JP3773881B2

JP3773881B2 - Airbag device

Info

Publication number: JP3773881B2
Application number: JP2002209479A
Authority: JP
Inventors: 孝二是近
Original assignee: オートリブ・ジャパン株式会社
Priority date: 2002-07-18
Filing date: 2002-07-18
Publication date: 2006-05-10
Anticipated expiration: 2022-07-18
Also published as: JP2004050917A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の乗物の乗員の安全を確保するエアバッグ装置に関し、特に、側面衝突及び／又は転覆事故のときに乗員を保護するエアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、自動車等の乗物事故では、前突に限らず、側突事故や転覆事故等が発生することがある。例えば、自動車の側突事故の場合、図７に示すように、乗員Ｐは、３点式のシートベルトＢをしている場合であっても、左右方向への動きは拘束されておらず、図７の（ａ）〜（ｃ）に示すように、その着座姿勢が推移する。そして、図７（ｃ）に示すように、側頭部を自動車の側面ドアにぶつけ、頭部等を損傷することがある。
【０００３】
また、転覆事故の場合、乗員Ｐは、３点式シートベルトＢを装着している場合であっても、上下方向に拘束されないため、図８（ａ）〜（ｄ）に示すように、乗員Ｐの着座姿勢は推移し、側頭部等を天井にぶつけ、頭部や頸部を損傷することがある。また、場合によっては車外放出される場合もある。特に、シートＳの位置が後方でシートバックＳｂを倒した場合などの乗員Ｐに対してショルダーベルトＢが浮いた状態では、ショルダーベルトＢによる拘束状態が弱く、安全性がさらに低下することになる。
【０００４】
このため、シートベルト以外の、乗員の安全保護装置として、インフレータカーテンやサイドエアバッグなどが提案されている。サイドエアバッグとしては、例えば、特表２００２−５０３５８２号公報に記載のものがある。このものは、ピラーに取り付けられるウェブガイドによって支持され、このウェブガイドから延びる肩ベルトの一部を受け入れる通路を有したエアバッグを有してなるものである。このエアバッグは、同公報の図８ａに示されているように、側面ガラス全体を覆う大掛かりな構造で、その構造も複雑で製造コストが高価になるという問題があった。また、一般に採用されているインフレータカーテンも、ルーフ全体に格納され、同様に側面ガラス全体を覆う大掛かりで複雑な構造となり、製造コストが高価になるという同様の問題を有する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、乗員の頭部及び肩を効果的に拘束することを目的に、ショルダーベルトと一体的にエアバッグを組み合せることで、簡易な構造で安全性が高く、製造コストの大幅な低減が可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明のエアバッグ装置は、３点式シートベルトのショルダーベルトに沿って展開し乗員の頭部側面で展開するエアバッグと、前記エアバッグに連設し、インフレータから発生したガスを前記エアバッグに導入するチューブ状エアバッグと、を備えてなるエアバッグ装置であって前記エアバッグに前記ショルダーベルトの通過するベルト通路を形成すると共に、折れ曲がり座屈しながら前記エアバッグを前記ショルダーベルトに沿って乗員の頭部側面に展開させるよう前記チューブ状エアバッグを連接した構成としたことを特徴とする。
エアバッグにショルダーベルトを通過する通路が形成すると共に、チューブ状エアバッグを連接してあるので、エアバッグがショルダーベルトに沿って展開する時、チューブ状エアバッグが折れ曲がり座屈しながら前記エアバッグをエアバッグがショルダーベルトに沿って展開するから、エアバッグの展開位置が乗員の着座位置に合せて乗員の頭部側面で展開する。また、チューブ状エアバッグがその展開時に折れ曲がり座屈しながら展開する位置は、常に乗員の頭部側面で行われるので、エアバッグと共同して乗員の安全性を向上させる。
【０００７】
また、本発明のエアバッグ装置は、前述の発明において、前記エアバッグは、展開時に乗員の肩に当接するように段部が設けられていることを特徴とする。
展開時に乗員の肩に当接するように段部が設けられているため、この段部によって乗員の肩を拘束するとともに、エアバッグを乗員の頭部側面で確実に展開させることができる。
【０００８】
また、本発明のエアバッグ装置は、前述の発明において、前記エアバッグは、展開時に前記段部が乗員の肩に当接し、乗員の肩を拘束するとともに乗員の側頭部を保護することを特徴とする。
エアバッグに形成されている段部によって、乗員の肩を拘束するともに、乗員の側頭部を保護するため、側面衝突及び／又は転覆事故の場合に、効果的に乗員を保護することができる。
【０００９】
また、本発明のエアバッグ装置は、前述の発明において、前記エアバッグと前記チューブ状エアバッグは、折り畳まれて前記ショルダーベルトのサッシュガイド部に収納されていることを特徴とする。
エアバッグはショルダーベルトのサッシュガイド部に折り畳まれて収納されるため、構造が簡易であり、製造コストを低減化することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るエアバッグ装置Ａの実施形態の一例について説明する。図１は、本実施形態例に係るエアバッグ装置Ａのエアバッグ１が、展開した状態を示す説明図である。図１に示すように、本実施形態例に係るエアバッグ装置は、エアバッグ１が、３点式シートベルトのショルダーベルト２に沿って展開し、チューブ状エアバッグ４によってその展開位置が調整されて、乗員Ｐの頭部側面で展開するものである。
【００１１】
エアバッグ装置Ａは、図２に示すように、段部３を有する袋状のエアバッグ１と、このエアバッグ１に連設され、インフレータ５から発生したガスをエアバッグ１に導入するチューブ状エアバッグ４とを備えている。
【００１２】
エアバッグ１に形成されている段部３は、エアバッグ１の展開の際にその展開方向における先端部の下方部に位置するように形成されている。そして、この段部３の展開方向に対して交差する面３ａにショルダーベルト２（図１参照）が通過するベルト通路６が設けられている。このように、ベルト通路６が、段部３の展開方向に対して交差する面３ａに形成されることによって、エアバッグ１が展開した際に、この段部３が乗員Ｐの肩に当接し、乗員Ｐの肩を拘束することができるようになる。また、段部３が乗員Ｐの肩に当接することによって、エアバッグ１の膨張、展開も拘束され、このエアバッグ１に連設されるチューブ状エアバッグ４に一定以上の負荷がかかり、チューブ状エアバッグ４は折れ曲がったり、挫屈しながら膨張、展開し、エアバッグ１の展開位置が調整され、乗員Ｐの頭部側面で展開するようになる。
【００１３】
エアバッグ１及びチューブ状エアバッグ４にガスを供給するインフレータ５は、一般的なガス発生器に用いられるインフレータを用いることが可能である。また、インフレータ５は、インフレータ５に設けられているフランジ等の取り付け手段７によって車両のピラー部等に取り付けられて固定され、折り畳まれたエアバッグ装置Ａとともにサッシュガイド部内に収納されている。そして、図示しない衝突センサー等に接続され、各衝突センサー等からの信号によって動作する。
【００１４】
図３は、エアバック１及びチューブ状エアバッグ４がともに折り畳まれている状態を示す図である。エアバッグ装置Ａは、通常、図３に示すように、コンパクトに折り畳まれた状態でサッシュガイド部に収納されている。そして、エアバッグ１に形成されているベルト通路６にショルダーベルト２が通っているため、乗員のシートベルト装着時にその操作性を妨げることもない。さらに、構造も大掛かりなものとはならず、低コストでの製造が可能となる。
【００１５】
次に、本実施形態例に係るエアバッグ装置Ａの作動について説明する。
図４は、側突事故時におけるエアバッグ装置Ａの作動について示したものである。図４（ａ）に示す通常の状態で、側突事故が起こった場合、図示しない衝突センサーからの信号によって、エアバッグ１が乗員Ｐの頭部側面で膨張展開する（図４（ｂ）参照）。さらに、乗員Ｐには、図４（ｃ）に示すように、衝突時の加速度によって側面ドア側に体が傾斜するが、このとき、エアバッグ１が展開しており、乗員Ｐがシートベルトによってエアバッグ１の段部によって乗員の肩が拘束されるとともに、頭部側面が保護されている。このため、乗員Ｐが側頭部等を直接車体にぶつけることも予防でき、乗員Ｐの安全性が高まる。
【００１６】
また、図５は、事故時におけるエアバッグ装置Ａの作動について示したものである。図５（ａ）に示す通常の状態で、側突事故が起こった場合、図示しない衝突センサーからの信号によって、エアバッグ１が乗員Ｐの頭部側面で膨張展開する（図５（ｂ）参照）。さらに、乗員Ｐには、図５（ｃ）に示すように、転覆時に天井８側に移動しようとするが、このとき、エアバッグ１が展開しており、エアバッグ１の段部３によって乗員Ｐの肩が拘束されて、ショルダーベルト２を含むシートベルトとともに、乗員Ｐの天井側への移動を拘束する（図５（ｄ）参照）。このため、乗員Ｐが頭部等を直接車体にぶつけることも予防でき、乗員Ｐの安全性が高まる。
【００１７】
図６に、乗員Ｐの着座位置（シート位置）とチューブ状エアバッグ４の展開時の状態の関係を示す。図６（ａ）は、シートＳが中間にある場合のチューブ状エアバッグ４の状態を示したものである。図６（ｂ）はシートＳが前方にある場合のチューブ状エアバッグ４の状態を示したものである。図６（ｃ）はシートＳが後方にある場合のチューブ状エアバッグ４の状態を示したものである。
【００１８】
図６に示すように、エアバッグ１は、展開する際は、エアバッグ１に設けられているベルト通路６をガイドとして、ショルダーベルト２に沿って膨張、展開する。そして、ショルダーベルト２に沿って展開していくことで、段部３が乗員Ｐの肩と当接する。これによって、エアバッグ１はショルダーベルト２に沿って展開、移動せず、乗員Ｐの肩を拘束するようになる。このとき、インフレータ５からは所定量のガスが発生しつづけるが、チューブ状エアバッグ４がインフレータ５とエアバッグ１との間に設けられているため、折り曲げられたり（図６（ａ）の状態）、挫屈（図６（ｃ）の状態）したりして、エアバッグ１が乗員Ｐの頭部側面に位置するように調整される。
【００１９】
このように、本発明に係るエアバッグ装置は、エアバッグ１にショルダーベルト２が通過するベルト通路６が形成されており、これによって、エアバッグ１がショルダーベルト２に沿って展開するようになる。また、エアバッグ１には段部３が設けられており、ベルト通路６がこの段部３を通るように設けられていることから、エアバッグ１の展開時に段部３が確実に乗員の肩に当接し、乗員の肩を拘束するようになる。また、エアバッグ１が細いチューブ状エアバッグ４を介してインフレータ５と連結していることで、段部３が乗員の肩と当接することによって、このチューブ状エアバッグ４に一定以上の負荷がかかり、チューブ状エアバッグ４が折り曲げられたり、挫屈したりしながら膨張するため、エアバッグ１が乗員の頭部側面で常に展開するようになり、乗員の安全性が向上する。また、従来の側突用サイドエアバッグやインフレータカーテン等と比べて、構造が簡単で、大掛かりにならないため、低コストでの製造が可能となる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明のエアバッグ装置は以上のように構成されており、構造が簡単でありながら、乗員の頭部側面で確実に展開するとともに、乗員の肩を拘束し、転覆事故等の際の乗員のシート上での上下移動を拘束することができ効果的に乗員を保護することができる。また、構造が簡単で、大掛かりなものとならないため、低コストでの製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るエアバッグ装置の展開した状態を示す説明図である。
【図２】本発明に係るエアバッグ装置の概略斜視図である。
【図３】本発明に係るエアバッグ装置が折り畳まれた状態を示す斜視図である。
【図４】側突事故の際の本発明に係るエアバッグ装置の作動説明図である。
【図５】転覆事故の際の本発明に係るエアバッグ装置の作動説明図である。
【図６】シート位置とチューブ状エアバッグの展開状態との関係を示す説明図である。
【図７】従来の側突事故の際の乗員の状態を示す説明図である。
【図８】従来の転覆事故の際の乗員の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
Ａエアバッグ装置
Ｐ乗員
Ｓシート
Ｓｂシートバック
１エアバッグ
２ショルダーベルト
３段部
３ａ面
４チューブ状シートベルト
５インフレータ
６ベルト通路
７取り付け手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag apparatus that ensures the safety of a passenger of a vehicle such as an automobile, and more particularly, to an airbag apparatus that protects an occupant in a side collision and / or rollover accident.
[0002]
[Prior art]
For example, in a vehicle accident such as an automobile, not only a frontal collision but a side collision or a rollover accident may occur. For example, in the case of a side impact accident of an automobile, as shown in FIG. 7, even when the occupant P is wearing a three-point seat belt B, the movement in the left-right direction is not restricted, As shown in FIGS. 7A to 7C, the seating posture changes. And as shown in FIG.7 (c), a side head may hit a side door of a motor vehicle, and a head etc. may be damaged.
[0003]
Further, in the case of a rollover accident, even if the occupant P is wearing the three-point seat belt B, the occupant P is not restrained in the vertical direction, and as shown in FIGS. P's sitting posture changes, and the head or the like may hit the ceiling and damage the head or neck. In some cases, it may be released outside the vehicle. In particular, when the shoulder belt B is lifted with respect to the occupant P, such as when the seat S is in the rear position and the seat back Sb is tilted, the restraint state by the shoulder belt B is weak and the safety is further reduced. .
[0004]
For this reason, inflator curtains and side airbags have been proposed as occupant safety protection devices other than seat belts. As a side airbag, there exists a thing as described in Japanese translations of PCT publication No. 2002-503582, for example. This is supported by a web guide attached to the pillar and comprises an airbag having a passage for receiving a portion of a shoulder belt extending from the web guide. As shown in FIG. 8a of this publication, this airbag has a large structure that covers the entire side glass, and the structure is complicated and the manufacturing cost is high. In general, the inflator curtains that are employed also have the same problem that they are stored in the entire roof and similarly have a large and complicated structure covering the entire side glass, resulting in high manufacturing costs.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention combines an airbag integrally with a shoulder belt for the purpose of effectively restraining the head and shoulders of an occupant, and has a simple structure, high safety, and a significant reduction in manufacturing cost. An object of the present invention is to provide an airbag device that can perform the above-described operation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The airbag device of the present invention for solving the above-mentioned problems is an airbag that is deployed along the shoulder belt of a three-point seat belt and is deployed on the side of the head of the occupant. A tubular airbag for introducing the generated gas into the airbag, wherein the airbag is formed with a belt passage through which the shoulder belt passes, and the airbag is bent and buckled. The tubular airbag is connected to be deployed on the side of the head of the passenger along the shoulder belt .
With passage through the shoulder belt airbags forms, so it is concatenated tubular airbag, the airbag case, while succumbed tubular airbag folded seat airbag is deployed along the shoulder belt Since the airbag is deployed along the shoulder belt, the airbag is deployed on the side surface of the occupant's head in accordance with the seating position of the occupant . Further, the position where the tubular airbag is deployed while being bent and buckled is always performed on the side surface of the occupant's head, so that the safety of the occupant is improved in cooperation with the airbag.
[0007]
The airbag apparatus according to the present invention is characterized in that, in the above-described invention, the airbag is provided with a stepped portion so as to abut against an occupant's shoulder when deployed.
Since the step portion is provided so as to contact the shoulder of the occupant during deployment, the shoulder of the occupant can be restrained by the step portion, and the airbag can be reliably deployed on the side surface of the occupant's head.
[0008]
Further, the airbag device of the present invention is the airbag according to the above invention, wherein the stepped portion abuts against the shoulder of the occupant during deployment to restrain the occupant's shoulder and protect the occupant's temporal region. Features.
The step formed in the airbag restrains the occupant's shoulder and protects the occupant's temporal region, so that the occupant can be effectively protected in a side collision and / or rollover accident. .
[0009]
The airbag device of the present invention is characterized in that, in the above-described invention, the airbag and the tubular airbag are folded and stored in a sash guide portion of the shoulder belt.
Since the airbag is folded and stored in the sash guide portion of the shoulder belt, the structure is simple and the manufacturing cost can be reduced.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of an airbag device A according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an explanatory view showing a state in which the airbag 1 of the airbag apparatus A according to the present embodiment is deployed. As shown in FIG. 1, in the airbag apparatus according to this embodiment, the airbag 1 is deployed along the shoulder belt 2 of the three-point seat belt, and the deployment position thereof is adjusted by the tubular airbag 4. Thus, it is deployed on the side of the head of the occupant P.
[0011]
As shown in FIG. 2, the airbag apparatus A includes a bag-shaped airbag 1 having a stepped portion 3, and a tube shape that is connected to the airbag 1 and introduces gas generated from the inflator 5 into the airbag 1. And an airbag 4.
[0012]
The step portion 3 formed in the airbag 1 is formed so as to be positioned at a lower portion of the distal end portion in the deployment direction when the airbag 1 is deployed. A belt passage 6 through which the shoulder belt 2 (see FIG. 1) passes is provided on a surface 3a that intersects the developing direction of the stepped portion 3. As described above, the belt passage 6 is formed on the surface 3a intersecting with the deploying direction of the step portion 3, so that the step portion 3 comes into contact with the shoulder of the occupant P when the airbag 1 is deployed. The shoulder of the occupant P can be restrained. Further, when the stepped portion 3 comes into contact with the shoulder of the occupant P, the inflation and deployment of the airbag 1 are also restrained, and a certain load or more is applied to the tubular airbag 4 connected to the airbag 1. The airbag 4 is inflated and deployed while being bent or crooked, the deployment position of the airbag 1 is adjusted, and the airbag is deployed on the side of the head of the occupant P.
[0013]
The inflator 5 that supplies gas to the airbag 1 and the tubular airbag 4 can be an inflator used in a general gas generator. Further, the inflator 5 is attached and fixed to a pillar portion or the like of the vehicle by an attaching means 7 such as a flange provided in the inflator 5, and is housed in the sash guide portion together with the folded airbag device A. And it connects with the collision sensor etc. which are not shown in figure, and operate | moves by the signal from each collision sensor etc.
[0014]
FIG. 3 is a view showing a state in which the airbag 1 and the tubular airbag 4 are both folded. As shown in FIG. 3, the airbag device A is normally stored in the sash guide portion in a compactly folded state. Since the shoulder belt 2 passes through the belt passage 6 formed in the airbag 1, the operability is not hindered when the occupant wears the seat belt. Furthermore, the structure does not become large and manufacturing at a low cost is possible.
[0015]
Next, the operation of the airbag apparatus A according to this embodiment will be described.
FIG. 4 shows the operation of the airbag apparatus A at the time of a side collision. When a side collision occurs in the normal state shown in FIG. 4A, the airbag 1 is inflated and deployed on the side of the head of the occupant P by a signal from a collision sensor (not shown) (see FIG. 4B). ). Further, as shown in FIG. 4C, the occupant P leans toward the side door due to the acceleration at the time of collision. At this time, the airbag 1 is deployed, and the occupant P is seated by the seat belt. The shoulder of the occupant is restrained by the step portion of the airbag 1 and the side surface of the head is protected. For this reason, it is possible to prevent the occupant P from hitting the side of the head directly against the vehicle body, and the safety of the occupant P is increased.
[0016]
FIG. 5 shows the operation of the airbag apparatus A at the time of an accident. When a side collision occurs in the normal state shown in FIG. 5A, the airbag 1 is inflated and deployed on the side surface of the head of the occupant P by a signal from a collision sensor (not shown) (see FIG. 5B). ). Further, as shown in FIG. 5 (c), the occupant P tries to move to the ceiling 8 side at the time of overturning. At this time, the airbag 1 is deployed, and the occupant is stepped by the step portion 3 of the airbag 1. The shoulder of P is constrained and the movement of the occupant P toward the ceiling is constrained together with the seat belt including the shoulder belt 2 (see FIG. 5D). For this reason, it is possible to prevent the occupant P from directly hitting the head or the like against the vehicle body, and the safety of the occupant P is increased.
[0017]
FIG. 6 shows the relationship between the seating position (seat position) of the occupant P and the state when the tubular airbag 4 is deployed. FIG. 6A shows the state of the tubular airbag 4 when the sheet S is in the middle. FIG. 6B shows the state of the tubular airbag 4 when the seat S is in front. FIG. 6C shows the state of the tubular airbag 4 when the seat S is behind.
[0018]
As shown in FIG. 6, when the airbag 1 is deployed, the airbag 1 is inflated and deployed along the shoulder belt 2 using the belt passage 6 provided in the airbag 1 as a guide. And the step part 3 contact | abuts with the shoulder of the passenger | crew P by developing along the shoulder belt 2. FIG. As a result, the airbag 1 does not deploy and move along the shoulder belt 2 and restrains the shoulder of the occupant P. At this time, a predetermined amount of gas continues to be generated from the inflator 5, but since the tubular airbag 4 is provided between the inflator 5 and the airbag 1, it may be bent (the state shown in FIG. 6A). ) And buckle (the state shown in FIG. 6C), and the airbag 1 is adjusted so as to be positioned on the side surface of the head of the occupant P.
[0019]
As described above, in the airbag apparatus according to the present invention, the belt passage 6 through which the shoulder belt 2 passes is formed in the airbag 1, whereby the airbag 1 is deployed along the shoulder belt 2. . Further, since the airbag 1 is provided with a stepped portion 3 and the belt passage 6 is provided so as to pass through the stepped portion 3, the stepped portion 3 is securely attached to the shoulder of the occupant when the airbag 1 is deployed. And comes to restrain the passenger's shoulder. Further, since the airbag 1 is connected to the inflator 5 via the thin tubular airbag 4, the stepped portion 3 comes into contact with the shoulder of the occupant, so that a load of a certain level or more is applied to the tubular airbag 4. Since the tubular airbag 4 is inflated while being bent or crooked, the airbag 1 is always deployed on the side of the head of the occupant, and the safety of the occupant is improved. In addition, compared with conventional side impact side airbags, inflator curtains and the like, the structure is simple and does not become large-scale, so that it can be manufactured at low cost.
[0020]
【The invention's effect】
The airbag device of the present invention is configured as described above, and is simple in structure, but is surely deployed on the side of the head of the occupant, restrains the shoulder of the occupant, The vertical movement on the seat can be restricted and the passenger can be effectively protected. Moreover, since the structure is simple and does not become large-scale, it can be manufactured at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a deployed state of an airbag device according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view of an airbag device according to the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the airbag apparatus according to the present invention is folded.
FIG. 4 is an operation explanatory view of the airbag apparatus according to the present invention in the case of a side collision.
FIG. 5 is an operation explanatory diagram of the airbag apparatus according to the present invention in the event of a rollover accident.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a relationship between a seat position and a deployed state of a tubular airbag.
FIG. 7 is an explanatory view showing a state of an occupant in a conventional side collision accident.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a state of an occupant in a conventional rollover accident.
[Explanation of symbols]
A Airbag device P Crew S Seat Sb Seat back 1 Air bag 2 Shoulder belt 3 Step 3a Surface 4 Tubular seat belt 5 Inflator 6 Belt passage 7 Attachment means

Claims

３点式シートベルトのショルダーベルトに沿って展開し乗員の頭部側面で展開するエアバッグと、前記エアバッグに連設し、インフレータから発生したガスを前記エアバッグに導入するチューブ状エアバッグと、を備えてなるエアバッグ装置であって、
前記エアバッグに前記ショルダーベルトの通過するベルト通路を形成すると共に、折れ曲がり座屈しながら前記エアバッグを前記ショルダーベルトに沿って乗員の頭部側面に展開させるよう前記チューブ状エアバッグを連接した構成としたことを特徴とするエアバック装置。An airbag that is deployed along the shoulder belt of the three-point seat belt and is deployed on the side of the head of the occupant; a tubular airbag that is connected to the airbag and introduces gas generated from the inflator into the airbag; An airbag device comprising:
A configuration in which a belt passage through which the shoulder belt passes is formed in the airbag, and the tubular airbag is connected so that the airbag is deployed on the side of the head of the occupant along the shoulder belt while being bent and buckled. An air bag device characterized by that .

前記エアバッグは、展開時に乗員の肩に当接するように段部が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のエアバッグ装置。 The airbag device according to claim 1, wherein the airbag is provided with a stepped portion so as to come into contact with an occupant's shoulder when deployed.

前記エアバッグは、展開時に前記段部が乗員の肩に当接し、乗員の肩を拘束するとともに乗員の側頭部を保護することを特徴とする請求項１又は２に記載のエアバッグ装置。 3. The airbag device according to claim 1, wherein when the airbag is deployed, the stepped portion abuts against the shoulder of the occupant to restrain the occupant's shoulder and protect the occupant's temporal region.

前記エアバッグと前記チューブ状エアバッグは、折り畳まれて前記ショルダーベルトのサッシュガイド部に収納されていることを特徴とする請求項１に記載のエアバッグ装置。 The airbag apparatus according to claim 1, wherein the airbag and the tubular airbag are folded and stored in a sash guide portion of the shoulder belt.