JP3776255B2 - 給油自動車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給油自動車に関する。すなわち、空港にて燃料油を航空機に給油する、給油自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、この種従来例の説明に供し、給油配管や給油機器類等の説明図である。同図にも示したように、給油自動車では、燃料油を、給油機器類1が配された給油配管2を経た後、先端に給油ノズル3を備えた給油ホース4にて、航空機Aに対して圧送,給油する。
すなわち、給油自動車の代表例たるサービサでは、ハイドラント給油装置BのハイドラントバルブCからインテークホース5を介して取り入れられた燃料油は、スイベルジョイント6,弁7,ラインストレーナ8,オン・オフ機能付の圧力調整弁9,フィルターセパレータ10,流量計11,弁7,ベンチュリー12等の給油機器類1が順に配された給油配管2を経た後、スイベルジョイント6,中継ホース13,スイベルジョイント6,弁7,スイベルジョイント6,給油ホース4等を介し、先端の給油ノズル3から、航空機A側の給油口,開閉弁,タンク室へと、圧送,給油されていた。
【0003】
ところで、このようなサービサ等の給油自動車にあっては、給油配管2に生じたサージ圧を吸収するアキュムレータ14が、弁7付の分岐配管15を介し、給油配管2から分岐接続されていた。
すなわち、航空機Aへの給油に際し、圧力調整弁9や航空機A側の開閉弁をオフ(閉)することにより、給油を中断,停止,終了した場合、給油配管2内の燃料油は、圧送されていたので圧が急激に上昇する。
そこで、このように給油配管2等に発生したサージ圧を吸収し、サージ圧に伴う燃料油を一旦蓄積しておき事後に吐出すべく、アキュムレータ14が従来より用いられていた。図示の従来例では、このようなアキュムレータ14が、給油配管2について、オン・オフ機能付の圧力調整弁9の上流側と下流側とに、それぞれ分岐接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。上述したように、給油の中断,停止,終了に際し、アキュムレータ14は、給油配管2に発生したサージ圧を吸収すると共に、事後、吸収,蓄積していた加圧状態の燃料油を、給油配管2へと吐出する。
そして、このような吐出に際し、給油配管2内の燃料油の圧よりアキュムレータ14から吐出される燃料油の圧の方がはるかに高いので、吐出は、瞬間的に急激に行われる。そこで、このような急激な燃料油の吐出に起因して、アキュムレータ14について、振動,異音,損傷,破損等が発生する、という問題が指摘されていた。ピストンタイプのアキュムレータ14の場合には、例えばピストンとシリンダ部とが衝突し、もって、このような問題発生が指摘されていた。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものであって、アキュムレータへの分岐配管の途中に、所定の絞り度に設定された絞り弁を備えたスロットルチェック弁を、介装する構成を採用したことにより、第1に、アキュムレータからの急激な吐出が防止されて、アキュムレータが保護されると共に、次のサージ圧の吸収も支障なく行われ、第2に、しかもこれが簡単容易に実現される、給油自動車を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この給油自動車は、燃料油を、給油機器類が配された給油配管を経た後、先端に給油ノズルを備えた給油ホースにて、航空機に圧送,給油する。
そして、該給油配管から分岐配管を介して分岐接続され、該給油配管に生じたサージ圧を吸収するアキュムレータと、該分岐配管の途中に介装されたスロットルチェック弁と、を有している。
該サージ圧は、給油を中断,停止,終了した場合に、該給油配管内における該燃料油の急激な圧上昇として発生すると共に、徐々に減衰しつつ周期的に発生する。
該アキュムレータは、このように該給油配管内で発生した該サージ圧に伴う該燃料油を、加圧状態で一旦蓄積すると共に事後に該給油配管に吐出する。
該スロットルチェック弁は、絞り弁と逆止弁とを並列に配してなり、該絞り弁は、該アキュムレータ側から該給油配管側へ向けて機能すべく介装され、該逆止弁は、該給油配管側から該アキュムレータ側へと向かう流れのみを可とすべく介装されている。
そして該絞り弁は、該サージ圧の吸収に伴い該アキュムレータに蓄積された加圧状態の該燃料油を、より低圧の該給油配管側へと吐出する際、吐出を絞って一定の吐出時間を設定し、もって瞬間的な急激な吐出を防止するように、その絞り度が設定されている。
これと共に該絞り弁は、該吐出時間が該サージ圧の2次波以降の発生周期よりは短くなるように、もって次の波分の該サージ圧の吸収に支障が生じないように、その絞り度が設定されていること、を特徴とする。
【0007】
本発明に係る給油自動車は、このようになっているので、次のようになる。給油を中断,停止,終了した場合、給油配管内では燃料油の圧が急激に上昇し、このように発生したサージ圧は、アキュムレータにて一旦吸収される。
そして事後、このように吸収,蓄積されていた加圧状態の燃料油は、アキュムレータから給油配管へと吐出される。その際、所定のスロットルチェック弁が途中に介装されており、吐出される燃料油の流れを絞るので、吐出は、一定の吐出時間をかけて徐々に行われ、急激な吐出は回避される。
そしてサージ圧は、徐々に減衰しつつ2次波,3次波等が発生するので、吐出時間が、このようなサージ圧の発生周期よりは短くなるように、スロットルチェック弁の絞り弁の絞り度が設定されている。もって、アキュムレータによる次のサージ圧の吸収に支障が生じることもなく、アキュムレータからの吐出は行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図面に示す発明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態の説明に供し、給油配管や給油機器類等の説明図である。図3は、給油自動車たるサービサによる給油状態を示す、正面説明図である。
【0009】
まず図3により、給油自動車について一般的に説明しておく。給油自動車では、燃料油を、給油機器類1が配された給油配管2を経た後、昇降可能なリフター16上から、先端に給油ノズル3を備えた給油ホース4にて、航空機Aに対し、その給油口Hを介して圧送,給油する。
このような燃料給油車としては、図示のように、地下のハイドラント配管Dを介して圧送された燃料油を、取り入れて給油するタイプのサービサと、これとは異なり、車載のタンクに積載した燃料油を車載のポンプにて給油するタイプのもの、とがある。
【0010】
図示のサービサタイプの給油自動車について、更に詳述する。空港付近には、ハイドラント給油装置Bが設けられており、その貯溜タンクからポンプ(図示せず)にて圧送された燃料油は、空港地下のハイドラント配管Dを経た後、駐機場近くの地下ピット給油口のハイドラントバルブCに至る。
そして、サービサに車載されていた受入ホースたるインテークホース5の先端が、ハイドラントカプラEを介しハイドラントバルブCに接続,結合され、もって、ハイドラント配管Dにて圧送されてきた燃料油が、インテークホース5を介し、サービサの機械室17の給油配管2(図1を参照)へと、取り入れられる。この機械室17の給油配管2には、上流側から下流側に向け各種の給油機器類1(図1を参照)が、順に設けられている。そこで、取り入れられた燃料油は、このような機械室17の給油配管2そして給油機器類1を通過することにより、濾過され清浄化されると共に、所定の給油圧力,流量,流速へと調整,制御される。
【0011】
それから燃料油は、デッキホースたる給油ホース4を介し、その先端の給油ノズル3にて、航空機Aに圧送,給油される。すなわち、サービサの機械室17の例えば後部の車台フレーム18上には、リフト機構19にて昇降可能に、給油用の作業台たるリフター16が搭載されている。
リフター16は、給油に際し作業者Fを載せて、空港の駐機場に駐機した航空機Aの翼G下面の給油口H直下まで上昇される。そして作業者Fは、デッキホースたる給油ホース4の先端の給油ノズル3を、航空機Aの翼Gの下面に配設された給油口Hに、接続,結合して給油作業を行う。
なお、航空機A側の燃料タンクは、翼G内に配設されると共に通常複数のタンク室に分割されており、このような燃料タンクの各タンク室は、開閉弁や集合配管を介し給油口Hに接続されている。20はサービサの運転室,21はサービサの車輪である。サービサタイプの給油自動車は、一般的にこのようになっている。
【0012】
次に図1により、給油配管2や給油機器類1等について述べる。給油配管2は、上流側がスイベルジョイント6を介し、インテークホース5に接続され、下流側が、スイベルジョイント6,中継ホース13,スイベルジョイント6,弁7,スイベルジョイント6等を介し、デッキホースたる給油ホース4に接続されている。
そして給油配管2には、上流側から下流側に向け、弁7,ラインストレーナ8,圧力調整弁9,フィルターセパレータ10,流量計11,弁7,ベンチュリー12等の給油機器類1が、順に設けられている。
ラインストレーナ8は取り入れられた燃料油を濾過し、フィルターセパレータ10は燃料油を清浄化し、ベンチュリー12は燃料油の圧の補正する。弁7は、それぞれ手動操作可能となっている。そして圧力調整弁9は、燃料油の圧を給油用に調整すると共に、図示例では、給油配管2による燃料油の流れをオン・オフ(開閉)すべく機能する。
なお、給油配管2のオン・オフ(開閉)、そして給油の開始や中断,停止,終了等は、図示例によらず、給油配管2に設けられたデットマンバルブ,その他のオン・オフ機能付のバルブ、等によって行われることもある。給油配管2や給油機器類1等は、一般的にこのようになっている。
【0013】
さて、このような給油配管2には、給油機器類1としてアキュムレータ14が設けられている。アキュムレータ14は、給油配管2から分岐配管15を介して分岐接続されており、給油配管2に生じたサージ圧を吸収する。
すなわちアキュムレータ14は、周知のごとく、流体管路のサージ圧エネルギーの吸収,蓄積,放出用に用いられ、ピストンを介した一方のシリンダ室に窒素ガス等が封入されたシリンダタイプのものや、窒素ガス等が封入された膨張・収縮するゴム袋を容器の中に入れたブラダタイプのもの、等が知られている。
【0014】
そしてアキュムレータ14は、サービサ等の給油自動車による航空機Aへの給油に際し、例えば、圧力調整弁9等のオン・オフ機能付のバルブをオフ(閉)するか、給油ノズル3が接続された航空機A側の開閉弁(図示せず)をオフ(閉)すること等により、給油を中断,停止,終了した場合に、給油配管2内に生じたサージ圧を吸収すべく機能する。
つまり、給油配管2内を圧送されていた燃料油が急に遮断された場合に、給油配管2内において急激に上昇した圧を吸収すべく、このようなサージ圧に伴う燃料油を加圧状態で一旦蓄積する。
そして事後、例えば圧力調整弁9等をオン(開)したり、航空機A側の開閉弁をオン(開)することにより、給油が再度開始された際に、アキュムレータ14は、吸収,蓄積していた加圧状態の燃料油を、より低圧となっている給油配管2へと吐出する。
【0015】
図示例においてアキュムレータ14は、圧力調整弁9のすぐ下流側と、圧力調整弁9のフィルターセパレータ10を介した上流側とに、各1個ずつ配設されているが、図示例以外にも各種使用形態が考えられる。
例えば、圧力調整弁9の上流側か下流側のいずれか一方側のみに配設したり、又、1個ずつではなく2個,3個ずつ配設したり、圧力調整弁9の上流側と下流側とで個数を異にして配設することも、等々考えられる。
いずれにしてもアキュムレータ14は、給油配管2から分岐された各分岐配管15の端に接続される。アキュムレータ14は、このようになっている。
【0016】
そして、このようなアキュムレータ14への分岐配管15の途中に、スロットルチェック弁22が介装されている。
このスロットルチェック弁22は、アキュムレータ14側から給油配管2側へ向けて機能すべく介装されている。そしてスロットルチェック弁22は、サージ圧の吸収に伴いアキュムレータ14に蓄積された加圧状態の燃料油を給油配管2側へと吐出する際、吐出を絞って一定の吐出時間を設定し、急激な吐出を防止すると共に、吐出時間がサージ圧の2次波以降の発生周期より短くなるように、その絞り度が設定されている。
すなわちスロットルチェック弁22は、流路の開きを絞り狭くして、流体の流量を少なく,流速を遅く,圧を低くすべく機能する。そして、図示のスロットルチェック弁22は、このような機能の絞り弁23と逆止弁24とを並列に配した構成よりなり、絞り弁23は、アキュムレータ14側から給油配管2側に向けて機能し、逆止弁24は、給油配管2側からアキュムレータ14側へと向かう流れ、のみを可とする。
【0017】
このスロットルチェック弁22の絞り弁23の絞り度は、アキュムレータ14から給油配管2への吐出が一定の吐出時間のうちに行われるように、設定される。つまり、この吐出時間は、瞬時ではないものの、比較的短時間に設定されている。
すなわち、給油配管2内のサージ圧は、1次波,2次波,3次波,4次波等(通常は4次波までをマークすればよい)と、徐々に減衰しつつ周期的に発生し、その周期は、例えば2秒から5秒程度である。そこで、スロットルチェック弁22を介したアキュムレータ14から給油配管2への吐出時間は、このようなサージ圧の発生周期よりは短くなるように設定されている。つまり、スロットルチェック弁22の絞り弁23の絞り度は、このような吐出時間となるように設定されている。
なお図示例において、スロットルチェック弁22は、手動操作される弁7よりアキュムレータ14寄りに介装されているが、分岐配管15でのスロットルチェック弁22の介装位置は、このような図示例に限定されるものではなく、弁7より給油配管2寄りに介装するようにしてもよい。スロットルチェック弁22は、このようになっている。
【0018】
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。航空機Aへの給油に際し、給油を中断,停止,終了した場合、給油配管2内では燃料油の圧力が急激に上昇するが、このように発生したサージ圧は、分岐配管15そしてスロットルチェック弁22の逆止弁24等を介し、アキュムレータ14にて一旦吸収される。このように、アキュムレータ14によるサージ圧の吸収は、従来と何ら変わりなく確実に行われる。
そして事後、このようにアキュムレータ14に吸収,蓄積されていた加圧状態の燃料油は、アキュムレータ14から、スロットルチェック弁22が介装された分岐配管15を介し、給油配管2へと吐出される。そこで、次の第1,第2のようになる。
【0019】
第1に、分岐配管15の途中には、所定のスロットルチェック弁22が介装されており、その絞り弁23により、吐出される燃料油の流れを絞るようになっている。
そこで、アキュムレータ14からの吐出は、一定の吐出時間をかけて徐々にゆっくりと行われ、瞬間的な急激な吐出は回避される。
【0020】
なおサージ圧は、給油配管2内において2次波,3次波と、徐々に減衰しつつではあるが周期的に発生するので、上述した吐出時間が、このようなサージ圧の発生周期よりは短くなるように、スロットルチェック弁22の絞り弁23の絞り度が設定されている。もって、アキュムレータ14による次の波分のサージ圧の吸収に何ら支障が生じることがないよう、比較的短時間の内に、アキュムレータ14からの前の波分の吐出が行われるようになっている。
つまり、航空機Aへの1回の給油に際し、圧力調整弁9や航空機A側の開閉弁をオン・オフ(開閉)することによる給油の開始と、給油の中断,停止,終了とは、何度も行われることが多く、しかも随時前後して両者の切換えが行われることもある。そこで、アキュムレータ14からの前の波分のサージ圧の吐出時間が過度に長いと、次の波分のサージ圧の吸収に支障が生じる虞があるが、上述したように、吐出時間がサージ圧の発生周期より短く設定されているので、このような虞はない。
【0021】
第2に、しかもこれらは、アキュムレータ14への分岐配管15に、所定のスロットルチェック弁22を介装するという、簡単な構成により実現される。
つまり、従来より用いられているアキュムレータ14や分岐配管15に対し、絞り弁23と逆止弁24よりなるスロットルチェック弁22を、介装,追加するだけで、上述した第1のように、急激な吐出が回避されることになる。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係る給油自動車は、以上説明したように、アキュムレータへの分岐配管の途中に、所定の絞り度に設定された絞り弁を備えたスロットルチェック弁を、介装する構成を採用したことにより、次の効果を発揮する。
【0023】
第1に、アキュムレータからの急激な吐出が防止され、もってアキュムレータが保護される。すなわち、この給油自動車にあっては、アキュムレータから給油配管への燃料油の吐出が、介装されたスロットルチェック弁により、一定の吐出時間をかけて徐々にゆっくりと行われ、急激な吐出は回避される。
もって、前述したこの種従来例のように、瞬間的な急激な吐出に伴い、アキュムレータについて振動,異音,損傷,破損等が発生することはなくなり、アキュムレータは確実に保護されるようになる。
しかもサージ圧は、徐々に減衰しつつ2次波,3次波等が発生するので、吐出時間が、このようなサージ圧の発生周期よりは短くなるように、スロットルチェック弁の絞り弁の絞り度が設定されている。もって、アキュムレータによる次のサージ圧の吸収に支障が生じることもなく、アキュムレータからの吐出は行われる。
【0024】
第2に、しかもこれは簡単容易に実現される。すなわち、この給油自動車では、アキュムレータへの分岐配管に所定のスロットルチェック弁を介装した構成、つまり簡単な構成を採用したことにより、上述した第1の点が容易に実現され、コスト面等にも優れている。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給油自動車について、発明の実施の形態の説明に供し、給油配管や給油機器類等の説明図である。
【図2】この種従来例の説明に供し、給油配管や給油機器類等の説明図である。
【図3】給油自動車による給油状態を示す正面説明図である。
【符号の説明】
1 給油機器類
2 給油配管
3 給油ノズル
4 給油ホース
14 アキュムレータ
15 分岐配管
22 スロットルチェック弁
23 絞り弁
24 逆止弁
A 航空機
Claims (1)
- 燃料油を、給油機器類が配された給油配管を経た後、先端に給油ノズルを備えた給油ホースにて、航空機に圧送,給油する給油自動車であって、
該給油配管から分岐配管を介して分岐接続され、該給油配管に生じたサージ圧を吸収するアキュムレータと、該分岐配管の途中に介装されたスロットルチェック弁と、を有してなり、
該サージ圧は、給油を中断,停止,終了した場合に、該給油配管内における該燃料油の急激な圧上昇として発生すると共に、徐々に減衰しつつ周期的に発生し、
該アキュムレータは、このように該給油配管内で発生した該サージ圧に伴う該燃料油を、加圧状態で一旦蓄積すると共に事後に該給油配管に吐出し、
該スロットルチェック弁は、絞り弁と逆止弁とを並列に配してなり、該絞り弁は、該アキュムレータ側から該給油配管側へ向けて機能すべく介装され、該逆止弁は、該給油配管側から該アキュムレータ側へと向かう流れのみを可とすべく介装されており、
該絞り弁は、該サージ圧の吸収に伴い該アキュムレータに蓄積された加圧状態の該燃料油を、より低圧の該給油配管側へと吐出する際、吐出を絞って一定の吐出時間を設定し、もって瞬間的な急激な吐出を防止するように、その絞り度が設定されると共に、
該絞り弁は、該吐出時間が該サージ圧の2次波以降の発生周期よりは短くなるように、もって次の波分の該サージ圧の吸収に支障が生じないように、その絞り度が設定されていること、を特徴とする給油自動車。
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