JP3774932B2 - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種電子機器等に使用されるプリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種電子機器等に数多く使用されているプリント配線板は電子機器の小型化や多機能化に伴い、配線の高密度化とともに高い信頼性が要求されるようになってきている。特に、ここ数年プリント配線板の生産性向上及びコストダウンの要求が著しく、電気銅めっきにより層間接続を図る銅スルーホールプリント配線板から導電性材料としての銀ペーストを貫通孔に充填することによる層間接続を行ういわゆる銀スルーホールプリント配線板が注目されてきた。
【0003】
以下に従来の銀スルーホールプリント配線板について図面を用いて説明する。図3(a)〜(c)は従来の銀スルーホールプリント配線板の製造方法を示す断面図であり、図4(a)〜(c)は従来の銀スルーホールプリント配線板の課題を示す断面図である。図3(a)〜(c)、図4(a)〜(c)において21はプリント配線板、22は基材、23は導体回路、24は貫通孔、25は両面導通用のランドパターン、26はソルダレジスト、27は銀ペースト、28は導通孔、29は銀ランド、31は絶縁被膜、32は銀ランド29の密着不良、33は絶縁被膜31のはがれ、34は銀ランド29の小径不良、35は銀ランド29のはみ出し不良である。
【0004】
まず、基材22の両面に銅はくを積層し所定の大きさに切断された基板にドリル加工により貫通孔24を設けた後(図示せず)、図3(a)に示すようにエッチングレジスト印刷および銅はくのエッチングによりランドパターン25および導体回路23を形成し、導体回路23の保護としてソルダレジスト26を形成したプリント配線板21を得る。次に図3(b)に示すように銀粉、エポキシ樹脂および硬化剤を主成分とする銀ペースト27をランドパターン25上および貫通孔24に充填・印刷し、熱風炉で銀ペースト27を加熱硬化し導通孔28および銀ランド29を形成する。その後図3(c)に示すようにランドパターン25上の露出した導通孔28および銀ランド29上の銀のマイグレーションの防止を図るための絶縁被膜31を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の製造方法による銀スルーホールプリント配線板は、導通孔28の接続信頼性を決定する要因として銀ペースト27の充填・印刷時の条件に左右されやすく、一般に銅スルーホールプリント配線板と比較して信頼性が低くなる傾向にあった。すなわち銀ペースト27の充填不足による図4(a)に示すような銀ランド29の小径不良34および図4(b)に示すようなランドパターン25から銀ペーストがにじみ出したような銀ランド29のはみ出し不良35、さらに図4(c)に示すような銀ランド29の盛り上がりにより絶縁被膜31が薄膜化ならびに薄膜部の外形加工時での絶縁被膜31のはがれ33や衝撃負荷により銀ランド29の密着不良32が発生し導通抵抗が増大する可能性があった。
【0006】
また、ランドパターン25上に酸化被膜が形成されかつ両面の絶縁被膜31が導通孔28内に流入し、導通孔28が両面から完全に充填密封されるような不具合が重なった場合においては部品実装時のはんだ付け温度で加熱された際に導通孔28内に残存した気体が突発的に膨張し、銀ランド29にストレスが加わり銀ランド29とランドパターン25との密着を弱める可能性も有していた。
【0007】
そこで上記の課題の解決方法として従来は、銀ペースト27の粘度調整や充填・印刷条件の検討、ランドパターン25の表面処理条件さらに外形加工時の金型形状の検討を実施してきたが完全に解決することはできなかった。また導通孔28やランドパターン25の形状を大きくする方法もとられてきたが、高密度の銀スルーホールプリント配線板の対応においては好ましい方法とはいえなかった。
【0008】
本発明は上記従来の問題を解決するものでスルーホールの信頼性を高め、生産性、製造工程の歩留まりを著しく向上させ、電子機器の信頼性をも向上させるプリント配線板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、両面に銅はくを有する基板に貫通孔を設ける工程と、両面に導体回路およびランドパターンを形成する工程と、前記ランドパターン上および前記貫通孔に銀ペーストを充填・印刷する工程と、前記銀ペーストを硬化し前記ランドパターン上に銀ランドおよび前記貫通孔に導通孔を形成する工程と、前記導通孔および前記ランドパターン上の前記銀ランド上に絶縁被膜を形成する工程とを備え、前記ランドパターンは前記貫通孔の周辺に複数の欠点部およびランドパターン内に複数の欠点部を有し、前記銀ランドは前記銀ペーストの前記欠点部への充填により平滑な面を有した形状に形成されることを特徴とするプリント配線板の製造方法を用いてプリント配線板を製造することであり、これにより銅のランドパターンと銀ランドおよび銀ランドと絶縁被膜との密着を向上させたプリント配線板を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、両面に銅はくを有する基板に貫通孔を設ける工程と、両面に導体回路およびランドパターンを形成する工程と、前記ランドパターン上および前記貫通孔に銀ペーストを充填・印刷する工程と、前記銀ペーストを硬化し前記ランドパターン上に銀ランドおよび前記貫通孔に導通孔を形成する工程と、前記導通孔および前記ランドパターン上の前記銀ランド上に絶縁被膜を形成する工程とを備え、前記ランドパターンは前記貫通孔の周辺に複数の欠点部およびランドパターン内に複数の欠点部を有し、前記銀ランドは前記銀ペーストの前記欠点部への充填により平滑な面を有した形状に形成されることを特徴とするプリント配線板の製造方法としたものであり、この製造方法によりランドパターン上の欠点部にも導電性材料が充填・印刷され、銅はく断面と導電性材料との接触面積を拡大し、欠点部において導電性材料と基材を直接密着させることによりランドパターンと導電性材料との密着構造を強化し導通孔の信頼性を高めるという作用を有する。
【0011】
また、ランドパターン上の欠点部にも導電性材料を充填・印刷することにより、ランドパターン上の導電性材料が平坦化され、これにより絶縁被膜を印刷形成する際に均一の膜厚で信頼性の高い絶縁被膜を形成できるという作用を有する。
【0012】
(実施の形態1)
以下本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は本発明における一実施の形態における銀スルーホールプリント配線板のランドパターンの形状を示す平面図であり、図2(a)〜(c)は本発明の実施の形態1におけるプリント配線板の製造方法を示す断面図である。
【0014】
図1,図2(a)〜(c)において1はプリント配線板、2は基材、3はソルダレジスト、4は貫通孔、5はランドパターン、6a,6bはランドパターン5上の欠点部、7は導体回路、8は銀ペースト、9は導通孔、10は銀ランド、11は絶縁被膜である。
【0015】
図1に示すようなランドパターン形状および印刷回路パターンが描画されたスクリーン版またはマスクフィルムを用いて公知のスクリーン印刷法または写真現像法により銅はく上にエッチングレジストの形成およびエッチングを行いランドパターン5を得る。ランドパターン5は貫通孔4の周辺に複数の欠点部6aとランドパターン5上に所定の大きさの複数の欠点部6bで構成され、欠点部6a,6bは基材2の表面が露出した構成である。
【0016】
以下図2(a)〜(c)を用いて本発明のプリント配線板の製造方法について詳細に説明する。まず、図2(a)に示すように、基材2の両面に銅はくを積層し所定の大きさに切断された基板にドリル加工により貫通孔4を形成した後(図示せず)、図1に示すような欠点部6a,6bを有するランドパターン5および導体回路7を形成し、導体回路7の保護としてソルダレジスト3を形成したプリント配線板1を得る。このときランドパターン5は貫通孔4の近傍に欠点部6aおよびランドパターン5内に欠点部6bを有し、欠点部6a,6b内の側面はランドパターン5の銅はく断面であり、下面は基材2が露出した構造になっている。
【0017】
次に図2(b)に示すように銀粉、エポキシ樹脂および硬化剤を主成分とする銀ペースト8をランドパターン5上および貫通孔4に充填・印刷し、熱風炉で銀ペースト8を加熱硬化し導通孔9および銀ランド10を形成する。このときの銀ランド10は、貫通孔4及びランドパターン5内の欠点部6a,6b上に充填・硬化された構造であり、欠点部6a,6bにおいて銀ペースト8は側面で銅はく断面に接続密着し、下面は基材2に直接密着した構造を有しており、さらに欠点部6a,6bへの銀ペースト8の充填により銀ランド10は平滑な形状となる。
【0018】
上記の銀ペースト8の貫通孔4への充填・印刷に際し、印刷条件や粘度調整等により銀ペースト8の充填量を増やし銀ランドの小径不良を解消するとともに欠点部6a,6bの大きさ、形状および個数をあらかじめ設定することにより余分な銀ペースト8が欠点部6a,6bに充填されることから銀ランドのはみ出し不良をも防止することもできる。
【0019】
その後図2(c)に示すように、銀のマイグレーションの防止および導通孔9を保護するためランドパターン5上の露出した銀ランド10上に絶縁被膜11を形成する。上述した通りランドパターン5上の銀ランド10は平滑な面を有した形状に形成されていることから銀ランド10上に形成された絶縁被膜11も平滑で一定の厚みを有した構造で形成することができる。
【0020】
上記の本発明による方法で製造した銀スルーホールプリント配線板の各種試験および環境信頼性を確認したところ、銀ランド10の密着性および湿中500時間での導通孔の抵抗値と抵抗変化率は従来に比較して10%以上向上したことが確認された。これは貫通孔4の孔径がφ0.6mmでランドパターン5の直径がφ1.0mmの時の銀ペースト8とランドパターン5の銅はく断面での接続接触面積が複数の欠点部6a,6bの存在により従来に比較して2.0〜5.0倍となり、さらに欠点部6a,6bの直下の基材2を構成する樹脂成分と銀ペースト8の成分中のエポキシ樹脂との密着が強固であるため銀ランド10および導通孔9の信頼性が向上したと推定される。
【0021】
また、銀ペースト8の充填・印刷時の銀ランド10の小径不良や銀ランド10のはみ出し不良を低減し、さらに一定厚みを有する絶縁被膜11を形成することができるため外形加工後の絶縁被膜11のはがれや導通孔9への衝撃負荷を防止し抵抗値異常の発生を解消することにより、高歩留まりで高品質の銀スルーホールプリント配線板を製造することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明は、プリント配線板のパターン形成時においてランドパターンに欠点部を形成することにより銀ペーストなどの導電性材料の接触面積を増加させランドパターンとの密着強度を高めることにより導通孔の信頼性を向上し、銀ランドの小径不良や銀ランドのはみ出し不良を解消し高歩留まりで高品質のプリント配線板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態における銀スルーホールプリント配線板のランドパターンの形状を示す平面図
【図2】(a)〜(c)本発明の一実施の形態におけるプリント配線板の製造方法を示す断面図
【図3】(a)〜(c)従来の銀スルーホールプリント配線板の製造方法を示す断面図
【図4】従来の銀スルーホールプリント配線板の課題を示す断面図
【符号の説明】
1 プリント配線板
2 基材
3 ソルダレジスト
4 貫通孔
5 ランドパターン
6 ランドパターン上の欠点部
7 導体回路
8 銀ペースト
9 導通孔
10 銀ランド
11 絶縁被膜

Claims (1)

  1. 両面に銅はくを有する基板に貫通孔を設ける工程と、両面に導体回路およびランドパターンを形成する工程と、前記ランドパターン上および前記貫通孔に銀ペーストを充填・印刷する工程と、前記銀ペーストを硬化し前記ランドパターン上に銀ランドおよび前記貫通孔に導通孔を形成する工程と、前記導通孔および前記ランドパターン上の前記銀ランド上に絶縁被膜を形成する工程とを備え、
    前記ランドパターンは前記貫通孔の周辺に複数の欠点部およびランドパターン内に複数の欠点部を有し、
    前記銀ランドは前記銀ペーストの前記欠点部への充填により平滑な面を有した形状に形成されることを特徴とするプリント配線板の製造方法。
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