JP3770137B2 - 車両用二次電池制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用二次電池制御装置、特に二次電池の満充電状態算出に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、二次電池の放電あるいは充電前後の端子電圧と、放電あるいは充電中における電流の積算値から二次電池の満充電状態を算出する技術が知られている。例えば、特開平7−176334号公報には、放電あるいは充電中の電流を積算して求めた積算容量Q、満充電状態における電池電圧VM、残存容量を0と見なす電池電圧V0、放電又は充電前後の電池電圧をV1、V2とした場合、総容量=Q×(VM−V0)/|V1−V2
により満充電状態を算出することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本願出願人は、放電あるいは充電前後の端子電圧に基づき満充電状態を算出する場合、放電あるいは充電前後の端子電圧の変化分、言い換えれば放電あるいは充電前後の二次電池の充電状態(SOC)の変化分の大小により満充電状態算出精度が異なり、端子電圧の変化分、すなわちSOCの変化分が小さい場合には、端子電圧検出誤差に伴う満充電状態算出誤差が増大してしまうことを見い出した。通常、二次電池は、そのSOCが所定値となるように充放電制御されるため、イグニッションONしてからOFFするまでのトリップ期間においてSOCはほとんど変化せず、この期間の端子電圧を検出してもSOCの変化分は小さく、端子電圧検出誤差が満充電状態算出誤差に大きく影響してしまう。本願出願人は、実験の結果、SOCが60%から62%に変動した場合には45%の算出誤差が生じる一方、SOCが60%から70%に変動した場合には12.8%の誤差で済むことを確認している。
【0004】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、
二次電池の端子電圧を検出し、検出した端子電圧を用いて二次電池の満充電状態を算出する技術において、満充電状態を高精度に算出し、これにより二次電池を正確に制御できる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、車両用二次電池の満充電状態を算出し、該満充電状態に基づき前記二次電池を制御する装置であって、前記二次電池の放電あるいは充電前後の端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記放電あるいは充電中の電流を検出する電流検出手段と、前記電流を積算して得られる積算容量、及び前記放電あるいは充電前後の端子電圧変化に基づき前記満充電状態を算出する演算手段と、前記電圧検出手段の検出タイミングで前記端子電圧変化が大となるように前記二次電池の充電状態を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】
ここで、前記電圧検出手段は、イグニッションオンからイグニッションオフまでのトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、前記制御手段は、第1トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から上方にシフトさせ、第2トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から下方にシフトさせ、前記演算手段は、前記第2トリップの開始時点と終了時点における端子電圧に基づき前記満充電状態を算出することが好適である。
【0007】
また、前記電圧検出手段は、イグニッションオンからイグニッションオフまでのトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、前記制御手段は、第1トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から下方にシフトさせ、第2トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から上方にシフトさせ、前記演算手段は、前記第2トリップの開始時点と終了時点における端子電圧に基づき前記満充電状態を算出することも好適である。
【0008】
また、前記電圧検出手段は、イグニッションオンからイグニッションオフまでのトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、前記制御手段は、あるトリップ期間において前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から上方あるいは下方にシフトさせ、前記演算手段は、前記演算手段により制御目標値がシフトされたトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧に基づき前記満充電状態を算出することも好適である。
【0009】
本装置において、前記電圧検出手段は、端子電圧と充電状態との関係が、充電状態の変化に対する端子電圧の変化が大きい領域における端子電圧を検出することが好適である。
【0010】
また、本発明は、車両用二次電池の満充電状態を算出し、該満充電状態に基づき前記二次電池を制御する装置であって、前記二次電池の放電あるいは充電前後の端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記放電あるいは充電中の電流を検出する電流検出手段と、前記電流を積算して得られる積算容量、及び前記放電あるいは充電前後の端子電圧変化に基づき前記満充電状態を算出する演算手段と、前記電圧検出手段の検出タイミングで充電状態の変化に対する端子電圧の変化が大きい領域となるように前記二次電池の充電状態を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、車両用二次電池の充電状態を算出し、該充電状態に基づき前記二次電池を制御する装置であって、前記二次電池の放電あるいは充電後の端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記放電あるいは充電中の電流を検出する電流検出手段と、前記電流を積算して得られる積算容量、及び前記端子電圧に基づき充電状態を算出する演算手段とを有し、前記電圧検出手段は、充電状態の変化に対する端子電圧の変化が大きい領域において前記端子電圧を検出することを特徴とする。
【0012】
このように、本発明の車両用二次電池制御装置では、電圧検出手段の検出タイミングで端子電圧変化、すなわち充電状態変化が大となるように二次電池の充電状態を制御する。通常、二次電池は出力および回生の効率を考慮して所定の制御目標値(例えば60%)となるように制御される。本発明の制御手段は、この所定値からあえて制御目標をシフトさせることで放電あるいは充電前後における端子変化分(あるいはSOC変化分)を確保する。電圧検出手段での検出タイミングは、トリップ期間の前後、すなわち車両のイグニッションオン時とイグニッションオフ時の端子電圧を用いることができ、このタイミングにおいて端子電圧変化分が大となるように制御目標値をシフトさせる。
【0013】
制御目標をシフトさせる方法として2つある。第1は、あるトリップ期間において制御目標を所定値から上方あるいは下方にシフトさせ、イグニッションオフ時における端子電圧をイグニッションオン時の端子電圧と異にする方法、第2に連続するトリップ間において制御目標値を所定値からそれぞれ異なる方向にシフトさせる方法である。後者の場合、連続するトリップの第1のトリップにおいて制御目標値を所定値から上方あるいは下方にシフトさせ、第1のトリップで上方にシフトさせた場合には第2のトリップで制御目標値を下方にシフトさせ、第1のトリップで下方にシフトさせた場合には第2のトリップで制御目標値を上方にシフトさせ、所定値を基準として上下にシフトさせて変化分を確保する。第1の方法ではあるトリップにおいて制御目標値が所定値から大幅にシフトする可能性があり、出力あるいは回生が低下する場合もあり得るが、第2の方法においてはそれぞれのトリップにおけるシフト分は小さいため出力あるいは回生を低下させることもない。
【0017】
本発明の車両には、電気自動車(EV)の他、モータとエンジンを併用するハイブリッド車(HV)も含まれる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0019】
<第1実施形態>
図1には、本実施形態における車両用二次電池制御装置の構成ブロック図が示されている。
【0020】
二次電池10及びモータ12は車両に搭載され、二次電池10から電力を供給してモータ12を駆動する。もちろん、モータ12の他にエンジンを搭載したハイブリッド車両でもよい。二次電池10は複数の電池が直列接続された組電池であり、二次電池10とモータ12間にはインバータが設けられ、これを制御することによりモータ12の動作を制御する。具体的には、二次電池10のSOCが十分な状態である場合には二次電池10からモータ12に電力を供給してモータ12を駆動し、二次電池10のSOCが低下した場合には、モータ12を発電機として駆動して二次電池10に電力を回生して二次電池10を充電する。二次電池10の充放電は、制御部18にて二次電池10のSOC状態を監視することにより制御され、制御部18は、二次電池10のSOCが所定の目標値、例えば満充電状態の60%となるように制御する。二次電池10のSOCは、1制御周期前のSOCと、ある期間における充電量あるいは放電量並びに端子電圧から算出することができ、使用により劣化する満充電状態を定期的に監視することで、二次電池のSOCを正しく把握することができる。
【0021】
二次電池10の満充電状態を算出するために、二次電池10には電流検出器14及び電圧検出器16が接続され、検出された電流値及び端子電圧(OCV:無負荷状態での電圧)が制御部18に供給される。一方、制御部18には、イグニッションスイッチ20からの信号も供給される。制御部18は、イグニッションONからOFFまでのトリップ期間の開始時点(イグニッションON直後)及び終了時点(イグニッションOFF後)における端子電圧およびその間の電流積算値に基づき満充電状態を算出する。具体的には、制御部18は端子電圧とSOCとの関係を記憶したメモリを有しており、このメモリに記憶された関係に基づき検出された端子電圧に対応するSOC変化ΔSOCを算出し、満充電状態=Q×100/ΔSOCにより満充電状態を算出する。なお、Qはトリップ期間における電流積算値である。
【0022】
図2には、制御部18内のメモリに記憶される端子電圧とSOCとの関係が示されている。図において、横軸はSOC(%)であり、縦軸は端子電圧OCV(V)である。SOCと端子電圧とは正の相関関係にあり、SOCが増大すると端子電圧も増大する。SOCと端子電圧は1対1に対応しており、検出された端子電圧に対応するSOCを一義的に決定することができる。
【0023】
一方、トリップの開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、この端子電圧変化に対応するSOC変化を検出しても、上述したように端子電圧変化、すなわちSOC変化が小さい場合には端子電圧検出誤差に起因する満充電状態誤差が増大することとなる。
【0024】
そこで、本実施形態における制御部18は、トリップの開始時点と終了時点における端子電圧変化、すなわちSOC変化分ができるだけ大となるようにモータ12の動作を制御し、二次電池10のSOCを変化させる。具体的には、トリップの開始時点におけるSOCと当該トリップの終了時点におけるSOCができるだけ異なるように二次電池10を充放電させる。
【0025】
図3および図4には、制御部18の処理フローチャートが示されている。まず、制御部18は、連続する3つのトリップの1トリップ目において二次電池10の制御目標値(制御中心)を通常の60%から65%に上方にずらす(S101)。本来の制御目標から5%だけシフトさせるのは、あまりに多く上方にシフトさせると二次電池10のSOCが高くなり過ぎ、回生効率が低下するからである。1トリップ目において制御中心を65%にずらして制御した後、イグニッションがOFFされ(S102)、1トリップ目が終了する。
【0026】
1トリップ目が終了した後、車両運転者がイグニッションをONすると(S103)、2トリップ目が開始され、この開始時点においてスタート端子電圧OCVを取得する(S104)。すなわち、イグニッションをONした時の電圧検出器16からの端子電圧値を制御部18内のメモリに格納する。
【0027】
一方、2トリップ目に移行すると、制御部18は制御目標を本来の60%から55%に下方にずらす(S105)。本来の制御目標から下方にシフトさせるのは1トリップ目において制御目標を上方にずらせたことに対応させたものであり、2トリップ目において下方にずらすことで1トリップ目と併せてトータルで10%のSOC変化を得ることができる。なお、制御目標を5%だけシフトさせたのは、あまりに多く下方にシフトさせると二次電池10のSOCが低くなり過ぎ、モータ12を駆動するために必要なSOCが得られず出力が低下するためである。
【0028】
2トリップ目において制御目標を55%と下方にずらせた後、イグニッションがOFFされて(S106)2トリップ目が終了する。そして、イグニッションOFFした後のエンド端子電圧OCVを取得する(S107)。すなわち、イグニッションOFFした後所定時間経過したときのの電圧検出器16で検出された端子電圧値を制御部18のメモリに格納する。
【0029】
以上のようにして2トリップ目の開始時点と終了時点における端子電圧がメモリに格納され、次にイグニッションがONされて(S108)3トリップ目に移行したとき、制御部18は取得した開始時点における端子電圧OCVと終了時点における端子電圧OCV、並びに2トリップ間において電流検出器14で検出された電流を積算して得られる積算値から上述した式に基づき満充電状態を算出する(S109)。本実施形態におけるSOC変化は略10%確保されており、これにより満充電状態誤差を抑制して高精度に算出することができる。
【0030】
満充電状態を算出した後、この満充電状態を基準として3トリップ目の走行中におけるSOCを算出するとともに(S110)、二次電池中の制御目標を本来の60%に戻して制御する(S111)。すなわち、算出されたSOCが制御目標60%より小さい場合にはモータ12からの電力を二次電池10に回生させて二次電池10を充電し、またSOC=60%が維持されるようにモータ12に電力を供給してモータ12を駆動する。
【0031】
図5には、本実施形態における二次電池10のSOC時間変化が示されている。図において、横軸は時間であり、縦軸はSOCである。1トリップ目では制御目標が任意の時点から65%に上方シフトされる。制御目標を本来の60%から65%に上方シフトさせるトリップは、制御部18での満充電状態算出周期に基づき決定することができ、満充電状態を算出するタイミングに達した時点で当該トリップにおける制御目標を65%にシフトさせる。その後、車両運転者がイグニッションをOFFして1トリップ目が終了する。
【0032】
次に、車両運転者がイグニッションをONにすると2トリップ目が開始され、イグニッションONした直後の端子電圧OCVを取得する。この時のSOCは1トリップ目の制御目標である65%に略等しい。2トリップ目では、SOCの制御目標は本来の60%から55%に下方シフトされる。したがって、車両運転者がイグニッションをOFFして2トリップ目を終了させた時点の端子電圧OCVは略55%となっており、2トリップ目の開始時点と終了時点におけるSOC変化は略10%と大きくなる。このSOC変化分を利用して二次電池の満充電状態を算出し、3トリップ目では制御目標を本来の60%に戻すとともに、算出された満充電状態に基づき二次電池のSOC(満充電状態を100%としたときの充電状態)を推定する。
【0033】
このように、本実施形態では1トリップ目と2トリップ目の制御目標値を意図的に変化させてSOCの変化分を確保し、3トリップ目で二次電池10の満充電状態を算出する。1トリップ目と2トリップ目の制御目標は本来の制御目標値に対して5%シフトさせるだけで済むので、下方への過剰シフトに伴う出力不足や上方への過剰シフトに伴う回生効率低下を招くことなく高精度に満充電状態を算出することができる。
【0034】
なお、本実施形態においては1トリップ目で制御目標を上方にシフトさせ、2トリップ目で制御目標を下方にシフトさせているが、1トリップ目で制御目標を60%から55%に下方シフトさせ、2トリップ目で制御目標を60%から65%に上方にシフトさせることも可能である。
【0035】
さらに、本実施形態におけるSOCの10%変化分は1つの例に過ぎず、例えば1トリップ目において制御目標を60%から67%に上方シフトさせ、2トリップ目に制御目標60%から53%に下方シフトさせてトータルとして14%のSOC変化分を確保することももちろん可能である。また、1トリップ目と2トリップ目で制御目標のシフト分を同一にするのではなく、異なるシフト分とすることも可能である。例えば、出力確保を優先させる場合には上方シフト分を下方シフト分より増大させ、回生効率を優先させる場合には下方シフト分を上方シフト分より増大させることが有効であろう。
【0036】
<第2実施形態>
図6には、本実施形態における二次電池10のSOC時間変化が示されている。上述した第1実施形態においては、制御部18が1トリップ目と2トリップ目を用いてSOCの制御目標を本来の制御目標値から上下にシフトさせてSOC変化分を確保したが、本実施形態ではある1つのトリップにおいて制御目標を上方あるいは下方にシフトさせることでSOC変化分を確保する。すなわち、制御部18は満充電状態を算出するタイミングとなったとき、あるトリップにおいて制御目標を本来の60%から例えば50%に下方シフトさせ、当該トリップ開始時点のSOC(制御目標の60%)と終了時点におけるSOC(50%)を確保して満充電状態を算出する。これによっても、SOC変化分を大きくして満充電状態の精度を上げることができる。
【0037】
すなわち、図6に示されるように、1トリップ目は制御目標60%で二次電池10を制御し、2トリップ目の開始時点において端子電圧OCVを取得する。そして、2トリップ目の任意の時点において制御目標を60%から50%に下方シフトさせ、イグニッションがOFFされた時の端子電圧OCVを取得する。そして、3トリップ目では制御目標を本来の60%に戻すとともに、取得した二つのSOCの変化分(略10%)と2トリップ期間における電流積算値とから満充電状態を算出する。
【0038】
なお、本実施形態においては2トリップ目において制御目標を60%から50%と下方シフトさせているため、二次電池10のSOCが50%と低くなり、出力不足となる恐れもある。したがって、車両が比較的平坦な道路あるいは下り坂を走行しているなど、モータ12の出力不足が影響しない走行状況において行うことも好適である。
【0039】
また、本実施形態では第1実施形態と異なり、ある1つのトリップにおいてSOCの変化分を確保しているため、迅速に満充電状態を算出できる利点がある。したがって、二次電池10の劣化が少ない使用初期の段階では第1実施形態の方法を用いて満充電状態を算出し、二次電池10の劣化が進んだと想定される段階では本実施形態の方法で迅速に満充電状態を算出することも好適である。すなわち、第1実施形態の方法と第2実施形態の方法を組み合わせて満充電状態を算出することもできる。
【0040】
<第3実施形態>
図7には、本実施形態における制御部18の処理フローチャートが示されている。上述した第1および第2実施形態においては、トリップの開始時点と終了時点における端子電圧変化分、すなわちSOC変化分を確保すべく二次電池10のSOC制御目標値をシフトさせたが、本実施形態においてはトリップの開始時点と終了時点において、SOC自体も高精度に検出することで満充電状態を算出する例について説明する。
【0041】
まず、制御部18は1トリップ目において制御目標を60%から55%に下方シフトさせる(S201)。この55%は、SOC変化分に対する端子電圧OCV変化分、すなわち傾き=(OCV変化分)/(SOC変化分)が大きな領域内に属するSOCである。図2に示されるように、SOCと端子電圧OCVは非直線的な関係を有しており、SOCが小さい領域では傾きが大きく、それより大きくなると傾きは小さくなり、再びSOCが大きくなると大きくなる傾向を示す。OCVの傾きが大きくなる領域(略55%〜100%)では、OCVの傾きが小さい領域に比べてOCV誤差に対するSOC誤差が小さくなる。このことを利用し、1トリップ目において制御中心を55%にずらすのである。
【0042】
次に、イグニッションがOFFされて(S202)、1トリップ目が終了し、次にイグニッションがONされると(S203)2トリップ目が開始する。2トリップ目の開始時点の端子電圧OCVを取得し(S204)、2トリップ目において制御中心を本来の60%から70%に上方シフトさせる(S205)。この70%も傾きが大きい領域内に属するSOCである。
【0043】
制御目標を70%に上方シフトさせた後、イグニッションがOFFされて2トリップ目が終了し(S206)、この時の端子電圧OCVを取得する(S207)。そして、イグニッションがONされて(S208)3トリップ目に移行した後は、図4に示される処理と同様であり、取得したOCVからSOCを読み出し、SOC変化と2トリップ目の電流積算値から満充電状態を算出し、算出した満充電状態から3トリップ目の走行中のSOCを算出して3トリップ目の制御目標を60%となるように制御する。
【0044】
図8には、本実施形態におけるSOCの時間変化が示されている。1トリップ目において制御目標を本来の60%から55%に下方シフトさせ、2トリップ目の開始時点における制御目標を55%にシフトさせて端子電圧OCVからのSOC読み出し精度を向上させる。次に、2トリップ目における制御目標を本来の60%から70%に上方シフトさせ、2トリップ目の終了時点におけるSOCを70%にシフトさせて端子電圧OCVからのSOC読み出し精度を向上させる。
【0045】
なお、本実施形態においてSOC変化分も70%−55%=15%を確保でき、上述した第1及び第2実施形態と同様に変化分の増大による満充電状態算出精度向上も得ることができる。
【0046】
本実施形態においては1トリップ目において55%に下方シフトさせ、2トリップ目において70%に上方シフトさせているが、傾きの大きい領域における端子電圧を検出するためには、略55%以上のSOCとすれば良く、例えば1トリップ目において制御目標を57%とし、2トリップ目の制御目標を67%とすることもできる。
【0047】
さらに、1トリップ目において制御目標を70%と上方シフトさせ、2トリップ目において制御目標を55%と下方シフトさせることも可能である。
【0048】
<第4実施形態>
上述した第1〜第3実施形態では、二次電池10の満充電状態を算出しているが、満充電状態を算出した後は、既述したように車両走行中において満充電状態に基づき二次電池10のSOCを検出し、このSOCが制御目標値(例えば60%)となるように制御する。SOCは、1制御周期前のSOCとある任意の時刻におけるOCV並びにその間の電流積算値から算出することができるが、OCVには誤差が含まれているため、第3実施形態と同様にOCVの傾きが大きくなる領域でOCVを取得した方がより高精度にSOCを検出することができる。
【0049】
したがって、車両走行中にSOCを取得するタイミングとなった場合(走行状況の変化などによりSOCを通常よりも高精度に取得する必要が生じた場合を含む)、本来の制御目標値を60%から例えば略70%に一時的に変化させ(現在のSOCの精度において略70%とすればよく、正確に70%とする必要はない)、OCVの傾きが通常よりも急峻な領域においてOCVを取得することで、高精度に現在のSOCを検出することができる。具体的には、制御目標60%で制御しているときに、SOCの取得タイミングとなった時点で一時的に電力を回生して二次電池10を充電させ、略70%近傍まで充電されたと推定されたとき(電流積算値から推定)にOCVを取得すればよい。
【0050】
もちろん、本実施形態においても、車両走行中に制御目標を一時的に変化させるため、このような変化が車両走行に影響を与えないようにすることが好適である。例えば、60%から略70%に変化させる場合には回生効率の低下が予想されるため、ナビゲーションシステムと組み合わせて比較的平坦な道路あるいは登り坂を走行あるいは走行予定であると判定された場合に一時的に制御目標を増大させて高精度にSOCを検出する等である。
【0051】
また、車両走行中のSOC検出は満充電状態が正確に検出されていることを前提とすることから、第1〜第3実施形態の方法で満充電状態を算出し、その後、第4実施形態の方法で二次電池10のSOCを検出することが好ましい。すなわち、第1〜第3実施形態と第4実施形態との組み合わせがより好適である。
【0052】
また、第1〜第3実施形態では、満充電状態を算出しているが、同様の原理を利用して例えば90%の充電状態を算出することも可能である。90%の場合、Q×90/ΔSOCにより算出することができ、ΔSOCを第1〜第3実施形態と同様に算出すれば、本発明と同一の作用効果で高精度にその値を得ることができる。本発明の本質は、OCVを取得する際にOCVの取得時におけるOCV変化分あるいはSOC変化分を大きくすること、あるいはOCVの傾きを大きくすることにあるので、満充電状態を算出する本発明と、満充電状態を任意の充電状態に置換した発明は本質的に相違はなく、互いに均等であることも付言しておく。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば二次電池の満充電状態あるいは充電状態を高精度に算出することができ、これにより二次電池を正確に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 SOCと端子電圧OCVとの関係を示すグラフ図である。
【図3】 第1実施形態の処理フローチャート(その1)である。
【図4】 第1実施形態の処理フローチャート(その2)である。
【図5】 第1実施形態のSOC時間変化を示すグラフ図である。
【図6】 第2実施形態のSOC時間変化を示すグラフ図である。
【図7】 第3実施形態の処理フローチャートである。
【図8】 第3実施形態のSOC時間変化を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 二次電池、12 モータ、14 電流検出器、16 電圧検出器、18制御部、20 イグニッションスイッチ。

Claims (6)

  1. 車両用二次電池の充電状態を算出し、該充電状態に基づき前記二次電池を制御する装置であって、
    前記二次電池の放電あるいは充電前後の端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記放電あるいは充電中の電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流を積算して得られる積算容量、及び前記放電あるいは充電前後の端子電圧変化に基づき前記充電状態を算出する演算手段と、
    前記電圧検出手段の検出タイミングで前記端子電圧変化が大となるように前記二次電池の充電状態を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする車両用二次電池制御装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記電圧検出手段は、イグニッションオンからイグニッションオフまでのトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、
    前記制御手段は、第1トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から上方にシフトさせ、第2トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から下方にシフトさせ、
    前記演算手段は、前記第2トリップの開始時点と終了時点における端子電圧に基づき前記満充電状態を算出することを特徴とする車両用二次電池制御装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記電圧検出手段は、イグニッションオンからイグニッションオフまでのトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、
    前記制御手段は、第1トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から下方にシフトさせ、第2トリップにおいて前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から上方にシフトさせ、
    前記演算手段は、前記第2トリップの開始時点と終了時点における端子電圧に基づき前記満充電状態を算出することを特徴とする車両用二次電池制御装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記電圧検出手段は、イグニッションオンからイグニッションオフまでのトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧を検出し、
    前記制御手段は、あるトリップ期間において前記二次電池の充電状態の制御目標値を所定値から上方あるいは下方にシフトさせ、
    前記演算手段は、前記演算手段により制御目標値がシフトされたトリップ期間の開始時点と終了時点における端子電圧に基づき前記満充電状態を算出することを特徴とする車両用二次電池制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の装置において、
    前記電圧検出手段は、端子電圧と充電状態との関係が、充電状態の変化に対する端子電圧の変化が大きい領域における端子電圧を検出することを特徴とする車両用二次電池制御装置。
  6. 車両用二次電池の満充電状態を算出し、該満充電状態に基づき前記二次電池を制御する装置であって、
    前記二次電池の放電あるいは充電前後の端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記放電あるいは充電中の電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流を積算して得られる積算容量、及び前記放電あるいは充電前後の端子電圧変化に基づき前記満充電状態を算出する演算手段と、
    前記電圧検出手段の検出タイミングで充電状態の変化に対する端子電圧の変化が大きい領域となるように前記二次電池の充電状態を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする車両用二次電池制御装置。
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