JP3771306B2 - スロットル開度センサの取付構造 - Google Patents

スロットル開度センサの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば船外機用エンジンの振動が伝達し難いようにスロットル開度センサを取り付けるスロットル開度センサの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃料噴射式エンジンとしては、スロットル弁の開度とエンジン回転数に基づいて吸入空気量を求め、この吸入空気量に適合するように燃料噴射量を決定する構成のものがある。この種のエンジン、例えば船外機用エンジンにおいてスロットル開度を求めるには、スロットル軸にポテンショメータからなるスロットル開度センサを連結することによって行っている。
【0003】
前記スロットル開度センサは、内部の固定部材にブラシ機構を介して回転部材を接続する構造であるため、前記固定部材を支持するハウジングと、回転部材を駆動する入力軸の両方にエンジンの振動が伝達されないことが望ましい。特に、前記回転部材は入力軸に軸着して入力軸と同一軸線上に配設してあり、ブラシ機構は回転部材の軸方向が接続方向になっていることから、入力軸が軸方向に振動するのを防ぐことが重要である。
【0004】
このため、前記ハウジングをエンジンに弾性支持させるとともに、前記入力軸を振動減衰機能を有するジョイントを介してスロットル軸に連結している。
前記ハウジングをエンジンに弾性支持させるに当たっては、エンジン側となるスロットルボディに防振ゴムを介してブラケットを取り付け、このブラケットに前記ハウジングをねじ止めしている。
【0005】
また、スロットル軸に入力軸を連結する前記ジョイントは、スロットル軸に軸着する連結子と、スロットル開度センサの入力軸に軸着する連結子と、これらの連結子どうしを連結する断面U字状の帯板からなる連結板とを備え、この連結板のU字の両端部に前記連結子が接続するようにこれらを合成樹脂によって一体に成形することによって形成している。
【0006】
すなわち、スロットル開度センサのハウジングに伝達されるエンジンの振動は、前記ブラケットの取り付け部に介装した防振ゴムが弾性変形することにより減衰され、スロットル軸から入力軸に伝達される振動は、前記ジョイントの断面U字状の連結板が弾性変形することによって減衰される。
【0007】
また、このジョイントを使用すると、前記連結板の両端部に両連結子を一体に形成していることから、スロットル軸の軸線に入力軸の軸線を一致させ易い。このため、このジョイントによって入力軸をスロットル軸に連結した後にハウジングをブラケットに固定することによって、特別な操作を行うことなく前記両軸を芯ずれのない状態で連結できる。なお、前記両軸の軸線が一致しないと、スロットル開度の検出精度が著しく低下してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上述したジョイントを使用してスロットル軸に芯ずれがないように入力軸を連結しても、スロットル弁の開度をスロットル開度センサによって正確に検出することはできなかった。
【0009】
これは、スロットル軸から入力軸にジョイントを介して回転力が伝達されるときに、ジョイントの連結板が捻れるように弾性変形してしまうことが原因であることを見出した。すなわち、スロットル軸に従動して入力軸が回動するときに連結板が捻れることによってヒステリシスが生じてしまい、スロットル弁の真の開度に対してスロットル開度センサによって検出した開度が一致しなくなってしまうからである。
【0010】
このような不具合は、一方の連結子に丸棒状のピンを突設してこのピンを他方の連結子に回動自在かつ摺動自在に嵌合させる構造とし、連結子どうしを連結する部分が弾性変形しない構成を採ることによって解消することはできる。しかし、この構成では、ジョイント自体が両連結子の軸線を一致させる機能をもたないことから、スロットル開度センサのハウジングをブラケットに固定するときにハウジングを上下方向および左右方向にずらしながらスロットル軸と入力軸の芯合わせ作業を行わなければならない。
【0011】
この芯合わせ作業は、ブラケットがスロットルボディに弾性支持されていることから、ブラケットに対してハウジングの位置を決めることによって行うことはできないので、容易には行うことができない。
【0012】
なお、前記両軸に芯ずれが生じると、この場合は連結子どうしを連結する部分が剛体であるから、検出精度が低下することに加え、スロットル軸が回動するときの荷重が増大してしまう。
【0013】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、エンジンの振動がスロットル軸から入力軸に伝達されるのを防ぎながらこれら両軸を連結し、しかも、前記両軸の軸線を簡単に一致させることができるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、スロットルボディに弾性支持させたブラケットにスロットル開度センサを取付け位置が変えられる構造をもって取り付け、前記スロットル開度センサの入力軸をスロットル軸にジョイントを介して連結してなり、前記ジョイントを、前記入力軸に軸着したセンサ側連結子と、前記スロットル軸に軸着したスロットル軸側連結子とから構成し、これらの連結子どうしを、一方の連結子における他方の連結子側となる端部の軸心に形成した凹部に他方の連結子の軸心に形成した突部を摺動自在かつ回動自在であって軸方向の端面どうしが接しない程度の隙間をもって嵌合させ、一方の連結子に、スロットル軸側連結子がセンサ側連結子よりスロットル弁が開く方向に予め定めた角度だけ相対的に回転した状態で他方の連結子に当接する空転阻止部を設けたものである。
【0015】
したがって、前記嵌合構造の凹部と突部は、一方に対して他方が軸方向に摺動自在であるから、スロットル軸の軸方向の振動はセンサ側連結子には伝達され難い。しかも、スロットル開度センサの入力軸に軸着したセンサ側連結子を、スロットル軸に軸着したスロットル軸側連結子に嵌合構造を介して連結することにより、前記両軸の軸線が略一致する。
また、面接触式回転伝達構造の平面どうしを対接させるばねの付勢力が失われたとしても、スロットル弁を前記予め定めた角度より開度が大きくなるように開くことによって、スロットル開度センサの入力軸がスロットル軸とともに回転する。
【0016】
第2の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、第1の発明に係るスロットル開度センサの取付構造において、連結子どうしを、軸線と平行になりかつ両軸の径方向に沿って延びる平面を介して回転が伝達される面接触式回転伝達構造を介して連結し、前記平面を、軸線と直交する仮装線上であって軸線を挾む両側に配設し、両連結子の前記平面どうしを互いに対接するように付勢したものである。
【0017】
したがって、面接触式回転伝達構造は軸方向と平行な面どうしが面接触する構成であるから、スロットル軸の軸方向の振動はセンサ側連結子には伝達され難い。しかも、両連結子の軸心部の嵌合構造の凹部より突部の径が僅かに小さいことに起因して生じる芯ずれは、芯ずれが生じる方向が面接触式回転伝達構造の平面と直交する方向に対して規制されるから、ジョイントによってスロットル軸に入力軸を芯ずれが生じ難い状態で連結できる。
【0018】
第3の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、第2の発明に係るスロットル開度センサの取付構造において、面接触式回転伝達構造におけるスロットル軸側連結子の平面をセンサ側連結子の平面よりスロットル弁が開く方向の前側に配設した。
【0019】
したがって、面接触式回転伝達構造の前記平面どうしを対接させるばねの付勢力が失われたとしても、スロットル弁を閉じることによってスロットル軸側連結子がスロットル閉側へ回転すると、センサ側連結子がスロットル軸側連結子に押圧されてスロットル閉側へ回転する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図1ないし図5によって詳細に説明する。ここでは、船外機用エンジンのスロットル開度センサに本発明を適用するときの形態を示す。
図1は本発明に係るスロットル開度センサの取付構造によってスロットル開度センサを取り付けた船外機用エンジンの側面図、図2は同じく平面図、図3はスロットル開度センサの取り付け部分の断面図、図4はジョイントのスロットル開度センサ側から見た側面図で、同図(a)はスロットル弁が全閉位置にあるときの状態を示し、同図(b)はスロットル軸側連結子の突起がセンサ側連結子に当接している状態を示している。また、図4(a)中に図3のジョイントの断面位置をIII−III線によって示している。図5はジョイントの分解斜視図である。
【0023】
これらの図において、符号1は燃料噴射式水冷2サイクルV型6気筒型の船外機用エンジンを示す。このエンジン1は、図1中に矢印Fで示す方向が船外機の前方となるように船外機ケーシング(図示せず)に搭載し、全体がカウリング2によって囲まれている。すなわち、このエンジン1は、鉛直方向に支架したクランク軸3に対して船外機後側に左右一対の気筒列4を備えるとともに、船外機前側にクランクケース5を備えている。
【0024】
前記クランクケース5の船外機前側には、リード弁装置6、スロットルボディ7および吸気サイレンサ8がこの順に取り付けてある。前記リード弁装置6は、クランクケース5内の気筒毎の吸気通路に臨むリード弁(図示せず)を備えている。前記スロットルボディ7は、気筒毎の吸気通路9(図2)を吸気通路9どうしが上下方向に間隔をおいて一列に並ぶように形成している。前記各吸気通路9には、スロットル弁10および燃料噴射装置11をそれぞれ設けている。また、前記吸気通路9は、スロットル弁10を配設した部位が水平に延びるように形成している。
【0025】
前記気筒毎のスロットル弁10のうち最も上側に位置づけられた1番気筒用のスロットル弁10は、スロットル軸12の船外機左側の軸端部に、後述するジョイント13(図3〜図5)を介してスロットル開度センサ14を連結している。前記スロットル軸12は、吸気通路9の軸線とは直交しかつ水平になるようにスロットルボディ7に支架し、スロットル開度センサ13とは反対側の軸端部を、図2中に符号15で示すリンク機構によって他の全てのスロットル弁10のスロットル軸12に連結している。このリンク機構は、図示してないスロットル操作子に連結し、このスロットル操作子を運転者が操作することによって、全てのスロットル弁10が同一角度をもって開閉するように構成している。
【0026】
吸気通路9にそれぞれ設けた計6個の前記燃料噴射装置11は、スロットルボディ7の船外機左側に全て配設し、エンジン1の船外機左側に配設した燃料供給装置16によって燃料が供給され、エンジン1の船外機後側に配設したコントローラ17によって燃料噴射時期および燃料噴射量が制御されるように構成している。
【0027】
前記燃料供給装置16は、図1に示すように、前記カウリング2内に船体側の主燃料タンク18とは別に副燃料タンクとしてのベーパーセパレータタンク19を配設し、燃料を、低圧燃料ポンプ20によって前記主燃料タンク18から燃料フィルター21を介してベーパーセパレータタンク19に送り、さらに、ベーパーセパレータタンク19からこのタンク内の高圧燃料ポンプ22によって燃料レール23の下端部に圧送するように構成している。この燃料レール23に全ての燃料噴射装置11を接続している。
燃料は、このように燃料レール23に圧送されることにより、燃料噴射時期(燃料噴射装置11の開弁時)に燃料噴射装置11から吸気通路9中に噴射される。
【0028】
前記燃料レール23の上端部は、燃料噴射装置11に流入せずに残った余剰分を戻すために、燃料戻り管24および差圧式プレッシャーレギュレータ25を介してベーパーセパレータタンク19に連通している。すなわち、この燃料供給装置16は、ベーパーセパレータタンク19より下流側に燃料レール23を介して燃料を循環させる循環通路を設けている。また、前記差圧式プレッシャーレギュレータ25は、燃料噴射装置11に圧送される燃料の圧力を吸気負圧に応じて制御するためのものであり、従来周知の構造のものを採用してベーパーセパレータタンク19の上部に取り付けてある。
【0029】
燃料噴射装置11を制御する前記コントローラ17は、前記スロットル開度センサ14が検出したスロットル弁10の開度と、図示してないクランク角センサによって検出したエンジン回転数などからエンジン運転状態に適合する基本燃料噴射量を求め、エンジン1の排気ガス中の酸素の濃度をO2 センサ26によって検出してこの酸素濃度に応じて基本燃料噴射量をフィードバック制御により補正するように構成している。なお、前記O2 センサ26は、一番気筒の排気通路(図示せず)に検出部を臨ませてエンジン1に装着している。
【0030】
前記基本燃料噴射量を求めるに当たっては、前記スロットル開度センサ14によって検出したスロットル弁の開度と、図示してないクランク角センサによって検出したエンジン回転数とに燃料噴射量を割り付けた基本燃料噴射量マップを用いている。この基本燃料噴射量マップは、スロットル開度センサ14およびO2 センサ26が1番気筒のスロットル弁開度、排気ガス中の酸素濃度を検出することから、1番気筒用の燃料噴射装置11に適用している。
【0031】
他の気筒用の燃料噴射装置11での燃料噴射量は、吸気マニホールド7やスロットル弁10などの製造誤差により各気筒の燃焼状態が必ずしも同一にはならないため、気筒毎に副燃料噴射量マップを用いて制御している。この副燃料噴射量マップは、前記基本燃料噴射量マップに割り付けた基本燃料噴射量を2番〜6番気筒のそれぞれの固有の値に補正した副燃料噴射量を記録している。前記補正値は、エンジン製造時に2番〜6番気筒の燃焼状態が1番気筒に較べてどのように異なるのかを実験によって求め、この実験結果に基づいて決定している。なお、2番〜6番気筒用の燃料噴射装置11が実際に燃料を噴射するときには、副燃料噴射量マップから読み出した副燃料噴射量に前記フィードバック制御での補正値を加味した噴射量になる。
【0032】
このように各気筒での燃料噴射量を気筒毎のマップに基づいて制御する構成を採ると、各気筒での燃料噴射量を高精度に制御することができる。しかも、各気筒で燃焼が同様に行われるようになることから回転が円滑になる。
なお、各気筒毎にスロットル開度センサやO2 センサを設けることによっても前記同様の制御を行うことができるが、この実施の形態で示した構成を採ると前記センサは1気筒分でよいことからコストアップになることはない。
【0033】
次に、スロットル開度センサ14をエンジン1に取り付ける取付構造について説明する。
スロットル開度センサ14は、ハウジング27に対して入力軸28が回動する従来周知の構造のポテンショメータからなり、図3に示すように、ハウジング27をスロットルボディ7にブラケット29を介して取り付けている。このブラケット29は3箇所をスロットルボディ7に取り付ける構造を採っており、各々の取り付け部に、スロットルボディ7に位置決めされたカラー29aを介して防振ゴム30を介装している。したがって、スロットル開度センサ14の入力軸28とスロットル軸12の芯ずれを小さくできる。
【0034】
また、前記ハウジング27は、ブラケット29への取付け位置を変えることができるように、取付けねじ31が挿通するねじ穴32を取付けねじ31より大径に形成している。なお、このねじ穴32は、スロットル弁10が全閉状態にあるときにハウジング27の軸線回りの位置を変えて0点調整を行うことができるように、入力軸28の軸心を中心とする円弧状に形成している。
これにより、前記ハウジング27はブラケット29を介してエンジン1に弾性支持される。
【0035】
前記入力軸28は、ジョイント13を介してスロットル軸12の軸端部に連結している。このジョイント13は、図3〜図5に示すように、入力軸28に軸着するセンサ側連結子33と、スロットル軸12に前記センサ側連結子33と対向するように軸着するスロットル軸側連結子34と、ねじりコイルばね35および連結ピン36,37とから構成している。
【0036】
前記センサ側連結子33およびスロットル軸側連結子34は、合成樹脂によってそれぞれ一体に形成し、入力軸28やスロットル軸12が嵌合するボス38,39と、このボス38,39から軸線と直交する方向へ延在するアーム40,41をそれぞれ形成している。前記両ボス38,39は、入力軸28やスロットル軸12を嵌挿させ、この軸に連結ピン36,37によって軸着している。なお、スロットル軸12にスロットル軸側連結子34を軸着する連結ピン37に隣接して配設した符号12aで示すものは、スロットル軸12がスロットルボディ7から抜けるのを阻止する抜け止め用ピンである。
【0037】
スロットル軸側連結子34のボス39は、スロットルボディ7側の端部の軸心部分にスロットル軸用嵌合穴39aを形成し、これとは反対側の端部の軸心部分に円形凹部39b(図3)を形成している。また、センサ側連結子33のボス38は、スロットル軸側連結子34側の端部の軸心部分に円筒部38aを形成している。この円筒部38aは、前記円形凹部39bに摺動自在かつ回動自在に嵌入するように形成している。この円筒部38aおよび円形凹部39bが本発明に係る嵌合構造を構成している。なお、円筒部38aの内周面は、ボス38に形成した入力軸用嵌合穴の一部になっている。
【0038】
さらに、センサ側連結子33およびスロットル軸側連結子34は、前記円筒部38aの軸端面と円形凹部39bの内側底面との間に図3中に符号gで示す隙間が形成されるように構成している。なお、これらの連結子33,34の互いに対向する端面どうしの間にも隙間が形成されるように構成している。すなわち、センサ側連結子33とスロットル軸側連結子34のうち一方が他方に対して相対的に軸方向に沿って僅かに移動したとしても、両者は当接しないようになっている。また、嵌合穴39aを貫通穴とし、円筒部38aを貫通穴39aの内面に沿うように摺動自在かつ回動自在に形成してもよい。
【0039】
前記アーム40,41は、前記ボス38,39の軸心を挾む両側にそれぞれ配設し、延在端部に、互いに対接して回転伝達を行う平面40a,41aを形成している。なお、センサ側連結子33の前記平面40aは、アーム40の延在端部を軸方向に沿ってスロットル軸側連結子34側に突出させた突出部40bに形成している。前記平面40a,41aは、ボス38,39の軸線と直交する仮装線上となる部位に、ボス38,39の軸線と平行になりかつ入力軸28あるいはスロットル軸12の径方向に沿って延びるように形成している。このように形成した平面40a,41aは、互いに対接した状態であっても、入力軸28およびスロットル軸12の軸方向に一方が他方に対して摺動することによって互いに移動できる。
【0040】
この実施の形態では、図4に示すように、スロットル弁10が全閉状態であるときに両アーム40,41が上下方向に延び、前記平面40a,41aがボス38,39の軸線と平行になりかつ鉛直方向と平行になるように構成している。
前記アーム40,41および平面40a,41aが本発明に係る面接触式回転伝達構造を構成している。
【0041】
また、前記両アーム40,41のうちスロットル軸側連結子34のアーム41は、図4に示すように、センサ側連結子33のアーム40における前記突出部40bよりスロットル弁10が開く方向(図4および図5中に矢印Rで示す方向)の前側に配設している。これにより、スロットル軸側連結子34の前記平面41aがセンサ側連結子33の前記平面40aよりスロットル弁10が開く方向の前側に位置づけられている。
【0042】
前記両平面40a,41aを上述したように配設すると、スロットル弁10が開く方向へスロットル軸側連結子34が回転したときにはスロットル軸側連結子34の平面41aはセンサ側連結子33の平面40aを押圧することがなく、これだけではスロットル開度センサ14の入力軸28が回転しないので、ねじりコイルばね35によりセンサ側連結子33をスロットル軸側連結子34に対して付勢することによって、これらの平面40a,41aどうしが互いに対接するようにしている。
【0043】
ねじりコイルばね35は、一端をスロットル軸12側の連結ピン37に係止し、他端をセンサ側連結子33の前記突出部40bに係止し、スロットル軸側連結子34に対してセンサ側連結子33を図4(a)において反時計回り(スロットル弁10が開く方向)に付勢している。
【0044】
この構成を採ることにより、両連結子33,34どうしが一体となって回動し、スロットル軸12の回動角度と同じ角度だけスロットル開度センサ14の入力軸28が回動する。
なお、スロットル軸側連結子34の前記平面41aをセンサ側連結子33の平面40aよりスロットル弁10が開く方向の前側に配設したのは、ねじりコイルばね35の係止部が外れたりして付勢力が失われたとしても、スロットル弁10が閉じる操作を行うことによって、スロットル軸側連結子34がセンサ側連結子33を図4において時計回り(スロットル弁10が閉じる方向)に回転させることができるようにするためである。すなわち、スロットル弁10が閉じる操作を行うことによって、スロットル開度センサ14の入力軸28をスロットル弁10が全閉状態になるときの位置まで強制的に戻すことができる。
【0045】
また、スロットル軸側連結子34は、上述したようにねじりコイルばね35の付勢力が失われたときであっても、スロットル弁10が開く操作を行いセンサ側連結子33より予め定めた角度だけ相対的に回転することによって、センサ側連結子33をスロットル弁10が開く方向へ回転させるように構成している。このようにスロットル軸側連結子34が空転してしまうのを阻止するために、図4に示すように、スロットル軸側連結子34のボス39の外周部に、径方向の外側へ突出する空転阻止部42を設けている。
【0046】
この空転阻止部42は、図4(b)に示すように、スロットル軸側連結子34がセンサ側連結子33に対してスロットル弁10が開く方向へ回動したときに、センサ側連結子33の突出部40bに当接して回転力を伝達するように構成している。なお、図4(b)は、ねじりコイルばね35を省略した状態で描いてある。
【0047】
上述したスロットル開度センサ14をスロットルボディ7に取付けるには、先ず、センサ側連結子33、スロットル軸側連結子34およびねじりコイルばね35を仮組みし、スロットル軸側連結子34を連結ピン37によってスロットル軸12に取付ける。このときには、スロットル弁10は、図示してないリターンスプリングによって全閉位置に位置づけられた状態にしておく。
【0048】
その後、ブラケット29をカラー29aおよび防振ゴム30を介してスロットルボディ7に取付け、スロットル開度センサ14のハウジング27を、ブラケット29を挾むようにしてセンサ側連結子33に組み付ける。そして、スロットル開度センサ14を0点調整し、前記ハウジング27を取付けねじ31でブラケット29に固定する。
これによってスロットル開度センサ14をスロットルボディ7に取付けることができる。
【0049】
センサ側連結子33の円筒部38aとスロットル軸側連結子34の円形凹部39bからなる嵌合構造を介して両連結子33,34どうしを連結することにより、スロットル軸12とスロットル開度センサ14の入力軸28の軸線が略一致する。そして、前記嵌合構造において円形凹部39bより円筒部38aの径が僅かに小さいことに起因して生じる芯ずれは、アーム40,41の平面40a,41aどうしが対接することにより規制される。このときに芯ずれが規制される方向は、これらの平面40a,41aとは直交する方向になる。すなわち、図4(a)に示すように、スロットル弁10が全閉状態になる状態において芯ずれが図4(a)の左右方向、言い換えれば船外機の前後方向に規制される。
【0050】
したがって、上述した取付構造によってスロットル開度センサ14をスロットルボディ7に取付けると、エンジンからスロットル開度センサ14のハウジング27に伝達される振動はブラケット29の取付け部に設けた防振ゴム30によって減衰される。また、スロットルボディ7がエンジン1とともに振動することによってスロットル軸12も同様に振動するが、このスロットル軸12の振動は、ジョイント13によってスロットル開度センサ14側へ伝達することが阻止される。すなわち、ジョイント13の嵌合構造を構成する円筒部38aと円形凹部39bは、一方に対して他方が軸方向に摺動自在であり、面接触式回転伝達構造を構成する平面40a,41aどうしが軸方向と平行になる状態で面接触する構成であるから、スロットル軸12の軸方向の振動はセンサ側連結子33には伝達され難い。
【0051】
なお、ここで用いた船外機用V型エンジン1は、クランク軸3を鉛直方向に支架していることから、運転時の振動は主に船外機の左右方向に生じる。このため、スロットル軸12は主に軸方向に振動するので、ジョイント13を使用することによって、スロットル開度センサ14の入力軸28には殆ど振動が伝達されないようになる。
【0052】
また、ジョイント13のセンサ側連結子33をスロットル軸側連結子34に嵌合構造を介して連結することにより、スロットル軸12と入力軸28の軸線が略一致し、前記嵌合部分の微小隙間に起因して生じる芯ずれは、船外機の前後方向に対して規制される。このため、ジョイント13によってスロットル軸12に入力軸28を芯ずれが生じ難い状態で連結できる。
【0053】
上述した形態を採ると、スロットル軸12はスロットル弁10が全閉状態にあるときに船外機の前後方向(図4の左右方向)に対してきわめて高精度に芯合わせを行うことができる。このため、前記両軸が前記嵌合構造での微小隙間分だけ上下方向に僅かに芯ずれを起こすことがあるので、ジョイント13のアーム40,41が水平に近づくような状態、すなわちスロットル弁10が全開になるような状態ではスロットル開度センサ14での検出値に誤差が生じる。
【0054】
しかし、蝶形のスロットル弁10は、開度変化に対する吸入空気量の変化割合が低開度時に大きく、高開度時に小さくなるので、この実施の形態のようにスロットル弁10が全閉状態にあるときに芯ずれが最も小さくなるように構成することによって、吸入空気量の変化割合が大きいときに精度よくスロットル弁10の開度をスロットル開度センサ14によって検出できる。
【0055】
なお、ここでは船外機用エンジンに本発明に係る取付構造によってスロットル開度センサを取り付ける形態を示したが、スロットル開度センサを取り付けるエンジンは、自動車用エンジンや自動二輪車用エンジンなどでもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように第1の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、スロットルボディに弾性支持させたブラケットにスロットル開度センサを取付け位置が変えられる構造をもって取り付け、前記スロットル開度センサの入力軸をスロットル軸にジョイントを介して連結してなり、前記ジョイントを、前記入力軸に軸着したセンサ側連結子と、前記スロットル軸に軸着したスロットル軸側連結子とから構成し、これらの連結子どうしを、一方の連結子における他方の連結子側となる端部の軸心に形成した凹部に他方の連結子の軸心に形成した突部を摺動自在かつ回動自在であって軸方向の端面どうしが接しない程度の隙間をもって嵌合させたため、前記嵌合構造の凹部と突部は、一方に対して他方が軸方向に摺動自在であるから、スロットル軸の軸方向の振動はセンサ側連結子には伝達され難い。しかも、スロットル開度センサの入力軸に軸着したセンサ側連結子を、スロットル軸に軸着したスロットル軸側連結子に嵌合構造を介して連結することにより、前記両軸の軸線が略一致する。
【0057】
したがって、スロットル開度センサの入力軸とスロットル軸との芯ずれを、振動が伝達されない状態で小さくできる。
【0058】
第2の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、第1の発明に係るスロットル開度センサの取付構造において、連結子どうしを、軸線と平行になりかつ両軸の径方向に沿って延びる平面を介して回転が伝達される面接触式回転伝達構造を介して連結し、前記平面を、軸線と直交する仮装線上であって軸線を挾む両側に配設し、両連結子の前記平面どうしを互いに対接するように付勢したため、面接触式回転伝達構造は軸方向と平行な面どうしが面接触する構成であるから、スロットル軸の軸方向の振動はセンサ側連結子には伝達され難い。しかも、両連結子の軸心部の嵌合構造の凹部より突部の径が僅かに小さいことに起因して生じる芯ずれは、芯ずれが生じる方向が面接触式回転伝達構造の平面と直交する方向に対して規制されるから、ジョイントによってスロットル軸に入力軸を芯ずれが生じ難い状態で連結できる。
【0059】
このため、一方の連結子を他方の連結子に軸方向に沿って接近させ、嵌合構造および面接触式回転伝達構造を介して連結子どうしを連結させることによって芯合わせ作業が終了するため、芯合わせ作業を一方向の操作のみによって簡単に行える。
【0060】
したがって、スロットル軸にスロットル開度センサの入力軸を連結するに当たってエンジンの振動がスロットル軸から入力軸に伝達されるのを防ぐことができるとともに、前記両軸の軸線を簡単に一致させることができる。
【0061】
第3の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、第2の発明に係るスロットル開度センサの取付構造において、面接触式回転伝達構造におけるスロットル軸側連結子の平面をセンサ側連結子の平面よりスロットル弁が開く方向の前側に配設したため、面接触式回転伝達構造の前記平面どうしを対接させるばねの付勢力が失われたとしても、スロットル弁を閉じることによってスロットル軸側連結子がスロットル閉側へ回転すると、センサ側連結子がスロットル軸側連結子に押圧されてスロットル閉側へ回転する。
【0062】
このため、前記ばねの付勢力が失われたとしても、スロットル弁が大きく開いていることを示す信号を出力する状態にスロットル開度センサが保たれることがない。
【0063】
第4の発明に係るスロットル開度センサの取付構造は、第1ないし第3の発明のうち何れか一つのスロットル開度センサの取付構造において、一方の連結子に、スロットル軸側連結子がセンサ側連結子よりスロットル弁が開く方向に予め定めた角度だけ相対的に回転した状態で他方の連結子に当接する空転阻止部を設けたため、面接触式回転伝達構造の平面どうしを対接させるばねの付勢力が失われたとしても、スロットル弁を前記予め定めた角度より開度が大きくなるように開くことによって、スロットル開度センサの入力軸がスロットル軸とともに回転する。
【0064】
このため、前記ばねの付勢力が失われたとしても、スロットル弁の真の開度を検出できなくなるものの、スロットル開度センサを用いてエンジンを制御することはできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスロットル開度センサの取付構造によってスロットル開度センサを取り付けた船外機用エンジンの側面図である。
【図2】 本発明に係るスロットル開度センサの取付構造によってスロットル開度センサを取り付けた船外機用エンジンの平面図である。
【図3】 スロットル開度センサの取り付け部分の断面図である。
【図4】 ジョイントのスロットル開度センサ側から見た側面図である。
【図5】 ジョイントの分解斜視図である。
【符号の説明】
7…スロットルボディ、10…スロットル弁、12…スロットル軸、13…ジョイント、14…スロットル開度センサ、27…ハウジング、28…入力軸、29…ブラケット、30…防振ゴム、33…センサ側連結子、34…スロットル軸側連結子、35…ねじりコイルばね、38a…円筒部、39b…円形凹部、40,41…アーム、40a,41a…平面、42…空転阻止部。

Claims (3)

  1. スロットルボディに弾性支持させたブラケットにスロットル開度センサを取付け位置が変えられる構造をもって取り付け、前記スロットル開度センサの入力軸をスロットル軸にジョイントを介して連結してなり、前記ジョイントを、前記入力軸に軸着したセンサ側連結子と、前記スロットル軸に軸着したスロットル軸側連結子とから構成し、これらの連結子どうしを、一方の連結子における他方の連結子側となる端部の軸心に形成した凹部に他方の連結子の軸心に形成した突部を摺動自在かつ回動自在であって軸方向の端面どうしが接しない程度の隙間をもって嵌合させ、一方の連結子に、スロットル軸側連結子がセンサ側連結子よりスロットル弁が開く方向に予め定めた角度だけ相対的に回転した状態で他方の連結子に当接する空転阻止部を設けたことを特徴とするスロットル開度センサの取付構造。
  2. 請求項1記載のスロットル開度センサの取付構造において、連結子どうしを、軸線と平行になりかつ両軸の径方向に沿って延びる平面を介して回転が伝達される面接触式回転伝達構造を介して連結し、前記平面を、軸線と直交する仮装線上であって軸線を挾む両側に配設し、両連結子の前記平面どうしを互いに対接するように付勢したことを特徴とするスロットル開度センサの取付構造。
  3. 請求項2記載のスロットル開度センサの取付構造において、面接触式回転伝達構造におけるスロットル軸側連結子の平面をセンサ側連結子の平面よりスロットル弁が開く方向の前側に配設したことを特徴とするスロットル開度センサの取付構造。
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