物のガス化発電
設備は、第九番目の発明において、前記発電手段が、前
記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作動
するガスエンジンと、前記ガスエンジンの作動により発
電する発電機とを備えているので、ガス化ガスをより有
効に使用して発電を行うことができる。
【0080】第十一番目の発明による廃棄物のガス化発
電設備は、第九番目の発明において、前記発電手段が、
前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作
動するガスタービンと、前記ガスタービンの作動により
発電する発電機とを備えているので、ガス化ガスをより
有効に使用して発電を行うことができる。
【0081】第十二番目の発明による廃棄物のガス化発
電設備は、第七番目から第十一番目の発明のいずれかに
おいて、前記発電手段が、前記ガス化ガスの使用済みの
排ガスにより加熱された蒸気を利用して作動するスチー
ムタービンと、前記スチームタービンの作動により発電
する発電機とを備えているので、ガス化ガスをさらに有
効に使用して発電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃棄物のガス化発電設備の第一番
目の実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第一番目の実施の形態の概略構成図である。
【図3】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第二番目の実施の形態の概略構成図である。
【図4】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第三番目の実施の形態の概略構成図である。
【図5】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第四番目の実施の形態の概略構成図である。
【図6】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第五番目の実施の形態の概略構成図である。
【図7】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第六番目の実施の形態の概略構成図である。
【図8】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第七番目の実施の形態の概略構成図である。
【図9】本発明による廃棄物のガス化発電設備の発電装
置の第八番目の実施の形態の概略構成図である。
【図10】廃棄物の従来のガス化発電設備の一例の概略
構成図である。
【符号の説明】
1a 水蒸気 1b 酸素 2 廃棄物 3 ガス化ガス 4a 未燃炭素質物質 4b 飛灰 4c 不燃物 4d スラグ 6 精製ガス 7 排ガス 8 空気 11 流動床ガス化炉 11a 砂層 11b フリーボード部 12 旋回溶融炉 13 ガス精製装置 14 改質室 100 発電装置 110 ガスエンジン発電装置 111 コンプレッサ 112 ガスホルダ 113 ガスエンジン 115 発電機 120 ガスタービン発電装置 123 ガスタービン 130 燃料電池発電装置 133 燃料電池 134 インバータ 135 発電機 136 コンプレッサ 137 ガスホルダ 140 スチームタービン発電装置 141 ボイラ 142 復水器 143 スチームタービン 145 発電機 150 ガスエンジン−スチームタービン発電装置 160 ガスタービン−スチームタービン発電装置 170 燃料電池−スチームタービン発電装置 180 燃料電池−ガスタービン発電装置 190 燃料電池−ガスタービン−スチームタービン発
電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 302 C02F 11/10 Z 4D059 F01K 23/02 Z 4G070 5/00 23/10 A 4K046 C02F 11/10 P 5H027 F01K 23/02 F02B 43/08 23/10 F02C 3/28 6/00 E F02B 43/08 6/18 A F02C 3/28 F23G 5/02 ZABZ 6/00 5/027 ZABB 6/18 5/14 ZABF F23G 5/02 ZAB 5/24 ZABB 5/027 ZAB F27B 15/02 5/14 ZAB H01M 8/00 Z 5/24 ZAB 8/06 R F27B 15/02 B09B 3/00 ZAB H01M 8/00 303L 8/06 5/00 L (72)発明者 星 要之介 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 橘田 岳洋 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 貝原 裕二 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BA11 BA20 BB00 BC07 DA22 3K061 AA11 AA23 AB02 AB03 AC01 AC02 AC13 BA06 DA01 DA18 EA01 3K065 AA11 AA23 AB02 AB03 AC01 AC02 AC13 BA06 CA20 3K078 BA03 BA21 BA22 BA23 CA02 CA03 CA17 4D004 AA02 AA46 AC05 BA03 CA27 CA29 CB04 CB31 CC01 CC02 4D059 AA03 BB03 BB04 BB13 BB15 CA12 CC03 4G070 AA01 AB06 BB32 CB19 4K046 HA11 KA05 5H027 BA01 BA17 DD02 DD09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素を含む気体と水蒸気とを供給されて
    廃棄物を熱分解してガス化ガスを発生させるガス化炉
    と、 前記ガス化炉で発生した前記ガス化ガスに含まれている
    灰分を加熱溶融して除去する溶融炉とを備えた廃棄物の
    ガス化処理設備において、 前記ガス化炉または当該ガス化炉と前記溶融炉との間に
    位置し、酸素を含む気体および水蒸気のうちの少なくと
    も水蒸気を供給され、当該ガス化炉および当該溶融炉よ
    りも小さい空間の改質手段を備えたことを特徴とする廃
    棄物のガス化処理設備。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記改質手段が、前記ガス化炉と前記溶融炉との間に設
    けられた改質室であることを特徴とする廃棄物のガス化
    処理設備。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記改質手段が、前記ガス化炉のガス送出口部分に設け
    られた改質室であることを特徴とする廃棄物のガス化処
    理設備。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記改質手段が、酸素を含む気体および水蒸気のうちの
    少なくとも水蒸気を前記ガス化炉と前記溶融炉との間の
    配管に供給するようにしたものであることを特徴とする
    廃棄物のガス化処理設備。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記改質手段が、酸素を含む気体および水蒸気のうちの
    少なくとも水蒸気を前記ガス化炉のガス送出口部分の空
    間に供給するようにしたものであることを特徴とする廃
    棄物のガス化処理設備。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかにおいて、 前記ガス化炉が流動床ガス化炉であり、 前記溶融炉が旋回溶融炉であることを特徴とする廃棄物
    のガス化処理設備。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかの廃棄物のガ
    ス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する
    発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、 前記発電手段が、 前記ガス化ガスを使用して作動するガスエンジンと、 前記ガスエンジンの作動により発電する発電機とを備え
    ていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれかの廃棄物のガ
    ス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する
    発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、 前記発電手段が、 前記ガス化ガスを使用して作動するガスタービンと、 前記ガスタービンの作動により発電する発電機とを備え
    ていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  9. 【請求項9】 請求項1から6のいずれかの廃棄物のガ
    ス化処理設備からの前記ガス化ガスを使用して発電する
    発電手段を備えた廃棄物のガス化発電設備であって、 前記発電手段が、 前記ガス化ガスを使用して作動する燃料電池と、 前記燃料電池の作動により発電する発電機とを備えてい
    ることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記発電手段が、 前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作
    動するガスエンジンと、 前記ガスエンジンの作動により発電する発電機とを備え
    ていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記発電手段が、 前記燃料電池で使用された前記ガス化ガスを使用して作
    動するガスタービンと、 前記ガスタービンの作動により発電する発電機とを備え
    ていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
  12. 【請求項12】 請求項7から11のいずれかにおい
    て、 前記発電手段が、 前記ガス化ガスの使用済みの排ガスにより加熱された蒸
    気を利用して作動するスチームタービンと、 前記スチームタービンの作動により発電する発電機とを
    備えていることを特徴とする廃棄物のガス化発電設備。
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Cited By (4)

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JP2012512282A (ja) * 2008-12-19 2012-05-31 エナーケム,インコーポレイテッド バイオマスの制御酸化による合成ガスの製造

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