JP3772452B2 - 文書編集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書編集装置に関し、特にページの追加や移動、複写などのページ単位の編集処理を行う文書編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ページ単位の編集処理を行う文書編集装置としては、例えば特開昭61−65359号公報や特開昭63−201865号公報に示される装置がある。これら従来装置は、表示画面に文書のページを図絵的に表示し、これら図絵的に表示されたページをカーソルにて選択することにより、追加や移動、複写、削除などの処理の対象となるページを指定する。ここで、ページの追加や移動、複写などの処理では、それら処理の対象となるページを既存のページ配列のなかの所望の位置に挿入することになる。このような処理においては、ページの挿入先(すなわち、追加先、移動先又は複写先)を指定する必要がある。上記従来装置では、このページ挿入先を、図絵的に表示されたページで指定していた。すなわち、ユーザはカーソルにて挿入先のページを選択し、装置は選択されたページの一つ前の位置にページの挿入を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方式では、文書の最終ページの後ろの位置をページの挿入先に指定することができない。したがって、従来装置では、最終ページの後ろにページの追加等を行う場合には、追加先等の指定を、前述の通常(すなわち文書の途中を指定する場合)の指定方式とは異なる方式で行う必要があった。このように、従来装置では、ページの追加先等が文書の途中に来る場合と文書の末尾に来る場合とで、異なった操作を行う必要があった。
【0004】
同様の従来技術として、特開平6−131334号公報に開示された装置がある。この装置では、追加先等に指定したページの後ろにページの追加等を行う方式を採っているので、文書の先頭ページの前にページの追加等を行う場合に前述と同様の問題が生じていた。
【0005】
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものであり、ページの追加や移動、複写などページ配列へのページ挿入を伴う処理において、ページの挿入先の指定を、文書の先頭、途中、末尾のいずれに対しても、統一的な操作方式で行うことができる文書編集装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1以上の文書要素が一次元的に配列されて構成される文書について、それら各文書要素を表すアイコンをその配列順に従って表示し、文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列への文書要素の挿入を伴う処理において、文書要素挿入先として指定されたアイコンに対応する文書要素の前に、文書要素の挿入を行う文書編集装置において、文書の最終文書要素のアイコンの後ろに仮想文書要素のアイコンを表示し、挿入先として仮想文書要素のアイコンが指定された場合には、前記最終文書要素の後ろに文書要素の挿入を行うことを特徴とする。
【0007】
ここで対象とする文書要素は、例えばページや章など、一次元的に配列されて一つの文書を構成する単位である。この構成では、文書の最終文書要素のアイコンの後ろに仮想文書要素のアイコンを表示し、ユーザが文書要素の挿入先として仮想文書要素のアイコンを選択した場合は、挿入対象の文書要素を最終文書要素の後ろに挿入する。このような構成によれば、挿入先に選択された文書要素の前に文書要素の挿入を行う方式の文書編集装置において、文書の末尾に文書要素を挿入する場合でも、ユーザは他の位置に挿入する場合と全く同じ操作で挿入先の選択を行うことができる。
【0008】
また、本発明は、1以上の文書要素が一次元的に配列されて構成される文書について、それら各文書要素を表すアイコンをその配列順に従って表示し、文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列への文書要素の挿入を伴う処理において、文書要素挿入先として指定されたアイコンに対応する文書要素の後ろに文書要素の挿入を行う文書編集装置において、文書の先頭文書要素のアイコンの前に仮想文書要素のアイコンを表示し、挿入先として仮想文書要素のアイコンが指定された場合には、前記先頭文書要素の前に文書要素の挿入を行うことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、挿入先に選択された文書要素の後ろに文書要素の挿入を行う方式の文書編集装置において、文書の先頭に文書要素を挿入する場合でも、ユーザは他の位置に挿入する場合と全く同じ操作で挿入先の選択を行うことができる。
【0010】
また、本発明は、コンピュータを、(a)1以上の文書要素が一次元的に配列されてなる文書について、各文書要素に対応するアイコンをその配列順に従って配列表示するとともに、最終文書要素に対応するアイコンの後ろに仮想文書要素のアイコンを表示する手段、(b)文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列に対する文書要素の挿入を伴う処理において、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素に対応する場合は最終文書要素の後ろに文書要素の挿入を行い、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素以外の文書要素に対応する場合は当該選択された文書要素の前に文書要素の挿入を行う手段、として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、コンピュータを、(a)1以上の文書要素が一次元的に配列されてなる文書について、各文書要素に対応するアイコンをその配列順に従って配列表示するとともに、先頭文書要素に対応するアイコンの前に仮想文書要素のアイコンを表示する手段、(b)文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列に対する文書要素の挿入を伴う処理において、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素に対応する場合は先頭文書要素の前に文書要素の挿入を行い、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素以外の文書要素に対応する場合は当該選択された文書要素の後ろに文書要素の挿入を行う手段、として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを特徴とする。
【0012】
上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、フロッピーディスク、CD−ROM(コンパクトディスク−リード・オンリー・メモリ)、ハードディスク、ROM(リード・オンリー・メモリ)など、プログラムをコンピュータ読み取り可能な形態・方式で記録するすべての情報記録媒体が含まれる。このような記録媒体に記録されたプログラムは、例えばコンピュータに付属した固定ディスク装置にインストールされ、コンピュータのメインメモリ上にロードされてCPU(中央処理装置)にて実行されることにより、上記各手段の実現に寄与する。なお、上記プログラムを通信媒体を経由して、コンピュータに付属した固定ディスク装置にインストール又はメインメモリにロードして実行するような形態も本発明の態様に含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る文書編集装置におけるページ編集処理ユーザインタフェースの表示例を示す図である。
【0015】
図1において、ページ編集ウインドウ100には、編集対象の文書を構成する各ページを表すアイコンが、ページ順に従って図中にAで示したようなラスタ走査式の順序で配列され、一覧表示されている。ここで、文書の構成要素である各ページは、後述する仮想ページと区別するために、実ページと呼ぶ。図1は、6ページの実ページ110からなる文書の表示例を示している。各実ページ110のアイコンは、実際のページのイメージを一定の縮尺で縮小した縮小イメージとなっており、ユーザはこのアイコンにより個々のページを識別することができる。
【0016】
この実施形態では、ユーザは、マウスなどのポインティングデバイスによりアイコンを選択することにより、移動や削除などの編集操作の対象となるページを指定することができる。また、ページの追加や移動、複写など、ページ配列の中にページを挿入する処理を伴う編集処理においては、その挿入先(すなわち、追加先や移動先、複写先など)の位置をページのアイコンを選択することにより指定することができる。
【0017】
この挿入先の位置の指定の仕方としては、挿入したい位置の一つ後ろのページを指定する方式と、挿入したい位置の一つ前のページを指定する方式とがあるが、ここでは前者を代表に取り上げて説明する。すなわち、この図1の例では、追加ページや移動ページなどの挿入対象ページは、挿入先として選択されたページの前に挿入されることになる。このような方式でページの挿入先を指定する場合、従来技術の問題点として指摘したように、最終ページ110aの後ろにページを挿入する場合の操作方式が問題となる。これに対し、この実施形態では、最終ページ110aの後ろに仮想ページ112を導入することにより、最終ページの後ろ(すなわち文書の末尾)についても、その他の位置の場合と全く同様の操作でページ挿入先の指定を行うことができるようにした。
【0018】
すなわち、本実施形態では、一連の実ページ110の最終ページ110aのアイコンの後ろに、仮想ページ112のアイコンを表示し、ページの追加先や移動先などとして仮想ページ112が選択された場合には、追加等の対象のページを仮想ページ112の前、すなわち文書の末尾、に挿入する構成とした。
【0019】
図2は、このような操作の一例を示す図である。(a)に示すページ配列において、例えばマウスでページDを選択し、このページDをドラッグ・アンド・ドロップで仮想ページ112の位置までもってくれば、(b)に示すように、ページDが文書の末尾に移動することができる。ちなみに、ページDを文書の先頭に移動したい場合は、ページDをドラッグし、ページAの位置でドロップすればよい。
【0020】
このように本実施形態によれば、ページ編集のユーザインタフェースにおいて、文書の最終ページ110aのアイコンの後ろに、仮想ページ112のアイコンを導入したことにより、ページをどの位置に挿入する場合でも、ユーザから見れば、選択したアイコンの前の位置にページが挿入されることとなり、同じ操作感覚でページ挿入先の選択を行うことができる。
【0021】
次に、以上のような操作を実現するための装置構成及び処理手順について説明する。
【0022】
図3は、本実施形態の文書処理装置を実現するためのソフトウエアの構成を示す機能ブロック図である。
【0023】
図3において、入力処理部10は、マウスやキーボードからの入力により生じるイベント群を編集操作として解釈し、その解釈結果を編集処理部20に渡す。編集処理部20は、この解釈結果に基づきページ配列の編集などの処理を実行する。編集処理部20は、編集対象文書のページ配列の管理のための情報としてページ配列管理情報22を有している。ページ配列管理情報22は、各ページのページIDをページ番号順に並べた配列が含まれる。ページIDは、各ページに一意的に付与される識別番号であり、このページIDを用いて所望のページを特定することができる。ページの追加や移動などのページ単位の編集処理は、このページ配列管理情報22において、新たなページのページIDを追加したりページIDの配列順序を変更したりすることにより実現される。ページ配列管理情報22は、具体的にはどのようなデータ構造を用いて構築してもよい。なお、編集処理部20は、ページIDに関連づけて、ページの実体を記述したファイルのファイル名やそのページのサイズ等のページ属性情報などを管理しており、ページIDからこの情報を参照することにより、個別のページについての画像や属性などを得ることができる。また、編集処理部20は、編集処理のための一時的な管理情報として選択リスト24を作成し、管理する。この選択リスト24については、後に詳しく説明する。
【0024】
表示処理部30は、編集処理部20のページ配列管理情報22などを参照し、図1に示したような表示イメージを作成し、これをディスプレイに表示する。
【0025】
本実施形態では、文書の追加や移動、複写などの操作を行う方法として、コマンド選択による方法(以下「コマンド方式」と呼ぶ)とドラッグ・アンド・ドロップによる方法(以下「ドラッグ方式」と呼ぶ)の2種類の操作方法を提供している。コマンド方式は、追加や移動、複写などの対象となるページをまず指定し、その次にポップアップメニュー等から所望の処理コマンドを選択し、さらに必要に応じて移動先や複写先などのページを選択するという操作方法である。一方、ドラッグ方式は、マウスボタンを押下してページを選択し、そのページをそのまま目的位置までドラッグしてドロップするという操作方法であり、ページの移動や複写ではこの方法を用いることもできる。
【0026】
以下、本実施形態の処理手順を図4〜図7を用いて説明する。
【0027】
図4は、処理対象ページや移動先などを選択する際の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、コマンド方式及びドラッグ方式の両方に共通する。まず、入力処理部10は、マウスの左ボタンの状態を常にモニタしており(S10)、マウス左ボタンの押下を検出すると、そのときの画面上でのマウスポインタの位置が実ページ上であるか否かを判定する(S11)。この判定の結果がYesの場合、実ページが選択されたと認識し、さらにキーボードのコントロールキーが押下されているかどうかを判定する(S12)。コントロールキーは、複数のページを処理対象に指定する場合や一度処理対象に指定したページを指定から外す際に用いるキーである。したがって、コントロールキーが押下されていない場合は、マウスポインタで指示された1つの実ページのみの選択を意味する。そこで、編集処理部20は、それまでの選択データをクリアし(S13)、その実ページを選択リスト24に追加する(S14)。ここで、選択データは、選択リスト24及び後述する仮想ページ選択フラグを総称した呼び名である。選択リスト24は、この図4の処理において選択された実ページのページ番号がその選択順に従って登録されるリストである。また、仮想ページ選択フラグはTRUE及びFALSEの2つの状態を有するフラグであり、仮想ページが選択された場合には、仮想ページ選択フラグをTRUEとする。ステップS13の選択データのクリア処理は、選択リスト24のエントリをすべて削除し、仮想ページ選択フラグをFALSEにリセットする処理である。また、ステップS14の選択リスト24への追加処理は、マウスポインタで指し示された実ページのページ番号を選択リスト24の末尾に追加する処理である。
【0028】
さて、ステップS12でコントロールキーの押下が検出された場合は、編集処理部20は、マウスポインタで指示された実ページが選択リスト24に登録されているか否かを判定する(S15)。この判定がYesの場合は、一度選択したページの選択解除の指示であると解釈して、その実ページのページ番号を選択リスト24から削除する(S16)。また、ステップS15の判定の結果がNoの場合は、新たなページの選択であると解釈して、その実ページのページ番号を選択リスト24に追加する(S14)。
【0029】
以上、実ページについての選択処理について説明した。本実施形態では、実ページは、移動や複写などの処理の対象として選択される場合のほかに、追加や移動、複写などの処理において、それら処理の対象のページを挿入する挿入先の位置を指示するために選択される。図4に示した処理手順は、これら両方の場合に共通するものである。選択リスト24に登録されたページが処理対象のページと解釈されるか、ページ挿入先の指定と解釈されるかは、後に続く入力内容によって定まる。
【0030】
ステップS11にてマウスポインタが実ページ上にないと判定された場合には、入力処理部10は、次にマウスポインタの位置が仮想ページ上であるか否かを判定する(S17)。この判定の結果がYesの場合は、編集処理部20は、仮想ページ選択フラグをTRUEにセットする(S18)。
【0031】
なお、ステップS17の判定結果がNoの場合は、マウスポインタは実ページ及び仮想ページのアイコン以外の場所にあるので、この場合には、選択データのクリアを行う(S19)。この処理の具体的な内容はステップS13と同じである。
【0032】
このような処理によってページの選択が行われた後、前述のドラッグ方式又はコマンド方式のいずれかでその選択内容についての処理が指示される。以下、ドラッグ方式、コマンド方式のそれぞれの場合について、詳細な処理手順を説明する。
【0033】
図5は、ドラッグ方式の場合の処理内容を示すフローチャートである。図4のページ選択処理でマウスボタン押下によりページを選択した状態で、そのままマウスをドラッグすると、ドラッグモードに移行する。ただし、選択されたのが仮想ページの場合は、ドラッグを行ってもドラッグモードには移行しない。図5に示す処理では、入力処理部10は、現在の状態がドラッグモードであるかどうかを判定し(S20)、ドラッグモードの場合には、マウスボタンの解放を監視している(S21)。そして、マウスボタンの解放を検出すると、そのときのマウスポインタの位置が実ページ上か否かを判定する(S22)。判定結果がYesの場合には、編集処理部20は、選択リスト24に登録されているページをマウスポインタ位置にある実ページの前に挿入する(S23)。すなわち、編集処理部20は、選択リスト24に登録されているページのページIDを、ページ配列管理情報22のページIDの配列において、マウスポインタ位置の実ページの前の位置に挿入する。
【0034】
なお、このドラッグ方式の処理の場合、ドロップまでの間に特定のキー押下によりページ移動なのか、ページ移動なのかを選択する。あるいは予めページ選択の前に、これから行う処理がページ移動なのかページ複写なのかをメニューなどで選択することもできる。この場合、いずれか一方の処理をデフォルト処理に設定しておくこともできる。ページ移動の場合、ステップS23では、ページ挿入を行うとともに、選択リスト24に登録されたページをページ配列管理情報22から削除する。ページ複写の場合には、このような削除処理は行わない。
【0035】
さて、ステップS22の判定において、マウスポインタが実ページ上にないと判定された場合は、さらにマウスポインタの位置が仮想ページ上か否かを判定する(S24)。この判定の結果がYesの場合は、選択リストに含まれるページを、ページ配列管理情報22において最終ページの後ろに挿入する(S25)。なお、ページ移動モードの場合は、この挿入処理と共に、選択リスト24に登録されたページのページ配列管理情報22からの削除処理が行われる。
【0036】
このようにしてステップS23又はS25におけるページの挿入処理が完了すると、ドラッグモードを終了する(S26)。なお、ステップS24の判定結果がNoの場合は、ページ挿入先の有効な指定がなされなかったものとし、ドラッグモードを終了する(S26)。
【0037】
なお、ステップS23およびS25において、括弧()内の記述は、挿入先として指定されたページの後ろにページ挿入を行う方式をとる文書編集装置での処理手順であり、これについては後で説明する。
【0038】
次に、コマンド方式における処理内容について説明する。コマンド方式による操作入力は、ページの追加、移動、複写のいずれの場合にも利用することができる。
【0039】
ページ追加の場合、ユーザは、ポップアップメニューなどからマウスのクリックなどの操作でページ追加コマンドを選択する。そして、マウスポインタを所望の追加先のページに移動させ、マウスボタンをクリックすると、編集処理部20は、クリックにより選択されたページの前に新規ページを挿入する。内部処理的にいえば、編集処理部20は、新規ページにページIDを付与し、このページIDを、ページ配列管理情報22において、選択されたページの前の順番に挿入する。このあと、新規に追加されたページについての編集処理が行われる。
【0040】
コマンド方式の操作では、ページ移動処理は、いわゆるカット・アンド・ペースト操作にて実現される。この場合、ユーザは、図4に示したページ選択処理で移動対象のページを選択した後、ポップアップメニューなどからカットコマンドを選択する。すると、選択リスト24に登録されたページがページ配列管理情報22から削除され、それらページのデータがクリップボードに登録される。その後、ユーザが、ページの移動先を図4の選択処理よって選択し、さらにポップアップメニューなどからペーストコマンドを選択すると、クリップボードに登録されたページが、移動先として選択されたページの前に挿入される。
【0041】
このペーストコマンド処理の手順を図6を参照してさらに詳しく説明する。ペーストコマンドが選択された場合、編集処理部20は、選択リスト24にページが登録されているか否かを判定する(S30)。ページ登録が有った場合は、そのページをページ挿入先と解釈する。したがって、編集処理部20は、ステップS30の判定結果がYesの場合は、クリップボードにページが登録されているかどうかを調べ(S31)、登録があった場合は、クリップボードからページのデータを取りだし(S32)、このページを、ページ配列管理情報22において、挿入先に指定されたページ(すなわち選択リスト24の最初のページ)の前に挿入する(S33)。クリップボードに複数のページが登録されていた場合には、これらすべてのページを挿入する。なお、ステップS33で、選択リストの最初のページをページ挿入先と認識するのは、ペースト時に選択リスト24に複数のページが登録されている場合を考慮したためである。
【0042】
ステップS30で選択リスト24にページがなかった場合には、編集処理部20は、仮想ページ選択フラグがTRUEか否かを判定する(S34)。このフラグがTRUEの場合は、編集処理部20は、仮想ページが挿入先に指定されていると解釈し、クリップボードからページのデータを取りだし(S35)、これらページを、ページ配列管理情報22において、最終ページの後ろ(すなわちページ配列の末尾)に追加する(S36)。なお、ステップS34の判定結果がNoの場合は、編集処理部20は、ページの挿入先が指定されていないと解釈し、何も行わずに処理を終了する。なお、ステップS33およびS36において、括弧()内の記述は、挿入先として指定されたページの後ろにページ挿入を行う方式をとる文書編集装置での処理手順であり、これについては後で説明する。
【0043】
このようなカット・アンド・ペースト処理により、ページ移動処理が実現される。
【0044】
また、ページ複写処理は、いわゆるコピー・アンド・ペースト操作で実現される。この処理は、対象として選択されたページをページ配列管理情報から削除しない点を除けば、前述のページ移動処理と全く同様の処理でよい。すなわち、ユーザは、図4の選択処理で複写対象のページを選択した後、ポップアップメニューなどからコピーコマンドを選択し、さらに選択処理で複写先を選択した後、ペーストコマンドを選択すればよい。カットコマンド処理と異なり、コピーコマンド処理では、選択リスト24に登録されたページは、ページ配列管理情報22から削除されない。ペースト処理は、前述のページ移動処理の場合と全く同じでよい。例えば、図8(a)においてページA及びCが複写対象として選択され、複写先として仮想ページ112が選択された場合、以上のような処理により、図8(b)に示したように最終ページDの後にページA及びCがコピーされる。
【0045】
以上、ユーザの操作に伴う編集処理の手順について説明した。このような編集処理の基になるユーザインタフェース画面の表示は、図7に示すような手順で行われる。表示処理部30は、ページ配列管理情報22から最初のページを取り出し(S40)、そのページが有る場合(S41)には、ウインドウ内の左上隅の所定位置にそのページの縮小イメージをアイコンとして描画し、表示する(S42)。このとき、そのページが選択リスト24に登録されている場合とそれ以外の場合とで、例えば反転表示など、両者が区別できるような表示を行う。描画が終了すると、ページ配列管理情報22から次のページを取り出し(S43)、ウインドウ上で次のページの位置にアイコンの描画を行う。そして、最後のページまで表示が終わると、ステップS41の判定結果がNoとなり、仮想ページのアイコン表示処理に移る。すなわち、仮想ページ選択フラグを調べ(S44)、それがFALSEの場合は、最後の実ページのアイコンの次の位置に、仮想ページのアイコンを通常表示モードで表示する(S45)。一方、仮想ページ選択フラグがTRUEの場合は、仮想ページのアイコンを例えば反転表示など選択時の表示モードで表示する(S46)。なお、仮想ページのアイコンのサイズは、実ページのアイコンのサイズに合わせてもよいし、固定的なサイズとしてもよい。文書に異なるサイズの実ページが含まれている場合に、仮想ページのアイコンを、実ページアイコンの最大サイズあるいは最小サイズのいずれか設定したほうに合わせて表示することもできる。
【0046】
表示処理部30は、ページの選択や移動などのイベントが生じる度に、以上の処理を実行する。
【0047】
以上説明したように、本実施形態によれば、ページ挿入先として選択されたページの前にページ挿入を行う方式の文書処理装置において、文書の末尾にページの挿入を行う場合にも、ユーザは、その他の位置に挿入を行う場合と全く同様の操作で挿入先を指定することができる。
【0048】
なお、本発明は、ページ挿入先として選択されたページの後ろにページ挿入を行う方式の文書処理装置にももちろん適用可能である。この場合、図9に示すように、実ページ110の先頭ページ110bの前に仮想ページ112のアイコンを表示し、仮想ページ112がページ挿入先として指定された場合は、先頭ページ110bの前にページを挿入する構成とすればよい。この場合の文書編集装置の処理については、ページ選択処理は、図4に示した手順をそのまま用いることができ、また、カットコマンド処理やコピーコマンド処理も上記実施形態の場合と全く同じでよい。選択したページのドラッグ・アンド・ドロップ処理では、図5の手順において、S23及びS25において括弧()内に示した方の処理を行えばよい。すなわち、S23ではドロップ位置のページの後ろにページを挿入し、S25では先頭ページの前にページを挿入すればよい。ペーストコマンド処理でも、これと同様、S33及びS36において括弧()内に示した方の処理をを行えばよい。また、ページ編集ウインドウの表示処理では、仮想ページのアイコンを先頭に表示した後、後に続けて実ページのアイコンを表示すればよい。
【0049】
なお、以上では、ページのアイコンをラスタ走査式の順序で配列表示する場合を例にとって説明したが、本発明は、特定のページ配列表示方式に限定されるものではない。例えば、図10のようにページのアイコンを少しずつずらしながら重ねて表示するような方式にも、本発明は適用可能である。なお、図10は、実ページ110の後ろに仮想ページ112が表示されており、これはページ挿入先として選択されたページの後ろにページ挿入を行う方式の文書処理装置に対応するものである。
【0050】
また、上記実施形態は、本発明をページ単位の編集を行う文書編集装置に適用した場合の例であったが、本発明は、ページ単位の編集の場合に限らず、一次元的に配列されて文書を構成するあらゆるレベルの文書要素を単位とする編集処理に広く適用可能であることは容易に理解されよう。このような文書要素の例としては、例えば複数ページをグループ化したページ群や、章や節を挙げることができる。
【0051】
以上に説明した文書編集装置は、例えば以上に説明した機能あるいは処理手順を記述したプログラムをコンピュータに実行させることによって実現することができる。この場合、プログラムは、例えばフロッピーディスクやCD−ROMなどの記録媒体を介して、あるいは通信回線を介して供給され、これを例えばコンピュータに付属する固定ディスク装置にインストールすることにより、実行可能となる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ページなどの文書要素が一次元的に配列されてなる文書において、文書要素の追加や移動、複写など、文書要素の配列への文書要素の挿入を伴う処理において、その挿入先が文書の先頭や末尾に来る場合でも、ユーザは、その他の位置を挿入先とする場合と全く同じ操作でその指定を行うことができ、良好な操作性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る文書編集装置におけるページ編集処理のユーザインタフェース画面の表示例を示す図である。
【図2】 文書末尾へのページの移動操作を説明するための図である。
【図3】 本発明に係る文書処理装置を実現するためのソフトウエアの構成を示す機能ブロック図である。
【図4】 処理対象ページやその挿入先などの選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】 ドラッグ・アンド・ドロップ方式でページを移動又は複写する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 ペーストコマンド処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】 ページ編集のためのユーザインタフェース画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】 文書末尾へのページの複写操作を説明するための図である。
【図9】 選択されたページの前にページ挿入を行う方式の文書処理装置におけるユーザインタフェース画面の表示例を示す図である。
【図10】 ページのアイコンを重ねて配列する表示方式を採用した場合の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 入力処理部、20 編集処理部、22 ページ配列管理情報、24 選択リスト、30 表示処理部、100 ページ編集ウインドウ、110 実ページ(アイコン)、110a 最終ページ(アイコン)、112 仮想ページ(アイコン)。

Claims (5)

  1. 1以上の文書要素が一次元的に配列されて構成される文書について、それら各文書要素を表すアイコンをその配列順に従って表示し、文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列への文書要素の挿入を伴う処理において、文書要素挿入先として指定されたアイコンに対応する文書要素の前に、文書要素の挿入を行う文書編集装置において、
    文書の最終文書要素のアイコンの後ろに仮想文書要素のアイコンを表示し、挿入先として仮想文書要素のアイコンが指定された場合には、前記最終文書要素の後ろに文書要素の挿入を行うことを特徴とする文書編集装置。
  2. 1以上の文書要素が一次元的に配列されて構成される文書について、それら各文書要素を表すアイコンをその配列順に従って表示し、文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列への文書要素の挿入を伴う処理において、文書要素挿入先として指定されたアイコンに対応する文書要素の後ろに文書要素の挿入を行う文書編集装置において、
    文書の先頭文書要素のアイコンの前に仮想文書要素のアイコンを表示し、挿入先として仮想文書要素のアイコンが指定された場合には、前記先頭文書要素の前に文書要素の挿入を行うことを特徴とする文書編集装置。
  3. 請求項1又は2に記載の文書処理装置において、前記文書要素は文書を構成するページであることを特徴とする文書編集装置。
  4. コンピュータを、
    1以上の文書要素が一次元的に配列されて構成される文書について、各文書要素に対応するアイコンをその配列順に従って配列表示するとともに、最終文書要素に対応するアイコンの後ろに仮想文書要素のアイコンを表示する手段、
    文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列に対する文書要素の挿入を伴う処理において、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素に対応する場合は最終文書要素の後ろに文書要素の挿入を行い、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素以外の文書要素に対応する場合は当該選択された文書要素の前に文書要素の挿入を行う手段、
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. コンピュータを、
    1以上の文書要素が一次元的に配列されて構成される文書について、各文書要素に対応するアイコンをその配列順に従って配列表示するとともに、先頭文書要素に対応するアイコンの前に仮想文書要素のアイコンを表示する手段、
    文書要素の追加、移動又は複写など文書要素配列に対する文書要素の挿入を伴う処理において、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素に対応する場合は先頭文書要素の前に文書要素の挿入を行い、挿入先として選択されたアイコンが仮想文書要素以外の文書要素に対応する場合は当該選択された文書要素の後ろに文書要素の挿入を行う手段、
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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