JP3775431B1 - クロック生成装置、クロック生成方法及び光ディスク - Google Patents

クロック生成装置、クロック生成方法及び光ディスク Download PDF

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Abstract

【課題】 光ディスクにゴミが付着しても、高速化かつ安定した同期をとることができる。
【解決手段】 アドレスエリアAR1の前半においてグルーブヘッダGRH、その後半においてランドヘッダLHが形成されている。グルーブヘッダGRHのピット列は、グルーブGRの延長線上であってそのウォブリングと同じ周期かつ同じ位相でウォブリングされて形成される。また、ランドヘッダLHのピット列は、ウォブリングしているランドの延長線上にあって、グルーブGRのウォブリングと同じ周期であるものの位相が反転してウォブリングされて形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ディスクから同期信号を生成するためのクロック生成装置等に関する。
光ディスクにアドレスを形成する手法として、光ディスクを作製する際に予めピットをエンボスで形成することが知られている。
光ディスクでは、例えば記録再生の単位となるユーザデータ2048バイト毎にセクタとしてブロック分けされ、セクタの先頭にそのヘッダであるセクタアドレスが形成されている。
そして、上記光ディスクの記録再生装置は、このセクタアドレスを読み取り、所望のセクタアドレスであることを確認してから、このヘッダに続く記録再生エリアにデータを記録/再生している。
特開平8−321076号公報
ところで、今日では、光ディスクのカバーの厚さが非常に薄いものが提案されている。例えば、光ディスクのカバーの厚さが0.1t(=0.1[mm])程になると、光ディスクの表面に付着しているゴミによって何らかの影響が生じることも少なくない。
例えば、ユーザエリアに記録されているデータは、ゴミの付着によってエラーが生じることがある。しかし、冗長度を大きくしてエラー訂正能力を強化することによって、そのエラーが生じるのを回避することができる。
これに対して、アドレスエリアでは、そのエリア自体が小さく、エラー訂正能力を強力にすると冗長になってしまうので、エラー訂正能力を強化することができない。したがって、ゴミの付着等によってアドレスエリアが覆われてしまうと、同期をとることが困難になる。特に、同期の引き込みを行っている場合には、同期をとる時間がかかってしまうという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、光ディスクにゴミが付着しても、高速化かつ安定した同期をとることができるクロック生成装置、クロック生成方法及び光ディスクを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明に係るクロック生成装置は、セクタ毎にアドレスエリアとユーザエリアとが割り当てられ、上記ユーザエリアではグルーブが蛇行して形成されるとともに、それに対応してランドも蛇行して形成され、上記アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、上記グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されている光ディスクに対して、レーザビームを照射してその反射光を検出する光学ヘッドと、上記光学ヘッドの検出出力に基づいて、上記グルーブ、上記グルーブヘッダ及び上記ランドヘッダのエンボスピットの蛇行形状に対応するウォブリング信号を検出するウォブリング信号検出手段と、検出された一定周期のウォブリング信号に基づいてクロックを生成するクロック生成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るクロック生成方法は、セクタ毎にアドレスエリアとユーザエリアとが割り当てられ、上記ユーザエリアではグルーブが蛇行して形成されるとともに、それに対応してランドも蛇行して形成され、上記アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、上記グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されている光ディスクに対して、レーザビームを照射してその反射光を検出し、上記反射光の検出出力に基づいて、上記グルーブ、上記グルーブヘッダ及び上記ランドヘッダのエンボスピットの蛇行形状に対応するウォブリング信号を検出し、検出された一定周期のウォブリング信号に基づいてクロックを生成することを特徴とする。
さらに、本発明に係る光ディスクは、データ記録面を放射状の領域に分割して複数のセクタが形成され、各セクタではアドレスエリアとユーザエリアとに割り当てられ、上記ユーザエリアではグルーブが蛇行して形成されるとともに、それに対応してランドも蛇行して形成され、上記アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、上記グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されていることを特徴とする。
以上詳細に説明したように、本発明に係るクロック生成装置及びクロック生成方法によれば、グルーブ、及び、互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されているグルーブヘッダ及びランドヘッダのエンボスピットの蛇行形状に対応するウォブリング信号を検出し、検出された一定周期のウォブリング信号に基づいてクロックを生成することによって、高速化かつ安定したクロックを生成して同期をとることができる。
本発明に係る光ディスクによれば、アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されていることによって、高速化かつ安定したクロックを生成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る光ディスクは、例えば図1に示す構成の光ディスク1に適用することができる。
上記光ディスク1は、データ記録面を放射状の領域に分割してセクタ構造を形成するとともに、上記データ記録面を同心円上に分割して複数のゾーンZ0〜Znを形成する。
各セクタの先頭には、アドレスが書き込まれるアドレスエリアAR1が割り当てられ、続く残りの領域には、通常のデータが書き込まれるユーザエリアAR2が割り当てられる。ユーザエリアAR2では、同期情報を得ることができるようにグルーブGRが蛇行(ウォブリング)して形成される。なお、ユーザエリア2において、ランドもこれに対応してウォブリングして形成される。よって、グルーブGRとランドは、光ディスク1の径方向に対して互いに隣り合うように構成される。
最内周のゾーンZ0のトラックでは、グルーブGRが所定の周期にわたって蛇行するように形成され、外周側のゾーンに移るにしたがって、順次グルーブGRの蛇行数が増加するように形成される。このグルーブGRは、いわゆるゾーンCAV(Constant Liner Velocity )状に形成されている。アドレスエリアAR1は、光ディスク上に離散的に配され、セクタ単位のアドレス情報が記録される。アドレスエリアAR1においては、グルーブGRの一定周期に相当する長さが割り当てられている。
ここで、グルーブ記録方式の光ディスクでは、アドレスエリアAR1において、図2に示すように、グルーブGRによるトラックセンタ上にグルーブヘッダGRHのエンボスピット列が形成されている。グルーブヘッダGRHのエンボスピット列は、グルーブGRのウォブリングと同じ周期かつ同じ位相で、ウォブリングされて形成されている。
これにより、レーザビームがユーザエリアAR2のグルーブ(例えば位置A)を照射しているときに同期情報(ウォブリング信号)が得られ、また、その照射位置がユーザエリアAR2からアドレスエリアAR1(例えば位置B)に変わったときでも、グルーブヘッダGRHから同じウォブリング信号を得ることができる。
また、ランド/グルーブ記録方式の光ディスクでは、図3に示すように、アドレスエリアAR1の前半においてグルーブヘッダGRH、その後半においてランドヘッダLHが形成されている。グルーブヘッダGRHのピット列は、上述したグルーブ記録方式と同様に、グルーブGRの延長線上であってそのウォブリングと同じ周期かつ同じ位相でウォブリングされて形成される。一方、ランドヘッダLHのピット列は、上述したウォブリングしているランドの延長線上にある。また、このランドヘッダLHのピット列は、グルーブGRのウォブリングと同じ周期であるものの位相が反転してウォブリングされて形成されている。ここで、ランドヘッダLHのピット列の位相が反転されているのは、グルーブGRの反射光から得られるウォブリング信号とランドの反射光から得られるウォブリング信号とは、互いに位相がπだけ異なるからである。
これにより、グルーブ記録方式の場合と同様に、レーザビームがユーザエリアAR2のグルーブGR(例えば位置C)を照射しているときにウォブリング信号が得られ、また、その照射位置がユーザエリアAR2からアドレスエリアAR1(例えば位置D)に変わったときでも、グルーブヘッダGRHから同じウォブリング信号を得ることができる。さらに、レーザビームの照射位置が、グルーブヘッダGRHのピット列を通過してランドヘッダLHのピット列の間(例えば位置E)に移動した場合であっても、同じウォブリング信号が得られる。また、上記光ディスク1は、例えば図4に示す構成のマスタリング装置10によってディスク原盤が露光されて作製される。
上記マスタリング装置10は、ウォブル信号発生回路11及びアドレス信号生成回路12からの信号を合成して駆動信号SDを出力する合成回路13と、上記駆動信号SDに基づいて光学ヘッド15を駆動する駆動回路14と、ディスク原盤16を回転駆動するスピンドルモータ17と、図示しないシステム制御回路とを備える。
ウォブル信号発生回路11は、ディスク原盤16の回転に同期した所定の周波数の正弦波信号をウォブル信号WBとして出力する。また、ウォブル信号発生回路11は、ゾーニングに対応して、ウォブル信号WBの周波数を段階的に増大させて出力する。これによりウォブル信号発生回路11は、このウォブル信号WBによりレーザビーム照射位置を変位させて、1セクタ当たり所定の周期にわたってグルーブGRを蛇行させる。
アドレス信号生成回路12は、図示しないシステム制御回路の制御により、光学ヘッド15の変位に応じて順次値の変化するアドレス信号SAを生成する。
具体的には、アドレス信号生成回路12は、ディスク原盤16の回転に同期したFG信号等からなるタイミング信号をスピンドルモータ17等から受け、このタイミング信号を所定のカウンタによりカウントして、レーザビーム照射位置を示すアドレスデータIDを生成する。このとき、アドレス信号生成回路12は、アドレスデータIDに対してセクタマークSM、同期用のタイミングデータVFO、アドレスマークAM、ポストアンブルPAを付加して、それぞれアドレスエリアAR1の前半部分及び後半部分に割り当てるグルーブヘッダGRH及び必要に応じてランドヘッダLHを生成する。このとき、グルーブヘッダGRHは、グルーブGRのウォブリングと同じ周期かつ同じ位相でウォブリングされ、ランドヘッダLHは、それと位相が反転するようにウォブリングされる。なお、同期用のタイミングデータVFOとしては、ユーザエリアAR2の先頭部分で同期用のタイミングデータVFOとして記録/再生されるクロックパターンと同じクロックパターンが生成される。アドレス信号生成回路12は、このようにして生成したセクタヘッダを、シリアルデータ列に変換し、このシリアルデータ列を所定フォーマットにより変調する。
そして、アドレス信号生成回路12は、この変調出力をアドレス信号SAとして合成回路13に供給する。アドレス信号生成回路12は、このアドレス信号SAをレーザビームLの走査に対応するタイミングにより出力する。
駆動回路14は、ディスク原盤16の回転に同期したタイミングにより、レーザビーム照射位置に応じて、光学ヘッド15の駆動の条件を切り換えることにより、ディスク原盤16をゾーニングする。具体的には、駆動回路14は、ディスク原盤16の情報記録面を放射状の領域に分割してセクタ構造を形成するように、光学ヘッド15の駆動条件を切り換える。さらにこの切り換えのタイミングを内周側より外周側に段階的に変化させることにより、情報記録面を同心円上に分割して複数のゾーンZ0〜Znを形成する。
また、駆動回路14は、上記システム制御回路の制御に従い、このユーザエリアAR2において、駆動信号SDによりレーザビーム照射位置を変位させ、これによりこのユーザエリアAR2にグルーブGRを蛇行させて形成する。
アドレスエリアAR1においては、このアドレスエリアAR1の前半部分で、レーザビーム照射位置の変位を中止し、駆動信号SDによりレーザビームの光量を間欠的に立ち上げ、これによりグルーブGRによるトラックセンタ上にピット列を形成する。またアドレスエリアAR1の後半部分で、レーザビーム照射位置を内側のランドによるトラックセンタ上に変位させ、駆動信号SDによりレーザビームの光量を間欠的に立ち上げ、これによりランドによるトラックセンタ上にピット列を形成する。
このとき、駆動回路14は、アドレスエリアAR1の前半側には、続くグルーブGRによるセクタのアドレスデータをトラックセンタ上にピット列により記録して、アドレスエリアAR1の後半側には、続く内周側のランドによるセクタのアドレスデータをトラックセンタ上にピット列により記録するようになされている。
光学ヘッド15は、光学系がディスク原盤16の半径方向に可動するように構成されている。また、光学ヘッド15は、ディスク原盤16より光ディスクを作成した際に、レーザビームLの露光により形成されるグルーブGRと隣接するグルーブGR間のランドの幅とがほぼ等しくなるように、レーザビームLのスポット径が設定される。ここでは、最終目標であるグルーブGRの幅に対してレーザビームLによる実効的な露光範囲が拡大するように、レーザビームLのスポット形状、光量が設定される。したがって、光学ヘッド15は、このディスク原盤16により作成される光ディスクがランド/グルーブGR間に記録可能に、ディスク原盤16を露光する。
ディスク原盤16は、例えばガラス基板の表面にレジストが塗布されてなる。ディスク原盤16は、スピンドルモータ17により角速度一定で回転駆動される。そして、光学ヘッド15は、所定のスレッド機構により、このディスク原盤16の回転に同期して、ディスク原盤16の内周側より順次外周側に変位しながら、ディスク原盤16にレーザビームLを照射する。これにより光学ヘッド15は、ディスク原盤16の内周側より外周側に、螺旋状にトラックを形成する。
以上のような処理を経て、マスタリング装置10は、ディスク基盤16にレーザビームLを照射することによって上述した光ディスク1を作製することができる。
つぎに、図5を用いて、上記光ディスク1にデータを記録し、又は上記光ディスク1のデータを再生する記録再生装置20について説明する。
上記記録再生装置20は、レーザビームを介してデータの記録/再生を行う光学ヘッド21と、データを所定のフォーマットに変換処理する記録再生回路22と、光学ヘッド21を光ディスクの径方向に移動させるためのスレッドモータ23と、トラッキング/フォーカシングの制御を行うサーボ回路24と、光ディスクから読み出しているデータのアドレスを検出するアドレス検出回路25と、光ディスクを回転させるためのスピンドルモータ26とを備える。
光学ヘッド21は、後述するシステム制御回路32,記録再生回路22を介して供給されるデータをレーザビームを介して光ディスク1に記録する。ここで、記録再生回路22は、システム制御回路32から供給されるデータを所定のフォーマットに変換してから光学ヘッド21に供給する。
上記記録再生回路22は、上記データを例えば図6に示すような構成のセクタ単位に変換し、光学ヘッド21を介して光ディスク1に記録する。セクタは、エンボスピットから形成されるヘッダエリアと、8kバイトの記録再生エリアから構成される。
ヘッダは、セクタマーク(SM),同期用のタイミングデータVFO1,VFO2,アドレスマーク(AM1,AM2),ID1,ID2,ポストアンブル(PA1,PA2)とから構成されている。グルーブではヘッダ1、ランドではヘッダ2が形成されている。ギャップ(Gap1,Gap2,Gap3)は、タイミング信号の切換時間等に用いられる。ガード(Guard1,Guard2)は、記録開始及び記録終了のガードエリアである。このガードエリアは、一定の長さに加え、記録の度に記録データの位置をj_ch移動する。これにより、記録開始及び記録終了位置のデータを用いることがなくなり、オーバーライトによる記録開始、終了位置の記録特定の劣化をデータに影響しないようにしている。また、記録データ位置を記録のたびに移動させることにより、オーバーライト回数の改善を図る。VFOは、記録データのPLL引き込み領域である。SYNCは、データの開始位置を示す。Bufferは、偏心等のジッタの影響を吸収するエリアである。なお、1セクタでは、グルーブは408周期蛇行するように形成されている。
一方、エラー訂正ブロックは、図7に示すように、64kバイト単位で構成される。また、記録再生2kデータセクタとしても扱うことができる。そのときは、64kバイト単位でエラー訂正ブロックを記録再生し、その中から所望の2kバイトデータを記録再生する。具体的には、172バイトのデータに対して、24バイトのパリティを付加している。なお、インターリーブ長は、384バイトである。
図8には、フレームの構成を示す。フレームシンクは、dccビットとともに、各フレームの先頭にある。フレームデータは、エラー訂正ブロックの1インターリーブのデータを4個に分けたものである。各フレームは、16個のdccブロックにより構成される。dccブロックは、フレームデータを16個に分けたデータと、dccにより構成される。
また、上述した光学ヘッド21は、レーザビームの光ディスク1からの反射光の検出出力を記録再生回路22,サーボ回路24,アドレス検出回路25,ウォブリング信号発生回路27に供給する。
サーボ回路24は、光学ヘッド21の検出出力からフォーカスエラー信号を生成し、このフォーカスエラー信号に基づいて光学ヘッド21のフォーカシング制御を行う。また、サーボ回路24は、光学ヘッド21の検出出力からプッシュプル信号を生成し、このプッシュプル信号に基づいて光学ヘッド21のトラッキング制御を行う。
アドレス検出回路25は、光学ヘッド21の検出出力からアドレスデータをデコードし、エラーの検出等を行ってから、デコードされたアドレスをシステム制御回路32に供給する。
また、上記記録再生装置20は、上述の図5に示すように、ウォブリング信号を発生するウォブリング信号発生回路27と、上記ウォブリング信号の周期を検出するウォブリング周期検出回路28と、PLL回路29と、アドレスの位置をカウントするクラスタカウンタ30と、所定の制御プログラムを記憶するROM31と、各回路を制御するシステム制御回路32とを備える。
ウォブリング信号検出回路27は、ウォブリング信号からノイズ成分を除去するためのバンド・パス・フィルタ(BPF)27aと、二値化処理を行うコンパレータ27bとを備える。BPF27aには、光学ヘッド21を介して、光ディスク1に記録されているグルーブのウォブリングの検出出力(ウォブリング信号)が供給される。BPF27aは、上記ウォブリング信号のノイズを除去してコンパレータ27bに供給する。コンパレータ27bは、BPF27aからのウォブリング信号に二値化処理を行ってウォブリング検出パルスを得て、このウォブリング検出パルスをウォブリング周期検出回路28に供給する。
ウォブリング周期検出回路28は、上記ウォブリング検出パルスの周期性を判定し、これが一定の周期性を有するものであれば、PLL回路29に供給する。
従来では、ウォブリング周期検出回路28は、同期がとれていないときは、一定の周期性を有するウォブリング検出パルスを検出することができない。しかし、上記光ディスク1には、グルーブGR及びランドだけでなく、アドレスエリアAR1においてもウォブリングされているグルーブヘッダGRH及びランドヘッダLHGが形成されている。したがって、ウォブリング周期検出回路28は、グルーブ及びランドだけでなく、アドレスエリアから得られるウォブリング信号に基づいて、たとえ光ディスク1にゴミが付着していたとしても、従来よりも速く一定の周期を有するウォブリング検出パルスを得ることができる。
PLL回路29は、位相比較器29aと、高周波のノイズ成分を除去するロー・パス・フィルタ(LPF)29bと、電圧制御発振器(VCO)29cと、分周器29dとを有する。
位相比較器29aは、ウォブリング周期検出回路28からのウォブリング検出パルスと分周器29dからのパルスとの位相を比較して、その位相の誤差を示す位相比較エラー信号をLPF29bを介してVCO29cに供給する。VCO29cは、上記位相比較エラー信号に基づいてチャンネルクロック(以下、「R/Wクロック」という。)を発生し、これを分周器29d及びクラスタカウンタ30に供給する。分周器29dは、システム制御回路32によって分周比が制御され、VCO29cからのR/Wクロックを分周し、ウォブリング信号の周波数と同じ周波数のパルスを生成して位相比較器29aに供給する。かかる処理によって、上記ウォブリング信号に基づいて、R/Wクロックが生成される。
このように、PLL回路29は、光ディスク1から得られたウォブリング信号に基づいて、精度の良いR/Wクロックを生成することができ、これにより、冗長なく高密度にデータの記録/再生が可能になる。特に、アドレスエリアAR1からもウォブリング信号が生成されるので、従来よりも、同期の引き込み動作の開始から早く記録再生処理を行うことができる。
クラスタカウンタ30は、アドレス検出回路25からのアドレスとVCO29cからのR/Wクロックとに基づいて、アドレス周期に同期した同期信号処理を行い、次のアドレスの位置をカウントする。また、クラスタカウンタ30は、次のアドレスの位置を検出することができないときは、このカウンタより次のアドレスの位置を決定し、アドレスをカウントアップする。
システム制御回路32は、クラスタカウンタ30によって検出されたアドレスをもとに、スレッドモータ23の回転を制御して、光学ヘッド21を光ディスク上の所定の位置にアクセスし、クラスタ記録再生タイミングに合わせてデータの記録及び/又は再生処理を行う。また、ROM31にはアドレスに対応する分周器29dの分周比のデータが記憶され、システム制御回路32は、ROM31のデータに基づいて分周器29dの分周比を制御している。そして、システム制御回路32は、記録再生回路22を制御して、光学ヘッド21から読み出されたデータに所定の信号処理を施して外部に出力し、また、外部から入力されたデータを所定のフォーマットに変換して光学ヘッド21を介して光ディスク1に記録させる。
以上のように、上記記録再生装置20は、グルーブGRだけでなくグルーブヘッダGRH及びランドヘッダLHに基づいてウォブリング信号を検出して同期をかけることができるので、より速くかつ安定的にアドレスの位置、すなわち光学ヘッド21の位置を特定することができる。また、スピンドルモータ26もより速く安定して回転するように制御することができる。
例えば、光ディスク1に付着するゴミの影響が大きくなってその結果アドレスエリアの情報を読み出すことができなくなっても、グルーブGRやランドから、さらにはアドレスエリアのグルーブヘッダGRHやランドヘッダLHからウォブリング信号を得ることができるので、そのウォブリング信号の同期情報から正確なクロックを得ることができ、各回路の同期をとることができる。
換言すると、アドレスエリアのエラー訂正能力は低くてもよく、これにより、効率のよいフォーマットを形成することができる。
本発明を適用した光ディスクの構成図である。 上記光ディスクの各セクタの構成図である。 ランド/グルーブ記録方式の光ディスクの各セクタの構成図である。 上記光ディスクを作製するマスタリング装置の構成を示すブロック図である。 上記光ディスクの記録再生装置の構成を示すブロック図である。 上記光ディスクに記録されているセクタの構成図である。 上記光ディスクに記録されているECCブロックの構成図である。 上記光ディスクに記録されているフレームの構成図である。
符号の説明
1 光ディスク、21 光学ヘッド、27 ウォブリング信号発生回路、28ウォブリング周期検出回路、29 PLL回路

Claims (4)

  1. セクタ毎にアドレスエリアとユーザエリアとが割り当てられ、上記ユーザエリアではグルーブが蛇行して形成されるとともに、それに対応してランドも蛇行して形成され、上記アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、上記グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されている光ディスクに対して、レーザビームを照射してその反射光を検出する光学ヘッドと、
    上記光学ヘッドの検出出力に基づいて、上記グルーブ、上記グルーブヘッダ及び上記ランドヘッダのエンボスピットの蛇行形状に対応するウォブリング信号を検出するウォブリング信号検出手段と、
    検出された一定周期のウォブリング信号に基づいてクロックを生成するクロック生成手段とを備えるクロック生成装置。
  2. セクタ毎にアドレスエリアとユーザエリアとが割り当てられ、上記ユーザエリアではグルーブが蛇行して形成されるとともに、それに対応してランドも蛇行して形成され、上記アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、上記グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されている光ディスクに対して、レーザビームを照射してその反射光を検出し、
    上記反射光の検出出力に基づいて、上記グルーブ、上記グルーブヘッダ及び上記ランドヘッダのエンボスピットの蛇行形状に対応するウォブリング信号を検出し、
    検出された一定周期のウォブリング信号に基づいてクロックを生成することを特徴とするクロック生成方法。
  3. データ記録面を放射状の領域に分割して複数のセクタが形成され、
    各セクタではアドレスエリアとユーザエリアとに割り当てられ、
    上記ユーザエリアではグルーブが蛇行して形成されるとともに、それに対応してランドも蛇行して形成され、
    上記アドレスエリアにおいて、グルーブヘッダのエンボスピットが、上記グルーブの延長線上であって上記グルーブの蛇行と同じ周期かつ同位相で蛇行して形成されるとともに、ランドヘッダのエンボスピットが、上記ランドの延長線上であって上記ランドの蛇行と同じ周期かつ位相が反転されて形成されており、上記グルーブヘッダのエンボスピットと上記ランドヘッダのエンボスピットが互いに逆位相のウォブリング信号を与えるように形成されていることを特徴とする光ディスク。
  4. 上記ユーザエリアのグルーブ及びランドは、データが記録可能であること又はデータが記録されていることを特徴とする請求項3記載の光ディスク。
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