JP3762332B2 - 無線パケット通信装置 - Google Patents

無線パケット通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3762332B2
JP3762332B2 JP2002170853A JP2002170853A JP3762332B2 JP 3762332 B2 JP3762332 B2 JP 3762332B2 JP 2002170853 A JP2002170853 A JP 2002170853A JP 2002170853 A JP2002170853 A JP 2002170853A JP 3762332 B2 JP3762332 B2 JP 3762332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
speed
state
transmission rate
notification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002170853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004015783A (ja
Inventor
保彦 井上
武男 市川
一賢 斎藤
正博 守倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2002170853A priority Critical patent/JP3762332B2/ja
Publication of JP2004015783A publication Critical patent/JP2004015783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3762332B2 publication Critical patent/JP3762332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線パケット通信装置に関し、特に、利用可能な複数の伝送速度の中から一の伝送速度を選択してデータの送信を行う無線パケット通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線パケット通信は、IEEE802.11無線LANをはじめとする様々なシステムで採用されている通信形態である。IEEE802.11aやIEEE802.11b規格の物理層は、マルチレートをサポートする伝送速度制御手段を有してしており、この伝送速度制御手段は、送信するパケット毎に、利用可能な伝送速度(たとえば、IEEE802.11a規格においては、利用可能な伝送速度として、6M、9M、12M、18M、24M、36M、48M、54Mbit/sの8種類が規定されている。)の中から一の伝送速度を選択して使用する。
【0003】
図5は、上記伝送速度制御手段を有する従来の無線パケット通信装置の例を示す図である。
送信器510に入力された送信データは、伝送速度制御手段550が指示する伝送速度で変調が行われ、送受切替器530を介してアンテナ540から送信される。
【0004】
無線通信においては、一般に、より高速な伝送速度を使用する場合には、より高い通信品質が必要となる。
したがって、ある一つの通信品質が、ある伝送速度で安定的に通信を行うという観点からは良好であるが、その伝送速度の一つ上の伝送速度で通信を行うという観点からは劣悪であるという場合が存在する。
【0005】
このため、前記伝送速度制御手段550は、通信品質の良悪に応じて伝送速度を制御すべく、内部に速度増加しきい値と速度低下しきい値を有し、送信器510から入力される送信データの送信通知と受信器520から入力される前記送信データに対する到達確認信号の受信通知とを比較することで、伝送路における通信品質を判定し(通信品質の判定には、たとえば、搬送波対雑音電力比(S/N:Signal to Noise ratio)を用いる。)、この判定した通信品質の良悪に基づいて伝送速度の制御を行う。
【0006】
具体的には、伝送速度制御手段550は、前記送信通知に対応する前記到達確認信号の受信通知が前記送信通知の入力があってから一定時間以内に入力された場合に、データ送信が成功したものと判断する。
【0007】
そして、前記伝送速度制御手段550は、無線パケットの送信が速度増加しきい値に規定される回数に渡り連続的に成功した場合には、通信品質が極めて良好であると判断し、使用する伝送速度を1段階増加するという制御を行う。
【0008】
一方、前記伝送速度制御手段550は、無線パケットの送信が速度低下しきい値に規定される回数に渡り連続的に失敗した場合には、通信品質が極めて劣悪であると判断し、使用する伝送速度を一段低下させるという制御を行う。
【0009】
なお、この場合、従来の無線パケット通信における前記伝送速度制御手段550の中には、通信品質が改善した場合でも、伝送速度を増加させるための条件を厳しくして、伝送速度の変更が頻繁に行われることを防止し、通信の安定化を行うものも存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、過去のデータ送信結果から通信品質を判定し、この判定した通信品質の良悪に基づいて伝送速度の決定を行うという従来の無線パケット通信装置、すなわち、ある伝送速度におけるデータの送信に基づき通信品質を判定し、この判定した通信品質の良悪に基づいて次の送信データの伝送速度を増加させるという従来の無線パケット通信装置では、通信品質が、当該伝送速度の増加後の伝送速度で通信を行うという観点からは劣悪である場合がある。
【0011】
この場合、従来の無線パケット通信装置における送受信側は送信されたデータを正しく復調することができず、到達確認は受信側から送信側に返されない。
一方、従来の無線パケット通信装置における送信側は、送信データに対する到達確認がある一定の回数以上に渡り連続的に返らなかった場合でなければ伝送速度を以前の値に戻さない。
【0012】
したがって、従来の無線パケット通信装置においては、伝送速度が以前の値に戻るまでのデータの送信が、すべて失敗することになる事態が生じ得る。
よって、従来の無線パケット通信装置においては、送受信間の通信リンクの観点からはスループットの低下が、また、無線LANのようなシステム全体の観点からはシステム容量の減少が、深刻な問題となっていた。
【0013】
そこで、本発明は、かかる事情に鑑み、スループットの向上およびシステム容量の増加を図ることができる無線パケット通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記課題は、前記特許請求の範囲に記載の手段により解決される。
【0015】
すなわち、請求項1に記載の発明は、送信信号の伝送速度を制御する伝送速度制御手段と、前記伝送速度制御手段の制御信号が指定する伝送速度に従って入力された送信データを変調し無線パケット信号を生成する送信器と、前記送信器の送信出力端子と受信器の受信入力端子を接続され、送信時には前記送信出力端子を共通端子に接続し、受信時には前記受信入力端子を共通端子に接続する送受切替器と、前記送受切替器の受信入力端子に接続され、受信した無線パケット信号を復調して受信データを出力する受信器と、アンテナと、正しく受信したデータに対する到達確認信号の返送を含む通信手順の処理を行う無線プロトコル処理手段と、を備え、
前記伝送速度制御手段が、送信器より入力された送信通知と受信器より入力された前記到達確認信号の受信通知との比較を行うことにより、通信品質を判定し、当該判定の結果に基づき、次に送信する無線パケット信号を生成する際の伝送速度を決定する、無線パケット通信装置において、
前記伝送速度制御手段は、
速度増加しきい値U、速度低下しきい値D、速度定着しきい値Fの3つの定数ならびにタイマーを有し、かつ、通常状態、速度増加監視状態、速度低下監視状態のうちのいずれかの状態にあり、
前記通常状態の場合であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a−1)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更するとともに前記タイマーを始動し速度増加監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば現在の状態を維持し、
前記通常状態の場合であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a−2)の場合」という。)には、
通信品質が劣化したと判断し、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを始動し速度低下監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば現在の状態を維持し、
前記通常状態の場合であって、かつ、上記(a−1)の場合および(a−2)の場合以外の場合には、通常状態を維持し、
また、前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の連続的な送信成功が前記速度定着しきい値Fに規定される回数に満たなかった場合(以下「(b−1)の場合」という。)には、
使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(b−2)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T1を越えたことを確認した場合(以下、「(b−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記(b−1)の場合および(b−2)の場合および(b−3)の場合以外の場合には、速度増加監視状態を維持し、
さらに、前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c−1)の場合」という。)には、
通信品質が劣化したと判断し、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c−2)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、前記タイマーを停止し通常状態への遷移をおこない、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T2を越えたことを確認した場合(以下、「(c−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記(c−1)の場合および(c−2)の場合および(c−3)の場合以外の場合には、速度低下監視状態を維持する、ことを特徴とする無線パケット通信装置である。
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、伝送速度制御手段は、従来とは異なり、伝送速度定着しきい値を有し、通信品質が良好であると判断して伝送速度を増加させた後、安定的に通信が行えなかった場合に、直ちに直前の伝送速度に戻す制御を行う。
【0017】
請求項2に記載の発明は、前記伝送速度制御手段は、速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)、速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)、速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)、
ならびに、使用する速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、
を管理し、
現在使用している伝送速度に応じて前記速度増加しきい値、速度低下しきい値、速度定着しきい値の値を動的に変更することを特徴とする請求項1に記載の無線パケット通信装置である。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、伝送速度制御手段は、従来とは異なり、複数の速度増加しきい値、速度低下しきい値、および速度定着しきい値を有し、使用している伝送速度に応じて、速度増加しきい値、速度低下しきい値、および速度定着しきい値の値を使い分ける。
【0019】
請求項3に記載の発明は、送信信号の伝送速度と送信するアンテナの選択とを制御する伝送速度及びアンテナ切替制御手段と、前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段の制御信号が指定する伝送速度に従って入力された送信データを変調し無線パケット信号を生成する送信器と、前記送信器の送信出力端子と受信器の受信入力端子を接続され、送信時には前記送信出力端子を共通端子に接続し、受信時には前記受信入力端子を共通端子に接続する送受切替器と、複数のアンテナを接続され、前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段から入力された制御信号に従って複数のアンテナの中から一のアンテナを選択して前記送受切替器の共通端子と接続するアンテナ切替器と、前記送受切替器の受信入力端子に接続され、受信した無線パケット信号を復調して受信データを出力する受信器と、正しく受信したデータに対する到達確認信号の返送を含む通信手順の処理を行う無線プロトコル処理手段と、を備え、
前記伝送速度制御手段が、送信器より入力された送信通知と受信器より入力された前記到達確認信号の受信通知との比較を行うことにより、通信品質を判定し、当該判定の結果に基づき、次に送信する無線パケット信号を生成する際の伝送速度を決定する無線パケット通信装置において、
前記伝送速度制御手段は、速度増加しきい値U、速度低下しきい値D、速度定着しきい値Fの3つの定数ならびにタイマーを有し、かつ、通常状態、アンテナ切替監視状態、速度増加監視状態、速度低下監視状態のうちのいずれかの状態にあり、
前記通常状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a2−1)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更するとともに、前記タイマーを始動し速度増加監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば、通常状態を維持し、
前記通常状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a2−2)の場合」という。)には、
通信品質が劣化したと判断し、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを始動し速度低下監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば、現在の状態を維持し、
前記通常状態であって、かつ、前記(a2−1)の場合および(a2−2)の場合以外の場合には、通常状態を維持し、
前記速度増加監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の連続的な送信成功が前記速度定着しきい値Fに規定される回数に満たなかった場合(以下、「(b2−1)の場合」という。)には、
使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
前記速度増加監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知と比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(b2−2)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
前記速度増加監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値Tlを越えたことを確認した場合(以下、「(b2−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
前記速度増加監視状態であって、かつ、前記(b2−1)の場合および(b2−2)の場合および(b2−3)の場合以外の場合には、速度増加監視状態を維持し、
前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c2−1)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、前記タイマーを停止し通常状態への遷移をおこない、
前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c2−2)の場合」という。)には、
通信品質が劣化したと判断し、これまで使用していたアンテナとは異なるアンテナへの切替を実行するとともに、使用中の伝送速度よりも低い伝送速度が使用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更し、前記タイマーを再始動して速度低下監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が最低速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への状態遷移を行い、
前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T3を越えたことを確認した場合(以下、「(c2−3)の場合」という。)には、通常状態への状態遷移を行い、
前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記(c2−1)の場合および(c2−2)の場合および(c2−3)の場合以外の場合には、アンテナ切替監視状態を維持し、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(d2−1)の場合」という。)には、
通信品質が劣化したと判断し、現在使用している伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、現在使用している伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(d2−2)の場合」という。)には、
通信品質が極めて良好であると判断し、前記タイマーを停止し通常状態への遷移をおこない、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T2を越えたことを確認した場合(以下、「(d2−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
前記速度低下監視状態であって、かつ、前記(d2−1)の場合および(d2−2)の場合および(d2−3)の場合以外の場合には、速度低下監視状態を維持する、ことを特徴とする無線パケット通信装置である。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、伝送速度及びアンテナ切替制御手段は、従来とは異なり、伝送速度定着しきい値を有し、通信品質が良好であると判断して伝送速度を増加させた後、安定的に通信が行えなかった場合に、直ちに直前の伝送速度に戻す制御を行う。
【0021】
請求項4に記載の発明は、前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段は、
速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)、速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)、速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)、
ならびに、使用する速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、
を管理し、
現在使用している伝送速度に応じて前記速度増加しきい値、速度低下しきい値、速度定着しきい値の値を動的に変更することを特徴とする請求項3に記載の無線パケット通信装置である。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、伝送速度及びアンテナ切替制御手段は、従来とは異なり、複数の速度増加しきい値、速度低下しきい値、および速度定着しきい値を有し、通信品質の判定を行う際に、使用している伝送速度に応じて、速度増加しきい値、速度低下しきい値、および速度定着しきい値の値を使い分ける。
【0023】
【発明の実施の形態】
<請求項1に記載の発明および請求項2に記載の発明の実施の形態>
図1は、請求項1に記載の発明および請求項2に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例を示す図である。
【0024】
送信データは、無線プロトコル処理手段100を介して送信器110に入力され、無線周波数へ変調される。このとき、送信器110は、伝送速度制御手段150により指示された速度で変調を行い、送信終了後には送信通知を前記伝送速度制御手段150に出力する。
【0025】
送信器110で生成した無線パケット信号は、送受切替器130に入力される。この送受切替器130は、無線パケット信号の送信時には、入力された無線パケット信号をアンテナ140が接続される共通端子に出力する。
【0026】
一方、送受切替器130は、無線パケット信号の受信時には、共通端子に接続されたアンテナ140からの受信信号を、受信器120に入力する。受信器120は、入力された無線パケット信号を正しく復調できた場合には、データを無線プロトコル処理手投100へ出力する。
【0027】
無線プロトコル処理手段100は、受信器120の出力信号を入力された場合には、到達確認信号を、送信器110、送受信切替器130、アンテナ140を介して、データを送信した無線パケット通信装置に対して送信する。
【0028】
データを送信した無線パケット通信装置の受信器120は、送信したデータに対する到達確認信号をアンテナ140を介して受信した場合、この受信通知を伝送速度制御手段150に入力する。
【0029】
伝送速度制御手段150は、送信通知に対応する受信通知が返された場合にはデータの送信に成功したとみなし、送信通知に対応する受信通知が規定時間以内に返されない場合には送信が失敗したとみなす。
【0030】
請求項1に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例においては、伝送速度制御手投150は、内部に速度増加しきい値U、速度低下しきい値D、速度定着しきい値Fを有し、これらのしきい値と過去のデータ送信結果の履歴から、送受信装置間の通信品質の判定を行う。
【0031】
ここで、通信品質の判定は、次のように行われる。すなわち、伝送速度制御手段150は、送信データに対応する到達確認信号が、速度増加しきい値Uに規定される回数に渡り連続的に受信された場合には、通信品質が極めて良好であると判定する。
【0032】
また、送信データに対応する到達確認信号が、一定時間以内に、速度低下しきい値Dに規定される回数に渡り連続的に受信されなかった場合には、通信品質が悪いと判定する。
【0033】
さらに、伝送速度制御手段150は、伝送速度を増加させた後、データの送信が、速度定着しきい値Fに規定される回数に渡り連続的に失敗した場合には、通信品質が不十分であると判定する。そして、伝送速度制御手段150は、上述の通信品質の判定にもとづき、使用する伝送速度の決定を行う。
伝送速度の決定は、図3に記載の方法により、行われる。
【0034】
図3は、伝送速度制御手段150による、使用する伝送速度の決定方法を示す図である。
同図において、条件Aは通信品質が極めて良好であると判定されたされた場合、条件Bは通信品質が悪いと判定された場合、条件Cは通信品質が不十分であると判定された場合を意味する。
【0035】
伝送速度制御手段150は、通常状態、速度増加監視状態、速度低下監視状態の3つの状態のいずれかにあり、下記の条件にしたがって状態遷移を行いながら、伝送速度の制御を行う。
【0036】
[通常状態]
まず、伝送速度制御手段150は、通常状態にある場合、次の処理を行う。
伝送速度制御手段150は、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、現在使用している伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、使用中の伝送速度よりもさらに高い速度が利用可能な場合には、使用する伝送速度を一段階増加させるとともに、速度増加監視状態への状態遷移を行う。
【0037】
また、伝送速度制御手段150は、速度増加監視状態へ遷移してからの経過時間を計測するために、タイマーを始動する。
伝送速度制御手段150は、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用できない場合、すなわち、現在使用している伝送速度が最高速度であった場合には、現在の状態にとどまる。
【0038】
一方、伝送速度制御手段150は、通信品質が悪いと判定された場合(条件Bが成立した場合)には、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、使用中の伝送速度よりもさらに低い速度が利用可能な場合には、使用する伝送速度を一段階低下させるとともに速度低下監視状態への状態遷移を行う。
【0039】
また、伝送速度制御手段150は、速度低下監視状態へ遷移してからの経過時間を計測するために、タイマーを始動する。
伝送速度制御手段150は、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用できない場合、すなわち、現在使用している伝送速度が最低速度であった場合には、現在の状態を維持する。
【0040】
[速度増加監視状態]
また、伝送速度制御手段150は、速度増加監視状態にある場合には、次の処理を行う。
【0041】
伝送速度制御手段150は、通信品質が不十分であると判定された場合(条件Cが成立した場合)には、現在の状態に遷移する際に始動したタイマーを停止し、使用する伝送速度を一段階低下させるとともに、通常状態への状態遷移を行う。
【0042】
伝送速度制御手段150は、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。
すなわち、使用中の伝送速度よりもさらに高い速度が利用可能な場合には、使用する伝送速度を一段階増加させ、速度増加監視状態を維持する。
【0043】
一方、伝送速度制御手段150は、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用できない場合、すなわち、使用中の伝送速度が最高速度であった場合には、タイマーを停止し、通常状態への状態遷移を行う。
【0044】
また、伝送速度制御手段150は、速度増加監視状態に遷移する際に始動したタイマーがタイムアウトし、現在の状態へ遷移してからの経過時間が規定値T1を超えたことを検出した場合には、通常状態への状態遷移を行う。
【0045】
[速度低下監視状態]
伝送速度制御手段150は、速度低下監視状態にある場合には、次の処理を行う。
伝送速度制御手段150は、通信品質が悪いと判定された場合(条件Bが成立した場合)には、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、使用中の伝送速度よりもさらに低い速度が利用可能な場合には、使用する伝送速度を一段階低下させ、速度低下監視状態を維持する。
【0046】
伝送速度制御手段150は、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用できない場合、すなわち、使用中の伝送速度が最低速度であった場合には、タイマーを停止し、通常状態への状態遷移を行う。
【0047】
一方、伝送速度制御手段150は、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、タイマーを停止し、通常状態への状態遷移を行う。
【0048】
また、伝送速度制御手段150は、タイマーのタイムアウトにより、速度低下監視状態へ遷移してからの経過時間が規定値T2を超えたことを検出した場合には、通常状態への状態遷移を行う。
【0049】
請求項2に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例においては、伝送速度制御手段150が、内部に複数の速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)、速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)、速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)を有し、伝送速度に応じた通信品質の判定の際に使用するしきい値の値を動的に変化させ、上記制御を行う。
例えば、伝送速度制御手段150は、伝送速度R3を使用している場合には、通信品質の判定において速度増加しきい値U3、速度低下しきい値D3、速度定着しきい値F3を使用する。
【0050】
無線パケットを送信する際には、使用する伝送速度に応じて伝送効率が異なる場合が多い。このため、速度増加しきい値、速度低下しきい値、および速度定着しきい値をそれぞれある値に固定した場合、使用中の伝送速度によっては伝送効率の低下が問題となるが、請求項2に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例における伝送速度制御手段150によれば、効率の低下を抑制しつつ伝送速度の制御を行うことができる。
【0051】
<請求項3に記載の発明ならびに請求項4に記載の発明の実施の形態>
図2は、請求項3に記載の発明ならびに請求項4に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例を示す図である。
【0052】
送信データは、無線プロトコル処理手段100を介して送信器110に入力され、無線周波数へ変調される。このとき、送信器110は、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160により指示された速度で変調を行い、送信終了後には送信通知を前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段160に出力する。
【0053】
送信器110で生成された無線パケット信号は、送受切替器130に入力される。送受切替器130は、無線パケット信号の送信時には、入力された無線パケット信号をアンテナ切替器170が接続される共通端子に出力する。
【0054】
アンテナ切替器170は、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160から入力される制御信号に基づき、接続された複数のアンテナ140a、140bの中から一のアンテナを選択し無線パケット信号を送信する。
【0055】
一方、送受切替器130は、無線パケット信号の受信時には、共通端子に接続されたアンテナ切替器170からの受信信号を、受信器120に入力する。
受信器120は、入力された無線パケット信号を正しく復調できた場合には、復調したデータを、無線プロトコル処理手段100へ出力する。
【0056】
無線プロトコル処理手段100は、この復調されたデータを入力された場合には、送信器110、送受切替器130、アンテナ切替器170、アンテナ140aまたはアンテナ140bを介して、データを送信した無線パケット通信装置に対して、到達確認信号を送信する。
【0057】
また、データを送信した無線パケット通信装置における受信器120は、送信したデータに対する到達確認信号を、アンテナ140aまたはアンテナ140b、アンテナ切替器170、送受切替器130を介して受信した場合、この受信通知を伝送速度制御手段150に与える。
【0058】
伝送速度制御手段150は、送信通知に対応する受信通知が返された場合にはデータの送信が成功したとみなし、送信通知に対応する受信通知が規定時間以内に返されない場合には送信が失敗したとみなす。
【0059】
請求項2に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例においては、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、内部に速度増加しきい値U、速度低下しきい値D、速度定着しきい値Fを有し、これらのしきい値と過去のデータ送信結果の履歴から、送受信装置間の通信品質の判定を行う。
【0060】
ここで、通信品質の判定は、次のように行われる。
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、送信データに対応する到達確認信号を、速度増加しきい値Uにより規定される回数に渡り連続的に受信した場合には、通信品質が極めて良好であると判定する。
【0061】
また、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、送信データに対応する到達確認信号が、一定時間以内に、速度低下しきい値Dにより規定される回数に渡り連続的に受信されない場合には、通信品質が悪いと判定する。
さらに、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、伝送速度を増加させた後、データの送信が、速度定着しきい値Fにより規定される回数に渡り連続的に失敗した場合には、通信品質が不十分であると判定する。
【0062】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、上述の通信品質の判定にもとづき、使用する伝送速度および使用するアンテナの決定を行う。
この使用する伝送速度および使用するアンテナの決定は、図4に記載の方法により行われる。
【0063】
図4は、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160による、使用する伝送速度および使用するアンテナの決定方法を示す図である。
同図において、条件Aは通信品質が極めて良好であると判定されたされた場合、条件Bは通信品質が悪いと判定された場合、条件Cとは通信品質が不十分であると判定された場合を意味する。
【0064】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通常状態、速度増加監視状態、アンテナ切替監視状態、速度低下監視状態の4つの状態のいずれかにあり、下記の条件にしたがって状態遷移を行いながら、伝送速度及びアンテナ切替の制御を行う。
【0065】
[通常状態]
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通常状態にある場合には次の処理を行う。
【0066】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、使用中の伝送速度よりもさらに高い速度が利用可能な場合には、これまで使用していたアンテナの使用を継続しつつ、使用する伝送速度を一段階増加させるとともに、速度増加監視状態への状態遷移を行う。
【0067】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、このとき、速度増加監視状態へ遷移してからの経過時間を計測するために、タイマーを始動する。
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用でさない場合、すなわち、現在使用している伝送速度が最高速度であった場合には、現在の状態を維持する。
【0068】
一方、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が悪いと判定された場合(条件Bが成立した場合)には、これまで使用していたアンテナとは異なるアンテナヘの切替を実行するとともに、アンテナ切替監視状態への状態遷移を行う。またこのとき、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、アンテナ切替監視状態へ遷移してからの経過時間を計測するために、タイマーを始動する。
【0069】
[速度増加監視状態]
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、速度増加監視状態にある場合には、次の処理を行う。
【0070】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が不十分であると判定された場合(条件Cが成立した場合)には、タイマーを停止し、これまで使用していたアンテナの使用を継続しつつ、使用する伝送速度を一段階低下させ、通常状態への状態遷移を行う。
【0071】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、使用中の伝送速度よりもさらに高い速度が利用可能な場合には、これまで使用していたアンテナの使用を継続しつつ、使用する伝送速度を一段階増加させ、速度増加監視状態を維持する。
【0072】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用できない場合、すなわち、使用中の伝送速度が最高速度であった場合には、タイマーを停止後に通常状態への状態遷移を行う。
【0073】
また、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、速度増加監視状態に遷移する際に始動したタイマーがタイムアウトし、速度増加監視状態に遷移してからの経過時間が規定値T1を超えたことを検出した場合には、通常状態への状態遷移を行う。
【0074】
[アンテナ切替監視状態]
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、アンテナ切替監視状態にある場合には、次の処理を行う。
【0075】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が悪いと判定された場合(条件Bが成立した場合)には、これまで使用していたアンテナとは異なるアンテナへの切替を実行するとともに、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、使用中の伝送速度よりもさらに低い速度が利用可能な場合には、使用する伝送速度を一段階低下させ、速度低下監視状態への状態遷移を行う。
【0076】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、このとき、速度低下監視状態へ遷移してからの経過時間を計測するために、タイマーをリセットし、再始動する。伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用できない場合、すなわち、使用中の伝送速度が最低速度であった場合には、タイマーを停止し、通常状態への状態遷移を行う。
【0077】
一方、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、これまで使用していたアンテナの使用を縦続しつつ、タイマーを停止し、通常状態への状態遷移を行う。
【0078】
また、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、タイマーのタイムアウトにより、アンテナ切替監視状態へ遷移してからの経過時間が規定値T3を超えた場合には、通常状態への状態遷移を行う。
【0079】
[速度低下監視状態]
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、速度低下監視状態にある場合には、次の処理を行う。
【0080】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、通信品質が悪いと判定された場合(条件Bが成立した場合)には、使用中の伝送速度に応じて次の処理を行う。すなわち、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、使用中の伝送速度よりもさらに低い速度が利用可能な場合には、これまで使用していたアンテナの使用を継続しつつ、使用する伝送速度を一段階低下させ、速度低下監視状態を維持する。
【0081】
伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、現在使用している伝送速度よりも低い速度が利用できない場合、すなわち、現在使用している伝送速度が最低速度であった場合には、タイマーを停止し、通常状態への遷移を行う。
一方、通信品質が極めて良好であると判定された場合(条件Aが成立した場合)には、タイマーを停止し、通常状態への遷移を行う。
【0082】
また、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、タイマーのタイムアウトにより、速度低下監視状態へ遷移してからの経過時間が規定値T2を超えたことを検出した場合には、通常状態へ状態遷移する。
【0083】
請求項4に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例においては、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、内部に複数の速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)、速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)、速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)を有し、伝送速度に応じた通信品質の判定の際に使用するしきい値の値を動的に変化させ、請求項3に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例において説明した制御を行う。
【0084】
たとえば、伝送速度及びアンテナ切替制御手段160は、伝送速度R3を使用している場合には、通信品質の判定において速度増加しきい値U3、速度低下しきい値D3、速度定着しきい値F3を使用する。
【0085】
無線パケットを送信する際には、使用する伝送速度に応じて伝送効率が異なる場合が多い。このため、速度増加しきい値、速度低下しきい値、および速度定着しきい値をそれぞれある値に固定した場合、使用中の伝送速度によっては伝送効率の低下が問題となるが、請求項4に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例によれば、効率の低下を抑制しつつ伝送速度の制御を行うことができる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信品質が良好であると判断して伝送速度を増加させた後、安定的に通信が行えなかった場合に、直ちに直前の伝送速度に戻すことができる。
【0087】
したがって、本発明によれば、従来と比較して、伝送速度の制御における効率の劣化を低減することが可能となる。
【0088】
よって、本発明によれば、周波数利用率を改善できるため、送受信器間のリンクの観点からはスループットの向上を図ることができ、また、システム全体の観点からはシステム容量の増加を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明および請求項2に記載の発明に係る無線パケット通信装置の構成例を示す図である。
【図2】請求項3に記載の発明ならびに請求項4に記載の発明に係る無線パケット送受信装置の構成例を示す図である。
【図3】伝送速度制御手段150による、使用する伝送速度の決定方法を示す図であ る。
【図4】伝送速度及びアンテナ切替制御手段160による、使用する伝送速度および使用するアンテナの決定方法を示す図である
【図5】従来の無線パケット通信装置の例を示す図である。
【符号の説明】
100 無線プロトコル処理手段
110 送信器
120 受信器
130 送受切替器
140、140a、140b アンテナ
150 伝送速度制御手段
160 伝送速度およびアンテナ切替制御手段
170 アンテナ切替器
500 無線プロトコル処理手段
510 送信器
520 受信器
530 送受切替器
540 アンテナ
550 伝送速度制御手段

Claims (4)

  1. 送信信号の伝送速度を制御する伝送速度制御手段と、前記伝送速度制御手段の制御信号が指定する伝送速度に従って入力された送信データを変調し無線パケット信号を生成する送信器と、前記送信器の送信出力端子と受信器の受信入力端子を接続され、送信時には前記送信出力端子を共通端子に接続し、受信時には前記受信入力端子を共通端子に接続する送受切替器と、前記送受切替器の受信入力端子に接続され、受信した無線パケット信号を復調して受信データを出力する受信器と、アンテナと、正しく受信したデータに対する到達確認信号の返送を含む通信手順の処理を行う無線プロトコル処理手段と、を備え、
    前記伝送速度制御手段が、送信器より入力された送信通知と受信器より入力された前記到達確認信号の受信通知との比較を行うことにより、通信品質を判定し、当該判定の結果に基づき、次に送信する無線パケット信号を生成する際の伝送速度を決定する、無線パケット通信装置において、
    前記伝送速度制御手段は、
    速度増加しきい値U、速度低下しきい値D、速度定着しきい値Fの3つの定数ならびにタイマーを有し、かつ、通常状態、速度増加監視状態、速度低下監視状態のうちのいずれかの状態にあり、
    前記通常状態の場合であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a−1)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更するとともに前記タイマーを始動し速度増加監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば現在の状態を維持し、
    前記通常状態の場合であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a−2)の場合」という。)には、
    通信品質が劣化したと判断し、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを始動し速度低下監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば現在の状態を維持し、
    前記通常状態の場合であって、かつ、上記(a−1)の場合および(a−2)の場合以外の場合には、通常状態を維持し、
    また、前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の連続的な送信成功が前記速度定着しきい値Fに規定される回数に満たなかった場合(以下「(b−1)の場合」という。)には、
    使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
    前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(b−2)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
    前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T1を越えたことを確認した場合(以下、「(b−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
    前記速度増加監視状態にあって、かつ、前記(b−1)の場合および(b−2)の場合および(b−3)の場合以外の場合には、速度増加監視状態を維持し、さらに、前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c−1)の場合」という。)には、
    通信品質が劣化したと判断し、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c−2)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、前記タイマーを停止し通常状態への遷移をおこない、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T2を越えたことを確認した場合(以下、「(c−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記(c−1)の場合および(c−2)の場合および(c−3)の場合以外の場合には、速度低下監視状態を維持する、
    ことを特徴とする無線パケット通信装置。
  2. 前記伝送速度制御手段は、速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)、速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)、速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)、
    ならびに、使用する速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、
    を管理し、
    現在使用している伝送速度に応じて前記速度増加しきい値、速度低下しきい値、速度定着しきい値の値を動的に変更することを特徴とする請求項1に記載の無線パケット通信装置。
  3. 送信信号の伝送速度と送信するアンテナの選択とを制御する伝送速度及びアンテナ切替制御手段と、前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段の制御信号が指定する伝送速度に従って入力された送信データを変調し無線パケット信号を生成する送信器と、前記送信器の送信出力端子と受信器の受信入力端子を接続され、送信時には前記送信出力端子を共通端子に接続し、受信時には前記受信入力端子を共通端子に接続する送受切替器と、複数のアンテナを接続され、前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段から入力された制御信号に従って複数のアンテナの中から一のアンテナを選択して前記送受切替器の共通端子と接続するアンテナ切替器と、前記送受切替器の受信入力端子に接続され、受信した無線パケット信号を復調して受信データを出力する受信器と、正しく受信したデータに対する到達確認信号の返送を含む通信手順の処理を行う無線プロトコル処理手段と、を備え、
    前記伝送速度制御手段が、送信器より入力された送信通知と受信器より入力された前記到達確認信号の受信通知との比較を行うことにより、通信品質を判定し、当該判定の結果に基づき、次に送信する無線パケット信号を生成する際の伝送速度を決定する無線パケット通信装置において、
    前記伝送速度制御手段は、速度増加しきい値U、速度低下しきい値D、速度定着しきい値Fの3つの定数ならびにタイマーを有し、かつ、通常状態、アンテナ切替監視状態、速度増加監視状態、速度低下監視状態のうちのいずれかの状態にあり、
    前記通常状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a2−1)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更するとともに、前記タイマーを始動し速度増加監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば、通常状態を維持し、
    前記通常状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(a2−2)の場合」という。)には、
    通信品質が劣化したと判断し、使用中の伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを始動し速度低下監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば、現在の状態を維持し、
    前記通常状態であって、かつ、前記(a2−1)の場合および(a2−2)の場合以外の場合には、通常状態を維持し、
    前記速度増加監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の連続的な送信成功が前記速度定着しきい値Fに規定される回数に満たなかった場合(以下、「(b2−1)の場合」という。)には、
    使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更するとともに前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
    前記速度増加監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知と比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(b2−2)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、使用中の伝送速度よりも高い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階高い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、使用中の伝送速度が利用可能な最高の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
    前記速度増加監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値Tlを越えたことを確認した場合(以下、「(b2−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
    前記速度増加監視状態であって、かつ、前記(b2−1)の場合および(b2−2)の場合および(b2−3)の場合以外の場合には、速度増加監視状態を維持し、
    前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c2−1)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、前記タイマーを停止し通常状態への遷移をおこない、
    前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(c2−2)の場合」という。)には、
    通信品質が劣化したと判断し、これまで使用していたアンテナとは異なるアンテナへの切替を実行するとともに、使用中の伝送速度よりも低い伝送速度が使用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い伝送速度に変更し、前記タイマーを再始動して速度低下監視状態への遷移を行い、一方、使用中の伝送速度が最低速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への状態遷移を行い、
    前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T3を越えたことを確認した場合(以下、「(c2−3)の場合」という。)には、通常状態への状態遷移を行い、
    前記アンテナ切替監視状態であって、かつ、前記(c2−1)の場合および(c2−2)の場合および(c2−3)の場合以外の場合には、アンテナ切替監視状態を維持し、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信失敗が前記速度低下しきい値Dに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(d2−1)の場合」という。)には、
    通信品質が劣化したと判断し、現在使用している伝送速度よりも低い速度が利用可能であれば、使用する伝送速度を一段階低い速度に変更して現在の状態を維持し、一方、現在使用している伝送速度が利用可能な最低の伝送速度であれば、前記タイマーを停止し通常状態への遷移を行い、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記送信器より入力された送信通知と前記受信器より入力された到達確認信号の受信通知とを比較した結果、無線パケット信号の送信成功が前記速度増加しきい値Uに規定される回数以上連続的に観測された場合(以下、「(d2−2)の場合」という。)には、
    通信品質が極めて良好であると判断し、前記タイマーを停止し通常状態への遷移をおこない、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記タイマーのタイムアウトにより、本状態への遷移後の経過時間が規定値T2を越えたことを確認した場合(以下、「(d2−3)の場合」という。)には、通常状態への遷移を行い、
    前記速度低下監視状態であって、かつ、前記(d2−1)の場合および(d2−2)の場合および(d2−3)の場合以外の場合には、速度低下監視状態を維持する、
    ことを特徴とする無線パケット通信装置。
  4. 前記伝送速度及びアンテナ切替制御手段は、
    速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)、速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)、速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)、
    ならびに、使用する速度増加しきい値Ui(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度低下しきい値Di(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、使用する速度定着しきい値Fi(i=1、2、・・・、n)と伝送速度との対応、
    を管理し、
    現在使用している伝送速度に応じて前記速度増加しきい値、速度低下しきい値、速度定着しきい値の値を動的に変更することを特徴とする請求項3に記載の無線パケット通信装置。
JP2002170853A 2002-06-12 2002-06-12 無線パケット通信装置 Expired - Fee Related JP3762332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002170853A JP3762332B2 (ja) 2002-06-12 2002-06-12 無線パケット通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002170853A JP3762332B2 (ja) 2002-06-12 2002-06-12 無線パケット通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004015783A JP2004015783A (ja) 2004-01-15
JP3762332B2 true JP3762332B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=30436958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002170853A Expired - Fee Related JP3762332B2 (ja) 2002-06-12 2002-06-12 無線パケット通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3762332B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4534893B2 (ja) * 2005-07-29 2010-09-01 日本電気株式会社 移動通信システム、無線制御局及びそれらに用いる伝送レート制御方法、伝送レート制御プログラム
KR100748086B1 (ko) * 2005-11-10 2007-08-09 한국전자통신연구원 무선 통신 채널 품질 유지 방법 및 이를 이용한 무선 통신장치
JP4901681B2 (ja) * 2007-10-05 2012-03-21 株式会社東芝 無線通信装置及び無線通信方法
JP4507005B2 (ja) 2007-10-25 2010-07-21 Necアクセステクニカ株式会社 無線通信システム,無線通信方法及びプログラム
EP2302828A1 (en) * 2009-09-29 2011-03-30 Thomson Licensing WLAN data rate adaption method
CN108449431B (zh) * 2018-05-06 2024-04-09 大器物联科技(广州)有限公司 双主机通讯方法及***

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004015783A (ja) 2004-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4812479B2 (ja) 移動局及び周辺セル測定方法
US8614992B1 (en) Dynamically reconfigurable receiver
EP1721395B1 (en) Method and apparatus for receive diversity control in wireless communications
EP2677823B1 (en) Adaptive bearer configuration for broadcast/multicast service
JP3551937B2 (ja) 移動通信システムにおける通信制御方法及びそれに使用する基地局
US7760679B2 (en) Radio communication system
US8611832B2 (en) Method and arrangement for selecting an antenna mode in a mobile telecommunication network
US20090296852A1 (en) Radio communication method and radio communication apparatus using adaptive modulation system
US20090196196A1 (en) Carrier management in a wireless communication device assigned a set of two or more carriers by a wireless communication network
US8219079B2 (en) System and method for microwave traffic routing
JP2002262349A (ja) 移動通信システム及びそれに用いる変調・符号化モード切替え方法並びにそのプログラム
JP2009027737A (ja) 変調方法の適応を伴うネットワーク
WO2005094026A1 (ja) 通信装置及び通信方法
WO2006112292A1 (ja) 移動通信システム、移動局及び基地局並びに通信制御方法
WO2007138796A1 (ja) 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法
EP1815612B1 (en) A method of operating a communicaton system, a radio station, and a radio communication system
WO2009093670A1 (ja) 無線伝送装置、変調方式決定方法及びその記録媒体
WO2007063769A1 (ja) 無線基地局装置及び無線基地局装置の制御方法
JP4551814B2 (ja) 無線通信装置
WO2017003929A1 (en) Heterogeneous multi-user groups for wireless communications
JP3762332B2 (ja) 無線パケット通信装置
JP2006217663A (ja) 適応変調方式を使用した無線通信方法及び無線通信装置
CN102368859A (zh) 一种适用于无线传感器网络的信道自适应多速率调整方法
CN102684769A (zh) 无线lan发送接收装置、无线lan发送接收方法
JP3624838B2 (ja) ダイバーシチ送受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees