JP3771849B2 - 赤外線ガス分析方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、赤外線ガス分析方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、赤外線ガス分析装置においては、サンプルガス中に含まれる特定の測定対象成分(測定対象ガス)の濃度を測定する場合、サンプルガス中に含まれる水分の影響を可及的に低く抑える必要があるところから、図10に示すように、ガス分析部81に対するサンプルガスSGの供給ライン82に電子冷却装置などの除湿装置83を設けてサンプルガスSGを除湿し、この除湿されたサンプルガスSGをガス分析部81に供給していた。
【0003】
しかしながら、上記従来の手法においては、除湿装置83を設けるためそれだけ測定系全体の構成が複雑になるとともに、水に対する溶解度の大きいガスを測定するのが困難である。また、上記構成においては、サンプルガスSG中の水分を除去した後に測定を行うため、水分の分圧の割合だけサンプルガスSG中の測定対象成分の濃度が高くなるため、測定後に水分分圧補正が必要になる。この場合、図10に示すように、サンプルガスライン82の除湿装置83よりも上流側においてサンプルガスライン82から分岐する流路84を接続し、この分岐流路84に水分濃度計85を設けて、除湿前のサンプルガスSG中に含まれる水分濃度を測定したり、あるいは、水分濃度計85を設けないときは、水分濃度を推測するなどしなければならない。
【0004】
そして、上述のように、水分分圧補正を行っても、測定対象成分の濃度を必ずしも正確に得ることはできなかった。
【0005】
ところで、近年、走行している自動車など車両のエンジンから排出されるガスに対する規制問題が大きくクローズアップされるようになってきており、地球環境を保全または保護する上で、前記排ガスの量や濃度を確実に把握する重要性が高まってきている。しかし、上述のように、除湿装置83を設けた場合、測定系全体が大きく嵩張るため、限られたスペースしかない車両に搭載するのは、きわめて困難であり、測定系全体もそれだけコストアップになる。
【0006】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、構成がシンプルでありながらもサンプルガス中に含まれる水分の影響を補正し、所望の測定対象成分の濃度を精度よく測定することのできる赤外線ガス分析方法および装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の赤外線ガス分析方法および装置は、セルの一端側に赤外光源を備え、他端側に赤外線検出部を備えたガス分析部の前記セルに供給されるサンプルガスに赤外光を照射し、そのとき得られる検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度を用いて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係を用いて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を求めるようにしたことを特徴としている(請求項1,)。
【0008】
上記請求項1,に記載の赤外線ガス分析方法および装置においては、水分干渉および水分共存影響を除去した精度の高い濃度測定を行うことができる。そして、従来の赤外線ガス分析方法や装置とは異なり、除湿装置などの前処理装置を設ける必要がないので、分析の応答速度がそれだけ早くなるとともに、装置全体の構成がコンパクトになり、省スペース化が図れ、省電力、低コストで測定を行うことができる。また、高濃度の水分を含む測定対象ガスを、除湿せずに測定することができる。
【0009】
そして、この発明の赤外線ガス分析方法および装置として、管に形成された二つの開口のうち、一方の開口に臨むように赤外光源が設けられるとともに、他方の開口に赤外線検出部が設けられてなるガス分析部の前記配管中を流れるサンプルガスに赤外光を照射し、そのとき得られる検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度を用いて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係を用いて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を求めるようにてもよい(請求項2,)。
【0010】
上記請求項2,に記載の赤外線ガス分析方法および装置においても、請求項1,8に記載の赤外線ガス分析方法および装置のものと同様の効果を奏する。そして、請求項2,の赤外線ガス分析方法および装置において、開口の外部にエアーカーテンが形成されるようにしてあってもよく(請求項3,10)、このようにした場合、開口に光学窓を設ける必要がないとともに、開口からサンプルガスが外部に流出しても、これがエアーカーテンによって速やかに排除される。また、上記請求項2,の赤外線ガス分析方法および装置において、開口に赤外線透過性の光学窓が設けられていてもよく(請求項4,11)、このようにした場合、サンプルガスが開口から外部に流出するのが効果的に防止される。
【0011】
また、この発明の赤外線ガス分析方法および装置として、サンプルガスを横断するように赤外光を発する赤外光源と、この赤外光源から発せられた赤外光を受光する赤外線検出部とを備えてなるガス分析部を流れるサンプルガスに赤外光を照射し、そのとき得られる検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度を用いて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係に基づいて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を求めるようにしてもよい(請求項5,12)。
【0012】
上記請求項5,12に記載の赤外線ガス分析方法および装置においても、請求項1,に記載の赤外線ガス分析方法および装置のものと同様の効果を奏する。
【0013】
そして、上記いずれの赤外線ガス分析方法および装置においても、測定対象成分の濃度と水分の濃度を、複数の赤外線検出器から構成される一つの赤外線検出部を備えたガス分析部によって測定するようにしてもよく(請求項6,13)、このようにした場合、補正の時間遅れがなくなるとともに、構成部材も少なくて済む。さらに、上記いずれの赤外線ガス分析方法および装置においても、ゼロ点における水分干渉を補正した水分濃度と水分共存影響とがほぼ直線的な比例関係であることに基づいて、前記ゼロ点における水分干渉を補正するようにしてもよい(請求項7,14)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の詳細を、図を参照しながら説明する。図1〜図5は、この発明の第1の実施の形態を示すもので、まず、図1〜図3は、この発明の赤外線ガス分析装置の一例を示している。そして、図1は、この発明の赤外線ガス分析装置を自動車に搭載した実施の形態を示し、この図において、1は測定に供される自動車(例えば使用過程車)で、2は例えばディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)、3はエンジン2に連なる排気管、4,5はこの排気管3に設けられる触媒装置、マフラーである。
【0015】
6は自動車1に搭載される赤外線ガス分析装置(その構成は後述する)で、ガス分析部6Aと演算制御部6Bとからなる。ガス分析部6Aには、排気管3において適宜の分岐接続部7を有するガスサンプリング流路8と、排気管3において適宜の合流接続部9を有する排出流路10とが接続されている。図示する例においては、分岐接続部7および合流接続部9は、排気管3の触媒装置4とマフラー5との間に、この順で設けられている。そして、分岐接続部7は、排気管3を流れてくるエンジン2からの排ガスの一部を採取できるように構成されている。また、ガスサンプリング流路8は、分岐接続部7を含むその全流路にわたって例えばヒータ11が巻設してあり、これを流れる排ガス(サンプルガス)が所定の温度に加熱保温されるようにしてある。このように、サンプルガスを除湿しないで加熱されたガス流路を供給するので、高濃度の水分を含む測定対象ガスを、除湿せずに測定することができる。さらに、演算制御部6Bは、自動車1内に搭載されるパソコン12からの指令によりガス分析部6Aの各部を制御したり、ガス分析部6Aの検出器(後述する)の出力信号に基づいて濃度演算を行うように構成されている。
【0016】
そして、パソコン12は、演算制御部6Bとの間で信号を授受し、赤外線ガス分析装置6全体を制御したり、演算制御部6Bからの信号に基づいて測定結果などを表示したり、測定結果などをデータとして格納する。なお、図1において、13は路面である。
【0017】
図2は、赤外線ガス分析装置6のガス分析部6Aの構成の一例を概略的に示すもので、この図において、14はセルで、その両端側が赤外透過性のセル窓15a,15bで封止されるとともに、サンプルガスSGの入口16、出口17が形成されている。そして、ガス入口16にはガスサンプリング流路8の下流端が接続され、ガス出口17には排出流路10の上流端が接続される。
【0018】
18はセル14の一方のセル窓15a側に設けられ、セル14内に赤外光を照射するための赤外光源、19は赤外光源18とセル14との間に介装される光チョッパで、例えばモータ(図示していない)によって回転駆動され、赤外光源18によって発せられる赤外光を一定周期で断続(チョッピング)するように構成されている。
【0019】
20はセル14の他方のセル窓15b側に設けられ赤外線検出部(以下、単に検出部という)で、複数の赤外線検出器を互いに光学的に並列的に設けてなるものである。この実施の形態においては、例えばサンプルガスSG中に含まれる測定対象成分である例えばCO、CO2 をそれぞれ測定するためのCO検出器、CO2 検出器およびサンプルガスSG中に含まれる干渉成分としての水分(H2 O)を測定するための水分検出器と、比較検出器として、図3に示すように、円周を4等分しかつ同心円上に設けられた4つの赤外線検出器(以下、単に検出器という)21,22,23,24(図2では、便宜上一直線上に表している)と、これらの検出器21〜24の受光側にそれぞれ対応して設けられる光学フィルタ25〜28からなる。
【0020】
そして、検出器21〜24は、例えば半導体検出器よりなり、CO検出器および水分検出器21〜23に対応する光学フィルタ25〜27は、特定の測定対象成分のみの特性吸収帯域の赤外線を通過させるバンドパスフィルタよりなり、CO検出器21に対応する光学フィルタ25は、COの特性吸収帯域の赤外線のみを通過させるバンドパスフィルタよりなり、CO2 検出器22に対応する光学フィルタ26は、CO2 の特性吸収帯域の赤外線のみを通過させるバンドパスフィルタよりなり、水分検出器23に対応する光学フィルタ27は、H2 Oの特性吸収帯域の赤外線のみを通過させるバンドパスフィルタよりなる。さらに、比較検出器24に対応するフィルタ28は、サンプルガスSG中のCO、CO2 、H2 Oのいずれに対しても吸収帯域のないところの波長の赤外線を通過させるバンドパスフィルタよりなる。
【0021】
29は演算制御部6B内の濃度演算部で、検出器21〜24の出力に基づいて濃度演算を行うもので、30は同期整流回路、31は平滑回路、32は引き算回路、33は水分干渉並びに水分共存影響補正演算回路(以下、単に補正演算回路という)であり、検出器21〜24の出力に基づいて、測定対象成分としてのCO、CO2 の濃度および干渉成分としての水分の濃度を演算し、さらに、これらの濃度を用いて、図4に示すような手法(後述する)によって水分影響を補正したCO、CO2 の濃度を得るものである。
【0022】
次に、上記構成の赤外線ガス分析装置6の動作について、図4および図5をも参照しながら説明する。赤外線ガス分析装置6およびパソコン12を搭載した自動車1を走行させることにより、エンジン2から排ガスが排出され、これの一部が分岐接続部7を経てガスサンプリング流路8にサンプルガスSGとして採取され、赤外線ガス分析装置6のガス分析部6Aのセル14に供給される。この場合、分岐接続部7およびガスサンプリング流路8は、ヒータ11によって所定の温度に加熱・保温されているので、採取されたサンプルガスSG中に含まれる成分や水分が凝結するのが防止される。
【0023】
ガス分析部6Aにおいては、赤外光源18によって赤外光をセル14に照射し、光チョッパ19が所定の周期で回転している状態で、ガスサンプリング流路8を経たサンプルガスSGがセル14に供給されることにより、検出器21〜24からCO、CO2 およびH2 Oのそれぞれの濃度に対応した交流信号および比較信号としての交流信号が出力され、これらが同期整流回路30に入力される。
【0024】
そして、同期整流回路30には、例えば光チョッパ19の回転周期に基づく整流用同期信号sが入力されているので、この同期信号sによって、濃度に対応した測定交流信号が同期整流され、さらに、平滑回路31において平滑処理される。そして、CO、CO2 、H2 Oの濃度は、引算回路32において、比較検出器24の出力からCO、CO2 、H2 Oに関するそれぞれの検出器21,22,23の出力をそれぞれ引算することによって得ることができる。
【0025】
ところで、上記演算によって得られるCOおよびCO2 の濃度は、サンプルガスSG中に含まれる水分による影響を受けているので、この水分影響を補正して、真の濃度(水分影響補正後濃度)を得る必要がある。以下、この濃度の補正の原理および手順について図4および図5を参照しながら説明する。
【0026】
一般に、非分散型赤外線ガス分析計(NDIR)において、COやCO2 を測定すると、H2 Oの赤外吸収帯(領域)とCO、CO2 の赤外吸収帯とが重なり合っているので、図5(A)に示すように、CO計、CO2 計のゼロ点における水分干渉が表れる。
【0027】
また、スパン点では水分干渉、水分共存影響があり、このスパンでの水分影響は、図5(B)に示すようになる。水分共存影響とは、サンプルガスSG中に水分が共存することにより、CO、CO2 の赤外吸収の度合い自体が変化するもので、図5(C)に示すように、水分の共存影響は、CO濃度に依存せず、水分濃度と一定の関係を有していることが分かる。そして、図5(C)の水分濃度の範囲では、水分共存影響は、水分濃度にほぼ比例している。この図5(C)は、スパン点における水分影響からゼロ点での水分干渉を差し引いたときの水分共存影響を表している。
【0028】
そこで、この発明の赤外線ガス分析装置においては、図4に示すような手順で、水分濃度と水分共存影響との一定の関係を用いて、水分影響を補正している。図4は、例えばCO濃度における水分影響の補正を行う場合を示している。
【0029】
まず、段落0024において説明した通りの手法により、CO検出器21の出力(ステップS1a)および水分検出器23の出力(ステップS1b)にそれぞれ基づいてCO濃度(ステップS2a)および水分濃度(ステップS2b)が得られる。なお、これらの濃度は、図2および図3に示すように、CO検出器21および水分検出器23が互いに光学的に並列に配置されているので、同時に得ることができる。
【0030】
そして、ステップS2bにおいて得られた水分濃度を用いて、ステップS1aにおいて得られたCO濃度について、ゼロ点における水分干渉を補正する(ステップS3)。
【0031】
ロ点における水分干渉を補正したCO濃度は、図5(C)において説明したように、水分濃度に対してほぼ直線的に水分共存影響を受けているので、ステップS3に次いで、ステップS2bにおいて得られた水分濃度を用いて、ゼロ点における水分干渉を補正したCO濃度について、水分共存影響を補正する(ステップS4)。このように、水分濃度と水分共存影響とがほぼ直線的な関係を有する場合には、例えば下記(1)式を用いて水分影響を補正することができる。
(補正後のCO濃度)={(補正前のCO濃度)−F1 (w)}×100/ (100+k・w) ……(1)
ここで、w:水分濃度
1 :図5(A)において計算される関数(例えば4次式)
k:図5(C)における直線の傾き
とする。
これにより、ゼロ点における水分干渉およびスパン点における水分干渉(水分共存影響)の両方を除去した補正後のCO濃度を得ることができる(ステップS5)。
【0032】
なお、CO2 の濃度補正も、図4に示した手順によって行うことができるのはいうまでもない。
【0033】
上述のように、この発明の赤外線ガス分析装置6においては、測定対象成分であるCOおよびCO2 についてゼロ点における水分干渉を除いた後、水分濃度と水分共存影響の直線的な関係に基づいて水分共存影響を除去した精度の高い濃度測定を行うことができる。そして、従来の方法や装置とは異なり、除湿装置などの前処理装置を設ける必要がないので、分析の応答速度がそれだけ早くなるとともに、装置全体の構成がコンパクトになり、省スペース化が図れ、省電力、低コストで測定を行うことができる。また、サンプルガスSGを所定の温度以上になるように加熱保温した状態で測定しているので、水分分圧補正が不要になる。
【0034】
そして、前記赤外線ガス分析装置6においては、測定対象成分であるCOおよびCO2 と干渉成分である水分を一つのガス分析部6Aによって測定するようにしているので、水分濃度を別途測定するように構成した場合に比べて、補正の時間遅れがなくなるとともに、構成部材も少なくて済む。
【0035】
また、前記赤外線ガス分析装置6においては、構成自体がコンパクトであるので、自動車1に搭載することができる所謂車載型となるので、自動車1を走行させた状態において排ガス測定を連続的リアルタイムに行うことができる。
【0036】
なお、上記実施の形態においては、濃度算出や濃度補正などの演算を赤外線ガス分析装置6において行うようにしているが、これらの演算をパソコン12において行うようにしてもよい。
【0037】
なお、上述の実施の形態においては、測定対象成分であるCOおよびCO2 と干渉成分である水分を一つのガス分析部6Aによって測定するようにしていたが、図6に示す第2の実施の形態のように、ガスサンプリング流路8に分岐流路34を接続し、この分岐流路34に水分濃度測定装置35を設け、この水分濃度測定装置35の下流側の流路36を排出流路10に接続するようにして、サンプルガスSG中に含まれるCO、CO2 などの測定対象成分と水分とを別々の測定装置を用いて個別に測定するようにしてもよい。
【0038】
また、ガス分析部6Aにおける検出部20は、上述したCO、CO2 のほかに、HCを測定するための検出器など複数種の特定成分を測定できるようにしてあってもよく、また、単一の特定成分のみを測定するようにしてあってもよい。
【0039】
上述の第1および第2の実施の形態においては、エンジン2に連なる排気管3に、排気管3内を流れる排ガスの一部を採取する分岐流路(流路8,10からなる)を設け、この分岐流路に、セル14、赤外光源18および検出部20を備えたガス分析部6Aを設けたものであったが、排気管3そのものをセルとし、この排気管3に赤外光源18および検出部20の互いに対向するように設けてもよい。以下、このような赤外線ガス分析装置の構成例を、第3の実施の形態として、図7および図8を参照しながら説明する。
【0040】
まず、図7において、2Aは自動車(図示していない)のエンジンで、3Aはこのエンジン2Aに連なる例えば断面視円形の排気管(配管の一例)である。41,42は排気管3Aの適宜位置(図示例では下流側)の管壁3aに形成される開口である。より詳しくは、これらの開口41,42は、管壁3aの一つの直径上に互いに対向するようにして形成されている。そして、一方の開口41の外側(排気管3Aの外部)には開口41に臨むようにして赤外光源18Aが設けられ、他方の開口42の外側には開口42に臨むようにして検出部20Aが設けられている。これらの赤外光源18Aおよび検出部20Aは、第1の実施の形態における赤外光源18および検出部20と同様に構成されているので、対応する部材に図2における符号と同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0041】
また、43,44は開口41,42の上流側(エンジン2A側)の管壁3aに位置するように設けられるファンで、これらのファン43,44は、管壁3aと赤外光源18Aおよび検出部20Aとの間にエアーカーテン45,46を形成するためのものである。
【0042】
上記図7に示す第3の実施の形態の赤外線ガス分析装置においては、エンジン2Aからの排ガスが流れる排気管3Aに互いに対向して形成された開口41,42の間の空間3bそのものがセルとなり、このセル3bの一端側に赤外光源18Aが設けられ、他端側に検出部20Aが設けられることにより、ガス分析部6Aが形成されている。なお、図7において、29Aは検出部20Aの出力に基づいて濃度演算を行う濃度演算部で、第1の実施の形態における濃度演算部29と同様の動作を行う。
【0043】
このように構成された赤外線ガス分析装置においては、エンジン2Aからの排ガスがサンプルガスSGとしてセル3bを流れ、このサンプルガスSGを横断するようにして赤外光源18Aからの赤外光がサンプルガスSGに一定周期でチョッピングされながら照射される。このサンプルガスSGを照射した赤外光が検出部20Aの検出器21〜24に入射し、それぞれの検出器21〜24からの出力が濃度演算部29Aに入力し、この濃度演算部29Aにおいて、第1の実施の形態と同様の演算処理を受ける。したがって、第の実施の形態の赤外線ガス分析装置においても、第1の実施の形態における赤外線ガス分析装置と同様の作用効果、すなわち、段落0033〜0035において述べたような作用効果が得られる。そして、この実施の形態においては、さらに、以下のような優れた作用効果をも奏する。
【0044】
すなわち、排ガスが流れる排気管3Aの一部を赤外線ガス分析装置のセル3bとしているので、サンプルガスSGをサンプリングするための装置や流路などガスサンプリング系が全く不要であり、それだけ構成が簡略化される。そして、ガスサンプリング系が不要となったことにより、分析計指示に遅れが生ずることがなく、分析計指示の立ち上がり速度の低下がなくなる。そして、サンプルガスSG中の水分濃度を従来の手法で測定する際、水はガスサンプリング系の配管の壁面で吸脱着を繰り返しながらガス分析部まで到達するため、分析計指示の立ち上がり速度が遅くならざるを得なかったが、この実施の形態においては、ガスサンプリングを行っていないので、このような影響は全くなくなる。
【0045】
また、サンプルガスSG中に水分が含まれる場合、直挿型の赤外線ガス分析装置では水分除去ができないために水分影響が問題となるが、この実施の形態においては、検出部20Aに水分検出器23を設けているので、水分影響をリアルタイムに補正することができる。さらに、ファン43,44によって、管壁3aと赤外光源18Aおよび検出部20Aとの間にエアーカーテン45,46を形成するようにしているので、赤外光源18Aの窓や検出部20Aにおける光学フィルタ25〜28や検出器21〜24の窓にサンプルガスSGが直接接触するのが効果的に防止され、所望の濃度検出出力を長期にわたって安定して得ることができる。
【0046】
上記図7に示した赤外線ガス分析装置においては、排気管3Aに開口41,42を設け、一方の開口41に臨むように赤外光源18Aを設け、他方の開口42に臨むように検出部20Aを設けたものであったため、前記開放された開口41,42に沿うようにエアーカーテン45,46を形成するためのファン43,44を設けていたが、図8に示すように、開口41,42に赤外線透過性素材よりなる光学窓47,48を適宜のシール部材49,50によって設け、開口41,42を封止するようにしてもよい。この場合、赤外光源18Aおよび検出部20Aを、光学窓47,48に密着させるようにしてもよい。
【0047】
前記図8に示した赤外線ガス分析装置においても、図7における赤外線ガス分析装置と同様の効果を奏することは言うまでもない。そして、この図8に示したものにおいては、排気管3Aの途中に形成した開口41,42から排ガスが流出するおそれがなく、したがって、ガス分析部6Aの設置位置は任意である。
【0048】
そして、上述の図7および図8にそれぞれ示す実施の形態のものにおいては、ガス分析部6Aがエンジン2Aに直結された排気管3Aに形成されていたが、排気管3Aにさらに別の配管を直列接続し、この配管にガス分析部6Aを設けるようにしてもよい。
【0049】
なお、上記3つの実施の形態においては、濃度算出や濃度補正などの演算を赤外線ガス分析装置6において行うようにしているが、これらの演算をパソコンなど適宜の演算装置(図示していない)において行うようにしてもよい。また、これらの実施の形態におけるエンジン2,2Aは、路面を走行している自動車に搭載されているものであっても、あるいは、シャシダイナモ上に載置された自動車に搭載されたものであってもよく、さらには、エンジンダイナモ上に載置されたエンジン単体であってもよい。
【0050】
上述した実施の形態においては、サンプルガスSGが排気管3と並列的な流路に設けられるセル14に導入されたものであったり、排気管3A内を通過するものであり、これらのサンプルガスSGにおける特定成分の測定に際して影響を与える水分の干渉影響を補正して、所望の測定対象成分の濃度を精度よく測定するものであったが、この発明はこれらに限られるものではなく、ある特定の領域や空間において特定成分の測定を行う所謂リーモートセンシングにも利用することができる。
【0051】
すなわち、図9は、前記リーモートセンシングの一例を示すもので、この図において、51は自動車などの車両が通行する道路、52,53はその両側の歩道である。そして、これらの歩道52,53のうち、一方52には例えば赤外光源18Bが設けられ、他方53には検出部20Bおよび濃度演算部29Bが設けられている。赤外光源18B、検出部20Bおよび濃度演算部29Bは、図2に示された赤外光源18、検出部20Bおよび濃度演算部29Bと同様の構成を備えている。この場合、赤外光源18Bと検出部20Bとは互いに対向するように設けられ、これらの赤外光源18Bと検出部20Bとの間の道路51の上方の空間部分51aがセルとなり、これら18B,20B,51aによってガス分析部が形成されることとなる。なお、赤外光源18Bと検出部20Bは、路面に対してあまり高くなく、また、人等の通行の妨げにならないように設けるのが好ましい。
【0052】
上記構成においては、例えば自動車が道路上を走行したときに排出される排ガスが前記空間部分51aに存在すると、この排ガスがサンプルガスとなり、このサンプルガスを横断するようにして赤外光源18Bからの赤外光が一定周期でチョッピングされながら照射される。このサンプルガスを照射した赤外光は、検出部20Bの検出器(図示していない)に入射し、それぞれの検出器からの出力が濃度演算部29Bに入力し、この濃度演算部29Bにおいて、第1の実施の形態と同様の演算処理を受ける。
【0053】
前記図9に示した第4の実施の形態においても、サンプルガス中に含まれる水分の影響を補正し、所望の測定対象成分の濃度を精度よく測定することができ、所謂リモートセンシングが好適に行われる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の赤外線ガス分析方法および装置は、構成がシンプルでありながらもサンプルガス中に含まれる水分の影響を補正することができ、所望の測定対象成分の濃度を精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態における赤外線ガス分析装置を自動車に搭載した状態を示す図である。
【図2】 前記赤外線ガス分析装置におけるガス分析部の構成の一例を概略的に示す図である。
【図3】 前記ガス分析部の検出部における赤外線検出器の配置の一例を模式的に示す図である。
【図4】 前記赤外線ガス分析装置において行われる水分干渉影響の補正手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】 水分の干渉影響を説明するための図である。
【図6】 この発明の第2の実施の形態を概略的に示す図である。
【図7】 この発明の第3の実施の形態を概略的に示す図である。
【図8】 この発明の第3の実施の形態の他の変形態様を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の第4の実施の形態を概略的に示す図である。
【図10】 従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
3A 配管
6 赤外線ガス分析装置
6A ガス分析部
14 セル
18,18A,18B 赤外光源
20,20A,20B 赤外線検出部
29,29A,29B 濃度演算部
41,42 開口
45,46 エアーカーテン
47,48 光学窓
SG サンプルガス

Claims (14)

  1. セルの一端側に赤外光源を備え、他端側に赤外線検出部を備えたガス分析部の前記セルに供給されるサンプルガスに赤外光を照射し、そのとき得られる検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度を用いて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係を用いて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を求めるようにしたことを特徴とする赤外線ガス分析方法。
  2. 管に形成された二つの開口のうち、一方の開口に臨むように赤外光源が設けられるとともに、他方の開口に赤外線検出部が設けられてなるガス分析部の前記配管中を流れるサンプルガスに赤外光を照射し、そのとき得られる検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度を用いて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係を用いて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を求めるようにしたことを特徴とする赤外線ガス分析方法。
  3. 前記開口の外部にエアーカーテンが形成されるようにしてある請求項2に記載の赤外線ガス分析方法。
  4. 前記開口に赤外線透過性の光学窓が設けられている請求項2に記載の赤外線ガス分析方法。
  5. サンプルガスを横断するように赤外光を発する赤外光源と、この赤外光源から発せられた赤外光を受光する赤外線検出部とを備えてなるガス分析部を流れるサンプルガスに赤外光を照射し、そのとき得られる検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度を用いて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係を用いて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を求めるようにしたことを特徴とする赤外線ガス分析方法。
  6. 測定対象成分の濃度と水分の濃度を、複数の赤外線検出器から構成される一つの赤外線検出部を備えたガス分析部によって測定するようにしてある請求項1〜5のいずれかに記載の赤外線ガス分析方法。
  7. 水分濃度と水分共存影響との一定の関係がほぼ直線的な比例関係である請求項1〜6のいずれかに記載の赤外線ガス分析方法。
  8. サンプルガスが供給されるセルの一端側に赤外光源を備えるとともに他端側に赤外線検出部を備えたガス分析部と、前記赤外線検出部からの検出出力を処理する濃度演算部を備えた赤外線ガス分析装置において、前記濃度演算部は、前記検出部からの検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度に基づいて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係に基づいて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を得る演算を行うことを特徴とする赤外線ガス分析装置。
  9. 管に形成された二つの開口のうち、一方の開口に臨むように赤外光源が設けられるとともに、他方の開口に赤外線検出部が設けられてなるガス分析部と、前記検出部からの検出出力を処理する濃度演算部を備えた赤外線ガス分析装置において、前 記濃度演算部は、前記赤外線検出部からの検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度に基づいて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係に基づいて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を得る演算を行うことを特徴とする赤外線ガス分析装置。
  10. 前記開口の外部にエアーカーテンが形成されるようにしてある請求項に記載の赤外線ガス分析装置。
  11. 前記開口に赤外線透過性の光学窓が設けられている請求項9に記載の赤外線ガス分析装置。
  12. サンプルガスを横断するように赤外光を発する赤外光源と、この赤外光源から発せられた赤外光を受光する赤外線検出部と、この赤外線検出部からの検出出力が入力される濃度演算部を備えた赤外線ガス分析装置において、前記濃度演算部は、前記赤外線検出部からの検出出力に基づいて前記サンプルガス中の測定対象成分の濃度を求めるとともに前記サンプルガス中に含まれる水分の濃度を求め、このとき求められた水分濃度に基づいて前記測定対象成分の濃度に対するゼロ点における水分干渉を補正し、その後、予め求められている水分濃度と水分共存影響との一定の関係に基づいて、前記ゼロ点における水分干渉を補正した測定対象成分の濃度に対する水分共存影響を補正することにより、水分影響を補正した測定対象成分の濃度を得る演算を行うことを特徴とする赤外線ガス分析装置。
  13. 測定対象成分の濃度と水分の濃度を、複数の赤外線検出器から構成される一つの赤外線検出部を備えたガス分析部によって測定するようにしてある請求項8〜12のいずれかに記載の赤外線ガス分析装置。
  14. 水分濃度と水分共存影響との一定の関係がほぼ直線的な比例関係である請求項8〜13のいずれかに記載の赤外線ガス分析装置。
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