JP3764739B2 - 床下収納庫の蓋スライド機構 - Google Patents

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本発明は、台所等の床下に設置される床下収納庫の蓋スライド機構に関し、詳しくは蓋の開閉性を良好にするための技術に関するものである。
従来から、収納庫本体の開口部を開閉する蓋をヒンジ部を介して収納庫本体の枠に回動自在に連結した構造のものが一般的に知られている。
ところが、この従来例では、蓋は固定されたヒンジ部を中心として回動する構造であるため、蓋の開閉時に蓋の後端部と枠とが擦れないようにする必要があり、そのため蓋の後端部と枠との間に大きな隙間を設けなければならず、蓋の開状態では隙間が目立ち、外観上の納まりが悪く、そのうえ気密性が損なわれるという問題もあった。
そこで、上記問題を解決するための他の従来例として、図11に示すように、収納庫本体2の蓋4の後端部4aと枠5との間を短尺の蓋持ち上げ用のリンク機構50を介して連結すると共に、蓋4の後端部4aよりも前端部寄りの位置と枠5との間を長尺の蓋保持用のリンク機構51を介して連結し、蓋4の全開時にリンク機構50によって蓋4の後端部4aを枠5よりも上方に位置させた状態でリンク機構51によって蓋4を開状態で保持する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところがこの従来例にあっては、隙間S’を小さくできるが、しかしながらリンク機構50、51を折り畳んだ図12の閉状態から蓋4全体を上方に持ち上げてリンク機構50、51を伸ばすことによって図11の開状態にしているため、開閉の途中で蓋4にぐらつきが発生しやすいという問題がある。
特開2001−32518号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、開状態において蓋と枠との隙間を極力なくすことができ、しかも開閉時における蓋のぐらつきを防止でき、外観性及び開閉操作性に優れた床下収納庫の蓋スライド機構を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明にあっては、収納庫本体2の開口部3を開閉する蓋4が収納庫本体2の枠5に開閉自在に保持される床下収納庫1に設けられる蓋スライド機構であって、蓋4の後端部4aにヒンジ部材6の上端6aを枢着すると共にヒンジ部材6の下端6bにヒンジ側スライダー8を固着し、蓋4の後端部4aよりも前端部4b寄りの位置に蓋保持用アーム7の一端7aを枢着すると共に蓋保持用アーム7の他端7bにアーム側スライダー9を枢着し、アーム側スライダー9とヒンジ側スライダー8とを常に引き寄せる方向にバネ力を付与するためのバネ10で連結してスライダーユニット14が構成され、収納庫本体2の枠5に、上記蓋4のヒンジ部材6の回転軸Mと直交する前後方向に延設される水平ガイド15が設けられ、水平ガイド15には、上記アーム側スライダー9をヒンジ側スライダー8の前方Aに配置した状態でスライダーユニット14が前後移動自在に支持されていると共に、蓋4を閉じたときにスライダーユニット14を停止させる第1ストッパー16と、蓋4を開いたときに上記第1ストッパー16による停止位置よりも前方A位置でスライダーユニット14を停止させる第2ストッパー17とが設けられ、上記第1ストッパー16は、水平ガイド15の後端側に設けられて蓋4を閉じたときにヒンジ側スライダー8に当接してヒンジ側スライダー8の後退移動を阻止するための後側ストッパーブロック29と、水平ガイド15の前端側に設けられて蓋4を閉じたときにアーム側スライダー9に当接してアーム側スライダー9の前進移動を阻止する前側ストッパーブロック28とで構成されており、上記第2ストッパー17は、第1ストッパー16によるヒンジ側スライダー8の停止位置よりも前方A位置に配置されるガイド切欠部17aと、蓋4を開いたときにヒンジ側スライダー8をガイド切欠部17aに向って前方Aに付勢するストッパー用バネ11とで構成されていることを特徴としている。
このような構成とすることで、蓋4の全閉状態では第1ストッパー16によってスライダーユニット14を後方B寄りに位置決めすることで、蓋4の後端部4aと枠5との間の隙間Sを極力なくすことが可能となり、これにより、従来のように隙間Sが目立つことがなく、外観上の納まりがきわめて良くなり、そのうえ気密性が損なわれる心配もなくなる。また蓋4を開いたときは上記第1ストッパー16による停止位置よりも前方A位置で第2ストッパー17によりスライダーユニット14を停止させるので、蓋4を開くときに蓋4が前進移動することで蓋4の後端部4aと枠5とが擦れ合うことを防止できるようになる。さらに、蓋4の開閉時において、蓋4のヒンジ部材6はヒンジ側スライダー8を介して水平ガイド15に沿って前後移動(水平移動)するのみであり、従来のように上下動するものではないので、蓋4の開閉時のぐらつきを防止でき、開閉操作をスムーズに且つ安定良く行なえるようになる。
また上記第2ストッパー17は、第1ストッパー16によるヒンジ側スライダー8の停止位置よりも前方A位置に配置されるガイド切欠部17aと、蓋4を開いたときにヒンジ側スライダー8をガイド切欠部17aに向って前方Aに付勢するストッパー用バネ11とで構成されているので、蓋4の全開状態ではヒンジ側スライダー8が第2ストッパー17によって前方Aへの移動が阻止されるため、スライダーユニット14全体の前進移動が阻止され、従って、蓋4が開いたままの状態で前進移動することがなく、より安全に使用できるものである。
本発明は、蓋の全閉状態では納まりと気密性の向上を図ることができ、蓋を開くときは蓋の後端部と枠とが擦れ合うことを防止でき、さらに従来のように蓋を持ち上げる場合と異なり蓋のぐらつきを防止でき、蓋の開閉操作性を大幅に向上させることができるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1は本実施形態の蓋スライド機構20の正面図であり、図2はその平面図であり、図3は床下収納庫1の平面図であり、図4は図3の側面断面図である。
本実施形態の床下収納庫1は、収納庫本体2の開口部3を開閉する蓋4が収納庫本体2の枠5に開閉自在に保持されており、枠5側に蓋スライド機構20が組み込まれている。蓋4の前端部4b側に取手21が設けられている。蓋スライド機構20は蓋4の左右の両側端部にそれぞれ配設されている。左右の蓋スライド機構20は同一構造をしており、以下、図1を参照して一方の蓋スライド機構20について説明する。
図1に示すように、蓋4の後端部4aの側端面4c(図3)には、ヒンジ軸22を介してヒンジ部材6の上端6aが回動自在に連結されていると共に、ヒンジ部材6の下端6bはネジ23によってヒンジ側スライダー8に対して回動不能に固定されている。さらに蓋4の後端部4aよりも前端部4b寄りの側端面4cには、アーム軸24を介して蓋保持用アーム7の一端7aが回動自在に連結されていると共に、蓋保持用アーム7の他端7bにはアーム軸25を介してアーム側スライダー9が回動自在に連結されている。アーム側スライダー9とヒンジ側スライダー8とはバネ10を介して互いに連結されており、これらアーム側スライダー9とヒンジ側スライダー8とバネ10とでスライダーユニット14が一体に構成されている。なおバネ10は例えばコイルバネからなり、アーム側スライダー9とヒンジ側スライダー8とを常に引き寄せる方向にバネ力を付与している。
一方、収納庫本体2の枠5には、上記蓋4のヒンジ部材6の回転軸Mと直交する前後方向A,Bに水平ガイド15が延設されており、この水平ガイド15に沿って上記アーム側スライダー9をヒンジ側スライダー8の前方Aに配置した状態でスライダーユニット14が前後移動自在に支持されている。ここでは、水平ガイド15は例えば断面E字形の鋼製ケース26の内面に沿って形成されており、水平凸部27を挟んでその上下に上ガイドレール15aと下ガイドレール15bとが設けられている。
上ガイドレール15aの後端15c側には、上ガイドレール15a内部に納まる角型ブロック形状のヒンジ側スライダー8が前後方向A,Bに遊動自在に収納されている。またヒンジ側スライダー8の前方A位置には、上ガイドレール15aから下ガイドレール15bに跨るブロック形状のアーム側スライダー9が前後方向A,Bに遊動自在に収納されている。
ここで、下ガイドレール15bの後端15d側には、後側ストッパーブロック29が固定されている。この後側ストッパーブロック29の上部には立上がり片30が立設されており、一方、ヒンジ側スライダー8の下端部からは立上がり片30と対向する垂下片31が垂設されており、図1のように蓋4を閉じたときに垂下片31が後退移動して立上がり片30に当接することでヒンジ側スライダー8のそれ以上の後退移動を阻止できるようになっている。さらに上ガイドレール15aの前端15e側から下ガイドレール15bの前端15f側に跨るように前側ストッパーブロック28が固定されている。前側ストッパーブロック28の上部にはアーム側スライダー9の凸部60と対向する凸部32が突設されており、蓋4を閉じたときにアーム側スライダー9が前進移動して凸部60が凸部32に当接することで、アーム側スライダー9のそれ以上の前進移動を阻止できるようになっている。これら前側ストッパーブロック28の凸部32と後側ストッパーブロック29の立上がり片30とで第1ストッパー16が構成されている。この第1ストッパー16は蓋4を閉じたときにスライダーユニット14の前後の動きを止めて蓋4の後端部4aと枠5との隙間S(図5)を極力なくす状態で、蓋4を停止させる働きをする。
さらに、上ガイドレール15aの上側リップ部33の一部には、ヒンジ側スライダー8の前縁部8aと対向するガイド切欠部17aが切欠形成されており、蓋4を開いたときにヒンジ側スライダー8が前進移動してその前縁部8aがガイド切欠部17aに当接することで、スライダーユニット14のそれ以上の前進移動を阻止できるようになっている。さらに、後側ストッパーブロック29の内側にはストッパー用バネ11を構成する捩りバネが収納されている。この捩りバネからなるストッパー用バネ11の一端11aは後側ストッパーブロック29の下部に支承され、他端11bはヒンジ側スライダー8の内側に支承され、ストッパー用バネ11によってヒンジ側スライダー8は前方Aに向って常にバネ付勢されている。このストッパー用バネ11は、蓋4を開いたときにヒンジ側スライダー8を上記ガイド切欠部17aに向って付勢する働きをする。これらストッパー用バネ11とガイド切欠部17aとで第2ストッパー17を構成している。この第2ストッパー17は、蓋4を開いたときに上記第1ストッパー16(凸部32、立上がり片30)による停止位置よりも前方A位置でヒンジ側スライダー8を停止させる働きをする。
また本例では、前側ストッパーブロック28の下部後面に後方Bに向かって衝撃吸収用バネ12を突設させてあり、アーム側スライダー9が凸部32に当たる前に衝撃吸収用バネ12に当たるようにすることで、蓋4を閉じるときのアーム側スライダー9と凸部32との衝撃を緩和できるようになっている。
さらに本例では、アーム側スライダー9の下部と後側ストッパーブロック29とがハートカム機構40を介して連結されている。このハートカム機構40は、蓋4を全開状態にしたときに蓋4が不用意に閉じるのを防止するために蓋4をロックする働きをし、さらに蓋4を閉じるときは全開位置から更に開く方向に僅かに押すことでロックを解除できる仕組みとなっている。本例のハートカム機構40は、図9に示すロックピン41を備えたロックアーム42と、図10に示すハートカム溝43を備えたカム板44と、上記ロックアーム42の背面に取り付けられてロックピン41をハートカム溝43に向って弾圧する板バネ13とで構成されている。板バネ13の先部13aはロックピン41を背後から抑圧するためにアーチ状に屈曲させてあり、このアーチ状の先部13aの背面を水平ガイド15の壁面に当てることで、ロックアーム42の先端部分をカム板44に向ってバネ付勢し、これによりロックピン41がハートカム溝43の深さ方向に向けて常に押圧されるようになっている。なおロックアーム42の基端部はアーム側スライダー9にピン結合され、カム板44は後側ストッパーブロック29にネジ固定されているが、逆に、ロックアーム42を後側ストッパーブロック29にピン結合し、アーム側スライダー9をアーム側スライダー9にネジ固定してもよいものであり、いずれの場合も、ロックアーム42は基端部を中心に先端部分が上下に揺動自在となり、且つ先端部分がカム板44に向って移動可能となるようにピン結合等で取り付けられる。
上記ハートカム溝43は図10(a)に示すように、第1の上り傾斜面45と、第1の上り傾斜面45の終端部45bよりも一段低い第1の段落ち部47と、更に下り傾斜したV形係止部49と、更に一段低い第2の段落ち部48と、第2の上り傾斜面46と、第2の上り傾斜面46の終端部46bよりも一段低い第3の段落ち部39とが連続して形成されている。ここで第2の上り傾斜面46の始端部46aは第2の段落ち部48より一段低く、第3の段落ち部39は第1の上り傾斜面45の始端部45aよりも一段高くなっている。ここで、蓋4を開くとロックアーム42とカム板44とが接近することで、ロックピン41は、図10(a)の初期位置aから第1の上り傾斜面45→第1の段落ち部47(折り返し位置b)→V形係止部49(係止位置)の順に移動し、最後にV形係止部49に係止することで蓋4は全開位置でロックされる。その後、蓋4を閉じるときは、一旦開く方向に押すことでロックピン41はV形係止部49→第2の段落ち部48(折り返し位置d)に移動し、その後に蓋4を閉じると、ロックアーム42とカム板44とが離れ、ロックピン41は第2の段落ち部48→第2の上り傾斜部→第3の段落ち部39→第1の上り傾斜面45の始端部45a(初期位置a)の順に移動可能となる。ここで上記ロックピン41は板バネ13によって背後から押圧されているため、各段落ち部47、48、39をそれぞれ逆戻りできず、必ず上記経路で移動するものである。
次に蓋4の開閉時における蓋スライド機構20の動きを説明する。
先ず、図5に示す蓋4の全閉状態では、蓋保持用アーム7が倒れてバネ10が伸び、アーム側スライダー9がヒンジ側スライダー8から最も離れた位置に移動しており、且つこの状態でアーム側スライダー9が前側ストッパーブロック28の凸部32に当接してその前進移動が阻止され、ヒンジ側スライダー8が後側ストッパーブロック29の立上がり片30に当接してその後退移動が阻止されている。つまり図5のように蓋4の後端部4aと枠5との間の隙間Sが小さくなる位置で蓋4は停止する。
従って、蓋4の全閉状態ではスライダーユニット14が最も後方B寄りに位置決めされるので、蓋4の後端部4aと枠5との間の隙間Sを小さくできるので、隙間Sが目立つことがなく、外観上の納まりがきわめて良くなり、そのうえ気密性が損なわれる心配もなくなるものである。
また、上記蓋4を開くと、図6(開き角度θ=約20°)→図7(開き角度θ=約60°)に示すように、蓋保持用アーム7が起立してバネ10が縮んでアーム側スライダー9とヒンジ側スライダー8とが引き寄せられ、ヒンジ側スライダー8が立上がり片30から離れて前進移動すると共に、アーム側スライダー9が凸部32から離れて後退移動する。これにより、蓋4は第1ストッパー16(凸部32、立上がり片30)による停止位置よりも前方Aにずれた位置で、ヒンジ部材6を支点に開かれるようになる。従って、蓋4の全閉状態において図5に示すように、蓋4の後端部4aが枠5に接近して停止した構造でありながら、全開にしたときは図8(開き角度θ=約100°)に示すように、蓋4が僅かに前進移動して開かれることで蓋4の後端部4aと枠5とが擦れ合うことを防止できるようになる。また蓋4の全開状態では、ハートカム機構40のロックピン41がハートカム溝43のV形係止部49(図10(a)の係止位置)に入り込むことで、蓋4を閉じる方向に押しても蓋4はロックされて閉じることができず、安全性が確保される。そのうえ蓋4の全開状態では、ヒンジ側スライダー8がストッパー用バネ11によって水平ガイド15のガイド切欠部17aに当接しており、結果、スライダーユニット14全体の前進移動が第2ストッパー17(ストッパー用バネ11、ガイド切欠部17a)によって阻止された状態となり、蓋4が開いたままの状態で前進移動することもなく、より安全となる。
その後、蓋4を閉じる場合は、全開位置から一旦開く方向に押すと、ロックピン41がV形係止部49から第2の段落ち部48(図10(a)の折り返し位置d)に移動し、その後、蓋4を閉じるとロックピン41は第2の上り傾斜面46→第3の段落ち部39→第1の上り傾斜面45へと移動することで、蓋4を閉じることが可能になる。このとき、蓋4が途中まで閉じると蓋保持用アーム7が所定角度だけ倒れてアーム側スライダー9が前進移動して凸部32に当たり(図7の状態)、さらに蓋4を閉じると蓋保持用アーム7が更に倒れてヒンジ側スライダー8がバネ10を伸ばしながらガイド切欠部17aよりも後方Bへ押され(図6の状態)、最後に蓋4が全閉状態になった段階でヒンジ側スライダー8の垂下片31が立上がり片30に当たり(図1の状態)、これによりスライダーユニット14が前後方向A,Bに位置決めされた状態となり、蓋4は元の全開状態に戻る。
しかして、蓋4の開閉時において、蓋4のヒンジ部材6はヒンジ側スライダー8を介して水平ガイド15に沿って前後移動(水平移動)するのみであり、従来のように上下動するものではない。これにより、従来のように蓋4を持ち上げて開閉する場合のような蓋4のぐらつきの問題が生じない。従って、本発明では蓋4の開閉時のぐらつきがなく、開閉操作をスムーズ且つ安定良く行なえるものとなる。さらに前述のように蓋4の全閉状態で蓋4と枠5との隙間Sを小さくできるものでありながら、開閉する際に蓋4の後端部4aと枠5とが擦れ合うことを防止でき、そのうえハートカム機構40によって蓋4の全開時でのロックを確実にできることも併せて、床下収納庫1の蓋4の開閉操作性が従来と比較して大幅に向上するものである。
なお、蓋4を全開状態になるときにアーム側スライダー9の下部が後側ストッパーブロック29の前端面29a(図1)に当接するようにしてもよい。この場合、後側ストッパーブロック29を、蓋4を開いたときにアーム側スライダー9の後方Bへの動きを止めるストッパーとして有効に利用できるようになる。
本発明の一実施形態の蓋スライド機構の正面図である。 同上の平面図である。 同上の床下収納庫の平面図である。 同上の床下収納庫の側面断面図である。 同上の蓋の全閉状態の説明図である。 同上の蓋の開き直後の説明図である。 同上の蓋の半開き状態の説明図である。 同上の蓋の全開状態の説明図である。 (a)は同上のロックアームの正面図、(b)は平面図、(c)は板バネの正面図である。 (a)は同上のカム板の正面図、(b)は(a)のB−B矢視図、(c)は(a)のA−A矢視図である。 従来例の蓋の全開状態の説明図である。 従来例の蓋の全閉状態の説明図である。
符号の説明
2 収納庫本体
3 開口部
4 蓋
4a 後端部
4b 前端部
5 枠
6 ヒンジ部材
6a 上端
6b 下端
7 蓋保持用アーム
7a 一端
7b 他端
8 ヒンジ側スライダー
9 アーム側スライダー
10 バネ
11 ストッパー用バネ
14 スライダーユニット
15 水平ガイド
16 第1ストッパー
17 第2ストッパー
17a ガイド切欠部
A 前方
B 後方
M 回転軸

Claims (1)

  1. 収納庫本体の開口部を開閉する蓋が収納庫本体の枠に開閉自在に保持される床下収納庫に設けられる蓋スライド機構であって、蓋の後端部にヒンジ部材の上端を枢着すると共にヒンジ部材の下端にヒンジ側スライダーを固着し、蓋の後端部よりも前端部寄りの位置に蓋保持用アームの一端を枢着すると共に蓋保持用アームの他端にアーム側スライダーを枢着し、アーム側スライダーとヒンジ側スライダーとを常に引き寄せる方向にバネ力を付与するためのバネで連結してスライダーユニットが構成され、収納庫本体の枠に、上記蓋のヒンジ部材の回転軸と直交する前後方向に延設される水平ガイドが設けられ、水平ガイドには、上記アーム側スライダーをヒンジ側スライダーの前方に配置した状態でスライダーユニットが前後移動自在に支持されていると共に、蓋を閉じたときにスライダーユニットを停止させる第1ストッパーと、蓋を開いたときに上記第1ストッパーによる停止位置よりも前方位置でスライダーユニットを停止させる第2ストッパーとが設けられ、上記第1ストッパーは、水平ガイドの後端側に設けられて蓋を閉じたときにヒンジ側スライダーに当接してヒンジ側スライダーの後退移動を阻止するための後側ストッパーブロックと、水平ガイドの前端側に設けられて蓋を閉じたときにアーム側スライダーに当接してアーム側スライダーの前進移動を阻止する前側ストッパーブロックとで構成されており、上記第2ストッパーは、第1ストッパーによるヒンジ側スライダーの停止位置よりも前方位置に配置されるガイド切欠部と、蓋を開いたときにヒンジ側スライダーをガイド切欠部に向って前方に付勢するストッパー用バネとで構成されていることを特徴とする床下収納庫の蓋スライド機構。
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