JP3761797B2 - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、いわゆるレギュラーボーナスゲーム(以下「RBゲーム」という)において、所定の当選図柄をn回入賞することができた場合、遊技者に有利な設定を行う遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳しくは、遊技機を、有利設定手段等として機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機、具体的には、例えば、スロットマシンとしては、周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段とを備え、前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記回転リールの当選図柄が所定の停止位置で停止することを条件として入賞して遊技者に利益を付与するように設定されている。
【0003】
そして、遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備えている。そして、特別遊技は、当選確率の高い特定遊技、いわゆるRBゲームと、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技、いわゆるビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」という)とを備えている。
【0004】
そして、通常遊技中に、BBゲームの当選図柄を揃えることができた場合、BBゲームに移行することができ、このBBゲーム中に複数回のRBゲームを行うことが可能に設定されている。そして、かかるRBゲームに移行することにより、遊技者は、大量の遊技メダルからなる利益を獲得することができて、大きな利益を得ることができるように設定されている。
【0005】
そして、従来の遊技機は、RBゲーム中、1回の遊技の範囲内で、所定の当選図柄が所定の停止位置で停止して入賞することにより、遊技者に利益を付与するか否かが決定されていた。
そして、従来の遊技機では、いわゆるRBゲーム中は、通常、遊技メダルの1枚掛けで遊技が行われていた。そして、RBゲーム中に行われるJACゲーム用の当選図柄(例えば、リプレイ、リプレイ、リプレイ)は、回転リールの周囲にほぼ100%、引き込み可能に配列されている。このため、RBゲームは、遊技者の技量に左右されることが少なく、遊技内容が単調になりやすく、惰性で行われる消化ゲームの様相を呈する場合が多かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機では、上述したように、特定遊技、いわゆるRBゲーム中、遊技者の技量に左右されることが少なく、遊技性に乏しいため、遊技内容が単調になりやすく、面白くないと感じる遊技者がいるといった問題点があった。
また、従来の遊技機では、RBゲーム中、所定の当選図柄がn回入賞することにより、遊技者に対する有利な設定を行うようにした遊技機はなかった。
【0007】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1及び2)
すなわち、請求項1及び2記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができ、また、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0008】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報を有利設定として得ることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、当選抽選結果に関する情報の報知回数を所定の回数に定めることにより、遊技者に付与される有利性の程度を調整することができる遊技機を提供しようとするものである。
【0010】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項3または請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、自己の技量の程度に応じて、当選抽選結果に関する情報を得ることができて、入賞を導くことができるという達成感や満足感を得ることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0011】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、連続したm回の遊技に渡って、有利性を享受できる期待感と、連続して入賞させる緊張感とが入り交じった興奮性の高い遊技を続けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0012】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、上記した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7記載の発明は、特定遊技中、新たな遊技性を持たせることができ、また、特定遊技中の当選図柄の差別化を図ることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0013】
(請求項8)
請求項8記載の発明は、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項8記載の発明は、回数記憶手段による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知することができる遊技機を提供しようとするものである。
【0014】
(請求項9)
請求項9記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項9記載の発明は、遊技機を、有利設定手段等として機能させることにより、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができ、また、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができるようにした遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
【0015】
(請求項10)
請求項10記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項10記載の発明は、遊技機を、有利設定手段等として機能させることにより、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができ、また、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0017】
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0018】
すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、乱数を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当選抽選手段(110)とを備えている。
そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が当選である場合に前記回転リール(40)の当選図柄(61)が所定の停止位置で停止することを条件として入賞して遊技者に利益を付与するように設定されている。
【0019】
そして、遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備えている。そして、前記特別遊技は、当選確率の高い特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備えている。
そして、前記遊技機(10)は、前記特定遊技中、所定の当選図柄(61)が入賞した回数をカウントする回数カウント手段(123)と、前記回数カウント手段(123)がカウントした回数を記憶する回数記憶手段(124)と、前記回数記憶手段(124)からの所定の当選図柄(61)の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段(125)とを備えていることを特徴とする。
【0020】
また、ここで、「回転リール(40)」とあるのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
【0021】
また、ここで、「特別遊技」とは、通常遊技中に、所定の当選抽選手段(110)の当選抽選結果により、或いは、所定の当選図柄の入賞により、移行可能な特別な遊技である。具体的には、特別遊技には、BBゲームや、RBゲーム等を含むものである。
また、ここで、「特定導入遊技」とは、具体的には、BBゲームを含むものである。また、「特定遊技」とは、具体的には、RBゲームを含むものである。
【0022】
また、ここで、「遊技者に対する有利な設定」とは、遊技内容や、遊技状態を、遊技者にとって利益を増加可能な状態にすることを意味している。具体的には、例えば、所定回数だけ、当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報を報知するものや、当選抽選手段(110)の抽選確率を高確率に設定するものや、所定の当選図柄が当選している状態、いわゆる当選フラグ成立の状態にするものや、所定の特別遊技へ移行可能な状態或いは移行した状態を含むものである。また、ここで、当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報とは、当選抽選手段(110)の抽選の結果、主として、当選していることの情報を含むものであるが、その他にも、当選している可能性があることの情報や、当選している可能性の大小の情報や、当選していないことの情報や、当選している当選図柄を特定した情報や、複数の当選図柄のうち、いずれか一つの当選図柄に関して当選していることの情報等も含むものである。また、ここで、「当選抽選結果に関する情報」には、当選していないにも拘わらず、当選可能性が大であることの虚偽報知、いわゆるガセ報知も含まれるものである。なお、ここで、「当選する」とは、停止制御が判断や条件に基づいて行われる、いわゆる判断停止制御の場合、当選抽選手段(110)の抽選の結果、当選フラグが成立することを含むものであり、また、停止制御が停止操作時の停止位置を予め決定している停止テーブルを用いた、いわゆるテーブル停止制御の場合、所定の当選図柄を停止可能な停止テーブルに決定することを含むものである。
【0023】
また、ここで、「当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して」の「特定遊技」は、具体的には、例えば、RBゲームを含むものであるが、このRBゲームは、いわゆるBBゲーム中に複数回、移行可能なRBゲームと、通常遊技中に移行可能な単独RBゲームとのいずれも含むものである。
(作用)
本発明によれば、有利設定手段(125)が、回数記憶手段(124)からの所定の当選図柄の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行っている。このため、特定遊技中、遊技者は、遊技者に対して有利な設定とするために所定の当選図柄をn回入賞させることに努めることになる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄をn回入賞させることができて、有利設定手段(125)により特定遊技終了後の特定導入遊技に関して遊技者に有利な設定を行うことができる。したがって、遊技者は、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0024】
また、遊技者は、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、所定の当選図柄をn回、入賞させるように努力する。このため、遊技者は、自己に有利な設定となる期待感を、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、継続して、持つことができ、かかる期待感を特定遊技中のn回の遊技に跨って徐々に高揚させることができる。これにより、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0025】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記特定導入遊技は、複数の前記特定遊技と、前記特定遊技に移行可能であるとともに小役の当選が可能な複数の小役遊技とを備えている。
【0026】
そして、前記有利設定手段(125)は、前記特定遊技中に回数カウント手段(123)がカウントして回数記憶手段(124)が記憶した入賞回数がn回に到達することを条件として、当該特定遊技終了後の前記小役遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行うことを特徴とする。
なお、ここで、「前記特定導入遊技は、複数の前記特定遊技と、前記特定遊技に移行可能であるとともに小役の当選が可能な小役遊技とを備え」とは、具体的には、例えば、BBゲームが、複数(例えば最大3回又は2回)のRBゲームと、このRBゲームに移行可能であるとともに小役の当選が可能な最大30回の小役遊技とを備えているようなものを含むものである。すなわち、特定導入遊技が、BBゲームを意味し、特定遊技が、そのBBゲーム中に移行可能なRBゲームを意味し、小役遊技が、そのBBゲーム中にRBゲームへ移行可能な状態で行われる小役の遊技を意味するようなものである。
【0027】
(作用)
本発明によれば、有利設定手段(125)が、特定遊技中に回数カウント手段(123)がカウントして回数記憶手段(124)が記憶した入賞回数がn回に到達することを条件として、特定遊技終了後の前記小役遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行っている。このため、特定遊技中、遊技者は、遊技者に対して有利な設定とするために所定の当選図柄をn回入賞させることに努めることになる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄をn回入賞させることができて、有利設定手段(125)により特定遊技終了後の小役遊技に関して遊技者に有利な設定を行うことができる。したがって、遊技者は、特定遊技中の自己の技量により、小役遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0028】
また、遊技者は、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、所定の当選図柄をn回、入賞させるように努力する。このため、遊技者は、自己に有利な設定となる期待感を、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、継続して、持つことができ、かかる期待感を特定遊技中のn回の遊技に跨って徐々に高揚させることができる。これにより、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができ、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0029】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1または請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記遊技機(10)は、前記当選抽選手段(110)の抽選に関する情報を報知するための報知装置(66)を備えている。
【0030】
そして、前記有利設定手段(125)の有利設定とは、前記報知装置(66)により、前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知であることを特徴とする。
なお、ここで、「報知装置(66)」は、具体的には、例えば、液晶表示装置や、大型ドット状のLED表示装置や、7セグメントLEDや、報知ランプ(69)等からなり視覚に訴えることにより、遊技者に向かって当選抽選に関する情報を報知するものを含むものである。さらに、報知装置(66)は、スピーカ(67)等からの合成音声や、電子音等により、遊技者に向かって当選抽選に関する情報を報知するものを含むものである。さらに、また、報知装置(66)は、振動発生装置や、低周波発生装置等を用いて、振動や、低周波振動等を発生させることにより、五感に訴えて、当選抽選に関する情報を報知可能なものを含むものである。
【0031】
(作用)
本発明は、報知装置(66)が当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報を報知することにより、有利設定手段(125)の有利設定としている。このため、遊技者は、当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報を有利設定として得ることができる。これにより、例えば、当選している可能性が大きい当選図柄を、いわゆる目押しにより、停止することが可能となり、当選図柄を所定の停止位置で停止することができて、入賞できる可能性を高めることができ、遊技を自己に有利なものとすることができる。
【0032】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記有利設定手段(125)は、前記報知装置(66)による前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知回数を定めていることを特徴とする。
【0033】
本発明は、具体的には、例えば、有利設定手段(125)が、報知装置(66)による当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知回数を、例えば、1回や、2回等に定めているようなものを含むものである。
(作用)
本発明は、当選抽選結果に関する情報の報知回数を所定の回数に定めることにより、遊技者に付与される有利性の程度を調整することができる。すなわち、報知回数を少ない回数に定めることにより、有利性を小さなものにすることができ、報知回数を多い回数に定めることにより、有利性を大きなものにすることができる。
【0034】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項3または請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記有利設定手段(125)は、前記報知装置(66)による前記報知回数を、前記当選図柄(61)の入賞回数のn回に対応するように設定したことを特徴とする。
【0035】
なお、ここで、「前記報知装置(66)による前記報知回数を、前記当選図柄の入賞回数のn回に対応するように設定した」とは、具体的には、例えば、特定遊技(RBゲーム)中、青7、リプレイ、リプレイが4回又は5回揃った場合(n=4又は5の場合)には、報知装置(66)による報知回数を1回に設定し、青7、リプレイ、リプレイが6回又は7回揃った場合(n=6又は7の場合)には、報知装置(66)による報知回数を2回に設定し、青7、リプレイ、リプレイが8回揃った場合(n=8の場合)には、報知装置(66)による報知回数を3回に設定するようなものを含むものである。
【0036】
(作用)
本発明によれば、報知装置(66)による報知回数を、当選図柄の入賞回数n回に対応して設定している。このため、当選図柄の入賞回数n回の数値に対応して、段階的に、報知装置(66)による報知回数を細かに設定することができる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄の入賞回数を増加させることができて、その入賞回数に対応して、報知装置(66)による報知回数を得ることができる。したがって、遊技者は、自己の技量の程度に応じて、当選抽選結果に関する情報を得ることができて、入賞を導くことができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0037】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記有利設定手段(125)は、前記特定遊技中に所定の当選図柄(61)を連続してm回入賞させることを条件として、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技中に遊技者に有利な遊技の設定を行うようにしたことを特徴とする。
【0038】
なお、ここで、「前記特定遊技中に所定の当選図柄を連続してm回入賞させる」とは、具体的には、例えば、RBゲーム中に、連続してm回(例えば4回)、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が続けて入賞するようなことを含むものである。
(作用)
本発明は、特定遊技中に、所定の当選図柄の入賞が、連続してm回、続くことを、有利設定手段(125)による有利な設定の条件としている。このため、一旦、所定の当選図柄が、入賞すると、遊技者は、次の遊技も、当該所定の当選図柄の入賞を連続させようと努めることになる。そして、当該当選図柄が続けて入賞することにより、さらに、m回の遊技回数まで、有利性を享受できる期待感と、連続して入賞させる緊張感とが入り交じった興奮性の高い遊技を続けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0039】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、上記した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記特定遊技は、所定の停止位置で停止することにより入賞可能な当選図柄(61)を複数個、設けている。
【0040】
そして、前記有利設定手段(125)は、それらの当選図柄(61)のうちのいずれか一つの当選図柄(61)が、当該特定遊技中にn回入賞することにより前記有利設定を行うように設定したことを特徴とする。
本発明は、具体的には、例えば、RBゲームは、所定の停止位置に停止することにより入賞可能な当選図柄を、リプレイ、リプレイ、リプレイと、青7、リプレイ、リプレイとの二種類設け、それらのうちの青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が、RBゲーム中に4回入賞することにより、有利設定手段(125)が有利設定を行うようなものを含むものである。
【0041】
(作用)
本発明によれば、遊技者は、特定遊技中、有利設定を得るために、入賞可能な複数の当選図柄の中から、n回の入賞により有利設定が可能な一つの当選図柄を、選択して、揃えることになる。これにより、特定遊技中、かかる新たな遊技性を持たせることができ、また、特定遊技中の当選図柄の差別化を図ることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0042】
(請求項8)
請求項8記載の発明は、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記遊技機(10)は、前記回数記憶手段(124)による所定の当選図柄(61)の入賞回数を遊技者に向かって報知するための回数報知装置(64)を備えていることを特徴とする。
【0043】
なお、ここで、「回数報知装置(64)」は、具体的には、例えば、液晶表示装置や、大型ドット状のLED表示装置や、7セグメントLEDや、報知ランプ(69)等からなり視覚に訴えることにより、遊技者に向かって入賞回数を報知するものを含むものである。さらに、回数報知装置(64)は、スピーカ(67)等からの合成音声や、電子音等により、遊技者に向かって入賞回数を報知するものを含むものである。さらに、また、回数報知装置(64)は、振動発生装置や、低周波発生装置等を用いて、振動の発生回数や、低周波振動の発生回数等により、五感に訴えて、入賞回数を報知可能なものを含むものである。
【0044】
(作用)
本発明によれば、回数報知装置(64)により、回数記憶手段(124)による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知することができる。これにより、遊技者は、所定の当選図柄の入賞回数を容易に得ることができ、所定の当選図柄の入賞回数を自分で計算して記憶する手間を省くことができる。
【0045】
(請求項9)
請求項9記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、前記特別遊技は、当選確率の高い特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備え、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱数を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が当選である場合に前記図柄(61)表示手段の当選図柄(61)を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、前記特定遊技中、所定の当選図柄(61)が入賞した回数をカウントする回数カウント手段(123)、前記回数カウント手段(123)がカウントした回数を記憶する回数記憶手段(124)、前記回数記憶手段(124)からの所定の当選図柄(61)の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段(125)として機能させるための遊技機(10)用プログラムである。
【0046】
ここで、「遊技機(10)」は、例えば、回転リール(40)、スタートスイッチ(30)、ストップスイッチ(50)及び制御装置(20)などを備えた現実の遊技機(10)でもよく、また、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機(10)でも良い。
ここで、「図柄表示手段」とは、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。また、この図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール(40)を用い、この回転リール(40)の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
【0047】
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機(10)を制御しようとする場合には、「制御手段」は、当選抽選手段(110)の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御装置(20)となるものである。また、かかる場合には、制御手段は、例えば、ホッパーユニット(65)を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。この制御手段は、具体的には、図1に示す通常遊技制御手段(70)や、特定導入遊技制御手段(91)及び特定遊技制御手段(101)からなる特別遊技制御手段(80)を含むものである。
【0048】
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムは、現実の遊技機(10)を制御するためのプログラムと、業務用或いは家庭用のテレビゲーム機等に読み込まれることにより業務用或いは家庭用のテレビゲーム機等を遊技機(10)として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
【0049】
(作用)
本発明によれば、有利設定手段(125)が、回数記憶手段(124)からの所定の当選図柄の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行っている。このため、特定遊技中、遊技者は、遊技者に対して有利な設定とするために所定の当選図柄をn回入賞させることに努めることになる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄をn回入賞させることができて、有利設定手段(125)により特定遊技終了後の特定導入遊技に関して遊技者に有利な設定を行うことができる。したがって、遊技者は、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0050】
また、遊技者は、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、所定の当選図柄をn回、入賞させるように努力する。このため、遊技者は、自己に有利な設定となる期待感を、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、継続して、持つことができ、かかる期待感を特定遊技中のn回の遊技に跨って徐々に高揚させることができる。これにより、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができ、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0051】
更に、前記特定導入遊技は、複数の前記特定遊技と、前記特定遊技に移行可能であるとともに小役の当選が可能な小役遊技とを備え、前記有利設定手段(125)は、前記特定遊技中に回数カウント手段(123)がカウントして回数記憶手段(124)が記憶した入賞回数がn回に到達することを条件として、当該特定遊技終了後の前記小役遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行うように形成することができる。
【0052】
このように形成すると、特定遊技中、遊技者は、遊技者に対して有利な設定とするために所定の当選図柄をn回入賞させることに努めることになる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄をn回入賞させることができて、有利設定手段(125)により特定遊技終了後の小役遊技に関して遊技者に有利な設定を行うことができる。したがって、遊技者は、自己の技量により、小役遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができる。また、遊技者は、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、所定の当選図柄をn回、入賞させるように努力する。このため、遊技者は、自己に有利な設定となる期待感を、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、継続して、持つことができ、かかる期待感を特定遊技中のn回の遊技に跨って徐々に高揚させることができる。これにより、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができ、遊技が単調となることを回避し、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0053】
更に、前記遊技機(10)は、前記当選抽選手段(110)の当選抽選に関する情報を報知するための報知装置(66)を備え、前記有利設定手段(125)の有利設定とは、前記報知装置(66)により、前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知であるように形成することができる。
このように形成すると、遊技者は、当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報を得ることができる。これにより、例えば、当選している可能性が大きい当選図柄を、いわゆる目押しにより、停止することが可能となり、当選図柄を所定の停止位置で停止することができて、入賞できる可能性を高めることができ、遊技を自己に有利なものとすることができる。
【0054】
更に、前記有利設定手段(125)は、前記報知装置(66)による前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知回数を定めるように形成することができる。
このように形成すると、当選抽選結果に関する情報の報知回数を所定の回数に定めることにより、遊技者に付与される有利性の程度を調整することができる。すなわち、報知回数を少ない回数に定めることにより、有利性を小さなものにすることができ、報知回数を多い回数に定めることにより、有利性を大きなものにすることができる。
【0055】
更に、前記有利設定手段(125)は、前記報知装置(66)による前記報知回数を、前記当選図柄(61)の入賞回数のn回に対応するように設定するように形成することができる。
このように形成すると、当選図柄の入賞回数n回の数値に対応して、段階的に、報知装置(66)による報知回数を細かに設定することができる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄の入賞回数を増加させることができて、その入賞回数に対応して、報知装置(66)による報知回数を得ることができる。したがって、遊技者は、自己の技量の程度に応じて、当選抽選結果に関する情報を得ることができて、入賞を導くことができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0056】
更に、前記有利設定手段(125)は、前記特定遊技中に所定の当選図柄(61)を連続してm回入賞させることを条件として、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技中に遊技者に有利な遊技の設定を行うように形成することができる。
このように形成すると、一旦、所定の当選図柄が、入賞した場合、遊技者は、次の遊技も、当該所定の当選図柄の入賞を連続させようと努めることになる。そして、当該当選図柄が続けて入賞することにより、さらに、m回の遊技回数まで、有利性を享受できる期待感と、連続して入賞させる緊張感とが入り交じった興奮性の高い遊技を続けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0057】
更に、前記特定遊技は、所定の停止位置で停止することにより入賞可能な当選図柄(61)を複数個、設け、前記有利設定手段(125)は、それらの当選図柄(61)のうちのいずれか一つの当選図柄(61)が、当該特定遊技中にn回入賞することにより前記有利設定を行うように形成することができる。
このように形成すると、遊技者は、特定遊技中、有利設定を得るために、入賞可能な複数の当選図柄の中から、n回の入賞により有利設定が可能な一つの当選図柄を、選択して、揃えることになる。これにより、特定遊技中、かかる新たな遊技性を持たせることができ、また、特定遊技中の入賞の当選図柄の差別化を図ることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0058】
更に、前記遊技機(10)は、前記回数記憶手段(124)による所定の当選図柄(61)の入賞回数を遊技者に向かって報知するための回数報知装置(64)を備えているように形成することができる。
このように形成すると、回数報知装置(64)により、回数記憶手段(124)による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知することができる。これにより、遊技者は、所定の当選図柄の入賞回数を容易に得ることができ、所定の当選図柄の入賞回数を自分で計算して記憶する手間を省くことができる。
【0059】
(請求項10)
請求項10記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、前記特別遊技は、当選確率の高い特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備え、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱数を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄(61)を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、前記特定遊技中、所定の当選図柄(61)が入賞した回数をカウントする回数カウント手段(123)、前記回数カウント手段(123)がカウントした回数を記憶する回数記憶手段(124)、前記回数記憶手段(124)からの所定の当選図柄(61)の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段(125)として機能させるための遊技機(10)用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0060】
すなわち、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項9に記載した遊技機用プログラムを記録したものである。
(作用)
本発明によれば、有利設定手段(125)が、回数記憶手段(124)からの所定の当選図柄の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行っている。このため、特定遊技中、遊技者は、遊技者に対して有利な設定とするために所定の当選図柄をn回入賞させることに努めることになる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄をn回入賞させることができて、有利設定手段(125)により特定遊技終了後の特定導入遊技に関して遊技者に有利な設定を行うことができる。したがって、遊技者は、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0061】
また、遊技者は、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、所定の当選図柄をn回、入賞させるように努力する。このため、遊技者は、自己に有利な設定となる期待感を、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、継続して、持つことができ、かかる期待感を特定遊技中のn回の遊技に跨って徐々に高揚させることができる。これにより、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができ、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0062】
更に、前記特定導入遊技は、複数の前記特定遊技と、前記特定遊技に移行可能であるとともに小役の当選が可能な小役遊技とを備え、前記有利設定手段(125)は、前記特定遊技中に回数カウント手段(123)がカウントして回数記憶手段(124)が記憶した入賞回数がn回に到達することを条件として、当該特定遊技終了後の前記小役遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行うように形成することができる。
【0063】
このように形成すると、特定遊技中、遊技者は、遊技者に対して有利な設定とするために所定の当選図柄をn回入賞させることに努めることになる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄をn回入賞させることができて、有利設定手段(125)により特定遊技終了後の小役遊技に関して遊技者に有利な設定を行うことができる。したがって、遊技者は、自己の技量により、小役遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができる。また、遊技者は、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、所定の当選図柄をn回、入賞させるように努力する。このため、遊技者は、自己に有利な設定となる期待感を、特定遊技中、複数回の遊技に跨って、継続して、持つことができ、かかる期待感を特定遊技中のn回の遊技に跨って徐々に高揚させることができる。これにより、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができ、遊技が単調となることを回避し、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0064】
更に、前記遊技機(10)は、前記当選抽選手段(110)の当選抽選に関する情報を報知するための報知装置(66)を備え、前記有利設定手段(125)の有利設定とは、前記報知装置(66)により、前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知であるように形成することができる。
このように形成すると、遊技者は、当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報を得ることができる。これにより、例えば、当選している可能性が大きい当選図柄を、いわゆる目押しにより、停止することが可能となり、当選図柄を所定の停止位置で停止することができて、入賞できる可能性を高めることができ、遊技を自己に有利なものとすることができる。
【0065】
更に、前記有利設定手段(125)は、前記報知装置(66)による前記当選抽選手段(110)の当選抽選結果に関する情報の報知回数を定めるように形成することができる。
このように形成すると、当選抽選結果に関する情報の報知回数を所定の回数に定めることにより、遊技者に付与される有利性の程度を調整することができる。すなわち、報知回数を少ない回数に定めることにより、有利性を小さなものにすることができ、報知回数を多い回数に定めることにより、有利性を大きなものにすることができる。
【0066】
更に、前記有利設定手段(125)は、前記報知装置(66)による前記報知回数を、前記当選図柄(61)の入賞回数のn回に対応するように設定するように形成することができる。
このように形成すると、当選図柄の入賞回数n回の数値に対応して、段階的に、報知装置(66)による報知回数を細かに設定することができる。これにより、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により所定の当選図柄の入賞回数を増加させることができて、その入賞回数に対応して、報知装置(66)による報知回数を得ることができる。したがって、遊技者は、自己の技量の程度に応じて、当選抽選結果に関する情報を得ることができて、入賞を導くことができるという達成感や満足感を得ることができる。
【0067】
更に、前記有利設定手段(125)は、前記特定遊技中に所定の当選図柄(61)を連続してm回入賞させることを条件として、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技中に遊技者に有利な遊技の設定を行うように形成することができる。
このように形成すると、一旦、所定の当選図柄が、入賞した場合、遊技者は、次の遊技も、当該所定の当選図柄の入賞を連続させようと努めることになる。そして、当該当選図柄が続けて入賞することにより、さらに、m回の遊技回数まで、有利性を享受できる期待感と、連続して入賞させる緊張感とが入り交じった興奮性の高い遊技を続けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0068】
更に、前記特定遊技は、所定の停止位置で停止することにより入賞可能な当選図柄(61)を複数個、設け、前記有利設定手段(125)は、それらの当選図柄(61)のうちのいずれか一つの当選図柄(61)が、当該特定遊技中にn回入賞することにより前記有利設定を行うように形成することができる。
このように形成すると、遊技者は、特定遊技中、有利設定を得るために、入賞可能な複数の当選図柄の中から、n回の入賞により有利設定が可能な一つの当選図柄を、選択して、揃えることになる。これにより、特定遊技中、かかる新たな遊技性を持たせることができ、また、特定遊技中の入賞の当選図柄の差別化を図ることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0069】
更に、前記遊技機(10)は、前記回数記憶手段(124)による所定の当選図柄(61)の入賞回数を遊技者に向かって報知するための回数報知装置(64)を備えているように形成することができる。
このように形成すると、回数報知装置(64)により、回数記憶手段(124)による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知することができる。これにより、遊技者は、所定の当選図柄の入賞回数を容易に得ることができ、所定の当選図柄の入賞回数を自分で計算して記憶する手間を省くことができる。
【0070】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1乃至図7は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図及び図3乃至図7は遊技機の通常遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
【0071】
(遊技機10)
図2中、10は、遊技機10を示すものである。
遊技機10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
【0072】
上記回転リール40は、図2の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、遊技メダルの投入枚数により、入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚、2枚、3枚となることにより、入賞有効ラインは、それぞれ横中央の一本、横方向の三本、対角線も含めた五本となるように設定されているものである。
【0073】
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
【0074】
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。
【0075】
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21)
上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
【0076】
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)回数カウント手段123
(5)回数記憶手段124
(6)有利設定手段125
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
【0077】
また、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカ67等の報知装置66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、抽選確率等の当選抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
【0078】
そして、この演出制御装置22は、次の(1)及び(2)の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段121
(2)演出制御手段122
また、演出制御装置22としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
【0079】
また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配置したサブ基板24を設けているものである。このため、サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけが異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に交換することができるため、演出内容だけを、例えば、静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場する等の多色、精彩な動画からなる複雑な種々の演出内容のもの等に容易に変更することができる。
【0080】
また、遊技機に使用する制御プログラムを開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離されていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなければならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図ることができる。
【0081】
また、遊技の制御を行う主基板23と、演出データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付けることが可能となる。これにより、演出データ等は、簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等の重要データは外部から操作できないような構造のものに設計することが容易となる。
【0082】
なお、本実施の形態は、上述したような主基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定されるものではなく、主基板23のみからなるようなものや、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているようなものでも良いものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
【0083】
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
【0084】
(出力段)
上記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示装置68)
(4)回数報知装置64
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパーツに限定されるものではない。
【0085】
(投入スイッチ15)
上記投入スイッチ15は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
上記ベットスイッチ16は、図2に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
【0086】
(精算スイッチ17)
上記精算スイッチ17は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
上記スタートスイッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0087】
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
【0088】
(ストップスイッチ50)
上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
【0089】
(リールユニット60)
上記リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
【0090】
(ホッパーユニット65)
上記ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(報知装置66)
上記報知装置66は、遊技者に当選等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時にスピーカ67から当選音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選等を報知させるためのものである。
【0091】
さらに、上記報知装置66の表示装置68は、当選抽選手段110の当選抽選に関する情報を報知可能に形成されている。具体的には、RBゲーム中に、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄を4回連続して揃えることができたような場合、当該RBゲーム終了後、BBゲームの小役遊技において、1回に限って、小役の当選フラグ成立を例えば、「ベル、ベル、ベルの当選フラグ成立」のように文字表示により報知するものである。
【0092】
(回数報知装置64)
上記回数報知装置64は、回数記憶手段124による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知するためのものである。上記回数報知装置64は、具体的には、図2に示すように、表示装置68の向かって右側に位置する7セグメントLEDからなるものであり、回数記憶手段124に記憶された回数の数値を表示するものである。
【0093】
なお、上記回数報知装置64は、上述した7セグメントLEDに限定されるものではなく、ドット状の大型パネルのLED表示装置からなる表示装置68や、液晶表示装置によるものでも良いものである。さらに、回数報知装置64は、内部に埋設したランプを点灯することにより、得点の数値を、或いはそれらの数値に対応する面積領域を、それぞれ点灯させることにより、各数値を表示可能なものでも良いものである。また、回数報知装置64は、必ずしも、視覚に訴えるものに限定されるものではなく、合成音声等により、回数記憶手段124に記憶した数値を発生させるスピーカ67からなるようなものでも良いものである。
【0094】
(通常遊技制御手段70)
上記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0095】
入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞または内部当たりとも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である場合に、特別入賞の当選フラグが成立し、この特別入賞の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別入賞の当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞の当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞の当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞できない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0096】
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。
【0097】
(特別遊技制御手段80)
上記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0098】
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0099】
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。
【0100】
具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
【0101】
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良いものである。
【0102】
そして、BBゲームの小役遊技中は、通常、小役の当選フラグが成立していることを遊技者に向かって報知することを行わないように設定されている。そして、RBゲームにおいて、青7、リプレイ、リプレイを連続して4回揃えることができた場合には、当該RBゲームが終了したBBゲームの小役遊技では、1回に限って小役の当選フラグが成立していることを報知するように設定されている。(特定遊技制御手段101)
上記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
【0103】
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
【0104】
RBゲームは、回転リール40が所定の停止位置で停止することにより入賞可能な当選図柄を二つ、設けている。具体的には、RBゲーム中に入賞可能な当選図柄は、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の停止図柄の順にリプレイ、リプレイ、リプレイと、青7、リプレイ、リプレイとの二つである。そして、上記当選図柄のうち、RBゲーム中に青7、リプレイ、リプレイが入賞した場合、回数カウント手段123が、かかる入賞した回数をカウントし、回数記憶手段124が、そのカウントした回数を記憶する。なお、リプレイ、リプレイ、リプレイの当選図柄がRBゲーム中に入賞しても、回数カウント手段123による回数のカウントは行われないものである。
【0105】
(当選抽選手段110)
上記当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞または内部当たりとも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0106】
上記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
【0107】
(乱数発生手段111)
上記乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例えば、0乃至16383の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
【0108】
(乱数抽出手段112)
上記乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル113)
上記当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
【0109】
(判定手段114)
上記判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
【0110】
(回数カウント手段123)
上記回数カウント手段123は、特定遊技、すなわちRBゲームの特定当選遊技、いわゆるJACゲームにおいて、所定の当選図柄が入賞した回数をカウントするものである。具体的には、回数カウント手段123は、RBゲーム中、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が連続して入賞した回数をカウントするものである。
【0111】
上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、最大で12回行うことができ、そのうち最大8回まで入賞することができるものである。そして、上記回数カウント手段123は、今回のJACゲームで青7、リプレイ、リプレイが揃った場合であって、且つ、前回のJACゲームで、青7、リプレイ、リプレイが揃っていないときには、回数を1に設定し、かかる数値1を回数記憶手段124に送出するものである。また、上記回数カウント手段123は、今回のJACゲームで青7、リプレイ、リプレイが揃った場合であって、且つ、前回のJACゲームでも、青7、リプレイ、リプレイが揃っているときには、回数記憶手段124に記憶された回数の数値に1を加算するものである。これにより、連続して青7、リプレイ、リプレイの入賞が続くことにより、回数を加算していき、途中で、青7、リプレイ、リプレイ以外、すなわち、リプレイ、リプレイ、リプレイや、ハズレの場合には、再度、回数記憶手段124に記憶される回数の数値は、1からカウントするものである。
【0112】
なお、ここで、カウントの対象となる当選図柄を、上述したように青7、リプレイ、リプレイと設定しているが、特にこれに限定されるものではなく、赤7、リプレイ、リプレイ等の他の当選図柄に設定しても良いものである。
また、ここで、RBゲーム中の当選図柄を、リプレイ、リプレイ、リプレイと、青7、リプレイ、リプレイとの二つ設け、そのうちの青7、リプレイ、リプレイだけを、回数カウント手段123のカウントの対象となる当選図柄に設定しているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、RBゲームの当選図柄をリプレイ、リプレイと、青7、リプレイ、リプレイと、赤7、リプレイ、リプレイとの三つ設け、それらのうち青7、リプレイ、リプレイと、赤7、リプレイ、リプレイとの二つを、回数カウント手段123のカウントの対象となる当選図柄に設定しても良いものである。或いは、二以上の複数の当選図柄を、回数カウント手段123のカウントの対象となる当選図柄に設定しても良いものである。
【0113】
また、ここで、上記回数カウント手段123は、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄がRBゲーム中に連続して入賞した場合を対象としているが、特にこれに限定されずに、連続でなくてもRBゲーム中に青7、リプレイ、リプレイが入賞した回数をカウントするようにしても良いものである。
(回数記憶手段124)
上記回数記憶手段124は、回数カウント手段123がカウントした回数を記憶するものである。具体的には、回数記憶手段124は、0、1、2、3、4のいずれかの数値を記憶しているものである。
【0114】
(有利設定手段125)
上記有利設定手段125は、回数記憶手段124からの所定の当選図柄の入賞回数が連続して4回に到達することにより、特定遊技(RBゲーム)終了後の特定導入遊技(BBゲーム)に関して遊技者に対する有利な設定を行うものである。具体的には、有利設定手段125は、回数記憶手段124に記憶した所定の当選図柄(青7、リプレイ、リプレイ)の入賞回数が連続して4回に到達することを、遊技者に対する有利な設定を行うための条件としている。
【0115】
なお、ここで、有利設定手段125は、遊技者に対する有利な設定を行うための条件として、上記当選図柄の入賞回数が連続して4回に到達することに設定しているが、この連続4回に限定されるものではなく、入賞回数の合計回数が4回に到達することを、有利設定を行うための条件としても良いものである。すなわち、最大12回の特定当選遊技、いわゆるJACゲームが可能なRBゲーム中に、合計で4回、青7、リプレイ、リプレイが入賞することにより、有利設定手段125が有利設定をするようなものである。
【0116】
そして、有利設定手段125は、かかる条件を満足した場合、当該RBゲーム終了後のBBゲームの小役遊技において、1回だけ、報知装置66により、当選抽選手段110の当選抽選結果に関する情報の報知、具体的には、小役の当選フラグ成立の報知を行うものである。すなわち、有利設定手段125の有利設定とは、報知装置66により、BBゲームの小役遊技中、1回に限って、小役の当選フラグ成立を報知するものである。
【0117】
なお、ここで、有利設定手段125の有利設定は、上述したBBゲームの小役遊技中の1回に限定した小役の当選フラグ成立の報知に限定されるものではない。具体的には、例えば、小役の当選フラグ成立の報知回数を、1回以上の数値に設定しても良いものである。
さらに、有利設定手段125の有利設定として、BBゲームの小役遊技中、上述したように小役の当選フラグ成立の報知回数を、予め定めた所定の報知回数に制限することなく、BBゲームの小役遊技中、小役の当選フラグ成立を全て報知するように設定しても良いものである。
【0118】
また、かかる小役の当選フラグ成立の報知回数を、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄の入賞回数(n回)に対応するように設定しても良いものである。具体的には、例えば、特定遊技(RBゲーム)中、青7、リプレイ、リプレイが4回又は5回揃った場合(n=4又は5の場合)には、報知装置66による報知回数を1回に設定し、青7、リプレイ、リプレイが6回又は7回揃った場合(n=6又は7の場合)には、報知装置66による報知回数を2回に設定し、青7、リプレイ、リプレイが8回揃った場合(n=8の場合)には、報知装置66による報知回数を3回に設定するようなものである。
【0119】
(演出データ記憶手段151)
上記演出データ記憶手段151は、報知装置66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の表示装置66のスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
【0120】
(演出制御手段152)
上記演出制御手段152は、演出データ記憶手段151からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知装置66に出力し、かかる装置を制御するものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段151からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。
【0121】
また、演出制御手段122は、RBゲーム中、回数記憶手段124からの青7、リプレイ、リプレイの入賞回数を回数報知装置64からの制御信号に基づいて、回数報知装置64に出力し、かかる回数報知装置64を制御するものである。
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図3乃至図7に示したフローを用いて説明する。
【0122】
先ず、図3に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、既に、前回までの遊技でBBゲームに入賞して、BBゲーム中フラグが成立しているか(BBゲーム中フラグがONとなっているか)否かが判定される。なお、ここで、BBゲーム中フラグは、当選抽選手段110の抽選に成立するBBゲームの当選フラグとは種類が異なるもので、BBゲームの入賞から、BBゲームの終了条件が成立してBBゲームが終了するまで成立するもので、現在の遊技状態がBBゲーム中であるか否かを判断するための判断フラグとなるものである。そして、BBゲーム中フラグが成立していないと判定された場合、すなわち、現在の遊技状態がBBゲーム中でないと判定された場合、次のステップ102に進む。
【0123】
ステップ102において、当選抽選手段110により当選抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ105に進む。
【0124】
ステップ105において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ107に進む。
【0125】
ステップ107において、BBゲームに入賞したか否かが判定される。具体的には、BBゲームの当選フラグ成立中に、BBゲームの当選図柄7、7、7を入賞有効ライン上に揃えることができて、入賞することができたか否かが判定される。そして、BBゲームに入賞していないと判定された場合、次のステップ108に進む。
【0126】
ステップ108において、BBゲーム以外の他の当選図柄に入賞しているか否かが判定される。そして、BBゲーム以外の他の当選図柄に入賞していると判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、入賞した当選図柄に相当する枚数の遊技メダルの払い出し処理が行われる。そして、当該遊技は終了する。
【0127】
前記ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ104に進む。
前記ステップ107において、BBゲームに入賞していると判定された場合、次のステップ110に進む。
ステップ110において、BBゲームの当選図柄7、7、7に相当する枚数(15枚)の遊技メダルの払い出し処理が行われる。そして、次のステップ111に進む。
【0128】
ステップ111において、BBゲーム中フラグをON状態にする。これにより、現在の遊技状態がBBゲーム中となる。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ108において、BBゲーム以外の他の当選図柄に入賞していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
前記ステップ101において、BBゲーム中フラグが成立していると判定された場合、すなわち、現在の遊技状態がBBゲーム中であると判定された場合、次のステップ131に進む。
【0129】
ステップ131において、現在の遊技状態がRBゲーム中であるか否かが判定される。そして、現在の遊技状態がRBゲーム中でないと判定された場合、次のステップ132に進む。
ステップ132において、当選抽選手段110により、当選抽選処理が行われる。そして、次のステップ133に進む。
【0130】
ステップ133において、有利設定手段125により、有利設定フラグがON状態であるか否かが判定される。そして、有利設定手段125により、有利設定フラグがON状態であると判定された場合、次のステップ134に進む。
ステップ134において、小役遊技におけるいずれかの小役の当選フラグが成立中であるか否かが判定される。そして、いずれかの小役の当選フラグが成立中であると判定された場合、次のステップ135に進む。
【0131】
ステップ135において、表示装置68により、当選フラグ成立中の小役の当選図柄を、遊技者に向かって報知し、当該当選図柄の当選フラグが成立中であることを遊技者に知らせる。そして、次のステップ136に進む。
ステップ136において、有利設定手段125により、有利設定フラグをOFF状態とする。そして、次のステップ137に進む。
【0132】
ステップ137において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ138に進む。
ステップ138において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ139に進む。
ステップ139において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ140に進む。
【0133】
ステップ140において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ141に進む。
ステップ141において、いずれかの当選図柄が入賞しているか否かが判定される。そして、いずれかの当選図柄が入賞していると判定された場合、次のステップ142に進む。
【0134】
ステップ142において、入賞した当選図柄に相当する枚数の遊技メダルの払い出し処理が行われる。そして、次のステップ143に進む。
ステップ143において、BBゲームの終了条件が成立しているか否かが判定される。そして、BBゲームの終了条件が成立していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0135】
前記ステップ133において、有利設定手段125により、有利設定フラグがON状態でないと判定された場合、次のステップ137に進む。
前記ステップ134において、いずれの小役の当選フラグも成立中でないと判定された場合、ステップ137に進む。
前Kステップ140において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、次のステップ138に進む。
【0136】
前記ステップ141において、いずれの当選図柄も入賞していないと判定された場合、次のステップ143に進む。
前記ステップ143において、BBゲームの終了条件が成立していると判定された場合、次のステップ144に進む。
ステップ144において、現在の遊技状態がBBゲーム中であるか否かを判定するためのBBゲーム中フラグがOFFとなる。そして、当該遊技は終了する。
【0137】
前記ステップ131において、現在の遊技状態がRBゲーム中であると判定された場合、次のステップ151に進む。
ステップ151において、当選抽選手段110により、当選抽選処理が行われる。そして、次のステップ152に進む。
ステップ152において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ153に進む。
【0138】
ステップ153において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ154に進む。
ステップ154において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ155に進む。
ステップ155において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ156に進む。
【0139】
ステップ156において、いずれかの当選図柄が入賞しているか否かが判定される。そして、いずれかの当選図柄が入賞していると判定された場合、次のステップ157に進む。
ステップ157において、入賞した当選図柄に相当する枚数の遊技メダルの払い出し処理が行われる。そして、次のステップ158に進む。
【0140】
ステップ158において、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が入賞有効ライン(中段ライン)上に揃ったか否かが判定される。そして、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が入賞有効ライン(中段ライン)上に揃っていると判定された場合、次のステップ159に進む。
ステップ159において、RBゲームの前回遊技も、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否が判定される。そして、前回遊技も、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が入賞有効ライン上に揃っていると判定された場合、次のステップ160に進む。
【0141】
ステップ160において、回数カウント手段123が、回数記憶手段124からの青7、リプレイ、リプレイの当選図柄の入賞回数を採取し、その回数に1を加算して、その後、回数記憶手段124に記憶させる。そして、次のステップ161に進む。
ステップ161において、有利設定手段125により、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄の入賞回数が4回に到達したか否かが判定される。そして、有利設定手段125により、かかる当選図柄の入賞回数が4回に到達していると判定された場合、次のステップ162に進む。
【0142】
ステップ162において、有利設定手段125により、有利設定フラグをON状態にする。そして、回数カウント手段123が、回数記憶手段124に記憶した入賞回数の数値を0に戻す。そして、次のステップ163に進む。
ステップ163において、BBゲームの終了条件が成立しているか否かが判定される。そして、BBゲームの終了条件が成立していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0143】
前記ステップ155において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ153に進む。
前記ステップ156において、いずれの当選図柄も入賞していないと判定された場合、次のステップ163に進む。
前記ステップ158において、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が入賞有効ライン(中段ライン)上に揃っていないと判定された場合、次のステップ163に進む。
【0144】
前記ステップ159において、前回遊技で、青7、リプレイ、リプレイの当選図柄が入賞有効ライン上に揃っていないと判定された場合、次のステップ165に進む。
ステップ165において、回数カウント手段123が、回数記憶手段124の青7、リプレイ、リプレイの当選図柄の入賞回数を1に設定する。そして、次のステップ161に進む。
【0145】
前記ステップ161において、有利設定手段125により、かかる当選図柄の入賞回数が4回に到達していないと判定された場合、次のステップ163に進む。前記ステップ163において、BBゲームの終了条件が成立していると判定された場合、次のステップ164に進む。
ステップ164において、現在の遊技状態がBBゲーム中であるか否かを判定するためのBBゲーム中フラグがOFFとなる。そして、当該遊技は終了する。
【0146】
上述したステップ102の抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
【0147】
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
【0148】
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
【0149】
なお、ステップ132及びステップ151の抽選処理も、上述したステップ200乃至ステップ204で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
上述したステップ105の回転リール40の回転停止処理について、図7を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
【0150】
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0151】
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
【0152】
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
【0153】
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
【0154】
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステップ305で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置から近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置から遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
【0155】
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
【0156】
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
【0157】
なお、ここで、ステップ139及びステップ154の回転リール40の回転停止処理も、上述したステップ300乃至ステップ305と同様であるため説明を省略する。
また、ここで、本実施の形態のフローでは、RBゲームの最終遊技で青7、リプレイ、リプレイが揃って、次のRBゲームの最初の遊技で、また連続して青7、リプレイ、リプレイが揃ったときは、二つのRBゲーム間で回数記憶手段124の入賞回数の数値が引き継がれることになる。もちろん、これに限定されることなく、二つのRBゲーム間で回数記憶手段124の入賞回数の数値が引き継がれないように設定しても良いものである。具体的には、ステップ131とステップ132との間に、回数記憶手段124に記憶された入賞回数の回数クリアの設定を挿入することにより、次のRBゲームのスタート時には、回数記憶手段124の入賞回数を0に設定することができるものである。
【0158】
また、この遊技機10は、複数の図柄61を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱数を用いて当選図柄61の抽選を行うための当選抽選手段110、前記当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄61を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、前記特定遊技中、所定の当選図柄61が入賞した回数をカウントする回数カウント手段123、前記回数カウント手段123がカウントした回数を記憶する回数記憶手段124、前記回数記憶手段124からの所定の当選図柄61の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段125として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。この制御手段は、具体的には、図1に示す通常遊技制御手段70や、特定導入遊技制御手段91及び特定遊技制御手段101からなる特別遊技制御手段80を含むものである。
【0159】
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
なお、図柄表示手段は、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。
また、この図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。
【0160】
また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
また、ここで、上述した実施の形態では、有利設定手段125は、有利設定をBBゲームの小役遊技の小役の当選フラグ成立の報知として設定しているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、BBゲーム中の小役の当選図柄として、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の停止図柄として、リプレイ、リプレイ、赤7と、リプレイ、リプレイ、青7とが設けられている。そして、右側回転リール45の赤7と、青7とは、同時に入賞有効ライン上に引き込み可能な停止操作位置は、右側回転リール45上に無いように設定されている。そして、通常のBBゲームの小役遊技では、リプレイ、リプレイ、赤7と、リプレイ、リプレイ、青7とのいずれかの当選フラグが成立した場合、特定の一方を明示することなく、いずれか一方が当選していることだけを遊技者に向かって報知する。そして、RBゲーム中の特定当選図柄を連続して4回入賞することができた場合、有利設定手段125の有利設定として、次の小役遊技では、1回に限って、リプレイ、リプレイ、赤7と、リプレイ、リプレイ、青7との特定の一方が当選していることを、特定の一方を具体的に明示して遊技者に向かって報知するように設定しても良いものである。
【0161】
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「制御手段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御装置20となるものである。また、かかる場合には、制御手段は、例えば、ホッパーユニット65を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。
【0162】
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
【0163】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1及び2)
請求項1及び2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0164】
すなわち、請求項1及び2記載の発明によれば、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができ、また、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供することができる。
【0165】
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報を有利設定として得ることができる遊技機を提供することができる。
【0166】
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、当選抽選結果に関する情報の報知回数を所定の回数に定めることにより、遊技者に付与される有利性の程度を調整することができる遊技機を提供することができる。
【0167】
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項3または請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、自己の技量の程度に応じて、当選抽選結果に関する情報を得ることができて、入賞を導くことができるという達成感や満足感を得ることができる遊技機を提供することができる。
【0168】
(請求項6)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、連続したm回の遊技に渡って、有利性を享受できる期待感と、連続して入賞させる緊張感とが入り交じった興奮性の高い遊技を続けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供することができる。
【0169】
(請求項7)
請求項7記載の発明によれば、上記した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、特定遊技中、新たな遊技性を持たせることができ、また、特定遊技中の当選図柄の差別化を図ることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供することができる。
【0170】
(請求項8)
請求項8記載の発明によれば、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8記載の発明によれば、回数記憶手段による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知することができる遊技機を提供することができる。
【0171】
(請求項9)
請求項9記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項9記載の発明によれば、遊技機を、有利設定手段等として機能させることにより、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができ、また、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができるようにした遊技機用プログラムを提供することができる。
【0172】
(請求項10)
請求項10記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項10記載の発明によれば、遊技機を、有利設定手段等として機能させることにより、特定遊技中の自己の技量により、遊技を自己に有利な設定にすることができるという達成感や満足感を得ることができ、また、特定遊技を、新たな遊技性を持ったものにすることができて、特定遊技が単調となることを回避し、特定遊技を興味溢れるものにすることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図4】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図7】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 メダル投入口
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 23 主基板
24 サブ基板 30 スタートスイッチ
40 回転リール 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
64 回数報知装置 65 ホッパーユニット
66 報知装置 67 スピーカ
68 表示装置 69 報知ランプ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊技制御手段
100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 乱数生手段
112 乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 判定手段 121 演出データ記憶手段
122 演出制御手段 123 回数カウント手段
124 回数記憶手段 125 有利設定手段

Claims (10)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、
    乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段とを備え、
    前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記回転リールの当選図柄が所定の停止位置で停止することを条件として入賞して遊技者に利益を付与するように設定された遊技機において、
    遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、
    前記特別遊技は、当選確率の高い特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備え、
    前記遊技機は、
    前記特定遊技中、所定の当選図柄が入賞した回数をカウントする回数カウント手段と、
    前記回数カウント手段がカウントした回数を記憶する回数記憶手段と、
    前記回数記憶手段からの所定の当選図柄の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定導入遊技は、複数の前記特定遊技と、前記特定遊技に移行可能であるとともに小役の入賞が可能な複数の小役遊技とを備え、
    前記有利設定手段は、
    前記特定遊技中に回数カウント手段がカウントして回数記憶手段が記憶した入賞回数がn回に到達することを条件として、
    当該特定遊技終了後の前記小役遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機は、前記当選抽選手段の当選抽選に関する情報を報知するための報知装置を備え、
    前記有利設定手段の有利設定とは、前記報知装置により、前記当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報の報知であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の遊技機。
  4. 前記有利設定手段は、前記報知装置による前記当選抽選手段の当選抽選結果に関する情報の報知回数を定めていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記有利設定手段は、前記報知装置による前記報知回数を、前記当選図柄の入賞回数のn回に対応するように設定したことを特徴とする請求項3または請求項4記載の遊技機。
  6. 前記有利設定手段は、前記特定遊技中に所定の当選図柄を連続してm回入賞させることを条件として、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技中に遊技者に有利な遊技の設定を行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記特定遊技は、所定の停止位置で停止することにより入賞可能な当選図柄を複数個、設け、
    前記有利設定手段は、それらの当選図柄のうちのいずれか一つの当選図柄が、当該特定遊技中にn回入賞することにより前記有利設定を行うように設定したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 前記遊技機は、前記回数記憶手段による所定の当選図柄の入賞回数を遊技者に向かって報知するための回数報知装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、
    前記特別遊技は、当選確率の高い特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備え、
    遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、
    乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、
    前記特定遊技中、所定の当選図柄が入賞した回数をカウントする回数カウント手段、
    前記回数カウント手段がカウントした回数を記憶する回数記憶手段、
    前記回数記憶手段からの所定の当選図柄の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段として機能させるための遊技機用プログラム。
  10. 遊技として、通常遊技と、特定の入賞或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、
    前記特別遊技は、当選確率の高い特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくとも備え、
    遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、
    乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制御手段、
    前記特定遊技中、所定の当選図柄が入賞した回数をカウントする回数カウント手段、
    前記回数カウント手段がカウントした回数を記憶する回数記憶手段、
    前記回数記憶手段からの所定の当選図柄の入賞回数がn回に到達することにより、当該特定遊技終了後の前記特定導入遊技に関して遊技者に対する有利な設定を行う有利設定手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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